JPH0374310A - 歯科用接着剤組成物 - Google Patents

歯科用接着剤組成物

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JPH0374310A
JPH0374310A JP1207879A JP20787989A JPH0374310A JP H0374310 A JPH0374310 A JP H0374310A JP 1207879 A JP1207879 A JP 1207879A JP 20787989 A JP20787989 A JP 20787989A JP H0374310 A JPH0374310 A JP H0374310A
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JP
Japan
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meth
group
polymerizable unsaturated
acrylate
radical polymerization
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JP1207879A
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Takayuki Makino
槇野 隆之
Nobuhiro Mukai
向 信博
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/30Compositions for temporarily or permanently fixing teeth or palates, e.g. primers for dental adhesives

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生体歯牙組織と該組織を修復する材料(金属
材料、有機高分子材料、セラミックス材料等)とを接着
させるために用いられる、接着性の優れた歯科用接着剤
組成物に関する。
(1) 〔従来の技術〕 従来より、歯牙組織と該組織を修復する材料(特に金属
材料)とを接着させる接着剤として、粉−液を使用時に
混合して使用す基タイプが提案されている。すなわち、
無機粉末あるいはポリマー粉末からなる粉成分と、ラジ
カル重合性不飽和モノマーの混合物にリン酸エステル化
合物、トリメリット酸エステル、シラン化合物等を接着
成分として配合した液成分とを、ラジカル重合開始剤に
より、常温で重合硬化させるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
該接着剤は、その用途的必然性から、常温(室温)付近
の温度範囲で、かつ短時間(一般に5〜6分位)に重合
硬化させ、所望の機能を発現させなければならない場合
が多い。しかしながら、リン酸エステル化合物を含有す
る組成物は、接着性に優れているとされているが、実際
に使用してみると常温レドックス(例えば過酸化物と芳
香族アミンとの組合せ)ラジカμ重(2) 合性が悪いため必ずしも接着性が良いとは言えない。ま
た、力μホキシル基やその無水物基を有する(メタ)ア
クリレートモノマーヲ含有fる組成物の場合、初期接着
力はあるものの極めて親水性の酸官能基を含有するため
水分を吸収して著しく耐水性に劣る。一方、単にシラン
化合物を接着成分として、ラジカル重合性不飽和モノマ
ーに混合した組成物の場合も著しく耐水性に劣り、初期
接着性はあるものの、口腔内のように湿潤し、しかも温
度変化の激しい環境下で長期にわたって歯牙に強く接着
させることはできなかった。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述した現状に鑑み鋭意検討した結果、
分子中に力μホキシル基又はその無水基を含1ないラジ
カル重合性不飽和モノマーと重合性不飽和基を有するシ
ラン化合物を予めラジカル共重合させ、ポリマー中に共
有結合で結合したシラン化合物を存在させることによっ
て、上記従来技術の問題点をすべて解決できる(3) ことを見い出し本発明に至った。本発明の目的は、生体
歯牙組織と該組織を修復する材料、特に金属材料との接
着にかいて問題であった耐水性を著しく向上させ、しか
も実用上十分な接着力を有する新規な歯科用接着剤を提
供することにちる。
すなわち、本発明の歯科用接着剤組成物は、(a)  
分子中に力μホキシル基又はその無水基を含まないラジ
カル重合性不飽和モノマーの1種以上と、重合性不飽和
基を有するシラン化合物をラジカル共重合させて得られ
る高分子化合物粉末 (b)  ラジカル重合性不飽和モノマーの1種以上(
c)  ラジカル重合開始剤 を主成分として構成される。
本発明の(a)成分の分子中にカルボキシp基又はその
無水基を含まないラジカル重合性不飽和モノマーは、単
官能性のものでも多官能性のものでもよい。分子中に力
μホキシル基又はその無水基を含1ない単官能性ラジカ
ル重合性不飽(4) 和モノマーの具体例としては、メチ/I/(メタ)アク
リレート、エチ/I/(メタ)アクリレート、ベンジ/
L/(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリ
レートなどを挙げることができるが、中でもメチルメタ
アクリレート、ベンジμメタクリレートが好適に使用さ
れる。
また、分子中に力μホキシル基又はその無水基を含まな
い2官能性不飽和モノマーの例としては、エチレングリ
コ−pジメタクリレート、ジエチレングリコ−μジメタ
クリレート、トリエチレンクリコーμジメタクリレ−1
−11,6−ヘキサンジオ−μジメタクリレート、ネオ
ベンチμグリコーpジメタクリレート、2.2ビス(4
−(3−メタクリロイμオキシー2−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル〕フロパン、2,2ビス〔4−(メタク
リロイμオキシジェトキシ)フエ二μ〕プロパン、2.
2ビス[4−(メタクリロイルオキシポリエトキシ)フ
エ二μ〕フロパンなどを挙げることができるが、中でも
エチレングリコ−pジメタクリレート、トリエチレ(5
) ングリコーμジメタクリレート、2.2ヒス〔4−(3
−メタクリロイμオキシー2−ヒドロキシプロポキシ)
フェニル〕プロノ(ンが好適に使用される。
また、分子中に力μホキシル基又はその無水基を含!な
い3官能性以上の不飽和モノマーの例としては、トリメ
チロ−μプロ!<ントリ(メタ)アクリレート、テトラ
メチロ−!レメタントリ(メタ)アクリV−)、テトラ
メチロールメタンテトラ(メタ)アクリレートなどが好
適に使用される。
また、−数式(1) (6) 埒 ・・・ (1) 〔式中、nは1〜1oの整数を表し、R1及びR2は水
素原子またはメチル基を表す。〕で示されるイソシアヌ
ール酸骨格の6官能ウレタン系(メタ)アクリレート類
なども使用することができ、その具体例として一般式(
1)の中でn == 6、R1が水素原子でR2がメチ
ル基で示される6官能ウレタン系アクリレート(以下U
−6HAと略(7) 記する)及びn = 6、R1、R2ともにメチル基で
示される6官能ウレタン系メタクリレートが好適に使用
される。
また、一般式(2) %式% (式中、R3、R4は各々独立にH又はメチル基、Xは
一0H2−+ −0H20H2−1−(aI(、)3+
 −(”’2)4−OH3 −(”R2)s−+  −(aa、)、−、又は−am
、−c−cHQ−cH−a’g、−az−OH3GH8 (8) である。) で示される4官能ウレタン(メタ)アクリレート類など
も使用することができ、その具体例として、一般式(2
)の中で、R3が水素原子でR4がメチル基、Xが−(
OHの6−で示される4官能ウレタン(メタ)アクリレ
ート(以下U−4HAと略記する)及び、R3,R4が
ともにメチル基、Xが−(CHD6−で示される4官能
ウレタンメタクリレートが好適に使用される。
本発明の(a)成分である重合性不飽和基を有するシラ
ン化合物は、通常使われているシランカップリング剤の
内、ラジカル重合性不飽和モノマーと共重合できるもの
、すなわち重合性不飽和基を分子内に持つものが好適に
使用される。
その具体例として、ビニμトリエトキシシラン、ビニル
トリス(β−メトキシ−エトキシ)シラン、γ−メタク
リロイルオキシプロピμトリメトキシシラン、ビニμイ
ソシアネートシラン等が挙げられるが、中でもγ−メタ
クリロイμオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニμ
トリ(9) エトキシシラン、ビニμイソシアネートシランが好適に
使用される。
高分子化合物粉末製造に際して、分子中に力μボキシμ
基又はその無水基を含1ないラジカル重合性不飽和モノ
マーと重合性不飽和基を有するシラン化合物との配合比
は、重合性不飽和基を有するシラン化合物を該モノマー
に対して、1〜50重量係重量間内で一般に製造される
重合性不飽和基を有するシラン化合物がこれ以上の割合
で用いられると、接着性は維持できるものの硬化後の接
着層自身の構造強度が失われ、また耐水性も失われる。
ラジカル重合開始剤としては、ジクミμパーオキサイド
、ベンシイμパーオキサイド、アゾビスイソブチロニト
リルなどが、上記モノマー重合性不飽和基を有するシラ
ンからなる混合物の合計量に対して、約0.01〜5重
量係程度用いられる。
該高分子化合物粉末は、前記成分を主7ヒる構成要素と
し通常のラジカル重合法をもって製造(10) され、その具体的方法としては、これらの各成分からな
る混合物を常圧下、塊状重合、懸濁重合、溶液重合、乳
化重合等の方法で重合を行い、場合によっては生成物を
機械的に粉砕して目的とする高分子化合物粉体を得る。
本発明の歯科用接着剤組成物は、得られた高分子化合物
粉末と本発明の(b)成分であるラジカル重合性不飽和
モノマーとを混合して使用されるが、臨床上の操作を意
図した場合、粉と液が混ざb易くしかもペースト状にな
ることが好ましい。その際該高分子化合物粉末の形状は
、球状であっても、無定型であっても良いが、平均粒子
径が0.01μm〜200μmであることが好ましい。
又、該高分子化合物粉末が、架橋構造体でない場合でも
、その重合度は広範囲に適用可能であるが、中でも10
〜1000であることが好ましい。
本発明の(b)成分であるラジカル重合性不飽和モノマ
ーは単官能性のものでも多官能性のものでもよい。
(11) 単官能性不飽和モノマーの具体例としては、メチ7+/
(メタ)アクリレート、エチ/I/(メタ)アクリレー
ト、プロピ/L/(メタ)アクリレート、ブチ/L/(
メタ)アクリレート、ベンチμ(メタ)アクリレート、
ヘキシ/l/(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル1スチレン、ア
クリロニトリμ、グリシジフレメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、メタクリロキシエチルフォスフェー
ト等を挙げることができるが、中でもメチμアクリレー
ト、メチルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メタクリロキシ
エチルフォスフェートが好適に使用される。
lた、二官能性不飽和モノマーの例としては、下記一般
式(3) (式中、R5は水素原子またはメチル基、pは1(12
) 〜20の整数である。) で示されるポリエチレングリコ−μジ(メタ)アクリv
−)などを使用することができ、具体例としては、エチ
レングリコ−μジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコ−μジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
−μジ(メタ)クリレート、テトラエチレングリコ−μ
ジ(メタ)アクリレート、ペンタエチレングリコ−/L
/ジ(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコ−μ
ジ(メタ)アクリレート、ヘプタエチレングリコ−μジ
(メタ)アクリレート、オクタエチレングリコ−μジ(
メタ)アクリレート、ノナエチVングリコールジ(メタ
)アクリレート、テカエチレングリコーμジ(メタ)ア
クリレート、pが14のポリエチレングリコ−/l/(
メタ)ジアクリレート、pが17のポリエチレングリコ
−pジ(メタ)アクリレート、pが19のポリエチレン
グリコ−μジ(メタ)アクリv−)等を挙げることがで
きるが、中でもエチレングリコ−μジ(メタ)アクリレ
ート、(13) トリエチレングリコ−pジ(メタ)アクリレート、ノナ
エチレングリコ−μジ(メタ)アクリレート、pが14
のポリエチレングリコ−μ(メタ)ジアクリレートが好
適に使用される。
サラニ、1.6−ヘキサンジオ−pジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチμグリコーμジ(メタ)アクリレート
、トリメチロ−pプロパントリ(メタ)アクリレート、
ジメタクリロイμオキシェチμフォスフェートなども使
用することができ、中でもトリメチロ−μプロパントリ
アクリレート、1.6−ヘキサンジオ−μジ(メタ)ク
リレート、ジメタクリロイルオキシエチpフォスフェー
トが好適に使用される。
また下記一般式(4) %式% (4) (14) (式中、RoはH昔たはメチル基、pは1〜2゜の整数
である。) 及び下記一般式(5) %式% (5) (式中、R7は各々独立にH又はメチル基、pは1〜2
0の整数である。)で示されるビスフェノ−μAフジグ
リシジ1/(メタ)アクリレート類なども使用すること
ができその具体例として、2.2−ビス(4−メタクリ
ロイルオキシポリエトキシフエニ/l/)プロパン、2
.2−ビス〔4−(3−メタクリロイμオキシー2−ヒ
ドロキシプロポキシ)フエ二μ〕プロパン、1.2−ビ
ス〔3−(メタ)アクリロイμオキシー2−ヒドロキV
プロポキシ〕エタン、1.4−ビス〔6−(15) (メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシフ゛ プロポキシ〕ヂタンなどが好適に使用される。
豊た、一般式(6) %式% (6) (式中、R8,R,はH又はメチル基、又は、−cH,
、−、−aH2aH2−、−(cHの、−、−(OHの
4−OH3 −(OH,)、−、−(OH,)、−、−c+arc−
ca2−aH−cu、−ca、−0)I30H3 である。) (16) で示される4官能ウレタン(メタ)アクリレート類など
も使用することができ、その具体例として、一般式(6
)の中で、R8が水素原子でR9がメチル基、Xが−(
OHの6−で示される4官能ウレタン(メタ)アクリレ
ート(以下、U−4HAと略す)及びR8,R,がとも
にメチル基、Xが−(OH,)。−で示される4官能メ
タクリレート(以下U−4T(と略す)が好適に使用さ
れる。
本発明の(C)成分である重合開始剤は、アミン類と過
酸化物、スルフィン酸塩と過酸化物、又はアミン類・ス
ルフィン酸塩と過酸化物との組合せが好適に使用される
過酸化物としては、公知のフジカル重合触媒であるジア
セチルパーオキサイド、ジラウロイルパーオキサイド、
ジラウロイルパーオキサイド、ジベンゾイルパーオキサ
イド、ジーp−クロロベンゾイルパーオキサイドなどが
使用サレルカ、ジベンゾイルパーオキサイドが常温重合
性に優れているため特に好ましい。
アミン類としては、第1級アミン、第2級ア(17) ミンのいずれでも使用できるが、常温硬化の面から第3
級アミンが好適に使用される。
好lしい芳香族アミンの具体例としては、N。
N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチμアニリン、N
、N−ジ(β−ヒドロキシエチ/l/)アニリン、N、
N−ジメチル−p−トルイジン、N、N−ジエチμmp
−)μイジン、N、 N’−ジ(β−ヒドロキシエチル
)−p−)ルイジン、N−メチルア ニ リ ン 、 
 N −メ チ ル − p −ト ル イ ジ ン、
  N。
N−ジメチルアニシジン、N、N−ジエチμアニンジン
、ジフエニμアミンなどが使用されるが、特にN、N−
ジメチル−p−トルイジン、N、 N’ −シ(β−ヒ
ドロキシエチル)−1:)−)/レイジンが常温重合性
に優れているため好プしい。
スルフィン酸塩としては、p−トルエンスμフィン酸ナ
トリウム、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム、ベンゼン
スルフィン酸カリウム、ベンゼンスルフィン酸力μシウ
ム、ベンゼンスルフィン酸バリウム、ベンゼンスルフィ
ン酸アンモニウムなどが使用されるが、特に1)−)/
レエ(18) ンスμフィン酸ナトリウムが常温重合性に優れているた
め好ましい。
これらのレドックス重合開始剤の添加は、全ラジカル重
合性不飽和モノマーに対し、過酸化物001〜10重量
係の範囲が好ましく、特に0.05〜5重量係の範囲が
好適であり、芳香族アミン曾たはスμフィン酸塩0.0
1〜10重量係の範囲が好1しく、特に0.05〜5重
量係の範囲が好適である。
本発明の歯科用接着剤組成物は、上記の3戒分を主成分
として構成されるが、必要に応じて無機フィラー(例え
ばシリカ粉、石英粉、各種ガラス粉末等)、着色剤、重
合禁止剤(例えばハイドロキノン等)、酸化安定剤、紫
外線吸収剤、顔料、染料などを配合することもできる。
本発明の歯科用接着剤組成物は、通常上記の3戒分が混
合された状態で使用時まで貯蔵されるのが便利ではある
が、(a)成分の高分子化合物粉末中に、芳香族アミン
及びスμフィン酸塩類を配合し、ラジカμ重合性不飽和
モノマー中に(19) 過酸化物を配合して別々に貯蔵し、使用時に混合して用
いてもよい。
また本発明の歯科用接着剤組成物は、各種の修復剤へ適
用することができ、当該業界にトいて補綴材として一般
的であるアマルガム、アルミナ、金、合金材料や、コン
ポジットレジン(多官能モノマーに無機フィラーを配合
した複合材料)、歯冠用レジン等の熱硬化性材料のみな
らず、義歯床用レジンなどとして使われているポリメチ
ルメタクリレート、ポリスμホンポリカーボネートなど
の熱可塑性樹脂、あるいは各種セメント材料に対しても
優れた接着性を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明の歯科用接着剤組成物によれば、生体歯牙組織と
該組織を修復する材料との接着に際して従来技術では遠
戚することのできない、強固な接着力が得られ、長期耐
水性にも優れている。
〔実施例〕
(20) 以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔高分子化合物粉末の製造〕
製造例1 50〇−容量のガラス製セパラブ〃フラスコに、トμエ
ン300 S’、アゾビスイソブチロニトリ#(以下A
よりNと略記する) 101を入れた。次に、メチμメ
タクリレート(以下MMAと略記する)252とγ−メ
タクリロイμオキンプロピμトリメトキシシラン5vを
入れて、十分攪拌した。その後、70℃5時間攪拌を続
は共重合を行った。重合終了後、生成物を大量のメタノ
ール中に投入して未反応物を除去した。
さらに減圧乾燥を2日間行ったのち、ポールミpにて生
成物を粉砕し、高分子化合物粉末を得た。電子顕微鏡観
察によると粒子の形状は無定型であり、その平均粒径は
60μmであった。
(以下この高分子化合物粉末をF−1と略称する) 製造例2〜14 分子中に力pホキシル基又はその無水物を含壕ないラジ
カμ重合性不飽和モノマーと重合性不飽和基を有するシ
ラン化合物のa!類を変えた以外は、全て製造例1と同
様に高分子化合物粉末の製造を行った。表1に組成及び
平均粒子径を示した。
(21) (22) 比較製造例1〜3 分子中にカルボキシμ基を含むヲジカμ重合性不飽和モ
ノマーを使用したことと、重合性不飽和基を有するシラ
ン化合物を使用しなかったことを除いて、全て製造例1
と同様に高分子化合物粉末の製造を行った。表2に組成
を示した。
略称 1G・・・エチレングリコ−μジメタクリレート 3G・・・トリエチレングリコールジメタクリレート TMM・・・トリメチロ−μプロパントリメタクリレー
ト Bis−GMA・・◆2,2−ビス[4−(3−メタク
リロイルオキシ−2−ヒドロキシプ ロポキV)フェニル〕プロパン (24) (25) 〔高分子化合物粉末の製造〕で製造したポリマー粉末5
?にN、N−ジェタノーA/−p−)ルイジンQ、05
rSp−)μエンスルフィン酸0、02 Fを混合した
。一方、液成分として表3に示すモノマーとBPO(過
酸化ベンシイp;該モノマーに対して1.0重量幅)と
の混合物を製造した。
表  3 (26) 実施例1〜22 約10wX10mmの平面を持った金属片をへ1000
耐水@磨紙を用いて水流下でよく研磨して、平滑な表面
状態とした。この表面に本発明の接着剤組成物(高分子
化合物粉末と液成分を重量比で1対1で混合したもの)
を塗布した後、直径4−のアクリル棒を接着させた。1
時間後、金属片とアクリμ棒を接着させfcll。
37℃の水中に浸漬した。24時間後及び7日後、水中
から金属片を取り出し、引っ張り試験機で引っ張り接着
力を測定した。なか、測定条件を以下に示す。
引つ張シ試験機二 東洋ボールドウィン社製テンシロン クロスヘツドスピード(引っ張り速度):0、5 mm
 / min フルヌケ−iv  :   40に9w試験結果を表4
に示した。
使用金属:金銀パラジウム合金(商品名;キャストウニ
iv 12 ) 面至歯科工業■製 (27) 表  4 比較例1〜9 比較製造例で製造した高分子化合物粉末を使用したこと
以外は、実施例1と同様にして接着力を評価した。結果
を表5に示した。
表  5 (28) (29) 実施例23 金属種をニッケμクロム合金(商品名二SBポンドロイ
、三金工業■)に変えたことを除いて実施例5と同様に
して接着力を評価したところ、1日後の接着力142 
kg7cm2.1ケ月後の接着力150 kg7cm”
 テh ツ7’c。
〔発明の効果〕
本発明の歯科用接着剤組成物によれば、生体歯牙組織と
該組織を修復する材料との接着に際して従来技術では遠
戚することのできない、強固な接着力が得られ、長期耐
水性にも優れている。
ビニμシリルトリイソシアネー)、2−)ジメトキシシ
リμm1,3−ブタジエン及び6−メタクリロキジプロ
ビルシリpトリインシアネートから選ばれる1種以上で
ある特許請求の範囲第1項記載の歯科用接着剤組成物。
2、 ラジカル重合開始剤が有機過酸化物と芳香族アミ
ン、または、有−機過酸化物と芳香族アミン、スμフィ
ン酸塩を組み合わせたレドックス重合開始剤である特許
請求の範囲第1+1項分蝉ず弁幸に記載の歯科用接着剤
組成物。
〔付記〕
本発明の歯科用接着剤組成物の実施態様を付記する。
1、 重合性不飽和基を有するシラン化合物がγ−メタ
クリロキシプロピμトリメトキシシヲン、ビニルトリク
ロロシラン、ヒニμトリエトキシシヲン、ビニルトリメ
トキシシラン、(30) (31)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)分子中にカルボキシル基又はその無水基を含
    まないラジカル重合性不飽和モノマーの1種以上と、重
    合性不飽和基を有するシラン化合物をラジカル共重合さ
    せて得られる高分子化合物粉末 (b)ラジカル重合性不飽和モノマーの1種以上 (c)ラジカル重合開始剤 を主成分として構成される歯科用接着剤組成物。
JP1207879A 1989-08-14 1989-08-14 歯科用接着剤組成物 Pending JPH0374310A (ja)

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JP1207879A JPH0374310A (ja) 1989-08-14 1989-08-14 歯科用接着剤組成物
AU57952/90A AU621233B2 (en) 1989-08-14 1990-06-29 Dental adhesive compositon
US07/545,653 US5302630A (en) 1989-08-14 1990-06-29 Dental adhesive composition
DE90114192T DE69003776T2 (de) 1989-08-14 1990-07-24 Dentalklebstoffmischung.
EP90114192A EP0413174B1 (en) 1989-08-14 1990-07-24 Dental adhesive composition

Applications Claiming Priority (1)

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JP1207879A JPH0374310A (ja) 1989-08-14 1989-08-14 歯科用接着剤組成物

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