JP5953871B2 - 柱梁接合構造 - Google Patents
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Description
前記鉄骨梁は、該鉄骨梁の基準の断面形状をなす基準断面部と、前記基準断面部よりも前記鉄骨梁の端側に位置されつつ、前記基準断面部よりも梁幅方向に拡幅して断面積が増大した断面積増大部と、を有し、
前記断面積増大部のうちで前記基準断面部よりも梁幅方向の外方に突出した部分に貫通孔が形成されており、
前記鉄骨梁はH形鋼を本体とし、
前記基準断面部は、前記H形鋼であり、
前記断面積増大部は、前記H形鋼のフランジにおける梁幅方向の各端縁に、平面視矩形状の水平ハンチを溶接して形成されており、
前記水平ハンチに前記貫通孔が形成されていることを特徴とする。
前記柱と前記鉄骨梁との接合部は、少なくとも一部が溶接部であり、
前記接合部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさよりも、前記基準断面部と前記断面積増大部との境界位置の部分が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさ、及び前記断面積増大部のうちで前記貫通孔が形成された部分が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさの方が小さくなるように断面設計されていることを特徴とする。
前記貫通孔は円孔であり、
前記境界部は、二直線が交差した形状の隅角部を有し、
前記境界部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさよりも、前記断面積増大部のうちで前記貫通孔が形成された部分が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさの方が小さくなるように断面設計されていることを特徴とする。
前記貫通孔としての円孔が、前記鉄骨梁の長手方向に並んで複数設けられており、
前記長手方向の柱側の端部に近づく程、前記円孔の孔径が小さくなっていることを特徴とする。
前記貫通孔には、何も差し込まれていないことを特徴とする。
図3Aは、本実施形態に係る柱梁接合構造の外観斜視図であり、図3Bは、同概略上面図である。
よって、水平ハンチ25に円孔25hを形成すれば、隅角部A以外の部分にも広い範囲で応力を負担させて塑性ひずみを広範囲に分散させることが可能であり、その分だけ、隅角部Aの塑性ひずみの集中が軽減されることが確認された。
そして、このような曲げ耐力線の関係は、接合部の位置たる梁端20eeに作用する曲げモーメントの大きさに着目すると、次のように表現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
20 梁(鉄骨梁)、20b 基準断面部、20e 端部(断面積増大部)、
20ee 梁端、20f フランジ、20w ウエブ、
25 水平ハンチ(梁幅方向の外方に突出した部分)、
25c 角部、25ee 端、
25h 円孔(貫通孔)、25ha 円孔(貫通孔)、25hb 円孔(貫通孔)、
31 ガセットプレート、
A 隅角部(A点部分)、
Claims (5)
- 柱と鉄骨梁とが剛接合されてなる柱梁接合構造において、
前記鉄骨梁は、該鉄骨梁の基準の断面形状をなす基準断面部と、前記基準断面部よりも前記鉄骨梁の端側に位置されつつ、前記基準断面部よりも梁幅方向に拡幅して断面積が増大した断面積増大部と、を有し、
前記断面積増大部のうちで前記基準断面部よりも梁幅方向の外方に突出した部分に貫通孔が形成されており、
前記鉄骨梁はH形鋼を本体とし、
前記基準断面部は、前記H形鋼であり、
前記断面積増大部は、前記H形鋼のフランジにおける梁幅方向の各端縁に、平面視矩形状の水平ハンチを溶接して形成されており、
前記水平ハンチに前記貫通孔が形成されていることを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1に記載の柱梁接合構造であって、
前記柱と前記鉄骨梁との接合部は、少なくとも一部が溶接部であり、
前記接合部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさよりも、前記基準断面部と前記断面積増大部との境界部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさ、及び前記断面積増大部のうちで前記貫通孔が形成された部分が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさの方が小さくなるように断面設計されていることを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項2に記載の柱梁接合構造であって、
前記貫通孔は円孔であり、
前記境界部は、二直線が交差した形状の隅角部を有し、
前記境界部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさよりも、前記断面積増大部のうちで前記貫通孔が形成された部分が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさの方が小さくなるように断面設計されていることを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
前記貫通孔としての円孔が、前記鉄骨梁の長手方向に並んで複数設けられており、
前記長手方向の柱側の端部に近づく程、前記円孔の孔径が小さくなっていることを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
前記貫通孔には、何も差し込まれていないことを特徴とする柱梁接合構造。
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