JP6275516B2 - Oil injection device for piston cooling of internal combustion engine - Google Patents
Oil injection device for piston cooling of internal combustion engine Download PDFInfo
- Publication number
- JP6275516B2 JP6275516B2 JP2014055749A JP2014055749A JP6275516B2 JP 6275516 B2 JP6275516 B2 JP 6275516B2 JP 2014055749 A JP2014055749 A JP 2014055749A JP 2014055749 A JP2014055749 A JP 2014055749A JP 6275516 B2 JP6275516 B2 JP 6275516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- jet pipe
- crankcase
- pipe
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
本発明は、内燃機関におけるピストン冷却用オイル噴射装置に関するものである。 The present invention relates to an oil injection device for cooling a piston in an internal combustion engine.
高速運転時、または高負荷運転時において、ピストン頂部が異常に加熱されて熱膨張することにより、シリンダ内周面に対しピストン頂部外周部との間に働く摩擦力が増大する現象でもって出力効率が低下することがあり、この現象を回避するために、ピストン頂部内面に向いオイルを噴射させ、この噴射オイルによってピストン頂部を冷却するピストン冷却用オイル噴射装置があった(特許文献1参照)。 During high-speed operation or high-load operation, the piston top is heated abnormally and thermally expands, resulting in an increase in frictional force between the cylinder inner peripheral surface and the piston top outer periphery. In order to avoid this phenomenon, there has been a piston cooling oil injection device that injects oil toward the inner surface of the piston top and cools the piston top with this injection oil (see Patent Document 1).
前記特許文献1記載の発明では、自動二輪車等に搭載される単気筒の内燃機関1(以下、該公報に記載の符号を用いている)において、車幅方向に指向したクランク軸16に対し直交しかつシリンダ孔中心線を通る面で、クランクケース2が、右方クランクケースの肉厚部36と、左方クランクケースの押圧部37とに分割されている。
In the invention described in
右方クランクケースの肉厚部36には、その端面から肉厚部36の奥に向って円筒状の凹部38が形成され、噴射ノズル41の円筒状ノズル基部42が、右方クランクケース肉厚部36の凹部38に嵌装され、前記円筒状ノズル基部42の外端面に、前記左方クランクケース押圧部37が当接されることによって、噴射ノズル41は、右方クランクケース肉厚部36に装着されるようになっている。
A
このように、噴射ノズル41は、クランクケース2の端面に形成された凹部38に挿入されて装着されているので、クランクケース2の端面位置に配設するように制約され、またクランクケース2内はクランク軸16や変速装置24などが配置されており、そのなかで噴射ノズル21までの油路を巡らせ、噴射ノズル21を所定位置に配置して所望する方向へオイルを噴射させるには、レイアウト上の制約が大きかった。
Thus, since the
また、右方クランクケース肉厚部36の凹部38に嵌装された円筒状ノズル基部42は、右方クランクケース肉厚部36より薄い左方クランクケース押圧部37でもって押込まれているため、斜め上方に傾斜した慣性モーメントの大きな噴射ノズル41は、内燃機関の上下振動によりオイル供給通路39の中心線を中心として時針方向と反時針方向に往復揺動して、Oリング46が磨耗し、オイル漏れが生じ易い不具合がある。
Further, since the
この場合、左方クランクケース押圧部37の厚さが右方クランクケース肉厚部36よりも薄く、左方クランクケース押圧部37が右方クランクケース肉厚部36に全面に亘って当接できないため、右方クランクケース肉厚部36の両端面間にOリングまたはパッキン等で凹部38を液密に密閉できない結果、オイル漏れを阻止できない欠点がある。
In this case, the left
さらに、この欠点を改善するために、左方クランクケース押圧部37を厚くすると、クランクケース2全体の重量と、製造コストの増大を招く問題点が生ずる。
Furthermore, if the left
本発明は、このような難点を克服した内燃機関のピストン冷却用オイル噴射装置の改良に係り、オイル噴射装置およびオイル噴射装置へのオイル供給油路のレイアウト上の制約を少なくし、簡易な構造でピストンを冷却することを可能とするとともに、オイル漏れを阻止し、軽量でコストの安いピストン冷却用オイル噴射装置を提供することを目的としている。 The present invention relates to an improvement in an oil injection device for cooling a piston of an internal combustion engine that has overcome such difficulties, and reduces the restrictions on the layout of the oil injection device and the oil supply oil passage to the oil injection device, and has a simple structure. An object of the present invention is to provide a piston cooling oil injection device that can cool the piston and prevents oil leakage and is lightweight and inexpensive.
請求項1記載の発明は、内燃機関のピストンの頂部内面に、オイルジェットパイプ先端のオイル噴射口からオイルを噴射することによって、該ピストンの頂部内面を冷却するピストン冷却用オイル噴射装置において、前記オイルジェットパイプには、該オイルジェットパイプの基部の外周面に開口したパイプ給油口と、該オイルジェットパイプの先端面に開口したオイル噴射口と、該オイルジェットパイプの内部にて前記パイプ給油口と前記オイル噴射口とを連通するパイプ内油路とが形成され、前記内燃機関のクランクケースには、該クランクケースの外周面から内周面に亘り該クランクケースを横断して貫通するジェットパイプ挿入孔と、該ジェットパイプ挿入孔の内周面に開口し、オイル供給元に接続されるオイル供給路とが形成され、前記オイルジェットパイプが、前記パイプ給油口と前記クランクケースの前記オイル供給路とが連通する位置にて、前記オイル噴射口から噴射するオイル噴射方向が前記ピストンの頂部内面に指向する方向を維持するように、前記クランクケース11aに装着された位置決め部材によって前記クランクケースに一体に固定され、前記オイルジェットパイプの基部には、拡径部が前記オイルジェットパイプの長手方向に亘り間隔を存して複数個形成され、前記ジェットパイプ挿入孔には、前記オイルジェットパイプ挿入方向奥側で前記オイルジェットパイプの前記拡径部よりも小径の先端部が形成され、前記オイルジェットパイプの前記パイプ給油口は、前記複数の拡径部に挟まれた部分に少なくとも1つ以上開口し、前記パイプ給油口が開口した前記オイルジェットパイプ外周面と前記クランクケースのジェットパイプ挿入孔内周面との間で前記複数個の拡径部に挟まれた空間は、前記クランクケースの前記オイル供給路と、前記オイルジェットパイプのパイプ内油路とに連通され、前記オイルジェットパイプは、直線状のパイプからなり、前記オイルジェットパイプの先端部は、前記ジェットパイプ挿入孔の先端部よりも小径に形成され、前記拡径部は、鍔状の形状であって、前記オイルジェットパイプを前記ジェットパイプ挿入孔内にセンタリングして位置決めするとともに、前記ジェットパイプの外面と前記ジェットパイプ挿入孔との間をシールするシール部材を位置決めすることを特徴とするピストン冷却用オイル噴射装置である。
The invention according to
請求項2記載の発明は、前記オイルジェットパイプの基端の横断面形状は、円とは異なる異形形状に形成され、該オイルジェットパイプの異形形状の基端に嵌合する前記位置決め部材の嵌合口は、前記オイルジェットパイプの基端の横断面形状と同一の形状に形成され、該オイルジェットパイプ基端に前記位置決め部材の嵌合口が嵌合された状態で、前記クランクケースに該位置決め部材が一体に結合されたことを特徴とする請求項1記載のピストン冷却用オイル噴射装置である。
According to a second aspect of the present invention, the cross-sectional shape of the base end of the oil jet pipe is formed in a deformed shape different from a circle, and the fitting of the positioning member that fits into the base end of the deformed shape of the oil jet pipe The joint is formed in the same shape as the cross-sectional shape of the base end of the oil jet pipe, and the positioning member is fitted to the crankcase in a state where the fitting port of the positioning member is fitted to the base end of the oil jet pipe. The oil injection device for cooling a piston according to
請求項3記載の発明は、前記ジェットパイプ挿入孔は、チェンテンショナが配置されている側で、前記クランクケースの外側のクランクケースカバーに覆われる位置に設けられるとともに、前記クランクケースに一体に装着された前記位置決め部材は、シリンダブロックのシリンダスリーブ端から離れて、前記チェンテンショナよりも幅方向内側に位置したことを特徴とする請求項2記載のピストン冷却用オイル噴射装置である。 According to a third aspect of the present invention, the jet pipe insertion hole is provided on the side where the chain tensioner is disposed, at a position covered by a crankcase cover outside the crankcase, and is integrally attached to the crankcase. 3. The piston cooling oil injection device according to claim 2 , wherein the positioning member is located farther from the cylinder sleeve end of the cylinder block and is positioned inward in the width direction than the chain tensioner . 4.
請求項4記載の発明は、内燃機関のピストンの頂部内面に、オイルジェットパイプ先端のオイル噴射口からオイルを噴射することによって、該ピストンの頂部内面を冷却するピストン冷却用オイル噴射装置において、前記オイルジェットパイプには、該オイルジェットパイプの基部の外周面に開口したパイプ給油口と、該オイルジェットパイプの先端面に開口したオイル噴射口と、該オイルジェットパイプの内部にて前記パイプ給油口と前記オイル噴射口とを連通するパイプ内油路とが形成され、前記内燃機関のクランクケースには、該クランクケースの外周面から内周面に亘り該クランクケースを横断して貫通するジェットパイプ挿入孔と、該ジェットパイプ挿入孔の内周面に開口し、オイル供給元に接続されるオイル供給路とが形成され、前記オイルジェットパイプが、前記パイプ給油口と前記クランクケースの前記オイル供給路とが連通する位置にて、前記オイル噴射口から噴射するオイル噴射方向が前記ピストンの頂部内面に指向する方向を維持するように、前記クランクケース11aに装着された位置決め部材によって前記クランクケースに一体に固定され、前記ジェットパイプ挿入孔は、チェンテンショナが配置されている側で、前記クランクケースの外側のクランクケースカバーに覆われる位置に設けられるとともに、前記クランクケースに一体に装着された前記位置決め部材は、シリンダブロックのシリンダスリーブ端から離れて、前記チェンテンショナよりも幅方向内側に位置したことを特徴とするピストン冷却用オイル噴射装置である。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the piston cooling oil injection device for cooling the top inner surface of the piston by injecting oil into the top inner surface of the piston of the internal combustion engine from the oil injection port at the tip of the oil jet pipe. The oil jet pipe includes a pipe oil supply port opened on an outer peripheral surface of a base portion of the oil jet pipe, an oil injection port opened on a front end surface of the oil jet pipe, and the pipe oil supply port inside the oil jet pipe. And an oil passage in the pipe that communicates with the oil injection port, and a jet pipe that penetrates the crankcase from the outer peripheral surface to the inner peripheral surface of the internal combustion engine. An insertion hole and an oil supply path that opens to the inner peripheral surface of the jet pipe insertion hole and is connected to an oil supply source are formed. The oil jet pipe maintains the direction in which the oil injection direction injected from the oil injection port is directed to the top inner surface of the piston at a position where the pipe oil supply port and the oil supply path of the crankcase communicate with each other. Thus, the jet pipe insertion hole is fixed to the crank case cover on the outer side of the crank case on the side where the chain tensioner is arranged. The piston cooling unit provided at a position to be covered and mounted integrally with the crankcase is spaced apart from a cylinder sleeve end of a cylinder block and is positioned inward in the width direction with respect to the chain tensioner. Oil injection device.
請求項5記載の発明は、前前記オイルジェットパイプの基部には、拡径部が前記オイルジェットパイプの長手方向に亘り間隔を存して複数個形成され、前記ジェットパイプ挿入孔では、前記オイルジェットパイプの挿入方向奥側で前記オイルジェットパイプの前記拡径部よりも小径の先端部が形成されたことを特徴とする請求項4記載のピストン冷却用オイル噴射装置である。 According to a fifth aspect of the present invention, a plurality of enlarged-diameter portions are formed at a base portion of the oil jet pipe in the longitudinal direction of the oil jet pipe with a space therebetween in the longitudinal direction of the oil jet pipe. 5. The piston cooling oil injection device according to claim 4, wherein a tip end portion having a smaller diameter than the enlarged diameter portion of the oil jet pipe is formed on the back side in the insertion direction of the jet pipe .
請求項1記載のピストン冷却用オイル噴射装置によれば、オイルジェットパイプには、該オイルジェットパイプの基部の外周面に開口したパイプ給油口と、オイルジェットパイプの先端面に開口したオイル噴射口と、該オイルジェットパイプの内部にてパイプ給油口とオイル噴射口とに連通するパイプ内油路とが形成され、内燃機関のクランクケースには、該クランクケースの外周面から内周面に亘り該クランクケースを横断して貫通するジェットパイプ挿入孔と、該ジェットパイプ挿入孔の内周面に開口し、オイル供給元に接続されるオイル供給路とが形成され、オイルジェットパイプが、パイプ給油口とクランクケースのオイル供給路とが連通する位置にて、オイル噴射口から噴射するオイル噴射方向がピストンの頂部内面に指向する方向を維持するように、クランクケースに装着された位置決め部材によってクランクケースに一体に固定されるので、オイル噴射装置およびオイル噴射装置へのオイル供給油路のレイアウト上の制約を少なくし、簡易な構造でピストンを冷却することが可能となる。
According to the oil injection device for cooling a piston according to
また、オイル供給元から送られたオイルは、オイル供給路内を流れてジェットパイプ挿入孔の内周面開口からオイルジェットパイプの基部外周面のパイプ給油口を介してオイルジェットパイプ内のパイプ内油路に流入し、該パイプ内油路に流入したオイルは、オイルジェットパイプ先端のオイル噴射口からピストン頂部内面に向って噴射して、該噴射オイルによって前記ピストン頂部内面は冷却されるので、オイル供給元からオイル噴射口に達するオイル回路中には、オイル漏れを起すオイル漏れ部が存在しないため、オイル供給元から前記オイルジェットパイプ先端のオイル噴射口に達したオイルは、ピストン頂部内面に確実に到達できて、ピストン頂部は効果的に冷却される。 Also, the oil sent from the oil supply source flows in the oil supply passage and passes through the pipe feed hole on the outer peripheral surface of the base of the oil jet pipe from the inner peripheral surface opening of the jet pipe insertion hole to the inside of the pipe in the oil jet pipe. The oil that flows into the oil passage and the oil that flows into the oil passage in the pipe is jetted from the oil injection port at the tip of the oil jet pipe toward the piston top inner surface, and the piston top inner surface is cooled by the injection oil. In the oil circuit that reaches the oil injection port from the oil supply source, there is no oil leaking part that causes oil leakage, so the oil that has reached the oil injection port at the tip of the oil jet pipe from the oil supply source is placed on the inner surface of the piston top. Reaching reliably, the piston top is effectively cooled.
さらに、構造に制約のあるクランクケース内部でなく、加工の容易なオイルジェットパイプの所要の個所に加工を施し、油路形成や穿孔加工が容易に行うことができるクランクケース外側方に前記オイルジェットパイプを取付けることにより、効率良く確実にピストン冷却用オイル噴射装置を得ることができ、しかも単純な形状の位置決め部材によって前記オイルジェットパイプを取付けることができるため、内燃機関基部の幅を縮小できる。 さらにまた、オイルジェットパイプの基部に複数個の拡径部が、オイルジェットパイプの長手方向に亘り間隔を存して形成され、ジェットパイプ挿入孔では、オイルジェットパイプの複数の基部拡径部が嵌合しうる大径部と前記基部拡径部より細い小径部が形成され、オイルジェットパイプの複数個の拡径部がジェットパイプの挿入孔の大径部に嵌合されているため、オイルジェットパイプは上下左右方向へ軸振れを起さずに固定され、かつオイルジェットパイプの拡径部の先端面がジェットパイプの大径部と小径部との段差部端面に当接するため、オイルジェットパイプからピストン頂部内面に噴射されるオイルの到達する個所が確固と位置決めされる結果、ピストン頂部内面の冷却を必要とする部分にオイルが到達できて、その部分が冷却される。
また、オイルジェットパイプ外周面とクランクケースのジェットパイプ挿入孔内周面との間で前記複数の拡径部に挟まれた空間は、クランクケースの前記オイル供給路と前記オイルジェットパイプのパイプ内油路とに連通されているため、クランクケースの前記オイル供給路からオイルジェットパイプのパイプ内油路内にオイルが円滑に流入することができる。
In addition, the oil jet pipe is formed outside the crankcase where the structure is constrained, the outer part of the crankcase can be easily machined and drilled by processing the required parts of the oil jet pipe that are easy to process. By attaching the pipe, the piston cooling oil injection device can be obtained efficiently and reliably, and the oil jet pipe can be attached by a positioning member having a simple shape, so that the width of the base portion of the internal combustion engine can be reduced. Furthermore, a plurality of enlarged diameter portions are formed at intervals in the longitudinal direction of the oil jet pipe at the base portion of the oil jet pipe, and a plurality of enlarged diameter portions of the oil jet pipe are formed in the jet pipe insertion hole. A large-diameter portion that can be fitted and a small-diameter portion that is thinner than the base enlarged-diameter portion are formed, and a plurality of enlarged-diameter portions of the oil jet pipe are fitted into the large-diameter portion of the insertion hole of the jet pipe. The jet pipe is fixed in the vertical and horizontal directions without causing shaft runout, and the tip surface of the enlarged diameter portion of the oil jet pipe is in contact with the step surface of the large diameter portion and the small diameter portion of the jet pipe. As a result of firmly positioning the location where the oil injected from the pipe reaches the piston top inner surface, the oil can reach the portion of the piston top inner surface that needs to be cooled. It is.
A space between the outer peripheral surface of the oil jet pipe and the inner peripheral surface of the jet pipe insertion hole of the crankcase is sandwiched between the plurality of enlarged diameter portions, and the oil supply path of the crankcase and the pipe of the oil jet pipe Since it communicates with the oil passage, the oil can smoothly flow into the oil passage in the oil jet pipe from the oil supply passage of the crankcase.
請求項2記載のピストン冷却用オイル噴射装置によれば、オイルジェットパイプ基端横断面形状と位置決め部材の嵌合口とは、共に円形とは異なる異形形状で、同一形状に形成され、オイルジェットパイプ基端に位置決め部材嵌合口が嵌合された状態で、クランクケースに該位置決め部材が一体に結合されているので、オイルジェットパイプの先端のオイルジェット噴射口から噴射された噴射ジェットオイルは、所要噴射方向からずれることなく、ピストン頂面内面の所要個所に到着できて、ピストン頂面は冷却される。 According to the oil injection device for cooling a piston according to claim 2, the cross section shape of the base end of the oil jet pipe and the fitting port of the positioning member are both different from the circular shape and formed in the same shape. Since the positioning member is integrally coupled to the crankcase with the positioning member fitting port being fitted to the base end, the jet oil injected from the oil jet injection port at the tip of the oil jet pipe is required. Without deviating from the injection direction, it is possible to reach the required position on the inner surface of the piston top surface, and the piston top surface is cooled.
請求項3記載のピストン冷却用オイル噴射装置によれば、チェンテンショナが配置されている側で、クランクケースの外側のクランクケースの外側のクランクケースカバーに覆われる位置に、ジェットパイプ挿入孔は設けられ、さらにクランクケースに一体に装着された位置決め部材は、シリンダブロックのシリンダスリーブから離れて、チェンテンショナよりも幅方向内側に位置しているため、チェンテンショナとクランクケース側壁の小さなデッドスペースを活用してピストン冷却用オイル噴射装置を配置でき、内燃機関の前記クランクケース周辺の幅が短縮されて、内燃機関の小型化が可能となる。 According to the piston cooling oil injection device of the third aspect , the jet pipe insertion hole is provided at the position where the chain tensioner is disposed and at the position covered by the crank case cover outside the crank case. In addition, the positioning member that is integrally mounted on the crankcase is located farther away from the cylinder sleeve of the cylinder block and on the inner side in the width direction than the chain tensioner, so the small dead space between the chain tensioner and the crankcase side wall is utilized. Thus, the piston cooling oil injection device can be arranged, the width around the crankcase of the internal combustion engine is shortened, and the internal combustion engine can be downsized.
請求項4記載のピストン冷却用オイル噴射装置によれば、オイルジェットパイプには、該オイルジェットパイプの基部の外周面に開口したパイプ給油口と、オイルジェットパイプの先端面に開口したオイル噴射口と、該オイルジェットパイプの内部にてパイプ給油口とオイル噴射口とに連通するパイプ内油路とが形成され、内燃機関のクランクケースには、該クランクケースの外周面から内周面に亘り該クランクケースを横断して貫通するジェットパイプ挿入孔と、該ジェットパイプ挿入孔の内周面に開口し、オイル供給元に接続されるオイル供給路とが形成され、オイルジェットパイプが、パイプ給油口とクランクケースのオイル供給路とが連通する位置にて、オイル噴射口から噴射するオイル噴射方向がピストンの頂部内面に指向する方向を維持するように、クランクケースに装着された位置決め部材によってクランクケースに一体に固定されるので、オイル噴射装置およびオイル噴射装置へのオイル供給油路のレイアウト上の制約を少なくし、簡易な構造でピストンを冷却することが可能となる。
また、オイル供給元から送られたオイルは、オイル供給路内を流れてジェットパイプ挿入孔の内周面開口からオイルジェットパイプの基部外周面のパイプ給油口を介してオイルジェットパイプ内のパイプ内油路に流入し、該パイプ内油路に流入したオイルは、オイルジェットパイプ先端のオイル噴射口からピストン頂部内面に向って噴射して、該噴射オイルによって前記ピストン頂部内面は冷却されるので、オイル供給元からオイル噴射口に達するオイル回路中には、オイル漏れを起すオイル漏れ部が存在しないため、オイル供給元から前記オイルジェットパイプ先端のオイル噴射口に達したオイルは、ピストン頂部内面に確実に到達できて、ピストン頂部は効果的に冷却される。
さらに、構造に制約のあるクランクケース内部でなく、加工の容易なオイルジェットパイプの所要の個所に加工を施し、油路形成や穿孔加工が容易に行うことができるクランクケース外側方に前記オイルジェットパイプを取付けることにより、効率良く確実にピストン冷却用オイル噴射装置を得ることができ、しかも単純な形状の位置決め部材によって前記オイルジェットパイプを取付けることができるため、内燃機関基部の幅を縮小できる。
さらにまた、チェンテンショナが配置されている側で、クランクケースの外側のクランクケースの外側のクランクケースカバーに覆われる位置に、ジェットパイプ挿入孔は設けられ、さらにクランクケースに一体に装着された位置決め部材は、シリンダブロックのシリンダスリーブから離れて、チェンテンショナよりも幅方向内側に位置しているため、チェンテンショナとクランクケース側壁の小さなデッドスペースを活用してピストン冷却用オイル噴射装置を配置でき、内燃機関の前記クランクケース周辺の幅が短縮されて、内燃機関の小型化が可能となる。
According to the oil injection device for cooling a piston according to claim 4, the oil jet pipe includes a pipe oil supply port opened on an outer peripheral surface of a base portion of the oil jet pipe and an oil injection port opened on a front end surface of the oil jet pipe. And an oil passage in the pipe communicating with the pipe oil supply port and the oil injection port inside the oil jet pipe, and the crankcase of the internal combustion engine extends from the outer peripheral surface of the crankcase to the inner peripheral surface. A jet pipe insertion hole penetrating through the crankcase and an oil supply path that opens to an inner peripheral surface of the jet pipe insertion hole and is connected to an oil supply source are formed. The direction in which the oil injection direction from the oil injection port is directed to the inner surface of the top of the piston at a position where the opening and the oil supply passage of the crankcase communicate with each other As a result, the positioning member mounted on the crankcase is integrally fixed to the crankcase so that the oil injection device and the layout of the oil supply oil passage to the oil injection device are reduced, and the structure is simple. It becomes possible to cool the piston.
Also, the oil sent from the oil supply source flows in the oil supply path and passes through the pipe oil supply port on the base outer peripheral surface of the oil jet pipe from the inner peripheral surface opening of the jet pipe insertion hole to The oil that flows into the oil passage and the oil that flows into the oil passage in the pipe is jetted from the oil injection port at the tip of the oil jet pipe toward the piston top inner surface, and the piston top inner surface is cooled by the injection oil. In the oil circuit that reaches the oil injection port from the oil supply source, there is no oil leaking part that causes oil leakage, so the oil that has reached the oil injection port at the tip of the oil jet pipe from the oil supply source is placed on the inner surface of the piston top. Reaching reliably, the piston top is effectively cooled.
In addition, the oil jet pipe is formed outside the crankcase where the structure is constrained, the outer part of the crankcase can be easily machined and drilled by processing the required parts of the oil jet pipe that are easy to process. By attaching the pipe, the piston cooling oil injection device can be obtained efficiently and reliably, and the oil jet pipe can be attached by a positioning member having a simple shape, so that the width of the base portion of the internal combustion engine can be reduced.
Furthermore, on the side where the chain tensioner is arranged, a jet pipe insertion hole is provided at a position covered by the crankcase cover outside the crankcase outside the crankcase, and further positioned integrally with the crankcase. Since the member is located farther away from the cylinder sleeve of the cylinder block and inside the chain tensioner, the piston cooling oil injection device can be arranged by utilizing a small dead space between the chain tensioner and the crankcase side wall. The width around the crankcase of the internal combustion engine is shortened, and the internal combustion engine can be downsized.
請求項5記載のピストン冷却用オイル噴射装置によれば、オイルジェットパイプの基部に複数個の拡径部が、オイルジェットパイプの長手方向に亘り間隔を存して形成され、ジェットパイプ挿入孔では、オイルジェットパイプの複数の基部拡径部が嵌合しうる大径部と前記基部拡径部より細い小径部が形成され、オイルジェットパイプの複数個の拡径部がジェットパイプの挿入孔の大径部に嵌合されているため、オイルジェットパイプは上下左右方向へ軸振れを起さずに固定され、かつオイルジェットパイプの拡径部の先端面がジェットパイプの大径部と小径部との段差部端面に当接するため、オイルジェットパイプからピストン頂部内面に噴射されるオイルの到達する個所が確固と位置決めされる結果、ピストン頂部内面の冷却を必要とする部分にオイルが到達できて、その部分が冷却される。
According to the oil injection device for cooling a piston according to
以下、図1ないし図5に図示された本発明を実施するための一実施形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment for carrying out the present invention illustrated in FIGS. 1 to 5 will be described.
本明細書の説明および特許請求の範囲において、前後、上下、左右の向きは、本実施形態に係る不整地走行用オフロード車である自動二輪車1の直進方向を前方とする通常の基準に従っている。
In the description and claims of the present specification, the front-rear, top-bottom, and left-right orientations are in accordance with a normal standard in which the straight traveling direction of the
図1に示されるように、不整地走行用のオフロード車である自動二輪車1の車体フレーム2では、図1に示されるように、ヘッドパイプ3から後方斜め下向きにメインフレーム4が延出するとともに、ヘッドパイプ3からメインフレーム4よりさらに下向きにダウンフレーム5が延出し、メインフレーム4の後端から下方に延びるセンターフレーム6の下端とダウンフレーム5の下端とは、連結フレーム7でもって連結されている。
As shown in FIG. 1, in the body frame 2 of the
ダウンフレーム5の上部とメインフレーム4の後部とは、補強フレーム8でもって連結されて、車体フレーム2が補強されている。
The upper part of the
内燃機関10は、水冷式の単気筒4スクロールサイクル内燃機関であり、左右割の左右一対の左、右クランクケース11の上に、シリンダブロック12、シリンダヘッド13、シリンダヘッドカバー14が重ねられて、シリンダヘッドカバー14、シリンダヘッド13、シリンダブロック12の前方ボルト挿通孔15a,後方ボルト挿通孔15bを貫通して左、右クランクケース11に螺着される前方ボルト16a,後方ボルト16b(図3、図4参照)でもって、左、右クランクケース11、シリンダブロック12、シリンダヘッド13、シリンダヘッドカバー14は相互に一体に結合されて内燃機関は組立てられ、左、右クランクケース11の外側面のクランクケースカバー取付縁11cに図示されないクランクケースカバーが着脱可能に取付けられている。
The
図3に示される、内燃機関10の左、右クランクケース11が、図1に図示されるように、ダウンフレーム5の下部に突設された支持ブラケット20と、連結フレーム7の最下部に突設された支持ブラケット21に支持ボルト20a、支持ボルト21aにより取付けられて支持されるとともに、シリンダヘッド13の後部がセンターフレーム6の上端に突設された支持ブラケット22に支持ボルト22aにより取付けられ、3ヶ所で車体フレーム2に支持されている。
As shown in FIG. 1, the left and
図4に示されるように、シリンダスリーブ12a内にはピストン17が摺動自在に嵌合されており、ピストン17とクランク軸23はコンロッド18で連結されている。シリンダヘッド13には燃焼室(不図示)が形成されており、内燃機関E10燃焼室における燃焼エネルギーは、ピストン17の運動エネルギーに変換されてピストン17が上下動し、コンロッド18を介してクランク軸7が回転駆動されるようになっている。
As shown in FIG. 4, a
シリンダブロック12およびシリンダヘッド13内には、図示されない吸気弁および排気弁と図示されない動弁機構が設けられており、図2に示されるように、クランク軸23に一体回転可能に設けられたクランクスプロケット23aと、動弁機構のカム軸(不図示)に設けられたドリブンスプロケット(不図示)とに架け渡されたカムチェン24によって、カム軸にクランク軸23からの回転駆動力が伝達されるようになっており、クランク軸23の回転か動弁機構によりカム軸に形成された動弁カム(不図示)により開閉されるようになっている。カムチェン24は、クランク軸23の回転速度の変化にともなうカムチェン24の弛みを防ぐために、カムチェン24の前方側に接してカムチェンガイド25が設けられ、前方側に接してテンショナスリッパ27と、該テンショナスリッパ27を押圧するチェンテンショナが配設されている。
An intake valve and an exhaust valve (not shown) and a valve operating mechanism (not shown) are provided in the
左、右クランクケース11a,11bの前半部には、車両幅方向に指向したクランク軸23が回転自在に枢支され、左、右クランクケース11a,11bの後半部には、図示されない変速機を介してカウンタ軸50が設けられ、カウンタ軸50と一体のドライブスプロケット51と図示されない車体後方のドリブンスプロケットとに無端チェン52が架渡されており、ドライブスプロケット51の回転に連動して図示されない後車輪が回転駆動されるようになっている。
A
本実施例の内燃機関10には、ピストン17の頂部内面17aにオイルを噴射することによって,ピストン17を冷却するピストン冷却用のオイル噴射装置60が備えられている。ピストン冷却用のオイル噴射装置60は、図3に示されるように、左クランクケース11aに形成されたジェットパイプ挿入孔40に、オイルジェットパイプ30が挿入され、クランクケース11内に収容されたオイル供給元であるオイルポンプ47から、クランクケース11内に形成されたオイル供給通路61を通って、オイルが供給され、オイルジェットパイプ30からピストンの頂部内燃面にオイルが噴射されて、ピストンを冷却するようになっている。
The
オイルジェットパイプ30は、図5に図示されるように、基端部31と、これよりも外径が大きな基部32と、基端部31および基部32より外径が小さな先端部33とを備えており、オイルジェットパイプ30内にはパイプ内油路35が形成されている。
As shown in FIG. 5, the
基端部31と基部32との境界部および基部32と先端部33との境界部には、オイルジェットパイプ30の長手方向に亘り間隔を存するように、基部32よりも外径が大きい2つの拡径部34a,34bが、形成されている。基部32には、基部内部32aと基部外部に位置するオイル溜め空間32bとを連通するように、基部32の外周面32dに開口する複数の給油口32cが複数個設けられている。
The boundary between the
オイルジェットパイプ30の基端部31と先端部33とには、それぞれ液密に栓36a,36bが嵌着されている。オイルジェットパイプ30の先端部33の側面には、オイルジェットパイプ30の軸方向において、栓36bよりも基端部31寄りに、オイルを噴射するオイルジェット噴射口37が形成されている。オイルジェット噴射口37は、オイルジェットパイプ30の基端部31から先端部33に向う中心線に対し90度以下の方向に向って開口しており、ピストン17の頂部内面17aにオイルを噴射するようになっている。給油口32cとオイルジェット噴射口37は、オイルジェットパイプ30内のパイプ内油路35により連通されている。
オイルジェットパイプ30の基端部31の横断面形状は、円とは異なる異形形状に形成され、後述する位置決め部材38の嵌合口38aに嵌入されるようになっている。
The cross-sectional shape of the
図3に示されるように、左クランクケース11aには、クランクケース11aの外周面11eから内周面11fに亘り該クランクケース11aを横断して貫通するジェットパイプ挿入孔40が形成されている。ジェットパイプ挿入孔40には、オイルジェットパイプ30の挿入方向奥側で、オイルジェットパイプ30の拡径部34a,34bよりも小径であり、オイルジェットパイプ30の先端部33が挿通される先端部40aが形成されている。
As shown in FIG. 3, the
ジェットパイプ挿入孔40は、シリンダブロック12のシリンダスリーブ12aの下端より下方であって、左クランクケース11aのうち、チェンテンショナ26が配置されている側に、側面視においてテンショナスリッパ27の後方であって、クランク軸23に設けられたクランクウェイトの回転軌跡23bより外側に位置して、クランクケース11aの外側がクランクケースカバー(不図示)に覆われる位置に設けられている。
The jet
また、左クランクケース11aには、図3に示されるように、左クランクケース11aの左側面においてジェットパイプ挿入孔40より前方に位置した個所からジェットパイプ挿入孔40に連通するオイル供給路41が形成され、該オイル供給路41の外端部は栓42でもって液密に封止されている。
Further, as shown in FIG. 3, the
さらに左クランクケース11aにおいて、図4に示されるように、前記オイル供給路41に連通し、シリンダ軸線と平行して上方に指向し、左クランクケース11aの上端面の前後部に開口する上下に指向した前方油通路43と後方油通路44とが形成されている。図3に図示されるように、左クランクケース11aの上端面には、該前方油通路43,後方油通路44の上端開口43a,44aに連通し、かつシリンダ中心線を中心にしてシリンダ前方から後方に向って横断面が浅い円弧状溝45が形成されている。
Further, as shown in FIG. 4, the
さらにまた、前方油通路43の下端には、図1および図3に図示されるように、油通路46の上端部46aが接続されるとともに、油通路46の下端部46bはオイルポンプ47の吐出口47aに接続され、オイルポンプ47の吸入口47bはオイルストレーナ48を介してオイル溜め49に接続されている。オイル供給路41、前方油通路43、後方油通路44と円弧状溝45および油通路46とでもって、オイル供給元であるオイルポンプ47から、オイルジェットパイプ30までの油路となるオイル供給通路61となっている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 3, the
ジェットパイプ挿入孔40に、オイルジェットパイプ30が挿入されると、給油口32cが開口したオイルジェットパイプ30の基部32の外周面32dと、左クランクケース11aのジェットパイプ挿入孔40の内周面40bと、2個の拡径部34a,34bの間に挟まれた空間は、オイル溜め空間32bとなり、クランクケース11aのオイル供給路41と、オイルジェットパイプ30のパイプ内油路35とに連通されている。
When the
図3に示されるように、左クランクケース11aのジェットパイプ挿入孔40に、オイルジェットパイプ30を挿入した後、オイルジェットパイプ30が、給油口32cとクランクケース11aのオイル供給路41とが連通する位置にて、オイルジェット噴射口37から噴射するオイル噴射方向がピストン17の頂部内面17aに指向する方向を維持するように、クランクケース11aに装着された位置決め部材38によってクランクケース11aに一体に固定される。
As shown in FIG. 3, after inserting the
位置決め部材38は、円弧が2つ連なるひょうたん型の板状部材であって、一方の円弧の中心に、オイルジェットパイプ30の異形形状の基端部31に嵌合する嵌合口38aが、オイルジェットパイプ30の基端部31の横断面形状と同一の形状に形成されており、他方の円弧の中心に、右クランクケース11aに取り付けるための取付けボルト38cが挿通されるボルト孔38bが形成されている。オイルジェットパイプ30の基端部31に位置決め部材38の嵌合口38aが嵌合された状態で、左クランクケース11aに位置決め部材38が一体に結合されるようになっている。クランクケース11aに一体に装着された前記位置決め部材38は、シリンダブロック12のシリンダスリーブ12aから離れて、チェンテンショナ26よりも幅方向内側に位置するようになっている。
The positioning
本発明の実施形態は前述したように構成されているので、内燃機関10が運転状態となると、オイルポンプ47が稼働されて、左、右クランクケース11の底面に存在するオイルがオイルストレーナ48からオイルポンプ47の吸入口47bに吸入されて油通路46を介して前方油通路43に流入し、前方油通路43に流入したオイルは上昇して左クランクケース11aの頂面の円弧状溝45を介し後方油通路44に流入し、後方油通路44内を下降したオイルはオイル供給路41を介してジェットパイプ挿入孔40における基部内部32a内に流入し、オイルジェットパイプ30の基部32に形成された複数個の給油口32cを介してオイルジェットパイプ30内のパイプ内油路35に流入し、シリンダスリーブ12a内を上下に昇降する図示されないピストンの頂部下面に向いオイルジェットパイプ30の先端部33の側面に形成されたオイルジェット噴射口37からオイルが所要のジェット噴射方向に正確に沿ってオイルが噴射され、適確に効果的に冷却される。
Since the embodiment of the present invention is configured as described above, when the
さらに、オイルジェットパイプ30には、該オイルジェットパイプ30の基部32の外周面に開口した給油口32cと、オイルジェットパイプ30の先端部33の側面に形成されたオイルジェット噴射口37と、該オイルジェットパイプ30の内部にて給油口32cとオイルジェット噴射口37とに連通するパイプ内油路35とが形成され、内燃機関10の左クランクケース11aには、該左クランクケース11aの外周面から内周面に亘り該左クランクケース11をa横断して貫通するジェットパイプ挿入孔40と、該ジェットパイプ挿入孔40の内周面に開口し、オイル供給元であるオイルポンプ47に接続されるオイル供給通路としての油通路46,前方油通路43,円弧状溝45,後方油通路44,オイル供給路41とが形成され、オイルジェットパイプ30が、給油口32cとクランクケース11aのオイル供給路41とが連通する位置にて、オイルジェット噴射口37から噴射するオイル噴射方向がピストンの頂部内面に指向する方向を維持するように、左クランクケース11aに装着された位置決め部材38によって左クランクケース11aに一体に固定されるので、オイルジェットパイプ30およびオイルジェットパイプ30へのオイル供給油路のレイアウト上の制約を少なくし、簡易な構造でピストンを冷却することが可能となる。
Further, the
また、車体前後方に指向した面に沿ってクランクケースの割り面が指向した内燃機関10において、シリンダスリーブ12aの下方に位置した個所に、オイルジェットパイプ30およびジェットパイプ挿入孔40よりなるピストン冷却用オイル噴射装置が配置されていても、チェンテンショナ26のテンショナスリッパ27が側方へ張出すことがなく、内燃機関10の幅方向寸法を短縮されることが可能となる。
Further, in the
また、ジェットパイプ挿入孔40のオイルジェット噴射口37から噴射されるオイルの噴射方向が位置決め部材38によって強固に固定されるため、ジェットパイプ挿入孔40の中心線回りの捩回力がジェットパイプ挿入孔40に働いても、ピストン頂部内面にオイルが吹付けられて、ピストン頂部が確実に冷却される。
Further, since the injection direction of the oil injected from the oil
さらに、位置決め部材38の嵌合口38aの平坦面の位置が変った位置決め部材38を交換すれば、オイル噴射方向の調整を容易にかつ適格に変更できる。
Furthermore, if the positioning
またジェットパイプ挿入孔40の先端部33は基部32よりも細くなっているため、ジェットパイプ挿入孔40に前後、上下方向の加振力が働いても、ジェットパイプ挿入孔40に働く曲げ変形が少ない。
Further, since the
以上、本発明に係る実施形態の内燃機関の油圧調整弁構造について説明したが、本発明の態様は、前記実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で多様な態様で実施されるものも含むものである。 As mentioned above, although the hydraulic control valve structure of the internal combustion engine of the embodiment according to the present invention has been described, the aspect of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and is implemented in various ways within the scope of the gist of the present invention. Is also included.
10…内燃機関、11…クランクケース、11a…左クランクケース、11e…外周面、11f…内周面、12…シリンダブロック、12a…シリンダスリーブ、17…ピストン、17a…頂部内面、26…チェンテンショナ、30…オイルジェットパイプ、31…基端部、32…基部、32c…給油口、32d…外周面、34a…拡径部、34b…拡径部、35…パイプ内油路、37…オイルジェット噴射口、38…位置決め部材、38a…嵌合口、40…ジェットパイプ挿入孔、40b…内周面、41…オイル供給路、47…オイルポンプ。
10 ... engine, 11 ... Crankcase, 11a ... Left crank case, 11e ... outer peripheral surface, 11f ... inner peripheral surface, 12 ... cylinder block, 12a ...
Claims (7)
前記オイルジェットパイプ(30)には、該オイルジェットパイプ(30)の基部(32)外周面に開口したパイプ給油口(32c)と、該オイルジェットパイプ(30)の先端面に開口したオイル噴射口(37)と、該オイルジェットパイプ(30)の内部にて前記パイプ給油口(32c)と前記オイル噴射口(37)とに連通するパイプ内油路(35)とが形成され、
前記内燃機関(10)のクランクケース(11a)には、該クランクケース(11a)の外周面(11e)から内周面(11f)に亘り該クランクケース(11a)を横断して貫通するジェットパイプ挿入孔(40)と、該ジェットパイプ挿入孔(40)の内周面(40b)に開口し、オイル供給元(47)に接続されるオイル供給路(41)とが形成され、
前記オイルジェットパイプ(30)が、前記パイプ給油口(32c)と前記クランクケース(11a)の前記オイル供給路(41)とが連通する位置にて、前記オイル噴射口(37)から噴射するオイル噴射方向が前記ピストン(17)の頂部内面(17a)に指向する方向を維持するように、前記クランクケース11aに装着された位置決め部材(38)によって前記クランクケース(11a)に一体に固定され、
前記オイルジェットパイプ(30)の基部(32)には、拡径部(34a,34b)が前記オイルジェットパイプ(30)の長手方向に亘り間隔を存して複数個形成され、
前記ジェットパイプ挿入孔(40)には、前記オイルジェットパイプ(30)の挿入方向奥側で前記オイルジェットパイプ(30)の前記拡径部(34a,34b)よりも小径の先端部(40a)が形成され、
前記オイルジェットパイプ(30)の前記パイプ給油口(32c)は、複数の前記拡径部(34a,34b)に挟まれた部分に少なくとも1つ以上開口し、
前記パイプ給油口(32c)が開口した前記オイルジェットパイプ(30)の外周面(32d)と前記クランクケース(11a)のジェットパイプ挿入孔(40)の内周面(40b)との間で複数個の前記拡径部(34a,34b)に挟まれた空間(32b)は、前記クランクケース(11a)の前記オイル供給路(41)と、前記オイルジェットパイプ(30)のパイプ内油路(35)とに連通され、
前記オイルジェットパイプ(30)は、直線状のパイプからなり、
前記オイルジェットパイプ(30)の先端部(40a)は、前記ジェットパイプ挿入孔(40)の先端部(40a)よりも小径に形成され、
前記拡径部(34a,34b)は、鍔状の形状であって、前記オイルジェットパイプ(30)を前記ジェットパイプ挿入孔(40)内にセンタリングして位置決めするとともに、前記ジェットパイプ(30)の外面と前記ジェットパイプ挿入孔(40)との間をシールするシール部材を位置決めすることを特徴とするピストン冷却用オイル噴射装置。 By injecting oil from the oil injection port (37) at the tip of the oil jet pipe (30) to the top inner surface (17a) of the piston (17) of the internal combustion engine (10), the top inner surface (17a In the piston cooling oil injection device that cools
The oil jet pipe (30) includes a pipe oil supply port (32c) opened on the outer peripheral surface of the base portion (32) of the oil jet pipe (30), and an oil jet opened on the front end surface of the oil jet pipe (30). And an oil passage (35) in the pipe that communicates with the pipe oil supply port (32c) and the oil injection port (37) inside the oil jet pipe (30),
The crankcase (11a) of the internal combustion engine (10) includes a jet pipe that passes through the crankcase (11a) from the outer peripheral surface (11e) to the inner peripheral surface (11f) of the crankcase (11a). An insertion hole (40) and an oil supply path (41) that opens to the inner peripheral surface (40b) of the jet pipe insertion hole (40) and is connected to an oil supply source (47) are formed,
The oil jet pipe (30) injects oil from the oil injection port (37) at a position where the pipe oil supply port (32c) and the oil supply passage (41) of the crankcase (11a) communicate with each other. It is integrally fixed to the crankcase (11a) by a positioning member (38) attached to the crankcase 11a so as to maintain the direction of injection directed to the top inner surface (17a) of the piston (17) ,
The base portion (32) of the oil jet pipe (30) has a plurality of enlarged diameter portions (34a, 34b) formed at intervals in the longitudinal direction of the oil jet pipe (30),
The jet pipe insertion hole (40) has a distal end portion (40a) having a diameter smaller than that of the enlarged diameter portions (34a, 34b) of the oil jet pipe (30) on the back side in the insertion direction of the oil jet pipe (30). Formed,
At least one or more pipe oil supply ports (32c) of the oil jet pipe (30) are opened in a portion sandwiched between the plurality of enlarged diameter portions (34a, 34b),
Between the outer peripheral surface (32d) of the oil jet pipe (30) in which the pipe oil supply port (32c) is opened and the inner peripheral surface (40b) of the jet pipe insertion hole (40) of the crankcase (11a). The space (32b) sandwiched between the plurality of enlarged diameter portions (34a, 34b) includes an oil supply passage (41) of the crankcase (11a) and an oil passage (in-pipe) of the oil jet pipe (30). 35),
The oil jet pipe (30) is a straight pipe,
The tip (40a) of the oil jet pipe (30) is formed with a smaller diameter than the tip (40a) of the jet pipe insertion hole (40),
The enlarged diameter portions (34a, 34b) have a bowl-like shape, and the oil jet pipe (30) is centered and positioned in the jet pipe insertion hole (40), and the jet pipe (30) An oil injection device for cooling a piston , wherein a seal member for sealing between the outer surface of the nozzle and the jet pipe insertion hole (40) is positioned .
該オイルジェットパイプ(30)の異形形状の基端部(31)に嵌合する前記位置決め部材(38)の嵌合口(38a)は、前記オイルジェットパイプ(30)の基端部(31)の横断面形状と同一の形状に形成され、
該オイルジェットパイプ(30)の基端部(31に前記位置決め部材38の嵌合口(38a)が嵌合された状態で、前記クランクケース(11a)に該位置決め部材(38)が一体に結合されたことを特徴とする請求項1記載のピストン冷却用オイル噴射装置。 The cross-sectional shape of the base end portion (31) of the oil jet pipe (30) is formed in an irregular shape different from a circle,
The fitting port (38a) of the positioning member (38) fitted to the odd-shaped base end (31) of the oil jet pipe (30) is formed on the base end (31) of the oil jet pipe (30). Formed in the same shape as the cross-sectional shape,
The positioning member (38) is integrally coupled to the crankcase (11a) in a state in which the fitting port (38a) of the positioning member 38 is fitted to the base end portion (31 of the oil jet pipe (30). The oil injection device for cooling a piston according to claim 1.
前記オイルジェットパイプ(30)には、該オイルジェットパイプ(30)の基部(32)外周面に開口したパイプ給油口(32c)と、該オイルジェットパイプ(30)の先端面に開口したオイル噴射口(37)と、該オイルジェットパイプ(30)の内部にて前記パイプ給油口(32c)と前記オイル噴射口(37)とに連通するパイプ内油路(35)とが形成され、The oil jet pipe (30) includes a pipe oil supply port (32c) opened on the outer peripheral surface of the base portion (32) of the oil jet pipe (30), and an oil jet opened on the front end surface of the oil jet pipe (30). And an oil passage (35) in the pipe that communicates with the pipe oil supply port (32c) and the oil injection port (37) inside the oil jet pipe (30),
前記内燃機関(10)のクランクケース(11a)には、該クランクケース(11a)の外周面(11e)から内周面(11f)に亘り該クランクケース(11a)を横断して貫通するジェットパイプ挿入孔(40)と、該ジェットパイプ挿入孔(40)の内周面(40b)に開口し、オイル供給元(47)に接続されるオイル供給路(41)とが形成され、The crankcase (11a) of the internal combustion engine (10) includes a jet pipe that passes through the crankcase (11a) from the outer peripheral surface (11e) to the inner peripheral surface (11f) of the crankcase (11a). An insertion hole (40) and an oil supply path (41) that opens to the inner peripheral surface (40b) of the jet pipe insertion hole (40) and is connected to an oil supply source (47) are formed,
前記オイルジェットパイプ(30)が、前記パイプ給油口(32c)と前記クランクケース(11a)の前記オイル供給路(41)とが連通する位置にて、前記オイル噴射口(37)から噴射するオイル噴射方向が前記ピストン(17)の頂部内面(17a)に指向する方向を維持するように、前記クランクケース11aに装着された位置決め部材(38)によって前記クランクケース(11a)に一体に固定され、The oil jet pipe (30) injects oil from the oil injection port (37) at a position where the pipe oil supply port (32c) and the oil supply passage (41) of the crankcase (11a) communicate with each other. It is integrally fixed to the crankcase (11a) by a positioning member (38) attached to the crankcase 11a so as to maintain the direction of injection directed to the top inner surface (17a) of the piston (17),
前記ジェットパイプ挿入孔(40)は、チェンテンショナ(26)が配置されている側で、前記クランクケース(11a)の外側のクランクケースカバーに覆われる位置に設けられるとともに、前記クランクケース(11a)に一体に装着された前記位置決め部材(38)は、シリンダブロック(12)のシリンダスリーブ(12a)から離れて、前記チェンテンショナ(26)よりも幅方向内側に位置したことを特徴とするピストン冷却用オイル噴射装置。The jet pipe insertion hole (40) is provided on the side where the chain tensioner (26) is disposed, at a position covered by a crankcase cover outside the crankcase (11a), and the crankcase (11a). The piston cooling unit is characterized in that the positioning member (38) mounted integrally with the piston is separated from the cylinder sleeve (12a) of the cylinder block (12) and is positioned inward in the width direction of the chain tensioner (26). Oil injection device.
前記ジェットパイプ挿入孔(40)では、前記オイルジェットパイプ(30)の挿入方向奥側で前記オイルジェットパイプ(30)の前記拡径部(34a,34b)よりも小径の先端部(40a)が形成されたことを特徴とする請求項4記載のピストン冷却用オイル噴射装置。 In the jet pipe insertion hole (40), a distal end portion (40a) having a smaller diameter than the diameter-expanded portion (34a, 34b) of the oil jet pipe (30) on the back side in the insertion direction of the oil jet pipe (30). The oil injection device for cooling a piston according to claim 4, wherein the oil injection device is formed.
前記パイプ給油口(32c)が開口した前記オイルジェットパイプ(30)の外周面(32d)と前記クランクケース(11a)のジェットパイプ挿入孔(40)の内周面(40b)との間で前記複数個の拡径部(34a,34b)に挟まれた空間(32b)は、前記クランクケース(11a)の前記オイル供給路(41)と、前記オイルジェットパイプ(30)のパイプ内油路(35)とに連通されたことを特徴とする請求項5記載のピストン冷却用オイル噴射装置。 Between the outer peripheral surface (32d) of the oil jet pipe (30) in which the pipe oil supply port (32c) is opened and the inner peripheral surface (40b) of the jet pipe insertion hole (40) of the crankcase (11a). The space (32b) sandwiched between the plurality of enlarged diameter portions (34a, 34b) includes an oil supply passage (41) of the crankcase (11a) and an oil passage in the pipe of the oil jet pipe (30) ( 35. The oil injection device for cooling a piston according to claim 5, wherein the oil injection device is communicated with 35).
該オイルジェットパイプ(30)の異形形状の基端部(31)に嵌合する前記位置決め部材(38)の嵌合口(38a)は、前記オイルジェットパイプ(30)の基端部(31)の横断面形状と同一の形状に形成され、 The fitting port (38a) of the positioning member (38) fitted to the odd-shaped base end (31) of the oil jet pipe (30) is formed on the base end (31) of the oil jet pipe (30). Formed in the same shape as the cross-sectional shape,
該オイルジェットパイプ(30)の基端部(31に前記位置決め部材38の嵌合口(38a)が嵌合された状態で、前記クランクケース(11a)に該位置決め部材(38)が一体に結合されたことを特徴とする請求項6記載のピストン冷却用オイル噴射装置。 The positioning member (38) is integrally coupled to the crankcase (11a) in a state in which the fitting port (38a) of the positioning member 38 is fitted to the base end portion (31 of the oil jet pipe (30). The oil injection device for cooling a piston according to claim 6.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014055749A JP6275516B2 (en) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | Oil injection device for piston cooling of internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014055749A JP6275516B2 (en) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | Oil injection device for piston cooling of internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015178784A JP2015178784A (en) | 2015-10-08 |
JP6275516B2 true JP6275516B2 (en) | 2018-02-07 |
Family
ID=54263005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014055749A Active JP6275516B2 (en) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | Oil injection device for piston cooling of internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6275516B2 (en) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5064849U (en) * | 1973-10-18 | 1975-06-12 | ||
US4206726A (en) * | 1977-07-18 | 1980-06-10 | Caterpillar Tractor Co. | Double orifice piston cooling nozzle for reciprocating engines |
JPS62138819U (en) * | 1986-02-27 | 1987-09-01 | ||
JP2629937B2 (en) * | 1989-01-31 | 1997-07-16 | スズキ株式会社 | Motorcycle engine lubrication system |
JP4636506B2 (en) * | 2006-02-28 | 2011-02-23 | 本田技研工業株式会社 | Cooling structure for vehicle generator |
JP2011047360A (en) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Suzuki Motor Corp | Oil jet device of engine |
JP2012021503A (en) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Hikari Seiko Co Ltd | Oil jet for cooling piston |
JP5873733B2 (en) * | 2012-02-22 | 2016-03-01 | 本田技研工業株式会社 | Oil injection device for internal combustion engine |
-
2014
- 2014-03-19 JP JP2014055749A patent/JP6275516B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015178784A (en) | 2015-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10036311B2 (en) | Engine | |
US7267094B2 (en) | Lubrication system of small vehicle engine | |
JP2009293570A (en) | Lubricating device for air-cooled general-purpose engine | |
US20150122210A1 (en) | Engine and straddle-type vehicle equipped with engine | |
JP6275516B2 (en) | Oil injection device for piston cooling of internal combustion engine | |
JP5119029B2 (en) | engine | |
JP6082603B2 (en) | Internal combustion engine | |
JP3182358U (en) | 2-valve engine | |
JP2013113166A (en) | Cover structure for internal combustion engine | |
JP6262168B2 (en) | In-cylinder injection internal combustion engine of saddle riding type vehicle | |
JP4628377B2 (en) | Fuel injection pump lubrication structure | |
JP6117990B2 (en) | Engine lubrication structure | |
JP6227485B2 (en) | Cover structure of internal combustion engine | |
JP5890357B2 (en) | Lubrication structure of internal combustion engine | |
JP2008208786A (en) | Oiling device for engine oil of motorcycle and repair method for oiling mechanism | |
JP6286746B2 (en) | Engine oil supply structure | |
JP5873733B2 (en) | Oil injection device for internal combustion engine | |
JP7019831B2 (en) | Internal combustion engine | |
JP7022219B2 (en) | Internal combustion engine | |
JP6883066B2 (en) | Internal combustion engine structure | |
JP6037917B2 (en) | Internal combustion engine lubrication and cooling structure | |
JP7046213B2 (en) | Internal combustion engine | |
JP6452671B2 (en) | Lubrication structure of internal combustion engine | |
JP2020176672A (en) | Hydraulic tensioner device | |
JP2020165370A (en) | Internal combustion engine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170822 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171010 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6275516 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |