JP6747038B2 - Information processing device, calibration method, and calibration program - Google Patents
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Description
本発明は、情報処理装置、キャリブレーション方法、およびキャリブレーションプログラムに関する。 The present invention relates to an information processing device, a calibration method, and a calibration program.
従来、物体に向けてレーザを照射し、反射光が返ってくるまでの時間を測定することにより、物体までの距離を計測するセンサがある。また、センサ内で光学系を回転させて水平方向のスキャニングを行いながら物体までの距離を計測する、いわゆる2D(2次元:2−Dimensions)センサがある。 Conventionally, there is a sensor that measures the distance to an object by irradiating the object with a laser and measuring the time until the reflected light returns. Further, there is a so-called 2D (two-dimensional: 2-Dimensions) sensor that measures a distance to an object while rotating an optical system in the sensor to perform horizontal scanning.
先行技術としては、例えば、レーザレンジファインダのペアから共通に観測される対象物の位置の誤差が最小となるように、センサネットワーク座標系での各レーザレンジファインダの位置および向きを校正する技術がある。 As a prior art, for example, there is a technology for calibrating the position and orientation of each laser range finder in the sensor network coordinate system so that the error of the position of the object commonly observed from the pair of laser range finders is minimized. is there.
しかしながら、従来技術では、2Dセンサを駆動装置により回転させて3D計測を行おうとすると、2Dセンサを駆動装置に取り付ける際の組み立て誤差により、2Dセンサが正規姿勢から傾斜して計測誤差が発生してしまう場合がある。具体的には、2Dセンサが正規姿勢から傾斜していると計測空間に歪みが生じる。このため、2Dセンサの正規姿勢からの傾斜を校正することになるが、どの方向にどの程度傾斜しているのかを人手で判断することが難しく、校正作業に時間や手間がかかる。 However, in the related art, when the 2D sensor is rotated by the driving device to perform the 3D measurement, the assembly error when the 2D sensor is attached to the driving device causes the 2D sensor to be tilted from the normal posture, resulting in a measurement error. It may end up. Specifically, when the 2D sensor is tilted from the normal posture, the measurement space is distorted. Therefore, although the inclination of the 2D sensor from the normal posture is calibrated, it is difficult to manually determine which direction and how much the inclination is, and it takes time and labor for the calibration work.
一つの側面では、本発明は、測定装置の正規姿勢からの傾斜角を算出することを目的とする。 In one aspect, the present invention aims to calculate a tilt angle of a measuring device from a normal posture.
本発明の一態様によれば、回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、を有する情報処理装置が、前記測定装置の傾斜角を表す補正パラメータを含み、前記測定装置により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する計測モデルを用いて、前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲または前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出し、前記一方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、前記有効範囲または前記冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向を推定し、推定した前記測距方向に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標を算出し、前記一方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標と、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標との差を最小化するように、前記補正パラメータの値を算出する情報処理装置、キャリブレーション方法、およびキャリブレーションプログラムが提案される。 According to one aspect of the present invention, a drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a state in which the drive device is attached to the drive device and moves along a circular orbit around the rotation axis in the pan direction. An information processing apparatus having a measuring device that irradiates light toward an object while scanning in a tilt direction perpendicular to the object and measures a distance from the device to the object, and a correction parameter that represents an inclination angle of the measuring device. And a range of 0 to 180 in the tilt direction within the range irradiated by the measuring device, using a measurement model that derives three-dimensional coordinates of the measuring point from the distance measured by the measuring device and the distance measuring direction. 3D coordinates of each point whose distance has been measured using either one of the effective range of degrees or the redundant range of 180 to 360 degrees in the tilt direction, and each of the points is calculated using the one range. Based on the distance measuring direction when the distance is measured, the distance measuring direction when the distance of each point is measured is estimated using the other range of the effective range or the redundant range, and is estimated. Based on the distance measurement direction, the three-dimensional coordinate of each point whose distance is measured using the other range is calculated using the measurement model, and the distance is measured using the one range. An information processing apparatus that calculates the value of the correction parameter so as to minimize the difference between the three-dimensional coordinates of each of the points and the three-dimensional coordinates of each of the points whose distances are measured using the other range. , A calibration method, and a calibration program are proposed.
本発明の一側面によれば、測定装置の正規姿勢からの傾斜角を算出することができる。 According to one aspect of the present invention, it is possible to calculate the tilt angle of the measuring device from the normal posture.
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、キャリブレーション方法、およびキャリブレーションプログラムの実施の形態を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of an information processing apparatus, a calibration method, and a calibration program according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる情報処理装置100の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置100は、駆動装置101と、測定装置102と、制御装置103と、を有する。駆動装置101は、回転軸110(図1中、Z軸に対応)を中心にパン方向d1に回転するモータである。
(Embodiment)
FIG. 1 is an explanatory diagram illustrating an example of the
以下の説明では、パン方向d1の回転角(図1中、X軸に対する角度)を「回転角θh(θh=0〜360°(度))」と表記する場合がある。ただし、駆動装置101が初期位置のときの正面方向とX軸方向とが一致しているものとする。
In the following description, the rotation angle in the pan direction d1 (the angle with respect to the X axis in FIG. 1) may be expressed as “rotation angle θ h (θ h =0 to 360° (degrees))”. However, it is assumed that the front direction and the X-axis direction when the
測定装置102は、チルト方向d2に走査しながら光(例えば、レーザ)を物体に向けて照射し、反射光を受光するまでの時間を用いて自装置から物体までの距離を測定する2Dセンサである。チルト方向d2は、チルト軸120を中心に回転する方向である。すなわち、測定装置102は、チルト軸120を中心に光学系(例えば、後述の図5に示す発光部511、受光部512等)を回転させながら、図1中の太線矢印で示す方向(照射方向)に光を照射する。
The
情報処理装置100において、測定装置102は、パン方向d1に対してチルト方向d2が垂直となるように駆動装置101に取り付けられる。そして、測定装置102は、回転軸110を中心として円軌道に沿って移動される状態で、チルト方向d2に走査しながら光(以下、「レーザ」という)を物体に向けて照射して物体までの距離を測定する。
In the
この際、測定装置102は、チルト方向d2に「0〜225°(0°以上225°未満)、315〜360°」の範囲でレーザを照射する。チルト方向d2に「225〜315°」の範囲は、レーザを照射しない死角部分となる。ただし、チルト方向d2に「180〜360°」の範囲のうち、どの範囲にレーザを照射するかは任意に設定可能であり、例えば、チルト方向d2に「180〜360°」の範囲にレーザを照射することにしてもよい(死角部分なし)。
At this time, the
より詳細に説明すると、例えば、測定装置102は、チルト方向d2に「0〜225°、315〜360°」の範囲を1080分割して、1周当たり25[msec]で1080点の計測を行う。測定装置102は、駆動装置101によってパン方向d1に、0°から360°まで0.24°ずつ移動される度に、この計測を行う。
More specifically, for example, the
これにより、2Dセンサである測定装置102を利用して3D計測を行うことができる。3D計測とは、立体的なものの位置や形状をデータ化することである。3D計測によって得られるデータ(3次元モデル)は、例えば、各種シミュレーションやCAD(Computer Aided Design)などのアプリケーションに利用することができる。
Thereby, 3D measurement can be performed using the
制御装置103は、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)を解析するコンピュータである。測定装置102の正規姿勢からのズレは、測定装置102を駆動装置101に取り付ける際の組み立て誤差(あるいは、経年劣化)により生じるものであり、例えば、図2に示すような、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)によって表される。
The
図2は、測定装置102の傾斜角を示す説明図である。図2において、チルト傾斜角φtは、チルト角θvが0°のときのレーザを照射する方向の回転軸110に対する角度を表す。チルト角θvは、回転軸110に対するチルト方向d2の角度である。すなわち、測定装置102の正規姿勢からのズレがなければ、チルト傾斜角φtは0°となる。
FIG. 2 is an explanatory diagram showing the inclination angle of the
また、ロール傾斜角φrは、回転軸110に垂直な面に対するチルト軸120の角度を表す。すなわち、測定装置102の正規姿勢からのズレがなければ、ロール傾斜角φrは0°となる。ところが、測定装置102を駆動装置101により回転させて3D計測を行う場合、図2に示したように、測定装置102が正規姿勢から傾斜していると、計測誤差が発生して計測空間に歪みが生じてしまう。
The roll tilt angle φ r represents the angle of the
ここで、図3を用いて、測定装置102が正規姿勢から傾斜している場合の計測誤差について説明する。
Here, the measurement error when the measuring
図3は、測定装置102が正規姿勢から傾斜している場合の計測誤差を示す説明図である。図3の(3−1)において、測定装置102の正規姿勢からの傾斜として、チルト傾斜角φtが「φt=−5°」である場合を想定する。この場合、チルト角θvを「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の計測点(レーザが照射されて距離が測定される点)は、(3−1)に示すように、らせん状にずれる。
FIG. 3 is an explanatory diagram showing measurement errors when the measuring
(3−1)において、○印は、チルト傾斜角φtが「φt=−5°」である場合の計測点を示す。一方、●印は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していない場合の計測点を示す。このように、測定装置102が正規姿勢から傾斜(φt=−5°)しているときの計測点「○印」は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していないときの計測点「●印」に比べて、計測方向へずれることになり、計測誤差が発生する。
In (3-1), ○ mark indicates the measurement point when the tilt inclination angle phi t is "phi t = -5 °." On the other hand, the ● marks indicate measurement points when the measuring
図3の(3−2)において、測定装置102の正規姿勢からの傾斜として、ロール傾斜角φrが「φr=5°」である場合を想定する。この場合、チルト角θvを「θv=160°」として、回転角θhが0〜180°の10°間隔で床面までの距離を測定した際の計測点は、(3−2)に示すように、らせん状にずれる。
In (3-2) of FIG. 3, it is assumed that the roll inclination angle φ r is “φ r =5°” as the inclination of the measuring
(3−2)において、○印は、ロール傾斜角φrが「φr=5°」である場合の計測点を示す。一方、●印は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していない場合の計測点を示す。このように、測定装置102が正規姿勢から傾斜(φr=5°)しているときの計測点「○印」は、測定装置102が正規姿勢から傾斜していないときの計測点「●印」に比べて、計測方向と垂直方向へずれることになり、計測誤差が発生する。
In (3-2), a circle indicates a measurement point when the roll inclination angle φ r is “φ r =5°”. On the other hand, the ● marks indicate measurement points when the measuring
したがって、測定装置102を駆動装置101に取り付けて3D計測を行う場合、測定装置102の正規姿勢からの傾斜(ズレ)を校正する必要がある。しかしながら、測定装置102の正規姿勢からの傾斜を人手で判断して校正するには知識やスキルが必要となるとともに時間や手間がかかる。
Therefore, when the
なお、2Dセンサを回転機構により回転させて3D計測を行う際に生じる2Dセンサの傾斜を校正する従来技術として、例えば、ある補正パラメータをもとに3次元点群を計算し、3次元点群から平面パッチを抽出して、平面パッチの平面性・面積を評価し、補正パラメータを修正していくものがある(例えば、下記参考文献参照)。 As a conventional technique for calibrating the inclination of the 2D sensor generated when the 2D sensor is rotated by the rotating mechanism to perform the 3D measurement, for example, a 3D point group is calculated based on a certain correction parameter, and the 3D point group is calculated. There is a method in which a planar patch is extracted from the above, the planarity/area of the planar patch is evaluated, and the correction parameters are corrected (for example, refer to the following references).
参考文献:Boresight Calibration of Construction Misalignments for 3D Scanners Built with a 2D Laser Rangefinder Rotating on Its Optical Center References: Boresight Calibration of Construction Misalignments for 3D Scanners Built with a 2D Laser Rangefinder Rotating on Its Optical Center.
ところが、この従来技術では、凹凸面(例えば、砂利道やレンガ壁)や曲面構造はノイズとなるため、一様に平らな面が環境中に存在する必要がある。また、平面パッチを抽出可能な密度・範囲の計測データを評価する必要がある。このため、キャリブレーションが適用可能な環境条件や計測条件に制約が生じ、キャリブレーションのロバスト性や計測機器の精度・利便性を損なうおそれがある。 However, in this conventional technique, uneven surfaces (for example, gravel roads and brick walls) and curved structures cause noise, so that it is necessary that a uniformly flat surface exists in the environment. In addition, it is necessary to evaluate the measurement data of the density/range that can extract the plane patch. Therefore, there are restrictions on the environmental conditions and the measurement conditions to which the calibration can be applied, and the robustness of the calibration and the accuracy and convenience of the measuring device may be impaired.
そこで、本実施の形態では、測定装置102の有効範囲外の計測(冗長スキャン)を利用して、測定装置102の傾斜を補正するための補正パラメータを求めることで、測定装置102の正規姿勢からの傾斜に伴う計測誤差を自動校正可能にするキャリブレーション方法について説明する。
Therefore, in the present embodiment, by using the measurement (redundant scan) outside the effective range of the measuring
ここで、測定装置102の有効範囲および冗長範囲について説明する。測定装置102は、駆動装置101に取り付けられて回転軸110を中心として円軌道に沿って移動される。したがって、測定装置102がチルト方向d2に0〜180°の範囲を走査(スキャン)すれば、3次元空間全体の3D計測が行えることになる。
Here, the effective range and the redundant range of the measuring
換言すれば、測定装置102がレーザを照射する範囲のうち、チルト方向に180〜360°(180°≦θv<360°)の範囲は、レーザを照射しなくてもよい範囲となる。このため、チルト方向に0〜180°(0°≦θv<180°)の範囲を「有効範囲」と表記し、チルト方向に180〜360°(180°≦θv<360°)の範囲を「冗長範囲」と表記する。
In other words, the range of 180 to 360° (180°≦θ v <360°) in the tilt direction in the range in which the
例えば、測定装置102は、チルト方向d2に「0〜225°、315〜360°」の範囲でレーザを照射する。この場合、測定装置102がレーザを照射する範囲のうち、「0〜180°」は有効範囲であり、「180〜225°、315〜360°」は冗長範囲となる。
For example, the measuring
つぎに、図4を用いて、実施の形態にかかる情報処理装置100のキャリブレーション方法の一実施例について説明する。
Next, an example of the calibration method of the
図4は、情報処理装置100のキャリブレーション方法の一実施例を示す説明図である。図4において、XY平面に略平行な楕円図形は、パン方向d1の回転を示している。また、XY平面に略直交する円形図形は、チルト方向d2の回転を示している。円形図形の中心は、測定装置102の中心(例えば、光学中心)を示している。
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an example of a calibration method of the
(1)情報処理装置100は、計測モデルMLを用いて、有効範囲または冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出する。ここで、計測モデルMLは、測定装置102の傾斜角を表す補正パラメータpを含み、測定装置102により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する関数であり、例えば、後述する下記式(1)〜(4)または下記式(7)〜(10)である。
(1) The
測定装置102の傾斜角は、例えば、測定装置102のチルト傾斜角φtやロール傾斜角φrである。補正パラメータpは、測定装置102の正規姿勢からのズレ(傾斜)により生じる3次元座標の誤差を補正するための変数であり、例えば、測定装置102のチルト傾斜角φtおよび/またはロール傾斜角φrである。
The tilt angle of the measuring
測距方向は、測定装置102により計測点の距離が測定されたときのパン方向d1の角度(水平インデックス:回転角θh)と、チルト方向d2の角度(垂直インデックス:チルト角θv)とから特定される方向である。以下の説明では、測定装置102により距離が測定された任意の点を「計測点P」と表記する場合がある。
The distance measuring direction includes an angle in the pan direction d1 (horizontal index: rotation angle θ h ) and an angle in the tilt direction d2 (vertical index: tilt angle θ v ) when the distance between the measurement points is measured by the measuring
図4の例では、一方の範囲が「冗長範囲(180°≦θv<225°,315°≦θv<360°)」である場合を例に挙げて、冗長範囲を用いて距離が測定された、ある計測点Pの3次元座標MCが示されている。なお、図4の例では、1点の計測点Pのみに着目しているが、冗長範囲を用いて距離が測定された各計測点Pについて3次元座標が算出される。 In the example of FIG. 4, one range is “redundant range (180°≦θ v <225°, 315°≦θ v <360°)”, and the distance is measured using the redundant range. The three-dimensional coordinate M C of a certain measurement point P that has been generated is shown. In the example of FIG. 4, only one measurement point P is focused, but three-dimensional coordinates are calculated for each measurement point P whose distance is measured using the redundant range.
以下の説明では、測定装置102により冗長範囲を用いて測定された計測点Pの距離(測距値L)と測距方向(θh,θv)とを対応付けて表す情報(レンジデータ)を「冗長データL(θh,θv)」と表記する場合がある。ただし、θhは、計測点Pの距離が測定されたときの回転角である。θvは、計測点Pの距離が測定されたときのチルト角である。
In the following description, information (range data) representing the distance (distance measurement value L) of the measurement point P measured by the measuring
(2)情報処理装置100は、一方の範囲を用いて各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、有効範囲または冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて各点の距離が測定されたときの測距方向を推定する。ここで、測定装置102は回転軸110を中心として円軌道に沿って移動されるため、有効範囲または冗長範囲のうちの一方の範囲で距離が測定された点は、他方の範囲でも距離が測定されるはずである。
(2) The
情報処理装置100は、この対称性をもとに、他方の範囲を用いて各点の距離が測定されたときの測距方向を幾何学的に推定する。そして、情報処理装置100は、推定した測距方向に基づいて、他方の範囲を用いて測定された各点の距離と測距方向とを対応付けて表す情報(レンジデータ)を取得する。
Based on this symmetry, the
なお、測距方向を推定する具体的な処理内容については、図8を用いて後述する。 Note that the specific processing content for estimating the distance measuring direction will be described later with reference to FIG.
図4の例では、冗長範囲を用いて計測点Pの距離が測定されたときの測距方向(θh,θv)に基づいて、有効範囲(0°≦θv<180°)を用いて計測点Pの距離が測定されたときの測距方向が推定される。そして、冗長データL(θh,θv)に対応する有効データL(θ’h,θ’v)が取得される。 In the example of FIG. 4, the effective range (0°≦θ v <180°) is used based on the distance measurement direction (θ h , θ v ) when the distance of the measurement point P is measured using the redundant range. The distance measuring direction when the distance of the measuring point P is measured is estimated. Then, the redundant data L (θ h, θ v) corresponding to the valid data L (θ 'h, θ' v) is obtained.
有効データL(θ’h,θ’v)は、測定装置102により有効範囲を用いて測定された計測点Pの距離(測拒値L’)と測距方向(θ’h,θ’v)とを対応付けて表す情報(レンジデータ)である。ただし、θ’hは、計測点Pの距離が測定されたときの回転角である。θ’vは、計測点Pの距離が測定されたときのチルト角である。
The effective data L(θ′ h , θ′ v ) is the distance (measurement refusal value L′) of the measurement point P measured by the measuring
(3)情報処理装置100は、一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標と、他方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標との差を最小化するように、補正パラメータpの値を算出する。ここで、測定装置102の正規姿勢からの傾斜がなければ、ある点について、有効範囲および冗長範囲それぞれを用いて測定される距離は一致し、当該距離から導出される3次元座標は一致する。
(3) The
そこで、本実施の形態では、有効範囲を用いて測定された各点の距離から導出される3次元座標と、冗長範囲を用いて計測された各点の距離から導出される3次元座標との誤差を最小化することにより、測定装置102の傾斜の補正に最適な補正パラメータpの値を算出する。
Therefore, in the present embodiment, a three-dimensional coordinate derived from the distance of each point measured using the effective range and a three-dimensional coordinate derived from the distance of each point measured using the redundant range By minimizing the error, the optimum value of the correction parameter p for correcting the inclination of the measuring
図4の例では、情報処理装置100は、冗長データL(θh,θv)に対応する有効データL(θ’h,θ’v)に基づいて、計測モデルMLを用いて、有効範囲を用いて距離が測定された計測点Pの3次元座標M’Cを算出する。そして、情報処理装置100は、3次元座標MCと3次元座標M’Cとの差を表す3次元誤差εを最小化するように、補正パラメータpの値を算出する。
In the example of FIG. 4, the
補正パラメータpの計算には、例えば、Nelder−Mead法やLevenberg−Marquardt法などの反復的な非線形最適化を適用することができる。具体的には、例えば、情報処理装置100は、補正パラメータpの値を微少に変化させながら、上記(1)〜(3)の処理を反復することにより、3次元誤差εを最小化するような、補正パラメータpの値を探索する。
For the calculation of the correction parameter p, iterative nonlinear optimization such as the Nelder-Mead method or the Levenberg-Marquardt method can be applied. Specifically, for example, the
図1の例では、3次元誤差εがほぼ0となる補正パラメータpの値、すなわち、測定装置102のチルト傾斜角φt,ロール傾斜角φrが算出される。これにより、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を反映した校正済みの計測点Pの3次元座標を求めることができる。
In the example of FIG. 1, the value of the correction parameter p at which the three-dimensional error ε is almost 0, that is, the tilt tilt angle φ t and the roll tilt angle φ r of the measuring
このように、情報処理装置100によれば、測定装置102の有効範囲外の計測(冗長スキャン)を利用して、有効/冗長範囲の計測誤差を評価・最小化することで、測定装置102の傾斜を補正するための補正パラメータpを計算して、測定装置102の正規姿勢からの傾斜に伴う計測誤差を校正することができる。
As described above, according to the
(情報処理装置100のハードウェア構成例)
つぎに、情報処理装置100のハードウェア構成例について説明する。
(Example of hardware configuration of information processing apparatus 100)
Next, a hardware configuration example of the
図5は、情報処理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)501と、メモリ502と、I/F(Interface)503と、駆動装置101と、測定装置102と、を有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
FIG. 5 is a block diagram showing a hardware configuration example of the
ここで、CPU501は、情報処理装置100の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。
Here, the
I/F503は、有線または無線のネットワークに接続され、ネットワークを介して他のコンピュータ(例えば、利用者のパーソナル・コンピュータ)に接続される。そして、I/F503は、ネットワークと自装置内部とのインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。なお、図1に示した制御装置103は、例えば、CPU501と、メモリ502と、I/F503と、を含む。
The I/
駆動装置101は、図1に示したように、回転軸110を中心にパン方向d1に回転するモータである。測定装置102は、発光部511と、受光部512と、駆動部513と、センサ制御部514と、を含む。発光部511は、レーザを照射する光源であり、例えば、半導体レーザである。受光部512は、反射光を受光する。駆動部513は、チルト軸120(図1参照)を中心にチルト方向d2に発光部511を回転させる。センサ制御部514は、チルト方向d2に走査しながらレーザを物体に向けて照射し、反射光を受光するまでの時間を用いて自装置から物体までの距離を測定する。
As shown in FIG. 1, the driving
なお、情報処理装置100は、上述した構成部のほかに、例えば、ディスクドライブ、ディスク、SSD(Solid State Drive)、入力装置、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
Note that the
(情報処理装置100の機能的構成例)
図6は、情報処理装置100の機能的構成例を示すブロック図である。図6において、情報処理装置100は、取得部601と、算出部602と、対応付け部603と、評価部604と、生成部605と、出力部606と、を含む構成である。取得部601〜出力部606は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図5に示したメモリ502に記憶されたプログラムをCPU501に実行させることにより、または、I/F503により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ502に記憶される。
(Example of functional configuration of information processing apparatus 100)
FIG. 6 is a block diagram showing a functional configuration example of the
取得部601は、測定装置102により測定された計測点Pまでの距離(測距値L)と測距方向(θh,θv)とを対応付けて表すレンジデータL(θh,θv)を取得する。具体的には、例えば、取得部601は、全周のレンジデータ群を取得する(0°≦θh<360°、0°≦θv<360°(ただし、死角部分を除く))。
The
算出部602は、計測モデルMLを用いて、測定装置102の有効範囲または冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された計測点Pの3次元座標MCを算出する。以下の説明では、有効範囲または冗長範囲のいずれか一方の範囲として「冗長範囲」を例に挙げて説明する。
The
具体的には、例えば、算出部602は、全周のレンジデータ群から冗長データL(θh,θv)を選択する。そして、算出部602は、選択した冗長データL(θh,θv)に基づいて、計測モデルMLを用いて、計測点Pの3次元座標MCを算出する。ここで、図7を用いて、計測モデルMLについて説明する。
Specifically, for example, the
図7は、センサ座標系および世界座標系を示す説明図である。図7において、センサ座標系は、XS軸(不図示)とYS軸とZS軸とからなる直交座標系である(ただし、XS=0)。センサ座標系の原点OSは、測定装置102の中心(例えば、光学中心)である。世界座標系は、図1に示したような、X軸とY軸とZ軸とからなる直交座標系である。
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a sensor coordinate system and a world coordinate system. In FIG. 7, the sensor coordinate system is an orthogonal coordinate system composed of an X S axis (not shown), a Y S axis, and a Z S axis (where X S =0). The origin O S of the sensor coordinate system is the center (for example, the optical center) of the measuring
計測モデルMLは、例えば、下記式(1)〜(4)により表すことができる。ただし、MCは、世界座標系における計測点Pの位置を示す3次元座標である。MSは、センサ座標系における計測点Pの位置を示す3次元座標であり、例えば、下記式(2)により表される。Lは、測距値である。θh,θvは、測距方向を示す水平インデックス(回転角)、垂直インデックス(チルト角)である。RCは、回転を表しており、例えば、下記式(3)により表される。Rx,Ry,Rzは、それぞれX,Y,Z軸周りの回転行列である。φt,φrは、補正パラメータpである。tは、並進を表しており、例えば、下記式(4)により表される。Dは、回転軸110から測定装置102の中心までの最短距離を表すオフセット値である(例えば、図1参照)。
The measurement model ML can be represented by, for example, the following equations (1) to (4). However, M C is three-dimensional coordinates indicating the position of the measurement point P in the world coordinate system. M S is a three-dimensional coordinate indicating the position of the measurement point P in the sensor coordinate system, and is represented by the following formula (2), for example. L is a distance measurement value. θ h and θ v are a horizontal index (rotation angle) and a vertical index (tilt angle) indicating the distance measuring direction. R C represents rotation, and is represented by the following formula (3), for example. R x , R y , and R z are rotation matrices around the X, Y, and Z axes, respectively. φ t and φ r are correction parameters p. t represents translation, and is represented by the following formula (4), for example. D is an offset value that represents the shortest distance from the
この場合、算出部602は、冗長データL(θh,θv)に基づいて、上記式(1)〜(4)を用いて、計測点Pの3次元座標MCを算出する。なお、3次元座標MCの算出は、例えば、全周のレンジデータ群に含まれる全ての冗長データL(θh,θv)について行われる。
In this case, the
対応付け部603は、有効範囲または冗長範囲のうち、一方の範囲を用いて距離が測定された計測点Pの3次元座標MCと、他方の範囲を用いて距離が測定された計測点Pの3次元座標M’Cとを対応付ける。ここでは、一方の範囲は「冗長範囲」であり、他方の範囲は「有効範囲」である。
The associating
このため、対応付け部603は、冗長範囲を用いて距離が測定された計測点Pの3次元座標MCと、有効範囲を用いて距離が測定された計測点Pの3次元座標M’Cとの対応付けを行う。この場合、まず、対応付け部603は、冗長範囲を用いて計測点Pの距離(測距値L)が測定されたときの測距方向(θh,θv)に基づいて、有効範囲を用いて計測点Pの距離(測距値L’)が測定されたときの測距方向(θ’h,θ’v)を推定する。
Therefore, the associating
ここで、図8を用いて、測距方向(θ’h,θ’v)の推定方法について説明する。 Here, a method of estimating the distance measuring direction (θ′ h , θ′ v ) will be described with reference to FIG.
図8は、測距方向(θ’h,θ’v)の推定方法を示す説明図である。図8に示すように、測定装置102が正規姿勢から傾斜(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)していると、測定装置102は、回転軸110を中心として点線で示す円軌道に沿って移動される。点MCは、冗長範囲を用いて距離が測定された、測距方向(θh,θv)の計測点Pを示している。
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a method of estimating the distance measuring direction (θ′ h , θ′ v ). As shown in FIG. 8, when the measuring
この場合、有効範囲を用いて計測点Pの距離が測定されるときの水平インデックスは、(水平インデックス:θh)との対称的な関係から、(上面図)に示すような「θ’h」となる。このため、(水平インデックス:θ’h)は、例えば、下記式(5)を用いて表すことができる。ただし、X,Yは、計測点Pの3次元座標MCのX,Y座標である。 In this case, the horizontal index when the distance of the measurement point P is measured using the effective range is “θ′ h ” as shown in (top view) due to the symmetrical relationship with (horizontal index: θ h ). It will be. Therefore, the (horizontal index: θ′ h ) can be expressed using the following equation (5), for example. However, X and Y are the X and Y coordinates of the three-dimensional coordinate M C of the measurement point P.
また、有効範囲を用いて計測点Pの距離が測定されるときの垂直インデックスは、(垂直インデックス:θv)との対称的な関係から、(側面図)に示すような「θ’v」となる。このため、(垂直インデックス:θ’v)は、例えば、下記式(6)を用いて表すことができる。 Further, the vertical index when the distance of the measurement point P is measured using the effective range is “θ′ v ”as shown in (side view) because of the symmetrical relationship with the (vertical index: θ v ). Becomes Therefore, (vertical index: θ′ v ) can be expressed by using the following equation (6), for example.
これにより、対応付け部603は、冗長データL(θh,θv)に基づいて、上記式(5)および(6)を用いて、有効範囲を用いて計測点Pの距離(測距値L’)が測定されたときの測距方向(θ’h,θ’v)を推定することができる。
As a result, the associating
つぎに、対応付け部603は、推定した測距方向(θ’h,θ’v)に基づいて、全周のレンジデータ群から、冗長データL(θh,θv)に対応する有効データL(θ’h,θ’v)を取得する。具体的には、例えば、対応付け部603は、全周のレンジデータ群から、測距方向が推定した測距方向(θ’h,θ’v)に最も近いレンジデータを、有効データL(θ’h,θ’v)として探索する(ただし、180≦θ’v<225°、315≦θ’v<360°)。
Next, the associating
ここで、測距方向が推定した測距方向(θ’h,θ’v)に最も近いレンジデータとは、例えば、推定した測距方向(θ’h,θ’v)との水平/垂直インデックスそれぞれの角度差の総和が最小となるレンジデータである。また、有効データL(θ’h,θ’v)の探索手法としては、例えば、kd木による最近傍探索を用いることができる。 Here, the ranging direction (θ 'h, θ' v ) the range finding direction is estimated from the closest range data to, for example, estimated range finding directions (θ 'h, θ' v ) horizontal / vertical and The range data is such that the sum of the angle differences of the indexes is the smallest. Further, as a search method for the effective data L(θ′ h , θ′ v ), for example, a nearest neighbor search using a kd tree can be used.
これにより、冗長データL(θh,θv)に対応する有効データL(θ’h,θ’v)を取得することができる。ただし、水平/垂直インデックスそれぞれの角度差の総和の最小値が、予め決められた閾値以上となる場合は、対応付け部603は、冗長データL(θh,θv)に対応する有効データがないと判断することにしてもよい(探索失敗)。
As a result, the valid data L(θ′ h , θ′ v ) corresponding to the redundant data L(θ h , θ v ) can be acquired. However, when the minimum value of the sum of the angular differences of the horizontal/vertical indexes is equal to or larger than a predetermined threshold value, the associating
つぎに、対応付け部603は、取得した有効データL(θ’h,θ’v)に基づいて、計測モデルMLを用いて、有効範囲を用いて距離(測距値L’)が測定された計測点Pの3次元座標M’Cを算出する。具体的には、例えば、対応付け部603は、下記式(7)〜(10)を用いて、計測点Pの3次元座標M’Cを算出する。
Next, the associating
そして、対応付け部603は、算出部602によって算出された計測点Pの3次元座標MCと、算出した計測点Pの3次元座標M’Cとを対応付ける。なお、3次元座標MCと3次元座標M’Cとの対応付けは、例えば、3次元座標MCが算出された計測点Pごとに行われる。
The
評価部604は、対応付けられた計測点Pの3次元座標MCと、計測点Pの3次元座標M’Cとの差を最小化するように、補正パラメータpの値を算出する。ここで、補正パラメータpは、測定装置102のチルト傾斜角φtおよび/またはロール傾斜角φrである。具体的には、例えば、評価部604は、下記式(11)を用いて、各計測点Pの3次元座標MCと3次元座標M’Cとの差を表す3次元誤差εをそれぞれ算出する。
The
つぎに、評価部604は、例えば、下記式(12)を用いて、各計測点Pの3次元座標MCと3次元座標M’Cとの差を表す3次元誤差εを累積することにより、評価値E(p)を算出する。この際、評価部604は、例えば、閾値εth以下となる3次元誤差εのみを累積することにより、定義域に制限を設けて外れ値を除外することにしてもよい。
Next, the
そして、評価部604は、例えば、下記式(13)を用いて、評価値E(p)を最小化するような、補正パラメータpの値を探索する。ただし、補正パラメータpを「p=(φt,φr)」とする。補正パラメータpの初期値p0は、「p0=(0,0)」、あるいは、解析的な手法により推定した値に設定される。
Then, the
ここで、図9を用いて、評価値E(p)を最小化する補正パラメータpの探索例について説明する。 Here, a search example of the correction parameter p that minimizes the evaluation value E(p) will be described with reference to FIG. 9.
図9は、補正パラメータpの探索例を示す説明図である。図9において、グラフ900は、φtとφrとの組み合わせに応じて変化する評価値E(p)の大きさを表す。ここでは、評価部604は、Nelder−Mead法を用いて、補正パラメータpの値を微少に変化させながら、評価値E(p)を最小化する補正パラメータpの値(図9中、「p^」)を探索する。
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a search example of the correction parameter p. In FIG. 9, a
より詳細に説明すると、評価部604は、評価値E(p)の大きさがグラフ900の谷に向かうように、補正パラメータpの値を微少に変化させていく。すなわち、評価部604が、補正パラメータpの値を更新するたびに、算出部602、対応付け部603が上述した処理を行う。そして、評価部604は、評価値E(p)の大きさの変化量(減少量)が閾値未満となったら収束したと判断し、そのときの補正パラメータpの値を、評価値E(p)を最小化する補正パラメータp^とする。
More specifically, the
これにより、各計測点Pの3次元座標M’Cとの差を最小化するような補正パラメータpの値を算出することができる。 This makes it possible to calculate the value of the correction parameter p that minimizes the difference between each measurement point P and the three-dimensional coordinate M′ C.
なお、ここでは、補正パラメータpの値を微少に変化させながら、グラフ900の谷となる補正パラメータp^を探索する場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、評価部604は、φtとφrとの様々な組み合わせについて、評価値E(p)の大きさを事前に計算し、評価値E(p)の大きさが最小となるときの組み合わせを、補正パラメータp^とすることにしてもよい。
Note that, here, the case where the correction parameter p^ which becomes the valley of the
図6の説明に戻り、生成部605は、算出された補正パラメータpの値に基づいて、3次元モデルQを生成する。ここで、3次元モデルQは、情報処理装置100の周囲環境を表す3次元モデルであり、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を反映した校正済みの各計測点Pの3次元座標MCを含む情報である。
Returning to the description of FIG. 6, the
具体的には、例えば、生成部605は、全周のレンジデータ群から、有効範囲を用いて測定された計測点Pの距離(測拒値L)と測距方向(θh,θv)とを対応付けて表すレンジデータL(θh,θv)を取得する。そして、生成部605は、取得したレンジデータと、算出された補正パラメータp(p=(φt,φr))の値とに基づいて、上記式(1)〜(4)を用いて、計測点Pの3次元座標MCを算出する。
Specifically, for example, the
3次元座標MCの算出は、例えば、全周のレンジデータ群のうちの有効範囲を用いて距離が測定された全てのレンジデータL(θh,θv)について行われる。これにより、測定装置102により有効範囲を用いて距離が測定された各計測点Pの3次元座標MCを含む3次元モデルQを生成することができる。
The calculation of the three-dimensional coordinate M C is performed, for example, for all range data L(θ h , θ v ) whose distance is measured using the effective range of the range data group of the entire circumference. Accordingly, it is possible to generate the three-dimensional model Q including the three-dimensional coordinates M C of each measurement point P whose distance is measured by the measuring
出力部606は、生成された3次元モデルQを出力する。出力部606の出力形式としては、例えば、I/F503による外部のコンピュータへの送信、メモリ502への記憶、不図示のディスプレイへの表示、不図示のプリンタへの印刷出力などがある。
The
なお、上述した説明では、有効範囲または冗長範囲のいずれか一方の範囲として、「冗長範囲」を例に挙げて説明したが、一方の範囲を「有効範囲」とし、他方の範囲を「冗長範囲」とすることにしてもよい。ただし、この場合、冗長範囲に死角部分があれば、対応する冗長データがない有効データについても処理(探索)することになる。このため、一方の範囲を「冗長範囲」とし、他方の範囲を「有効範囲」とするほうが処理効率的に望ましいといえる。 In the above description, the “redundant range” is described as an example of either the effective range or the redundant range, but one range is set as the “effective range” and the other range is set as the “redundant range”. It may be decided to say. However, in this case, if there is a blind spot in the redundant range, valid data without corresponding redundant data will be processed (searched). Therefore, it can be said that it is desirable in terms of processing efficiency to set one range as a "redundant range" and the other range as an "effective range".
(情報処理装置100のキャリブレーション処理手順)
つぎに、図10および図11を用いて、情報処理装置100のキャリブレーション処理手順について説明する。
(Calibration procedure of information processing apparatus 100)
Next, a calibration processing procedure of the
図10および図11は、情報処理装置100のキャリブレーション処理手順の一例を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置100は、駆動装置101により測定装置102を回転させて距離を測定することにより、全周(0°≦θh<360°、0°≦θv<360°(ただし、死角部分を除く))のレンジデータ群を取得する(ステップS1001)。
10 and 11 are flowcharts showing an example of the calibration processing procedure of the
そして、情報処理装置100は、補正パラメータpの初期値p0を設定する(ステップS1002)。ただし、補正パラメータpを「p=(φt,φr)」とする。初期値p0としては、例えば、「p0=(0,0)」、あるいは、解析的な手法により推定した値が設定される。
Then, the
つぎに、情報処理装置100は、取得した全周のレンジデータ群から、未選択の冗長データL(θh,θv)を選択する(ステップS1003)。そして、情報処理装置100は、選択した冗長データL(θh,θv)に基づいて、上記式(1)〜(4)を用いて、計測点Pの3次元座標MCを算出する(ステップS1004)。
Next, the
つぎに、情報処理装置100は、冗長データL(θh,θv)に基づいて、上記式(5)および(6)を用いて、有効範囲を用いて計測点Pの距離(測距値L’)が測定されたときの測距方向(水平インデックス:θ’h,垂直インデックス:θ’v)を推定する(ステップS1005)。そして、情報処理装置100は、推定した測距方向(θ’h,θ’v)に基づいて、全周のレンジデータ群から、冗長データL(θh,θv)に対応する有効データL(θ’h,θ’v)を取得する(ステップS1006)。
Next, the
つぎに、情報処理装置100は、取得した有効データL(θ’h,θ’v)に基づいて、上記式(7)〜(10)を用いて、計測点Pの3次元座標M’Cを算出する(ステップS1007)。そして、情報処理装置100は、計測点Pの3次元座標MCと、算出した計測点Pの3次元座標M’Cとを対応付ける(ステップS1008)。
Next, the
つぎに、情報処理装置100は、全周のレンジデータ群から選択されていない未選択の冗長データL(θh,θv)があるか否かを判断する(ステップS1009)。ここで、未選択の冗長データL(θh,θv)がある場合(ステップS1009:Yes)、情報処理装置100は、ステップS1003に戻る。
Next, the
一方、未選択の冗長データL(θh,θv)がない場合(ステップS1009:No)、情報処理装置100は、図11に示すステップS1101に移行する。
On the other hand, when there is no unselected redundant data L(θ h , θ v ) (step S1009: No), the
図11のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置100は、上記式(11)を用いて、ステップS1008において対応付けた3次元座標MCと3次元座標M’Cとの各ペアの3次元誤差εをそれぞれ算出する(ステップS1101)。つぎに、情報処理装置100は、算出した各ペアの3次元誤差εに基づいて、上記式(12)を用いて、評価値E(p)を算出する(ステップS1102)。
In the flowchart of FIG. 11, first, the
そして、情報処理装置100は、評価値E(p)を最小化するように、補正パラメータpの値を微少に変化させて、補正パラメータpの値を更新する(ステップS1103)。つぎに、情報処理装置100は、評価値E(p)の大きさの変化量(減少量)が収束したか否かを判断する(ステップS1104)。
Then, the
ここで、収束していない場合(ステップS1104:No)、情報処理装置100は、図10に示したステップS1003に戻る。一方、収束した場合(ステップS1104:Yes)、情報処理装置100は、更新した補正パラメータp(p=(φt,φr))の値に基づいて、3次元モデルQを生成するモデル生成処理を実行する(ステップS1105)。
Here, when it has not converged (step S1104: No), the
なお、モデル生成処理の具体的な処理手順については、図12を用いて後述する。 The specific processing procedure of the model generation processing will be described later with reference to FIG.
そして、情報処理装置100は、生成した3次元モデルQを出力して(ステップS1106)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、駆動装置101に取り付ける際の組み立て誤差により生じる測定装置102の正規姿勢からの傾斜に伴う計測誤差を自動校正することができる。
Then, the
つぎに、図12を用いて、図11に示したステップS1105のモデル生成処理の具体的な処理手順について説明する。 Next, a specific processing procedure of the model generation processing in step S1105 shown in FIG. 11 will be described with reference to FIG.
図12は、モデル生成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置100は、全周のレンジデータ群を取得する(ステップS1201)。そして、情報処理装置100は、水平インデックス(回転角):θhを「0」とし、3次元モデルQを{}とする(ステップS1202)。
FIG. 12 is a flowchart showing an example of a specific processing procedure of the model generation processing. In the flowchart of FIG. 12, first, the
つぎに、情報処理装置100は、垂直インデックス(チルト角):θvを「0」とする(ステップS1203)。そして、情報処理装置100は、上記式(1)〜(4)を用いて、レンジデータL(θh,θv)と補正パラメータp(p=(φt,φr))の値とに基づいて、3次元座標Mcを算出する(ステップS1204)。
Next, the
つぎに、情報処理装置100は、算出した3次元座標Mcを3次元モデルQ{}に追加する(ステップS1205)。そして、情報処理装置100は、垂直インデックス:θvを「θv+Δθv」として(ステップS1206)、θvが180°よりも大きくなったか否かを判断する(ステップS1207)。ただし,Δθvは,垂直インデックス:θvにおける増分である。
Next, the
ここで、θvが180°以下の場合(ステップS1207:No)、情報処理装置100は、ステップS1204に戻る。一方、θvが180°より大きい場合(ステップS1207:Yes)、情報処理装置100は、水平インデックス:θhを「θh+Δθh」として(ステップS1208)、θhが360°以上となったか否かを判断する(ステップS1209)。ただし,Δθhは,水平インデックス:θhにおける増分である。
Here, when θ v is 180° or less (step S1207: No), the
ここで、θhが360°未満の場合(ステップS1209:No)、情報処理装置100は、ステップS1203に戻る。一方、θhが360°以上の場合(ステップS1209:Yes)、情報処理装置100は、モデル生成処理を呼び出したステップに戻る。
Here, when θ h is less than 360° (step S1209: No), the
これにより、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を反映した校正済みの各計測点Pの3次元座標MCを含む3次元モデルQを生成することができる。
Accordingly, it is possible to generate the three-dimensional model Q including the three-dimensional coordinate M C of each calibrated measurement point P that reflects the tilt angle (tilt tilt angle φ t , roll tilt angle φ r ) of the measuring
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置100によれば、測定装置102の傾斜角を表す補正パラメータpを含む計測モデルMLを用いて、測定装置102の冗長範囲を用いて距離が測定された各計測点Pの3次元座標MCを算出することができる。また、情報処理装置100によれば、冗長範囲を用いて計測点Pの距離(測距値L)が測定されたときの測距方向(θh,θv)に基づいて、有効範囲を用いて計測点Pの距離(測距値L’)が測定されたときの測距方向(θ’h,θ’v)を推定することができる。また、情報処理装置100によれば、推定した測距方向(θ’h,θ’v)に基づいて、計測モデルMLを用いて、有効範囲を用いて距離が測定された各計測点Pの3次元座標M’Cを算出することができる。そして、情報処理装置100によれば、算出した各計測点Pの3次元座標MCと各計測点Pの3次元座標M’Cとの差を表す3次元誤差εを最小化するように、補正パラメータpの値を算出することができる。
As described above, according to the
これにより、測定装置102を駆動装置101に取り付ける際の組み立て誤差により生じる、測定装置102の正規姿勢からの傾斜(ズレ)に伴う計測誤差を自動校正することが可能となる。
As a result, it is possible to automatically calibrate a measurement error that is caused by an assembly error when the
また、情報処理装置100は、測定装置102のチルト傾斜角φtおよび/またはロール傾斜角φrを補正パラメータpとして用いることができる。これにより、計測誤差の要因となるチルト傾斜角φtおよび/またはロール傾斜角φrを考慮して、測定装置102の正規姿勢からの傾斜に伴う計測誤差を自動校正することが可能となる。
Further, the
一例として、測定装置102のチルト傾斜角φtが「φt=1.17°」で、ロール傾斜角φrが「φr=−0.33°」の状態から、測定装置102の下にスペーサを入れて、ロール傾斜角φrをさらに「3.85°」上げた場合を想定する。この場合、情報処理装置100により、補正パラメータpとして「p=(φt,φr)=(1.21°,3.57°)」が得られた。これは、スペーサを入れる前の状態からの差分が(+0.04°,+3.90°)となっており、誤差が(+0.04°,+0.05°)で0.1°の精度でキャリブレーション可能であることがわかる。
As an example, from the state where the tilt inclination angle φ t of the measuring
また、情報処理装置100は、算出した補正パラメータpの値に基づいて、計測モデルMLを用いて、有効範囲を用いて距離が測定された各計測点Pの3次元座標MCを含む3次元モデルQを生成して出力することができる。これにより、測定装置102の傾斜角(チルト傾斜角φt、ロール傾斜角φr)を反映した校正済みの計測点Pの3次元座標群を含む3次元モデルQを生成することができる。
In addition, the
これらのことから、情報処理装置100によれば、環境の3次元構造に関する何らかの知識(ターゲット、平面など)を必要とすることなく、任意の3次元構造の環境で、測定装置102の正規姿勢からの傾斜(ズレ)に伴う計測誤差を自動校正することができる。また、キャリブレーションが適用可能な環境条件や計測条件に関する制約を緩和しつつ、計測精度および利便性を向上させることができる。
From these facts, according to the
なお、本実施の形態で説明したキャリブレーション方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本キャリブレーションプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本キャリブレーションプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。 The calibration method described in the present embodiment can be realized by executing a prepared program on a computer such as a personal computer or a workstation. The calibration program is recorded in a computer-readable recording medium such as a hard disk, a flexible disk, a CD-ROM, an MO (Magneto-Optical disk), a DVD (Digital Versatile Disk), or a USB (Universal Serial Bus) memory. It is executed by being read from the recording medium by the computer. The calibration program may be distributed via a network such as the Internet.
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。 Regarding the above-described embodiment, the following additional notes are further disclosed.
(付記1)回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、
前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、
前記測定装置の傾斜角を表す補正パラメータを含み、前記測定装置により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する計測モデルを用いて、前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲または前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、前記有効範囲または前記冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向を推定し、
推定した前記測距方向に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標と、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標との差を最小化するように、前記補正パラメータの値を算出する制御装置と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(Supplementary Note 1) A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis,
The object is radiated toward an object while scanning in a tilt direction perpendicular to the pan direction while being attached to the drive device and moved along a circular orbit about the rotation axis, and the object is emitted from the device itself. A measuring device that measures the distance to
A range in which the measurement device emits light using a measurement model that includes a correction parameter that represents the tilt angle of the measurement device and that derives three-dimensional coordinates of the measurement point from the distance and the distance measurement direction measured by the measurement device. Of the effective range of 0 to 180 degrees in the tilt direction or the redundant range of 180 to 360 degrees in the tilt direction, the three-dimensional coordinate of each point whose distance is measured is calculated.
Based on the distance measuring direction when the distance of each of the points is measured using the one range, the distance of each of the points is measured using the other range of the effective range or the redundant range. When estimating the distance measurement direction,
Based on the estimated distance measuring direction, using the measurement model, calculates the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range,
In order to minimize the difference between the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the one range and the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range, A control device for calculating the value of the correction parameter,
An information processing device comprising:
(付記2)前記補正パラメータは、前記測定装置のチルト傾斜角および/またはロール傾斜角を表すパラメータである、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 2) The information processing apparatus according to
(付記3)前記制御装置は、
算出した前記補正パラメータの値に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記有効範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を含む3次元モデルを生成し、
生成した前記3次元モデルを出力する、ことを特徴とする付記1または2に記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 3) The control device is
On the basis of the calculated value of the correction parameter, the measurement model is used to generate a three-dimensional model including three-dimensional coordinates of each point whose distance is measured using the effective range,
The information processing apparatus according to
(付記4)前記チルト傾斜角は、前記チルト方向に0度のときに光を照射する方向の前記回転軸に対する角度を表し、
前記チルト方向は、チルト軸を中心に回転する方向であり、
前記ロール傾斜角は、前記回転軸に垂直な面に対する前記チルト軸の角度を表す、ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(Supplementary Note 4) The tilt tilt angle represents an angle with respect to the rotation axis in a direction of emitting light when the tilt direction is 0°,
The tilt direction is a direction of rotation about the tilt axis,
The information processing apparatus according to
(付記5)回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、を有する情報処理装置のコンピュータが、
前記測定装置の傾斜角を表す補正パラメータを含み、前記測定装置により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する計測モデルを用いて、前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲または前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、前記有効範囲または前記冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向を推定し、
推定した前記測距方向に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標と、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標との差を最小化するように、前記補正パラメータの値を算出する、
処理を実行することを特徴とするキャリブレーション方法。
(Supplementary Note 5) A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a tilt direction that is perpendicular to the pan direction in a state where the drive device is attached to the drive device and moves along a circular orbit around the rotation axis. A computer of an information processing device having a measuring device that measures the distance from the device to the object by irradiating the object with light while scanning the
A range in which the measurement device emits light using a measurement model that includes a correction parameter that represents the tilt angle of the measurement device and that derives three-dimensional coordinates of the measurement point from the distance and the distance measurement direction measured by the measurement device. Of the effective range of 0 to 180 degrees in the tilt direction or the redundant range of 180 to 360 degrees in the tilt direction, the three-dimensional coordinate of each point whose distance is measured is calculated.
Based on the distance measuring direction when the distance of each of the points is measured using the one range, the distance of each of the points is measured using the other range of the effective range or the redundant range. When estimating the distance measurement direction,
Based on the estimated distance measuring direction, using the measurement model, calculates the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range,
In order to minimize the difference between the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the one range and the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range, Calculating the value of the correction parameter,
A calibration method characterized by executing processing.
(付記6)回転軸を中心にパン方向に回転する駆動装置と、前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記パン方向に垂直なチルト方向に走査しながら光を物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、を有する情報処理装置のコンピュータに、
前記測定装置の傾斜角を表す補正パラメータを含み、前記測定装置により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する計測モデルを用いて、前記測定装置が光を照射する範囲のうちの前記チルト方向に0〜180度の有効範囲または前記チルト方向に180〜360度の冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、前記有効範囲または前記冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向を推定し、
推定した前記測距方向に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標と、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標との差を最小化するように、前記補正パラメータの値を算出する、
処理を実行させることを特徴とするキャリブレーションプログラム。
(Supplementary Note 6) A drive device that rotates in a pan direction around a rotation axis, and a tilt direction that is perpendicular to the pan direction in a state where the drive device is attached to the drive device and moves along a circular path around the rotation axis. A computer of an information processing device having a measuring device that measures the distance from the device to the object by irradiating light toward the object while scanning the
A range in which the measurement device emits light using a measurement model that includes a correction parameter that represents the tilt angle of the measurement device and that derives three-dimensional coordinates of the measurement point from the distance and the distance measurement direction measured by the measurement device. Of the effective range of 0 to 180 degrees in the tilt direction or the redundant range of 180 to 360 degrees in the tilt direction, the three-dimensional coordinate of each point whose distance is measured is calculated.
Based on the distance measuring direction when the distance of each of the points is measured using the one range, the distance of each of the points is measured using the other range of the effective range or the redundant range. When estimating the distance measurement direction,
Based on the estimated distance measuring direction, using the measurement model, calculates the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range,
In order to minimize the difference between the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the one range and the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range, Calculating the value of the correction parameter,
A calibration program that executes processing.
100 情報処理装置
101 駆動装置
102 測定装置
103 制御装置
110 回転軸
120 チルト軸
500 バス
501 CPU
502 メモリ
503 I/F
511 発光部
512 受光部
513 駆動部
514 センサ制御部
601 取得部
602 算出部
603 対応付け部
604 評価部
605 生成部
606 出力部
900 グラフ
100
502 Memory 503 I/F
511
Claims (4)
前記回転軸に対してチルト軸が垂直となるように前記駆動装置に取り付けられて前記回転軸を中心として円軌道に沿って移動される状態で、前記チルト軸を中心に回転する光学系により、前記チルト軸を中心に回転する方向であるチルト方向に走査しながらレーザを物体に向けて照射して自装置から前記物体までの距離を測定する測定装置と、
前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が0度のときのレーザを照射する方向の前記回転軸に対する角度を示す前記測定装置のチルト傾斜角、および/または、前記回転軸に垂直な面に対する前記チルト軸の角度を示す前記測定装置のロール傾斜角を表す補正パラメータを含み、前記測定装置により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する計測モデルを用いて、前記測定装置がレーザを照射する範囲のうち、前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が、0〜180度の有効範囲または180〜360度の冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、前記有効範囲または前記冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向を推定し、
推定した前記測距方向に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標を算出し、
前記一方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標と、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標との差を最小化するように、前記補正パラメータの値を算出する制御装置と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 A drive device that rotates in the pan direction around the rotation axis,
An optical system that rotates about the tilt axis in a state where it is attached to the drive device so that the tilt axis is perpendicular to the rotation axis and is moved along a circular orbit about the rotation axis , A measuring device that measures the distance from the device to the object by irradiating a laser with an object while scanning in a tilt direction that is a direction of rotation around the tilt axis .
The tilt angle of the measuring device, which indicates the angle with respect to the rotation axis in the direction of irradiating the laser when the tilt angle that is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis is 0 degree , and/or is perpendicular to the rotation axis. Using a measurement model that includes a correction parameter that represents the roll tilt angle of the measuring device that indicates the angle of the tilt axis with respect to another plane, and that derives the three-dimensional coordinates of the measurement point from the distance and the distance measurement direction measured by the measuring device. Te, within the range of the measuring device irradiates the laser, the tilt angle is a rotation angle of the tilt direction with respect to the axis of rotation, either the scope or 1 80-360 degrees redundancy range of 0 to 180 degrees Calculate the three-dimensional coordinates of each point whose distance is measured using the range of
Based on the distance measuring direction when the distance of each of the points is measured using the one range, the distance of each of the points is measured using the other range of the effective range or the redundant range. Estimate the distance measurement direction when
Based on the estimated distance measuring direction, the measurement model is used to calculate the three-dimensional coordinates of each of the points whose distances are measured using the other range,
In order to minimize the difference between the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the one range and the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range, A control device for calculating the value of the correction parameter,
An information processing device comprising:
算出した前記補正パラメータの値に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記有効範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を含む3次元モデルを生成し、 On the basis of the calculated value of the correction parameter, the measurement model is used to generate a three-dimensional model including three-dimensional coordinates of each point whose distance is measured using the effective range,
生成した前記3次元モデルを出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 The information processing apparatus according to claim 1, wherein the generated three-dimensional model is output.
前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が0度のときのレーザを照射する方向の前記回転軸に対する角度を示す前記測定装置のチルト傾斜角、および/または、前記回転軸に垂直な面に対する前記チルト軸の角度を示す前記測定装置のロール傾斜角を表す補正パラメータを含み、前記測定装置により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する計測モデルを用いて、前記測定装置がレーザを照射する範囲のうち、前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が、0〜180度の有効範囲または180〜360度の冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出し、 The tilt angle of the measuring device, which indicates the angle with respect to the rotation axis in the direction of irradiating the laser when the tilt angle that is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis is 0 degree, and/or is perpendicular to the rotation axis. Using a measurement model that includes a correction parameter that represents the roll tilt angle of the measuring device that indicates the angle of the tilt axis with respect to another plane, and that derives the three-dimensional coordinates of the measurement point from the distance and the distance measurement direction measured by the measuring device. The tilt angle, which is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis, of the range in which the measuring device irradiates the laser is either the effective range of 0 to 180 degrees or the redundant range of 180 to 360 degrees. Calculate the three-dimensional coordinates of each point whose distance is measured using the range,
前記一方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、前記有効範囲または前記冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向を推定し、 Based on the distance measuring direction when the distance of each of the points is measured using the one range, the distance of each of the points is measured using the other range of the effective range or the redundant range. When estimating the distance measurement direction,
推定した前記測距方向に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標を算出し、 Based on the estimated distance measuring direction, using the measurement model, calculates the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range,
前記一方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標と、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標との差を最小化するように、前記補正パラメータの値を算出する、 In order to minimize the difference between the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the one range and the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range, Calculating the value of the correction parameter,
処理を実行することを特徴とするキャリブレーション方法。 A calibration method characterized by executing processing.
前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が0度のときのレーザを照射する方向の前記回転軸に対する角度を示す前記測定装置のチルト傾斜角、および/または、前記回転軸に垂直な面に対する前記チルト軸の角度を示す前記測定装置のロール傾斜角を表す補正パラメータを含み、前記測定装置により測定される距離と測距方向から計測点の3次元座標を導出する計測モデルを用いて、前記測定装置がレーザを照射する範囲のうち、前記回転軸に対する前記チルト方向の回転角であるチルト角が、0〜180度の有効範囲または180〜360度の冗長範囲のいずれか一方の範囲を用いて距離が測定された各点の3次元座標を算出し、 The tilt angle of the measuring device, which indicates the angle with respect to the rotation axis in the direction of irradiating the laser when the tilt angle that is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis is 0 degree, and/or is perpendicular to the rotation axis. Using a measurement model that includes a correction parameter that represents the roll tilt angle of the measuring device that indicates the angle of the tilt axis with respect to another plane, and that derives the three-dimensional coordinates of the measurement point from the distance and the distance measurement direction measured by the measuring device. The tilt angle, which is the rotation angle in the tilt direction with respect to the rotation axis, of the range in which the measuring device irradiates the laser is either the effective range of 0 to 180 degrees or the redundant range of 180 to 360 degrees. Calculate the three-dimensional coordinates of each point whose distance is measured using the range,
前記一方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向に基づいて、前記有効範囲または前記冗長範囲のうちの他方の範囲を用いて前記各点の距離が測定されたときの測距方向を推定し、 Based on the distance measuring direction when the distance of each of the points is measured using the one range, the distance of each of the points is measured using the other range of the effective range or the redundant range. When estimating the distance measurement direction,
推定した前記測距方向に基づいて、前記計測モデルを用いて、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標を算出し、 Based on the estimated distance measuring direction, using the measurement model, calculates the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range,
前記一方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標と、前記他方の範囲を用いて距離が測定された前記各点の3次元座標との差を最小化するように、前記補正パラメータの値を算出する、 In order to minimize the difference between the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the one range and the three-dimensional coordinates of each of the points whose distance is measured using the other range, Calculating the value of the correction parameter,
処理を実行させることを特徴とするキャリブレーションプログラム。 A calibration program that executes processing.
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