JP6085522B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6085522B2 JP6085522B2 JP2013112954A JP2013112954A JP6085522B2 JP 6085522 B2 JP6085522 B2 JP 6085522B2 JP 2013112954 A JP2013112954 A JP 2013112954A JP 2013112954 A JP2013112954 A JP 2013112954A JP 6085522 B2 JP6085522 B2 JP 6085522B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- image
- tail lamp
- target
- detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 186
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 232
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 219
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 149
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 20
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 14
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000008685 targeting Effects 0.000 description 3
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Description
先行車の検出のためには、自車両の前方を撮像して得られる撮像画像上で先行車のテールランプを検出することが考えられる。
なお、上記特許文献1には、車両のヘッドライト等の発光体と反射物を識別する技術が開示されている。
発光体と、反射体を切り分ける技術として上記特許文献1では、発光体と反射体の映り方の違いを元に、対象の輝度の頻度分布の傾向(低輝度から高輝度になるほど頻度が減少しているか)により切り分けを行っている。この手法では、対象に充分な画素数がある(つまり距離が近い)場面では有効ではあるが、画素数が少ない場合では頻度分布が信頼できる頻度の数とならずうまくいかない。また、対象ごと頻度分布処理を行っているため、処理量も課題となる。
この場合、先行車検出は、まず撮像画像の赤色領域を抽出する。赤色領域を対象とすることで、赤色以外の発光体の影響を排除するとともに画像上での処理範囲や、赤色検出の範囲となる輝度範囲を限定する。
但し、検出される赤色領域はすべてが先行車のテールランプとは限らず、自車両のヘッドライトが制限速度など赤色を有する標識に反射しているものが撮像された領域も存在する。
ここで車両のテールランプなどの自発光の光源では、光が拡散するため輝度分布が広くなる傾向があり、一方、自車両のヘッドライトなどが標識等に反射した光は、輝度分布が狭くなる傾向にある。このため赤色領域における高輝度代表値と低輝度代表値の乖離値はテールランプ光と反射光で異なる。これを利用してテールランプ検出を行う。
即ち高輝度代表値と低輝度代表値の乖離値は、輝度値の影響を受けて増減することを考慮して、高輝度代表値の値に応じて、乖離値と比較する閾値を変更する。
標識灯の反射光は、ハイビームの期間に主に画像上に現れるためである。
即ちテールランプとして存在し得る検出範囲を限定して赤色領域検出を行う。
各種条件により信頼度の値を加減することで、テールランプ識別の信頼性を高める。この場合に、乖離値についての閾値との比較結果を信頼度の値に反映させる。
図1は、本発明に係る実施の形態としての画像処理装置を備えた車両制御システム1の構成を示している。なお、図1では、車両制御システム1の構成のうち主に本発明に係る要部の構成のみを抽出して示している。
車両制御システム1は、自車両に対して設けられた撮像部2、画像処理部3、メモリ4、運転支援制御部5、表示制御部6、エンジン制御部7、トランスミッション制御部8、ブレーキ制御部9、ライト制御部10、表示部11、エンジン関連アクチュエータ12、トランスミッション関連アクチュエータ13、ブレーキ関連アクチュエータ14、ヘッドライト15、ADB(Adaptive Driving Beam)アクチュエータ16、センサ・操作子類17、及びバス18を備えている。
以下、第1カメラ部2Aで得られた撮像画像データを「第1撮像画像データ」、第2カメラ部2Bで得られた撮像画像データを「第2撮像画像データ」と表記する。
画像処理部3は、撮像部2が自車両の前方を撮像して得た第1撮像画像データ、第2撮像画像データとしての各フレーム画像データをメモリ部4に格納していく。そして各フレームの第1撮像画像データ、第2撮像画像データに基づき、外部環境として車両前方に存在する物体を認識・識別するための各種処理を実行する。
なお、画像処理部3が実行する具体的な処理の詳細については後述する。
運転支援制御部5は、同じくマイクロコンピュータで構成された表示制御部6、エンジン制御部7、トランスミッション制御部8、ブレーキ制御部9、及びライト制御部10の各制御部とバス18を介して接続されており、これら各制御部との間で相互にデータ通信を行うことが可能とされる。運転支援制御部5は、上記の各制御部のうち必要な制御部に対して指示を行って運転支援に係る動作を実行させる。
本実施の形態の場合、運転支援制御部5は、ヘッドライト15についての配光制御を行う。図中では、運転支援制御部5が有する配光制御のための処理機能を、「配光制御処理部5A」としての機能ブロックにより表している。配光制御処理部5Aは、画像処理部3が対向車や先行車、街灯等の認識・識別結果から生成した制御情報に基づき、ライト制御部10にADB制御のための指示を行う。
また、操作子としては、エンジンの始動/停止を指示するためのイグニッションスイッチや、AT(オートマティックトランスミッション)車における自動変速モード/手動変速モードの選択や手動変速モード時におけるシフトアップ/ダウンの指示を行うためのセレクトレバーや、後述する表示部11に設けられたMFD(Multi Function Display)における表示情報の切り換えを行うための表示切換スイッチなどがある。
特に本実施の形態の場合、センサ・操作子類17においては、車速センサ17A、舵角センサ17B、アクセル開度センサ17C、ヘッドライトスイッチ17D、ウィンカースイッチ17Eが設けられている。ヘッドライトスイッチ17Dは、ヘッドライト15のロービームのON/OFFやハイビームのON/OFFの指示を行うための操作子を表す。ここで、本例の場合、ハイビームのON/OFF操作に応じてADB機能もON/OFFされる。
例えばエンジン制御部7は、前述したイグニッションスイッチの操作に応じてエンジンの始動/停止制御を行う。また、エンジン制御部7は、エンジン回転数センサやアクセル開度センサ等の所定のセンサからの検出信号に基づき、燃料噴射タイミング、燃料噴射パルス幅、スロットル開度等の制御も行う。
例えばトランスミッション制御部8は、前述したセレクトレバーによって自動変速モードが選択されている際には、所定の変速パターンに従い変速信号をコントロールバルブに出力して変速制御を行う。また、トランスミッション制御部8は、手動変速モードの設定時には、セレクトレバーによるシフトアップ/ダウン指示に従った変速信号をコントロールバルブに出力して変速制御を行う。
例えばブレーキ制御部9は、運転支援制御部5よりブレーキをONする指示が為された場合に上記の液圧制御アクチュエータを制御して自車両を制動させる。またブレーキ制御部9は、所定のセンサ(例えば車軸の回転速度センサや車速センサ)の検出情報から車輪のスリップ率を計算し、スリップ率に応じて上記の液圧制御アクチュエータにより液圧を加減圧させることで、所謂ABS(Antilock Brake System)制御を実現する。
具体的に、ライト制御部10は、照度センサ等の所定のセンサによる検出信号に基づきヘッドライト15の点消灯を行うオートヘッドライト制御等を行う。また、ライト制御部10は、前述したヘッドライトスイッチ17Dによる操作入力情報に基づきヘッドライト15のロービーム、ハイビームのON/OFF制御も行う。また、特に本実施の形態のライト制御部10は、運転支援制御部5における配光制御処理部5Aからの指示に基づきADBアクチュエータ16を制御することで、ADB機能を実現する。本例におけるADBアクチュエータ16は、例えば遮光板を駆動するアクチュエータとされ、ライト制御部10からの制御に基づき遮光板を駆動することで、ハイビームの配光領域の一部に遮光領域を形成するか、或いは遮光領域を非形成(つまりハイビームを全照状態)とする。
図2により、本実施の形態で実行される各種処理の概要について説明する。
なお、図2においては、画像処理部3が第1撮像画像データ、第2撮像画像データに基づき実行する各種の画像処理を機能ごとに分けてブロック化して示している。また、図2では、運転支援制御部5が有する配光制御処理部5A、及びメモリ4も併せて示している。
このように形成された車線モデルにより、自車両が走行する路面の高さ情報も得られたことになる。
なお、上記の距離画像生成処理、車線検出処理、及び車線モデル形成処理の手法は、特開2008−33750号公報に開示された手法と同様であり、詳しくは該文献を参照されたい。
先ず、実施の形態に係る各処理の説明に先立ち、各処理で扱う2種の撮像画像(フレーム画像)、及び各対象の検出範囲について説明しておく。
ここで、ヘッドライトとテールランプはそれぞれ光量が大きく異なるため、同一のシャッタースピードで撮像された画像を用いてしまうと両者とも鮮明な像を検出できないという問題がある。例えば、テールランプに合わせたシャッタースピードで撮像された画像では、ヘッドライトの輝度が飽和して適正な検出ができなくなる。
同一シーンについて撮像された明画像G1、暗画像G2の例を図3A、図3Bにそれぞれに示す。
なお、前述した距離画像は、明画像G1に基づき生成される。
なお、撮像画像上での街灯の輝度は、テールランプとヘッドライトとの中間程度である場合が多いので、街灯検出処理は必ずしも暗画像G2に基づき行うことに限定されず、明画像G1に基づき行うこともできる。
図5は、実施の形態に係る各処理の全体的な流れを示したフローチャートである。
なお、図5に示す一連の処理は、画像処理部3が1フレーム期間ごとに繰り返し実行するものである。
なお、夜間であるか否かは、撮像画像データのシャッタースピード及びゲイン値に基づき行う。或いは、夜間であるか否かの判別は、ハイビームがONであるか否かを判別した結果に基づき行うこともできる。
ステップS101において、夜間ではないとの否定結果が得られた場合は現フレーム期間での処理を終了し、夜間であるとの肯定結果が得られた場合はステップS102に進む。
画像タイプが明画像G1であれば、ステップS103でテールランプ検出処理を実行した後、現フレーム期間での処理を終了する。
テールランプ検出処理は、先行車のテールランプ部分と推測される領域(テールランプ領域)を検出する処理である。大まかな処理の流れは次の通りである。
先ず、テールランプ検出処理では、明画像G1に対してテールランプ検出範囲Asを設定し、当該テールランプ検出範囲As内の画素を対象として赤色の画素を検出する。そして、検出した赤色の画素をグループ化し、要素グループを作成する。
・要素グループの上下左右座標(要素グループを矩形で囲った場合の各辺の位置)
・要素グループ内画素数
・要素グループ内最大輝度値、最小輝度値
・要素グループの平均視差(要素グループ内の各画素の視差Mの平均値)
なお、視差Mは、前述した距離画像生成処理で得られる値を用いる。
図6において、画像処理部3は、ステップS201で明画像G1に対するテールランプ検出範囲Asの設定を行い、続くステップS202で対象画素識別子P=0とする。対象画素識別子Pは、テールランプ検出範囲As内の画素のうち当該テールランプ検出処理の対象とする画素を特定するための識別子であり、上限値はテールランプ検出範囲Asを構成する画素数−1である。
画素が赤色であるとの肯定結果が得られた場合は、ステップS204で既存グループと隣接しているか否かを判別する。すなわち、現在対象としている画素が現フレーム期間での処理において既に作成済みの何れかの要素グループに隣接しているか否かを判別する。
ここで、現在対象としている画素が作成済みの要素グループに隣接しているか否かは、それらの画像上での距離がA1ピクセル以下であるか否かにより判別する。例えばA1=1.5ピクセルとする。
条件1):要素グループの縦・横サイズがB1ピクセル以下。B1は例えば2ピクセル。
条件2):要素グループ内画素数がC1ピクセル以下。C1は例えば2ピクセル。
その他、要素グループのサイズが大きすぎる場合に削除を行ってもよい。但し、その場合の閾値は距離(視差M)により変化させる。
図中の灰色で示した領域が、テールランプ検出範囲As内における先行車に相当する領域(先行車領域)を表し、黒色で示した領域が赤色画素として検出された領域を表す。上記のテールランプ検出処理によれば、図中の破線で示す矩形状の領域が要素グループとしてグループ化される。
ヘッドライト検出処理は、対向車のヘッドライト部分と推測される領域(ヘッドライト領域)を検出する処理である。
ヘッドライト検出処理では、先ず、暗画像G2に対しヘッドライト検出範囲Atを設定した上で、当該ヘッドライト検出範囲At内の各画素ごとに、輝度値についての閾値D2を用いた二値化処理を行う。そして、二値化処理で抽出された画素について、テールランプ検出処理と同様に要素グループのグループ化及び要素グループの選別を行う。
処理の基本的な流れは
i)輝度値が閾値D2以上である画素を検出する
ii)検出した画素をグループ化し、要素グループを作成する
iii)要素グループの基本特徴量を求める
iv)要素グループ選別
である。なお、本例の場合、ii)〜iv)の処理はテールランプ検出処理の場合と同様の処理となるため、説明は省略する。
街灯検出処理は、街灯と推測される領域(街灯領域)を検出する処理である。
本例の場合、街灯検出処理は、処理対象とする画素が街灯検出範囲Ag内の画素となる以外はヘッドライト検出処理と同様となるため、説明は省略する。
対象認識・識別処理は、少なくとも上記のテールランプ検出処理、ヘッドライト検出処理の各処理結果に基づいて、対象(先行車、対向車)の認識・識別を行う処理である。
ここで言う「認識」とは、対象の範囲を認識することを意味する。「識別」とは、「認識」された範囲内に存在する物体が対象であるかどうかの確からしさ(例えば後述する信頼度α)を算出し、その確からしさに基づいて対象であるか否かの切り分けを行うことを意味する。
図8は、対象認識・識別処理の全体的な流れを説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、対象認識・識別処理では、ステップS301の対象領域算出処理、ステップS302の対象グループ3次元位置算出処理、ステップS303の対象グループトラッキング処理、ステップS304の対象識別処理、及びステップS305の前回結果受け継ぎ処理が順に行われる。
これらのうち、ステップS301の対象領域算出処理が上記の「認識」の処理に相当し、ステップS304の対象識別処理が上記の「識別」の処理に相当する。
先ず、ステップS301の対象領域算出処理について説明する。
対象領域算出処理は、テールランプ検出処理、ヘッドライト検出処理で求まった各要素グループを、基本特徴量の情報に基づいてそれぞれ対象グループとしてグループ化する処理である。対象領域算出処理は、テールランプ検出処理の結果に基づく処理(つまり先行車の「認識」処理)とヘッドライト検出処理の結果に基づく処理(対向車の「認識」処理)とが個別に行われるが、本例ではそれらの具体的な処理内容は共通とされることから、以下では纏めて説明を行う。
図9において、画像処理部3はステップS401で、要素グループ識別子E=0に設定する。要素グループ識別子Eは、テールランプ検出処理、ヘッドライト検出処理でそれぞれ検出されて対象領域算出処理で処理対象とされる個々の要素グループを特定するための識別子である。要素グループ識別子Eは、テールランプ検出処理の結果に基づく対象領域算出処理とヘッドライト検出処理の結果に基づく対象領域算出処理とで個別に用いられる。
ステップS402において、グループ化条件を満たす他の要素グループが存在しないとされた場合には、ステップS403で新グループを作成する。すなわち、要素グループ識別子Eで特定される要素グループを含む新たな対象グループを作成する。
一方、グループ化条件を満たす他の要素グループが存在するとされた場合は、ステップS404でグループ統合処理を行う。すなわち、要素グループ識別子Eで特定される要素グループとグループ化条件を満たす他の要素グループとを対象グループとして統合する。
本例では、或る要素グループと他の要素グループとが同じ対象を構成するものであるか否かを、各要素グループの上下左右方向の座標情報や平均視差の値を用いて判別する。
ここで、要素グループの平均視差の値がほぼ同値であれば、それらの要素グループは同一の対象を構成している可能性が高いと言える。また、同一の対象を構成しているのであれば、それらの要素グループの画像内での上下左右方向の離間距離は所定の範囲内にあると言える。
ステップS402の判別処理は、平均視差の値が同じであるとみなされる要素グループであって、それら要素グループの画像内での上下左右方向の離間距離が所定範囲内であるものを、対象グループとしてグループ化するための処理となる。なお、上記離間距離についての「所定範囲」は、撮像画像内での対象のサイズが自車両からの距離に応じて変わる点を考慮し、平均視差の値に応じて可変とする。
ステップS402の判別処理では、各要素グループ間の画像上の距離、平均視差の差、最大輝度値の関係が下記条件を全て満たすか否かを判別する。
実世界上での横方向、縦方向の距離が同一物体に含まれるか否かを判別する。
閾値は縦方向、横方向について個別に設定し、それぞれを縦方向閾値KH、横方向閾値KWとする。縦方向閾値KH、横方向閾値KWは、対象の実世界上の縦方向、横方向の大きさにそれぞれマージンを加えた値(それぞれ縦:LH、横:LWとする)、視差M(どちらかのグループの平均視差を使ってもよいし、その平均を用いてもよい)、ステレオカメラの基線長をbとすると
KH=LH*M/b
KW=LW*M/b
で求められる値である。当該条件1)では、各要素グループの縦方向、横方向の離間距離がそれぞれ縦方向閾値KH以下、横方向閾値KW以下であるか否かを判別する。
先行車や対向車としての車両における発光部分は、テールランプやハイマウントストップランプなど車両後面に配された灯具、或いはヘッドライトやフォグランプなど車両前面に配された灯具である。これらの灯具は、小型車、大型車であっても概ね或る範囲内に収まるものである。従って、KHやKWの値は、上記のように対象の大きさに関わらず共通の値としても、対象認識・識別処理の精度に関して特に問題が生じることはない。
実世界上の奥行き方向距離が同一物体に含まれるか否かを判別する。
閾値はKZとする。この閾値KZは、実世界上での奥行き方向の条件をLZ(例えば1m)、処理対象とされた各要素グループの視差をM1、M2、カメラの1画素の横方向サイズをλi、焦点距離をfとすると
KZ=λiM1*M2*KZ/(b*f)
で求められる値である。当該条件2)では、視差の差の絶対値(|M1−M2|)が閾値KZ未満であるか否かを判別する。但し、実用上は視差誤差等の影響を考慮し、閾値KZにはマージンを付加することが望ましい。
ここでの処理は主に同一車両の左右ランプについてのグルーピングを想定しているので、輝度が似ているか否かも判別する。処理対象とされた各要素グループの最大輝度値をN1、N2(但しN1≧N2)としたとき、
N1/N2<O1
であるか否かを判別する。すなわち、N1とN2の比が一定範囲内であるか否かの判別である。このとき、O1は例えば3とする。
これにより、先に参照した図7Bに示すような対象グループのグループ化が実現される。
しかしながら、ADBは縦方向の配光制御ではなく横方向の配光制御であるため、最終的な配光制御に問題が生じることはない。
・対象グループの上下左右座標
左、下の位置は各要素グループの最小値を受け継ぐ
右、上の位置は各要素グループの最大値を受け継ぐ
・対象グループ内画素数
各要素グループの和を受け継ぐ
・対象グループ内最大輝度値、最小輝度値
最大輝度値は各要素グループの最大値を受け継ぐ
最小輝度値は各要素グループの最小値を受け継ぐ
・対象グループの平均視差(距離)
平均視差は各要素グループの最大値(距離が近い方)を受け継ぐ
また、併せて、対象グループを構成する要素グループ数もカウントする。
一方、全要素グループについての処理が終了したとの肯定結果が得られた場合は、対象領域算出処理を終了する。
ステップS302の対象グループ3次元位置算出処理は、対象グループの実空間3次元位置を算出する処理である。
対象グループの平均視差をPd、上下、左右位置の平均(対象グループを囲う矩形の中心点の座標)をPj、Pi(但し、光軸中心位置の座標は(0,0)である)とおく。対象グループの奥行き方向、横方向、縦方向の各位置(それぞれQz、Qx、Qyとする)は、基線長b、画素サイズの縦をλj、横をλi、焦点距離fとすると、
Qz=b*f/(λi*Pd)
Qx=λi*Pi*Qz/f
Qy=λj*Pj*Qz/f
で求められる。なお、カメラが自車両に対してピッチ(前傾又は後傾)がついて設置されている場合は、上記結果にピッチに対する補正を行う。
さらに、縦方向に対しては、前述した車線検出モデル形成処理で算出される距離Qz地点での路面高さを減算し、路面からの高さとなるように変換する。
ステップS303の対象グループトラッキング処理は、対象グループが過去何フレームの間認識できていたか(存在回数)をカウントする処理である。なお、対象グループトラッキング処理は、前回結果受け継ぎ処理(S305)のために実行されるものである。
当該対象グループトラッキング処理としても先行車、対向車の各対象について個別に行われるものであるが、処理内容は共通であるため図10により纏めて説明する。
図10において、画像処理部3はステップS501で、対象グループ識別子T=0に設定する。対象グループ識別子Tは、前述した対象領域算出処理で認識された個々の対象グループを特定するための識別子である。
ステップS502の判別処理で用いる条件は、先のステップS402の判別処理で用いた条件と同じである。各条件で用いるパラメータについても基本的に同じ値とする。但し、自車両の走行状態(例えば旋回中であるとか走行速度)によってはトラッキングが外れてしまう虞がある点を考慮して、画像上の距離(KH、KW)については自車両のヨーレートによりマージンを調整する。また、平均視差の差については自車両の速度によりマージンを調整する。
一方、全対象グループについての処理が終了したとの肯定結果が得られた場合は、対象グループトラッキング処理を終了する。
ステップS304の対象識別処理は、各対象グループについての信頼度αを算出し、信頼度αが所定閾値以上の対象グループを抽出する処理である。
本例の場合、信頼度αはフレームごとに算出する。本例の対象識別処理では、フレームごとに信頼度αと上記所定閾値との比較を行って対象グループの抽出を行う。
なお、当該対象識別処理についても、先行車と対向車とについて個別に行われるものである。先行車についての対象識別処理の流れと対向車についての対象識別処理の流れは共通しているため、図11では纏めて示している。
但し、信頼度αを加算するための処理(後述する信頼度加算側処理)、及び減算するための処理(信頼度減算側処理)の内容は異なるため、この点については個別に説明を行う。
そして、ステップS603で信頼度加算側処理を実行し、ステップS604で信頼度減算側処理を実行する。
先行車についての信頼度加算側処理では、以下の条件を満たす場合にそれぞれ信頼度αを加算する。
条件1)
対象グループを構成する要素グループ数が閾値(例えば4)以下の場合。このとき、要素グループ数がそれぞれ2(テールランプが2つ)の場合、3(テールランプ2つとハイマウントストップランプ)の場合は、より先行車である可能性が高いのでさらに信頼度αを加算する
条件2)
対象グループの横サイズが一定範囲内(例えば1m〜6m以内でこれを画素サイズに換算)の場合。
条件3)
対象グループの縦サイズが一定範囲内(例えば0.5m〜4m以内でこれを画素サイズに換算)の場合。
条件4)
対象グループの縦横サイズ比が一定範囲内(例えば横が縦の0.5倍以上)の場合。
先行車の信頼度減算側処理では、以下の条件を満たす場合にそれぞれ信頼度αを減算する。
条件1)
対象グループの路面からの高さが一定範囲外(範囲は例えば0m〜4m)の場合。このとき、路面からの高さは車線モデル形成処理により算出される値を用いる。但し、車線モデル形成処理による路面からの高さの値の算出精度は遠距離側で悪化する(ステレオ法による測距では遠方の距離精度が悪化する傾向を持つことに起因)ので、上記の範囲は遠方で大きくなるように距離Qzに応じて可変とする。
条件2)
対象グループの横方向における位置が、画像中心を基準とした一定範囲内(範囲は例えば−30m〜30m)でない場合。これは、主に遠方の街の明かりとの識別を意図している。
条件3)
自車両がハイビームを照射している状態において、対象グループの最大輝度値と最小輝度値の差が閾値Ts以上である場合。これは、自車両のライトによる赤色標識の反射と識別することを意図している。テールランプは自発光であるため光は拡散し、輝度分布が広くなる傾向があり、一方で標識の反射は輝度分布が狭くなる傾向になるという性質を利用したものである。当該条件3)を設けることで、テールランプ(先行車)と赤色標識などの赤色類似物体との識別の精度を向上できる。
ここで、閾値Tsは最大輝度値により可変とし、例えば最大輝度値が200以上では閾値Ts=50、200未満では閾値Ts=30というように設定する。このように範囲を可変とするのは、輝度値の差は輝度値の影響を受けるためである(高輝度と低輝度では最大値と最小値との差が変わる)。
条件4)
対象グループの存在回数が設定値以下(例えば3)である場合。
対向車の信頼度加算側処理では、以下の条件を満たす場合にそれぞれ信頼度αを加算する。
条件1)
対象グループを構成する要素グループ数が閾値(例えば4)以下の場合。このとき、グループ数が2(ヘッドライトが2つ)の場合はより対向車である可能性が高いのでさらに信頼度αを加算する。
条件2)
対象グループの横サイズが一定範囲内(例えば1m〜6m以内でこれを画素サイズに換算)の場合。
条件3)
対象グループの縦サイズが一定範囲内(例えば0.5m〜4m以内でこれを画素サイズに換算)の場合。
条件4)
対象グループの縦横サイズ比が一定範囲内(例えば横が縦の0.5倍以上)の場合。
対向車の信頼度減算側処理では、以下の条件を満たす場合にそれぞれ信頼度αを減算する。
条件1)
対象グループの路面からの高さが一定範囲外(範囲は例えば0m〜4m)の場合。このとき、先の先行車についての信頼度減算側処理の場合と同様に、路面からの高さの値は斜線モデル形成処理の結果を用い、上記の範囲は遠方で大きくなるように距離Qzにより可変とする。
条件2)
対象グループの横方向における位置が、画像中心を基準とした一定範囲内(範囲は例えば−30m〜30m)でない場合(主に遠方の街の明かりとの識別を意図)。
条件3)
対象グループの最大輝度値が輝度閾値以下である場合。
このとき、遠方ほど対向車のヘッドライトを撮像した場合の輝度値が小さくなる点を考慮し、上記の輝度閾値は対象グループの距離Qzに応じて可変とし、距離が遠くなるほど小さくなるようにする。また、輝度閾値は、カメラのシャッタースピード、ゲインなどの撮像条件に応じた補正を加える。例えば、シャッタースピードが長ければ輝度閾値を上げるといった補正を加える。
条件4)
対象グループの存在回数が設定値以下(例えば3)である場合。
条件5)
対象グループの存在回数が設定値以上(設定値は例えば20秒をフレーム数に換算した値)である場合。先行車の場合とは異なり1台の対向車が過剰に長い時間にわたって自車両の前方に存在する可能性は非常に低い。従って、そのような場合に信頼度αを減算して対向車との識別結果が覆るように制御を行う。
ステップS305の前回結果の受け継ぎ処理では、現フレームについて行われた要素グループの検出や対象グループの識別によって誤って未検出とされてしまった場合の対策として、前フレームでの結果の受け継ぎを行う。処理の手順は以下の通りである。
i)ステップS303の対象グループトラッキング処理の結果から、前フレームでは存在したが現フレームでは存在しないとされた対象グループ(前フレームにおけるどの対象グループとも一致しないとされた対象グループ)を抽出する
ii)上記i)で抽出された対象グループについて、前フレームまでの存在回数が一定値(例えば10)以上の対象グループを抽出する
iii)上記ii)で抽出された対象グループを存在回数を減らして(例えば1/2倍)対象として存続させる。
このような受け継ぎ処理により、それまで対象として安定して存在していた対象グループは或る一定回数検出されなくても対象として存続されるようになる。すなわち、何らかの一時的な要因で対象が誤って未検出のままとされてしまうことを防止でき、この点で識別精度の向上が図られる。
シーン判定処理は、現在の走行シーンがそもそもハイビームが必要なシーンであるか否かを判定する処理である。本例では、ハイビームが不要なシーンとして、市街地(充分明るいため)、低速時(遠方までライトを照射する必要がないため)、右左折時(遠方までライトを照射する必要がないため)であるか否かをそれぞれ判別し、何れかが該当した場合はハイビーム不要シーンであるとの判定結果を得る。
ここで、市街地であるか否かの判別は、街灯の検出数等に基づき行う。例えば、街灯の検出数が所定の閾値以上であるか否かの判別結果に基づき行う。
また、低速時であるか否かの判別は、車速センサ17Aにより検出される車速が一定以下(例えば20km/h)であるか否かを判別して行う。但し、ハンチングを防止するためヒステリシスを設ける。
右左折時であるか否かの判別は、ウィンカーが動作状態にあるか否かを判別することで行う。例えばウィンカースイッチ17EがON状態であるか否かを判別する。
制御情報算出処理は、対象認識・識別処理による先行車・対向車の認識・識別結果とシーン判定処理の結果とに基づき、ADBの制御情報を算出する処理である。
具体的な処理内容を図12のフローチャートを参照して説明する。
図12において、画像処理部3は、ステップS701でハイビーム不要シーンか否かを上記のシーン判定処理の結果に基づき判別する。ハイビーム不要シーンであるとの肯定結果が得られた場合は、ステップS705でハイビームOFFを表す制御情報を生成し、ステップS706で当該制御情報を運転支援制御部5(配光制御処理部5A)に対して出力した後、処理を終了する。
先行車又は対向車が存在しないとの否定結果が得られた場合は、ステップS703で全面ハイビームONを表す制御情報を生成し、ステップS706で当該制御情報を運転支援制御部5に出力した後、処理を終了する。
画像処理部3は、ステップS704で生成した制御情報(照射範囲情報を含む)をステップS706で運転支援制御部5に出力し、処理を終了する。
運転支援制御部5(配光制御処理部5A)では、配光制御処理として、上記の制御情報に基づく配光制御を実行する。具体的に、配光制御処理では、ハイビームOFFを表す制御情報に応じてはライト制御部10に対しハイビームをOFFとする指示を行う。また、全面ハイビームONを表す制御情報に応じてはライト制御部10に対しハイビームを全面ONとする指示を行う。さらに、対象以外ハイビームONを表す制御情報に応じては、当該制御情報に含まれる照射範囲情報に従った範囲のみハイビームが照射されるようにライト制御部10に対する指示を行う。
図13Aに示すように、この場合のハイビームの照射は、先行車、対向車が存在する範囲(図中斜線部)以外の範囲に対して行う。
以上のように本実施の形態では、自車両の前方を撮像した撮像画像を得る撮像部2と画像処理部3を有する画像処理装置を備えている。画像処理部3は撮像画像内で赤色領域(テールランプ検出範囲Asにおける要素グループ)を検出する赤色領域検出処理をテールランプ検出処理部3Dで行う。また検出された赤色領域に含まれる複数の画素の輝度値のうちの高輝度代表値(最大輝度値)と低輝度代表値(最小輝度値)との乖離値を求め、乖離値(差分)と閾値Tsとの大小関係を判定する判定処理を対象認識・識別処理部3Gで行い、さらに対象認識・識別処理部3Gがその判定処理の結果を、当該赤色領域が先行車両のテールランプ画像であるか否かの識別処理に用いている。
このように先行車のテールランプ検出では、まず撮像画像の赤色領域を抽出している。赤色領域を対象とすることで、赤色以外の発光体や反射体の影響を排除するとともに画像上での処理範囲や、赤色検出の範囲となる輝度範囲を限定する。
さらに、赤色の発光体と反射体の切り分けのため、高輝度代表値と低輝度代表値の乖離値(差分)と閾値Tsとの大小関係を判定する判定処理を行う。発光体と反射体では、輝度分布に異なる特徴が現れるためである。即ち、車両のテールランプなどの自発光の光源では、光が拡散するため輝度分布が広くなる傾向があり、一方、自車両のヘッドライトなどが標識等に反射した光は、輝度分布が狭くなる傾向にある。このため赤色領域における高輝度代表値と低輝度代表値の乖離値はテールランプ光と反射光で異なり、乖離値を所定の閾値Tsと比較すれば、発光体(テールランプ)と反射体を識別できる。
このように本実施の形態では、まず赤色領域のみを対象とすることで、テールランプ等の赤色以外の発光体や反射体の影響を排除するとともに画像上での処理範囲や、赤色検出の範囲となる輝度範囲を限定する。そしてこのために、頻度分布まで用いずに輝度最大値、輝度最小値などのみで判定できる。そのため、対象の画素数が少ない場合でも処理を行うことができる。また合わせて、頻度分布の処理は行う必要がないため、処理時間も短縮される。
また反射物としての赤色標識は、大きさや路面からの高さである程度判別可能ではあるが、対象の距離が充分遠い場合(例えば100m以上)など、距離精度が充分でない場合は、大きさでの比較は誤検出(もしくは誤検出を抑えようとしての未検出)が発生することも多い。路面に勾配があるなどにより遠方では路面位置が充分精度でない場合も同様である。本実施の形態によれば、このような大きさや高さによっては識別精度が不十分な場合にも対応して精度のよいテールランプ識別が可能となる。
以上により本実施の形態によれば、精度のよいテールランプ識別を少ない処理負担で実現できる。
従って少なくともハイビーム期間に上記の識別処理を行うことが適切となる。
なお、先の説明では、高輝度代表値と低輝度代表値の乖離値が閾値Ts以上であるかを判定し、乖離値が閾値Ts以上である場合に信頼度αの値を減算する例を挙げたが、逆に、乖離値が閾値Ts以下であるか否かを判定し、乖離値が閾値Ts以下である場合に信頼度αの値を加算することもできる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記で例示した具体例に限定されるべきものではなく、多様な変形例が考えられる。
例えば、これまでの説明では、高輝度代表値、低輝度代表値は赤色領域における最大輝度値、最小輝度値とする例を述べたが、これに限らない。例えば赤色領域の全画素において輝度値が上位10%の高輝度画素の平均値を高輝度代表値、下位10%の低輝度画素の平均値を低輝度代表値などとしてもよい。
乖離値とは、高輝度代表値と低輝度代表値の差分値としたが、比の値でもよい。その場合、閾値Tsも比の値で分布幅を判定する場合に応じた値とする。
なお、上記のように遠方領域に存在する物体のみの識別結果が得られるようにするためには、「認識」された対象グループについての信頼度αの減算条件として、「距離Qzが所定値未満である」という条件を追加すればよい。
Claims (5)
- 自車両の前方を撮像した撮像画像を得る撮像部と、
前記撮像画像内で赤色領域を検出する赤色領域検出処理と、前記赤色領域検出処理で検出された赤色領域に含まれる複数の画素の輝度値のうちの高輝度代表値と低輝度代表値との乖離値を求め、前記乖離値と閾値との大小関係を判定する判定処理とを行い、前記判定処理の結果を、当該赤色領域が先行車両のテールランプ画像であるか否かの識別処理に用いる画像処理部と、を備える
画像処理装置。 - 前記画像処理部は、
前記高輝度代表値の値に応じて、前記閾値を変更する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記識別処理を、自車両のヘッドライトがハイビーム状態である期間に実行する
請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記撮像画像内でテールランプ検出範囲を設定し、該テールランプ検出範囲内で赤色領域を検出する
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記識別処理において、赤色領域が先行車両のテールランプ画像であることの信頼度を各種条件に応じて加減算し、前記信頼度の値に応じて当該赤色領域が先行車両のテールランプ画像であるか否かを識別するとともに、
前記判定処理の結果に応じて前記信頼度の値を減算又は加算する
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013112954A JP6085522B2 (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013112954A JP6085522B2 (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014232431A JP2014232431A (ja) | 2014-12-11 |
JP6085522B2 true JP6085522B2 (ja) | 2017-02-22 |
Family
ID=52125771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013112954A Active JP6085522B2 (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6085522B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6310899B2 (ja) | 2015-11-25 | 2018-04-11 | 株式会社Subaru | 車外環境認識装置 |
JP6200481B2 (ja) | 2015-11-25 | 2017-09-20 | 株式会社Subaru | 車外環境認識装置 |
EP3511900B1 (en) * | 2016-09-06 | 2021-05-05 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Image processing device and light distribution control system |
FR3062944B1 (fr) | 2017-02-10 | 2021-05-14 | Continental Automotive France | Procede de detection de faux-positifs relatifs a un feu de signalisation |
JP6427611B2 (ja) * | 2017-02-28 | 2018-11-21 | 株式会社東芝 | 車両画像処理装置、及び、車両画像処理システム |
KR101875786B1 (ko) * | 2017-05-26 | 2018-07-06 | (주)베라시스 | 도로영상에서 후미등영역을 이용한 차량식별방법 |
WO2018225462A1 (ja) | 2017-06-05 | 2018-12-13 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 画像処理装置および配光制御システム |
JP6894536B2 (ja) | 2018-01-17 | 2021-06-30 | 日立Astemo株式会社 | 画像処理システム及び配光制御システム |
CN112544066A (zh) * | 2018-08-22 | 2021-03-23 | 日立汽车系统株式会社 | 图像处理装置 |
EP4044148A4 (en) * | 2019-10-10 | 2022-12-07 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | LIGHT DISTRIBUTION CONTROL DEVICE, VEHICLE POSITION SENSING DEVICE, VEHICLE LAMP SYSTEM, LIGHT DISTRIBUTION CONTROL METHOD AND VEHICLE POSITION SENSING METHOD |
CN116368034A (zh) * | 2020-10-20 | 2023-06-30 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具系统、配光控制装置及配光控制方法 |
JP7510609B2 (ja) | 2021-01-29 | 2024-07-04 | マツダ株式会社 | 車両用ヘッドライト制御装置、及び配光パターンの制御方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08221700A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-08-30 | Suzuki Motor Corp | ストップランプ認識装置 |
JP4253275B2 (ja) * | 2003-08-11 | 2009-04-08 | 株式会社日立製作所 | 車両制御システム |
JP4894824B2 (ja) * | 2008-07-09 | 2012-03-14 | 株式会社デンソー | 車両検出装置、車両検出プログラム、およびライト制御装置 |
-
2013
- 2013-05-29 JP JP2013112954A patent/JP6085522B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014232431A (ja) | 2014-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6085522B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP6227898B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP5820843B2 (ja) | 周囲環境判定装置 | |
US10286834B2 (en) | Vehicle exterior environment recognition apparatus | |
US10442343B2 (en) | Vehicle exterior environment recognition apparatus | |
CN111727135B (zh) | 自动照明系统 | |
JP5409929B2 (ja) | 車両用ヘッドライト装置の制御方法およびヘッドライト装置 | |
CN108528448B (zh) | 车辆行驶自动控制方法和装置 | |
CN108528431B (zh) | 车辆行驶自动控制方法和装置 | |
JP6034923B1 (ja) | 車外環境認識装置 | |
US9566899B2 (en) | Method and control unit for setting at least one parameter of a driver assistance device of a vehicle | |
CN108536134B (zh) | 车辆行驶自动控制方法和装置 | |
JP6236039B2 (ja) | 車外環境認識装置 | |
US20150371093A1 (en) | Image processing apparatus | |
US20190031088A1 (en) | Vehicle Detection Apparatus and Light Distribution Control Apparatus | |
CN110087946A (zh) | 车辆用照明系统和车辆 | |
CN103747980A (zh) | 用于对车辆的前灯进行操控的方法和装置 | |
JP6151569B2 (ja) | 周囲環境判定装置 | |
WO2020039838A1 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP6378547B2 (ja) | 車外環境認識装置 | |
JP6335065B2 (ja) | 車外環境認識装置 | |
JP6121244B6 (ja) | 画像処理装置 | |
JP6121244B2 (ja) | 画像処理装置 | |
KR102377540B1 (ko) | 차량 상향등 제어 장치 및 방법 | |
US20240375576A1 (en) | Headlight control device, headlight control system, and headlight control method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6085522 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |