JPH035721A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH035721A JPH035721A JP13914189A JP13914189A JPH035721A JP H035721 A JPH035721 A JP H035721A JP 13914189 A JP13914189 A JP 13914189A JP 13914189 A JP13914189 A JP 13914189A JP H035721 A JPH035721 A JP H035721A
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- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は液晶表示素子に係り、特に電圧無印加時に液
晶分子をほぼ垂直配向させておき、電圧印加により液晶
分子の配向状態を変化させることにより複屈折を制御し
て表示を行う、いわゆる複屈折制御形の液晶表示素子に
関する。
晶分子をほぼ垂直配向させておき、電圧印加により液晶
分子の配向状態を変化させることにより複屈折を制御し
て表示を行う、いわゆる複屈折制御形の液晶表示素子に
関する。
(従来の技術)
従来、複屈折制御形の液晶表示素子は、透明電極を形成
した基板間に誘電率異方性が負の液晶を垂直配向させて
液晶セルとし、この液晶セルの両側にそれぞれの一光軸
の方向が直交する一対の偏光板を配置した構造となって
いる。
した基板間に誘電率異方性が負の液晶を垂直配向させて
液晶セルとし、この液晶セルの両側にそれぞれの一光軸
の方向が直交する一対の偏光板を配置した構造となって
いる。
電極に電圧を印加しない状態では、液晶層の複屈折の効
果がないため、光は透過せず、暗状態である。また、電
極に電圧を印加した状態では、液晶分子は水平方向に傾
き、その複屈折の効果により光が透過するようになり、
明状態となる。この時、液晶分子が傾く方向がランダム
であるより、一定の方向に揃っていた方が、画面の均一
性が良く、見易い表示が得られる。したがって、液晶分
子が一定方向に揃って傾くように液晶分子を基板法線に
対し若干傾けて配向させることが必要である。
果がないため、光は透過せず、暗状態である。また、電
極に電圧を印加した状態では、液晶分子は水平方向に傾
き、その複屈折の効果により光が透過するようになり、
明状態となる。この時、液晶分子が傾く方向がランダム
であるより、一定の方向に揃っていた方が、画面の均一
性が良く、見易い表示が得られる。したがって、液晶分
子が一定方向に揃って傾くように液晶分子を基板法線に
対し若干傾けて配向させることが必要である。
通常、この構成をとった場合、液晶表示素子を真正面か
ら観察する場合には高いコントラスト比の表示が得られ
る。しかし、正面から傾斜した方向から観察する場合に
は、正面と比べ複屈折の大きさが変化するため表示に色
が付いたり、光の洩れが多くなり、コントラスト比が低
い表示となる。
ら観察する場合には高いコントラスト比の表示が得られ
る。しかし、正面から傾斜した方向から観察する場合に
は、正面と比べ複屈折の大きさが変化するため表示に色
が付いたり、光の洩れが多くなり、コントラスト比が低
い表示となる。
そこで、例えば特開昭62−210423号公報には、
複屈折を補償する偏光手段を設け、液晶セルに入射する
偏光を円偏光に近い偏光とすることによって、斜め方向
から観測した時のコントラスト比を改善することが提案
されている。
複屈折を補償する偏光手段を設け、液晶セルに入射する
偏光を円偏光に近い偏光とすることによって、斜め方向
から観測した時のコントラスト比を改善することが提案
されている。
また、複屈折制御形の液晶表示素子は、垂直配向してい
る液晶分子が電界を印加することによって傾くという動
作原理に起因して、表示素子を法線方向から観察したと
きの光の透過率が悪いという特性を有している。表示素
子を法線方向から観察したときの光の透過率を向上させ
るには、液晶材料の複屈折異方性を大きくしたり、液晶
セルの厚みを増加することが有効である。しかし、この
場合、液晶素子を斜め方向から観察した場合にコントラ
スト比が大巾に劣化したり、表示に色が付いたりし、実
用に耐えないものとなってしまう。
る液晶分子が電界を印加することによって傾くという動
作原理に起因して、表示素子を法線方向から観察したと
きの光の透過率が悪いという特性を有している。表示素
子を法線方向から観察したときの光の透過率を向上させ
るには、液晶材料の複屈折異方性を大きくしたり、液晶
セルの厚みを増加することが有効である。しかし、この
場合、液晶素子を斜め方向から観察した場合にコントラ
スト比が大巾に劣化したり、表示に色が付いたりし、実
用に耐えないものとなってしまう。
この構成で、上記特開昭62−210423号公報に記
載されている偏光手段を用いても、斜め方向から見た場
合のコントラスト比、色付きは、実用に耐える程度まで
には改善されない。
載されている偏光手段を用いても、斜め方向から見た場
合のコントラスト比、色付きは、実用に耐える程度まで
には改善されない。
また、特開昭62−275227号公報に記載されてい
るように、偏光板と液晶セルとの間に適切なリタデーシ
ョンの位相差板を配置することにより、セル法線方向の
透過率は向上する。しかし、斜め方向から観察した場合
のコントラスト比は劣化する。
るように、偏光板と液晶セルとの間に適切なリタデーシ
ョンの位相差板を配置することにより、セル法線方向の
透過率は向上する。しかし、斜め方向から観察した場合
のコントラスト比は劣化する。
(発明が解決しようとする課題)
特開昭62−210423号公報に記載の液晶素子では
、表示素子を斜め方向から観察した時のコントラスト比
は改善される。しかし、表示素子を法線方向から観察し
たときの光の透過率が低く、このため視認性が悪く、ま
た実用化のためには高い輝度のバックライトを使用しな
ければならない等問題となる。
、表示素子を斜め方向から観察した時のコントラスト比
は改善される。しかし、表示素子を法線方向から観察し
たときの光の透過率が低く、このため視認性が悪く、ま
た実用化のためには高い輝度のバックライトを使用しな
ければならない等問題となる。
この発明は、上記のような問題点を解決し、透過率を増
加させ、明るく、また視野角が広く、広い範囲で斜め方
向から観測しても高いコントラスト比が得られる複屈折
形の液晶表示素子を提供することを目的とする。
加させ、明るく、また視野角が広く、広い範囲で斜め方
向から観測しても高いコントラスト比が得られる複屈折
形の液晶表示素子を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
この発明は、透明電極を形成した第1、第2の基板と、
これらの基板間に充填され、基板に対して垂直に配向さ
れた負の誘電率異方性を持つ液晶とを有する液晶セルと
、この液晶セルの両側にそれぞれ配設された第1、第2
の偏光板であって、それぞれの偏光板の偏光軸の成す角
度がほぼ90”とされた第1、第2の偏光板と、前記液
晶セルと前記第1、第2の偏光板との間にそれぞれ配設
された第1、第2の複屈折媒体とを備えた複屈折制御形
の液晶表示素子において、前記液晶の複屈折異方性Δn
と液晶層の層厚dとの積Δndが、0.6μm≦Δnd
≦0.9μmの範囲にあり、前記第1、第2の複屈折媒
体のそれぞれの光学軸が成す角度がほぼ90°であり、
第1の偏光板の偏光軸と前記第1の複屈折媒体の光学軸
との成す角度が概ね45°とされ、かつ第1の複屈折媒
体のリタデーションR1と、第2の複屈折媒体のリタデ
ーションR2とが、20nI|< l R1−R2<4
0r+mを満足することを特徴とする液晶表示素子であ
る。
これらの基板間に充填され、基板に対して垂直に配向さ
れた負の誘電率異方性を持つ液晶とを有する液晶セルと
、この液晶セルの両側にそれぞれ配設された第1、第2
の偏光板であって、それぞれの偏光板の偏光軸の成す角
度がほぼ90”とされた第1、第2の偏光板と、前記液
晶セルと前記第1、第2の偏光板との間にそれぞれ配設
された第1、第2の複屈折媒体とを備えた複屈折制御形
の液晶表示素子において、前記液晶の複屈折異方性Δn
と液晶層の層厚dとの積Δndが、0.6μm≦Δnd
≦0.9μmの範囲にあり、前記第1、第2の複屈折媒
体のそれぞれの光学軸が成す角度がほぼ90°であり、
第1の偏光板の偏光軸と前記第1の複屈折媒体の光学軸
との成す角度が概ね45°とされ、かつ第1の複屈折媒
体のリタデーションR1と、第2の複屈折媒体のリタデ
ーションR2とが、20nI|< l R1−R2<4
0r+mを満足することを特徴とする液晶表示素子であ
る。
(作 用)
複屈折制御形の液晶表示素子では、その表示品位は液晶
の複屈折異方性Δnと液晶層の厚さdとの積Δndに大
きく依存する。−船釣にΔndが大きいとコントラスト
比が高くなるが、視野角は狭くなる。一方Δndが小さ
いとコントラスト比が小さいが、視野角は広くなる。適
切なΔndの範囲は、本出願人により特願昭63−22
0511号で開示したように0.6μm≦Δnd≦0.
9μωであり、この範囲とすることによりコントラスト
比の高さと視野角の広さとを両立できる。本発明はΔn
dがこの範囲で特に有効に作用する。
の複屈折異方性Δnと液晶層の厚さdとの積Δndに大
きく依存する。−船釣にΔndが大きいとコントラスト
比が高くなるが、視野角は狭くなる。一方Δndが小さ
いとコントラスト比が小さいが、視野角は広くなる。適
切なΔndの範囲は、本出願人により特願昭63−22
0511号で開示したように0.6μm≦Δnd≦0.
9μωであり、この範囲とすることによりコントラスト
比の高さと視野角の広さとを両立できる。本発明はΔn
dがこの範囲で特に有効に作用する。
本発明では、液晶セルと、その両側に配置した第1.第
2の偏光板との間にそれぞれ第1.第2の複屈折媒体を
配置する。これらの複屈折媒体の光学軸は、互いにほぼ
90度となるように、またこれに接する偏光板の偏光軸
との成す角度はほぼ45″となるように配置する。なお
、これらの角度はリタデーションの微調整のために、±
5°程度の範囲内で調整が必要である。
2の偏光板との間にそれぞれ第1.第2の複屈折媒体を
配置する。これらの複屈折媒体の光学軸は、互いにほぼ
90度となるように、またこれに接する偏光板の偏光軸
との成す角度はほぼ45″となるように配置する。なお
、これらの角度はリタデーションの微調整のために、±
5°程度の範囲内で調整が必要である。
ここで本発明のように、第1.第2の複屈折媒体のリタ
デーションの値R1,R2を互いに異ならせることによ
り、液晶層で生じたリタデーションに2つの複屈折媒体
のリタデーションの差(R1−R2)だけが加わること
になる。従って、液晶セルをマルチブレクス駆動したと
きのオン時の透過率は増加する。一方、オフ時の透過率
は、R1−R2+が20〜40nmを満たす範囲とする
ことにより、著しく増加することはなく、結果としてコ
ントラストが高く、明るい表示が得られる。
デーションの値R1,R2を互いに異ならせることによ
り、液晶層で生じたリタデーションに2つの複屈折媒体
のリタデーションの差(R1−R2)だけが加わること
になる。従って、液晶セルをマルチブレクス駆動したと
きのオン時の透過率は増加する。一方、オフ時の透過率
は、R1−R2+が20〜40nmを満たす範囲とする
ことにより、著しく増加することはなく、結果としてコ
ントラストが高く、明るい表示が得られる。
また液晶素子を斜め方向から観察した場合のコントラス
ト比の維持、色付きの防止のためには、2つの複屈折媒
体のリタデーンヨンの値の和(R1+R2)を概ね12
0〜560nmの範囲に設定する必要がある。L20n
m以下では液晶素子を斜め方向から観察したときに、液
晶セルで生じたリタデーション変化を補償するに足りな
いことからコントラスト比が大巾に劣化する。即ち、明
暗が反転する現象が起こる。また5[i0nm以上では
、リタデーションが大きいことから液晶素子を斜め方向
から観察したときに色付きが生じ、さらにはコントラス
ト比は劣化する。
ト比の維持、色付きの防止のためには、2つの複屈折媒
体のリタデーンヨンの値の和(R1+R2)を概ね12
0〜560nmの範囲に設定する必要がある。L20n
m以下では液晶素子を斜め方向から観察したときに、液
晶セルで生じたリタデーション変化を補償するに足りな
いことからコントラスト比が大巾に劣化する。即ち、明
暗が反転する現象が起こる。また5[i0nm以上では
、リタデーションが大きいことから液晶素子を斜め方向
から観察したときに色付きが生じ、さらにはコントラス
ト比は劣化する。
以上のより斜めから液晶表示素子を観察したときに、液
晶セルのリタデーションを補償し、かつ液晶表示素子を
法線方向から観察したときとおむね同じコントラスト比
、色味を呈するためには、2つの複屈折媒体のリタデー
ションの和は、120nm<R1+R2< 560nm
の範囲とすることが必要である。
晶セルのリタデーションを補償し、かつ液晶表示素子を
法線方向から観察したときとおむね同じコントラスト比
、色味を呈するためには、2つの複屈折媒体のリタデー
ションの和は、120nm<R1+R2< 560nm
の範囲とすることが必要である。
本発明では、0.θμI≦Δnd≦0.9μmの範囲内
において特に有効で、このΔndの範囲をはずれると、
複屈折媒体による補償効果が低下するため、光の透過率
、視野角の改善効果は著しく低下する。
において特に有効で、このΔndの範囲をはずれると、
複屈折媒体による補償効果が低下するため、光の透過率
、視野角の改善効果は著しく低下する。
(実施例)
この実施例の液晶表示素子は、第1図に断面図を、また
第2図に各部材の配置構成を示すように構成され、液晶
セル10とこの液晶セル10の外側に配設された第1、
第2の偏光板20.22と、第1.第2の偏光板20.
22と液晶セル10との間に配置された第1.第2の複
屈折媒体24.26とからなっている。
第2図に各部材の配置構成を示すように構成され、液晶
セル10とこの液晶セル10の外側に配設された第1、
第2の偏光板20.22と、第1.第2の偏光板20.
22と液晶セル10との間に配置された第1.第2の複
屈折媒体24.26とからなっている。
液晶セル10は、対向配置された第1.第2の基板1,
2と、これら第1.第2の基板1,2間に充填された誘
電率異方性が負の液晶3より構成されている。第1の基
板1の液晶3と接する側には透明な走査電極4とその」
二の微少プレチルト角を有する垂直配向膜5を有してい
る。また、第2の基板2の液晶3と接する側には透明な
信号電極6とその上の微少プレチルト角を有する垂直配
向膜7ををしている。垂直配向膜5,7は、−塩基性金
属錯体により形成し、表面をラビングした。
2と、これら第1.第2の基板1,2間に充填された誘
電率異方性が負の液晶3より構成されている。第1の基
板1の液晶3と接する側には透明な走査電極4とその」
二の微少プレチルト角を有する垂直配向膜5を有してい
る。また、第2の基板2の液晶3と接する側には透明な
信号電極6とその上の微少プレチルト角を有する垂直配
向膜7ををしている。垂直配向膜5,7は、−塩基性金
属錯体により形成し、表面をラビングした。
また液晶3には複屈折異方性Δnが0.095であるE
N−18(チッソ社製)を用い、液晶3の層厚dは8μ
lとし、Δndを0.76μlとした。なお、8はシー
ル+、イを示す。
N−18(チッソ社製)を用い、液晶3の層厚dは8μ
lとし、Δndを0.76μlとした。なお、8はシー
ル+、イを示す。
また、第1.第2の複屈折媒体24.26には、それぞ
れリタデーションR1,R2が170nm。
れリタデーションR1,R2が170nm。
140nff+の延伸ポリマーフィルムからなる位相差
板を用いた。第1.第2の複屈折媒体24.26は、位
相差板の光学異方軸(以下単に光学軸と称す。
板を用いた。第1.第2の複屈折媒体24.26は、位
相差板の光学異方軸(以下単に光学軸と称す。
延伸ポリマーフィルムの場合は延伸軸と一致する)が第
2図に示すように、y軸に対し、それぞれ40度、13
5度に配設した。第1.第2の偏光板20.22の偏光
軸は互いに直交するように配置され、一方の偏光板20
の偏光軸は第2図のy軸と平行になるように配置される
。なお、液晶分子は電界印加によってy軸方向へ傾斜す
るように、垂直配向膜5,7をラビングして基板に対し
てプレチルト角α、例えば0.5度を持たせである。
2図に示すように、y軸に対し、それぞれ40度、13
5度に配設した。第1.第2の偏光板20.22の偏光
軸は互いに直交するように配置され、一方の偏光板20
の偏光軸は第2図のy軸と平行になるように配置される
。なお、液晶分子は電界印加によってy軸方向へ傾斜す
るように、垂直配向膜5,7をラビングして基板に対し
てプレチルト角α、例えば0.5度を持たせである。
この実施例の液晶表示素子は、走査電極4と信号電極6
に電圧が印加されない時には、液晶分子は第1、第2の
基板1,2に対して垂直となっている。一方、走査電極
4と信号電極6に電圧を印加すると垂直配向された液晶
分子3は基板1.2に対して水平方向に傾むく。
に電圧が印加されない時には、液晶分子は第1、第2の
基板1,2に対して垂直となっている。一方、走査電極
4と信号電極6に電圧を印加すると垂直配向された液晶
分子3は基板1.2に対して水平方向に傾むく。
この構成のセルをデユーティ比1/200でマルチプレ
クス駆動したところ、第1.第2の複屈折媒体に、同じ
例えば140nmのリタデーションの位相差板を使用し
た構成の液晶表示素子に比べ、明るい表示が得られた。
クス駆動したところ、第1.第2の複屈折媒体に、同じ
例えば140nmのリタデーションの位相差板を使用し
た構成の液晶表示素子に比べ、明るい表示が得られた。
また表示素子と法線方向から傾いて観察した場合におい
ても良好なコントラスト比を維持できた。
ても良好なコントラスト比を維持できた。
なお、比較のために第1.第2の複屈折媒体のリタデー
ション差IRI −R21を変化させた場合のコントラ
スト比と透過率の測定結果を第3図に示す。この場合、
第1.第2の位相差板のリタデーションの和R1+R2
が280r+mから330na+の範囲となるように調
整を行いながら測定した。第3図よりR1とR2との差
が20〜40nff!であるときには、R1−R2の時
に比べ高い透過率が得られることが分かる。
ション差IRI −R21を変化させた場合のコントラ
スト比と透過率の測定結果を第3図に示す。この場合、
第1.第2の位相差板のリタデーションの和R1+R2
が280r+mから330na+の範囲となるように調
整を行いながら測定した。第3図よりR1とR2との差
が20〜40nff!であるときには、R1−R2の時
に比べ高い透過率が得られることが分かる。
またR1とR2との差が20〜40nmであるように調
整した時の、R1+R2について視野角の広さを4p1
定した結果を第4図に示す。視野角の広さはコントラス
ト比が3以上得られるコーン角φ(第2図参照)と、色
付きが生じないコーン角φで与えた。第4図よりR1+
R2を120〜560nI11の範囲内とすることによ
り、良好な視野角をも維持できることが分かる。
整した時の、R1+R2について視野角の広さを4p1
定した結果を第4図に示す。視野角の広さはコントラス
ト比が3以上得られるコーン角φ(第2図参照)と、色
付きが生じないコーン角φで与えた。第4図よりR1+
R2を120〜560nI11の範囲内とすることによ
り、良好な視野角をも維持できることが分かる。
なお、第1.第2の複屈折媒体のりタデ−ジョンの値の
大小関係は、上記実施例と逆であっても同様の効果が得
られる。
大小関係は、上記実施例と逆であっても同様の効果が得
られる。
[発明の効果]
本発明によれば、明るく、広い範囲で斜め方向から観察
しても高いコントラスト比が得られる液晶表示素子が実
現できる。
しても高いコントラスト比が得られる液晶表示素子が実
現できる。
第1図は本発明の一実施例の液晶表示素子の断面図、第
2図は一実施例の液晶表示素子の構成を示す図、第3図
はリタデーションの差とコントラスト比および透過率と
の関係示す図、第4図はリタデーションの和と視野角と
の関係を示す図である。 第1図
2図は一実施例の液晶表示素子の構成を示す図、第3図
はリタデーションの差とコントラスト比および透過率と
の関係示す図、第4図はリタデーションの和と視野角と
の関係を示す図である。 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 透明電極を形成した第1、第2の基板と、これらの基板
間に充填され、基板に対して垂直に配向された負の誘電
率異方性を持つ液晶とを有する液晶セルと、 この液晶セルの両側にそれぞれ配設された第1、第2の
偏光板であって、それぞれの偏光板の偏光軸の成す角度
がほぼ90゜とされた第1、第2の偏光板と、 前記液晶セルと前記第1、第2の偏光板との間にそれぞ
れ配設された第1、第2の複屈折媒体とを備えた複屈折
制御形の液晶表示素子において、前記液晶の複屈折異方
性Δnと液晶層の層厚dとの積Δndが、0.6μm≦
Δnd≦0.9μmの範囲にあり、 前記第1、第2の複屈折媒体のそれぞれの光学軸が成す
角度がほぼ90゜であり、第1の偏光板の偏光軸と前記
第1の複屈折媒体の光学軸との成す角度が概ね45゜と
され、かつ第1の複屈折媒体のリタデーションR1と、
第2の複屈折媒体のリタデーションR2とが、 20nm<|R1−R2|<40nm を満足することを特徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13914189A JPH035721A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13914189A JPH035721A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035721A true JPH035721A (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=15238510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13914189A Pending JPH035721A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH035721A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04104604U (ja) * | 1983-05-20 | 1992-09-09 | コーニング グラス ワークス | 単一モード光導波路フアイバ |
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