JPH0323333B2 - - Google Patents

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JPH0323333B2
JPH0323333B2 JP58185963A JP18596383A JPH0323333B2 JP H0323333 B2 JPH0323333 B2 JP H0323333B2 JP 58185963 A JP58185963 A JP 58185963A JP 18596383 A JP18596383 A JP 18596383A JP H0323333 B2 JPH0323333 B2 JP H0323333B2
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JP
Japan
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weight
parts
slag
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mortar
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JP58185963A
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Japanese (ja)
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JPS6078735A (en
Inventor
Yoshihiro Tange
Kenzo Kojima
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Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Okura Industrial Co Ltd filed Critical Okura Industrial Co Ltd
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Publication of JPS6078735A publication Critical patent/JPS6078735A/en
Publication of JPH0323333B2 publication Critical patent/JPH0323333B2/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は片面または両面に防水層が形成された
木質板に、高炉水砕スラグ、セツコウ類、ポルト
ランドセメント、合成樹脂エマルジヨン、または
ゴムラテツクスを主原料とする水硬性組成物の硬
化物層を有する壁下地材及びその製造方法に関す
るものであつて、その目的とするところは、建築
構造物のモルタル塗装あるいは吹付塗装、タイル
張りなどを行う場合の下地材として有用であつ
て、柱などに対する釘打ちが可能であること、モ
ルタル塗装、吹付塗装、タイル張りが容易である
こと、またその際前記下地材とモルタルやタイル
との付着性が良好でクラツクなどの発生がなく、
防水性に優れているなどの優れた特性を具備した
壁下地材及びその製造方法を提供しようとするも
のである。 従来、木造建築などにおいて、外壁、内壁にモ
ルタル塗装あるいはタイル張りなどを行う場合、
木ずりの上に防水紙を張り、その上にメタルラス
を釘、ステープルなどで打ち付けて得られる下地
に、モルタルを下塗、中塗、上塗の順で塗装し、
さらにその上から仕上げ塗装するとか、あるいは
モルタルを荒塗りした後、タイルをセメントまた
は接着剤により張り付けている。また、吹付塗装
の場合も、木造建築ではモルタル塗装した後、そ
の上に吹付塗装することにより仕上げを行うのが
一般的である。これらの下地施工は建築現場にお
ける作業であるため、均質な材料を選定し難いこ
と、多くの人手と工期を必要とするなどの欠点が
ある。また。これらの工法においては、モルタル
の乾燥、硬化に伴う収締や、木ずりのソリなどに
伴い、モルタルにクラツクが発生する。発生した
クラツクは美感上好ましくなく、雨水などの漏水
の原因となり、内装の汚損や柱、木ずりなどの腐
れの原因となる。また、近年、木質板などにアス
フアルト系材料とか合成樹脂エマルジヨンに骨材
を混合したものを塗装したものを壁下地材として
使用する方法が見られるが、これらはモルタルの
塗装性、付着性が悪いとか熱に対して強度が弱
く、モルタルが剥れる恐れがあるという大きな欠
点を持つている。また、セメントと合成樹脂エマ
ルジヨンよりなる塗料層あるいはこれらに砂、砕
石、合成樹脂発泡体を加えた塗料層をもつ壁下地
材(特開昭57−178064、特開昭50−104283、特開
昭55−30049、実開昭55−172535号公報)につい
ては、施工時の切断加工性が悪いとか、モルタル
類の付着力がばらつき、時に極端に弱いなどの欠
点がある。このことは高温多湿中あるいは水を散
布して養生したときにあるいはセメントの硬化後
雨水などにより水ぬれすると特に顕著である。従
つてこれらの壁下地材に対して通常のセメントモ
ルタルはほとんど使用されていない。それば、下
地材に使用されているポルトランドセメントが水
和硬化する際、多量に発生する水酸化カルシウム
あるいはそれが中和されて生成する炭酸カルシウ
ムが白華として下地材の表面に析出し、その白華
が直接あるいは間接的にその上に塗られるモルタ
ル類の付着力を低下させるとも考えられる。他に
合成樹脂発泡体を基体としたもの、無機材料を基
体としたものなど様々な試みがあるが、いずれも
壁下地材として最適というものではなく、何らか
の欠点を持ちながら使用されている。 高炉水砕スラグは銑鉄生産の際、高炉で副生す
る高炉スラグを水砕して得られるもので、潜在水
硬性を持ち、アルカリ刺激性の存在下では硬化性
が著しい。また高炉水砕スラグはセツコウと反応
してエトリンガイドを生成する。そこで高炉水砕
スラグはその反応性を利用して高炉セメント、高
硫酸塩セメントとして利用されてきた。最近では
高炉水砕スラグ、セツコウ系組成物をアルカリ性
刺激性物質、繊維類、充填剤などと混合し抄造ま
たは成形して無機成形板として利用する試行が見
られる。これらの成形板は硬化収縮が少ないこ
と、表面のアルカリ度が低いことなどの優れた性
質を持つが、初期強度が低いとか、表面強度が落
ちるなどの欠点も有するものである。 本発明者らは、以上のことに鑑み、従来のセメ
ント、合成樹脂エマルジヨン系塗料の欠点即ちモ
ルタル類との付着力の低下がセメントの水和によ
つて発生する水酸化カルシウムに起因すること、
一方高炉水砕スラグ、セツコウ系組成物はアルカ
リ度の低い水硬性の組成物であることに注目し、
壁下地材として適正な材料であると考えて検討し
た。その結果、防水層が形成された木質板に高炉
水砕スラグ、セツコウ類、ポルトランドセメン
ト、合成樹脂エマルジヨン、またはゴムラテツク
スを主原料とする特定の水硬性組成物からなる硬
化物層を施すことにより、施工が容易であつて、
モルタル類、吹付材などの仕上げ材との付着性が
良好でクラツクの発生がなく、防水性に優れてい
るなどの特性を具備し、建築構造物のモルタル塗
装あるいは吹付塗装、タイル張りなどを行う場合
の下地材として有用な壁下地材が得られ、該壁下
地材は特にモルタル類との付着性が良好であると
いう知見を得、本発明に到つたのである。即ち、
本発明は、(1)木質板の片面または両面に防水層を
有し、その防水層の上に、高炉水砕スラグ70〜95
重量%、セツコウ類5〜30重量%からなる混合物
100重量部に対し、ポルトランドセメント10〜75
重量部からなるスラグ、セツコウ、セメント系材
料と、該スラグ、セツコウ、セメント系材料100
重量部に対し固形分で2〜50重量部の合成樹脂エ
マルジヨンまたはゴムラテツクスと水、必要なら
ば凝結調整剤、骨材とからなる水硬性組成物の硬
化物層を有することを特徴とする壁下地材、(2)木
質板の片面または両面に防水層が形成され、その
防水層の上に、高炉水砕スラグ70〜95重量%、セ
ツコウ類5〜30重量%からなる混合物100重量部
に対し、ポルトランドセメント10〜75重量部を加
えてなるスラグ、セツコウ、セメント系材料と、
該スラグ、セツコウ、セメント系材料100重量部
に対し固形分で2〜50重量部の合成樹脂エマルジ
ヨンまたはゴムラテツクスと水、必要ならば凝結
調整剤、骨材とを混合して得られる水硬性組成物
スラリーを塗装した後、養生するか、または乾燥
後、水分を補給して養生することを特徴とする壁
下地材の製造方法に関する。 本発明の特徴は水和反応による白華の発生しな
いスラグ、セツコウ、セメント混合系材料を用い
ることにより、加えて、該スラグ、セツコウ、セ
メント混合系材料の硬化物の表面強度の低下を合
成樹脂エマルジヨン、ゴムラテツクスと複合させ
ることにより防ぎ、モルタル類の付着強度を向上
安定化させた点にある。 次に本発明について詳細に説明する。 木質板は水と接触すると容易に吸水し、それに
よつて寸法変化が発生する。また、材質によつて
はそりやねじれの誘因となるし、材質強度、腐朽
の点からも好ましくない。従つて木質板を何らか
の方法で水から保護することは非常に重要なこと
である。本発明で使用する合板、パーテイクルボ
ード、フアイバーボード、木毛セメント板、木片
セメント板などの木質板は、片面または両面に合
成樹脂、ゴム、瀝青などのエマルジヨン、ラテツ
クス、溶液を塗装するか、合成樹脂、ゴム、瀝青
などからなるフイルム、シートをそのままか接着
剤を介して貼り合わせることにより防水層が形成
される。防水層に不織布と複合化したもの、ある
いは砂、繊維などを充填したものなども使用する
ことができ、通常、防水処理と言われている方法
であれば適用することができる。しかしながら、
本発明では防水性が防水層のみに依存しているも
のではないことから、防水層は必ずしも水を完全
に遮蔽するほどのものでなければならないという
ものではない。また、この防水層は木質板を水か
ら保護するばかりでなく、木質板の表面への浸透
による補強、アク止などの効果も期待するもので
ある。そして、防水層は表面のみならず、側面裏
面にまで形成されてよい。木質板に防腐、防虫、
防蟻、防火処理されたものも使用できる。 本発明の壁下地材はその防水層の上に、高炉水
砕スラグ、セツコウ類、ポルトランドセメント、
合成樹脂エマルジヨン、またはゴムラテツクス、
水、必要ならば凝結調整剤、骨材とからなる水硬
性組成物の硬化物層を有するものであり、それら
水硬性組成物のスラリーを塗装した後、養生硬化
させるものである。高炉水砕スラグは前述のとお
り、銑鉄生産の際、高炉で副生する高炉スラグを
水砕して得られるもので、微紛末状のものであ
る。高炉水砕スラグに混合して使用されるセツコ
ウ類は2水セツコウ、半水セツコウ、無水セツコ
ウのいずれでもよい。ポルトランドセメントは普
通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメ
ント、白色ポルトランドセメントなどであるが、
高炉セメント、高硫酸塩セメントも高炉水砕スラ
グ、ポルトランドセメント等の成分として使用で
きる。それらの混合割合は高炉水砕スラグ70〜95
重量%、セツコウ類5〜30重量%からなる混合物
100重量部に対し、ポルトランドセメント10〜75
重量部である。 高炉水砕スラグはアルカリ刺激剤により自硬性
をもつが、セツコウ類を共存させるとエトリンガ
イトを生成して硬化する。ポルトランドセメント
は水和してCa(OH)2を生成することから、アル
カリ刺激剤としての作用と、それ自身水硬性を持
ち、組成物層を強固にするものである。従つて、
高炉水砕スラグに対するセツコウ類の割合は5重
量%より少ないとエトリンガイトの生成量が少な
くなり、スラグの硬化反応が遅くなるので初期強
度の発現も遅れ、よくない。セツコウ類が30重量
%より多いと残存する未反応のセツコウ類の量が
多くなるため、耐水性が悪くなる。また、過剰の
セツコウ類はセメント類と反応して膨脹をもたら
し好ましくないことから、セツコウ類の量は30重
量%以下とする必要がある。耐水性の面からもそ
の方がより好ましい。ポルトランドセメントは3
重量部より少ないとアルカリの生成量が少なくな
り、高炉水砕スラグへのアルカリ刺激剤としての
効果が低下する。実際には、ポルトランドセメン
トの水和によつて生成するCa(OH)2はエトリン
ガイトの生成のために消費されること、水硬性組
成物の表面では空気中の炭酸ガスにより中和され
て中性化し、スラグ、セツコウ類の反応が起り難
くなること、本発明の水硬性組成物はその成分に
合成樹脂エマルジヨンやゴムラテツクスを含むた
め水和速度がやや遅くなつていることなどから、
通常のスラグ、セツコウ組成物よりも多量のアル
カリ刺激剤が必要で、これらのことからポルトラ
ンドセメントの量は10重量部以上必要である。 ポルトランドセメントを過剰に用いると過剰に
生成した遊離Ca(OH)2のためにアルカリ度が高
くなる。この過剰の遊離Ca(OH)2は表面に移行
して白華現象をもたらし、モルタル類との付着力
が低下する原因となるので付着強度は不安定にな
り、時に極端に強度が弱くなるなど強度がばらつ
く原因となる。また、過剰の遊離Ca(OH)2が存
在すると急速に生成したエトリンガイトがスラグ
表面を密に覆うのでスラグの反応をおさえる欠点
もある。これらのことからポルトランドセメント
の量は高炉水砕スラグとセツコウ類からなる混合
物100重量部に対し75重量部以下でなければなら
ない。尚、この白華現象は製造後に雨水に濡れる
など、散水と乾燥が繰り返されるとより顕著にあ
らわれ、モルタルとの付着力を低下させるなど実
用上極めて不都合な問題である。 本発明に係わる合成樹脂エマルジヨン、ゴムラ
テツクスとしては脂肪族カルボン酸ビニルエステ
ル類、アクリル類またはそのエステル類、メタク
リル酸またはそのエステル類、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、スチレン、オレフイン類、ブタジエ
ン、クロロブレン、アクリロニトリルなどの重合
可能な単量体の1種もしくは2種以上の単量体よ
りなる重合物の乳化状に水に分散したものがあげ
られる。使用にあたつては、合成樹脂エマルジヨ
ン、ゴムラテツクスを1種または2種以上用いて
もよい。また、これらは架橋による変性あるいは
ポリウレタン、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂
による変性も許される。 これら合成樹脂エマルジヨン、ゴムラテツクス
の作用は本発明に係わる水硬性組成物層全体を強
固にするばかりでなく、スラグ、セツコウ系硬化
物の最大の欠点である表面強度の低下を防ぐこと
にある。この表面部の補強は合成樹脂エマルジヨ
ン、ゴムラテツクスが乾燥の過程で表面に移行す
ることにより促進されるものである。この表面部
の補強作用は従来のセメント、合成樹脂エマルジ
ヨン系塗料においては表面強度が高いため考慮す
る必要のなかつたことであり、本発明の大きな特
徴である。スラグ、セツコウ系硬化物の表面強度
の低下は空気中の炭酸ガスにより表面層が中和さ
れ、硬化が進行しなくなるために発生することで
ある。そして、このことは成形物の場合は、二次
加工の段階でシーラー処理をおこなうなどにより
何らかの補強がおこなわれることで解消されてい
るが、本発明ではその使用目的から言つて、後か
ら何らかの手段をとることは工程の増加になるこ
とや、施工コストの面からも好ましくない。従つ
て、本発明では合成樹脂エマルジヨン、ゴムラテ
ツクスは不可欠の成分で、しかもスラグ、セツコ
ウ、セメント系材料と混合して用いることにより
1段で表面部を補強できる点で極めて実用的であ
る。他に、硬化物層に柔軟性や防水性を持たせる
とか、防水層との接着力やモルタル類などの仕上
げ材との接着力を高める作用などを有する。これ
ら合成樹脂エマルジヨン、ゴムラテツクスの混合
割合は高炉水砕スラグ、セツコウ類、ポルトラン
ドセメントに対し、固形分で2〜50重量%で、2
重量%より少ないと水硬性組成物層全体の強度や
表面部の補強効果が不十分であり、また50重量%
より多いと該組成物層の吸水性が減少するなどの
ためモルタル類の塗布作業性が悪くなるのでよく
ない。 本発明に係わる水硬性スラリーに凝結調整剤、
例えば、硫酸アルミニウム、明ばん、硫酸ナトリ
ウム、硫酸カリウム、塩化アルミニウム、塩化バ
リウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化
カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、苛性ソーダ、苛
性カリウム、水酸化カルシウムなどを加え、凝結
時間を調節するなど適宜おこなつてよい。また、
骨材として、例えば、パーライト、シラスバルー
ン、発泡ガラス球、ヒル石、焼成軽石、人工軽量
体などの無機質軽量骨材、発泡プラスチツク粒、
ケイ砂、寒水石、スラグ砕石などを混合すること
により、軽量化をはかつたり、モルタル類及び仕
上げ材の塗布作業性、施工性を考慮するなど複合
材に幅広い性質を持たせることができる。 本発明に係わる水硬性スラリーに硬化物層の補
強とか接着性を向上させるために繊維を混合する
ことができる。その場合の繊維としては石綿、岩
綿、ガラス繊維、スラツグウールなどの無機繊
維、あるいは綿、パルプ、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリビニルアルコール、ポリエステ
ル、ナイロンなどの天然繊維、合成繊維があげら
れる。さらに増粘剤を混合することにより水硬性
スラリーに適度な粘性を持たせ、木質板への塗布
作業性を向上させることができる。増粘剤として
はポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシル化セル
ロース及びそのアルカリ塩などのセルロース誘導
体、シリカ系、ベントナイトなどがあげられる。
他にアルキルスルホン酸塩、メラミンホルマリン
樹脂スルホン酸塩などの分散剤、発泡剤、着色
材、充填剤、消泡剤などを添加してもよい。 次に、水硬性組成物の混合方法は一義的に定め
られるものではないが、1例を示せば、合成樹脂
エマルジヨン、ゴムラテツクス、水、必要なら
ば、分散剤、消泡剤を混合し、これに別にあらか
じめ混合された高炉水砕スラグ、セツコウ類、ポ
ルトランドセメント、必要ならば骨材、充填剤な
どを加え、さらに混合し、均一に分散させた後、
必要ならば、増粘剤などにより粘度を調整するこ
とにより得られる。増粘剤は、高炉水砕スラグな
どに混合しておく方法も一般的である。繊維を混
合する場合はあらかじめ、解繊分散したものを用
いると便利である。このようにして得られた水硬
性組成物スラリーをロールコーター、スプレツダ
ーなどの塗布装置により塗布するか、あるいは、
吹付塗装などの方法によつて、木質板に形成され
た防水層の上に塗布する。塗装された表面の形状
はフラツトでも凹凸粗面どちらでもよいが、使用
目的がモルタル下地の場合は凹凸粗面とするほう
が、表面層が増大し、モルタル類の接着力が高め
られるとともに、塗布作業性がよいなどの利点が
あり、有利である。水硬性組成物スラリーの塗装
は同一組成のものを複数回に分けて重ね塗りした
り、組成比を変えて交互に塗装するとか重ね塗り
することもでき、この方法により、硬化物層に
種々の性質を持たせることができ、複合体の利用
範囲が広がるものである。特に基板としての特性
を持たせるために硬化物層を厚くするには重ね塗
りするか、板上に流し込む方法で塗装するのがよ
い。 養生については、塗装後のものをそのままか、
または乾燥後、例えば水を散布するなどの方法で
水分を補給したものを、乾燥し過ぎないようにす
るか、あるいは硬化に要する水分を残存させたま
まにして、1〜7日あるいはそれ以上室内に放置
して自然養生するか、蒸気などを使用して湿熱状
態、好ましくは90℃以下の雰囲気中で1〜7曰あ
るいはそれ以上放置して湿熱養生する方法がおこ
なわれる。これら養生は該スラグ、セツコウ、セ
メント系材料の水和反応、化学反応を進めるかあ
るいは促進するものであるが、これらの反応は長
時間にわたつて進行する特性を持つ。従つて、該
水硬性組成物の硬化物層には未反応物があつても
よい。 このようにして得られた壁下地材は木質板と防
水層と水硬性組成物の硬化物層からなるものであ
るため、優れた強度と物理的性質、防水性などを
持ち、木質系材料の長所である強靭さ、加工性、
施工性のよさと、無機系材料の長所である硬さ、
表面の不燃性、耐久性、安定性を合せ持つもので
ある。従つて、該壁下地材は下地材として適した
特性を具備するもので、防水性、モルタル類、仕
上げ材との付着性に優れ、モルタル類の剥落、ク
ラツクの発生を防止し、壁体の耐久性を向上させ
ることのみならず、クラツクに伴う美感の低下も
防ぐことができる。特に本発明における水硬性組
成物の硬化物層はスラグ、セツコウ、セメント系
材料からくる表面強度の低下を防ぎ、しかも白華
が発生することなく、モルタル類との付着性が良
好で接着力にばらつきがなく、安定している点で
優れている。さらに該壁下地材の施工性は該壁下
地材をそのまま柱などへ釘打ちするだけでよいこ
と、鋸による切断、切欠きなどの施工性が容易で
あること、モルタル類、仕上げ材を塗装する際の
作業性がよいことなどの数々の下地材としての優
れた特性を有する。そのため、該壁下地材を建築
構造物のモルタル塗装あるいは吹付塗装、タイル
張りなどをおこなう場合の下地材として施工する
ことにより、木ずり、防水紙、メタルラスなどが
不用で、さらにモルタル類の不塗、中塗が省略で
きる。このことは、省力化あるいは工程の合理化
であり、工期の短縮となるものである。 以下、本発明を実施例により、さらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を変えない限り、
これらに限定するものではない。尚、実施例で使
用する高炉水砕スラグは3720cm2/gの比表面積を
もち、重量百分率で、SiO233.9%、Al2O315.0%、
Fe2O30.6%、CaO41.7%、MgO6.1%、その他2.7
%の化学組成を持つものを使用した。 実施例 1 合板(樹種 カポール、厚さ7.5mm、5プライ
構造用)にロールコーターによりスチレンアクリ
ル系共重合エマルジヨン(固形分57%)を120
g/cm2の割合で塗布し、60℃で20分間乾燥した。 次に高炉水砕スラグ80重量部、2水セツコウ20
重量部、普通ポルトランドセメント25重量部、ス
チレンアクリル系共重合エマルジヨン(固形分57
%)40重量部、分散剤他添加剤1重量部、水25重
量部を混合して得られた水硬性組成物スラリーを
ロールコーターにより0.8Kg/m2の割合で表面が
凹凸粗面となるよう塗装し、40℃、相対湿度90%
以上の雰囲気中に1週間放置し、養生後60℃にて
乾燥して壁下地材を得た。このようにして得られ
た壁下地材の諸物性を表1に示す。また、この壁
下地材を下地材として使用したところ、モルタル
の被付着力も高く、防水性、施工性がよくモルタ
ルにクラツクも発生しなかつた。 実施例 2 合板(樹種 ホワイトラワン、厚さ7.5mm、5
プライ構造用)にロールコーターによりアクリル
系エマルジヨン(固形分50%)を150g/m2の割
合で塗布し、60℃で20分間乾燥した。 次に高炉水砕スラグ90重量部、2水セツコウ10
重量部、普通ポルトランドセメント67重量部、ス
チレンブタジエンラテツクス(固形分45%)33重
量部、分散剤他添加剤1重量部、水45重量部を混
合して得られた水硬性組成物スラリーをロールコ
ーターにより1.3Kg/m2の割合で表面が凹凸粗面
となるよう塗装し、60℃で30分間乾燥した後、80
℃、相対湿度90%以上にて5時間放置した後、室
内に1週間放置して壁下地材を得た。このように
して得られた壁下地材の諸物性を表1に示す。ま
た、この壁下地材を下地材として使用したとこ
ろ、モルタルの被付着力も高く、防水性、施工性
がよくモルタルにクラツクも発生しなかつた。 実施例 3 合板(実施例1に同じ)にロールコーターによ
りエポキシ変性アクリル系エマルジヨン(固形分
40%)を150g/m2の割合で塗布し、80℃で20分
間乾燥した。 次に高炉水砕スラグ80重量部、2水セツコウ20
重量部、普通ポルトランドセメント25重量部、パ
ーライト10重量部、エチレン酢酸ビニルエマルジ
ヨン(固形分56%)20重量部、分散剤他添加剤1
重量部、水35重量部を混合して得られた水硬性組
成物スラリーをロールコーターにより1.0Kg/m2
の割合で表面が凹凸粗面となるよう塗装し、以下
実施例1と同様にして壁下地材を得た。このよう
にして得られた壁下地材の諸物性を表1に示す。
また、この壁下地材を下地材として使用したとこ
ろ、白色セメントよりなるモルタル仕上げ材との
被付着力も高く、防水性、施工性がよく、仕上げ
層にクラツクも発生しなかつた。 実施例 4 合板(実施例1に同じ)にロールコーターによ
りウレタン変性スチレンブタジエンラテツクス
(固形分55%)を100g/m2の割合で塗布し、60℃
で20分間乾燥した。 次に高炉水砕スラグ80重量部、2水セツコウ20
重量部、普通ポルトランドセメント67重量部、ス
チレンアクリル系エマルジヨン(固形分57%)
120重量部、凝結促進剤2重量部、分散剤他添加
剤1重量部、水10重量部を混合して得られた水硬
性スラリーを400g/m2の割合でロールコーター
で塗装し、その上にさらに高炉水砕スラグ80重量
部、2水セツコウ20重量部、普通ポルトランドセ
メント50重量部、寒水石150重量部、スチレンア
クリル系エマルジヨン(固形分57%)50重量部、
分散剤他添加剤2重量部、水20重量部を混合し、
ロールコーターにより平滑に塗装し、以下実施例
2と同様にして壁下地材を得た。このようにして
得られた壁下地材の諸物性を表1に示す。また、
この壁下地材を下地材として使用したところ、エ
マルジヨン系吹付塗料との被付着力も高く、防水
性施工性がよく吹付塗料の下地として適するもの
であつた。 さらにまた上記エマルジヨン系吹付塗料の代り
に白色セメント系吹付塗料を用いたところ、同様
に該吹付塗料との被付着力も高く防水性施工性が
よく、該吹付塗料の下地として好適なものであつ
た。
The present invention provides a wall having a hardened layer of a hydraulic composition mainly made of granulated blast furnace slag, slag, portland cement, synthetic resin emulsion, or rubber latex on a wooden board with a waterproof layer formed on one or both sides. This is a base material and its manufacturing method, and its purpose is to be useful as a base material for mortar painting, spray painting, tiling, etc. of building structures, and to be suitable for use when nailing pillars, etc. It is easy to apply mortar coating, spray coating, and tiling, and when doing so, the adhesion between the base material and mortar or tile is good and there is no occurrence of cracks.
The object of the present invention is to provide a wall base material having excellent properties such as excellent waterproofness, and a method for manufacturing the same. Traditionally, when applying mortar coating or tiling to the exterior and interior walls of wooden buildings, etc.
Waterproof paper is placed on top of the lumber, and metal lath is nailed or stapled onto the base. Mortar is applied in the order of base coat, intermediate coat, and top coat.
Then, after applying a finishing coat or applying a rough coat of mortar, the tiles are attached using cement or adhesive. In addition, in the case of spray painting, it is common for wooden buildings to be finished by applying mortar and then spray painting on top of that. Since these foundation works are carried out on construction sites, they have drawbacks such as difficulty in selecting homogeneous materials and the need for a large amount of manpower and construction time. Also. In these construction methods, cracks occur in the mortar due to compaction as the mortar dries and hardens, and as a result of warping of lumber. Cracks that occur are aesthetically undesirable, cause rainwater to leak, stain the interior, and cause rot in pillars, wood chips, etc. In addition, in recent years, methods have been seen in which wooden boards are coated with asphalt-based materials or synthetic resin emulsions mixed with aggregate and used as wall base materials, but these have poor mortar paintability and adhesion. It has a major disadvantage in that it has low strength against heat and the mortar may peel off. In addition, wall base materials with a paint layer made of cement and synthetic resin emulsion, or a paint layer with sand, crushed stone, and synthetic resin foam added to these (Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-178064, JP-A No. 50-104283, JP-A No. 50-104283, 55-30049, Japanese Utility Model Application Publication No. 55-172535), there are drawbacks such as poor cutting workability during construction, and the adhesive force of mortar varies and is sometimes extremely weak. This is particularly noticeable when the cement is exposed to high temperature and humidity, when it is cured by spraying water, or when it gets wet with rainwater after hardening of the cement. Therefore, ordinary cement mortar is rarely used for these wall base materials. When the Portland cement used in the base material hardens by hydration, a large amount of calcium hydroxide or calcium carbonate produced when it is neutralized precipitates on the surface of the base material as efflorescence. It is also believed that efflorescence directly or indirectly reduces the adhesion of mortar applied thereon. Various other attempts have been made, including those based on synthetic resin foam and those based on inorganic materials, but none of them are optimal as wall base materials and are used despite some drawbacks. Granulated blast furnace slag is obtained by pulverizing blast furnace slag, which is produced as a by-product in the blast furnace during pig iron production, and has latent hydraulic properties, with remarkable hardening properties in the presence of alkaline stimulation. In addition, granulated blast furnace slag reacts with slag to produce ettrin guide. Therefore, granulated blast furnace slag has been used as blast furnace cement and high sulfate cement by taking advantage of its reactivity. Recently, attempts have been made to mix granulated blast furnace slag and slag-based compositions with alkaline irritating substances, fibers, fillers, etc., form paper or mold the mixture, and use it as an inorganic molded plate. Although these molded plates have excellent properties such as low curing shrinkage and low surface alkalinity, they also have drawbacks such as low initial strength and reduced surface strength. In view of the above, the present inventors have discovered that the shortcomings of conventional cement and synthetic resin emulsion paints, that is, the decrease in adhesion with mortar, is due to calcium hydroxide generated by hydration of cement.
On the other hand, paying attention to the fact that granulated blast furnace slag and Setsukou-based compositions are hydraulic compositions with low alkalinity,
We considered this material to be suitable as a wall base material. As a result, by applying a hardened material layer made of a specific hydraulic composition whose main raw material is granulated blast furnace slag, slag, portland cement, synthetic resin emulsion, or rubber latex to the wooden board on which the waterproof layer has been formed, It is easy to construct,
It has properties such as good adhesion with finishing materials such as mortar and spraying materials, does not cause cracks, and has excellent waterproof properties, and is used for mortar painting, spray painting, tiling, etc. of architectural structures. The present invention was based on the knowledge that a wall base material useful as a base material for cases was obtained, and that the wall base material had particularly good adhesion to mortar. That is,
The present invention has the following features: (1) A wooden board has a waterproof layer on one or both sides, and on the waterproof layer, 70 to 95 ml of granulated blast furnace slag is added.
% by weight, a mixture consisting of 5-30% by weight of cetaceans
10 to 75 parts by weight of Portland cement
100 parts by weight of slag, slag, and cement-based materials;
A wall base comprising a cured layer of a hydraulic composition consisting of a synthetic resin emulsion or rubber latex in a solid content of 2 to 50 parts by weight, water, and if necessary a setting regulator and aggregate. (2) A waterproof layer is formed on one or both sides of the wood board, and on top of the waterproof layer, a mixture of 70 to 95% by weight of granulated blast furnace slag and 5 to 30% by weight of slag is applied to 100 parts by weight of the wood board. , slag, slag, and cement material made by adding 10 to 75 parts by weight of Portland cement;
A hydraulic composition obtained by mixing 2 to 50 parts by weight of a synthetic resin emulsion or rubber latex in terms of solid content with respect to 100 parts by weight of the slag, slag, or cement material, and water and, if necessary, a setting modifier and aggregate. The present invention relates to a method for producing a wall base material, which comprises curing after coating a slurry, or curing by replenishing moisture after drying. The feature of the present invention is that by using a slag, slag, and cement mixed material that does not generate efflorescence due to hydration reaction, the synthetic resin can reduce the surface strength of the cured product of the slag, slag, and cement mixed material. This is achieved by combining with emulsion and rubber latex to improve and stabilize the adhesion strength of mortar. Next, the present invention will be explained in detail. When wood boards come into contact with water, they easily absorb water, which causes dimensional changes. Also, depending on the material, it may cause warping or twisting, which is undesirable from the viewpoint of material strength and decay. Therefore, it is very important to protect wooden boards from water in some way. The wood boards used in the present invention, such as plywood, particle board, fiber board, wood wool cement board, and wood chip cement board, may be coated with emulsion, latex, or solution of synthetic resin, rubber, bitumen, etc. on one or both sides, or A waterproof layer is formed by bonding films or sheets made of synthetic resin, rubber, bitumen, etc. either as they are or with an adhesive. A waterproof layer composited with non-woven fabric, or filled with sand, fibers, etc., can also be used, and any method that is normally called waterproofing can be applied. however,
In the present invention, since the waterproof property does not depend only on the waterproof layer, the waterproof layer does not necessarily have to be strong enough to completely block water. In addition, this waterproof layer not only protects the wooden board from water, but also has the effect of reinforcing the surface of the wooden board and preventing water damage. The waterproof layer may be formed not only on the front surface but also on the side and back surfaces. Preservative and insect repellent for wooden boards.
Anti-termite and fire-treated materials can also be used. The wall base material of the present invention has granulated blast furnace slag, slag, portland cement, etc. on top of its waterproof layer.
Synthetic resin emulsion or rubber latex,
It has a layer of a cured product of a hydraulic composition consisting of water, a setting regulator if necessary, and an aggregate, and after coating a slurry of the hydraulic composition, it is cured and cured. As mentioned above, granulated blast furnace slag is obtained by pulverizing blast furnace slag, which is produced as a by-product in a blast furnace during pig iron production, and is in the form of a fine powder. The slag used by mixing with the granulated blast furnace slag may be any of dihydric slag, semi-hydrous slag, and anhydrous slag. Portland cement includes ordinary Portland cement, early-strength Portland cement, and white Portland cement.
Blast furnace cement and high sulfate cement can also be used as components of granulated blast furnace slag, Portland cement, etc. Their mixing ratio is 70 to 95 granulated blast furnace slag.
% by weight, a mixture consisting of 5-30% by weight of cetaceans
10 to 75 parts by weight of Portland cement
Parts by weight. Granulated blast furnace slag has self-hardening properties due to the alkaline stimulant, but when slag coexists with it, it hardens by producing ettringite. Portland cement produces Ca(OH) 2 when hydrated, so it acts as an alkaline stimulant and has hydraulic properties itself, which strengthens the composition layer. Therefore,
If the ratio of slag to the granulated blast furnace slag is less than 5% by weight, the amount of ettringite produced will be small, the hardening reaction of the slag will be slow, and the development of initial strength will also be delayed, which is not good. If the amount of slag is more than 30% by weight, the amount of remaining unreacted sludge increases, resulting in poor water resistance. In addition, since an excessive amount of glue reacts with cement and causes expansion, which is undesirable, the amount of glue needs to be 30% by weight or less. This is more preferable also from the viewpoint of water resistance. portland cement is 3
If the amount is less than 1 part by weight, the amount of alkali produced will be small, and the effect as an alkali stimulant on granulated blast furnace slag will be reduced. In reality, Ca(OH) 2 produced by the hydration of Portland cement is consumed to produce ettringite, and the surface of the hydraulic composition is neutralized by carbon dioxide gas in the air and becomes neutral. The reason for this is that the hydration rate of the hydraulic composition of the present invention is somewhat slow because it contains synthetic resin emulsion and rubber latex as components.
A larger amount of alkaline stimulant is required than in ordinary slag and slag compositions, and for these reasons, the amount of Portland cement is required to be 10 parts by weight or more. When Portland cement is used in excess, alkalinity increases due to the excess free Ca(OH) 2 produced. This excess free Ca (OH) 2 migrates to the surface and causes efflorescence, which causes a decrease in the adhesive force with mortar, making the adhesive strength unstable and sometimes extremely weak. This causes strength to vary. Another drawback is that when excessive free Ca(OH) 2 exists, ettringite, which is rapidly generated, densely covers the slag surface, suppressing the reaction of the slag. For these reasons, the amount of Portland cement must be 75 parts by weight or less per 100 parts by weight of the mixture consisting of granulated blast furnace slag and slag. Incidentally, this efflorescence phenomenon becomes more noticeable when watering and drying are repeated, such as when the product gets wet with rainwater after manufacturing, and it is an extremely inconvenient problem in practice, as it reduces the adhesive force with mortar. Examples of the synthetic resin emulsion and rubber latex according to the present invention include aliphatic carboxylic acid vinyl esters, acrylics or their esters, methacrylic acid or its esters, vinyl chloride, vinylidene chloride, styrene, olefins, butadiene, chlorobrene, acrylonitrile, etc. Examples include emulsified polymers made of one or more polymerizable monomers dispersed in water. When used, one or more types of synthetic resin emulsion and rubber latex may be used. Furthermore, these may be modified by crosslinking or modified by thermosetting resins such as polyurethane and epoxy resins. The effect of these synthetic resin emulsions and rubber latexes is not only to strengthen the entire hydraulic composition layer according to the present invention, but also to prevent a decrease in surface strength, which is the biggest drawback of slag and slag-based cured products. This reinforcement of the surface area is promoted by the transfer of the synthetic resin emulsion and rubber latex to the surface during the drying process. This reinforcing effect on the surface area is a major feature of the present invention, which does not need to be considered in conventional cement or synthetic resin emulsion paints due to their high surface strength. The decrease in surface strength of slag and slag-based cured products occurs because the surface layer is neutralized by carbon dioxide gas in the air, which prevents curing from proceeding. In the case of molded products, this problem is solved by some kind of reinforcement such as sealer treatment at the stage of secondary processing, but in the present invention, considering the purpose of use, it is necessary to take some kind of reinforcement afterwards. Taking this approach is not desirable from the standpoint of increasing the number of steps and construction costs. Therefore, in the present invention, the synthetic resin emulsion and rubber latex are essential components, and are extremely practical in that the surface can be reinforced in one step by mixing them with slag, slag, and cement-based materials. In addition, it has the effect of imparting flexibility and waterproofness to the cured material layer, and increasing the adhesive strength with the waterproof layer and with finishing materials such as mortar. The mixing ratio of these synthetic resin emulsions and rubber latex is 2 to 50% by weight in terms of solid content, based on granulated blast furnace slag, slag, and Portland cement.
If it is less than 50% by weight, the strength of the entire hydraulic composition layer and the reinforcing effect of the surface area will be insufficient.
If the amount exceeds the amount, the water absorbency of the composition layer decreases, resulting in poor mortar application workability, which is not good. A setting modifier in the hydraulic slurry according to the present invention,
For example, aluminum sulfate, alum, sodium sulfate, potassium sulfate, aluminum chloride, barium chloride, calcium chloride, sodium chloride, potassium chloride, sodium silicate, potassium silicate,
Sodium carbonate, potassium carbonate, caustic soda, caustic potassium, calcium hydroxide, etc. may be added and the coagulation time may be adjusted as appropriate. Also,
As aggregates, for example, inorganic lightweight aggregates such as perlite, shirasu balloons, foamed glass balls, vermiculite, calcined pumice, artificial lightweight bodies, foamed plastic particles,
By mixing silica sand, kansui stone, crushed slag stone, etc., it is possible to make the composite material have a wide range of properties, such as reducing the weight and considering the ease of application and construction of mortar and finishing materials. Fibers can be mixed into the hydraulic slurry according to the present invention in order to reinforce the cured material layer or improve adhesiveness. In this case, the fibers include inorganic fibers such as asbestos, rock wool, glass fiber, and slag wool, natural fibers, and synthetic fibers such as cotton, pulp, polyethylene, polypropylene, polyvinyl alcohol, polyester, and nylon. Furthermore, by mixing a thickener, the hydraulic slurry can be given an appropriate viscosity and the workability of applying it to wooden boards can be improved. Examples of thickeners include polyvinyl alcohol, methyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, cellulose derivatives such as carboxylated cellulose and their alkali salts, silica, bentonite, and the like.
In addition, dispersants such as alkyl sulfonates and melamine formalin resin sulfonates, foaming agents, colorants, fillers, antifoaming agents, and the like may be added. Next, the method of mixing the hydraulic composition is not uniquely defined, but to give one example, a synthetic resin emulsion, rubber latex, water, and if necessary, a dispersant and an antifoaming agent are mixed, and then Add granulated blast furnace slag, slag, portland cement, aggregate, filler, etc., if necessary, which have been mixed in advance, mix further, and after uniformly dispersing the mixture,
If necessary, the viscosity can be adjusted using a thickener or the like. A common method for thickening agents is to mix them with granulated blast furnace slag. When mixing fibers, it is convenient to use fibers that have been defibrated and dispersed in advance. The hydraulic composition slurry thus obtained is applied by a coating device such as a roll coater or a spreader, or
It is applied onto a waterproof layer formed on a wooden board by a method such as spray painting. The shape of the painted surface can be either flat or uneven, but if the purpose is to use it as a mortar base, it is better to use an uneven surface because it increases the surface layer, improves the adhesion of mortar, and makes the application process easier. It has advantages such as good sex and is advantageous. When applying a hydraulic composition slurry, the same composition can be divided into multiple coats, or the composition ratio can be changed and coated alternately, or the slurry can be coated over and over again. By this method, various coatings can be applied to the cured product layer. properties can be imparted to it, expanding the scope of use of the complex. In particular, in order to increase the thickness of the cured material layer in order to give it properties as a substrate, it is best to apply it in layers or by pouring it onto the board. Regarding curing, do you leave it as it is after painting?
Alternatively, after drying, rehydrate the product by spraying water, etc., and keep it indoors for 1 to 7 days or longer, without allowing it to dry out too much, or leaving the moisture required for curing to remain. Either the material is left for natural curing by being left for 1 to 7 days or more in a moist heat state using steam or the like, preferably in an atmosphere of 90° C. or less. These curing processes advance or accelerate the hydration reactions and chemical reactions of the slag, slag, and cementitious materials, but these reactions have the characteristic of proceeding over a long period of time. Therefore, there may be unreacted substances in the cured product layer of the hydraulic composition. The wall base material obtained in this way is composed of a wooden board, a waterproof layer, and a cured layer of a hydraulic composition, so it has excellent strength, physical properties, and waterproofness, and is superior to wood-based materials. Its strengths are toughness, workability,
Good workability and hardness, which is an advantage of inorganic materials,
It has a nonflammable surface, durability, and stability. Therefore, this wall base material has properties suitable as a base material, and has excellent waterproof properties and adhesion to mortar and finishing materials, prevents mortar from peeling off and cracks, and protects the wall. Not only can durability be improved, but also the deterioration in aesthetic appearance caused by cracks can be prevented. In particular, the cured layer of the hydraulic composition of the present invention prevents a decrease in surface strength caused by slag, slag, and cement materials, and also does not cause efflorescence and has good adhesion with mortar, resulting in excellent adhesive strength. It is excellent in that there is no variation and it is stable. Furthermore, the workability of the wall base material is such that it is easy to simply nail the wall base material to pillars, etc., it is easy to cut with a saw, cut out, etc., and the mortar and finishing materials must be painted. It has many excellent properties as a base material, including good workability. Therefore, by applying this wall base material as a base material when performing mortar painting, spray painting, tiling, etc. of architectural structures, lumber, waterproof paper, metal lath, etc. are unnecessary, and there is no need to apply mortar. , intermediate coating can be omitted. This saves labor or streamlines the process, and shortens the construction period. Hereinafter, the present invention will be explained in more detail with reference to Examples, but unless the gist of the present invention is changed,
It is not limited to these. The granulated blast furnace slag used in the examples has a specific surface area of 3720 cm 2 /g, and has a weight percentage of 33.9% SiO 2 , 15.0% Al 2 O 3 ,
Fe 2 O 3 0.6%, CaO4 1.7%, MgO6.1%, other 2.7
% chemical composition was used. Example 1 120% of styrene-acrylic copolymer emulsion (solid content 57%) was applied to plywood (wood species Kapor, thickness 7.5 mm, for 5-ply structure) using a roll coater.
It was applied at a rate of g/cm 2 and dried at 60° C. for 20 minutes. Next, 80 parts by weight of granulated blast furnace slag, 20 parts by weight of 2 water
Parts by weight, 25 parts by weight of ordinary Portland cement, styrene-acrylic copolymer emulsion (solid content 57
%) 40 parts by weight, 1 part by weight of dispersant and other additives, and 25 parts by weight of water, and the resulting hydraulic composition slurry was coated with a roll coater to form an uneven surface at a rate of 0.8 kg/ m2 . Painted at 40℃, relative humidity 90%
It was left in the above atmosphere for one week, and after curing, it was dried at 60°C to obtain a wall base material. Table 1 shows the physical properties of the wall base material thus obtained. Furthermore, when this wall base material was used as a base material, it had a high adhesion to mortar, was waterproof, had good workability, and did not cause any cracks in the mortar. Example 2 Plywood (wood species: white lauan, thickness 7.5 mm, 5
An acrylic emulsion (solid content: 50%) was applied to the ply structure using a roll coater at a rate of 150 g/m 2 and dried at 60° C. for 20 minutes. Next, 90 parts by weight of granulated blast furnace slag, 10 parts by weight of 2 water slag
A hydraulic composition slurry obtained by mixing 67 parts by weight of ordinary Portland cement, 33 parts by weight of styrene-butadiene latex (solid content 45%), 1 part by weight of a dispersant and other additives, and 45 parts by weight of water. The surface was coated with a roll coater at a rate of 1.3 kg/m 2 to create an uneven surface, and after drying at 60°C for 30 minutes,
After being left at a temperature of 90% or higher at relative humidity for 5 hours, it was left indoors for one week to obtain a wall base material. Table 1 shows the physical properties of the wall base material thus obtained. Furthermore, when this wall base material was used as a base material, it had a high adhesion to mortar, was waterproof, had good workability, and did not cause any cracks in the mortar. Example 3 An epoxy-modified acrylic emulsion (solid content) was coated on plywood (same as in Example 1) using a roll coater.
40%) at a rate of 150 g/m 2 and dried at 80° C. for 20 minutes. Next, 80 parts by weight of granulated blast furnace slag, 20 parts by weight of 2 water
Parts by weight, 25 parts by weight of ordinary Portland cement, 10 parts by weight of perlite, 20 parts by weight of ethylene vinyl acetate emulsion (solid content 56%), 1 part by weight of dispersant and other additives.
A hydraulic composition slurry obtained by mixing parts by weight and 35 parts by weight of water was coated at 1.0Kg/m 2 with a roll coater.
A wall base material was obtained in the same manner as in Example 1. Table 1 shows the physical properties of the wall base material thus obtained.
Furthermore, when this wall base material was used as a base material, it had high adhesion to mortar finishing material made of white cement, had good waterproof properties and workability, and did not cause any cracks in the finished layer. Example 4 Plywood (same as Example 1) was coated with urethane-modified styrene-butadiene latex (solid content 55%) at a rate of 100 g/m 2 using a roll coater, and heated at 60°C.
and dried for 20 minutes. Next, 80 parts by weight of granulated blast furnace slag, 20 parts by weight of 2 water
Parts by weight, 67 parts by weight of ordinary Portland cement, styrene-acrylic emulsion (solid content 57%)
A hydraulic slurry obtained by mixing 120 parts by weight, 2 parts by weight of a setting accelerator, 1 part by weight of a dispersant and other additives, and 10 parts by weight of water was coated with a roll coater at a rate of 400 g/m 2 . In addition, 80 parts by weight of granulated blast furnace slag, 20 parts by weight of dihydric slag, 50 parts by weight of ordinary Portland cement, 150 parts by weight of Kansuishi, 50 parts by weight of styrene-acrylic emulsion (solid content 57%),
Mix 2 parts by weight of dispersant and other additives and 20 parts by weight of water,
It was coated smoothly using a roll coater, and a wall base material was obtained in the same manner as in Example 2. Table 1 shows the physical properties of the wall base material thus obtained. Also,
When this wall base material was used as a base material, it had high adhesion to emulsion-based spray paints, had good waterproof construction properties, and was suitable as a base material for spray paints. Furthermore, when a white cement-based spray paint was used instead of the emulsion-based spray paint, it similarly had a high adhesion to the spray paint and was waterproof and easy to apply, making it suitable as a base for the spray paint. Ta.

【表】【table】

【表】 実施例 5 実施例3の水硬性組成物スラリーに代えて、高
炉水砕スラグ80重量部、2水セツコウ20重量部普
通ポルトランドセメント25重量部、パーライト
12.5重量部、スチレンアクリル系共重合エマルジ
ヨン(固形分57%)25重量部、分散剤他添加剤2
重量部、水52重量部を混合して得られた水硬性組
成物スラリーを用い、その塗布量を1.5Kg/m2
割合で塗装する以外は実施例3と同様にして壁下
地材を得た。このようにして得られた壁下地材の
硬化物層の付着力は5.8Kg/cm2であつた。また、
セメント:標準砂が容積比で1:3のモルタルを
塗布養生後平面引張り法にてモルタルの被付着力
を測定したところ5.5Kg/cm2であつた。さらに、
本実施例に従つて壁下地材を作成し、同様の方法
で5回モルタルの被付着力を測定したところ、全
て4.0Kg/cm2以上の強度を示し、強度のばらつき
もなく安定していた。また、この壁下地材をモル
タルの下地材として使用したところ防水性、施工
性もよく、また、モルタルともよく密着し、耐久
性のある堅牢なモルタル壁が得られた。 比較例 1 実施例5の水硬性組成物スラリーに代えて、普
通ポルトランドセメント100重量部、パーライト
10重量部、スチレンアクリル系共重合エマルジヨ
ン(固形分57%)20重量部、分散剤他添加剤1.5
重量部、水38重量部を混合して得られた水硬性組
成物スラリーを用いる以外は実施例5と同様にし
て壁下地材を得た。このようにして得られた壁下
地材の硬化物層の表面には白華が生じていた。実
施例5と同様にして測定した壁下地材の硬化物層
の付着力は5.3Kg/cm2で、モルタルの被付着力は
0.4Kg/cm2であつた。また、同様にして5回モル
タルの被付着力を測定したところ、1回は4.0
Kg/cm2以上の強度を示したが、他の4回は全て
1.5Kg/cm2以下で、強度が低く、ばらつきが大き
かつた。また、この壁下地材をモルタルの下地材
として使用したところ、6ケ月経過後モルタルの
端部が幅10〜30cmにわたつて剥離して浮き上がつ
た。その原因はモルタルの被付着力が小さかつた
ことによるものと考えられる。 比較例 2 実施例5の水硬性組成物スラリーに代えて、高
炉水砕スラグ45重量部、2水セツコウ5重量部、
普通ポルトランドセメント100重量部、パーライ
ト12.5重量部、スチレンアクリル系共重合エマル
ジヨン(固形分57%)25重量部、分散剤他添加剤
2重量部、水64重量部を混合して得られた水硬性
組成物スラリーを用いる以外は実施例5と同様に
して壁下地材を得た。実施例5と同様にして測定
した壁下地材の硬化物層の付着力は6.0Kg/cm2で、
モルタルの被付着力は3.1Kg/cm2であつた。また、
同様にして5回モルタルの被付着力を測定したと
ころ、1回は4.0Kg/cm2以上であつたが、2回は
1.5Kg/cm2以下で、他の2回は1.5〜4.0Kg/cm2で、
ばらつきが大きかつた。 比較例 3 実施例5の水硬性組成物スラリーに代えて、高
炉水砕スラグ80重量部、2水セツコウ20重量部、
普通ポルトランドセメント90重量部、パーライト
20重量部、スチレンアクリル系共重合エマルジヨ
ン(固形分57%)35重量部、分散剤他添加剤2重
量部、水85重量部を用いる以外は実施例5と同様
にして壁下地材を得た。実施例5と同様にして測
定した壁下地材の硬化物層の付着力は5.1Kg/cm2
で、モルタルの被付着力は4.9Kg/cm2であつた。
また、同様にして5回モルタルの被付着力を測定
したところ、4回は4.0Kg/cm2以上であつたが、
他の1回は1.5〜4.0Kg/cm2であつた。 次に実施例4、同5、比較例1、同2、同3で
得られた壁下地材について乾燥繰返し試験をおこ
なつた。その結果を表2に示す。
[Table] Example 5 In place of the hydraulic composition slurry of Example 3, 80 parts by weight of granulated blast furnace slag, 20 parts by weight of dihydric slag, 25 parts by weight of ordinary Portland cement, and perlite.
12.5 parts by weight, 25 parts by weight of styrene-acrylic copolymer emulsion (solid content 57%), dispersant and other additives 2
A wall base material was obtained in the same manner as in Example 3, except that a hydraulic composition slurry obtained by mixing 52 parts by weight and 52 parts by weight of water was used, and the coating amount was 1.5 kg/ m2 . Ta. The adhesive strength of the cured layer of the wall base material thus obtained was 5.8 Kg/cm 2 . Also,
A mortar with a volume ratio of cement to standard sand of 1:3 was applied, and after curing, the adhesion force of the mortar was measured using the plane tension method and was found to be 5.5 Kg/cm 2 . moreover,
A wall base material was prepared according to this example, and the adhesion force of mortar was measured 5 times using the same method. All of them showed a strength of 4.0 Kg/cm 2 or more, and there was no variation in strength and it was stable. . Furthermore, when this wall base material was used as a mortar base material, it had good waterproof properties and workability, and also adhered well to the mortar, resulting in a durable and robust mortar wall. Comparative Example 1 In place of the hydraulic composition slurry of Example 5, 100 parts by weight of ordinary Portland cement, pearlite
10 parts by weight, 20 parts by weight of styrene-acrylic copolymer emulsion (solid content 57%), 1.5 parts by weight of dispersant and other additives
A wall base material was obtained in the same manner as in Example 5, except that a hydraulic composition slurry obtained by mixing 38 parts by weight and 38 parts by weight of water was used. Efflorescence was observed on the surface of the cured material layer of the wall base material thus obtained. The adhesion force of the cured material layer of the wall base material measured in the same manner as in Example 5 was 5.3Kg/cm2, and the adhesion force of the mortar was 5.3Kg/ cm2 .
It was 0.4Kg/ cm2 . In addition, when the adhesion force of mortar was measured five times in the same way, the first time was 4.0.
The strength was over Kg/cm 2 , but the other four times were all
At 1.5 Kg/cm 2 or less, the strength was low and the variation was large. Further, when this wall base material was used as a base material for mortar, after 6 months, the edges of the mortar peeled off over a width of 10 to 30 cm and floated up. The reason for this is thought to be that the adhesion force of the mortar was small. Comparative Example 2 In place of the hydraulic composition slurry of Example 5, 45 parts by weight of granulated blast furnace slag, 5 parts by weight of dihydric slag,
Hydraulic properties obtained by mixing 100 parts by weight of ordinary Portland cement, 12.5 parts by weight of perlite, 25 parts by weight of styrene-acrylic copolymer emulsion (solid content 57%), 2 parts by weight of dispersants and other additives, and 64 parts by weight of water. A wall base material was obtained in the same manner as in Example 5 except that the composition slurry was used. The adhesion force of the cured material layer of the wall base material measured in the same manner as in Example 5 was 6.0 Kg/cm 2 ,
The adhesion force of the mortar was 3.1 Kg/cm 2 . Also,
When the adhesion force of mortar was measured 5 times in the same way, it was 4.0Kg/cm 2 or more once, but twice.
1.5Kg/ cm2 or less, the other two times were 1.5-4.0Kg/ cm2 ,
There was a large variation. Comparative Example 3 In place of the hydraulic composition slurry of Example 5, 80 parts by weight of granulated blast furnace slag, 20 parts by weight of dihydric slag,
90 parts by weight of ordinary Portland cement, perlite
A wall base material was obtained in the same manner as in Example 5, except that 20 parts by weight, 35 parts by weight of styrene-acrylic copolymer emulsion (solid content 57%), 2 parts by weight of dispersant and other additives, and 85 parts by weight of water were used. . The adhesion force of the cured material layer of the wall base material measured in the same manner as in Example 5 was 5.1 Kg/cm 2
The adhesion force of the mortar was 4.9Kg/cm 2 .
In addition, when the adhesion force of mortar was measured 5 times in the same manner, it was 4.0 Kg/cm 2 or more on 4 occasions, but
The other time it was 1.5-4.0Kg/ cm2 . Next, the wall base materials obtained in Examples 4 and 5 and Comparative Examples 1, 2, and 3 were subjected to a repeated drying test. The results are shown in Table 2.

【表】 乾燥繰返し試験方法 20℃の水中に2時間浸漬後、40℃90%RHの湿
空中で12時間、さらに20℃65%RHの室内に10時
間放置を1サイクルとし、10回繰返す。 白華発生度 大:表面全体がほぼ覆われている状態 中:表面全体にわたり薄く白つぽくなつている
状態 なし:白華が観察されない状態 モルタル被付着力試験方法 乾湿繰返し試験後の試験片にセメント:標準砂
=1:3(容積比)のモルタルを塗布養生後、平
面引張り法にて測定し、5個の平均値を被付着力
とする。さらに同じ試験を5回おこない、平均被
付着力、被付着力安定度を求める。被付着力安定
度は被付着力を3段階に分類し、5回の試験で被
付着力がそれぞれに該当した回数をあらわす。 A;4.0Kg/cm2以上、B;1.5Kg/cm2以上4.0Kg/
cm2未満、C;1.5Kg/cm2未満 比較例1は水硬性組成物に高炉水砕スラグ、セ
ツコウ類を使用していない場合で、そのため白華
が発生し、モルタル類の被付着力が低く、またば
らつきも大きい。比較例2、同3はポルトランド
セメントの使用量が多過ぎる場合で、そのため白
華が発生し易く、モルタル類の被付着力が低く、
またばらつきも大きい。 以上実施例、比較例から明らかな如く、本発明
による壁下地材として優れた特性を具備してお
り、実用上極めて有用なものであることが判る。
[Table] Repeated drying test method One cycle is immersion in water at 20°C for 2 hours, then 12 hours in a humid atmosphere at 40°C and 90% RH, and then left in a room at 20°C and 65% RH for 10 hours, and the cycle is repeated 10 times. Degree of efflorescence Large: Almost the entire surface is covered Medium: Thin white patches are present over the entire surface None: No efflorescence is observed Mortar adhesion test method Test piece after dry-wet cyclic test After applying and curing mortar with cement: standard sand = 1:3 (volume ratio), it was measured by the plane tension method, and the average value of the five measurements was taken as the adhesion force. Furthermore, the same test is performed five times to determine the average adhesion force and the stability of the adhesion force. The adhesion force stability classifies the adhesion force into three levels and represents the number of times the adhesion force falls under each of the five tests. A; 4.0Kg/cm 2 or more, B; 1.5Kg/cm 2 or more 4.0Kg/
less than cm 2 , C: less than 1.5Kg/cm 2 Comparative Example 1 is a case where granulated blast furnace slag and slag are not used in the hydraulic composition, which causes efflorescence and reduces the adhesion of mortar. It is low and the variation is large. Comparative Examples 2 and 3 are cases in which too much Portland cement is used, and as a result, efflorescence is likely to occur, and the adhesion of mortar is low.
There is also large variation. As is clear from the above Examples and Comparative Examples, the wall base material according to the present invention has excellent properties and is found to be extremely useful in practice.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 木質板の片面または両面に防水層を有し、そ
の防水層の上に、高炉水砕スラグ70〜95重量%、
セツコウ類5〜30重量%からなる混合物100重量
部に対し、ポルトランドセメント10〜75重量部か
らなるスラグ、セツコウ、セメント系材料と、該
スラグ、セツコウ、セメント系材料100重量部に
対し固形分で2〜50重量部の合成樹脂エマルジヨ
ンまたはゴムラテツクスと水、必要ならば凝結調
整剤、骨材とからなる水硬性組成物の硬化物層を
有することを特徴とする壁下地材。 2 木質板の片面または両面に防水層が形成さ
れ、その防水層の上に、高炉水砕スラグ70〜95重
量%、セツコウ類5〜30重量%からなる混合物
100重量部に対し、ポルトランドセメント10〜75
重量部を加えてなるスラグ、セツコウ、セメント
系材料と、該スラグ、セツコウ、セメント系材料
100重量部に対し固形分で2〜50重量部の合成樹
脂エマルジヨンまたはゴムラテツクスと水、必要
ならば凝結調整剤、骨材とを混合して得られる水
硬性組成物スラリーを塗装した後、養生するか、
または乾燥後、水分補給して養生することを特徴
とする壁下地材の製造方法。
[Claims] 1 A wooden board has a waterproof layer on one or both sides, and on the waterproof layer, 70 to 95% by weight of granulated blast furnace slag,
For 100 parts by weight of a mixture consisting of 5 to 30 parts by weight of slags, slag, slag, or cement material consisting of 10 to 75 parts by weight of Portland cement; 1. A wall base material comprising a cured layer of a hydraulic composition comprising 2 to 50 parts by weight of a synthetic resin emulsion or rubber latex, water, and, if necessary, a setting regulator and aggregate. 2 A waterproof layer is formed on one or both sides of the wooden board, and on top of the waterproof layer is a mixture consisting of 70 to 95% by weight of granulated blast furnace slag and 5 to 30% by weight of slag.
10 to 75 parts by weight of Portland cement
Slag, slag, and cement-based materials made by adding parts by weight, and said slag, slag, and cement-based materials
After painting a hydraulic composition slurry obtained by mixing 2 to 50 parts by weight of synthetic resin emulsion or rubber latex in terms of solid content per 100 parts by weight, water, and if necessary a setting regulator and aggregate, the slurry is cured. mosquito,
Alternatively, a method for manufacturing a wall base material, which is characterized by drying and then curing by replenishing moisture.
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