JP7220506B2 - 車両構造 - Google Patents
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Description
同文献においては、車室のフロントフロア部よりもリヤフロア部の方が、高さが高くなるように、それら両フロア部の境界部に段差を生じさせる閉断面構造部が設けられており、この閉断面構造部上に、車両シートが設置される。閉断面構造部は、車両前後方向に対向する上下起立状の2つの縦壁部を有しており、これら2つの縦壁部のうち、前側縦壁部に、車両シート用の取付け部が設けられている。
このような構成によれば、車両シートが、たとえばタンブル型のリヤシートの場合に、その設置に適したものとなる。車両シートは、閉断面構造部上に設置されるため、車両シートの設置箇所の強度確保を合理的に図ることもできる。
第2に、特許文献1には不記載であるが、車両シート用の取付け部には、この取付け部を補強するための補強部材が設けられるのが通例である。この補強部材を設ける場合に、簡易な構成により、優れた補強効果が得られるようにすることも望まれる。
は互いに接合されていることを特徴としている。
第1に、車両の側突が発生し、車幅方向外方側から車両シートの設置箇所の側部に衝突荷重が入力した際には、この衝突荷重を、前記した閉断面構造部によって受けることとなるが、その前側縦壁部に設けられている凹状ビード部は、衝突荷重に対して高い強度をもつ部位となる。このため、凹状ビード部を含む閉断面構造部は、前記衝突荷重に対して大きな変形を生じ難い部位とし、車両の側突時における安全性(乗員保護性能)を高めることが可能となる。
第2に、車両シート用の取付け部を補強するための補強部材は、前側縦壁部の凹状ビード部と後側縦壁部との相互間に挟まれた状態で、これらと接合されているために、この補強部材の取付け強度、ひいては車両シートの取付け強度を、簡易な構成によって合理的に高めることができる。
第3に、前側縦壁部の凹状ビード部、後側縦壁部、および補強部材の三者が互いに接合されている構成により、閉断面構造部の全体の強度をより高めることも可能となり、車両シートの設置箇所の剛性確保を図る上で、一層好ましいものとなる。
第4に、前側縦壁部の凹状ビード部は、後側縦壁部に接近するように凹んでいるため、凹状ビード部と後側縦壁部との相互間に、補強部材を挟み込む構造を、容易に実現することができる。
なお、フロア部2の下面側には、車体骨格部材として、左右一対のサイドメンバ6(図においては、一方のみが示されている)が接合されている。これら一対のサイドメンバ6は、車幅方向に互いに間隔を隔てた配置で車両前後方向に延びており、たとえば断面ハット状部材を用いて構成されている。
補強部材5の下部5bは、追加のビード部22aと、後側縦壁部20Aの前寄り壁部20A’との相互間に挟み込まれており、かつこれら三者は、スポット溶接などの溶接部W1を介して互いに、かつ一括して接合されている。
補強部材5の上部5aは、後側縦壁部20Aの上端部とリヤフロアパネル21との相互間に挟み込まれており、これら三者は、スポット溶接などの溶接部W2を介して互いに、かつ一括して接合されている。
このような構成においては、車両の側突が発生し、一方のロッカ1に衝突荷重Fが入力した際には、凹状ビード部22を他方のロッカ1によってバックアップし、容易に変形または変位しないようにすることが可能である。したがって、本発明が意図する作用を適切に得られることが可能であり、本発明は、上述したような構成とすることもできる。
んだ構成とすることも可能である。
閉断面構造部C上に設置される車両シート3の具体的な種類も限定されない。このため、閉断面構造部Cの前側縦壁部21Aに設けられる車両シート3用の取付け部4、およびこれを補強するための補強部材5の具体的な構成、数なども限定されない。
C 閉断面構造部
1 ロッカ
2 フロア部
2f フロントフロア部
2r リヤフロア部
20A 後側縦壁部
21A 前側縦壁部
22 凹状ビード部
22a 追加のビード部
23 フロアトンネル部
3 車両シート
4 取付け部(車両シート用の)
5 補強部材
8 フロアトンネルリインフォース
Claims (1)
- 車室のフロントフロア部とリヤフロア部とに上下段差を生じさせ、かつ車両シート用の取付け部が設けられる上下起立状の前側縦壁部およびその車両後方側に位置する後側縦壁部を含む閉断面構造部と、
前記前側縦壁部の前記取付け部を補強するための補強部材と、
前記閉断面構造部を車幅方向において挟むように、前記閉断面構造部の車幅方向両外方側に位置して車両前後方向に延びる一対のロッカと、
を備えている、車両構造であって、
前記閉断面構造部の前記前側縦壁部に、車両後方側に凹んだ形態に設けられ、かつ前記一対のロッカの相互間の全長域、または前記一対のロッカのそれぞれから前記フロントフロア部に設けられたフロアトンネル部に到るまでの全長域にわたって、車幅方向に一連に延びた凹状ビード部を、さらに備えており、
前記凹状ビード部と前記後側縦壁部との相互間に、前記補強部材が挟み込まれた状態で、これら三者は互いに接合されていることを特徴とする、車両構造。
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