JP6375767B2 - トルク測定装置付回転伝達装置 - Google Patents
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Description
このうちのトルク伝達軸は、例えばハウジング等、使用時に回転しない部分に対し回転自在に支持され、使用時にトルクを伝達するものである。
又、前記1対のエンコーダは、それぞれの被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させたものであり、前記トルク伝達軸の軸方向に離隔した2箇所位置に直接又は他の部材を介して間接的にそれぞれ支持されている。
又、前記1対のセンサは、使用時にも回転しない部分に支持され、前記各エンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を、例えば径方向(又は軸方向)に対向させている。
又、本発明のトルク測定装置付回転伝達装置は、前記両センサの出力信号同士の位相差(位相差比)に基づき、前記トルク伝達軸に加わるトルクを測定可能とするものである。
又、前記トルク伝達軸を、前記使用時にも回転しない部分に対し、1乃至複数の転がり軸受により回転自在に支持している。
又、前記両エンコーダのうち、少なくとも一方のエンコーダを、前記転がり軸受に隣接した位置に配置している。具体的には、前記少なくとも一方のエンコーダを構成する前記支持環を、前記転がり軸受を構成する内輪に支持し、前記少なくとも一方のエンコーダを構成する前記エンコーダ本体全体を、前記転がり軸受から軸方向に外れた位置に配置した態様で、前記少なくとも一方のエンコーダを、前記転がり軸受に隣接した位置に配置している。
又、同様に、前記トルク伝達軸からトルクを出力する為の出力部の位置(形成位置、設置位置)は特に限定されず、例えば軸方向一端部に設ける事もできるし、軸方向中間部、又は、軸方向他端部に設ける事もできる。又、出力部としては、例えば、前記トルク伝達軸の外周面又は内周面に、スプライン部(雄スプライン部又は雌スプライン部)、キー係合部、嵌合面部、螺子部を直接形成する構成を採用できる他、出力歯車、出力プーリ、出力スプロケット等を、前記トルク伝達軸と一体に設けたり、或いは、別体として結合固定する構成を採用できる。又、前記トルク伝達軸には、複数の出力部を設ける事も可能であり、この場合には、例えば歯数の異なる複数の出力歯車を設けたり、種類の異なる出力部(例えば出力プーリと出力歯車等)を設ける事ができる。
又、本発明を実施する場合には、例えば、前記トルク伝達軸を、中実又は中空状(中空筒状)にする事ができる。又、このトルク伝達軸にトルクを入力する動力源の回転軸は、このトルク伝達軸と同軸、平行、又は直角に配置する事ができる。
即ち、本発明の場合には、トルク伝達軸を使用時にも回転しない部分に回転自在に支持する為の軸受として、転がり軸受を使用している為、例えば滑り軸受を使用した場合と比べて、軸受部で生じるフリクションロスを低減できる。この為、トルク伝達軸に加わるトルクが減少する事を防止でき、トルクの測定精度を確保できる。
又、本発明の場合には、少なくとも一方のエンコーダを、前記転がり軸受に隣接した位置に配置している為、このエンコーダの径方向に関する変位量を小さくできる。この為、このエンコーダの被検出面とセンサの検出部とのエアギャップ(対向間隔)の変動を抑制する事が可能になり、トルクの測定精度を十分に確保し易くなる。
本発明に関する参考例に就いて、図1を参照しつつ説明する。本参考例のトルク測定装置付回転伝達装置4は、例えば自動車用の自動変速機に組み込んで使用する。この様なトルク測定装置付回転伝達装置4は、図示しないハウジング(ミッションケース)と、ベルト式CVT等のインプットシャフト(又はカウンタシャフト)として機能する中空状のトルク伝達軸5と、1対の転がり軸受6a、6bと、第一エンコーダ7と、第二エンコーダ8と、第一センサ9と、第二センサ10とを備える。
即ち、本参考例の場合には、前記トルク伝達軸5を前記ハウジングに回転自在に支持する為の軸受として、1対の転がり軸受6a、6bを使用している為、例えば滑り軸受を使用して支持する場合と比べて、軸受部で生じるフリクションロスを低減できる。この為、前記トルク伝達軸5に加わるトルクが減少する事を防止でき、トルクの測定精度を確保できる。
又、本参考例の場合には、前記第一、第二両エンコーダ7、8を、前記トルク伝達軸5を回転自在に支持した前記各転がり軸受6a、6bに隣接した位置に配置している。この為、前記第一、第二両エンコーダ7、8の被検出面(第一、第二被検出面15、16)と、前記第一、第二両センサ9、10の検出部(第一、第二検出部)との、エアギャップの変動を抑制する事が可能になり、トルクの測定精度を十分に確保し易くなる。
又、前記第一、第二両センサ9、10を、それぞれハウジングに支持固定している為、このハウジングの変形時に、これら第一、第二両センサ9、10が、前記第一、第二エンコーダ7、8に対して同方向に変位する為、前記ハウジングの変形が、トルクの検出精度に与える影響を小さくできる。又、前記第一、第二両エンコーダ7、8を、前記トルク伝達軸5に対して直接支持固定している為、例えば、これら第一、第二両エンコーダ7、8を前記各転がり軸受6a、6bを構成する内輪に支持固定した場合に比べて、前記各支持環11、12を小型化する事が可能になり、製造コストの低減を図る上で有利になる。
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図2を参照しつつ説明する。本例の場合には、トルク伝達軸5aに対し、このトルク伝達軸5aと平行に配置した中間軸23からトルクを伝達する様にしている。この為に、このトルク伝達軸5aの軸方向中間部他端側部分に、トルクを入力する為の入力部である、ベルト式の入力プーリ24を固設すると共に、前記トルク伝達軸5aの軸方向中間部一端側部分に、トルクを出力する為の出力部である、出力歯車25を固定している。又、前記中間軸23を、図示しないハウジングに対し1対の転がり軸受26a、26bにより回転自在に支持し、この中間軸23の軸方向中間部に固定した出力プーリ27と、前記入力プーリ24との間に、ベルト28を掛け渡している。又、本例の場合には、前記トルク伝達軸5aのうち、前記入力プーリ24及び前記出力歯車25が設置された部分を挟んだ両側部分(軸方向他端部及び軸方向一端部)を、1対の転がり軸受6a、6bにより、前記ハウジングに対し回転自在に支持している。尚、前記出力歯車25としては、平歯車やはすば歯車を採用できる。
その他の構成及び作用効果に就いては、前述した参考例の場合と同様である。
2 エンコーダ
3 センサ
4 トルク測定装置付回転伝達装置
5、5a トルク伝達軸
6a、6b 転がり軸受
7、7a 第一エンコーダ
8、8a 第二エンコーダ
9 第一センサ
10 第二センサ
11、11a 支持環
12、12a 支持環
13 エンコーダ本体
14 エンコーダ本体
15、15a 第一被検出面
16、16a 第二被検出面
17 ホルダ
18 ホルダ
19 センサ本体
20 センサ本体
21 ハーネス
22 ハーネス
23 中間軸
24 入力プーリ
25 出力歯車
26a、26b 転がり軸受
27 出力プーリ
Claims (2)
- 使用時に回転しない部分に対し回転自在に支持されトルクを伝達するトルク伝達軸と、
このトルク伝達軸の軸方向に離隔した2箇所位置に直接又は他の部材を介して間接的にそれぞれ支持された、前記トルク伝達軸と共に回転する、それぞれの被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させた1対のエンコーダと、
これら各エンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を対向させた状態で、使用時にも回転しない部分に支持された1対のセンサとを備え、
これら両センサの出力信号同士の位相差に基づき、前記トルク伝達軸に加わるトルクを測定可能なトルク測定装置付回転伝達装置であって、
前記各エンコーダが、外周面に被検出面を有するエンコーダ本体と、該エンコーダ本体を支持する支持環とを有しており、
前記トルク伝達軸が、前記使用時にも回転しない部分に対し、転がり軸受により回転自在に支持されており、
前記両エンコーダのうち、少なくとも一方のエンコーダを構成する前記支持環を前記転がり軸受を構成する内輪に支持し、前記少なくとも一方のエンコーダを構成する前記エンコーダ本体全体を前記転がり軸受から軸方向に外れた位置に配置した態様で、前記少なくとも一方のエンコーダを、前記転がり軸受に隣接した位置に配置している事を特徴とするトルク測定装置付回転伝達装置。 - 前記転がり軸受に隣接した位置に配置されたエンコーダの被検出面にその検出部を対向させたセンサが、前記転がり軸受を構成する外輪に支持されている、請求項1に記載したトルク測定装置付回転伝達装置。
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