JPH02287074A - 保冷箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業−１，の利用分野］ 本発明は、被冷却物を定温に保つためσ）保冷箱に関す
る。

１従来の技術］ 近年、コンビニエンスストアの普及により、配送センタ
ーから小売店までの食品の定温輸送は、１台の保冷用に
常温食品、冷蔵食品や冷凍食品等を混載して行う方式が
主流となっている。なお。

このような混載による輸送においては、配送センターに
おける食品の各小売店Ｉ＼の仕分は作業や食品の冷凍車
への積載効率を考慮して、半ダース入り、１ダース入り
または２ダース入り等の２種類以上の専用ケースを使用
する機会が多くなっている。

［発明が解決しようとする課Ｍ］ しかるに、食品の定温輸送においては、配送センターの
冷凍庫から冷凍車に積載するまでの間、また冷凍車から
小売店のショーウィンドーに陳列するまでの間に食品が
外気に直接接触し゛Ｃ定温を保持できない場合があった
。

このため、従来より、冷蔵食品または冷凍食品等の食品
を定温に保ちながら搬送を行う定温輸送においては、特
開昭５７−１９８９７６号公報に記載されているように
、断熱容器内に蓄冷材と食品とを両方とも入れて、食品
を定温に保ちなから輸送１″る形態がとられている。

しかるに、断熱容器内に食品と蓄冷材とを入れなければ
ならず、配送センターにおける食品の仕分は作業や断熱
容器内への収納作業が複雑となるという課題があ−っな
。

本発明は、仕分は作業や断熱容器内への収納作業がＪＦ
′−常に容易な保冷箱の提供を目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明の保冷箱は、内部と外部とを断熱する断熱容２；
と、該断熱容器に一体的に設けられ、前記断熱容器内を
冷却する蓄冷祠とからなる技術手段を採用し、た。

［（ｔ　１．、Ｔ’ｌ　１１ 本発明の保冷箱は、前記技術−ｆ−段によりつぎの作［
ｆｌをイ］１′−る。

断熱容器と蓄冷材とを一体的に設けた保冷箱を使用する
ことよって、この保冷箱が外気に接触しても断熱容器に
より内部と外部とが断熱され、さらに浩冷柑により断熱
容器内を冷却することができるので、保冷箱内に収納す
る被冷却物を長時間低温でしかも定温に保つことが可能
となる。

また、別途の蓄冷材を必要とすることなく、保冷箱内に
所定の個数の被冷却物を収納するだけで、例えば異なっ
た種類または巽なった個数の被冷却物を速やかに輸送可
能な状態とすることができるので、被冷却狛ｊグ）仕分
は作業や保冷箱へθ〕収納作業が容易となる。

［発明の効果〕 本発明の保冷箱は、前記技術手段および作用に９Ｌりつ
ぎの効果を奏する。

被冷却物を長時間低温でしかも定温に保つことがてき、
被冷却物の仕分は作業や保冷箱への収納１ヤ業を非常に
容易に行うことができる。

「実施例］ 本発明の保冷箱を図に示す実施例に基づき説明する。

第１図ないし第６図は本発明の第１実施例を示す。第１
図は保冷箱を示し、第２図および第３［・４は蓄冷材シ
ートを示す。

保冷箱１は、冷凍食品、乳製品、魚、肉等の被冷却物４
の定温輸送に使用され、内部と外部とを断熱する断熱容
器２と、該断熱容器２内を冷却する蓄冷材３とを一体形
成したものである。この保冷箱１は、第２図に示す平徴
状の蓄冷材シーｈ１０を各折曲部１０ａ・〜１０ｅで所
定の方向に折曲げることにより形成される。

保冷箱１は、立方体形状を呈し、蓋板部１１、底板部１
２および複数の側板部１３−１６をす１する。

底板部１２には、ドレン水の４）し出を容易にするドレ
ン穴１２ａが形成されている。このため、被冷却物４は
、底板部１２のドレン穴１２ａによって、水分によって
濡れることが防止される。

蓋板部１１および側板部１３．１４には、蓋板部１１お
よび側板部１３．１４を側板部１５．１Ｇに接着させる
一方のファスナー１７が内側面の所定の場所に接着され
ている。側板部１５．１６には、側板部？５．１６を側
板部１３．１４の一方のファスナー１７に接着させる他
方のファスナー１８が内側向の所定の場所に接熱されて
いる。また、側板部１６の他方のファスナー１８は、蓋
板部１１の一方のファスナー１７に接着する。

断熱容器２は、断熱材２１および３層の薄板２２．２３
．２４を有する。

断熱材２１は、ウレタンフオーム等の熱伝導性の小さい
樹脂で製造され、保冷箱１の内部と外部とを断熱して、
蓄冷材３の温度を定温に保つものである。

薄板２２．２３．２４は、樹脂やラミネートで製３ｉさ
れ、立方体形状を保つための補強板として機能する。ま
た、薄板２２．２３は、内部に入れＪ）れな蓄冷材３の
流出を防止するために、薄板２２．２３の各折曲部１０
ａ〜１０ｅや外周縁等で薄板２２．２３が接着剤等で貼
り合わされている。さらに、薄板２４は、保冷箱１の通
い箱５の出入れ時に断熱材２１の表面か通い箱５の内壁
面に摺接し磨耗することを防Ｈしている。薄板２３．２
４は、断熱材２１に接着剤等で貼り合わされている。

蓄冷材３は、無機系または有機系材料により製造され、
断熱容器２の薄板２２．２３間に入れられ、保冷箱１の
内部に収納された被冷却物４を保冷するものである。こ
の蓄冷材３は、低粘度の液状蓄冷剤が使用され、融点の
調整は添加剤の成分、配合および添加量を増減すること
により行われる。

ここで、保冷箱１は、使い易さを考慮して、使用する温
度帯により薄板２２．２４の色を変化させることが考え
ｊ′、れる。例えば、０°Ｃは、オレンジ色、１８°Ｃ
は緑色等である。また、蓄冷材シート１０の厚みは、使
用するｊ、２度帯に応しＣ蓄冷材３の厚みが責なるため
１種々考えられろが、通い箱５内への被冷却物４の積載
効率を考慮すると約３ｍ１１１・〜２０ｍｍが適当であ
る。

本実施例の蓄冷材シー■・１０の作動を第１し１ないし
第６図に仄づき説明する。

薄板２２．２３内に液状蓄冷材を入れ°ζ、液状蓄冷材
が流出しないように２つの薄板２２．２３の折曲部１０
．１〜１ｏｅや外周縁を接査剤等により貼り合わせる、
さらに、薄板２３に断熱材２１および薄板２４を順に接
着剤等により貼り合わせζ、保冷箱１を展開しまた形状
の蓄冷材シーＩ・１０を形成する。この蓄冷材シー１−
１０を折りたたんで、第４図に示すように、冷凍庫６内
に入れて液状蓄冷材を凍結させる。

つぎに、第５図に示すように、蓄冷材３が凍結し“（い
る蓄冷材シート１０を冷凍１セロから取り出し、蓄冷材
３が断熱材２１より保冷箱１の内側に配されるように、
各折曲部１０ａ−１０ｅを所定の方向に折曲げる。そし
て、−力゛の）“ｒスナ−１７と他方ノファスナー１８
とを接着さぜ、側板部１３．１４にぞｈそれ側板部１５
．１６を接着させて保冷箱１を組立てる。

この保冷箱１内に所定の個数の被冷却″！ｆ＠４を収納
して、第６図に示すように、硬質で所定の形状の通い箱
５内に保冷箱１の底板部１２が図示下方となるように入
れる。

このとき、例えば異なった種類の液冷’１１１物４を複
数の保冷箱１に仕分けする場合であっても、保冷箱１内
に被冷却物４とともに蓄冷材や断熱４Ａを収納すること
なく、仕分は作業を行うことによって、速やかに輸送可
能な状態と）ることかできるので、異なった種類の被冷
却物４の仕分は作業が非常に容易となる。

また、保冷Ｗｉ１内に被冷却物４とともに蓄冷材や断熱
材を収納することなく、収納作業を行うことによって、
被冷却物４を速やかに輸送”Ｔ能な状態とすることがで
きる。このため、被冷却物４の仕分は作業や保冷箱１へ
の収納作業が非常に容易となる。

なお、保冷箱１を所定の形状の通い箱５内に入れて冷藏
車や冷凍車などの保冷用への積載作業を行うことによっ
て、通い箱５を効率良く積載することができるので、保
冷箱１の積載効率も向」する。

さらに、保冷箱１の内部に、冷凍食品、乳製品、魚、肉
等の被冷却物４を人？１−ることによって、被冷却物４
が配送センサ・−の冷凍庫から冷凍車、さらに冷凍１ｆ
から小売店のショーケースに陳列されるま゛乙途中で保
冷箱１が外気に晒され”Ｃも被冷却物４が「Ｈ接外気に
触れることがないので、低温でしかも定温に保たれた状
態で複数の被冷却物４を搬送することができる。

し々がっ°Ｃ１保冷ｗ１１内は、：舊時、はぼ所定の低
温に保たれるので、例えば被冷却物４がアイスクリーム
の場合で島っζも配送センナ−の冷凍庫から冷凍車に積
載する途中、あるいは冷凍車から小売店のシ・１−ケー
スに陳列する途中で溶は出すことを確実に防止できる。

第７図および第８図は本発明の第２実施例の蓄冷材シー
ト　１００を示す。

（第１実施例と同−機能物は同番号をイ・１ず）本実施
例の蓄冷材シート１００は、組立てた時に円筒形状の保
冷箱となるように、円形の蓑板部１１１、円形の底板部
１１２および側板部１１３を有する。

この側板部１１３は、一方のファスナー１１４、および
該一方のファスナー１１４に接着する他方のファスナー
１１５をイ１する。また、０１！！板部１１３は、被冷
却物４が水分によって濡れることを防＋１．するドレン
穴１１６を有する。

第９図お、１び第１０図は本発明の第３実施例の鮮度保
持シート付き蓄冷材シー？−２００を示す。

（第１実施例と同一４！１能物は同番号をイ］す）本実
施例の鮮度保持シート付き蓄冷ｔオシ−１〜２００は、
第１実施例の薄板２２のかわりに鮮度保持シート２０１
を貼着したものである。この鮮度保持シート２０１と蓄
冷材３との組合わせにより、食品の品質を落とすことの
ない定温輸送ができる。

鮮度保持シート２０１の材料は、ポリエチレンに大谷石
やゼオライトを配合した、エチレン吸着に効果のある＋
、ｒ　１１、あるい１１園脂付シーｌ−にシリカ系李孔
質を配合しアン（ニア唱名に効果のあるｔ４料などを使
用すると良い。

第１１１４は本発明の第・１′天施例の蓄冷材シート３
００を示ず。

（第１実施例と同−機能物は同番号を付す）本実施例の
蓄冷材シー１−３００は、組立てた時に直ツノ体形状の
保冷箱となる。この蓄冷材シ、−１−３００は、第り実
施例のように全てのた板部３０１、底板部３０２および
複数の側板部３０３・〜３０６に蓄冷材３を装着するの
ではなく、使用状態に対応した鼠だけ、例えば断熱容器
２の蓋板部３０１および底板部３０２にのみ蓄冷材３を
装着したものである。

第１２図は本発明の第５実施例の水分吸着シート付き蓄
冷材シート４００を示す。

（第１実施例と同−機能物は同番↓Ｊをイ・１ず）本実
施例の水分吸着シート付き蓄冷材シート４００は、組立
てた時に直方体形状の保冷箱となり、蓋板部４０１、底
板部４０２および複数の側板部４０３〜４０６を有する
。底板部４０２は、第１実施例のようなドレン穴のかわ
りに、フｔスー）−〜４１１等の接各方法で固着した水
分吸着シート付）　４０７を使用している。

〔他ヅ〕実施例〕 本実施例では、断熱容器と蓄冷材とを貼り合わせること
によっ゛ζ一体形成としたが、断熱容器の断熱材中に蓄
冷材を封入しても良い。

本実施例では、保冷箱が１つ入る通い箱を用いたが５保
冷箱が複数人る通い箱を用いても良い。

また、蓄冷材シートの薄板に硬質Ｊ〕材料を使用した場
合には、通い箱を使用しなく”ζも形状がくずれること
はない。

本実施例では、保冷箱の形状を立方体形状、直方体形状
または円筒形状としたが、保冷箱の形状を多角柱形状、
円錐形状、多角錐形状等の種々の形状としても良い。

本実ｈ＠例では、蓄冷材シートの形状を単純な保冷箱の
展開形状としたが、蓄冷材シートの形状をのり代部を有
する保冷箱の展開形状としても良い。

また、蓄冷材シートとして、保冷箱内に缶や瓶などが入
るように、格子付き蓄冷材シートを用いても良い。また
、断熱材の外（！ｔ！ｉに配される薄板はなくても良い
。

本実施例では、蓄冷材シートの蓋板部、底板部および複
数の側板部の接Ａ方法としてファスナーを用いたが、蓄
冷材シー１〜の蓋板部、底板部および複数の［１１１１
１部の接着方法として糊付け、接着剤等による接着方法
などを用い°Ｃも良い。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は本発明の第１実施例を示す。第１
図は保冷箱を示す斜視図、第２図は蓄冷材シートを示す
平面（閏、第３１Ａは蓄冷材シー　トを示す断面図、第
４図は蓄冷材シート凍結庫を示す斜視図、第５図は保冷
箱を通い箱に入れる状態を示す斜視図、第６図は破冷却
物入りの保冷箱を通い箱に入れた状態を示す断面図であ
る。 第７図および第８図は本発明の第２実施例を示す。第７
図は蓄冷材シー）・を示ず平面図、第８１″Ａは蓄冷材
シートを示す断面１３である。 第９図および第１０図は本発明の第３実施例を示す、第
９図は鮮度保持シート付き蓄冷（４シー　トを示す斜視
図、第１０図は鮮度保持シート付き蓄冷材シートを示す
断面図である。 第１１図は本発明の第４実施例を示）。第１１図は蓄冷
材を蓋板部と底板部とにのみ設けた拵冷材シーＩ・を示
す斜視図である。 第１２図は本発明の第５実施例を示す。第１２［Ａは水
分吸着シート付き蓄冷材シートを示す♀゛）視図である
。 図中 １・・・保冷箱　２・・・断熱容器　３・・・蓄冷材　
４・・被冷却物　２１・・・断熱材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　１）（ａ）内部と外部とを断熱する断熱容器と、（ｂ
   ）該断熱容器に一体的に設けられ、前記断熱容器内を冷
   却する畜冷材と からなる保冷箱。