JP6420648B2 - Glass plate cleaving device - Google Patents
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Description
本発明は、ガラス板(ガラスシート)を割断加工する装置及び方法に関する。 The present invention relates to an apparatus and a method for cleaving a glass plate (glass sheet).
従来、ガラス板を切断加工する際には、割断計画線に沿ってスクライブ線(切れ込み・浅い溝)を形成し(スクライビング)、そのスクライブ線に沿ってガラス板に機械的応力又は熱的応力を加えることによりガラス板を割るという方法が一般的に用いられている。 Conventionally, when a glass plate is cut, a scribe line (cut / shallow groove) is formed along the planned cutting line (scribing), and mechanical or thermal stress is applied to the glass plate along the scribe line. A method of breaking a glass plate by adding is generally used.
特にLCDガラスやカバーガラスなどのFPD(Flat Panel Display)の分野では、ガラス板の切断時に生じる削り屑や微細な欠け屑(カレット)等の塵によるガラス表面の汚染が無いことが望まれている。そこで、近年では、ガラス表面の汚染のより少ない、レーザー光を用いたガラス加工が普及しつつある。 In particular, in the field of FPD (Flat Panel Display) such as LCD glass and cover glass, it is desired that there is no contamination of the glass surface by dust such as shavings and fine chips (cullet) generated when cutting a glass plate. . Therefore, in recent years, glass processing using laser light with less contamination of the glass surface is becoming widespread.
例えば、特許文献1には、ガラス板を湾曲した状態で固定台に吸着させて拘束し、ガラス板の凸部をレーザービームで局所加熱することにより加熱部分に圧縮応力を発生させ、直後に加熱部分を冷却媒体で冷却することにより引張応力を発生させて、この引張応力の作用によってガラス板のトリガークラックからクラックを進展させることが記載されている。
For example, in
また、例えば、特許文献2には、UVレーザー光を用いてガラス板に割断計画線に沿ったスクライブ線を形成し、そのスクライブ線に沿って炭酸ガスレーザー光でガラス板に熱歪を与えることにより、ガラス板を割断計画線に沿って割断することが記載されている。
In addition, for example, in
特許文献1の加工方法では、ガラス板を固定台に吸着させることと、ガラス板をレーザービームで局所加熱することと、その加熱部分を直後に冷却媒体で冷却することとが行われる。そのために、この加工方法を実現する装置には、吸着機構を備えた固定台、レーザー光発生装置、及び、冷却媒体を噴射する装置が必要となる。
In the processing method of
特許文献2に記載の加工方法では、ガラス板にスクライブ線を形成する工程と、ガラス板に熱応力を与える工程との複数の工程が行われることから、加工に時間を要する。また、ガラス板にスクライブ線を形成するには、ガラス成分を蒸発し飛散させるために十分なエネルギーを有するレーザー光が必要である。そのため、ガラス板に熱応力を与えるためのレーザー光発生装置と比較して、ガラス板にスクライブ線を形成するためのレーザー光発生装置は高価であり、これら双方のレーザー光発生装置を含む加工装置が高価となりがちである。
In the processing method described in
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、ガラス板の割断装置及び方法であって、装置のコスト増大を抑制しつつ、ガラス表面の汚染の低減と加工工数の低減とを実現するものを提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the above situation, Comprising: It is a glass plate cleaving apparatus and method, Comprising: While suppressing the cost increase of an apparatus, the reduction | decrease of the contamination of a glass surface and the reduction of a processing man-hour are implement | achieved. The purpose is to provide things.
また、本発明の一態様に係るガラス板の割断装置は、
第1主面と第2主面とを有するガラス板を所定の割断計画線に沿って割断するための割断装置であって、
前記ガラス板の前記割断計画線に沿った或る領域を応力重畳領域とし、前記応力重畳領域において前記第1主面側の曲率よりも前記第2主面側の曲率が小さくなるように前記ガラス板を湾曲させた状態で、前記ガラス板を部分的に保持する第1保持手段と、
前記応力重畳領域の前記第2主面側に引張熱応力を発生させるように、前記応力重畳領域の前記第1主面を局所的に加熱する加熱手段又は前記応力重畳領域の前記第2主面を局所的に冷却する冷却手段とを備え、
前記第1保持手段が、前記第1主面と接触しながら回転する1以上のローラと、前記第2主面と接触しながら回転する1以上のローラとを有し、
前記第1主面と接触しながら回転する1以上のローラが、前記割断計画線を挟んで両側に振り分けて配置された一対のローラから成り、前記一対のローラ間に前記加熱手段又は当該加熱手段からの熱の供給路が設けられていることを特徴としている。
Moreover, the cleaving device for a glass plate according to one aspect of the present invention,
A cleaving device for cleaving a glass plate having a first main surface and a second main surface along a predetermined cleaving plan line,
A certain region along the cutting plan line of the glass plate is a stress superimposed region, and the glass has a curvature on the second principal surface side smaller than a curvature on the first principal surface side in the stress superimposed region. A first holding means for partially holding the glass plate in a curved state;
Heating means for locally heating the first main surface of the stress superimposed region or the second main surface of the stress superimposed region so as to generate a tensile thermal stress on the second main surface side of the stress superimposed region. and a cooling means for locally cooling,
The first holding means has one or more rollers that rotate while in contact with the first main surface, and one or more rollers that rotate while in contact with the second main surface,
The one or more rollers that rotate while being in contact with the first main surface are composed of a pair of rollers arranged on both sides across the cutting plan line, and the heating unit or the heating unit is interposed between the pair of rollers. supply path of the heat is characterized that you have provided from.
上記ガラス板の割断方法及びガラス板の割断装置では、ガラス板の応力重畳領域の第2主面側に生じた引張曲げ応力と引張熱応力とが重畳してガラス板の破壊応力に至り、ガラス板の起点疵からクラックが進展し、やがてガラス板が破断する。この方法及び装置によれば、割断計画線7に沿ったガラス板10のスクライビングが不要であるので、スクライビングを行う場合と比較してガラス屑によるガラス表面の汚染の低減、及び、加工工数及び装置コストの低減を実現することができる。また、ガラス板の応力重畳領域の第2主面側に引張熱応力を発生させるために、応力重畳領域の第1主面の加熱及び応力重畳領域の第2主面の冷却のうち一方を行えば足りるので、加工工数及び装置コストの低減を図ることができる。また、この一対のローラ間に加熱手段からの熱の供給路が設けられているので、応力重畳領域において湾曲しているガラス板の頂点と局所的加熱点とを近づける構成を容易に実現することができる。
In the glass plate cleaving method and the glass plate cleaving apparatus, the tensile bending stress and the tensile thermal stress generated on the second principal surface side of the stress superimposing region of the glass plate are superimposed to reach the breaking stress of the glass plate. Cracks develop from the starting point of the plate and eventually the glass plate breaks. According to this method and apparatus, since the scribing of the
本発明によれば、装置のコスト増大を抑制しつつ、ガラス表面の汚染の低減と加工工数の低減とを実現するガラス板の割断方法及びガラス板の割断装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the glass plate cleaving method and glass plate cleaving apparatus which implement | achieve the reduction of the contamination of a glass surface and the reduction of a processing man-hour can be provided, suppressing the cost increase of an apparatus.
次に、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るガラス板10の割断装置1の概略構成を示す側面図、図2はガラス板10の割断装置1の概略構成を示す平面図である。図1及び図2に示すガラス板10の割断装置1は、仮想の割断計画線7に沿ってガラス板10を割断する装置である。割断計画線7は、直線及び曲線の一方又はその組合せであり、図2に例示された割断計画線7は曲線である。
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view showing a schematic configuration of a
割断装置1により割断されるガラス板10は、2mm以下の薄板であって、後述するレーザー光が照射される第1主面10aと、第1主面10aと平行で且つ反対を向いた第2主面10bとを有する。本実施形態では、ガラス板10の2つの主面10a,10bが鉛直方向を向いた状態で搬送方向91へ搬送されるため、第1主面10aが上面、第2主面10bが下面である。但し、ガラス板10は、第1主面10a及び第2主面10bの双方が水平方向を向くように搬送されてもよい。
The
割断装置1は、ガラス板10の搬送方向91の上流側に配置された上流側ローラセット3(第1保持手段の一例)と、上流側ローラセット3の搬送方向91の下流側に配置された下流側ローラセット4(第2保持手段の一例)と、ガラス板10へレーザー光21を照射するレーザー光源2(加熱手段の一例)とを備えている。以下、割断装置1の各構成要素について詳細に説明する。
The
まず、レーザー光源2について説明する。レーザー光源2は、ガラス板10の表面を局所的に加熱し、ガラス板10内に熱応力を発生させることのできる局所熱源である。レーザー光源2から発振されるレーザー光21は、ガラス材に対する吸収率が著しく高く、ガラス板10に照射されるとガラス板10の極表面で吸収される。このようなレーザー光21は、紫外線領域及び赤外線領域のレーザー光である。本実施形態に係るレーザー光21は、赤外線領域のレーザー光の一つである炭酸ガスレーザー光である。
First, the
次に、上流側ローラセット3について説明する。図3は上流側ローラセット3を示す図1におけるIII−III矢視図であり、図4は上流側ローラセット3の作用によりガラス板10に生じる曲げ応力を説明するためのガラス板10の断面図である。図1〜4に示すように、上流側ローラセット3は、平面視において搬送方向91と直交する水平方向であるローラ軸方向92に並んだ複数のローラ31,32,33,34により構成されている。上流側ローラセット3の複数のローラには、一対の上ローラ31,32と、一対の下ローラ33,34とが含まれている。但し、上流側ローラセット3には他のローラが含まれていてもよい。
Next, the
一対の上ローラ31,32は、同軸上に配置されており、同じローラ径を有している。本実施形態において、上ローラ31,32は、ガラス板10を搬送方向91へ搬送する搬送手段として機能する。そのために、上ローラ31,32は、図示されないモータ、減速機構、動力伝達機構などを含む駆動装置35により回転駆動される。そして、上ローラ31,32がガラス板10の第1主面10aと接触しながら回転することにより、ガラス板10が搬送方向91へ送り出される。
The pair of
一対の上ローラ31,32はローラ軸方向92に離間して配置されており、これらの上ローラ31,32の間(接触点P31,P32の間)にローラ軸方向92の間隙36が存在している。平面視においてこの間隙36にレーザー光照射点22が位置しており、レーザー光源2から発振されたレーザー光21はこの間隙36を通過する。
The pair of
一対の下ローラ33,34は、上ローラ31,32をローラ軸方向92の両側から挟み込むように配置されている。これらの下ローラ33,34は、同軸上に配置されており、同じローラ径を有している。下ローラ33,34はガラス板10の第2主面10bと接触しており、ガラス板10の移動に伴って回転する。
The pair of
上記構成の上流側ローラセット3は、図4に示すように、ガラス板10の応力重畳領域A1において第1主面10aの曲率半径が第2主面10bの曲率半径よりも小さくなるように、ガラス板10を応力重畳領域A1を頂点として湾曲させた状態で、ガラス板10を部分的に保持している。ここで、ガラス板10の応力重畳領域A1は、ガラス板10の割断計画線7に沿った一領域であり、応力重畳領域A1に割断計画線7の一部分が含まれている。
As shown in FIG. 4, the upstream roller set 3 configured as described above has a curvature radius of the first
より具体的には、上ローラ31は接触点P31でガラス板10の第1主面10aと接触して、ガラス板10に板厚方向下向きの押圧力F31を付与している。同様に、上ローラ32は接触点P32でガラス板10の第1主面10aと接触して、ガラス板10に下向きの押圧力F32を付与している。また、下ローラ33は接触点P33でガラス板10の第2主面10bと接触して、ガラス板10に上向きの押圧力F33を付与している。同様に、下ローラ33は接触点P34でガラス板10の第2主面10bと接触して、ガラス板10に上向きの押圧力F34を付与している。そして、これらの接触点P31,P32,P33,P34は平面視においてローラ軸方向92の同一直線上に並んでおり、これらの接触点P31,P32,P33,P34を含むガラス板10の断面は接触点P31,P32の間を最下点として下向きに撓んだ曲線状となっている。なお、下ローラ33,33の上下方向位置は調節可能であり、接触点P31,P32,P33,P34を含むガラス板10の断面が下向きに撓むように接触点P33,P34の位置が調節されている。
More specifically, the
上流側ローラセット3の作用により、ガラス板10は応力重畳領域A1を頂点として下側へ凸となるように湾曲しており、ガラス板10の応力重畳領域A1の第1主面10a側に圧縮曲げ応力が生じ、応力重畳領域A1の第2主面10b側に引張曲げ応力が生じている。
Due to the action of the upstream roller set 3, the
続いて、下流側ローラセット4について説明する。図5は下流側ローラセット4を示す図1におけるIV−IV矢視図であり、図6は下流側ローラセット4の作用によりガラス板10に生じる曲げ応力を説明するためのガラス板10の断面図である。図1,2,5,6に示すように、下流側ローラセット4は、平面視において搬送方向91と直交する水平方向であるローラ軸方向92に並んだ複数のローラ41,42,43,44により構成されている。下流側ローラセット4の複数のローラには、一対の下ローラ41,42と、一対の上ローラ43,44とが含まれている。但し、下流側ローラセット4には他のローラが含まれていてもよい。
Next, the downstream roller set 4 will be described. FIG. 5 is a view taken along the line IV-IV in FIG. 1 showing the downstream roller set 4, and FIG. 6 is a cross-sectional view of the
一対の下ローラ41,42は、同軸上に配置されており、同じローラ径を有している。本実施形態において、上流側ローラセット3の上ローラ31と下流側ローラセット4の下ローラ41とが搬送方向91に並び、上流側ローラセット3の上ローラ32と下流側ローラセット4の下ローラ42とが搬送方向91に並ぶように、これらのローラが配置されている。更に、上流側ローラセット3の上ローラ31,32の回転軸(軸心)と下流側ローラセット4の下ローラ41,42の回転軸(軸心)との間は、搬送方向91へ距離D2だけ離れている。
The pair of
本実施形態において、下ローラ41,42は、ガラス板10を搬送方向91へ搬送する搬送手段として機能する。そのために、下ローラ41,42は、図示されないモータ、減速機構、動力伝達機構などを含む駆動装置45により回転駆動される。そして、下ローラ41,42がガラス板10の第2主面10bと接触しながら回転することにより、ガラス板10が搬送方向91へ送り出される。なお、本実施形態において、上流側ローラセット3の上ローラ31,32及び下流側ローラセット4の下ローラ41,42の両方が搬送ローラとして機能し、ガラス板10が搬送方向91へ200〜300mm/秒の速さで移動するように、これらの搬送ローラが同期して回転する。但し、上流側ローラセット3及び下流側ローラセット4のいずれか一方の内側ローラが搬送ローラとして機能するように構成されていてもよい。
In the present embodiment, the
一対の上ローラ43,44は、一対の下ローラ41,42をローラ軸方向92の両側から挟み込むように配置されている。上ローラ43,44は、同軸上に配置されており、同じローラ径を有している。上ローラ43,44はガラス板10の第1主面10aと接触しており、ガラス板10の移動に伴って回転する。本実施形態において、上流側ローラセット3の下ローラ33と下流側ローラセット4の上ローラ43とが搬送方向91に並び、上流側ローラセット3の下ローラ34と下流側ローラセット4の上ローラ44とが搬送方向91に並ぶように、これらのローラが配置されている。
The pair of
下流側ローラセット4は、図6に示すように、ガラス板10の応力反転領域A2において第1主面10aの曲率半径が第2主面10bの曲率半径よりも大きくなるように、ガラス板10を応力反転領域A2を頂点として湾曲させた状態で、ガラス板10を部分的に保持している。ここで、ガラス板10の応力反転領域A2は、ガラス板10の応力重畳領域A1からクラックの進展方向へ離れた一領域である。なお、割断計画線7に曲率半径の小さな曲線が含まれるような場合には、応力反転領域A2は割断計画線7に沿っていないこともある。
As shown in FIG. 6, the downstream roller set 4 has the
より具体的には、下ローラ41は接触点P41でガラス板10の第2主面10bと接触して、ガラス板10に上向きの押圧力F41を付与している。同様に、下ローラ42は接触点P42でガラス板10の第2主面10bと接触して、ガラス板10に上向きの押圧力F42を付与している。また、上ローラ43は接触点P43でガラス板10の第1主面10aと接触して、ガラス板10に下向きの押圧力F43を付与している。同様に、上ローラ43は接触点P44でガラス板10の第1主面10aと接触して、ガラス板10に下向きの押圧力F44を付与している。そして、これらの接触点P41,P42,P43,P44は平面視においてローラ軸方向92の同一直線上に並んでおり、これらの接触点P31,P32,P33,P34を含むガラス板10の断面は接触点P41,P42の間を最上点として上向きに撓んだ曲線状となっている。なお、上ローラ43,43の上下方向位置は調節可能であり、接触点P41,P42,P43,P44を含むガラス板10の断面が上向きに撓むように接触点P43,P44の位置が調節されている。
More specifically, the
下流側ローラセット4の作用により、ガラス板10は応力反転領域A2を頂点として上側へ凸となるように湾曲し、ガラス板10の応力反転領域A2の第1主面10a側に引張曲げ応力が生じ、応力反転領域A2の第2主面10b側に圧縮曲げ応力が生じている。つまり、応力重畳領域A1と応力反転領域A2とでは、引張曲げ応力が生じている側と圧縮曲げ応力が生じている側とが、第1主面10a側と第2主面10b側とで逆になっている。
Due to the action of the downstream roller set 4, the
ここで、上記構成の割断装置1によるガラス板10の割断加工について説明する。
Here, the cleaving process of the
まず、ガラス板10の割断加工を開始するに際し、図2に示すように、ガラス板10の割れが初生される端面10cの第2主面10b側(即ち、応力重畳領域A1において引張曲げ応力が生じる側の主面)に、点状又は短線分状の起点疵(スクライブ)71が形成される。起点疵71は、例えば、ガラス板10の端面10cの第2主面10b側に形成された1〜2mm程度の刻み線、切欠きなどであってよい。起点疵71は、レーザー光、切削工具などを用いてガラス板10に加工することができる。
First, when the cleaving process of the
次に、ガラス板10を下流側ローラセット4の上ローラ43,44と下ローラ41,42との上下間に導入して搬送ローラである上流側ローラセット3の上ローラ31,32と下流側ローラセット4の下ローラ41,42とを回転駆動させる。これらの搬送ローラは同期してガラス板10を搬送方向91へ搬送させる方向へ回転する。すると、ガラス板10の端面10cは搬送方向91へ移動して上流側ローラセット3の上ローラ31,32と下ローラ33,34との上下間に案内される。ここで、割断計画線7が接触点P31と接触点P32との間(即ち、上ローラ31,32の間)のレーザー光照射点22を通るように、ガラス板10が案内される。
Next, the
上記のように、ガラス板10に上流側ローラセット3と下流側ローラセット4との双方を作用させることによって、図1及び図4に示すように、ガラス板10の応力重畳領域A1では第1主面10a側に圧縮曲げ応力が生じ第2主面10b側に引張曲げ応力が生じている。また、図1及び図6に示すように、ガラス板10の応力反転領域A2では第1主面10a側に引張曲げ応力が生じ第2主面10b側に圧縮曲げ応力が生じている。
As described above, by causing both the upstream roller set 3 and the downstream roller set 4 to act on the
続いて、上記のような応力状態のガラス板10に、レーザー光21が照射される。レーザー光照射点22は、ガラス板10の応力重畳領域A1の第1主面10a側、つまり、圧縮曲げ応力が生じている側の表面である。本実施形態においては、上流側ローラセット3の一対の上ローラ31,32間よりも、ガラス板10の搬送方向91上流側へ距離D1だけ離れた位置に、レーザー光照射点22が位置している。つまり、レーザー光照射点22は、応力重畳領域A1であって、上流側ローラセット3の作用によりガラス板10の第1主面10a側に圧縮曲げ応力が生じ且つ第2主面10b側に引張曲げ応力が生じている範囲内にあればよい。なお、レーザー光21は、レーザー光照射点22で集束する集束レーザー光であることが望ましく、レーザー光照射点22で集束しているレーザー光21の断面形状が割断計画線7(即ち、ガラス板10の搬送方向91)に沿って長い楕円形状であることが更に望ましい。つまり、レーザー光源2(加熱手段)によるガラス板10上の局所加熱範囲が、割断計画線7に沿った長手方向と、当該長手方向と直交する短手方向とを有することが望ましい。
Then, the
ガラス板10に照射されたレーザー光21がガラス板10の第1主面10aで吸収されることにより、第1主面10aが局所的に加熱される。これにより、ガラス板10の第1主面10aと第2主面10bとの間に大きな温度勾配(温度差)が形成される。ガラス板10の応力重畳領域A1は、一対の上ローラ31,32によって殆ど拘束された状態にあることから、応力重畳領域A1の第1主面10aには、熱膨張による圧縮熱応力が発生し、応力重畳領域A1の第2主面10bには、熱膨張の反力による引張熱応力が発生する。
The
やがて、ガラス板10の応力重畳領域A1において第2主面10b側で生じた引張曲げ応力と引張熱応力とが重畳されて破壊応力に達すると、第2主面10bに形成された起点疵71からクラックが割断計画線7に沿って進行する。つまり、ガラス板10は、レーザー光21での加熱による表裏の温度差から生じる熱応力と、上流側ローラセット3によりガラス板10に加えられた曲げ力による応力とが重畳されて脆性破壊応力に達し、クラックが生じる。なお、ガラス板10に起点疵71を予め刻んでおくことにより、クラックの起点を制御することができ、また、起点疵71に応力集中が発生するのでより小さな応力でクラックを進行させることができる。
Eventually, when the tensile bending stress and the tensile thermal stress generated on the second
ガラス板10の応力重畳領域A1に生じたクラックの進展方向には応力反転領域A2が存在している。この応力反転領域A2では応力重畳領域A1と逆の応力、即ち、ガラス板10の第1主面10a側に引張曲げ応力が生じ第2主面10b側に圧縮曲げ応力が生じていることから、ガラス板10に生じたクラックの進展は、応力重畳領域A1から応力反転領域A2までの間で止まる。
A stress reversal region A2 exists in the direction in which cracks generated in the stress superimposed region A1 of the
そして、応力重畳領域A1が割断計画線7に沿ってガラス板10上を移動するように、ガラス板10が搬送されると、割断計画線7に沿ってクラックを進展させることができ、その結果、ガラス板10を割断計画線7に沿って割断することができる。
And if the
以上説明した通り、本実施形態に係るガラス板10の割断方法では、ガラス板10の第2主面10bに割断計画線7の起点疵71を形成することと、ガラス板10の応力重畳領域A1において第1主面10a側の曲率よりも第2主面10b側の曲率が小さくなるようにガラス板10を湾曲させることにより、応力重畳領域A1の第1主面10a側に圧縮曲げ応力を発生させるとともに第2主面10b側に引張曲げ応力を発生させることと、応力重畳領域A1の第1主面10a側を局所的に加熱することにより、応力重畳領域A1の第2主面10b側に引張熱応力を発生させることと、を含んでいる。ここで、ガラス板10の応力重畳領域A1は、ガラス板10の割断計画線7に沿った或る一領域である。
As explained above, in the cleaving method of the
また、本実施形態に係るガラス板10の割断装置1は、応力重畳領域A1において第1主面10a側の曲率よりも第2主面10b側の曲率が小さくなるようにガラス板10を湾曲させた状態で、ガラス板10を部分的に保持する上流側ローラセット3(第1保持手段の一例)と、応力重畳領域A1の第2主面10b側に引張熱応力を発生させるように、応力重畳領域A1の第1主面10aを局所的に加熱するレーザー光源2(加熱手段の一例)とを備えている。
Moreover, the cleaving
上記ガラス板10の割断方法及び割断装置1によれば、ガラス板10の応力重畳領域A1の第2主面10b側に生じた引張曲げ応力と引張熱応力とが重畳してガラス板10の破壊応力に至り、ガラス板10の起点疵71からクラックが進展し、やがてガラス板10が破断する。この方法及び装置では、従来のガラス板10を割断する際に行われるスクライビング工程(即ち、割断計画線7に沿ったスクライブ線の形成工程)を省略することができる。そのため、スクライビング装置が不要となり、割断装置1のコストの増大を抑制することができる。また、スクライブ線形成時に生じるガラス屑によるガラス表面の汚染を抑えることができ、ガラス屑を洗浄により取り除くための洗浄装置が不要となる。さらに、ガラス板10の破面は非常に平滑であって欠けなどがないため、高強度であって面取りが不要なガラス加工品が得られる。
According to the cleaving method and the
また、上記方法及び装置によれば、ガラス板10の応力重畳領域A1の第2主面10b側に引張熱応力を発生させるために、応力重畳領域A1の第1主面10aを加熱するだけで足りるので、加工工数及び装置コストの低減を図ることができる。
Moreover, according to the said method and apparatus, in order to generate | occur | produce a tensile thermal stress at the 2nd
また、本実施形態に係るガラス板10の割断方法では、更に、ガラス板10の応力反転領域A2の第1主面10a側に引張曲げ応力を発生させるとともに第2主面10b側に圧縮曲げ応力を発生させる。ここで、ガラス板10の応力反転領域A2は、応力重畳領域A1からクラックの進展方向へ離れた領域である。
Moreover, in the cleaving method of the
同様に、本実施形態に係るガラス板10の割断装置1では、ガラス板10を応力反転領域A2において第1主面10a側の曲率よりも第2主面10b側の曲率が大きくなるように湾曲させた状態で、ガラス板10を部分的に保持する下流側ローラセット4(第2保持手段)を、更に備えている。
Similarly, in the
上記方法及び装置によれば、ガラス板10に生じたクラックの進展方向に応力反転領域A2が存在している。この応力反転領域A2では応力重畳領域A1と逆の応力、即ち、ガラス板10の第1主面10a側に引張曲げ応力が生じ且つ第2主面10b側に圧縮曲げ応力が生じている。このような応力状態により、ガラス板10に生じたクラックの進展は、応力重畳領域A1から応力反転領域A2までの間で止まる。したがって、応力重畳領域A1から生成したクラック(亀裂)の進展の方向や程度(速度)を制御することが可能である。割断計画線7の形状が曲線のような場合にも、この割断計画線7から離れた方向への割れ(クラック)が入りにくいため、曲線を含む複雑な形状の切断が可能であり、歩留まりもよい。このように、クラックの進展を制御できるので、曲線を含む複雑な形状の割断計画線7に沿ってガラス板10を割断することができる。なお、特許文献1に記載の技術では、曲げひずみ発生領域が広く且つ熱応力を点で与えるために、クラックを割断計画線に沿って進展させたり、その進展の程度(速度)を制御したりすることは困難である。
According to the above method and apparatus, the stress reversal region A <b> 2 exists in the direction of propagation of cracks generated in the
また、本実施形態に係るガラス板10の割断方法では、応力重畳領域A1が割断計画線7に沿って移動するようにガラス板10を搬送することを、更に含んでいる。同様に、本実施形態に係るガラス板10の割断装置1では、応力重畳領域A1が割断計画線7に沿ってガラス板10上を移動するように、ガラス板10を搬送する上流側ローラセット3及び下流側ローラセット4(搬送手段の一例)を、更に備えている。
Moreover, in the cutting method of the
上記方法及び装置によれば、所望の割断計画線7に沿ってクラックを進展させて、ガラス板10を割断計画線7に沿って割断することができる。
According to the said method and apparatus, a crack can be advanced along the desired cutting plan line 7, and the
また、本実施形態に係るガラス板10の割断装置1においては、応力重畳領域A1の第1主面10aを加熱する手段として、応力重畳領域A1の第1主面10aへ紫外線領域又は赤外線領域のレーザー光を照射するレーザー発振装置(レーザー光源2)を備えている。このようなレーザー発振装置としては、従来の割断装置にレーザー光源として使用されている炭酸ガスレーザー発振装置を用いることができる。炭酸ガスレーザー発振装置は、スクライビング加工に用いられるレーザー光源と比較して低出力であるので、割断装置1のコストの増大を抑制することができる。
Moreover, in the
また、本実施形態に係るガラス板10の割断装置1においては、ガラス板10の第1主面10aと接触しながら回転する1以上のローラ(上ローラ31,32)と、第2主面10bと接触しながら回転する1以上のローラ(下ローラ33,34)とによって、ガラス板10の応力重畳領域A1を湾曲させた状態でガラス板10を部分的に保持する第1保持手段が構成されている。同様に、実施形態に係るガラス板10の割断装置1においては、第1主面10aと接触しながら回転する1以上のローラ(上ローラ43、44)と、第2主面10bと接触しながら回転する1以上のローラ(下ローラ41,42)とにより、ガラス板10の応力反転領域A2を湾曲させた状態でガラス板10を部分的に保持する第2保持手段が構成されている。
Moreover, in the
上記装置によれば、ガラス板10の移動が阻害されることなく、ガラス板10に所定の応力状態を発生させた状態で当該ガラス板10を保持することができる。
According to the said apparatus, the said
また、応力重畳領域A1において、第1主面10aと接触しながら回転する1以上のローラは、割断計画線7を挟んで両側に振り分けて配置された一対のローラ(上ローラ31,32)から成り、この一対のローラ(上ローラ31,32)間に加熱手段の一例であるレーザー光源2からのレーザー光(熱)の供給路が設けられている。これにより、応力重畳領域A1において湾曲しているガラス板10の頂点とレーザー光照射点22とを近づける構成を容易に実現することができる。
Further, in the stress superimposed region A1, one or more rollers that rotate while being in contact with the first
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。 Although the preferred embodiment of the present invention has been described above, the above configuration can be changed as follows, for example.
上記実施形態では、ガラス板10の応力重畳領域A1の第2主面10b側に引張熱応力を発生させるために、レーザー光21により応力重畳領域A1の第1主面10aの表面を局所的に加熱している。但し、ガラス板10の応力重畳領域A1の第2主面10b側に引張熱応力を発生させる手法は、上記実施形態に係る手法に限定されない。
In the above embodiment, in order to generate a tensile thermal stress on the second
例えば、応力重畳領域A1の第1主面10aの表面を局所的に加熱する加熱手段として、スポットヒータが用いられてもよい。この場合、スポットヒータとガラス板10とは接触しても接触しなくても構わない。また、加熱手段として、発熱ローラが用いられてもよい。これらの加熱手段を用いる場合には、上流側ローラセット3の上ローラ31,32の間隙に、加熱手段が設けられていてもよい。なお、これらの加熱手段によるガラス板10上の局所加熱範囲は、割断計画線7に沿った長手方向と、当該長手方向と直交する短手方向とを有していることが望ましい。
For example, a spot heater may be used as a heating unit that locally heats the surface of the first
例えば、ガラス板10の応力重畳領域A1の第2主面10bの表面を局所的に冷却して、ガラス板10の応力重畳領域A1の第1主面10aと第2主面10bとの間に温度差(温度勾配)を生じさせることにより、応力重畳領域A1の第2主面10b側に引張熱応力を発生させてもよい。この場合、ガラス板10の応力重畳領域A1の第2主面10bの表面を局所的に冷却するために、液体窒素などの極低温ガスを貯えた冷熱源と、極低温ガスを応力重畳領域A1の第2主面10bへ吹き付けるノズルとを、冷却手段としてレーザー光源2に代えて割断装置1に備えればよい。
For example, the surface of the second
また、上記実施形態では、ガラス板10の保持手段である上流側ローラセット3及び下流側ローラセット4の一部のローラを搬送手段として利用しているが、上流側ローラセット3及び下流側ローラセット4の他に搬送用ローラを別途備えてもよい。
In the above embodiment, some rollers of the upstream roller set 3 and the downstream roller set 4 that are the holding means for the
また、上記実施形態では、ガラス板10の保持手段が全てローラで構成されている。これにより、ガラス板10の移動を阻害することなく、ガラス板10を第1主面10a側又は第2主面10b側へ湾曲した状態にガラス板10を部分的に保持することができるという利点がある。但し、ガラス板10の保持手段が全てローラで構成されることには限定されず、一部のローラに代えてガラス板10との摩擦係数の小さい表面を有するブロックなどが用いられてもよい。
Moreover, in the said embodiment, all the holding means of the
A1 応力重畳領域
A2 応力反転領域
1 割断装置
2 レーザー光源(加熱手段の一例)
3 上流側ローラセット(第1保持手段の一例)
31,32 上ローラ
33,34 下ローラ
4 下流側ローラセット(第2保持手段の一例)
41,42 下ローラ
43,44 上ローラ
7 割断計画線
71 起点疵
10 ガラス板
10a 第1主面
10b 第2主面
91 搬送方向
92 ローラ軸方向
A1 Stress superposition region A2
3 Upstream roller set (an example of first holding means)
31, 32
41, 42
Claims (7)
前記ガラス板の前記割断計画線に沿った或る領域を応力重畳領域とし、前記応力重畳領域において前記第1主面側の曲率よりも前記第2主面側の曲率が小さくなるように前記ガラス板を湾曲させた状態で、前記ガラス板を部分的に保持する第1保持手段と、
前記応力重畳領域の前記第2主面側に引張熱応力を発生させるように、前記応力重畳領域の前記第1主面を局所的に加熱する加熱手段又は前記応力重畳領域の前記第2主面を局所的に冷却する冷却手段と、
を備え、
前記第1保持手段が、前記第1主面と接触しながら回転する1以上のローラと、前記第2主面と接触しながら回転する1以上のローラとを有し、
前記第1主面と接触しながら回転する1以上のローラが、前記割断計画線を挟んで両側に振り分けて配置された一対のローラから成り、前記一対のローラ間に前記加熱手段又は当該加熱手段からの熱の供給路が設けられている、ガラス板の割断装置。 A cleaving device for cleaving a glass plate having a first main surface and a second main surface along a predetermined cleaving plan line,
A certain region along the cutting plan line of the glass plate is a stress superimposed region, and the glass has a curvature on the second principal surface side smaller than a curvature on the first principal surface side in the stress superimposed region. A first holding means for partially holding the glass plate in a curved state;
Heating means for locally heating the first main surface of the stress superimposed region or the second main surface of the stress superimposed region so as to generate a tensile thermal stress on the second main surface side of the stress superimposed region. Cooling means for locally cooling,
Equipped with a,
The first holding means has one or more rollers that rotate while in contact with the first main surface, and one or more rollers that rotate while in contact with the second main surface,
The one or more rollers that rotate while being in contact with the first main surface are composed of a pair of rollers arranged on both sides across the cutting plan line, and the heating unit or the heating unit is interposed between the pair of rollers. supply passage of heat that provided from, breaking apparatus of the glass plate.
Local heating area on said glass plate by the heating means, the longitudinal direction along the cleaving feature line, and a lateral direction orthogonal to the longitudinal direction, according to any one of claims 1 to 6, Glass plate cleaving device.
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