JP7123753B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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本発明は、容器の口部に嵌合装着されるヒンジキャップ、とくに容器の口部に嵌合装着されるキャップ本体の外周筒部を容器使用後に破断させ、容器と分別して廃棄できるようにしたヒンジキャップに関するものである。
従来から、分別廃棄可能なヒンジキャップとして、容器の口部に取り付けられる嵌合筒部を破断し、容器から取り外して廃棄するための種々の構造が提案されているが、嵌合筒部を少ない力で容易に破断することができるヒンジキャップとして、嵌合筒部の外筒に縦方向の切り込み部と周方向に穿設されたスリット溝を形成することにより、縦方向引き裂きラインから周方向引き裂きラインへと連続する薄肉弱化部を形成し、該薄肉弱化部を破断することにより容器から簡単に取り外すことを可能にした分別廃棄用ヒンジキャップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-153429号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の分別廃棄用ヒンジキャップでは、縦方向引き裂きラインを形成する外周切り込み部30が外筒12の外周面に設けられているため、分別廃棄する際に、周方向引き裂きラインを破断する前に縦方向引き裂きラインを破断する必要があった。
そのため、容器からヒンジキャップを分離する際に、外筒を縦方向引き裂きと周方向引き裂きの2工程にわたる破断を必要とし、分別に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、分別廃棄するために縦方向引き裂きラインをなくし、周方向引き裂きラインだけで破断可能な横リブおよび弱化部を形成した外周筒部を備えたキャップにおいて、周方向引き裂きラインの破断を容易に開始することができるヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器の口部に嵌合装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して開閉可能に取り付けられる蓋体とを備えるヒンジキャップであって、キャップ本体は、口部に嵌合する装着筒部と、装着筒部の外周から一定の間隙を隔てて連設される外周筒部とを有し、外周筒部は、上下方向の分離部を境に、一端側に形成される分離端部と、他端側に装着筒部が連結される連結部とを有し、装着筒部と外周筒部との間に、分離端部から少なくともヒンジの範囲にわたって形成される横リブと、横リブの終端部から周方向に破断可能に形成される弱化片とを有することを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの実施形態として、分離部は、外周筒部の外周上端に取り付けられるヒンジの左右いずれかの近傍に形成されることを特徴とする構成、また、分離端部は、内周側に形成され、装着筒部と当接または近接する突出片を有することを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの具体的実施形態として、横リブは、装着筒部と外周筒部との間の中間部に形成されることを特徴とする構成、また、弱化片は、装着筒部と外周筒部との間の下端部に形成されることを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、キャップ本体が、口部に嵌合する装着筒部の外周から一定の間隙を隔てて連設される外周筒部を有し、外周筒部が、上下方向の分離部を境に、一端側に形成される分離端部と、他端側に装着筒部が連結される連結部とを有し、装着筒部と外周筒部との間に、分離端部から少なくともヒンジの範囲にわたって形成される横リブと、横リブの終端部から周方向に破断可能に形成される弱化片とを有することにより、分別廃棄時に、縦方向引き裂きラインを設ける必要がなく、キャップ本体の外周筒部を周方向に引き裂くことができる周方向引き裂きラインを形成し、容器からヒンジキャップを簡単に分離することができる。
本発明の実施例であるヒンジキャップを閉蓋した状態を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は(a)のX-X線矢視断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの開蓋状態を示す斜視図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの中栓部材を除いた開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図、(c)は(a)のY-Y線矢視断面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの中栓部材を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図、(c)は下面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップを分別する際、ヒンジキャップを引き裂き破断する過程を示す上面図であり、(a)は横リブの破断開始状態を示す図、(b)は横リブの破断終了状態を示す図である。
次に、本発明のヒンジキャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、図1でみて、左方向を「正面(ヒンジと反対側)」とし、右方向を「背面(ヒンジ側)」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
図1において、Aは容器Eの口部1に嵌合装着されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して開閉可能に取り付けられる蓋体、Dはキャップ本体Aの内方に装着される中栓部材である。
容器Eは、上部に口部1を備え、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
図1~3に示すように、キャップ本体Aは、容器Eの口部1外周に装着される装着筒部3と、装着筒部3の上部から内方に延設され、中央が開口された基壁4と、基壁4から立設された注出筒5と、注出筒5の下端部から内方の開口に向かって垂設され、中栓部材Dを嵌着する嵌着筒6と、装着筒部3の外周から一定の間隙を隔てて連設される外周筒部7とから構成されている。
装着筒部3は、後述する蓋体Bの下端部と同等な高さで、外周面の形状が湾曲し始める変曲点3aを境に、上部を閉蓋時に蓋体Bと係合する蓋係合部8とし、変曲点3aから下部を装着外筒部9とする。
蓋係合部8は、上部外周に、蓋体Bと係合して閉蓋を維持する蓋係合突部10が突設されている。
装着外筒部9の内周上部には、後述する中栓部材Dを装着する内周係合凸部11が設けられ、装着外筒部9の内周下部には、打栓後に容器Eの口部1の嵌合突条2の下部と上部が係合する嵌合突部12が設けられている。
嵌着筒6は、内周下部の周方向に、中栓部材Dと嵌合する嵌合凸条13が周設されている。
図2に示すように、外周筒部7の外周上端に取着されたヒンジCの左右いずれかの近傍には、外周筒部7の外周面から平面視で略V字状に切り込まれ、上下方向の分離部14が設けられている。
外周筒部7は、分離部14を境に、ヒンジC側である一端側7aに分離端部15が上下方向の端面として形成され、分離端部15には、内周側に突出片15aが装着外筒部9の外周面と、当接または近接するように形成されている。
また、外周筒部7は、分離部14を境に、ヒンジCと反対側である他端側7bに装着外筒部9が一体に連結される終端連結部16が設けられている。
装着外筒部9(装着筒部3)の外周と外周筒部7の内周との間には、分離端部15の近傍を始点とし、少なくともヒンジCの範囲(ヒンジC領域、本実施例では約70°)にわたって横リブ17が形成されるとともに、横リブ17の終端部から周方向に間隔をおいて破断可能な弱化片19が複数形成され、周方向引き裂きラインを構成している。
横リブ17は、少なくともヒンジC領域に形成される必要があるが、周方向に延長して設けても構わない。
本実施例では、横リブ17は、水平に連続して形成されているが、間隔をおいて複数形成してもよく、水平に限らず斜めに傾斜して形成しても構わない。
本実施例では、弱化片19は、周方向に間隔をおいて複数形成されているが、周方向に連続して形成されていても構わない。また、弱化片19は、装着外筒部9の外周と外周筒部7の内周との間の下端部に形成されているが、弱化片19の位置は、下端部以外であっても構わない。
横リブ17は、装着外筒部9の外周と外周筒部7の内周との間における上下方向の中間部に形成されることが好ましいが、横リブ17の位置は、中間部以外であっても構わない。
また、ヒンジC領域の装着外筒部9と外周筒部7との間の中間部に横リブ17を設けた場合、ヒンジキャップの分別時には破断し易いが、ヒンジCの開閉方向には強度を保つことができ、さらに、ヒンジキャップの成形時に、装着外筒部9から外周筒部7およびヒンジCを経て蓋体Bへの樹脂の流れがよくなり、ヒンジキャップの成形性を向上させることができる。
さらに、図3(c)に示すように、装着外筒部9の外周下端部と外周筒部7の内周との間は、終端連結部16に隣接して設けられる破断不能な連結部18を介して連設されている。
本実施例では、連結部18は、上面視で外周筒部7と装着外筒部9との間にスリット状の溝を形成しているが、連結部18は、破断しない構造であれば、この溝を埋めて終端連結部16と一体としてもよいし、浅い溝であっても構わない。
蓋体Bは、ヒンジCを介してキャップ本体Aの外周筒部7の外周上端部に、回動自在に取着されており、蓋体Bは、頂壁20と、頂壁20の周縁部から垂設され、下端外周にヒンジCが連設される側周壁21とからなり、頂壁20の下面には、注出筒5の内周に挿入される密封リング22が垂設されている。
側周壁21の内周下部には、キャップ本体Aの装着筒部3の蓋係合部8と係合する被係合部23が形成され、被係合部23の側周面には、蓋係合突部10と嵌合する係合凹部24が設けられている。
また、側周壁21の外周下部の正面側(ヒンジCと反対側)には、摘み片25が設けられている。
図4に示すように、中栓部材Dは、キャップ本体Aの基壁4に形成された開口を封鎖する中央の隔壁部30と、隔壁部30の外縁から垂設され、容器Eの口部1内周に挿入される内筒部31と、内筒部31の外周上部から径方向外方に延設されたフランジ部32とを備えている。
隔壁部30には、ヒンジCと反対側に開口された平面視でV字形の注出口33と、ヒンジC側に開口された円形の空気導入口34とが形成されている。
本実施例では、隔壁部30の上面にシールSを貼着することにより、隔壁部30に開口された注出口33と空気導入口34とを封鎖するようにしている。
シールSは、アルミ蒸着フィルムなどにより形成され、隔壁部30の上面に接着剤や熱融着などにより剥離可能に貼着され、また、開封する際に指で摘んで剥がし易いように、摘み部Saなどが設けられている。
なお、摘み部Saは、ヒンジCと反対側から斜め上方へ起立した状態にセットされている。
また、内筒部31の下端部のヒンジC側には、中栓部材Dをキャップ本体Aに装着する際に目印となる位置決め突片35が形成されている。
フランジ部32は、内筒部31の外周上部から径方向外方に向けて環状に形成された基環部43と、基環部43の外縁から断面が下方に空間aを有する鉤状に形成された押圧部47とを備えている。
押圧部47は、基環部43の外縁から上方に向けて立ち上がった縦壁44と、縦壁44の上端から径方向外方へ張り出した上壁45と、上壁45の外縁から下方へ裾広がりに形成された傾斜部46とから構成され、全体として断面形状が鉤状をなしている。
押圧部47の上壁45の天面は、キャップ本体Aの基壁4下面に当接し、傾斜部46の側周面は、装着筒部3の蓋係合部8内周面に当接している。
これに対して、傾斜部46の下端部は、内周係合凸部11と当接してもよいが、内周係合凸部11との間に多少の隙間が生じることが好ましく、これによって、押圧部47をキャップ本体Aに装着するのを容易にできる。
隔壁部30の外周下部には、嵌着筒6の嵌合凸条13と嵌合する嵌合凹条40が形成されている。
本実施例では、押圧部47は、全周にわたって環状に形成されているが、押圧部47は、間欠的に切り欠かれて形成されていても構わない。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、最初に、シールSを隔壁部30の上面に貼着した中栓部材Dを、位置決め突片35をヒンジC側に合わせてキャップ本体Aに装着する。
その際、図1(a)に示すように、中栓部材Dは、隔壁部30の外周下部に周設された嵌合凹条40が、嵌着筒6の内周下部に周設された嵌合凸条13と嵌合し、フランジ部32の押圧部47は、断面が下方に空間aを有する鉤状に形成されていることにより、押圧部47の傾斜部46は、キャップ本体Aの蓋係合部8内周面に嵌合する際に、空間a側に変形し、傾斜部46の側周面は、装着外筒部9の内周係合凸部11を乗り越えることができる。
その後、中栓部材Dは、内周係合凸部11により、フランジ部32が抜け落ちないようになっている。
次に、閉蓋したヒンジキャップは、内容液が充填された容器Eの口部1に打栓して装着される。
打栓工程は、中栓部材Dの内筒部31とキャップ本体Aの装着外筒部9との間に形成された環状溝に容器Eの口部1を当てがい、蓋体Bの上から押圧力を加える。
その際、装着外筒部9の嵌合突部12は、口部1の嵌合突条2に乗り上げ、装着筒部3を下方から外側に押し広げようとするが、装着筒部3は、蓋係合部8よりも装着外筒部9の方が変形して押し広げられ、嵌合突部12が嵌合突条2を乗り越えると、変形した装着外筒部9は、元の状態に復元する。
同時に、中栓部材Dの内筒部31は、外周面の下部が口部1の内周上端に乗り上げ、内筒部31を内側に変形させながら口部1の内周に挿入される。
装着筒部3の蓋係合部8は、内周面に中栓部材Dのフランジ部32の押圧部47の傾斜部46が元の形状に戻ろうとして押圧することにより、蓋係合部8の保形性が保たれているので、打栓の衝撃によって蓋係合部8が装着外筒部9の変形に引っ張られて内方に変形してしまうことを防止でき、蓋体Bの側周壁21の被係合部23全体との嵌合に影響を及ぼすことがない。
また、装着外筒部9は、蓋係合部8よりも薄肉に形成され、容易に変形するので、打栓時の押圧力を従来に比べ減らすことができる。
最後は、容器Eの口部1の上面は、フランジ部32の基環部43の底面と当接し、打栓が終了する。
打栓終了時には、キャップ本体Aの装着外筒部9の復元力により、装着外筒部9の内周および嵌合突部12は、容器Eの口部1外周および嵌合突条2に密着する。
また、中栓部材Dの内筒部31は、外方へ戻ろうとする復元力および嵌合凹条40にキャップ本体Aの嵌着筒6の嵌合凸条13が当接する圧力により、密着性が高められるとともに、内筒部31の下部が内方に変形してしまうことを防止することができる。
容器E内の内容液を使用する際には、摘み片25に指を掛け、ヒンジキャップの蓋体Bを開蓋し、中栓部材Dの隔壁部30の上面に貼着したシールSの摘み部Saを指で摘み、シールSを隔壁部30から引き剥がし、隔壁部30に形成された注出口33および空気導入口34を開封する。
つぎに、容器Eを注出方向(正面側)に傾けることで、容易に容器E内の内容液を注出口33からキャップ本体Aの注出筒5を介して注出することができる。
使用後は、蓋体Bを再び閉蓋することで、蓋体Bの密封リング22がキャップ本体Aの注出筒5内周に挿入され、キャップ本体A内を密封することができ、ヒンジキャップの開封後も、繰り返し蓋体Bを開閉して使用することができる。
本発明のヒンジキャップは、容器E内の内容液を全部使用した後、容器Eの口部1から分別して廃棄することができる。
その際には、ヒンジキャップの蓋体Bを開蓋し、蓋体Bを指で把持してキャップ本体Aの径方向に引っ張ると、キャップ本体Aの外周筒部7は、分離部14のヒンジC側である一端側7aに形成された分離端部15の突出片15aが装着外筒部9の外周面と接続されていないので、図5(a)に示すように、外周筒部7は、簡単に分離端部15から外方へ変形し、これによって横リブ17は、分離部14側から破断を開始する。
図5(b)に示すように、横リブ17の破断が終了した後、さらに蓋体Bをキャップ本体Aの周方向に引っ張ると、外周筒部7は、装着外筒部9に対して間欠的に配設された弱化片19を破断しながら引き離され、その後、分離部14のヒンジCと反対側である他端側7bの連結部18を介して引っ張り上げ、装着筒部3の装着外筒部9を引っ張り変形させ、容器Eとの嵌合を外すとともに、装着筒部3が上方に引っ張られた際に、中栓部材Dの断面が鉤状に形成された押圧部47の傾斜部46が元の形状に戻ろうとして外側に開き、装着筒部3の動きに追従し、嵌合状態が維持されることにより、中栓部材Dも引き上げられ、キャップ本体Aとともに中栓部材Dを容器Eの口部1から分別することができる。
本実施例では、ヒンジキャップは、キャップ本体Aと中栓部材Dとが別体となっているが、キャップ本体と中栓部材とを一体に成形し、装着筒部が外筒部と内筒部とを有するヒンジキャップであっても構わない。
また、本実施例では、中栓部材Dの隔壁部30の上面にシールSを貼着し、隔壁部30に開口された注出口33および空気導入口34を閉鎖したが、隔壁部に弱化部で区画し、該区画をプルリングなどで抜栓して隔壁部に注出口を開口するようにしてもよい。
本発明のヒンジキャップは、分別廃棄時に、キャップ本体の外周筒部を周方向に引き裂くことができる周方向引き裂きラインを形成することにより、従来のように、縦方向引き裂きラインを設ける必要がないから、使い勝手がよく、食品容器等のヒンジキャップとして広く利用可能である。
A キャップ本体
B 蓋体
C ヒンジ
D 中栓部材
E 容器
S シール
Sa 摘み部
a 空間
1 口部
2 嵌合突条
3 装着筒部
3a 変曲点
4 基壁
5 注出筒
6 嵌着筒
7 外周筒部
7a 一端側
7b 他端側
8 蓋係合部
9 装着外筒部
10 蓋係合突部
11 内周係合凸部
12 嵌合突部
13 嵌合凸条
14 分離部
15 分離端部
15a 突出片
16 終端連結部
17 横リブ
18 連結部
19 弱化片
20 頂壁
21 側周壁
22 密封リング
23 被係合部
24 係合凹部
25 摘み片
30 隔壁部
31 内筒部
32 フランジ部
33 注出口
34 空気導入口
35 位置決め突片
40 嵌合凹条
43 基環部
44 縦壁
45 上壁
46 傾斜部
47 押圧部

Claims (5)

  1. 容器の口部に嵌合装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して開閉可能に取り付けられる蓋体とを備えるヒンジキャップであって、
    キャップ本体は、口部に嵌合する装着筒部と、装着筒部の外周から一定の間隙を隔てて連設される外周筒部とを有し、
    外周筒部は、上下方向の分離部を境に、一端側に形成される分離端部と、他端側に装着筒部が連結される連結部とを有し、
    装着筒部と外周筒部との間に、分離端部から少なくともヒンジの範囲にわたって形成される横リブと、横リブの終端部から周方向に破断可能に形成される弱化片とを有することを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 分離部は、外周筒部の外周上端に取り付けられるヒンジの左右いずれかの近傍に形成されることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 分離端部は、内周側に形成され、装着筒部と当接または近接する突出片を有することを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 横リブは、装着筒部と外周筒部との間の中間部に形成されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
  5. 弱化片は、装着筒部と外周筒部との間の下端部に形成されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
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