JP7239492B2 - ハイドロタルサイト粒子及びその製造方法、並びにそれからなる樹脂安定剤及び樹脂組成物 - Google Patents
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Description
水酸化アルミニウムをアルカリ溶液で溶解し、アルミン酸塩溶液を調製する第1工程、
前記第1工程で得られたアルミン酸塩溶液と炭酸ガスとを反応させ、低結晶性アルミニウム化合物を析出させる第2工程、
前記第2工程で得られた低結晶性アルミニウム化合物とマグネシウム化合物とを混合して一次反応させ、ハイドロタルサイト核粒子を含む反応物を調製する第3工程、及び
前記第3工程で得られた反応物を水熱反応させ、ハイドロタルサイト粒子を合成する第4工程
を含む
ことを特徴とする。
(a)さらに、前記第4工程で得られたハイドロタルサイト粒子に対して表面処理を行う第5工程を含むこと。
(b)前記第2工程における低結晶性アルミニウム化合物は、擬ベーマイトであること。
(c)前記第2工程における低結晶性アルミニウム化合物は、X線回折パターンにおける2θ/θ=38°の回折ピークから求めた結晶子サイズが35Å以下であること。
(d)前記第2工程における低結晶性アルミニウム化合物は、BET比表面積が100m2/g~350m2/gであること。
X線回折パターンにおける結晶面(015)の回折ピークの強度と半値幅との比(強度/半値幅)が、4000cps/degree以上である
ことを特徴とする。
本発明の一実施態様に係るハイドロタルサイト粒子の製造方法について説明する。
第1工程:水酸化アルミニウムをアルカリ溶液で溶解し、アルミン酸塩溶液を調製する工程。
第2工程:前記第1工程で得られたアルミン酸塩溶液と炭酸ガスとを反応させ、低結晶性アルミニウム化合物を析出させる工程。
第3工程:前記第2工程で得られた低結晶性アルミニウム化合物とマグネシウム化合物とを混合して一次反応させ、ハイドロタルサイト核粒子を含む反応物を調製する工程。
第4工程:前記第3工程で得られた反応物を水熱反応させ、ハイドロタルサイト粒子を合成する工程。
第1工程では、水酸化アルミニウムとアルカリ溶液とから、アルミン酸塩溶液を調製する。
第2工程では、前記第1工程で得られたアルミン酸塩溶液と炭酸ガスとを反応させ、低結晶性アルミニウム化合物を析出させる。本発明の製造方法では、この第2工程における低結晶性アルミニウム化合物の析出が大きな特徴の1つであり、次の第3工程での種晶の生成及び最適化の基盤となる。
第3工程では、前記第2工程で得られた低結晶性アルミニウム化合物とマグネシウム化合物とを混合して一次反応させ、ハイドロタルサイト核粒子を含む反応物を調製する。この第3工程では、該低結晶性アルミニウム化合物に基づいて種晶が生成され、次の第4工程におけるハイドロタルサイト粒子の合成に向けて、該種晶が最適化される。
第4工程では、前記第3工程で得られた反応物を水熱反応させ、ハイドロタルサイト粒子を合成する。該水熱反応により粒子の成長が促進され、目的とするハイドロタルサイト粒子が得られる。
第5工程では、前記第4工程で得られたハイドロタルサイト粒子に対して表面処理を行う。該表面処理を行うことにより、ハイドロタルサイト粒子の分散性をより向上させることができる。
本発明の製造方法では、前記第4工程又は前記第5工程の後に、ろ過工程、水洗工程、乾燥工程及び粉砕工程を順に行うことが好ましい。
例えば前記各工程を経て得られる、本発明の一実施態様に係るハイドロタルサイト粒子についてXRD測定を行うと、得られるX線回折パターンにおいて特徴的な回折ピークが認められる。
(Mg2+)1-p(Al3+)p(OH)2(CO3 2-)p/2・qH2O (1)
(式中、pは、好ましくは0.15≦p≦0.33、さらに好ましくは0.20≦p≦0.33であり、qは、好ましくは0≦q<1である)で表わされるものが好適に挙げられる。
本発明の樹脂安定剤は、前記ハイドロタルサイト粒子からなるものである。該樹脂安定剤は、その成分全てが該ハイドロタルサイト粒子であってもよく、ハイドロタルサイト粒子と共に、一般に樹脂用の熱安定剤として用いられている化合物が配合されたものであってもよい。
本発明の樹脂組成物は、少なくとも、樹脂と、前記ハイドロタルサイト粒子とを含有するものである。
2L容のステンレス容器にて、48%水酸化ナトリウム溶液(関東化学(株)製、鹿特級)1110mLに、水酸化アルミニウム粉末(関東化学(株)製、鹿特級)730gを投入し、124℃で1時間撹拌してアルミン酸ソーダ溶液を得た(第1工程)。
2L容のステンレス容器にて、48%水酸化ナトリウム溶液(関東化学(株)製、鹿特級)1110mLに、水酸化アルミニウム粉末(関東化学(株)製、鹿特級)730gを投入し、124℃で1時間撹拌してアルミン酸ソーダ溶液を得た(第1工程)。
2L容のステンレス容器にて、48%水酸化ナトリウム溶液(関東化学(株)製、鹿特級)1110mLに、水酸化アルミニウム粉末(関東化学(株)製、鹿特級)730gを投入し、124℃で1時間撹拌してアルミン酸ソーダ溶液を得た(第1工程)。
2L容のステンレス容器にて、48%水酸化ナトリウム溶液(関東化学(株)製、鹿特級)1110mLに、水酸化アルミニウム粉末(関東化学(株)製、鹿特級)730gを投入し、124℃で1時間撹拌してアルミン酸ソーダ溶液を得た(第1工程)。
2L容のステンレス容器にて、48%水酸化ナトリウム溶液(関東化学(株)製、鹿特級)1110mLに、水酸化アルミニウム粉末(関東化学(株)製、鹿特級)730gを投入し、124℃で1時間撹拌してアルミン酸ソーダ溶液を得た(第1工程)。
2L容のステンレス容器にて、48%水酸化ナトリウム溶液(関東化学(株)製、鹿特級)1110mLに、水酸化アルミニウム粉末(関東化学(株)製、鹿特級)730gを投入し、124℃で1時間撹拌してアルミン酸ソーダ溶液を得た(第1工程)。
特開2003-048712号公報に記載の実施例1の方法に準拠して、ハイドロタルサイト粒子の合成を行った。
前記比較例1において、ハイドロタルサイト粒子スラリーを得る際の95℃、6時間の反応条件を、170℃、6時間の水熱反応条件に変更したほかは、比較例1と同様にしてハイドロタルサイト粒子の固形生成物を得た。
特開2013-103854号公報に記載の実施例1の方法に準拠して、ハイドロタルサイト粒子の合成を行った。
特開2004-099391号公報に記載の実施例4の方法に準拠して、ハイドロタルサイト粒子の合成を行った。
特開平06-136179号公報に記載の実施例1の方法に準拠して、ハイドロタルサイト粒子の合成を行った。
実施例1~6及び比較例1~5で得られたハイドロタルサイト粒子について、以下の方法で評価を行った。その結果を後の表1に示す。なお表1には、第2工程における反応系のアルミン酸塩溶液の濃度及び温度、炭酸ガスの通気量及び通気時間、及びpH、並びに第3工程における一次反応系のpHも併せて示す。
[XRD測定]
X線回折装置((株)リガク製、MiniFlex600)を使用し、電圧40KV、電流15mA、測定範囲2θ/θ=3°~90°の条件にて測定を行い、X線回折パターンを得た。
(1)低結晶性アルミニウム化合物の結晶子サイズ
X線回折パターンにおける2θ/θ=38°の回折ピークを用い、結晶子サイズを求めた。
(2)ハイドロタルサイト粒子の結晶面(015)の回折ピークの強度と半値幅との比
X線回折パターンにおける結晶面(015)の回折ピークの相対強度D(015)と、該回折ピークの半値全幅(full width at half maximum、FWHM)FWHM(015)との比(015)比率を、以下の計算式に基づいて求めた。
(015)比率=D(015)/FWHM(015)
JIS Z 8830にて規定の方法に準拠して測定した。
Mg/Al(モル比)は、ICP発光分析装置((株)パーキンエルマー製、Optima-8300)を使用して測定した。前処理として、ハイドロタルサイト粒子を計量し、塩酸と混合した後、加熱溶解を行って試料溶液を得た。その後、得られた試料溶液を、イオン交換水を使用して所定の濃度に希釈し、検量線法を用いて測定値を得た。
炭素・硫黄分析装置((株)HORIBA製、EMIA-920V)を使用した。るつぼにハイドロタルサイト粒子を計量し、助燃剤であるタングステン粉((株)HORIBA製)及び鉄粉(キシダ化学(株)製)を混合した後、高周波誘導過熱炉にて完全燃焼させ、発生したガスから水分を除去し、赤外線ガス分析計に導入して測定値を得て、この値を全炭酸濃度とした。
ポリ塩化ビニル(重合度:1000)100質量部に対して、ジオクチルフタレート50質量部、ステアリン酸亜鉛0.5質量部、及びハイドロタルサイト粒子2質量部を添加し、均一に混合して樹脂組成物を調製した。
前記シートを、ギアオーブン内にて180℃の雰囲気下に60分間曝露した。曝露後のシートの変色を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:変色が見られなかった。
○:ごく僅かに変色が見られた。
△:若干変色が見られた。
×:変色が見られた。
××:著しい変色が見られた。
前記シートを、170℃のプレスにて20分間プレスした。プレス後のシートの変色を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:変色が見られなかった。
○:ごく僅かに変色が見られた。
△:若干変色が見られた。
×:変色が見られた。
××:著しい変色が見られた。
前記シートを、170℃のプレスにて5分間プレスした。プレス後のシートの透明性(HAZE値)を、JIS K 7136にて規定の方法に準拠して測定した。
Is=tanθ2/tanθ1
(式中、θ1は、面間隔2.49Å~2.05ÅのX線回折ピークにおけるピーク垂線と挟角側ピーク接線とがなす角度、θ2は、該ピークにおけるピーク垂線と広角側ピーク接線とがなす角度である)で定義される積層不整指数(Is)を求めた。その結果、比較例5で得られたハイドロタルサイト粒子の結晶面(015)の積層不整指数(Is)は、2を超えたのに対して、実施例1~6で得られたハイドロタルサイト粒子では、いずれも1.2未満であった。これにより、比較例5で得られたハイドロタルサイト粒子の回折ピークは極めて非対称なピークであるが、実施例1~6で得られたハイドロタルサイト粒子の回折ピークは対称に近いピークであり、実施例1~6で得られたハイドロタルサイト粒子は比較例5で得られたハイドロタルサイト粒子と全く異なるものであることが分かる。
Claims (9)
- 水酸化アルミニウムをアルカリ溶液で溶解し、アルミン酸塩溶液を調製する第1工程、
前記第1工程で得られたアルミン酸塩溶液と炭酸ガスとを反応させ、アルミニウム化合物を析出させる第2工程、
前記第2工程で得られたアルミニウム化合物とマグネシウム化合物とを混合して一次反応させ、ハイドロタルサイト核粒子を含む反応物を調製する第3工程、及び
前記第3工程で得られた反応物を水熱反応させ、ハイドロタルサイト粒子を合成する第4工程
を含むことを特徴とする、ハイドロタルサイト粒子の製造方法。 - さらに、前記第4工程で得られたハイドロタルサイト粒子に対して表面処理を行う第5工程を含む、請求項1に記載のハイドロタルサイト粒子の製造方法。
- 前記第2工程におけるアルミニウム化合物は、擬ベーマイトである、請求項1又は2に記載のハイドロタルサイト粒子の製造方法。
- 前記第2工程におけるアルミニウム化合物は、X線回折パターンにおける2θ/θ=38°の回折ピークから求めた結晶子サイズが35Å以下である、請求項1~3のいずれか1つに記載のハイドロタルサイト粒子の製造方法。
- 前記第2工程におけるアルミニウム化合物は、BET比表面積が100m2/g~350m2/gである、請求項1~4のいずれか1つに記載のハイドロタルサイト粒子の製造方法。
- X線回折パターンにおける結晶面(015)の回折ピークの強度と半値幅との比(強度/半値幅)が、4000cps/degree以上であり、
式:
[(Mg 2+ ) 1-x (Al 3+ ) x (OH) 2 ][(CO 3 2- ) x/2 ・mH 2 O]
(式中、0<x<1であり、0≦m<1である)
で表わされるものであることを特徴とする、ハイドロタルサイト粒子。 - BET比表面積が8m2/g~18m2/gである、請求項6に記載のハイドロタルサイト粒子。
- 請求項6又は7に記載のハイドロタルサイト粒子からなる、樹脂安定剤。
- 樹脂と、請求項6又は7に記載のハイドロタルサイト粒子とを含有してなる、樹脂組成物。
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