JP5962907B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、タッチパネルを備える電子機器に関する。
従来、ディスプレイの表面に、入力デバイスとしてタッチパネルを備えた電子機器が広く利用されている。このタッチパネルの動作原理の一つとして、静電容量方式が挙げられる。この方式では、操作者の指先と、タッチパネルの導電膜との間の静電容量の変化を捉えることで、操作者の指先の、パネル上の接触位置を検出する。
一般に、タッチパネルを備えた電子機器は、操作者がパネル表面に直接触れることで入力を受け付ける。この際、操作者のパネル表面への接触によって静電容量の変化が起こっても、操作者がそのことを触覚的に認識することはできない。このため、操作者は、入力操作が正しく行われたかどうかを、指先の触覚によって判断することができない。このことが、従来のタッチパネルの操作者にとって大きなストレスとなっている。
このため、特許文献1は、タッチパネルへの入力操作を検知して、タッチパネルを振動させ、操作者に触覚的な操作感を与える、触覚提示機能付きタッチパネルを開示している。
この触覚提示機能付きタッチパネルでは、タッチパネルの側縁部に、触覚提示用の圧電素子が設けられている。またタッチパネルと固定用フレームとの間には、四隅に圧電素子によるタッチパネルの振動を吸収してタッチパネルを保持する、固定用クッションが配置されている。
特開2006−227712
しかし、本願発明者が特許文献1に開示されたタッチパネルの触覚提示機能を検討したところ、操作者に違和感を与える場合があったり、振動が十分な強度でない場合があったりするなど、触覚提示が十分ではない場合があることが分かった。
本願に開示された限定的ではない、例示的な実施形態は、従来よりも改善された触感を提示し得る、タッチパネルを備えた電子機器を提供する。
本願に開示された限定的ではない、例示的な電子機器は、タッチパネルと、支持構造と、振動機構と、ベースとを備える。支持構造は、第1支持部と第2支持部とを有し、前記第1支持部および前記第2支持部が前記タッチパネルと接触することによって、前記タッチパネルの周縁を支持する。第1支持部の剛性は、第2支持部の剛性よりも大きく構成されている。ベースは、前記支持構造と接触し、前記支持構造を介して前記タッチパネルを保持する。振動機構は、タッチパネルの周縁のうち、第2支持部よりも第1支持部に近い位置に設けられ、タッチパネルを振動させる。
本願に開示された限定的ではない、例示的な電子機器によれば、タッチ位置による触感の違いを低減することができる。
実施形態1の電子機器の構成を示す分解斜視図である。 (a)は実施形態1の電子機器の上面図であり、(b)は(a)に示すA−Aで切断したときの断面図である。 (a)は実施形態2の電子機器の上面図であり、(b)は(a)に示すA−Aで切断したときの断面図である。 第1支持部3aの断面図である。 (a)〜(f)は、第2支持部3bの断面の例を示す図である。 (a)は実施形態3の電子機器の上面図であり、(b)は実施形態3の電子機器の側面図である。 (a)は、実施形態4の電子機器の上面図であり、(b)は(a)に示すA−Aで切断したときの断面図である。 (a)は、実施形態5の電子機器の上面図であり、(b)は実施形態5の電子機器の側面図であり、(c)は実施形態1の電子機器の他の一例を示す側面図である。 (a)は実施形態6の電子機器の上面図であり、(b)は(a)に示すA−Aで切断したときの断面図である。 (a)は実施形態7の電子機器の上面図であり、(b)〜(d)はそれぞれ(a)に示すA−Aで切断したときの断面の例を示す図である。 (a)は実施形態8の電子機器の上面図であり、(b)は(a)に示すA−Aで切断したときの断面図である。 (a)〜(c)は実施形態8における支持構造3の断面の例を示す図であり、(d)および(e)は、支持構造3の例を示す斜視図である。 (a)はその他の実施形態の電子機器の上面図であり、(b)は(a)に示すA−Aで切断したときの断面図である。 (a)〜(e)は、その他の実施形態における電子機器の断面の例を示す図である。 (a)および(b)は、その他の実施形態における電子機器の断面の例を示す図である。
本願発明者は、特許文献1などの従来の電子機器に備えられるタッチパネルの触覚提示機能が十分ではない原因について詳細に検討した。その結果、従来の電子機器に備えられるタッチパネルでは、パネルをタッチする位置によって、振動の大きさが異なるなどによって操作者が違和感を覚えることが分かった。また、振動の大きさが十分ではなく、良好な触覚が得られない場合があることが分かった。
特に、振動の大きさがタッチする位置によって異なるという違和感は、特許文献1に開示された構造では、圧電素子の近傍は大きく振動するが、タッチパネル上の位置が圧電素子から離れる程、振動が小さくなってしまうことが原因であると考えられる。
本願発明者は、このような知見に基づき、新規な電子機器を想到した。以下、図面を参照しながら、本発明の電子機器の実施形態を詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は例示であって、本発明を制限するものではない。また、以下の実施形態において、共通する構成要素には分かりやすさのため、同じ参照符号を付している場合がある。
<実施形態1>
以下、図面を参照しながら、本実施形態である電子機器11を説明する。図1は、電子機器11の構成を模式的に示す分解斜視図である。図2(a)は、電子機器11の上面図である。図2(b)は、電子機器11をA−Aで切断したときの断面図である。
ここで、説明のためx方向、y方向、z方向について定義する。図1に示すように、電子機器11の長手方向をx方向とする。また、電子機器11の短手方向をy方向とする。また、電子機器11の厚み方向をz方向とする。
[構成]
図1に示すように、電子機器11は、ベース1と、タッチパネル2と、支持構造3と、振動機構4とを備える。また、例えば、電子機器11は、表示装置8および制御基板9を備える。
ベース1は、タッチパネル2を支持する。ベース1は、金属や樹脂など、タッチパネル2などを支えることができる剛性を備えている。なお、本実施形態では、ベース1と支持構造3とは別体として設けられているが、ベース1と支持構造3とは一体に形成されていてもよい。
表示装置8は主面8aにおいて画像を表示する。表示装置8は、制御基板9に設けられた制御装置によって制御され、制御装置に基づき、所定のコンテンツが表示装置8に表示される。ベース1は、表示装置8に表示されたコンテンツを操作者が目視可能とするため、開口部1aを備えている。本実施形態では、表示装置8とベース1とは別体であるが、ベース1は、例えば、表示装置8の一部であってもよい。
タッチパネル2は、操作者のタッチ操作を検出する。より具体的には、タッチパネル2は、第1主面(タッチ面)2aおよび第2主面2bを有し、タッチパネル2の第1主面2a上において、操作者が指やスタイラスなどで接触したこと、および/あるいは、第1主面2a上における接触位置を検出する。タッチパネル2には、感圧方式や静電容量方式、光学式、表面弾性波方式などの公知の検出方法を用いたタッチパネルを用いることができる。タッチパネル2は、表示パネルに接着されたオンセル型タッチパネルであっても良いし、表示パネル自体がタッチ操作を検出する機能を持ったインセル型タッチパネルであっても良い。また、タッチパネル2は透明であっても不透明であっても良い。要するに、タッチパネル2は、操作者のタッチ操作を検出する機能を持っていれば良い。タッチパネル2は、その周縁部分が支持構造3により支持されている。なお、本実施形態では、タッチパネル2と支持構造3とは別体として設けられているが、タッチパネル2と支持構造3とは一体に形成されていてもよい。
支持構造3は、タッチパネル2の周縁部に全周に亘って設けられており、支持構造3を介して、タッチパネル2がベース1に保持される。支持構造3は、樹脂、ゴム、ゲルなどの一定の強度と弾性力を備えた材料で構成される。支持構造3は金属などで構成されてもよい。この場合、支持構造の強度を強くすることができる。また、支持構造3は、バネ要素で構成されてもよい。この場合、支持構造は高い弾性力を有することができる。支持構造3は、第1支持部3aと第2支持部3bとを有しており、第1支持部3aおよび第2支持部3bがタッチパネル2の第2主面2bと接触し、支持している。本実施形態では、支持構造3は単一の部材で構成されており、第1支持部3aも第2支持部3bも同一の材料で構成されている。
支持構造3は、4つの辺で構成されている。具体的には、電子機器11の形状に合わせて、2つの対向する短辺と、2つの対向する長辺とで構成される。支持構造3の各辺は、2つの第2支持部3bと、この2つの第2支持部3bの間に挟まれた第1支持部3aとを含む。本実施形態では、第1支持部3aの幅は、第2支持部3bの幅よりも大きい。ここで支持構造3の幅は、タッチパネル2の支持構造3と接触している面に平行であり、かつ、支持構造3の長手方向に垂直な方向において定義される。
具体的には、図2(a)および(b)に示すように、支持構造3の短辺においては、y方向が長手方向であるため、第1支持部3aのx方向の幅Waが、第2支持部3bの幅Wbよりも大きい。また、支持構造3の長辺方向においては、x方向が長手方向であるため、第1支持部3aのy方向の幅Wcが、第2支持部3bのy方向の幅Wdより大きい。幅Waと幅Wcとは等しくなくてもよい。同様に、幅Wbと幅Wdとは等しくなくてもよい。
本実施形態では、第1支持部3aおよび第2支持部3bは同一部材で構成されている。そのため、幅が大きい第1支持部3aの方が、第2支持部3bよりも剛性が高くなっている。つまり、支持構造3は、タッチパネル2と接触している周縁部において、同じ剛性ではなく、第1支持部3aが接触する部分において、タッチパネル2を大きな剛性で支持している。本願明細書において、剛性とは、支持構造3のタッチパネル2と接触している面と垂直な方向への、圧縮伸縮のし易さをいう。
振動機構4は、タッチパネル2を振動させることで、操作者に触感を与える。振動機構4としては、たとえば圧電素子や振動モータ、リニアアクチュエータ、ボイスコイルモータ、人工筋肉などが用いられる。要するに、振動機構4は、電気エネルギーなどを振動エネルギーに変換することができるものであればよい。
振動機構4は、タッチパネル2の第2主面2bの周縁部に取り付けられている。本実施形態では、電子機器11は、4つの振動機構4を有している。振動機構4は、タッチパネル2の各辺の略中点付近に1つずつ配置されている。さらに、振動機構4は、第2支持部3bよりも第1支持部3aに近い位置に設けられている。
タッチパネル2の入力面である第1主面2aの任意の位置を操作者が指やスタイラス等で指定したり、操作者が第1主面2a上を指やスタイラスを移動させることにより、タッチパネル2は、その位置や指等の移動に基づく信号を制御基板9に設けられた制御装置へ出力する。制御基板9はタッチパネル2からの信号を受け取り、信号に応じた駆動信号を振動機構4へ出力する。なお、図では、タッチパネル2、表示装置8および制御基板9間の配線は、分かりやすさのため示していない。
図2(b)に示すように、タッチパネル2とベース1と支持構造3とによって空間7が形成される。この空間7に振動機構4が配置される。また、タッチパネル2は、支持構造3および振動機構4以外に振動を妨げる構造と接触しない。このため振動機構4の駆動によってタッチパネル2が十分な強度で振動し得る。これにより、タッチパネル2が振動し、操作者は指による触覚が得られたり、スタイラスを介した振動を感知することができる。
[効果]
上述したとおり、振動機構4は、第2支持部3bよりも第1支持部3aの近くに配置されているため、振動機構4に比較的近い第1支持部3a近傍にはタッチパネル2を介して振動が伝わりやすい。一方、第2支持部3bは、第1支持部3aよりも振動機構4から離れているため、タッチパネル2の伝搬中における減衰が大きくなる。このため、第2支持部3b近傍に伝わる振動は、第1支持部3a近傍に伝わる振動よりも小さくなる。そこで、本実施形態では上述したように、第1支持部3aの剛性を、第2支持部3bの剛性よりも大きくしている。振動が伝わりやすい第1支持部3aの剛性を大きくしているので、タッチパネル2の第1支持部3aの近傍の振動は比較的小さくなる。一方、振動が伝わりにくい第2支持部3bの剛性を小さくしているので、タッチパネル2の第2支持部3bの近傍の振動は従来よりも比較的大きくなる。したがって、ベース1に支持されたタッチパネル2上での位置による振動の大きさのばらつきを従来よりも低減することができる。
さらに、本実施形態の支持構造3は、タッチパネル2の周縁部を全周に亘って支持している。このため、水や埃がベース1とタッチパネル2との間に侵入しない。これにより、防水性・防塵性に優れた電子機器11を提供することが可能となる。
さらに、本実施形態の支持構造3は、単体の部材でタッチパネル2を支持している。これにより、少ない部品点数で所望の効果を得ることができ、組み立て工数も削減され、電子機器のコストダウンにも寄与する。
<実施形態2>
以下、図面を参照しながら、本実施形態である電子機器12を説明する。実施形態1では、第1支持部3aの幅を第2支持部3bの幅よりも大きくすることで、第1支持部3aの剛性を第2支持部3bの剛性よりも大きくした。本実施形態では、第1支持部3aおよび3bの幅は同一である。本実施形態では、第1支持部3aの断面形状と第2支持部3bの断面形状が異なる点で、実施形態1と異なる。このため、実施形態1と共通の部材については同一の符号を付与し、主として、本実施形態の支持構造3を説明する。
[構成]
図3(a)は、電子機器12の上面図である。図3(b)は、電子機器12をA−Aで切断したときの断面図である。図4は、第1支持部3aの長手方向に垂直な断面図である。図5(a)〜(f)は、長手方向に垂直な第2支持部3bの断面図である。
図3(a)に示すとおり、第1支持部3aは、第2支持部3bよりも振動機構4に近い位置に配置されている。また図3(b)に示すとおり、第1支持部3aのz−x平面(支持構造3の短辺における長手方向に垂直な面)における断面形状は、第2支持部3bのz−x平面における断面と異なる。具体的には、第1支持部3aの断面形状は図4に示すとおり略矩形状であるのに対し、第2支持部3bの断面形状は図5(a)に示すとおり、切り欠き部3cを備えたコの字(逆C)形状である。この構成により、第1支持部3aの剛性は、第2支持部3bの剛性よりも大きくなる。なぜなら、切り欠き部3cが設けられた部分において、第2支持部3bのx方向の幅が小さくなっているからである。
なお、第2支持部3bの断面形状は、図5(a)に示すような断面コの字形状には限られない。たとえば、図5(b)に示すように、第2支持部3bの断面は、タッチパネル2と接する辺に隣接する2つの辺にそれぞれ切り欠き部3cを有していてもよい。また、図5(c)に示すように、第2支持部3bの断面は中空部3dを有していてもよい。第2支持部3bの断面を図5(c)のような形状にする場合、まず第2支持部3bの部分を形成し、その後、第1支持部3aと接着することで支持構造3を形成することができる。第2支持部3bを形成する際は、断面形状に対応するような型を用いて押し出し成形を行うとよい。また、図5(d)に示すように、第2支持部3bの断面は、タッチパネル2と接する辺に面取り部3eを有していてもよい。また、図5(e)に示すように、第2支持部3bの断面は、タッチパネル2およびベース1と接する辺にそれぞれ面取り部3eを有していてもよい。また、図5(f)に示すように、第2支持部3bの断面は円形であってもよい。また、図示しないが第2支持部3bの断面は、楕円形状や多角形の形状などでもよい。第2支持部3bの長手方向に垂直な断面が、第1支持部3aの長手方向の垂直な断面の一部を切り取った形状であることにより、断面積が小さくなっていれば、第2支持部3bの剛性が、第1支持部3aの剛性よりも小さくなる。つまり、第1支持部3aの剛性が第2支持部3bの剛性よりも大きくなる。
[効果]
本実施形態によれば、上述したように、第1支持部3aの剛性を、第2支持部3bの剛性よりも大きくしている。振動が伝わりやすい第1支持部3aの剛性を大きくしているので、第1支持部3aの近傍のタッチパネル2の振動は比較的小さくなる。一方、振動が伝わりにくい第2支持部3bの剛性を小さくしているので、第2支持部3bの近傍のタッチパネル2の振動は従来よりも比較的大きくなる。したがって、ベース1に保持されたタッチパネル2上での位置による振動の大きさのばらつきを従来よりも低減することができる。
また、本実施形態では、支持構造3の幅が一定なので、狭額縁化しやすくなる。
<実施形態3>
以下、図面を参照しながら、実施形態3の電子機器13について説明する。本実施形態では、第1支持部3aのz方向の厚みと、第2支持部3bのz方向の厚みが異なる点で、実施形態1と異なる。このため、実施形態1と共通の部材については同一の符号を付与し、主として、本実施形態の支持構造3を説明する。
[構成]
図6(a)は、電子機器13の上面図である。図6(b)は、電子機器13の側面図である。
図6(a)に示すとおり、第1支持部3aは、第2支持部3bよりも振動機構4に近い位置に配置されている。また、図6(b)に示すとおり、本実施形態のベース1は、第1支持部3aに対応する領域に凸部1tを有している。これにより、第1支持部3aのz方向、つまり、タッチパネル2が第1支持部3aと接する面に垂直な方向の厚さDaは、第2支持部3bのz方向の厚さDbよりも小さくなる。
なお、ベース1とタッチパネル2に挟み込まれる前の状態では、第1支持部3aのz方向の厚さと第2支持部3bのz方向の厚さは同じ厚さであっても良い。支持構造3がベース1とタッチパネル2に挟まれる際に、第1支持部3aがベース1の凸部で圧縮される。これにより、第1支持部3aの厚さが、第2支持部3bの厚さよりも小さくなる。第1支持部3aは圧縮されているので、圧縮される前よりも剛性が高くなる。その結果、第1支持部3aの剛性は、第2支持部3bの剛性よりも大きくなる。
[効果]
本実施形態では上述したように、第1支持部3aの剛性を、第2支持部3bの剛性よりも大きくしている。振動が伝わりやすい第1支持部3aの剛性を大きくしているので、タッチパネル2の第1支持部3aの近傍の振動は比較的小さくなる。一方、振動が伝わりにくい第2支持部3bの剛性を小さくしているので、タッチパネル2の第2支持部3bの近傍の振動は従来よりも比較的大きくなる。したがって、ベース1に保持されたタッチパネル2上での位置による振動の大きさのばらつきを従来よりも低減することができる。
また、本実施形態では、支持構造3の厚さを変えているだけなのですべて同じ材料で構成することができる。そのため、支持構造3を一体成形することも可能となる。
<実施形態4>
以下、実施形態4である電子機器14を説明する。本実施形態では、第1支持部3aと、第2支持部3bとが異なる材料で構成されている点で、実施形態1と異なる。このため、実施形態1と共通の部材については同一の符号を付与し、主として、本実施形態の支持構造3を説明する。
[構成]
図7(a)は、電子機器14の上面図である。図7(b)は、電子機器14をA−Aで切断したときの断面図である。
図7(a)、(b)に示すとおり、第1支持部3aおよび第2支持部3bの幅、厚さ、断面形状は同一である。本実施形態では、第1支持部3aは、第2支持部3bよりも剛性が高い材料で構成されている。剛性が高い材料とは、具体的にはヤング率やゴム硬度が高い材料である。
振動機構4は、タッチパネル2の各辺の略中点付近に設けられている。そして、第1支持部3aも支持構造3を構成する各辺の略中点付近に設けられている。すわなち、第1支持部3aは、第2支持部3bよりも、振動機構4の近傍に配置されている。
[効果]
本実施形態では上述したように、第1支持部3aの剛性を、第2支持部3bの剛性よりも大きくしている。振動が伝わりやすい第1支持部3aの剛性を大きくしているので、第1支持部3aの近傍のタッチパネル2の振動は比較的小さくなる。一方、振動が伝わりにくい第2支持部3bの剛性を小さくしているので、第2支持部3bの近傍のタッチパネル2の振動は従来よりも比較的大きくなる。したがって、ベース1に保持されたタッチパネル2上での位置による振動の大きさのばらつきを従来よりも低減することができる。
また、本実施形態では、剛性が異なる材料を使用している。このため、例えば、剛性の低い材料(ゲルなど)が、剛性が高い材料(シリコンゴムなど)に比べて高価な場合、全周をゲルで支持すると材料代が高くなるが、剛性が高くても良い部分にシリコンゴムを用いることで、製造コストを抑制することができる。
<実施形態5>
以下、図面を参照しながら、実施形態5である電子機器15を説明する。実施形態1では、支持構造3は、単一の部材で構成されており、タッチパネル2を全周に亘って支持していた。本実施形態では、支持構造3が断続的に配置されている点で、実施形態1と異なる。
[構成]
図8(a)は、電子機器15の上面図である。図8(b)は、電子機器15の側面図である。図8(c)は、電子機器15の他の一例を示す側面図である。
支持構造3は、第1支持部3aと第2支持部3bとを備える。第1支持部3aおよび第2支持部3bは、それぞれ、接触領域と非接触領域とを有する。接触領域とは、タッチパネル2とベース1とに接する支持部材が設けられている領域である。また、非接触領域とは、タッチパネル2またはベース1に接していない領域をいう。図8(b)に示す形態では、非接触領域には支持部材が設けられていない。
より具体的には、第1支持部3aは、タッチパネル2と接触しない少なくとも1つの第1非接触領域3auと、第1非接触領域3auによって、長手方向において離間しており、タッチパネル2と接触している複数の第1接触領域3acとを有する。第1支持部3aの長手方向に沿った、複数の第1接触領域3acの長さは互いに等しい。第1非接触領域3auを2以上有する場合にも、第1支持部3aの長手方向に沿った、複数の第1非接触領域3auの長さは互いに等しい。
同様に、第2支持部3bは、タッチパネル2と接触しない少なくとも1つの第2非接触領域3buと、第2非接触領域3buによって、長手方向において離間しており、タッチパネル2と接触している複数の第2接触領域3bcとを有する。第2支持部3bの長手方向に沿った、複数の第2接触領域3bcの長さは互いに等しい。第2非接触領域3buを2以上有する場合にも、第2支持部3bの長手方向に沿った、複数の第2非接触領域3buの長さは互いに等しい。
第1支持部3aの長手方向における、複数の第1接触領域3acの合計の長さをL1とし、第1非接触領域の1つまたは合計の長さをL2とする。また、第2支持部3bの長手方向における、複数の第2接触領域3bcの合計の長さをL3とし、第2非接触領域の1つまたは合計の長さをL4とする。この時、L1、L2、L3、L4は、以下の関係を満たしている。
L1/L2>L3/L4 ・・・(1)
上記式(1)の左辺「L1/L2」は、第1支持部3aにおける、第1接触領域(3ac)と第1非接触領域(3au)との比率を示す。また、上記式(1)の右辺「L3/L4」は、第2支持部3bにおける、第2接触領域(3bc)と第2非接触領域(3bu)との比率を示す。それぞれの支持領域において、タッチパネル2と接触している領域が多いほど、その支持領域の剛性は大きくなる。したがって、上記式(1)を満たす場合、第1支持部3aの剛性は、第2支持部3bの剛性よりも大きくなる。
[効果]
本実施形態では上述したように、第1支持部3aの剛性を、第2支持部3bの剛性よりも大きくしている。振動が伝わりやすい第1支持部3aの剛性を大きくしているので、タッチパネル2の第1支持部3aの近傍の振動は比較的小さくなる。一方、振動が伝わりにくい第2支持部3bの剛性を小さくしているので、タッチパネル2の第2支持部3bの近傍の振動は従来よりも比較的大きくなる。したがって、ベース1に保持されたタッチパネル2上での位置による振動の大きさのばらつきを従来よりも低減することができる。
なお、支持構造3は、図8(c)に示すように、ベース1側は連続的に形成され、タッチパネル2側が断続的に形成された形状であってもよい。また、逆に、タッチパネル2側は連続的に形成され、ベース1側が断続的に形成された形状であってもよい。これらのような構成でも、第1支持部3aと第2支持部3bとが上記式(1)を満たせば、図8(b)と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、支持構造3に接触領域と非接触領域があるため、他の実施形態と比べて、支持構造3に使用する材料の量を削減することができる。これにより、電子機器全体の軽量化やコスト低減を実現することもできる。
<実施形態6>
以下、図面を参照しながら、実施形態6である電子機器16を説明する。実施形態1では、支持構造3の上にタッチパネル2が積層することで、支持構造3がタッチパネル2を支持していた。本実施形態では、支持構造3がタッチパネル2と係合する凹部を備えており、その凹部でタッチパネル2を支持する点で実施形態1と異なる。
[構成]
図9(a)は、電子機器16の上面図である。図9(b)は、電子機器16をA−Aで切断したときの断面図である。
支持構造3は、第1支持部3aと第2支持部3bとを備えている。第1支持部3aは、第2支持部3bよりも剛性の高い部材で構成されている。第1支持部3aは、内周側にタッチパネル2と係合する凹部3pを備えている。また、第2支持部3bは、内周側にタッチパネル2と係合する凹部3qを備えている。タッチパネル2は、凹部3pと凹部3qに嵌め込まれることで、支持構造3に支持されている。つまり、第1支持部3aおよび第2支持部3bはそれぞれ、タッチパネル2の周縁において、タッチパネル2の第1主面2a、側面2cおよび第2主面2bと接している。
また、第2支持部3bは、ベース1側に切り欠き部3rを備えている。このような構成により、第1支持部3aの剛性は、第2支持部3bの剛性よりも大きくなる。
[効果]
本実施形態では上述したように、第1支持部3aの剛性を、第2支持部3bの剛性よりも大きくしている。振動が伝わりやすい第1支持部3aの剛性を大きくしているので、タッチパネル2の第1支持部3aの近傍の振動は比較的小さくなる。一方、振動が伝わりにくい第2支持部3bの剛性を小さくしているので、タッチパネル2の第2支持部3bの近傍の振動は従来よりも比較的大きくなる。したがって、ベース1に保持されたタッチパネル2上での位置による振動の大きさのばらつきを従来よりも低減することができる。
また、本実施形態では、支持構造3とタッチパネル2とを固定する際に、接着剤や両面テープなどを使用せずに済むので、製造工程におけるリードタイムを短縮することができる。また、容易に支持構造3とタッチパネル2を分解することができるので、修理や作り直し等も容易に行うことができる。
<実施形態7>
以下、図面を参照しながら、実施形態7である電子機器17を説明する。本実施形態では、振動機構4の形状が、実施形態2とは異なる。
[構成]
図10(a)は、電子機器17の上面図である。図10(b)〜(d)は、電子機器17をA−Aで切断したときの断面図であり、振動機構4の様々な形状を示している。第1支持部3aは、第2支持部3bよりも振動機構4に近い位置に配置されている。
本実施形態の振動機構4は、タッチパネル2に接触する部分4aと、タッチパネル2に接触しない部分4bとで構成されている。タッチパネル2に接触しない部分4bは、例えば振動機構4の振動源である。タッチパネル2に接触する部分4aは、例えば、タッチパネル2に振動を伝える振動伝達部である。
タッチパネル2に接触していない部分4bは、例えば図10(b)に示すようにベース1に固定されている。すなわち、図10(b)の振動機構4は、ベース1に固定される部分とタッチパネル2に振動を与える部分が別々の位置に存在している。例えば、図示しない回路基板やその他の部品の配置の関係上、振動機構4をタッチパネル2に固定するのが困難な場合、振動機構4を図10(b)に示すような構成にすることで、省スペースで効率よく振動機構4を配置することができる。
また、実施形態1と同様、本実施形態では、第1支持部3aの幅が、第2支持部3bの幅よりも大きくなっている。その結果、図10(a)に示すように、第1支持部3aがタッチパネル2の中心側に突出する。第1支持部3aが突出している分、振動機構4をタッチパネル2に固定するスペースが減ってしまう。そのような場合、振動機構4の振動源(タッチパネル2に接触しない部分4b)をタッチパネル2とは離れた場所に配置し、振動伝達部(タッチパネル2に接触する部分4a)をタッチパネル2に接触させることで、少ないスペースでも振動機構を効率よく配置することができる。
なお、振動機構4は、図10(c)に示すような片持ち梁であってもよい。図10(c)に示す振動機構4は、タッチパネル2と接触している部分4aでタッチパネル2に固定されている。また、タッチパネル2と接触していない部分4bは、他のいずれの部材にも接触していない状態となっている。このような構成でも、振動機構4の配置の自由度を上げることができる。
また、振動機構4は、図10(d)に示すような構成でもよい。この振動機構4は、ベース1に固定されている。そしてこの振動機構4は、振動する際に、タッチパネル2と接触する部分4aがタッチパネル2と衝突することで、タッチパネル2に振動を与える。
このような構成でも振動機構4の配置の自由度を上げることができる。
[効果]
上述したとおり、振動機構4を振動伝達部と振動源とに分けて、別々に配置することにより、振動機構4の配置の自由度を上げることができる。
また、いずれの構成においても、振動機構4のタッチパネル2と接触する部分4aに比較的近い第1支持部3a近傍にはタッチパネル2を介して振動が伝わりやすい。一方、第2支持部3bは、第1支持部3aよりも振動機構4のタッチパネル2と接触する部分4aから離れているため、タッチパネル2の伝搬中における減衰が大きくなる。このため、第2支持部3b近傍に伝わる振動は、第1支持部3a近傍に伝わる振動よりも小さくなる。そこで、本実施形態では上述したように、第1支持部3aの剛性を、第2支持部3bの剛性よりも大きくしている。振動が伝わりやすい第1支持部3aの剛性を大きくしているので、第1支持部3aの近傍の振動は比較的小さくなる。一方、振動が伝わりにくい第2支持部3bの剛性を小さくしているので、タッチパネル2の第2支持部3bの近傍の振動は従来よりも比較的大きくなる。したがって、ベース1に保持されたタッチパネル2上での位置による振動の大きさのばらつきを従来よりも低減することができる。
<実施形態8>
以下、図面を参照しながら、実施形態8である電子機器18を説明する。実施形態1〜7では、第1支持部3aの剛性を第2支持部3bよりも高くすることで、タッチ位置による触感の違いを低減していた。しかし、本願発明者は、支持構造3全体の剛性が高い場合、タッチパネル2全体の振動が小さくなってしまい、操作者に適切な触感を提示できない可能性があることを見出した。このような場合、支持構造3全体の剛性を小さくすることで、タッチパネル2全体の振動を大きくすることができ、良好な触覚を電子機器の操作者に提示できる。
一方、支持構造3とタッチパネル2とが接着されている場合、その接着力は支持構造3とタッチパネル2との接着面積に依存する。このため、支持構造3の剛性を小さくするため、支持構造3の形状を変化させると、支持構造3とタッチパネル2との接着力が低下してしまう可能性がある。例えば、支持構造3の剛性を小さくするため、支持構造3の幅Wを小さくすると、支持構造3とタッチパネル2との接着面積が小さくなってしまい、支持構造3とタッチパネル2との接着力が低下してしまう。支持構造3とベース1との接着力についても、同様である。
本実施形態では、支持構造3’は剛性が互いに異なる第1支持部および第2支持部は備えておらず、支持構造3’の剛性は全体として同じである。支持構造3’の長手方向に垂直な断面は、支持構造3’の位置によらず全体として、切り欠き部および/または中空部を備えている。支持構造3’の断面が、切り欠き部および/または中空部を有することによって、支持構造3’とタッチパネル2およびベース1との接着面積を小さくすることなく、支持構造3’全体の剛性を低くすることができる。
[構成]
図11(a)は、電子機器18の上面図である。図11(b)は、電子機器18をA−Aで切断したときの断面図である。図12(a)〜(c)は、支持構造3の断面図の例である。図12(d)、(e)は、支持構造3の斜視図の例である。
図11(a)に示すように、本実施形態では実施形態1と異なり、支持構造3’は剛性が互いに異なる第1支持部および第2支持部は備えておらず、支持構造3’の剛性は全体として同じである。
支持構造3’は、長手方向の少なくとも一部の、長手方向に垂直な断面であって、タッチパネル2と接触している部分から離れた位置において、切り欠き部または中空部を有している。図11(b)に示すように、支持構造3’の断面は、具体的には、タッチパネル2と接する辺と隣接する辺において、切り欠き部3c有している。つまり、支持構造3’はコの字形状(逆C字形状)の断面を有する。このため、支持構造3’は、タッチパネル2と接触している面と隣接する1つの面において、長手方向に伸びる溝を有する。この構成により、支持構造3とタッチパネル2およびベース1との接着面積を小さくすることなく、支持構造3全体の剛性を低くすることができる。
なお、支持構造3の断面形状は、図11(b)に示すようなコの字形状には限られない。例えば、図12(b)に示すように、支持構造3’の断面は、タッチパネル2と接触している辺に隣接した2つの辺にそれぞれ切り欠き部3cを有していてもよい。このような断面を有することにより、支持構造3’は、タッチパネル2と接触している面と隣接する2つの面において、長手方向に伸びる溝をそれぞれ有する。また、図12(c)に示すように、支持構造3’の断面は、中空部3dを有していてもよい。これにより、支持構造3’は、ロの字形状の断面を有し、全体として長手方向に伸びる空洞を内部に有する。
また、支持構造3’は、図12(d)に示すように、側面に貫通孔3fを備えていても良い。また、支持構造3’は、図12(e)に示すように、側面に切り欠き部3gを備えていても良い。また、図示しないが、支持構造3’は、切り欠き部と中空部とを両方備えていても良いし、複数の切り欠き部および/または中空部を備えていても良い。要するに、支持構造3’全体の剛性が、切り欠き部および/または中空部がない場合と比べて、小さくなっていればよい。
[効果]
本実施形態では上述したように、支持構造3’を切り欠き部および/または中空部を備えた形状にすることで、支持構造3’とタッチパネル2およびベース1との接着面積を小さくすることなく、支持構造3’全体の剛性を小さくしている。したがって、支持構造3’とタッチパネル2およびベース1との接着力を低下させることなく、従来よりもタッチパネル2の振動を大きくすることができる。
<その他の実施形態>
上記実施形態1から8では、振動機構4はタッチパネル2の各辺の略中点付近に配置されていたが、振動機構4が配置される位置はこれには限らない。タッチパネル2の各角付近に配置されてもよいし、タッチパネル2の角と各辺の中点との間に配置されてもよい。
また、タッチパネル2は矩形形状を有していたが、これに限らない。タッチパネル2の形状は多角形でもよいし、円形や楕円形でもよい。
実施形態5では、第1接触領域3acおよび第2接触領域3bcは均等に配置されているが、これに限らない。第1支持部3aおよび第2支持部3bの配置については適宜設定できる。すなわち、第1接触領域3acおよび第2接触領域3bcおよび第1非接触領域3auおよび第2非接触領域3buの長手方向に沿った長さや配置は式(1)を満足する限り、自由に設定できる。
また、実施形態1から8では、支持構造3および振動機構4はタッチパネル2に取り付けられていたが、これには限定されない。例えば、図13(a)および(b)に示すように、タッチパネル2の上側(Z方向正側)に間隔を空けて保護パネル5が配置されている場合、支持構造3および振動機構4は保護パネル5に取り付けられていても良い。このような構成であっても、タッチパネル2の検出方法として、光学式や静電容量方式などを用いることで、タッチパネル2は操作者が指やスタイラスなどで保護パネル5に接触したこと、および/あるいは、保護パネル5上における接触位置を検出することができる。要するに、支持構造3および振動機構4は、操作者がタッチする部材に取り付けられていれば良い。
実施形態1から8では、支持構造3と振動機構4とは、タッチパネル2の同一面内に配置されていたが、これには限定されない。例えば、図14(a)に示すように、支持構造3と振動機構4とは、タッチパネル2の対向する面に配置されていても良い。また、図14(b)に示すように、振動機構4は、タッチパネル2の中に埋め込まれていても良い。また、図14(c)に示すように、支持構造3は、タッチパネル2の側面に配置されていても良い。
実施形態1から8では、振動機構4は支持構造3の内側に配置されていたが、これには限定されない。例えば、図14(d)に示すように、振動機構4は、支持構造3の外側に配置されていても良い。また、図14(e)に示すように、振動機構4は、タッチパネル2の側面に配置されていても良い。
実施形態1から8では、ベース1はタッチパネルの裏面2b側に配置されていたが、これには限定されない。例えば、図15(a)に示すように、第1主面2a側に配置されていても良い。この場合、ベース1は、操作者がタッチパネル2にタッチする経路を確保するため、開口部1aを備えている必要がある。また、図15(b)に示すように、ベース1は、タッチパネルの第1主面2a側、第2主面2b側の両方に配置されていても良い。
また、実施形態1から8では、タッチパネルとベース1の間の支持構造3によって空間7が確保されていた。しかし、例えば空間7はタッチパネル2の振動を妨げない材料によって充填されていてもよい。
また、実施形態1〜8のそれぞれの構成は適宜組み合わせてもよい。
本願に開示された電子機器は、タッチパネルを備えた種々の電子機器に好適に用いられる。例えば、携帯型情報端末装置、コンピュータ用ディスプレイ、カーナビゲーション装置、ATM、券売機等の入力装置として好適に用いられる。
1 ベース
1a 開口部
1t 凸部
2 タッチパネル
2a 第1主面
2b 第2主面
3 支持構造
3a 支持領域
3b 支持領域
3c 切り欠き部
3d 中空部
3e 面取り部
3f 貫通孔
3g 切り欠き部
4 振動機構
4a 部分
4b 部分
5 保護パネル
7 空間
8 表示装置
8a 主面
9 制御基板
11、12、13、14、15、16、17、18、 電子機器

Claims (13)

  1. タッチパネルと、
    第1支持部および第2支持部を有し、前記第1支持部および前記第2支持部が前記タッチパネルと接触することによって前記タッチパネルの周縁を支持する支持構造と、
    前記支持構造と接触し、前記支持構造を介して前記タッチパネルを保持するベースと、
    前記タッチパネルの周縁のうち、前記第2支持部よりも前記第1支持部に近い位置に設けられ、前記タッチパネルを振動させる振動機構と、
    を備え、
    前記第1支持部の剛性は、前記第2支持部の剛性よりも大きい、
    電子機器。
  2. 前記タッチパネルの前記接触している面と平行であり、かつ、前記支持構造の長手方向に垂直な方向において、前記第1支持部の幅は前記第2支持部の幅よりも大きい、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1支持部の長手方向に垂直な断面形状は、前記第2支持部の長手方向と垂直な断面形状と異なる請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記タッチパネルの前記接触している面と垂直な方向において、前記第1支持部の厚さが前記第2支持部の厚さよりも小さい、請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記第1支持部および前記第2支持部はそれぞれ第1材料および第2材料によって構成されており、前記第1材料の剛性は前記第2材料の剛性よりも高い請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記第1支持部は、前記タッチパネルまたは前記ベースと接触しない少なくとも1つの第1非接触領域と、
    前記少なくとも1つの第1非接触領域によって、長手方向において離間しており、前記タッチパネルと接触している複数の第1接触領域と、
    を有し、
    前記第2支持部は、
    前記タッチパネルまたは前記ベースと接触しない少なくとも1つの第2非接触領域と、
    前記少なくとも1つの第2非接触領域によって、長手方向において離間しており、前記タッチパネルと接触している複数の第2接触領域と、
    を有し、
    前記第1支持部の前記長手方向における、前記複数の第1接触領域の合計の長さをL1とし、前記少なくとも1つの第1非接触領域の長さをL2とし、
    前記第2支持部の前記長手方向における、前記複数の第2接触領域の合計の長さをL3とし、前記少なくとも1つの第2非接触領域の長さをL4としたとき、
    L1/L2>L3/L4
    を満たす、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記振動機構は、
    振動を発生させる振動源と、
    前記振動源で発生した振動を前記タッチパネルに伝達させる振動伝達部と、を有し、
    前記動源は、前記振動伝達部よりも前記タッチパネルから離れた位置に配置されている、
    請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記タッチパネルは、第1主面、第2主面と、前記第1主面および前記第2主面との間に位置する側面とを有し、前記第1支持部および前記第2支持部はそれぞれ、前記タッチパネルの周縁において、前記タッチパネルの第1主面、側面および第2主面と接している請求項1から6のいずれかに記載の電子機器。
  9. 表示装置をさらに備える、請求項1から7のいずれかに記載の電子機器。
  10. 前記タッチパネルの入力面における任意の位置を接触により操作者が指定することにより、前記タッチパネルから入力を示す信号を受け取り、前記信号に基づき、前記振動機構に駆動信号を出力する制御部を更に備える請求項1から9のいずれかに記載の電子機器。
  11. タッチパネルと、
    前記タッチパネルの周縁を支持する支持構造と、
    前記支持構造と接触し、前記支持構造を介して前記タッチパネルを保持するベースと、
    前記タッチパネルに設けられ、前記タッチパネルを振動させる振動機構と、
    を備え、
    前記支持構造は、前記タッチパネルと接触している面と隣接する2つの面において、前記長手方向に伸びる溝を前記長手方向の少なくとも一部にそれぞれ有する電子機器。
  12. タッチパネルと、
    前記タッチパネルの周縁を支持する支持構造と、
    前記支持構造と接触し、前記支持構造を介して前記タッチパネルを保持するベースと、
    前記タッチパネルに設けられ、前記タッチパネルを振動させる振動機構と、
    を備え、
    前記支持構造は、前記長手方向に伸びる中空部を前記長手方向の少なくとも一部の内部に有する電子機器。
  13. タッチパネルと、
    前記タッチパネルの周縁を支持する支持構造と、
    前記支持構造と接触し、前記支持構造を介して前記タッチパネルを保持するベースと、
    前記タッチパネルに設けられ、前記タッチパネルを振動させる振動機構と、
    を備え、
    前記支持構造は前記タッチパネルと接触している面と隣接する短手方向の2つの面を貫通する貫通孔を有する電子機器。
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