JP6534789B2 - 作業台フレーム及びこれを用いた作業装置 - Google Patents
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Description
本装置では、基台上に載置された基板に対して、所定の作業が行われる。
また、多数の基台を製作する場合、それぞれの構成部材は異なる加工装置で分担して製作されるので、異なる加工装置によって製作された構成部材は、各加工装置の装置誤差、精度誤差の影響を受ける。そして、各加工装置の装置誤差の影響を受けた構成部材を組み合わせて製作された基台は、基台ごとに寸法の誤差が異なってくる。基台ごとに寸法の誤差が異なる場合、基台上に載置された基板等の位置は基台ごとに異なることになる。従って、基台をベースとして構成された作業装置によって、基台上に載置された基板等に対して作業を行う際、作業精度の低下および作業前の準備作業効率の低下のおそれがある。
筐体部及びワーク作業部は一体部材で構成されており、筐体部のガイド部材設置面とワーク作業部の作業台設置面は、同一部材に構成されている。従って、本発明に係る作業台フレームでは、筐体部とワーク作業部との間に組み立て工程がなく、ガイド部材設置面と作業台設置面とを平行にする際、部材の組立て精度の影響を受けることがない。つまり、本発明に係る作業台フレームは、上記両面を高精度で平行にすることが容易な構成である。
ことを特徴とする作業装置である。
この点、本発明に係る作業装置では、上述したように防振性に優れた作業台フレームを用いているので、振動が発生するとしても、発生した振動は短時間で収束する。従って、各作業実行時の振動収束の待ち時間は短いものであり、各作業を迅速に実行することができる。
また、本発明で用いられている作業台フレームの作業台設置面とガイド部材設置面は、上述したように高い精度で相互に平行であるので、作業ヘッドを移動させた際、搬入されたワークに対して、高い精度で位置決めすることができる。つまり、高い精度で作業を行うことができる。
4…作業ヘッドの移動機構、5,5b,5c,5d…作業ヘッド部、
10,110…ワーク作業部、10a…上板部(平板部)、10b…補強部、
11…作業ユニット設置面(作業台設置面)、11s…第3補助線、
12…作業ユニットのユニット取付部材、13…第1コンベア(第1コンベアの外フレーム)、
15…コンベア取付部材、
20,220,320,420…筐体部(移動機構が設置される移動機構設置部)、20a…天井部、
20b…側壁部、20c…底部、20d…開口、
21…第1溝部、22…第1ガイドレール設置面(ガイド部材設置面)、22s…第1補助線、
23…第1ガイド面、23s…第2補助線、24…補強部、25,26,27…貫通孔、
31,231,331,431…筐体支持部(移動機構設置部を支持する支持部)、31a…開口、
32…脚部、32a,32b…支柱、33…基盤部、33a…空間、33b…中空部、
41…ボールネジ、43…モータ、
44…移動部材、44a…移動ブロック、44b…移動部材本体、44c…凹部、
45…第1ガイドレール、46…ナット部材、46a…連結部、47…カバー、
50…走行フレーム、51…第2溝部、52…第2ガイドレール設置面、
53…第2ガイド面、53s…第4補助線、55…走行フレーム設置面、
60…スライドユニット、61…ボールネジ、62…スライド機構部、63…モータ、
64…スライド部材、64a…スライドブロック、64b…スライドプレート、
65…第2ガイドレール(ガイド部材)、66…継ぎ手、
70…第2コンベア(移送ユニット)、71…トレイ(移動体)、
81…移動部材、82…多関節アーム、83…走行フレーム、84…スライドユニット、
85…多関節アーム、
T…第2ワークの搬送方向、UB…上部ベース部材、LB…下部ベース部材、
X…移動方向、Y…スライド方向、z…鉛直方向。
図1及び図3に示されるように、作業装置1は、一つの部材として構成された鋳造体を基に製造された作業台フレーム2と、作業台フレーム2上に搬入されたワーク(不図示)に対して作業を行う後述の作業ヘッド3を含む作業ヘッド部5とを備えている。
また、ワーク作業部10には第1コンベア13が設置される。第1コンベア13は、ワークを予め定められた所定の位置となるワーク位置決め位置に移送、位置づけし、そのワーク位置決め位置からワークが作業中にズレないように位置決め保持するワーク搬入出手段である。つまり、本実施例の場合、ワーク作業部10は、設置面11に第1コンベア13を備えている。図2では、設置面11に設置されるコンベア取付部材15と、第1コンベア13の外フレームのみを示した。
ワーク作業部10は、作業ユニットの設置面11が形成された上板部10aと、上板部(平板部)10aの裏面に一体に形成された補強部10bとを備えている(図5参照)。補強部10bは、上板部10aの裏面から下方に突出した板状の部材であり、作業ヘッド部5の移動方向Xに沿って延在している。このようなリブ形状の補強部10bを備えた構造にすると、ワーク作業部10の強度を維持しつつ軽量化を図ることができる。
なお、ワーク搬入出手段としては、コンベアに限られず、ロボット等で用いられる多関節アームなどの種々の手段を用いることができる。また、作業装置のオペレータ等の手作業でワークを搬入出する場合がある。この場合、ワーク搬入出手段を備えていない作業装置を用いることができる。
各筐体部20,20は、図6に示されるように、内部空間(中空部)を備えている。内部空間は、天井部20a、側壁部20bおよび底部20cに囲まれた中空の箱形状であり、天井部20aの一部が移動方向Xに連続して開口20dを形成している。また、天井部20a、側壁部20bおよび底部20cは、連続して形成された壁部を構成している。
さらに、各筐体部20,20は、図6に示されるように、第1溝部21、第1ガイドレール設置面22及び第1ガイド面23を備えている。なお、第1補助線22sは、第1ガイドレール設置面22の位置及び向きを示しており、第2補助線23sは、第1ガイド面23の位置及び向きを示しており、第3補助線11sは、作業ユニット設置面11の位置及び向きを示している。
第1溝部21は、作業ヘッド部5の移動方向X(図1参照)に延在する状態で筐体部20内部に形成されている。そして、この第1溝部21に、後述の移動機構4(図3参照)が配置されている。また、第1溝部21の上端は開口20dである。
第1ガイドレール設置面22は、図6に示されるように、筐体部20の外側(本実施例では、天井部20a)に形成された水平面(上板部10aの上面である作業ユニット設置面11)と平行であり、第1ガイドレール設置面22上に後述の第1ガイドレール(ガイド部材)45が設置される。また、第1ガイド面23は、移動方向Xに延在する状態で筐体部20の外側(本実施例では、天井部20a)に形成された鉛直面である。そして、それぞれの筐体20,20に形成された両第1ガイド面23,23は平行である。移動機構4(図3参照)の第1ガイドレール45は、その一方の側面を第1ガイド面23に接触させた状態で第1ガイドレール設置面22に設置される。つまり、第1ガイド面23は、第1ガイドレール45の延在方向の一面となる一方の側面を規定する部位、すなわち第1ガイドレール45のY方向取り付け位置を規定する部位である。これらの面(第1ガイドレール設置面22及び第1ガイド面23)により第1ガイドレール45を筐体部20の所定の位置に規定するので、第1ガイドレール45を筐体部20に、容易且つ高精度で設置することができる。
また、筐体部20は、内部空間の途中に側壁部20b、底部20cおよび天井部20aに連続して一体に形成された補強部24を備えている。この補強部24は第1溝部21を確保しつつ板状に形成されたものであり、筐体部20内に、移動方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられている。
なお、筐体支持部31は、筐体部20とワーク作業部10との間に設けられた部分であり、筐体部20と作業部10とを離間させるものである。本実施例では、筐体支持部31を備えることによって、筐体部20をワーク作業部10よりも高い位置に配置した。そして、筐体支持部31には、ワーク作業部10と作業台フレーム2の外部との間で作業ヘッド部5の移動方向Xと交差してワークの搬入出に用いることができる開口31aが形成されており(図3参照)、ワーク作業部10へのワークの搬入およびワーク作業部10からのワークの搬出の移送方向が制限されないように設けられている。これにより、作業装置の設置場所による制限をされずに多様な作業位置に対応可能となっている。このように、筐体支持部31を備えると、筐体部20と作業部10との間の位置へのワークの搬入出が可能になる。また、筐体支持部31に開口を設けることなどによって搬送経路を確保することが容易であり、筐体支持部31を有する構造は、搬入出用の搬送装置の設置が容易な構造である。
また、筐体部20には、放熱のための貫通孔25,26,27(図2及び図6参照)が形成されている。これにより、筐体部20内における熱の滞留が防止される。
隣接する各支柱32a,32bの間は空間になっており、脚部32すなわち作業台フレーム2の軽量化が図られている。また、各支柱32a,32bは、いずれも、水平断面形状がL字形になっている。これにより、脚部32の軽量化を図りつつ強度を維持することができる。そして、基盤部33は、中央に空間33a(図3参照)を有する矩形であると共に中空部33b(図5参照)を有する中抜き形状であり、軽量化された形状になっている。脚部32及び基盤部33が下部ベース部材LBを構成する(図3参照)。つまり、上部ベース部材UBと下部ベース部材LBとで作業台フレーム2が構成されている。
そして、本実施例の作業装置1は、後述するように、作業ヘッド3を含む作業ヘッド部5など、振動源になり得る動作部材を備え、動作・停止を繰り返している。従って、振動抑制に優れる本実施例の作業台フレーム2は、このような作業装置1の部材(架台、ベース部材)として好適である。特に、本実施例の作業台フレーム2は、一体成型された鋳造体であり、振動吸収性に極めて優れているので、本実施例の作業装置用として最適である。
移動機構4は、筐体部20に構成されているものであり、図3及び図6に示されるように、ボールネジ41(図6参照)と、ボールネジ駆動用のモータ43と、ボールネジ41の動作によって移動される移動部材44と、移動部材44を移動方向Xに案内する第1ガイドレール45とを備えている。このように、移動ユニットを構成する移動機構4及び筐体部20のうちの筐体部20が作業台フレーム2と一体であれば、移動ユニットの組立精度が向上する。つまり、作業ユニットが組み込まれた作業台フレーム2を組み立てる際、移動機構4を構成する各部材を筐体部20に組み込む作業(移動ユニットの組立て作業)を行うだけでよいので、組立て誤差の発生が最小限に抑制される。
移動機構4は、より具体的に説明すると、筐体部20の第1溝部21内にボールネジ41が回転可能に配置される状態で設置されており、ボールネジ41には継ぎ手(図示せず)を介してモータ43の回転動力が伝達される。従って、ボールネジ41の回転により、ボールネジ41に係合されたナット部材46(図3参照)が移動方向Xに沿って移動され、ナット部材46に接続された移動部材44が移動される。
第1ガイドレール45は、上述したように、その側面を第1ガイド面23に接触させた状態で、第1ガイドレール設置面22上に設置されている(図6参照)。
また、移動部材44は、第1ガイドレール45上を移動する移動ブロック44aと、移動ブロック44a上に設置された移動部材本体44bとを備えており、さらに、ボールネジ41に螺合して移動方向Xに移動するナット部材46との連結部46a(図6において破線にて図示)を備えている。そして、移動部材本体44bの上に作業ヘッド部5(図1及び図7参照)が設置されている。従って、ボールネジ41の回転に伴って移動部材44が第1ガイドレール45に沿って移動されると、作業ヘッド部5が移動方向Xに移動する。本実施例では、このように構成された移動機構4を一対備えており、作業ヘッド部5が一対の移動部材44bに支持されており、それぞれのモータ43,43を同期駆動制御することで、作業ヘッド部5が移動方向Xに沿って往復移動可能となっている。なお、移動部材本体44の上面の凹部44c内に配置された部材は、移動機構4が内蔵される筐体部20の内部を保護するためのカバー47である。
第2溝部51は、スライド方向Yに延在する状態で形成されている。この第2溝部51内に、スライドユニット60のスライド機構部62(図8参照)が配置される。
第2ガイドレール設置面52は、走行フレーム50に形成された鉛直面(第1ガイドレール設置面22と直交する面)である。なお、本実施例では、2つの第2ガイドレール設置面52があり、両者は同一平面上に位置している。そして、第2ガイドレール設置面52上に、スライドユニット60の第2ガイドレール65(ガイド部材)が設置される。また、第2ガイド面53は、スライド方向Yに延在する状態で走行フレーム50に形成された水平面(第2ガイドレール設置面52と直交する面)である。そして、両第2ガイド面53,53は平行である。第2ガイドレール65は、その側面を第2ガイド面53に接触させた状態で第2ガイドレール設置面52に設置される。つまり、第2ガイド面53は、第2ガイドレール65のZ方向(鉛直方向)取り付け位置を規定する部位である。これらの面(第2ガイドレール設置面52及び第2ガイド面53)があるので、第2ガイドレール65を走行フレーム50に、容易且つ高精度で設置することができる。
スライド機構部62は、走行フレーム50の第2溝部51内にボールネジ61が回転可能に配置される状態で設置されており、ボールネジ61には継ぎ手66(図7参照)を介してモータ63の回転動力が伝達される。
第2ガイドレール65は、その側面を第2ガイド面53に接触させた状態で、各第2ガイドレール設置面52上に設置されている。つまり、スライドユニット60は、相互に平行に設置された2つの第2ガイドレール65,65を備えている。
また、スライド部材64は、各第2ガイドレール65上を移動する少なくとも2つのスライドブロック64aと、各第2ガイドレール65のスライドブロック64aに固定されたスライドプレート64bとを備えており、さらに、移動機構4の移動部材44と同様、ボールネジ61に螺合してスライド方向Yに移動するナット部材(不図示)とを連結部(不図示)を備えている。このスライドプレート64bは、鉛直の外面を備えており、この外面に作業ヘッド3が設置されている(図1参照)。従って、スライド部材64を第2ガイドレール65に沿って移動させると、スライドプレート64b及び作業ヘッド3がスライド方向Yに移動する。
本実施例で用いられる作業ヘッド3の作業ツール(不図示)としては、例えば、ワーク作業部10に搬入されたワークの検査に用いられる撮像センサと、昇降可能に設置されたワーク把持アームやワーク吸着ヘッド等とが挙げられる。この作業ツールは、搬入されたワークを、検査した後、搬出先に搬出する場合に用いられる。
なお、ここで説明した動作は、一例であり、種々の動作が考えられる。
作業台フレーム2は、鋳型準備工程、鋳造工程および水平面形成工程を経て製造される。
そして、この鋳型準備工程によって一体に連通したキャビティ空間を有する鋳型が準備される。つまり、上述した各工程を経て準備される鋳型は、ワーク作業部10を構成する鋳型のキャビテイィ空間と、筐体部20を構成する鋳型のキャビティ空間と、筐体支持部31を構成する鋳型のキャビティ空間と、脚部32を構成する鋳型のキャビティ空間との内、隣接する鋳型が連通したものである。
次に、位置決めした鋳造体の表面(作業台フレーム2の所定の位置:本実施例の場合、ワーク作業部10の若干盛り上がっている部分)に、作業ユニット設置面11(図4参照)、筐体部10の天井部に設定された第1ガイドレール設置面22及び第1ガイド面23(図6参照)を、順次形成する。
つまり、まず、ワーク作業部10の位置に水平の作業ユニット設置面11を形成し、次に、筐体部20に水平の第1ガイドレール設置面22を形成し、続いて、筐体部20に鉛直の第1ガイド面23を形成する。これらの面形成加工は、被加工物が一つの鋳造体であることから、同一の加工機及び同一の加工ツールを用いた一連の加工においてなされる。
このように、本実施例によれば、鋳造体を一つの加工機に一回位置決めするだけで、これらの面を連続して形成することができる。つまり、面形成加工では、同一の位置決め条件の下、同一の加工機及び同一の加工ツールを用いて上述した各面の加工を行うので、各面の加工に関して、共通の位置の値が基準値として用いられる。従って、上述した全ての面の加工位置は、設定された基準値からそれぞれ算出され、その算出値に基づいて各面が形成される。各面は、同一の加工機及び同一の加工ツールよって形成されるため、加工機ごとや加工ツールごとの誤差の影響を受けることはなく、高精度に面形成される。
各面を水平又は鉛直(垂直)に形成すれば、理論的には、全ての面が相互に平行になるはずであるが、実際のところ、高精度の平行を実現することは必ずしも容易でない。
この点、本実施例では、各面が形成される鋳造体の一体成型が実現されているので、面形成工程では、上述した全ての面を同一の加工機及び同一の加工ツールを用いて加工形成することができる。従って、より高精度の設置面を備えた作業台フレーム2を製造することができる。
次に、面形成工程では、まず、製造された走行フレーム用の鋳造体を、面形成のための加工機の所定の位置に位置決めする。位置決めした鋳造体の表面に、走行フレーム設置面55(図8参照)、第2ガイドレール設置面52及び第2ガイド面53を、この順番で形成する。なお、走行フレーム設置面55は、作業ヘッド部5の走行フレーム50を移動部材44に設置する際、移動部材44の本体44bの上面と接する、下向きの水平面のことである。このようにして面形成を行えば、作業台フレーム2同様、容易、迅速且つ高精度で面形成を行うことができる。
このように、移動ユニットの一部である筐体部20が作業台フレーム2と一体であれば、移動機構4を構成する各部材を筐体部20に組み込むだけで、作業ユニットが組み込まれた作業台フレーム2を組み立てることができるので、組立て誤差の発生が最小限に抑制される。
また、作業台フレーム2とは別に、作業ヘッド部5の組立を行う。作業ヘッド部5の組立では、まず、走行フレーム50にスライドユニット60を設置する(図7参照)。このとき、第2ガイドレール65の側面を第2ガイド面53に接触させた状態で、第2ガイドレール65を第2ガイドレール設置面52に設置する。そして、スライドユニット60のスライドプレート64bに作業ヘッド3(図1参照)を設置する。
そして、作業ヘッド部5の走行ユニット設置面55を、移動部材本体44bの上面に当接させつつ、作業ヘッド部5を移動部材44上に設置する。これにより、作業ヘッド部5の作業ヘッド3が移動方向X及びスライド方向Yに移動可能な状態で設置され、作業装置が組み立てられる。なお、作業装置の組み立ての際に行われる各作業は、周知の作業であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
また、作業装置1を構成する各構成要素を構成していく上で基準となる作業台フレーム2における作業ユニット設置面11及び第1ガイドレール設置面22を、同一の加工機、同一の加工ツールを用い、一連の加工処理により加工している。このため、作業装置1の精度のベースとなる土台(=作業台フレーム2)の水平精度が極めて良好となり、作業装置1で取り扱うワークに対して精度のよい作業が可能となる。
図9に示されるフレーム2aは、ワーク作業部110と、一対の筐体部20,20と、一対の筐体支持部31,31とで構成され、一つの部材として製造されており、図1における脚部32および基盤部33を含まないものである。また、これ以外にも、例えば、ワーク作業部10及び一対の筐体部20,20だけで構成し、一つの部材として製造されたもの(不図示)が考えられる。
Claims (7)
- ワーク作業部に搬入されたワークに対して作業を行う作業ヘッドを含む作業ヘッド部を備えた作業装置の作業台フレームであって、
ワークが搬入される複数の作業ユニットが設置される前記ワーク作業部と、
前記ワーク作業部上に設けられていると共に前記作業ヘッド部を進退移動させる移動機構が設置される移動機構設置部と、
前記ワーク作業部と前記移動機構設置部との間に設けられ、移動機構設置部を支持する支持部と、
を備え、
前記ワーク作業部、前記移動機構設置部及び前記支持部は一つの鋳造部材であり、
前記ワーク作業部の、前記複数の作業ユニットが設置される設置面と、前記移動機構設置部における前記作業ヘッド部の移動を案内するガイド部材が設置されるガイド部材設置面と、を全て平行、かつ、水平に設け、
前記ワーク作業部は、前記作業装置の外部と内部との間における前記ワークの搬入出を行う移送ユニットが設置される設置部を含み、
前記支持部は、前記移送ユニットが挿通される開口を備える、
ことを特徴とする作業台フレーム。 - 前記ワーク作業部、前記支持部、及び前記移動機構設置部を備える上部ベース部材と、
前記上部ベース部材を支持する下部ベース部材と、
で、前記作業台フレームは構成され、
前記上部ベース部材及び前記下部ベース部材が一つの鋳造部材で構成されている、請求項1に記載の作業台フレーム。 - 前記移動機構設置部は、前記ワーク作業部を挟んで一対設けられ、
各移動機構設置部に設けられる前記ガイド部材設置面は、平行に設けられ、
さらに、前記各移動機構設置部は、各移動機構設置部の前記ガイド部材設置面に設置されるガイド部材を互いに平行に規定させるガイド面を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業台フレーム。 - ワークが搬入される複数の作業ユニットが設置されるワーク作業部を備えた作業台フレームと、前記ワーク作業部に搬入されたワークに対して作業を行う作業ヘッドを含む作業ヘッド部とを備える作業装置であり、
前記作業台フレームは、さらに、前記作業ヘッド部を所定の進退移動方向に移動させる移動機構と、当該移動機構が設置される筐体部と、
前記ワーク作業部と前記筐体部との間に設けられ、筐体部を支持する筐体支持部と、
を備え、
当該筐体支持部は、前記筐体部を前記ワーク作業部より高い位置に位置させており、
前記作業ヘッドは、前記進退移動方向に対して直交するスライド方向に水平移動可能に取り付けられており、
前記ワーク作業部、前記筐体部及び前記筐体支持部は一つの鋳造部材であり、
前記移動機構は、前記作業ヘッド部を進退移動方向に案内するガイド部材と、前記作業ヘッド部を進退移動方向に移動させる駆動手段と、を備え、
前記筐体部は、前記ガイド部材が設置されるガイド部材設置面を備え、
前記ワーク作業部は、複数の作業ユニットが設置される設置面を備え、
前記ワーク作業部の、前記複数の作業ユニットが設置される設置面と、前記筐体部における前記作業ヘッド部の移動を案内するガイド部材が設置されるガイド部材設置面と、を全て平行、かつ、水平に設け、
前記筐体部は、その内部に、前記移動機構が収容される内部空間が前記作業ヘッド部の移動方向に連続して形成され、
前記作業ヘッド部は、前記ワーク作業部に搬入されたワークを移動させる手段を含み、
前記複数の作業ユニットは、少なくとも、前記作業ヘッド部によって移動されるワークを搬入することができる作業ユニットと、前記作業ヘッド部によって移動されるワークを搬入することができるワーク搬入出手段とを含むことを特徴とする作業装置。 - ワークが搬入される複数の作業ユニットが設置されるワーク作業部を備えた作業台フレームと、前記ワーク作業部に搬入されたワークに対して作業を行う作業ヘッドを含む作業ヘッド部とを備える作業装置であり、
前記作業台フレームは、さらに、前記作業ヘッド部を所定の進退移動方向に移動させる移動機構と、当該移動機構が設置される移動機構設置部と、
前記ワーク作業部と前記移動機構設置部との間に設けられ、移動機構設置部を支持する支持部と、
を備え、
当該支持部は、前記移動機構設置部を前記ワーク作業部より高い位置に位置させており、
前記作業ヘッドは、前記進退移動方向に対して直交するスライド方向に水平移動可能に取り付けられており、
前記ワーク作業部、前記移動機構設置部及び前記支持部は一つの鋳造部材であり、
前記移動機構は、前記作業ヘッド部を進退移動方向に案内するガイド部材と、前記作業ヘッド部を進退移動方向に移動させる駆動手段と、を備え、
前記移動機構設置部は、前記ガイド部材が設置されるガイド部材設置面を備え、
前記ワーク作業部は、複数の作業ユニットが設置される設置面を備え、
前記ワーク作業部の、前記複数の作業ユニットが設置される設置面と、前記移動機構設置部における前記作業ヘッド部の移動を案内するガイド部材が設置されるガイド部材設置面と、を全て平行、かつ、水平に設け、
前記支持部は、前記ワーク作業部へのワークの搬入出に用いられる開口を備えており、
前記作業装置は、前記開口を通して前記ワークを前記ワーク作業部へ移送する移送ユニットを備え、
前記ワーク作業部は、前記移送ユニットが設置される設置部を含む、ことを特徴とする作業装置。 - 前記作業台フレームは、
前記ワーク作業部、前記支持部、及び前記移動機構設置部を備える上部ベース部材と、
前記上部ベース部材を支持する下部ベース部材と、
で構成され、
前記上部ベース部材及び前記下部ベース部材が一つの鋳造部材で構成されている、請求項5に記載の作業装置。 - 前記作業台フレームは、前記ワーク作業部を挟んで配置された一対の移動機構設置部を備えており、
各移動機構設置部に設けられる前記ガイド部材設置面は、平行に設けられ、
さらに、前記各移動機構設置部は、各移動機構設置部の前記ガイド部材設置面に設置されるガイド部材を互いに平行に規定させるガイド面を備えていることを特徴とする請求項5に記載の作業装置。
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