JPH0142076Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0142076Y2 JPH0142076Y2 JP18630183U JP18630183U JPH0142076Y2 JP H0142076 Y2 JPH0142076 Y2 JP H0142076Y2 JP 18630183 U JP18630183 U JP 18630183U JP 18630183 U JP18630183 U JP 18630183U JP H0142076 Y2 JPH0142076 Y2 JP H0142076Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- watch
- hole
- tilt prevention
- prevention member
- wall clock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 28
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Packaging For Recording Disks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は時計背面から掛止具が突出されると共
に、その掛止具が時計ケースの中央より離れた位
置に設けられた掛時計に関し、使用時において掛
時計が傾いて掛止されることがなく、時計の表示
部が壁等の掛止面と確実に平行状態にて掛止され
ることを特徴とする。
に、その掛止具が時計ケースの中央より離れた位
置に設けられた掛時計に関し、使用時において掛
時計が傾いて掛止されることがなく、時計の表示
部が壁等の掛止面と確実に平行状態にて掛止され
ることを特徴とする。
従来、薄型化された掛時計の中には時計ケース
の中に時計機械体を完全に収納せずに外部に露出
させた時計がある。この種の時計において特に掛
止具が時計ケースの中央から離れた位置に設けら
れているものでは、掛時計を壁等に掛止した状態
において、時計ケースの下部が壁面等に係合して
いないために、掛時計はその掛止部を中心に揺動
する。そのため、特に振子装置を備えた掛時計に
おいては振子装置の好適な振子動作が得られない
という不具合が生じていた。また、掛時計の下部
に動く装飾装置等を設けたことによつて、掛時計
の重心位置が時計の下部にある場合では、掛時計
の下部が壁面に係合することによつて、掛時計が
傾いた状態で掛止され、そのために装飾装置の動
作が止まつてしまうという問題があつた。
の中に時計機械体を完全に収納せずに外部に露出
させた時計がある。この種の時計において特に掛
止具が時計ケースの中央から離れた位置に設けら
れているものでは、掛時計を壁等に掛止した状態
において、時計ケースの下部が壁面等に係合して
いないために、掛時計はその掛止部を中心に揺動
する。そのため、特に振子装置を備えた掛時計に
おいては振子装置の好適な振子動作が得られない
という不具合が生じていた。また、掛時計の下部
に動く装飾装置等を設けたことによつて、掛時計
の重心位置が時計の下部にある場合では、掛時計
の下部が壁面に係合することによつて、掛時計が
傾いた状態で掛止され、そのために装飾装置の動
作が止まつてしまうという問題があつた。
本考案は上記従来の問題を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、時計背面から掛止
具の外周面までの長さと略同一長さを有する傾き
防止部材を時計背面に設けると共に、該傾き防止
部材は時計ケース内に収納可能としたことを特徴
とする。
れたものであり、その目的は、時計背面から掛止
具の外周面までの長さと略同一長さを有する傾き
防止部材を時計背面に設けると共に、該傾き防止
部材は時計ケース内に収納可能としたことを特徴
とする。
この目的を達成するために本考案では、掛止具
が時計背面よりも突出され、かつ、ケースの中央
から離れた位置に設けられた掛時計において、時
計背面に設けられた透孔と、該透孔の内周面に設
けられた少なくとも1個の溝部と、前記透孔の内
周径より大径な広がり部、透孔の内周径より小さ
な外周面、掛時計を掛止するための壁等の掛止面
と係合可能な係合面、および前記外周面に形成さ
れ、前記透孔の溝部と係合可能であつて、広がり
部から所定の長さだけ離れた位置に時計背面と係
合可能な位置決め端面を有する位置決め突部を備
え、位置決め端面から係合面までの長さと時計背
面から掛止具の外周面までの長さが略同一に設定
された傾き防止部材と、から構成され、前記傾き
防止部材は輸送時に時計ケース内部へ収納され、
使用時には時計ケース外部に露出固定されること
によつて、掛止状態における時計の傾きを防止し
たことを特徴とする。
が時計背面よりも突出され、かつ、ケースの中央
から離れた位置に設けられた掛時計において、時
計背面に設けられた透孔と、該透孔の内周面に設
けられた少なくとも1個の溝部と、前記透孔の内
周径より大径な広がり部、透孔の内周径より小さ
な外周面、掛時計を掛止するための壁等の掛止面
と係合可能な係合面、および前記外周面に形成さ
れ、前記透孔の溝部と係合可能であつて、広がり
部から所定の長さだけ離れた位置に時計背面と係
合可能な位置決め端面を有する位置決め突部を備
え、位置決め端面から係合面までの長さと時計背
面から掛止具の外周面までの長さが略同一に設定
された傾き防止部材と、から構成され、前記傾き
防止部材は輸送時に時計ケース内部へ収納され、
使用時には時計ケース外部に露出固定されること
によつて、掛止状態における時計の傾きを防止し
たことを特徴とする。
以下図面に示された本考案に係る一実施例に基
づいて本考案を説明する。
づいて本考案を説明する。
第1図には本考案に係る掛時計2が掛止面4に
掛止された状態が示されている。
掛止された状態が示されている。
この掛時計2は時計ケース6の背面から時計機
械体8がはみ出されて構成され、時計機械体8の
上方には掛止具10が設けてある。また、時計機
械体8は、振子駆動装置を含み、振子体12は時
計機械体8の下方に垂下保持されている。
械体8がはみ出されて構成され、時計機械体8の
上方には掛止具10が設けてある。また、時計機
械体8は、振子駆動装置を含み、振子体12は時
計機械体8の下方に垂下保持されている。
時計ケース6の下方には傾き防止部材14が設
けられており、第2図にはその傾き防止部材14
が時計ケース内に収納された状態を示す断面図が
示されている。第2図において時計ケース6の内
部には支柱16が突設され、該支柱16には傾き
防止部材14が遊合されている。時計ケース7に
は支柱16と略同一の中心を有する透孔18が穿
設され、該透孔18には第3図に示されているよ
うに2個の溝部20が形成されている。透孔18
の内径は傾き防止部材14の小径部22より大き
く設定されているので傾き防止部材14は透孔1
8に対して遊合されている。
けられており、第2図にはその傾き防止部材14
が時計ケース内に収納された状態を示す断面図が
示されている。第2図において時計ケース6の内
部には支柱16が突設され、該支柱16には傾き
防止部材14が遊合されている。時計ケース7に
は支柱16と略同一の中心を有する透孔18が穿
設され、該透孔18には第3図に示されているよ
うに2個の溝部20が形成されている。透孔18
の内径は傾き防止部材14の小径部22より大き
く設定されているので傾き防止部材14は透孔1
8に対して遊合されている。
傾き防止部材14は第4図に示されているよう
に小径部22、広がり部24、2個の突部26、
及び中心孔28から成り、広がり部24の外径は
時計ケース7の透孔18よりも大きく設定されて
いる。また、突部26は第3図に示された溝部2
0と遊合状態に設定され、その端面27と傾き防
止部材14の端面30との間の長さは第1図にお
ける時計背面7aと掛止具10の外側面10aと
の間の長さと略同一に設定されている。
に小径部22、広がり部24、2個の突部26、
及び中心孔28から成り、広がり部24の外径は
時計ケース7の透孔18よりも大きく設定されて
いる。また、突部26は第3図に示された溝部2
0と遊合状態に設定され、その端面27と傾き防
止部材14の端面30との間の長さは第1図にお
ける時計背面7aと掛止具10の外側面10aと
の間の長さと略同一に設定されている。
本考案に係る傾き防止装置の一実施例は以上の
とおり構成されており、次にその作用効果につい
て説明する。
とおり構成されており、次にその作用効果につい
て説明する。
第2図には傾き防止部材14を時計ケース6内
に収納した状態が示され、時計背面からは摘み部
15のみが突き出されている。この状態では傾き
防止部材14の突部26は透孔18の溝部20と
係合している。
に収納した状態が示され、時計背面からは摘み部
15のみが突き出されている。この状態では傾き
防止部材14の突部26は透孔18の溝部20と
係合している。
掛時計2を壁等の掛止面に掛止するときは、第
2図における傾き防止部材14の摘み部15を摘
んで矢印A方向に引き、傾き防止部材14の広が
り部24を時計ケース7の内側面に当接させた状
態にて傾き防止部材14を左方向又は右方向に略
90度回転させると傾き防止部材14の突部26と
透孔18の溝部20は係合不可能状態に配置さ
れ、これによつて突部26の端面27は時計ケー
ス7の平面上に係合する。その結果、傾き防止部
材14は時計ケース6内に収納されることなく、
外側に立設保持される。
2図における傾き防止部材14の摘み部15を摘
んで矢印A方向に引き、傾き防止部材14の広が
り部24を時計ケース7の内側面に当接させた状
態にて傾き防止部材14を左方向又は右方向に略
90度回転させると傾き防止部材14の突部26と
透孔18の溝部20は係合不可能状態に配置さ
れ、これによつて突部26の端面27は時計ケー
ス7の平面上に係合する。その結果、傾き防止部
材14は時計ケース6内に収納されることなく、
外側に立設保持される。
従つて、第1図に示すように傾き防止部材14
の端面30が壁等の掛止面4に当接することによ
つて掛時計2は掛止具10と係合する釘を中心に
揺動することがなくなる。また、掛時計2は掛止
面2と確実に平行配置されるので、掛時計2の中
に装着された振子装置は好適な状態にて作動可能
となる。
の端面30が壁等の掛止面4に当接することによ
つて掛時計2は掛止具10と係合する釘を中心に
揺動することがなくなる。また、掛時計2は掛止
面2と確実に平行配置されるので、掛時計2の中
に装着された振子装置は好適な状態にて作動可能
となる。
以上説明したように本考案によれば、時計背面
に溝部を有する透孔に、該透孔の内周径より大き
な広がり部、透孔の内周径より小さな外周面、該
外周面上に形成され、前記溝部と係合可能であつ
て、広がり部から所定の長さだけ離れた位置に時
計背面と係合可能な位置決め端面を有する突部を
備えた傾き防止部材を挿通させ、時計輸送時には
傾き防止部材は時計ケース内に収納され、使用時
には傾き防止部材を時計ケース外部に引き出すと
共に、前記傾き防止部材を所定方向に回転させる
ことによつて時計背面と位置決め端面を係合させ
て傾き防止部材を時計ケース外部に露出固定させ
る。その結果、前記傾き防止部材が壁等の掛止面
に係合することによつて掛時計は掛止面と平行に
掛止される。従つて、掛時計に装着された振子装
置等の装飾装置は好適な作動を行なうことができ
る。
に溝部を有する透孔に、該透孔の内周径より大き
な広がり部、透孔の内周径より小さな外周面、該
外周面上に形成され、前記溝部と係合可能であつ
て、広がり部から所定の長さだけ離れた位置に時
計背面と係合可能な位置決め端面を有する突部を
備えた傾き防止部材を挿通させ、時計輸送時には
傾き防止部材は時計ケース内に収納され、使用時
には傾き防止部材を時計ケース外部に引き出すと
共に、前記傾き防止部材を所定方向に回転させる
ことによつて時計背面と位置決め端面を係合させ
て傾き防止部材を時計ケース外部に露出固定させ
る。その結果、前記傾き防止部材が壁等の掛止面
に係合することによつて掛時計は掛止面と平行に
掛止される。従つて、掛時計に装着された振子装
置等の装飾装置は好適な作動を行なうことができ
る。
第1図は本考案に係る掛時計の掛止状態を示す
側面図。第2図は傾き防止部材が時計ケース内に
収納された状態を示す断面図。第3図は傾き防止
装置における透孔の平面図。第4図は傾き防止部
材の斜視図。第5図は傾き防止部材が時計ケース
外部に露出固定された状態を示す断面図である。 2……掛時計、4……掛止面、6,7……時計
ケース、14……傾き防止部材、16……支柱、
18……透孔、20……溝部、22……外周面、
24……広がり部、26……突部、27……位置
決め端面、28……中心孔。
側面図。第2図は傾き防止部材が時計ケース内に
収納された状態を示す断面図。第3図は傾き防止
装置における透孔の平面図。第4図は傾き防止部
材の斜視図。第5図は傾き防止部材が時計ケース
外部に露出固定された状態を示す断面図である。 2……掛時計、4……掛止面、6,7……時計
ケース、14……傾き防止部材、16……支柱、
18……透孔、20……溝部、22……外周面、
24……広がり部、26……突部、27……位置
決め端面、28……中心孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 掛止具が時計背面よりも突出され、かつケー
スの中央から離れた位置に設けられた掛時計に
おいて、時計背面に設けられた透孔と、該透孔
の内周面に設けられた少なくとも1個の溝部
と、前記透孔の内周径より大径な広がり部、透
孔の内周径より小さな外周面、掛時計を掛止す
るための壁等の掛止面と係合可能な係合面、お
よび前記外周面に形成され、前記透孔の溝部と
係合可能であつて広がり部から所定の長さだけ
離れた位置に時計背面と係合可能な位置決め端
面を有する突部を備え、位置決め端面から係合
面までの長さと時計背面から掛止具の外側面ま
での長さが略同一に設定された傾き防止部材
と、から構成され、前記傾き防止部材は輸送時
に時計ケース内部へ収納され、使用時には時計
ケース外部に露出固定されることによつて、掛
止状態における時計の傾きを防止したことを特
徴とする掛時計の傾き防止装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
おいて、時計ケース内には時計背面の透孔の中
心と略同一中心を有する支柱が設けられ、傾き
防止部材には前記支柱を収納可能な中心孔が形
成されていることを特徴とする掛時計の傾き防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18630183U JPS6092186U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 掛時計の傾き防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18630183U JPS6092186U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 掛時計の傾き防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6092186U JPS6092186U (ja) | 1985-06-24 |
JPH0142076Y2 true JPH0142076Y2 (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=30402440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18630183U Granted JPS6092186U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 掛時計の傾き防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6092186U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0621035Y2 (ja) * | 1986-08-08 | 1994-06-01 | リズム時計工業株式会社 | 掛時計 |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP18630183U patent/JPS6092186U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6092186U (ja) | 1985-06-24 |
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