JP6771941B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
実施例1の電流共振電源の回路を図1に示す。本実施例ではハーフブリッジ型の電流共振回路を一例に挙げて説明する。図1の電源回路の特徴は、軽負荷時、後述するスイッチング素子104、105の駆動を停止するのではなく、スイッチング素子104、105のいずれか一方がデッドタイム期間を除いて常にオンする点である。尚、スイッチング手段の構成としては、本実施例のようなハーフブリッジ型ではなく、例えば一つのスイッチング素子でもよい。すなわち共振を利用してソフトスイッチングを行う電源装置であれば同様の手法が適用可能である。
・端子1:AC入力ラインからの電圧、又はコンデンサ103の電圧を受けてIC126を起動するための起動端子である高電圧入力端子。本実施例ではコンデンサ103へ接続している。
・端子2:IC126の電源端子。
・端子3:電流検出用の端子(電流の検出値が入力される)。
・端子4:フィードバック電圧入力用の端子。
・端子5:GND端子。
・端子6:ハイサイド側のスイッチング素子のドライバを動作させるためのブートストラップ電源端子。
・端子7:ハイサイド側のスイッチング素子のゲート出力端子。
・端子8:ブートストラップの基準となる中間電位に接続する端子。
・端子9:ローサイド側のスイッチング素子のゲート出力端子。
・端子10:ローサイド側のスイッチング素子のソース端子Sに接続する端子。
スイッチング素子104をオンし続けるとスイッチング素子104のドレイン電流は波形4のようにトランス107のリーケージインダクタンスとコンデンサ108の直列共振回路に流れる正弦波状の電流になる。トランス107のリーケージインダクタンスとコンデンサ108の直列共振回路の共振周期よりも短い時間でスイッチング素子104のゲートソース間電圧を低下させてターンオフする。
スイッチング素子104がターンオフしてもトランス107の一次巻線109に流れる電流は保存される。トランス107に蓄えられたエネルギーで一次巻線109−コンデンサ108−コンデンサ106といった経路に電流が流れてコンデンサ106を充電し、波形3のようにスイッチング素子105のドレイン電圧が低下する。
スイッチング素子105のドレイン電圧がソース電圧よりも低くなるとスイッチング素子105のボディダイオードが導通してマイナス方向に電流が流れる(波形5)。
スイッチング素子105のボディダイオードを流れている期間に、波形2のようにスイッチング素子105のゲートソース間に電圧を与えてオンすることで、零電圧スイッチング(ソフトスイッチングともいう)を行っている。スイッチング素子105がオンした後、トランス107の一次巻線109のエネルギーが無くなるまではスイッチング素子105のドレイン電流はマイナス方向に流れる。
一次巻線109のエネルギーが無くなるとコンデンサ108に蓄えられた電圧は最大となり、コンデンサ108に蓄えられたエネルギーを電源としてコンデンサ108にはマイナス方向に電流が流れ始める。コンデンサ108に流れる電流はコンデンサ129により分流されて抵抗128の両端電圧として現れる。抵抗128の電圧を波形6に示す。電流はコンデンサ108から一次巻線109、スイッチング素子105を通る経路に流れる。トランス107の二次巻線110に現れる電圧はマイナス方向となり、二次巻線111に現れる電圧はプラス方向となる。二次巻線111からダイオード113を通じてコンデンサ114を充電する。
波形2の様にスイッチング素子105をターンオフすると、一次巻線109に流れていた電流は一次巻線109のエネルギーとコンデンサ108の残りエネルギーによりコンデンサ106を充電してスイッチング素子105のドレイン電圧は上昇する(波形3)。
コンデンサ106の電圧が上昇してコンデンサ103の電圧よりも高くなると、スイッチング素子104のボディダイオードを通じて103に電流を供給し始める(波形4)。この期間にスイッチング素子104をオンすることで、スイッチング素子104もソフトスイッチング動作を行っている。定格負荷では、このような一連の動作を約50%のオンデューティで交互にオン,オフする動作を行っている。
実施例2の特徴は、第二の共振回路155に、コンデンサ108の容量を切り替えるためのコンデンサ容量切替手段153を追加している点である。このようにして第二の共振回路155のコンデンサの容量を切り替えることにより共振電流の周期を変えることができる。これにより、スイッチング素子104をオンするタイミングが現れる頻度を上げ、出力電圧のリップルを抑えることに特徴がある。
実施例3では、実施例1、2で説明した電源装置160を画像形成装置170に備えられた電磁誘導加熱方式の定着装置に適用した例を示す。コンバータ516に実施例1(図1)また実施例2(図3)の一次側回路部171を適用したものを図5に示す。この定着装置では加熱幅が励磁コイルに流れる電流の周波数に依存する構成であり、スイッチング周波数を固定して駆動する必要がある。また、軽負荷時の効率を向上するために前述したオン時間を延長してソフトスイッチングのタイミングを待つだけでなく、オン時間を延長している間に流れる共振電流の周期(周波数)を加熱幅で必要とされる周期(周波数)に合わせる。これにより軽負荷時もコイルに流れる電流の周波数を変えないように制御している。尚、本実施例における画像形成装置170は、例えば電子写真方式の画像形成装置を適用することができる。なお、本実施例に直接関係のない周知の構成要素については説明を省略する。また、定着装置についても、コンバータ516の負荷に相当するコイルユニットA(後述する)についてのみの記載としている。
1.最低周期(定格電力、紙サイズはA5幅)でスイッチング素子をPWM制御する場合。
2.レターサイズの紙幅でスイッチング素子105のオン時間を延長する制御を行う場合。
3.A5サイズの紙幅でスイッチング素子105のオン時間を延長する制御を行う場合。
151 フィードバック手段
152 スイッチング制御手段
154 第一の共振回路
155 第二の共振回路
156 電流検出手段
157 スイッチング手段
Claims (10)
- 商用交流電源からの交流電圧を整流及び平滑する整流平滑手段と、前記整流平滑手段に接続された第一の共振回路と、前記第一の共振回路に接続された第二の共振回路と、前記第一の共振回路と前記第二の共振回路への電流をスイッチングする第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、前記第一の共振回路または第二の共振回路に流れる電流を検出する電流検出手段と、を有する電源装置において、
前記電源装置から出力される出力電圧に応じた信号を前記スイッチング制御手段にフィードバックするフィードバック手段を有し、
前記スイッチング制御手段は、前記出力電圧が低下した軽負荷時において、前記第一のスイッチング素子をオンからオフに切り替えた後、前記第二のスイッチング素子をオフからオンに切り替え、さらに前記第二のスイッチング素子のオン状態を所定時間維持し、前記電流検出手段の検出値と前記フィードバック手段からの前記信号に基づき、前記第二のスイッチング素子のドレインからソースに向けて電流が流れている状態において、前記第二のスイッチング素子をオンからオフに切り替えるように制御することを特徴とする電源装置。 - 前記第一の共振回路はトランスの一次側のコイルであり、第二の共振回路はコンデンサであることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
- 前記第二の共振回路は、複数の前記コンデンサを有し、前記複数のコンデンサの容量を切り換えることにより前記第二のスイッチング素子がオン状態を維持している状態における共振周期を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
- 前記スイッチング制御手段は、前記第二のスイッチング素子をオンからオフに切り替えた後、前記第一のスイッチング素子のソースからドレインに向けて電流が流れている状態において、前記第一のスイッチング素子をオフからオンに切り替えるように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記電流検出手段は、前記第二の共振回路と並列に接続された、コンデンサと抵抗を備えた回路を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電源装置。
- 記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着装置を有する画像形成装置において、
前記定着装置は、励磁コイルを有し、
前記定着装置を駆動するための電源装置を有し、
前記電源装置は、
商用交流電源からの交流電圧を整流及び平滑する整流平滑手段と、
前記整流平滑手段に接続された前記励磁コイルと、
前記励磁コイルに接続された第二の共振回路と、
前記励磁コイルと前記第二の共振回路への電流をスイッチングする第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子と、
前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を制御するスイッチング制御手段と、
前記励磁コイルまたは第二の共振回路に流れる電流を検出する電流検出手段と、
前記電源装置から出力される出力電圧に応じた信号を前記スイッチング制御手段にフィードバックするフィードバック手段を有し、
前記スイッチング制御手段は、前記出力電圧が低下した軽負荷時において、前記第一のスイッチング素子をオンからオフに切り替えた後、前記第二のスイッチング素子をオフからオンに切り替え、さらに前記第二のスイッチング素子のオン状態を所定時間維持し、前記電流検出手段の検出値と前記フィードバック手段からの前記信号に基づき、前記第二のスイッチング素子のドレインからソースに向けて電流が流れている状態において、前記第二のスイッチング素子をオンからオフに切り替えるように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着装置の温度を検知する温度検知素子を有し、
前記フィードバック手段は、前記温度検知素子で検知した温度に応じた信号を前記スイッチング制御手段にフィードバックすることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記定着装置は、円筒状の加熱部材を有し、前記加熱部材の内部に前記励磁コイルを有することを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
- 前記スイッチング制御手段は、前記第二のスイッチング素子をオンからオフに切り替えた後、前記第一のスイッチング素子のソースからドレインに向けて電流が流れている状態において、前記第一のスイッチング素子をオフからオンに切り替えるように制御することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記電流検出手段は、前記第二の共振回路と並列に接続された、コンデンサと抵抗を備えた回路を含むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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