JPH03263478A - コンタクト型接着方法 - Google Patents

コンタクト型接着方法

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JPH03263478A
JPH03263478A JP25843390A JP25843390A JPH03263478A JP H03263478 A JPH03263478 A JP H03263478A JP 25843390 A JP25843390 A JP 25843390A JP 25843390 A JP25843390 A JP 25843390A JP H03263478 A JPH03263478 A JP H03263478A
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Nobuyoshi Nishikawa
西川 信義
Hidekazu Okuno
英一 奥野
Toshiji Horie
利治 堀江
Junzo Makino
牧野 純三
Hiroshi Aoki
博 青木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶剤を使用せずかつ加熱なしでも接着を可能
としたコンタクト型接着方法及びこのコンタクト型接着
方法に効果的に用いられる接着剤に関するものである。 〔従来の技術〕 溶剤型ゴム系接着剤は張り合わせ後の仮押えを必要とせ
ず、また所定のオープンタイム経過後は接着物を直ちに
固定できる(コンタクト性に優れている)ため、簡便で
使いやすく作業が容易に行なえるものであった。しかし
、溶剤型ゴム系接着剤は必須成分として溶剤を含め、こ
の溶剤は人体に対する毒性を有していて衛生上の問題が
あり、 1 また引火しやすいため火災−1,の問題かあ1.た。、
−の溶剤型ゴJ、系接着剤の難点を解決するため、(1
)高固形分化1、(2)無溶剤化、(3)溶剤6.′″
代わる水系二゛1ンタク1〜型(水性−]、マル・ン、
1ン型)接着剤の使用等の検J1が行われてきたが、下
記する。゛とくいずれの検討結果も満足のいくものでは
なかった。 (1)高固形分化によっても溶剤を完全に除いて性能を
維持づ−ることはできない。 (2)無溶剤化はボットメルト系接着剤が占えられる。 この接着剤は溶剤が無く作業性も優れているが、加熱を
必要17 L、広面積の接着も困難である。 (3)水系接着剤はlJj /J:l、火災上問題はな
いが、般にコンタクト性は低く、被着材も木材等吸水性
のあるものζ1こ限られ、また水媒体であるため乾燥に
時間がかかる等の問題があった。 一方、湿気硬化型接着剤を用いる従来の接着方法では、
湿気硬化型接着剤を被着剤の片面あるいは両面に塗布し
7、それを張り合わせ′ζ養生硬化させるものである。 この方法では、接着剤の硬化速度が遅く、透湿性のJ(
い材料を接着した場合でも、室温での硬化には1・“・
21−1稈度かかり1、′の間は接着物をなんらかの方
法で固定1,2でおく必J)j:があり、その接着イ1
業は1rii例なものであっノ、二。71だ、透湿性の
ない鉄板等の接着では、接着剤の硬化は−・層近くなり
、作業の困勤性しrさら(1,′増大するものであ、た
。 〔発明が解決し7よ・〕とする課題] 本発明者は、上記した従来の接着方法の難点庖解消すべ
く、鋭意研究を重ね、湿気硬化型接着剤が室温で湿気に
より反応硬化シ、′(皮膜形成し、皮膜形成過程でタッ
ク発現)゛ることに注目し、このタックを]ンタクト接
着に積極的に利用することによって本発明を完成さ…た
ものである。 本発明は、■従来の溶剤型ゴノ、系接着剤と異なり溶剤
を含まないので衛生」−1火災上におい−ζ安全であり
、■コンタク1型であり直ちに固定できるため、接着方
法が簡便で、張り合わせ後の仮押えを必要と−1ず、接
着作業が容易であって、■水系:コンタクト型(水1リ
エマルジ9ン型)接着剤と異なり被着+Aは限定されづ
゛、いずれの被着材をも接着するごとができ、■室温で
硬化するため、加熱を必要と・已す、■従来の湿気硬化
型接着剤と異なり透湿性のない被着材を接着し7ても短
時間で十分硬化するよ・うに17た新規な1ンタク[・
型接着力法及びこの接着方法に効果的に用いられる接着
剤を提供することを目的とするものである。 〔課題を解決するための手段〕 上記した課題を解決するために、本発明の一′1ンタク
ト型接着方法においては、湿気硬化型接着剤を被着手、
t aご塗布し、6クツクを発現するまで所定時1;)
I放置した(オープンタイムをとった)後、被着材を張
り合わゼるようにしたものである。 本発明のτ2ンタクト型接着方法においてIt、接着剤
層が空気中から、もしくは強制的に供給される湿気と反
応し゛C皮膜形成する過程で1するタックを利用4゛る
。このため、接着剤層があまりj′1いと、皮膜形成が
不均一になりずぎ−で、発仕するタノクカが不充分とな
り1.ニノンタクト性を発揮しにくくなるものである。 本発明で使用する湿気硬化型接着剤としては、(Pl)
分子中に1個以]−の反応性珪素基を有J゛る品分Y化
合物(A)よりなるシリコーン系接着剤、変性シリコー
ン系接着剤、(b)分子中に1個以上のイソシアネー1
−基を有する高分子化合物(I3)よりなるウレタン系
接着剤、(c)上記(Δ)及び/又は(T3)とエポキ
シ基を有する化合物より構成される特殊タイプのエボ十
シ系接着剤、等を挙げることがごきる。 分子中に1個以l二の反応性珪素基を(rする1持分子
化合物(A)の具体例としてはり、冒111昭5 (1
−156599号公報、特開昭52−’73998号公
報、特開昭58−10418号公報、特開昭62230
822号公報等で提案された様な化合物、特開昭613
〜12677号公報で示された様な加水分解可能な承が
結合した什がl皇tを分子中に少なくとも2個以上有す
る有機シリ−]ン糸化合物、腸開昭6(1−22851
6吋公報、特開昭63112642、特開平1−131
271号公報で提案された珪素基を有するオキシアルキ
レン重合体と珪素基を有する(メタ)アクリレート(共
)重合体よりなる組成物の様なものがある。 特に特開昭61−112642号公報に開示されている (イ)反応性珪素基を有し、分子鎖が実質的に(+)炭
素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸エルキルエ
ステル単量体単位および(または)メタクリル酸アルキ
ルエステル単量体単位と (2)炭素数10以上のアルキル基を有するアクリル酸
エルキルエステル単量体単位および(または)メタクリ
ル酸アルキルエステル単量体単位 とからなる共重合体、 (ロ)反応性珪素基を有するオキシアルキレン重合体 からなる硬化性組成物 を用いると、接着特性(例えば、タックレンジなど)の
優れたものが得られる。ここで反応性珪素基とはシロキ
サン結合を形成することによって架橋しうる珪素含有官
能基であり、代表例は、一般式(■): (式中、R1は炭素数1〜20の置換もしくは非置換の
1価の有機基またはトリオルガノシロキシ基、Xは水酸
基または異質もしくは同種の加水分解基、aはOllま
たは2の整数、bはOll、2または3の整数でa−2
でかつb−3にならない、aは0〜13の整数)で表さ
れる。経済性などの点から好ましい反応性シリコン官能
基は、一般式(II) RI、1 S+  X、−1l        (■)(式中、R
Iは前記におなし、nはOll又は2の整数)で表され
る基である。 本発明の接着方法をより有効にする目的で、上記(1)
、(2)、(3)の接着剤中に塩ビ(共)重合体等の=
7= 8− ビニル系化合物、フェノール樹脂系化合物、石油樹脂、
テルペン−フェノール樹脂、ロジンエステル樹脂等の粘
着付与剤、特開昭63−291918号公報に提案され
たようなあらかじめ反応したエポキシ樹脂、ブチルアク
リレート(共)重合体等の(メタ)アクリレート化合物
等を必要に応じて添加してもよい。 本発明のコンタクト型接着方法において使用可能な接着
剤は、上記化合物100部に対して、硬化促進剤を0.
1〜10部配合して得られる。 硬化促進剤としては、例えば有機スズ化合物、酸性リン
酸エステル、酸性リン酸エステルとアミンとの反応物、
飽和または不飽和の多価カルボン酸またはその酸無水物
、有機チタネート化合物等が挙げられる。 前記有機スズ化合物の具体例としては、ジブチルスズジ
ラウレート、ジオクチルスズシマレート、ジブチルスズ
ツクレート、オクチル酸第−スズ、ジブチルスズメトキ
シド、ジブチルスズジアセチルアセテート、ジブチルス
ズジバーサテートなどが挙げられる。 有機チタネート化合物としては、テトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネート、トリエタノールア
ミンチタネートなどのチタン酸エステルが挙げられる。 また、この接着剤には、必要に応じて、希釈剤(ジオク
チルフタレート、プチルベンジルフクレートのようなフ
クル酸エステル系可塑剤、エポキシ化大豆油等の可塑剤
、メタノール、エタノールトルエン等の溶剤、反応性希
釈剤等)、充填剤(重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カル
シウム、膠質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、シリ
カ、酸化チタン、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、カーボンブラック等)、接着付与剤(ア
ミノシラン、エポキシシラン等のシランカップリング剤
等)、タレ止め剤、着色剤、防腐剤等を添加することが
できる。 本発明で使用できる接着剤としては、上記の接着剤に対
してさらにビスフェノールAジグリシジルエーテル等の
エポキシ樹脂と、一般に知られる1 〇− エポキシ用硬化剤を鉗み合わVて得られる特殊なりイブ
のエボートシ系接着剤がある。 特に、湿気硬化型接着剤とし2て、変性シリ、:7−ン
系化合物よりなるものを使用すると、タック力の発現も
大きくなりかつ貯蔵安定性もよくなるので、本発明の目
的を十分に達成することができる接着剤の形態1.lJ
: 、、1液型のほうが使いやすいが、1液型であって
も2液型であっても適用iI能である。 接着剤の塗布はゴJ、系1ンタクト型接着剤と同様、被
着材の両面、片面いずれに行ってもよい。 本発明のコンタク(・型接着方法では、両面塗布でも片
面塗布でも充分な接着性能を発揮することができる。 接着剤を塗布方法も特別の限定はなく、手、ヘラ、ロー
ルコー ト1、スプレー等の公知の手段を用いればよい
。 また、タック発現及び硬化を促進するために、必要に応
じC1加熱、加湿等を行なうごともてきタンクは、接着
剤層が空気中びり:’+i!気と反応して皮膜形成する
過程で仕じるため、接着剤のjソみがあまり厚いと皮膜
形成が不均一・となりすぎ、発η−するタンク力が不充
分となり、コンタクト竹が発現しにくくなる。したがっ
て、被着材への接着剤の塗布厚さが主要な部分で1 m
m以下に1.5ておりば、タックの発現が容品となる。 〔作用] 本発明の接着方法は、大気中に存在する湿気を積極的Q
ご利用することによって、溶剤型ゴム系接着剤の大きな
問題であった溶剤を含有することなく、従来の溶剤型ゴ
ム系コンタクト型接着剤と同様の便利な使い方ができる
点が最大の特徴である。また、本発明方法においては、
湿気で硬化するタイプの接着剤を使用するにもかかわら
ず、従来の湿気硬化型接着剤を用いた公知の接着方法で
は、達成することのできなかった室温短時間で被着材を
固定することができるものである。 1 2 〔実施例〕 以Fに本発明の実施例を挙げて説明する。 合成例1〜5 特開昭63−112642号公報の合成例1〜・5に従
、っ−C第1表にン1<ずような(メタ)rクリル酸エ
ステル系重合体を得た。 (以下余白) 第1表 3 4 第1表における注)は次の通りである。 *I:三菱レイしン■製のアクリエステルS*2:三菱
レイヨン■製のCI 2、CI 3混合アルキルメタク
リレート *3:γ−メククリロキシプロビルトリメI−キシシラ
ン *4:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン *5:アゾビスイソブチロニ]・リル *6:γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン *7:γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン *s:cpc測定による。 (以下余白) 合成例6及び7 CH:1
【 (cHsO)zS i CtLcHzCH□〇−基を有
するポリオキシプロピレンを得た。 実施例1〜8、比較例1 第2表の接着剤組成物を配合後、合板」−に塗布して薄
くのばし、20°C相対湿度65%の条性士タックの発
現時間、タックの強度を調べた。タック発現5分後に試
験片を張り合わせて圧着し1日放置してから接着性を調
べた。その結果を第3表に示した。 なお、実施例2及び実施例3のそれぞれにおいて、合成
例1の重合体にかえ合成例2〜5の重合体を用いた接着
剤組成物を調製し評価したが、実施例2及び実施例3の
場合とほぼ同じ結果が得られた。 (以下余白) 5− 16− 第2表 汁) *1:合成例6の重合体。 *2:合成例1の重合体と合成例6の重合体の組成物。 *3:合成例1の重合体と合成例7の重合体との組成物
。 *4:サイリル5B25、鐘淵化学工業株式会社商品名
(変性シリコーン化合物)、末端シリル基、主鎖構造ポ
リプロピレンオキシド系。 *5:タケネートL1003、武+1J薬晶株式会社商
品名、末端イソシアネート基を有するポリエーテルポリ
オール。 *6:ジブチル錫オキザイド溶液、ジオクチルツクレー
ト等モルに溶解した溶液。 *7:N−β−(アミノエチル)アミルプロピルトリメ
トキシシラン。 *8;白艷華CCR1白石カルシウム株式会社商品名、
表面処理炭酸カルシウム。 (以下余白) 7 8 第;)表 木F : E P・001、セメダーイン株式会ンー1
商品名、弾性エポキシ系接着剤(2液型)。 *G:’#575:υメダイン株式会社商品名、)容剤
型りtelロゾL/ンゴJ、系接着剤。 溶剤臭気;○:なし ×:臭気あり タック発現:塗布からタック発現までの時間:指触によ
る タンク強度:◎: # 575相当の強いタック○:#
575より少し弱いタック △: #575よりかなり弱いタック 接着性:○:手で容易に剥がれない タックレンジ:タック発現後、タックが消滅するまでの
時間 各実施例の場合、溶剤臭がなく、ゴ1、系と同し2コン
タクト型の接着が可能である為、被着体の張り合わせは
容易であり、1目養生移の接着性も良好であった。 実施例9〜12、比較例2〜・3 9 0 第2表の組成物B、C及び溶剤ゴム系接着剤〃575を
、20 ’C相対?、′l11度65%の条件下で軟鋼
板上に厚さ0.5+n+nに薄く塗布し、処ンク発現2
0分後に試験片を張り合わせ、張り合わせ直後の固定性
、および1日放置後の接着性を調べた。また、比較のた
め湿気硬化型接着剤で通常用いられる接着方法で接着し
た。即ち、組成物Cを軟鋼板に塗布後、直ちに接着剤層
の厚み】旧を確保して張り合ねセ、接着物の固定性、1
0放置後の接着性を調べ、その結果を第4表に示した。 (以下余白) 第4表 注) * G : # 575 :セメダイン株式会社商品名
、溶剤型クロロブレンゴム系接着剤。 溶剤県気二〇−なし ×:臭気あり 固定性二〇:手で容易にズレない ×:張り合わ上2時間後も固定できない2 (接着剤未硬化) 接着性二〇:手で容易に剥がれない ×:手で容易に剥がれる(接着剤未硬化部分が多い) 各実施例の場合、溶剤臭がなく、しかもゴム系と同様の
優れたコンタクト性(固定性)を示した。コンタクト性
に優れるため被着体の張り合わせは容易であり、特別な
固定用の治具を必要としない。さらに張り合わせ直後か
ら、接着物の移動も可能である。また、20°C1日養
生後の接着性も、湿気硬化型であるにもかかわらず良好
であった。これに対して比較例2では溶剤臭が強かった
。 また、従来の接着方法である比較例3では、コンタクト
性がなく、しかも接着物の硬化には長時間を必要とし、
1日養生によっても硬化は不充分であった。 〔発明の効果〕 以上述べたごとく、本発明によれば、■従来の溶剤型ゴ
ム系接着剤と異なり溶剤を含まないので衛生上、火災上
において安全であり、■コンタクト型であり直ちに固定
できるため、接着方法が簡便で、張り合わせ後の仮押え
を必要とせず、接着作業が容易であって、■水系コンタ
クト型(水性エマルジョン型)接着剤と異なり被着材は
限定されず、いずれの被着材をも接着することができ、
■室温で硬化するため、加熱を必要とゼす、■従来の湿
気硬化型接着剤と異なり透湿性のない被着材を接着して
も短時間で十分硬化するという大きな効果を達成するこ
とができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)湿気硬化型接着剤を被着材に塗布し、タックを発
    現するまで所定時間放置した(オープンタイムをとった
    )後、被着材を張り合わせることを特徴とするコンタク
    ト型接着方法。
  2. (2)被着材への接着剤の塗布厚さが主要な部分で1m
    m以下であることを特徴とする請求項(1)記載のコン
    タクト型接着方法。
  3. (3)湿気硬化型接着剤が変性シリコーン系化合物及び
    /又はイソシアネート基を有する高分子化合物よりなる
    ことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載のコンタ
    クト型接着方法。
  4. (4)(a)分子中に1個以上の反応性珪素基を有する
    高分子化合物(A)よりなるシリコーン系接着剤及び変
    性シリコーン系接着剤、(b)分子中に1個以上のイソ
    シアネート基を有する高分子化合物(B)よりなるウレ
    タン系接着剤及び(c)上記(A)及び/又は(B)と
    エポキシ基を有する化合物より構成される特殊タイプの
    エポキシ系接着剤の少なくともいずれか一種であること
    を特徴とする請求項(1)又は(2)に記載されたコン
    タクト型接着方法に用いられる接着剤。
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