JP7009666B1 - 加工性、耐食性に優れる溶接管用Ni-Cr-Mo系合金 - Google Patents

加工性、耐食性に優れる溶接管用Ni-Cr-Mo系合金 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接部の加工性、耐食性に優れるNi-Cr-Mo系合金を提供する。【解決手段】以下、質量%にて、C:0.002~0.020%、Si:0.02~1.00%、Mn:0.02~1.00%、P:0.030%以下、S:0.005%以下、Cr:18.0~24.0%、Mo:7.5~9.0%、Cu:0.01~0.20%、Al:0.005~0.400%、Ti:0.1~1.0%、Fe:3.0~6.0%、Nb:2.5~4.0%、Co:0.01~0.50%、V:0.05~0.50%、N:0.002~0.020%、Sn:0.003~0.030%、W:0.05~0.50%、Nb+Ti+V:2.5~4.5%、Cu+10Sn:0.40以下、残部Niおよび不可避的不純物からなるNi-Cr-Mo系合金。【選択図】図4

Description

本発明は、Ni-Cr-Mo合金に係り、特に、溶接後も加工性および耐食性を維持することができるNi-Cr-Mo合金に関する。
Ni-Cr-Mo合金は、極めて耐食性に優れた材料であるため、化学プラント、天然ガス田、油田など過酷な腐食環境下にて広く用いられている。また、ヒーターの被覆管などにも用いられ、こちらも腐食し易い厳しい環境で使用されている。このような分野で使用するには、様々な溶接や加工が必要となり、溶接部に加工を施す場合も多い。そのため、母材部と同様に溶接部においても加工性や耐食性が求められる。しかしながら、溶接部は凝固組織となるため、耐食性の低下とともに割れの発生や溶接部の延性低下により加工性が低下するため、改善が求められている。
このようなNi-Cr-Mo合金について、耐食性を改善する目的でMoの偏析を低減した製造方法(例えば、特許文献1参照)や、耐食性へ影響を与える炭化物を制御する技術(例えば、特許文献2参照)が示されている。しかしながら、これら文献においては溶接性や溶接部の加工性については何ら述べられていない。
一方、溶接部の加工性や耐食性について、フェライト系ステンレス鋼における文献(例えば特許文献3、4参照)は知られているものの、合金系が異なるため、これらの技術をNi-Cr-Mo合金にそのまま適用することはできない。
国際公開第2019/107456号公報 特開2019-52349号公報 特開2002-275590号公報 特開2008-231542号公報
上記の技術を鑑み、本発明では、溶接部の加工性、耐食性に優れるNi-Cr-Mo系合金を提供することを目的とする。
発明者らは、上記の課題の解決に向けて鋭意研究を行った。その結果、溶接部において優れた加工性とするためには、溶接部自体の延性を向上することが必要であり、材料自体の延性を向上させるためCu、Co、C、N量を制御するとともに、溶接部の凝固組織の微細化するためNb、Ti、Vの適量添加が効果的であることを見出した。さらに、溶接部においては炭化物や炭窒化物、低融点化する共晶析出物の抑制することによって割れの発生を低減できることが分かった。特にCuとSnにおいては添加量を制御し、適切な量とすることによって溶接部の延性が向上できることが分かった。さらに耐食性においてはSnやWといった元素の添加、耐食性劣化の原因となる炭化物や腐食の起点となる酸化物を低減することが効果的であることを見出した。
このように、本願発明は実験を通して完成したものであり、すなわち本発明は、以下、質量%にて、C:0.002~0.020%、Si:0.02~1.00%、Mn:0.02~1.00%、P:0.030%以下、S:0.005%以下、Cr:18.0~24.0%、Mo:7.5~9.0%、Cu:0.01~0.20%、Al:0.005~0.400%、Ti:0.1~1.0%、Fe:3.0~6.0%、Nb:2.5~4.0%、Co:0.01~0.50%、V:0.05~0.50%、N:0.002~0.020%、Sn:0.003~0.030%、W:0.05~0.50%、Nb+Ti+V:2.5~4.5%、Cu+10Sn:0.40以下、残部Niおよび不可避的不純物からなるNi-Cr-Mo系合金である。
本発明においては、O:0.005%以下、Mg:0.001~0.010%、Ca:0.0001~0.0100%であることが好ましい。
本発明の予備実験におけるCo量と伸び比の関係を示すグラフである。 本発明の予備実験におけるCu量と伸び比の関係を示すグラフである。 本発明の予備実験の曲げ試験におけるSn量とCu量と、欠陥の有無の関係を示すプロット図である。 実施例における試験片採取の模式図である。
発明者らは、上記の課題の解決に向けて以下の実験1~実験3を行って、本発明を完成させるに至った。以下にその検討について説明する。
<実験1>
溶接部の延性評価
実験室において、Ni-21%Cr-8%Mo-4.5%Feを基本組成とし、これにC、N、Mn、Cu、Ti、Nb、Co、V、Sn、Wを添加した種々の成分を有するNi-Cr-Mo系合金を高周波誘導炉にて溶解し、鋳型に鋳込み合金塊を得た。これを熱間鍛造により厚さ8mmの鍛造材とし、1100℃にて焼鈍、その後酸洗を行い、冷間圧延により厚み3mm冷延板を得た。さらにこれを1100℃にて焼鈍を行った後、母材部のみと溶接部を含む試験片を作製した。試験片は板厚3mm、幅30mm、長さ100mmのサイズであり、引張方向が圧延方向に平行な方向で採取した。下記の定義する伸び比にて、溶接後の加工性を評価した。なお、伸び比は溶接部の延性が母材に対してどの程度維持されているかを示す。
伸び比=(溶接部を含む試験片の伸び%)/(母材部のみの試験片の伸び%)
溶接部はノンフィラープラズマ溶接によって作製した。溶接条件は、電流100A、電圧30V、速度500mm/min、センターガスおよびバックガスは100%Arガス、シールドガスは93%Ar+7%Hガスを使用、開先形状はI型である。また、溶接部はビードカットにより平滑となるようにした。試験片は溶接ビードが引張方向と垂直かつ溶接部が試験片平行部中央になるようになるように採取した。
表1に上記の試験結果を示す。種々の成分の影響を調査した結果、Ti、Nb、Vのいずれか1つが無添加の試料(番号8、9、10)およびTi、Nb、Vが全て含まれていても合計Nb+Ti+V量の低い試料(番号11)において伸びが著しく低下していた。また、C量、N量が高い(番号12、13)場合においても伸びが著しく低下していた。
Figure 0007009666000002
図1に番号1~7の試料のCo量と伸び比の関係、図2に番号1~6のCu量と伸び比の関係を示す。CuやCo無添加(番号6、7)に比べて添加した場合、伸びの改善が確認され、Cu量およびCo量の増加にともなう溶接部の伸びの向上がみられた。
溶接部の延性を向上するためには材料自体の延性を確保するためCu、Co、C、N量を制御することが効果的であることを見出した。さらに、溶接部においては炭化物や炭窒化物、低融点化する共晶析出物が割れの起点となって加工性が低下する場合がある。そこで以下のように溶接部の割れの評価を行った。
<実験2>
溶接部の割れ評価
実験室において、Ni-21%Cr-8%Mo-4.5%Fe-3.5%Nb-0.010%C-0.010%Nを基本組成とし、これにMn、Cu、Ti、Nb、Co、V、Sn、Wを添加した種々の成分を有するNi-Cr-Mo系合金を高周波誘導炉にて溶解し、鋳型に鋳込み合金塊を得た。これを熱間圧延により厚さ8mmのコイル材とし、1100℃にて焼鈍、その後酸洗を行い、冷間圧延により厚み0.7mmとした。されにこれを1100℃にて焼鈍を行った後、スリットを行い狭幅コイル(31.4mm)とした。これを連続ラインにて成形、溶接を施した。溶接部はノンフィラープラズマ溶接によって作製した。溶接条件は、電流100A、電圧10V、速度1000mm/min、センターガスおよびバックガスは100%Arガス、シールドガスは93%Ar+7%Hガスを使用した。このようにして、外径10mmのパイプを作製し曲げ試験を実施した。
すなわち、パイプの造管方向に500mmの長さの試験片を採取し、鉄鋼製の135R(mm)のシリンダをプレス曲げ方式に基づいて曲げ試験を行った。なお、ビードはパイプの下側になるように配置して、上側よりシリンダを押し込んだ。
曲げ部の欠陥(割れ)の確認は光学顕微鏡を用いて20~400倍に拡大して、欠陥の有無を確認した。なお、割れは0.1mmを超える場合、欠陥有りとした。
表2に上記の試験結果を示す。また、図3は135Rでの曲げ試験結果をプロットしたものであり、横軸がSn量、縦軸がCu量を示したものである。欠陥が無かったものを○、欠陥が観察されたものを×で表した。図中にはCu+10×Snが0.40以下となる領域においては割れの発生は観察されなかったが、0.40を超えるCuとSnが高い場合、割れの発生が観察された。よって、Cu量とSn量の制限とともにCu+10×Snを0.40以下とする必要がある。
Figure 0007009666000003
<実験3>
溶接部の耐食性評価
実験1と同様の試料を用いて溶接部の耐食性の評価として腐食試験を実施した。溶接部はビードカットにより平滑となるようにした後、#120のエメリー紙で研磨して仕上げた。この試験片を6%FeClと1%HClからなる600mlの溶液に120時間浸漬した。試験温度は80、85、90、95℃にて試験を行い、臨界孔食発生温度(CPT)を測定した。孔食は25μm以上のものを孔食発生とみなした。結果を表1に併記した。
W、Snを添加していない番号1、番号3およびC量、N量が高い番号12、番号13においては試験温度が80℃においても孔食の発生が確認された。一方でWやSnの添加量が高かった番号5においてはCPTが95℃であり、番号6においてもCPTが90℃であり耐食性の向上が確認された。この結果より、溶接部の耐食性においてはSnやWといった元素の添加、耐食性劣化の原因となる炭化物や腐食の起点となる酸化物を低減することが効果的である。
次に、本発明のNi-Cr-Mo系合金の成分組成を限定する理由について説明する。なお、%はすべてmass%(質量%)である。
C:0.002~0.020%
Cは加工性および耐食性に影響する元素である。Ni-Cr-Mo系合金中においてCはNb、Ti、Vと結合し、炭化物を形成する。溶接部の過剰な炭化物は延性を低下させるとともに溶接時の割れの起点となる。さらに、熱処理工程や溶接による熱影響部において、耐食性の維持に有効なCr、Moと結合し、M6C(Mは主にMo、Ni、Cr、Si)、M23C6(Mは主にCr、Mo、Fe)の炭化物を形成しやすい。これらの炭化物の周囲にはCr、Moの欠乏層が生じてしまい、必要とされる耐食性を低下させてしまうため0.020%以下とする。一方で、溶接部の炭化物は凝固組織を微細化することによって延性を向上するため0.002%以上の含有が必要である。
以上のことから、Cは0.002~0.020%と規定した。好ましくは0.003~0.015%である。最も好ましくは、0.003~0.010%である。
Si:0.02~1.00%
Siは脱酸のために有効な元素であるとともに溶接時の湯流れ性を向上するため0.02%以上は必要である。しかしながら、湯流れ性が良くなりすぎると、溶接部形状においては凸ビードを確保できなくなるため、1.00%以下に抑えなければならない。また、M6C、M23C6の形成を助長して、耐粒界腐食性を低下させる元素である。したがって、Siは0.02~1.00%と規定した。好ましくは0.03~0.80%、より好ましくは、0.05~0.50%である。
Mn:0.02~1.00%
Mnは粒界に偏析して、溶接割れを起こすP、Sを固定して溶接割れを抑制するため、0.02%以上は必要である。しかしながら、MnSの形成を助長し、耐孔食性を低下させる元素であるため1.00%以下とする必要がある。したがって、Mnは0.02~1.00%と規定した。好ましくは、0.03~0.80%であり、より好ましくは、0.05~0.50%である。
P:0.030%以下
Pは粒界に偏析および、熱間加工性と耐食性を劣化させる元素である。またNiと低融点の共晶を生成することで溶接割れ感受性を高める。そのため、Pは低減することが望ましい。よって、Pは0.030%以下とした。好ましくは、0.028%以下であり、より好ましくは0.020%以下である。
S:0.005%以下
Sは、Pと同様に粒界に偏析して、熱間加工性を低下させる元素であるとともに、MnSを形成し耐食性を低下させるため、極力低減することが望ましい。また、溶接時に湯流れ性を良くするが、湯流れ性が良くなりすぎると、溶接部形状においては凸ビードを確保できなくなる。よって、Sは0.005%以下と定めた。好ましくは、0.002%以下であり、より好ましくは0.0015%以下である。
Cr:18.0~24.0%
Crは合金の表面に不働態被膜を形成して耐食性を維持するために、とても重要な元素である。しかしながら、過剰なCrの添加はM23C6の析出を助長するために、耐食性の低下を引き起こしてしまう。したがって、Crは18.0~24.0%と規定した。好ましくは20.0~24.0%であり、より好ましくは、21.0~23.0%である。
Mo:7.5~9.0%
MoはCrと同様に不働態被膜を形成して耐食性を維持するために重要な元素である。しかしながら、過剰なMoの添加はM6Cの析出を助長することによる耐食性の低化を引き起こしてしまう。また、過剰なMoの添加は強度が上昇する一方で、延性を低下させる。したがって、Moは7.5~9.0%と規定した。好ましくは、8.0~9.0%であり、より好ましくは8.0~8.5%である。
Cu:0.01~0.20%
Cuは母材部および溶接部の延性を向上する重要な元素であるので、0.01%は必要となる。しかしながら、過度の添加は熱間加工性を低下させ、溶接割れを引き起こす。また、溶接時に湯流れ性を良くするが、湯流れ性が良くなりすぎると、溶接部形状においては凸ビードを確保できなくなる。したがって、Cuは0.01~0.20%と規定した。好ましくは、0.02~0.15%であり、より好ましくは0.02~0.10%である。
Al:0.005~0.400%
Alは、脱酸に効果的な元素であるので、0.005%は必要となる。Alを0.005%以上とすることにより、Oを0.005%以下とすることができる。しかしながら、過度の添加は熱間加工性を低下させる。また、アルミナのクラスターを形成し、合金板表面に線状の欠陥をもたらしてしまう。そのため、Alは0.005~0.400%と定めた。好ましくは、0.020~0.300%であり、より好ましくは0.050~0.300%である。
Ti:0.1~1.0%
TiはC、Nと結合し炭化物(TiC)、窒化物(TiN)を形成することにより溶接部の凝固組織を微細化、延性を向上するとともに、耐食性の低下を引き起こすM6C、M23C6の形成を抑制する。一方で、過剰の添加は、多量の炭化物(TiC)、窒化物(TiN)および酸化物(TiO)を形成して熱間加工性や延性の低下を引き起こす。したがって、Tiは0.1~1.0%と規定した。好ましくは、0.1~0.8%であり、より好ましくは0.1~0.5%である。
Fe:3.0~6.0%
Feは製造コストを低減させるために添加されると同時に、合金中のO量を低下する効果がある。しかしながら、過剰な添加は耐食性の低下を引き起こすため3.0~6.0%以下と規定した。好ましくは、3.0~5.0%であり、より好ましくは3.0~4.5%である。
Nb:2.5~4.5%
NbはTiと同様C、Nと結合し炭化物(NbC)、窒化物(NbN)を形成することにより溶接部の凝固組織を微細化、延性を向上する。また、耐食性の低下を引き起こすM6C、M23C6の形成を抑制する。一方で、固溶して強度が上昇する一方で、延性を低下させる。また、Nbの過剰の添加は延性発現温度が低下による熱間加工性が低下を引き起こす。そこで、Nbは2.5~4.5%と規定した。好ましくは、2.8~4.0%であり、より好ましくは2.8~3.8%である。
Co:0.01~0.50%
Coは母材部および溶接部の延性を向上する重要な元素であるので、0.01%は必要となる。しかしながら、過度の添加は熱間加工性を低下させ、溶接割れを引き起こす。したがって、Coは0.01~0.50%と規定した。好ましくは、0.01~0.30%である。より好ましくは0.01~0.20%である。
V:0.05~0.50%
VはNb、Tiと同様C、Nと結合し炭化物(VC)、窒化物を形成することにより溶接部の凝固組織を微細化し、延性を向上する。また、耐食性の低下を引き起こすM6C、M23C6の形成を抑制する。一方で、固溶して強度が上昇する一方で、延性を低下させる。Vは0.05~0.50%と規定した。好ましくは、0.10~0.50%である。より好ましくは0.10~0.30%である。
N:0.002~0.020%
NはNb、Ti、Vと結合し、窒化物や炭窒化物を形成する。最適な量の窒化物、炭窒化物は溶接部の凝固組織を微細化することによって、延性を向上する。一方で溶接部の過剰な窒化物、炭窒化物は延性を低下させるとともに溶接時の割れの起点となる。また、N量が高くなると溶接部のブローホール数が増加する。したがって、Nは0.002~0.020%と規定した。好ましくは、0.002~0.016%である。さらに好ましくは、0.002~0.010%である。
Sn:0.003~0.030%
Snは微量の添加により耐食性を向上させる元素である。一方で、低融点の化合物を形成することにより、溶接部での割れの原因となる。したがって、Snは0.003~0.030%と規定した。好ましくは、0.004~0.020%であり、より好ましくは0.006~0.010%である。
W:0.05~0.50%
WはMoと同様に耐食性を向上する効果があるが、過度の添加は炭化物を形成して、耐食性を低下する。したがって、Wは0.05~0.50%と規定した。好ましくは、0.10~0.40%である。より好ましくは、0.10~0.30%である。
Nb+Ti+V:2.5~4.5%
Nb、Ti、VはCやNと結合し、炭化物、窒化物および炭窒化物を形成する。最適な量の窒化物、炭窒化物は溶接部の凝固組織を微細化することによって、溶接部の延性を向上する。一方で溶接部の過剰な窒化物、炭窒化物は延性を低下させるとともに溶接時の割れの起点となる。Nb+Ti+V:2.5~4.5%とする。好ましくは、2.8~4.5%であり、より好ましくは3.0~4.0%である。
Cu+10Sn:0.40以下
CuおよびSnを添加した場合、Cuに対するSnの添加量が多くなると低融点の化合物を形成することにより、溶接部での割れの原因となる。そこで0.40以下とする。好ましくは0.35以下、より好ましくは、0.30以下である。
本合金ではO、Mg、Caの濃度を以下の通り制御することが望ましい。
O:0.005%以下
Oは酸化物を形成し、溶接性、熱間加工性を低下させる。また溶接時のブローホールを形成、また、溶接時に湯流れ性を良くするが、湯流れ性が良くなりすぎると、溶接部形状においては凸ビードを確保できなくなる。そのため低減することが望ましい。さらにAlのクラスターやTiの酸化物の形成によって熱間加工性を低下させてしまうとともに、線状の欠陥をもたらしてしまう。よって、Oは0.005%以下とした。好ましくは、0.004%以下であり、より好ましくは0.003%以下である。
Mg:0.001~0.010%
MgはMnと同様に粒界に偏析して、溶接割れを起こすP、Sを固定して溶接割れを抑制する。一方で、Mgを一定量以上に含有すると溶接ビード上に介在物が凝集、加工性の劣化や腐食の起点となることによる耐食性の低下を引き起こす。また、MgOの介在物を形成し、クラスター化することによりとなり、製品において表面欠陥の原因となる。したがって、Mgは0.001~0.010%と規定した。好ましくは、0.002~0.008%である。より好ましくは、0.002~0.005%である。
Ca:0.0010~0.0100%、
CaはMnと同様に粒界に偏析して、溶接割れを起こすP、Sを固定して溶接割れを抑制する。一方で、Caを一定量以上に含有すると溶接ビード上に介在物が凝集、加工性の劣化や腐食の起点となることによる耐食性の低下を引き起こす。また、CaOの介在物を形成し、クラスター化することによりとなり、製品において表面欠陥の原因となる。したがって、Caは0.0010~0.0100%と規定した。好ましくは、0.0020~0.0070%である。より好ましくは、0.0020~0.0050%である。
溶接後の母材部、溶接部、熱影響部のビッカース硬さがそれぞれ280HV以下
溶接後の溶接部、熱影響部においては炭化物や炭窒化物の形成や組織の変化によって硬さが大きくなる可能性があるが、硬さが上昇すると、加工性が悪くなる。そこで、溶接ままでの母材部、溶接部、熱影響部のビッカース硬さがそれぞれ280HV以下とする。好ましくは270HV以下、さらに好ましくは260以下である。ここでは特に限定しないが、強度を保つ観点から180HV以上が好ましい。
本発明のNi-Cr-Mo系合金では、上記の残部はNiおよび不可避的不純物からなる。ここで、不可避的不純物とはNi基合金を工業的に製造する際、種々の要因によって混入してくる成分であり、本発明の作用効果に悪影響を及ぼさない範囲で含有を許容されるものを意味する。
また、加工性の向上には、加工を受けた全体部分、および溶接部を含む部分に熱処理を施すとより望ましい。本発明合金であれば、大気雰囲気中1000℃×1min程度の熱処理でも十分である。つまり、高温、例えば1160℃まで、長時間、例えば最長1h程度の熱処理を避けることができる。このような、高温、長時間の熱処理の場合、大気雰囲気では酸化スケールが生成し、これを酸洗あるいは機械的研磨などにより除去する必要がでてくるが、これを回避できる利点がある。
次に本発明のNi-Cr-Mo系合金の製造方法について説明する。本発明のNi-Cr-Mo系合金の製造方法は特に限定されるものではないが、以下の方法で製造するのが望ましい。まずスクラップ、Ni、Cr、Moなどの原料を電気炉で溶解し、AOD(Argon Oxygen Decarburization)および/またはVOD(Vacuum Oxygen Decarburization)にて酸素吹精して脱炭を行う。その後、Alと石灰石を投入してCr還元を行い、さらに石灰石と蛍石を投入し、溶融合金上にCaO-SiO-Al-MgO-F系スラグを形成して脱酸、脱硫を行い、得られた溶融合金を、連続鋳造機にて鋳造しスラブ製造し、その後、熱間圧延、必要に応じて冷間圧延を行い、厚板や熱延鋼板、冷延鋼板などの薄板とする。
以下の実施例によってさらに本発明を詳細に説明する。ただし、本発明はその趣旨を超えない限りこれらの例に限定されるものではない。まず、まずスクラップ、Ni、Cr、Moなどの原料を電気炉で溶解し、AODおよびVODにて酸素吹精して脱炭を行った。その後、Alと石灰石を投入してCr還元を行い、さらに石灰石と蛍石を投入し、溶融合金上にCaO-SiO-Al-MgO-F系スラグを形成して脱酸、脱硫を行った。このようにして精錬した溶融合金を、連続鋳造機にて鋳造しスラブを得た。その後、スラブをステッケルミルで熱間圧延し、引き続き冷間圧延して板厚3mmの冷延板を製造した。表3に製造した合金の化学成分を、表4に測定条件、評価結果を示す。
溶接部の延性評価
3mmtの冷延板を1100℃にて焼鈍を行った後、溶接部の延性評価を行った。図4に試験片の採取の模式図を示す。冷延板1は、溶接ビード2を含む。この溶接した冷延板1より、母材部のみを含む試験片3と、母材部および溶接部を含む試験片4を作製し、引張試験を実施した。溶接部はノンフィラープラズマ溶接によって作製した。溶接条件は、電流100A、電圧30V、速度500mm/min、センターガスおよびバックガスは100%Arガス、シールドガスは93%Ar+7%Hガスを使用、開先形状はI型である。また、溶接部はビードカットにより平滑となるようにした。試験片4は溶接ビードが引張方向と垂直かつ溶接部が試験片平行部中央になるようになるように採取した。なお試験片3、4はいずれも板厚3mm、幅30mm、長さ100mmのサイズであり、引張方向が圧延方向に平行な方向で採取した。下記の定義する伸び比にて、溶接後の加工性を評価した。伸び比が0.6未満の場合を×、0.6以上0.7未満を△、0.7以上0.8未満を○、0.8以上を◎とした。
伸び比=(溶接部を含む試験片の伸び%)/(母材部のみの試験片の伸び%)
溶接部の割れ評価
3mmtの冷延板を1100℃にて焼鈍、その後酸洗を行い、さらに冷間圧延により厚み0.7mmtまで圧延した。その後、連続ラインにて成形、溶接を施してハイプの製造を行った。溶接部の割れの評価として0.7mm材を用いて直径10mmのパイプを作製し曲げ試験を実施した。溶接条件は、電流100A、電圧10V、速度1000mm/min、センターガスおよびバックガスは100%Arガス、シールドガスは93%Ar+7%Hガスを使用した。また、パイプの造管方向に500mmの長さの試験片を採取し、鉄鋼製のシリンダを使用して、プレス曲げ方式に基づいて135R、115R、95Rの曲げ試験を行った。なお、ビードはパイプの下側になるように配置して、上側よりシリンダを押し込んだ。
曲げ部の欠陥(割れ)の確認は光学顕微鏡を用いて20~400倍に拡大して、欠陥の有無を確認した。なお、割れは0.1mmを超える場合、欠陥有りとした。135Rにて割れが発生したものを×、135Rにて割れが発生しておらず、115Rにて割れが発生したものを△、115Rにて割れが発生しておらず、95Rにて割れが発生したものを○、95Rにおいても割れが発生しなかったものを◎とした。
溶接部の耐食性評価
溶接部の耐食性の評価として腐食試験を実施した。試験片は3mm材を用いた。また、溶接部はビードカットにより平滑となるようにした後、#120 のエメリー紙で研磨して仕上げた。この試験片を6%FeClと1%HClからなる600mlの溶液に120時間浸漬した。試験温度は80、85、90、95℃にて試験を行い、臨界孔食発生温度(CPT)を測定した。孔食は25μm以上のものを孔食発生とみなした。CPTが80℃のものを×、CPTが85℃のものを△、CPTが90℃のものを○、CPTが95℃のものを◎とした。
溶接部の硬さ評価
溶接部の硬さ評価として母材および溶接部、熱影響部でのビッカース硬さを測定した。試験片は3mm材を用い、断面を#120のエメリー紙で研磨して仕上げた。測定時の荷重1kgfにて母材および溶接部、熱影響部それぞれで三点測定を行い平均の硬さを評価した。
Figure 0007009666000004
Figure 0007009666000005
以下に表3、4に示した実施例について説明する。番号1~20は、判定のうち△が1個までしかなく許容範囲内であり、発明例であり、本発明の範囲を満たすことから溶接部においても加工性、耐食性に優れる。
番号21~38は、×を含むか、含まないとしても△が2個以上あり、許容範囲外であり、比較例である。以下に番号21~38の比較例について説明する。
番号21はCoが添加されていないため、延性が×であり範囲外である。
番号22はC量が高いため、延性、割れ、耐食性が△であり、溶接部の硬さも高く、範囲外である。
番号23はNb+Ti+Vが高く外れたため、割れが×であり、溶接部での硬さも高く外れてしまっており、範囲外である。
番号24はNbが低く、Nb+Ti+Vが低く外れたため、延性が×であり、範囲外である。
番号25はCoが高く外れたため、割れが×であり、範囲外である。
番号26はSnが低く外れたため、耐食性が×であり、範囲外である。
番号27はCuが添加されていないため、延性が×であり、範囲外である。
番号28はCuが高く外れたため、割れが×であり、範囲外である。
番号29はNbが高く外れ、延性および割れが×であり、溶接部での硬さも高く外れてしまっており、範囲外である。
番号30はVが高く外れ、延性および割れが×であり、範囲外である。
番号31はVが添加されていないため、延性が×であり範囲外である。
番号32はNが高く外れ、延性および割れが×であり、範囲外である。
番号33、34はCu+10Snが高く外れたため、割れが×であり、範囲外である。
番号35はWが低く外れており、耐食性が×であり、範囲外である。
番号36はWが高く外れており、耐食性が×であり、範囲外である。
番号37はCu+10Snが高く外れたため、割れが×であり、範囲外である。
番号38はC、Nが低く外れたため、延性が×であり範囲外である。
1:(焼鈍された)冷延板、2:溶接ビード、3:母材部のみを含む試験片、4:母材部と溶接部を含む試験片


Claims (2)

  1. 以下、質量%にて、C:0.002~0.020%、Si:0.02~1.00%、Mn:0.02~1.00%、P:0.030%以下、S:0.005%以下、Cr:18.0~24.0%、Mo:7.5~9.0%、Cu:0.01~0.20%、Al:0.005~0.400%、Ti:0.1~1.0%、Fe:3.0~6.0%、Nb:2.5~4.0%、Co:0.01~0.50%、V:0.05~0.50%、N:0.002~0.020%、Sn:0.003~0.030%、W:0.05~0.50%、Nb+Ti+V:2.5~4.5%、Cu+10Sn:0.40以下、残部Niおよび不可避的不純物からなるNi-Cr-Mo系合金。
  2. O:0.005%以下、Mg:0.001~0.010%、Ca:0.0001~0.0100%であることを特徴とする請求項1に記載のNi-Cr-Mo系合金。
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