JP6724751B2 - センシング装置付ホイール - Google Patents
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Description
しかしながら、この様な技術の場合、タイヤには経年劣化や空気圧変化が生じ易く、これに伴って、荷重の測定精度が低下し易いと言った問題がある。
しかしながら、この様な技術の場合、ホイールは(タイヤに比べて)剛性が非常に高い為、荷重が作用した場合の変形量が少なく、歪センサによる測定では、精度や感度を中心とする測定の信頼性を十分に確保する事が難しいと言う問題がある。
このうちのホイールは、外径側にタイヤを装着可能な円筒状のリム部と、径方向外端部が前記リム部に結合されているディスク部とを有する。
又、前記センシング装置は、変位取出し部材と、センサユニットとを有する。
このうちの変位取出し部材は、径方向一端部が前記ホイールの径方向一端側部分(一端部乃至一端寄り部分を含む)に(片持ち式に)支持され、径方向他端部が自由端となっている。
又、前記センサユニットは、センサケースと、被検出部を有する被検出体と、この被検出部との位置関係が変化する事に伴って出力が変化する検出素子を有する検出体とを有する。
この様なセンサユニットのうち、前記検出体と前記被検出体とのうちの何れか一方の部品は、前記センサケースとの相対変位を阻止された状態で、このセンサケースの内部に配置されている。
又、前記検出体と前記被検出体とのうちの他方の部品は、前記センサケースとの相対変位を可能とされた状態で、このセンサケースの内部で前記被検出部と前記検出素子とを対向させると共に、自身の一部を前記センサケースの外部に位置させている。
又、前記センサケースは、前記ホイールの径方向他端側部分(他端部乃至他端寄り部分を含む)と前記変位取出し部材の径方向他端部とのうちの何れか一方の部位に対して固定されている。
又、前記他方の部品のうち前記センサケースの外部に位置する部分は、前記ホイールの径方向他端側部分と前記変位取出し部材の径方向他端部とのうちの他方の部位に対して固定されている。
尚、前記検出体としては、渦電流式、静電容量式、レーザ式、磁気検出式等、各種検出方式の変位センサを、前記被検出体の性状(種類)に合わせて採用する事ができる。
即ち、本発明の場合、例えば車輪に荷重が作用すると、この荷重に応じた分だけ、ホイールが弾性変形する。この結果、センサユニットを構成する被検出体の被検出部と検出体の検出素子との位置関係が変化し、これに伴って、この検出体の検出素子の出力が変化する。従って、この検出体の検出素子の出力を利用して、前記荷重を求める事ができる。特に、本発明の場合には、前記ホイールの径方向一端側部分に変位取出し部材の径方向一端部が支持されていると共に、前記ホイールの径方向他端側部分と前記変位取出し部材の径方向他端部(自由端)とのうちの何れか一方の部位に対してセンサケース(一方の部品)が固定されており、同じく他方の部位に対して他方の部品のうちセンサケースの外部に位置する部分が固定されている。この為、前記車輪に作用する荷重が変化した場合に生じる、前記被検出体の被検出部と前記検出体の検出素子との位置関係の変化量は、前記ホイールの径方向一端側部分と径方向他端側部分との位置関係の変化量と同様に大きくなり、前記検出体の検出素子の出力の変化量も大きくなる。又、前記被検出体と前記検出体とは、前記変位取出し部材の存在に基づいて、互いに近接配置されている。この為、前記検出体の検出素子の出力を大きくする事ができる。従って、前記荷重の測定の信頼性を確保し易くできる。
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1〜13により説明する。
本例のセンシング装置付ホイールは、ホイール1と、センシング装置2とを備える。
尚、本明細書に於いて、特に断る場合を除き、軸方向に関して「外」とは、自動車への組み付け状態で車体の幅方向外側となる、図3(b)、図6、図13の左側を言い、反対に、車体の幅方向中央側となる、図3(b)、図6、図13の右側を、軸方向に関して「内」と言う。
本例の場合、前記車輪4に荷重(接地荷重、加速や制動に伴う前後方向荷重等が合成されたもの)が作用すると、この荷重に応じた分だけ、前記ホイール1が弾性変形する。この結果、前記各センサユニット14、14を構成する検出体19と被検出体20との位置関係が変化し、これに伴って、これら各センサユニット14、14の出力信号(前記第一平面コイル31の出力信号、及び、前記第二平面コイル32の出力信号)が変化する。
この場合には、前述した様に、前記第一平面コイル31の出力を、前記第二平面コイル32の出力を用いて補正する事により、前記ラジアル荷重の大きさを求める事ができる。
尚、本発明を実施する場合には、前記回転角度検出手段として、上述の様なアブソリュート型のエンコーダの代わりに、ABSセンサ(磁気エンコーダ+磁気センサ)を採用(利用)する事もできる。
本発明の実施の形態の第2例に就いて、図14により説明する。
本例の場合には、センサユニット14aを構成する検出体19a及び被検出体20の組み合わせの構造のみが、上述した実施の形態の第1例の場合と異なる。尚、図14では、センサユニット14aを構成するセンサケースの図示を省略している。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第3例に就いて、図15〜17により説明する。
本例の場合には、センサユニット14bを構成する検出体19b及び被検出体20aの構造が、上述した実施の形態の第1例の場合と若干異なる。
但し、この様なラジアル荷重による短手方向(γ方向)の相対変位と、上述したトルクによる短手方向(γ方向)の相対変位とは、前記ホイール1の回転角度情報を利用して、分離する事ができる。
即ち、上述したラジアル荷重による短手方向(γ方向)の相対変位は、前記ホイール1の回転角度に応じて変化する。一方、トルクによる短手方向(γ方向)の相対変位は、前記ホイール1の回転角度に依存しない為、複数のセンサユニット14bの出力信号と前記ホイール1の回転角度情報とを組み合わせる事で、ラジアル荷重による相対変位とトルクによる相対変位を分離する事ができる。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
本発明の実施の形態の第4例に就いて、図18〜19により説明する。
本例の場合には、センサユニット14cに関して、次の点が、上述した実施の形態の第3例の場合と異なる。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例及び第3例の場合と同様である。
本発明を実施する場合、ホイールは、鋳造により全体を一体に形成された1ピース構造に限らず、複数の部品同士を溶接やねじ止め等により互いに結合して成る複数ピース構造とする事もできる。
本発明を実施する場合には、変位取出し部材の径方向内端部をホイールの径方向内端側部分に支持すると共に、この変位取出し部材の径方向外端部を自由端とする事もできる。
本発明を実施する場合には、センサケースを変位取出し部材に対して固定すると共に、他方の部品をホイールに対して固定する構成を採用する事もできる。
本発明を実施する場合、検出素子である平面コイルの形態(形状、パターン等)は、適宜の形態を採用する事ができる。
又、本発明のセンシング装置付ホイールを組み付ける車輪支持用転がり軸受ユニットは、電力供給手段や信号通信手段を備えていない、従来から知られた車輪支持用転がり軸受ユニットとする事もできる。この場合、センサユニットへの電力は、例えばホイールに支持したバッテリ(電池)から供給する事ができ、又、センサユニットの出力信号は、例えばホイールに支持した無線アンテナにより車体側の演算器に送信する事ができる。
又、本発明のセンシング装置付ホイールは、ホイールに作用する荷重に限らず、ホイールに変形を生じさせるその他の入力(加速度、温度等)に就いても、荷重と同様にして測定する事ができる。又、本発明のセンシング装置付ホイールは、単に、ホイールの径方向一端側部分と径方向他端側部分との相対変位を測定する為に利用する事もできる。
2 センシング装置
3 タイヤ
4 車輪
5 リム部
6 ディスク部
7 取付部
8 スポーク
9 取付面
10 取付孔
11 内径側保持凹部
12 大径段部
13 変位取出し部材
14、14a〜14c センサユニット
15 疑似スポーク
16 環状連結部
17 外径側保持凹部
18 センサケース
19、19a〜19c 検出体
20、20a 被検出体
21 Oリング
22 第一ケース部品
23 第二ケース部品
24 本体部
25 円筒状部
26 半円筒状部
27 スリーブ
28 固定用フランジ
29 通孔
30 基板
31 第一平面コイル
32 第二平面コイル
33a、33b 突起
34 配線
35 ロッド部
36 固定部
37 通孔
38 円柱状部
39、39a 半円柱状部
40 係止溝
41 被検出部
42 ねじ
43 ねじ
44 ブレーキロータ
45 車輪支持用転がり軸受ユニット
46 外輪
47 ハブ
48 玉
49a、49b 外輪軌道
50 静止側フランジ
51 ハブ本体
52 内輪
53a、53b 内輪軌道
54 回転側フランジ
55 取付孔
56 シールリング
57 キャップ
58 位置決め筒部
59 取付孔
60 第一被検出部
61 第二被検出部
62 第一基板
63 第二基板
64 第三平面コイル
65 切り欠き
Claims (5)
- 車輪を構成するホイールと、センシング装置とを備え、
前記センシング装置は、変位取出し部材と、センサユニットとを有しており、
前記変位取出し部材は、径方向一端部が前記ホイールの径方向一端側部分に支持され、径方向他端部が自由端となっており、
前記センサユニットは、センサケースと、被検出部を有する被検出体と、この被検出部との位置関係が変化する事に伴って出力が変化する検出素子を有する検出体とを有するものであり、
前記検出体と前記被検出体とのうちの何れか一方の部品は、前記センサケースとの相対変位を阻止された状態で、このセンサケースの内部に配置されており、
前記検出体と前記被検出体とのうちの他方の部品は、前記センサケースとの相対変位を可能とされた状態で、このセンサケースの内部で前記被検出部と前記検出素子とを対向させると共に、自身の一部を前記センサケースの外部に位置させており、
前記センサケースは、前記ホイールの径方向他端側部分と前記変位取出し部材の径方向他端部とのうちの何れか一方の部位に対して固定されており、
前記他方の部品のうち前記センサケースの外部に位置する部分は、前記ホイールの径方向他端側部分と前記変位取出し部材の径方向他端部とのうちの他方の部位に対して固定されている
センシング装置付ホイール。 - 前記検出体が前記一方の部品であると共に、前記被検出体が前記他方の部品であり、
前記被検出部は導電材製であり、
前記検出体は、それぞれが前記検出素子である複数の平面コイルと、これら複数の平面コイルを実装した1乃至複数の基板とを有していると共に、前記複数の平面コイルのうちの何れか1つの平面コイルは、前記被検出部との位置関係が、少なくとも所定方向に変化した場合に出力を変化させるものであり、前記複数の平面コイルのうちの残りの平面コイルは、前記被検出部との位置関係が、少なくとも他の平面コイルとは異なる自身に特有の方向に変化した場合に出力を変化させるものである
請求項1に記載したセンシング装置付ホイール。 - 前記何れか1つの平面コイルは、前記被検出部に対して前記所定方向に対向していると共に、前記被検出部との位置関係が前記所定方向とは異なる方向に変化した場合でも、前記所定方向に関する前記被検出部との対向面積が変化しないものであり、
前記残りの平面コイルは、前記被検出部に対して前記所定方向に対向していると共に、前記被検出部との位置関係が前記自身に特有の方向に変化する事に伴って、前記所定方向に関する前記被検出部との対向面積が変化するものである
請求項2に記載したセンシング装置付ホイール。 - 前記センサユニットは、前記センサケースと前記他方の部品との間に設けられ、前記センサケースの内部と外部とを連通する隙間をシールする、センサシールを有している
請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したセンシング装置付ホイール。 - 前記センシング装置が、前記センサユニットを複数有しており、
これら複数のセンサユニットが、前記ホイールの円周方向に離隔して配置されている
請求項1〜4のうちの何れか1項に記載したセンシング装置付ホイール。
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