JP6637809B2 - 軸受の潤滑構造 - Google Patents
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Description
回転体(例えば、後述する実施形態における第1及び第2遊星歯車式減速機12A、12B)と、
該回転体を回転自在に支持する軸受(例えば、後述する実施形態における第2軸受33A、33B)と、
該軸受が配設される壁部(例えば、後述する実施形態における隔壁18A、18B)と、を備え、
前記壁部は、前記回転体の回転軸線方向で前記回転体の一方側に前記回転体と近接して配置され、
前記回転体は、内部に潤滑に供する潤滑流体が流れる潤滑流路(例えば、後述する実施形態における潤滑油路120)を有し、
前記潤滑流路は、前記回転体の外周面に前記潤滑流体の排出口(例えば、後述する実施形態における排出口121)を有し、
前記壁部には、前記回転体と対向する対向面に、前記回転体と離間する方向に凹設される複数の凹状部と、軸方向において前記排出口とオーバーラップする位置、且つ、径方向において前記排出口の外側に配置され、前記潤滑流体を前記軸受に誘導する誘導壁(例えば、後述する実施形態における誘導壁97)と、が前記壁部の表面に一体に形成され、
前記複数の凹状部は、回転軸線を通る鉛直線に対し略線対称に、且つ、周方向に離間して形成され、
前記誘導壁は、前記複数の凹状部に亘って形成される。
前記誘導壁は、前記軸受の回転軸線(例えば、後述する実施形態における回転軸線X)より上方に設けられている。
前記回転体は、サンギヤ(例えば、後述する実施形態におけるサンギヤ21A、21B)と、リングギヤ(例えば、後述する実施形態におけるリングギヤ24A、24B)と、該サンギヤ及び該リングギヤと噛み合う複数のプラネタリギヤ(例えば、後述する実施形態におけるプラネタリギヤ22A、22B)と、前記プラネタリギヤを自転自在且つ公転自在に支持するプラネタリキャリア(例えば、後述する実施形態におけるプラネタリキャリア23A、23B)と、を備え、
前記プラネタリキャリアは、軸方向に延設され、前記プラネタリギヤを回転可能に支持する回転軸(例えば、後述の実施形態のピニオンシャフト230)と、径方向に延設され、前記回転軸を保持する保持部(例えば、後述の実施形態の保持プレート25A、25B)と、を備え、
前記軸受は、前記壁部に対し前記プラネタリキャリアの前記保持部を回転自在に支持し、
前記排出口は、前記プラネタリキャリアの前記回転軸の外周側に形成され、
前記誘導壁は、360°を前記プラネタリギヤの数(例えば、後述する実施形態における3)で除した角度に亘って延設されている。
前記壁部は、前記回転体を収容する筺体(例えば、後述する実施形態におけるケース11)に設けられ、
前記筺体には、前記潤滑流体を貯留する貯留部(例えば、後述する実施形態における貯留部RT)が設けられ、
前記回転体は、鉛直方向下方の一部が前記貯留部に浸漬するように配置されている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成に加えて、
前記誘導壁は、周方向に沿った円弧形状であり、
前記凹状部には、前記軸受に向けて複数の突起部(例えば、後述する実施形態における突起部86)が形成され、
前記複数の突起部は、内径側に近づくと共に、回転軸線を通る鉛直線に近づくよう形成される。
また、上記実施形態では、壁部として隔壁18A、18Bを例示したが、壁部はケース11の外壁等、筐体を構成する外壁であってもよい。また、筐体は、減速機のみを収容する減速機ケースであってもよく、電動機のみを収容するモータケースであってもよい。
12A、12B 第1及び第2遊星歯車式減速機(回転体)
18A、18B 隔壁(壁部)
21A、21B サンギヤ
22A、22B プラネタリギヤ
23A、23B プラネタリキャリア
24A、24B リングギヤ
25A、25B 保持プレート(保持部)
33A、33B 第2軸受(軸受)
82 表面(対向面)
84 凹状部
97 誘導壁
120 潤滑油路(潤滑流路)
121 排出口
230 ピニオンシャフト(回転軸)
RT 貯留部
X 回転軸線
Claims (5)
- 回転体と、
該回転体を回転自在に支持する軸受と、
該軸受が配設される壁部と、を備え、
前記壁部は、前記回転体の回転軸線方向で前記回転体の一方側に前記回転体と近接して配置され、
前記回転体は、内部に潤滑に供する潤滑流体が流れる潤滑流路を有し、
前記潤滑流路は、前記回転体の外周面に前記潤滑流体の排出口を有し、
前記壁部には、前記回転体と対向する対向面に、前記回転体と離間する方向に凹設される複数の凹状部と、軸方向において前記排出口とオーバーラップする位置、且つ、径方向において前記排出口の外側に配置され、前記潤滑流体を前記軸受に誘導する誘導壁と、が前記壁部の表面に一体に形成され、
前記複数の凹状部は、回転軸線を通る鉛直線に対し略線対称に、且つ、周方向に離間して形成され、
前記誘導壁は、前記複数の凹状部に亘って形成される、軸受の潤滑構造。 - 請求項1に記載の軸受の潤滑構造であって、
前記誘導壁は、前記軸受の回転軸線より上方に設けられている、軸受の潤滑構造。 - 請求項2に記載の軸受の潤滑構造であって、
前記回転体は、サンギヤと、リングギヤと、該サンギヤ及び該リングギヤと噛み合う複数のプラネタリギヤと、前記プラネタリギヤを自転自在且つ公転自在に支持するプラネタリキャリアと、を備え、
前記プラネタリキャリアは、軸方向に延設され、前記プラネタリギヤを回転可能に支持する回転軸と、径方向に延設され、前記回転軸を保持する保持部と、を備え、
前記軸受は、前記壁部に対し前記プラネタリキャリアの前記保持部を回転自在に支持し、
前記排出口は、前記プラネタリキャリアの前記回転軸の外周側に形成され、
前記誘導壁は、360°を前記プラネタリギヤの数で除した角度に亘って延設されている、軸受の潤滑構造。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の軸受の潤滑構造であって、
前記壁部は、前記回転体を収容する筺体に設けられ、
前記筺体には、前記潤滑流体を貯留する貯留部が設けられ、
前記回転体は、鉛直方向下方の一部が前記貯留部に浸漬するように配置されている、軸受の潤滑構造。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の軸受の潤滑構造であって、
前記誘導壁は、周方向に沿った円弧形状であり、
前記凹状部には、前記軸受に向けて複数の突起部が形成され、
前記複数の突起部は、内径側に近づくと共に、回転軸線を通る鉛直線に近づくよう形成される、軸受の潤滑構造。
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JP2016065531A JP6637809B2 (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 軸受の潤滑構造 |
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Family Applications (1)
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JP2016065531A Expired - Fee Related JP6637809B2 (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | 軸受の潤滑構造 |
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