JP5910984B2 - 補給水供給装置、この補給水供給装置を備えた洗浄水タンク装置、及び、この洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器 - Google Patents
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Description
特許文献1に示されているように、そのような無駄な洗浄水の浪費を防止するために、洗浄水タンク内に設けられ且つ洗浄水タンク内の水位が所定水位になると洗浄水が流入される桶と、その桶内に配置され且つその桶内の水位の上下動と連動するフロートと、そのフロートの上下動と連動して補給水の供給と洗浄水タンクへの給水とを切り替える切替弁を備え、所定の洗浄水タンク水位になると洗浄水が桶内に流入してフロートが上昇され、補給水のオーバーフロー管内への供給を開始し、満水水位となると補給水のオーバーフロー管内への供給が完了される補給水供給装置が知られている。
このように構成された本発明においては、排水弁が排水流路を開放して洗浄水タンク内の洗浄水が便器へ供給される洗浄開始直後において、貯水部の開口が、洗浄水タンク内の水位と連動する開閉弁により閉じられた状態であり、給水装置から分岐して補給水流路部に供給された補給水が、補給水流路部に設けられた貯水部内に供給された際に、所定容量の補給水を貯水部に貯水して留めることができる。したがって、補給水が貯水部内に留められている間においては、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されることを防ぐことができるため、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる。
さらに、洗浄開始後に開閉弁が貯水部の開口を閉鎖している状態で給水装置が給水を開始してから、洗浄水タンク内の洗浄水が排水され、開閉弁が洗浄水タンク内の洗浄水の水位降下と連動して貯水部の開口を開放するまで、給水装置から補給水流路部に供給される全ての補給水を貯水できるような容積を貯水部が備えていることにより、貯水部の開口が開閉弁により開放されたとき、貯水部内に貯水されている補給水が開口から洗浄水タンクに流出するため、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されることを防ぐことができる。したがって、無駄水の発生を完全に無くし、節水化を達成することができる。
さらに、大洗浄後と小洗浄後のそれぞれにおいて、排水弁が排水流路を閉鎖し、洗浄水タンク内の洗浄水の水位が所定水位まで上昇し、貯水部の開口が開閉弁により閉じられた後、貯水部が所定容量の補給水で満たされたときから洗浄水タンク内の水位が満水水位になるまでの期間に限り、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されるため、一定水量の補給水をオーバーフロー管から便器に供給することができる。
このように構成された本発明においては、貯水部の貯水可能な容積が、49cc以上であるため、洗浄開始後に開閉弁が貯水部の開口を閉鎖している状態で給水装置が給水を開始してから、洗浄水タンク内の洗浄水が排水され、開閉弁が洗浄水タンク内の洗浄水の水位降下と連動して貯水部の開口を開放するまで、給水装置から補給水流路部に供給される全ての補給水を貯水部が貯水することができる。したがって、無駄水の発生を完全に無くし、節水化を達成することができる。
このように構成された本発明においては、洗浄開始後に給水装置から貯水部の上流側の補給水流路部に供給された補給水を貯水部の上端部の流入部によって貯水部内に流入させて貯水部内に確実に留めることができる。また、上流側の補給水流路部の補給水が貯水部に流入後、貯水部の容積が満水状態になるまで貯水部内の補給水が流出部から下流側の補給水流路部へ流出することを防ぎ、貯水部の下流側の補給水流路部の吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されることを防ぐことができる。したがって、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる。
このように構成された本発明においては、排水弁が排水流路を開放して洗浄水タンク内の洗浄水が便器へ供給される洗浄開始直後において、貯水部の開口が、洗浄水タンク内の水位と連動する開閉弁により閉じられた状態であり、給水装置から分岐して補給水流路部に供給された補給水が、補給水流路部に設けられた貯水部内に供給された際に、所定容量の補給水を貯水部に貯水して留めることができる。したがって、補給水が貯水部内に留められている間においては、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されることを防ぐことができるため、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる。
さらに、大洗浄後と小洗浄後のそれぞれにおいて、排水弁が排水流路を閉鎖し、洗浄水タンク内の洗浄水の水位が所定水位まで上昇し、貯水部の開口が開閉弁により閉じられた後、貯水部が所定容量の補給水で満たされたときから洗浄水タンク内の水位が満水水位になるまでの期間に限り、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されるため、一定水量の補給水をオーバーフロー管から便器に供給することができる。
さらに、貯水部が、その容積と異なる容積を備えた他の貯水部に変更可能となるように補給水流路部に脱着可能に取付けられていることにより、貯水部の容積を使用状況に応じて簡単に変更することができ、補給水量を簡単に変更することができる。
このように構成された本発明においては、排水弁が排水流路を開放して洗浄水タンク内の洗浄水が便器へ供給される洗浄開始直後において、貯水部の開口が、洗浄水タンク内の水位と連動する開閉弁により閉じられた状態であり、給水装置から分岐して補給水流路部に供給された補給水が、補給水流路部に設けられた貯水部内に供給された際に、所定容量の補給水を貯水部に貯水して留めることができる。したがって、補給水が貯水部内に留められている間においては、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されることを防ぐことができるため、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる。
さらに、大洗浄後と小洗浄後のそれぞれにおいて、排水弁が排水流路を閉鎖し、洗浄水タンク内の洗浄水の水位が所定水位まで上昇し、貯水部の開口が開閉弁により閉じられた後、貯水部が所定容量の補給水で満たされたときから洗浄水タンク内の水位が満水水位になるまでの期間に限り、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されるため、一定水量の補給水をオーバーフロー管から便器に供給することができる。
さらに、開閉弁が洗浄水タンク内の水位と連動して浮力により上下動するフロート弁であるため、簡単な構造により、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる。
さらに、貯水部の開口とこの開口を開閉するフロート弁との間に形成された小穴により、洗浄終了後、貯水部が補給水でほぼ満たされている状態であっても、貯水部の補給水が小穴を通って洗浄水タンクに少量ずつ徐々に流出し、貯水部内の補給水の水位が洗浄水タンク内の洗浄水の水位とほぼ同じになるまで低下するため、補給水流路部の補給水が吐水口からオーバーフロー管の開口に向けて補給水として吐水されることを防ぐことができる。したがって、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる。
このように構成された本発明においては、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる洗浄水タンク装置を提供することができる。
このように構成された本発明においては、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる水洗大便器を提供することができる。
まず、図1により、本発明の一実施形態による補給水供給装置を備えた洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による補給水供給装置を備えた洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器において、便座及び便蓋を取り外した状態を示す斜視図である。
便器本体2のボウル部4の上縁部には、内側にオーバーハングしたリム8と、便器本体2の後方側の内部に形成される排水流路9(図3参照)から供給される洗浄水を吐水する第1吐水口10が形成され、この第1吐水口10から吐水された洗浄水は、旋回しながら下降してボウル部4を洗浄するようになっている。
また、ボウル部4の溜水面W0の上方位置には、便器本体2の後方側の内部に形成される排水流路9(図3参照)から供給される洗浄水を吐水する第2吐水口14が形成され、この第2吐水口14から吐水される洗浄水が溜水部12の溜水を上下方向に旋回させる旋回流を生じさせるようになっている。
なお、本実施形態による洗浄水タンク装置16においては、上述したサイホン式の水洗大便器に適用した例について説明するが、このようなサイホン式の水洗大便器に限定されず、ボウル部内の水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる、洗い落し式の水洗大便器等の他のタイプの水洗便器にも適用可能である。
図2は、本発明の一実施形態による補給水供給装置を備えた洗浄水タンク装置の内部構造を蓋体を取り外した状態で前方斜め上方から見た斜視図であり、図3は本発明の一実施形態による補給水供給装置の一部分を一部破断した部分断面正面図である。
図2及び図3に示すように、洗浄水タンク装置16は、水洗大便器1を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンク18を備え、この洗浄水タンク18の底部には、便器本体2の排水流路9と連通する排水口20が形成され、洗浄水タンク18内の洗浄水が便器本体2の排水流路9へと供給されるようになっている。また、洗浄水タンク18は、節水型の水洗大便器に用いられるよう大洗浄時には4.8リットル(小洗浄時には3リットル)の洗浄水量を洗浄に使用できるようになっているが、便器の種類に応じて、貯水する洗浄水の量が異なっていてもよい。
また、詳細は後述する補給水供給装置19は、給水装置22から分岐されてオーバーフロー管部26の上方まで延び便器本体2に補給水をリフィールさせる補給水流路部28を備えている。
さらに、吐水が継続されて洗浄水タンク18内の水位が上昇すると、給水バルブフロート34も上昇し、それにより給水バルブ32が閉じ、給水バルブ吐水口36が止水される。これにより、洗浄水タンク18内の洗浄水の水位が満水時の止水水位に維持されるようになっている。
排水口形成部材38は、排水口20の上縁に沿って全周に亘って形成され且つ上方に突出する弁座41を備え、この弁座41と弁体40が当接することにより、排水口20が閉鎖されるようになっている。
操作ワイヤ46は、一端部が主軸部材44の上端部(図示せず)に取り付けられ、他端部が洗浄水タンク18の内部に取り付けられたワイヤ巻取り装置48に取り付けられている。このワイヤ巻取り装置48は、洗浄水タンク18の外部に取り付けられた操作レバー50と連結されており、この操作レバー50を大洗浄又は小洗浄の所定の洗浄モードを実行させる方向に回動操作することにより、この操作レバー50の回動と連動してワイヤ巻取り装置48が作動し、操作ワイヤ46がワイヤ巻取り装置48によって巻き取られ、この巻き取られる操作ワイヤ46により、排水弁装置24の主軸部材44が引き上げられ、この主軸部材44と共に弁体保持部材42及び弁体40が上昇するようになっている。
オーバーフロー管52は、オーバーフロー管取付部54から上方へとほぼ直立して設けられ、その上端には、上方に向かって開口する開口52aが円形に形成され、その下端において、オーバーフロー管52がオーバーフロー管取付部54と、排水口形成部材38の内部の排水口20とを介して排水流路9と連通するように設けられている。
オーバーフロー管52の開口の高さは、洗浄水が洗浄水タンクから溢れ出るのを防ぐように、止水水位よりも高い高さに設定されている。このオーバーフロー管52により、洗浄水が止水水位(満水水位)を超えて上昇しても、開口52aから、洗浄水がオーバーフロー管52内にオーバーフローし、排水口形成部材38の内部の排水流路9を経て、第1吐水口10から、ボウル部4内に排出されるようになっている。
図4は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の補給水流路部において、補給水流路管を取り外した状態の分解斜視図である。
貯水部入口管58は、この貯水部60の上方の補給水流路管56から貯水部60まで、補給水を必ず貯水部60内下方に一旦流下させるように形成されている。
ここで、貯水部入口管58は、補給水流路管56に貯水部60を設けた上で、貯水部60の上方の補給水流路管56から貯水部60まで延びる隔壁66を設けることにより、補給水を補給水流路管56から必ず貯水部60内を経由して流させるように形成されてもよい。
貯水部60は、内部が中空になっている筒体の上側部分を形成している上側筒体部68と、内部が中空になっている筒体の下側部分を形成し、この上側筒体部68に下側から取付けられて上側筒体部68との間に補給水を貯水可能な貯水可能容積空間70を形成できるような下側筒体部72とを備えている。
貯水部60の上側筒体部68と下側筒体部72とにより形成される筒形体中の貯水可能容積空間70は、給水バルブ32が給水を開始してから後述するフロート弁82が開放されるまでに、補給水流路管56から供給される補給水を全て貯水できるような49cc以上の所定容量を有する大きさに形成されている。
貯水部60の上側筒体部68には、その上端面68aに補給水が貯水部入口管58から流入される流入口68bが形成され、貯水部60の上側筒体部68の上端面68aにおいて、自身から補給水が補給水流路吐水管62に流出される流出口68cが形成され、貯水部60の上側筒体部68の下部の内周面にはねじ受け部68dが設けられている。貯水部60の上側筒体部68の上端面68aに形成された流入口68b及び流出口68cは、共に鉛直下方向きに開口するので、その流入口68bから鉛直下方向きに流入される補給水が先ず貯水部に流下され、直接流出口68cに入り込まないようになっている。
貯水部60の下側筒体部72には、その上部の外周面にねじ係合部72aが設けられており、このねじ係合部72aが貯水部60の上側筒体部68のねじ受け部68dと回転係合することによって、貯水部60の上側筒体部68と下側筒体部72とが接続されている。
貯水部60の下側筒体部72は、ねじ係合部72aを回転させることによって容易に着脱可能であり、異なる大きさ(形状)の下側筒体部72を上側筒体部68と接続することにより、上側筒体部68と下側筒体部72によって形成される貯水可能容積空間70の所定容量を有する大きさに変更することができる。従って、異なるタイプの便器本体2により要求される異なる補給水量に対応して、一定水量の補給水を便器本体2にリフィールさせ且つ無駄水の発生を防ぐことが可能となる。
支持軸取付部74と連結された上側筒体部68の高さは、支持軸取付部74と係合する支持軸76の高さを設定することによって設定することができる。
支持軸係合部78は、オーバーフロー管開口取付部80よりも小さい円筒形状に形成され、且つ自身の軸心がオーバーフロー管開口取付部80よりも外側に位置されている。さらに、支持軸係合部78は、支持軸76のねじ部76aに回転係合され、支持軸76のねじ部76aを回転させることによって、支持軸係合部78に対して支持軸76を上下移動させることができる。
オーバーフロー管開口取付部80は、実質的には、洗浄水タンク18内の満水水位を超えた洗浄水が流入するオーバーフロー管52の上端のオーバーフロー管流入口80aを形成している。
上述のような構成から、貯水部60の上側筒体部68が、支持軸取付部74、支持軸76、支持軸係合部78、及び、オーバーフロー管52の上端の開口52aに取付けられるオーバーフロー管開口取付部80を介して、オーバーフロー管52に対して位置が固定されている。
補給水流路吐水管62は、貯水部60の上側筒体部68とほぼ一体に形成されているので上側筒体部68に対して位置が固定されており、そのため、オーバーフロー管52に対しても位置が固定されている。
フロート弁82には、洗浄水タンク18内の水位の上下動と連動して上下動するフロート84と、このフロート84が下部に取付けられ、フロート84の浮力を受けた上下移動によって開口72cを開閉できる蓋弁体部86とが備えられている。
蓋弁体部86は、開口72cの径よりも大きな径を有する円形に形成され、開口72cの外側から開口72cを覆うように蓋をする外側蓋弁体86aと、蓋弁体部86の上面に取付けられ、開口72cの内側まで挿入されて、開口72cの内側において摺動できるようになっている開口内摺動部86bと、この開口内摺動部86bの上端において開口72cの貯水部内側から開口外側に向かう移動の際に引掛かるようになっている4つのつめ86cとを備えている。従って、蓋弁体部86は、蓋弁体部86の外側蓋弁体86aと蓋弁体部86のつめ86cとの間で上下方向に摺動できるように設けられている。
フロート弁82の蓋弁体部86の外側蓋弁体86aが、フロート84の浮力によって押し上げられ、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cに押し付けられるとき、その開口72cが閉鎖され、フロート弁82の蓋弁体部86の外側蓋弁体86aが、フロート84が浮力を失って降下し、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cから離れるとき、その開口72cが開放されるようになっている。
フロート弁82の蓋弁体部86の外側蓋弁体86aが、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cに押し付けられる(開口72cが閉鎖されている)際に、この外側蓋弁体86aとこの開口72cとの間には小さな穴(小隙間)88が形成されるようになっている。
貯水部60の下側筒体部72に設けられたフロート弁82の代わりに、水位を検知して開閉される他の開閉弁が用いられてもよい。
まず、図5(a)〜(g)により、本発明の一実施形態による補給水供給装置を備えた洗浄水タンク装置及びこの洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器により実行される2種類の洗浄モードのうちの大洗浄モードについて説明する。
図5(a)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の大洗浄モードにおける排水及び給水が開始される前の状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図であり、図5(b)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の大洗浄モードにおける排水が開始された直後の状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図であり、図5(c)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の大洗浄モードにおける排水中の洗浄水タンク内の洗浄水の水位が、時間と共に水位WL3まで下降した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図である。
また、図5(d)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の大洗浄モードにおける排水終了直後の状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分断面正面図であり、図5(e)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の大洗浄モードにおける排水終了後、給水中に、洗浄水タンク内の洗浄水の水位が、時間と共に水位WL7まで上昇した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分断面正面図であり、図5(f)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の大洗浄モードにおける排水終了後、給水中に、洗浄水タンク内の洗浄水の水位が、時間と共に水位WL8まで上昇した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図であり、図5(g)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の大洗浄モードにおける給水が終了した後一定時間が経過した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分断面正面図である。
洗浄水タンク18内の貯水部60の外側における洗浄水の水位が、水位WL3まで下降されると、フロート84が洗浄水タンク18内の水位の下降と連動して下降を開始するので、フロート84が取付けられている外側蓋弁体86aが下降を開始し、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cから離れ、貯水部60内に貯水されていた補給水が開口72cから洗浄水タンク18内に一気に流出され、貯水部60内の水位が、水位WL4から急速に低下を開始する。従って、貯水部60内の貯水可能容積空間70が補給水によって満たされる前に、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cからの補給水の流出が開始される。
一方、給水装置22の給水バルブ32の給水バルブ吐水口36から吐水される洗浄水が継続して洗浄水タンク18内に吐水され、給水バルブ32から分岐した補給水流路管56から補給水が貯水部60内に流入され、この貯水部60内に流入した補給水が貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cから貯水部60外方の洗浄水タンク18内に流出され、この洗浄水タンク18内に貯水されている。洗浄水タンク18内の貯水部60の外側の水位は、止水水位WL5において下降が停止された後、止水水位WL5から時間と共に再び上昇を開始される。
貯水部60内の水位は、貯水部60内の補給水が開口72cから洗浄水タンク18内に流出されるので、貯水部60底面からほぼ零の高さの水位WL6にされ、貯水部60内には、前述の所定容量の貯水可能な容積空間70がほぼ全体にわたって残っている状態となっている。
洗浄水タンク18内の貯水部60の外側の水位が、水位WL7まで上昇されると、フロート84が水位の上昇と連動して上昇するので、フロート84が取付けられている外側蓋弁体86aが上昇を開始し、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cに押し付けられ、開口72cから貯水部60外方に流出される補給水が閉止され、補給水流路管56から貯水部60内に流入する補給水が、貯水部60内に貯水され始め、貯水部60内の水位が、貯水部60底面からほぼ零の高さの水位WL6から上昇を開始される。このように外側蓋弁体86aは補給水流路管56からの補給水の流れを貯水部60外方に流出させるか貯水部60に貯水させるか切り換える切り換え弁体の機能も果たしている。貯水部60内には、貯水可能な容積空間70がほぼ全体にわたって貯水可能な状態で残っている。
フロート弁82の蓋弁体部86の外側蓋弁体86aは、フロート84の浮力によって貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cに押し付けられ、開口72cから貯水部60外方に流出される補給水を閉止する状態となっており、貯水部60の流入口68bから流入する補給水が、貯水部60内を満水の状態にさせている。従って、貯水部60内には、貯水可能な容積空間70の内のさらに補給水を貯水可能な空間が残されていない状態となっている。
この状態では、貯水部60の流入口68bから一端貯水部60内に流入される補給水が、貯水部60内に貯水しきれず、貯水部60の上側筒体部68の上端面68aに形成された流出口68cから補給水流路部28の補給水流路吐水管62に向かって上方に流出され、オーバーフロー管52の開口52aのほぼ真上に配置された補給水流路吐水管62の補給水流路吐水口62aから、オーバーフロー管52内に向かって吐水が開始され、この補給水流路吐水口62aから吐水された補給水が、オーバーフロー管52内に流入され、補給水がオーバーフロー管52内を通して便器本体2にリフィールされる。
貯水部60内が満水にされた後、給水バルブ32からの給水が終了されるまでの一定の補給水吐水時間において、補給水流路吐水管62より吐水される補給水が一定水量の補給水として便器本体2にリフィールされる。貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cが外側蓋弁体86aにより閉鎖されてから、貯水部60内が満水になるまでの時間は、貯水部60の貯水可能容積空間70の大きさを変更することにより変えることができる。
大洗浄モードにおける給水が終了した直後の状態の補給水供給装置19においては、弁体40が排水口20を閉じた状態のままであり、洗浄水タンク18内の水位が止水水位WL0まで上昇すると、給水バルブフロート34が上昇し、それにより給水バルブ32が閉じ、給水バルブ吐水口36が止水され、給水バルブ32から分岐した補給水流路管56から貯水部60内への補給水の流入も停止され、貯水部60の上側筒体部68の上端面68aに形成された流出口68cからの補給水流路吐水管62への流出も停止され、補給水流路吐水管62の補給水流路吐水口62aからの吐水も停止された状態となっている。このとき、貯水部60内は補給水で満たされて満水の状態に保たれている。
大洗浄モードにおける給水が終了した直後には、貯水部60内は補給水で満たされて満水の状態に保たれている。
このとき、フロート弁82の蓋弁体部86の外側蓋弁体86aは、フロート84の浮力によって貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cに押し付けられ、この開口72cからの補給水の流出を停止させた状態となっているが、この外側蓋弁体86aとこの開口72cとの間には小穴88が形成されているので、貯水部60内の補給水が時間とともに小穴88から少量ずつ貯水部60の外方の洗浄水タンク18内に流出される。従って、貯水部60内の水位が、貯水部60内が補給水で満たされている状態から、水位WL9まで下降された状態となっており、最終的に、貯水部60内の水位が、貯水部60の外側の洗浄水タンク18内の水位と同じほぼ止水水位WL0まで下降され、図5(a)に示すような大洗浄モードにおける排水が開始される前の状態の水位に戻る。
図6(a)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の小洗浄モードにおける排水及び給水が開始される前の状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図であり、図6(b)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の小洗浄モードにおける排水が開始された直後の状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図であり、図6(c)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の小洗浄モードにおける排水中の洗浄水タンク内の洗浄水の水位が、時間と共に水位WL3まで下降した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分断面正面図である。
また、図6(d)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の小洗浄モードにおける排水終了直後の状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図であり、図6(e)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の小洗浄モードにおける排水終了後、給水中に、洗浄水タンク内の洗浄水の水位が、時間と共に水位WL7まで上昇した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分正面断面図であり、図6(f)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の小洗浄モードにおける排水終了後、給水中に、洗浄水タンク内の洗浄水の水位が、時間と共に水位WL8まで上昇した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分断面正面図であり、図6(g)は、本発明の一実施形態による補給水供給装置の小洗浄モードにおける給水が終了した後一定時間が経過した状態を示す洗浄水タンク装置において、補給水供給装置を部分的に破断した部分断面正面図である。
洗浄水タンク18内の貯水部60の外側における洗浄水の水位が、水位WL3まで下降されると、フロート84が洗浄水タンク18内の水位の下降と連動して下降を開始するので、外側蓋弁体86aが下降を開始し、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cから離れ、貯水部60内に貯水されていた補給水が開口72cから貯水部60の外方の洗浄水タンク18内に一気に流出され、貯水部60内の水位が、水位WL4から急速に低下を開始する。従って、貯水部60内の貯水可能容積空間70が補給水によって満たされる前に、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cからの補給水の流出が開始される。
一方、給水装置22の給水バルブ32の給水バルブ吐水口36から吐水される洗浄水が継続して洗浄水タンク18内に吐水され、給水バルブ32から分岐した補給水流路管56から補給水が貯水部60内に流入され、この貯水部60内に流入した補給水が貯水部の下側筒体部72に形成された開口72cから貯水部60外方の洗浄水タンク18内に流出され、この洗浄水タンク18内に貯水されている。洗浄水タンク18内の貯水部60の外側の水位は、止水水位WL10において下降が停止された後、止水水位WL10から時間と共に再び上昇を開始される。
貯水部60内の水位は、貯水部60内の補給水が開口72cから洗浄水タンク18内に流出されるので、貯水部60底面からほぼ零の高さの水位WL6にされ、貯水部60内には、前述の所定容量の貯水可能な容積空間70がほぼ全体にわたって残っている状態となっている。
洗浄水タンク18内の貯水部60の外側の洗浄水の水位が、水位WL7まで上昇されると、フロート84が上昇するので、外側蓋弁体86aが上昇を開始し、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cに押し付けられ、開口72cから貯水部外方に流出される補給水が閉止され、貯水部60の流入口68bから貯水部60内に流入する補給水が、貯水部60内に貯水され始め、貯水部60内の水位は、貯水部60底面からほぼ零の高さの水位WL6から上昇を開始される。このように、小洗浄モードにおいても大洗浄モードにおいても、洗浄水タンク18内の貯水部60の外側の洗浄水の水位が、同じ水位になるときに、外側蓋弁体86aが開口72cを閉止し、補給水が貯水部60内に貯水され始める。貯水部60内には、貯水可能な容積空間70がほぼ全体にわたって貯水可能な状態で残っている。
外側蓋弁体86aは、貯水部60の下側筒体部72に形成された開口72cに押し付けられ、開口72cから貯水部60外方に流出される補給水を閉止する状態となっており、貯水部60の流入口68bから流入する補給水が、貯水部60内を満水の状態にさせ、貯水部60内には、貯水可能な容積空間70の内のさらに補給水を貯水可能な空間が残されていない状態となっている。
この状態では、貯水部60の流入口68bから一端貯水部60内に流入される補給水が、貯水部60内に貯水しきれず、貯水部60の上側筒体部68の上端面68aに形成された流出口68cから補給水流路吐水管62に流出され、補給水流路吐水管62の補給水流路吐水口62aから、オーバーフロー管52内に向かって吐水され、補給水がオーバーフロー管52内に流入され、オーバーフロー管52内を通して便器本体2にリフィールされる。
貯水部60内が満水にされた後、給水バルブ32からの給水が終了されるまでの一定の補給水吐水時間において、補給水流路吐水管62より吐水される補給水が一定水量の補給水として便器本体2にリフィールされる。この補給水の量は貯水部60が満水になった後に給水が停止されるまで補給水流路管56から供給される補給水の量であるので、小洗浄モードにおける補給水の量と、大洗浄モードにおいにおける補給水の量とが同じ量になっている。
小洗浄モードにおける洗浄が終了した直後の状態の補給水供給装置19においては、弁体40が排水口20を閉じた状態となっており、洗浄水タンク18内の水位が止水水位WL0まで上昇すると、給水バルブフロート34が上昇し、それにより給水バルブ32が閉じ、給水バルブ吐水口36が止水され、給水バルブ32から分岐した補給水流路管56から貯水部60内への補給水の流入も停止され、貯水部60の上側筒体部68の上端面68aに形成された流出口68cからの流出も停止され、補給水流路吐水管62の補給水流路吐水口62aからの吐水も停止された状態となっている。このとき、外側蓋弁体86aは、貯水部60内の開口72cからの補給水の流出を停止させた状態となっており、貯水部60内は補給水で満たされて満水の状態に保たれている。
小洗浄モードにおける給水が終了した直後には、貯水部60内は補給水で満たされて満水の状態に保たれている。
このとき、外側蓋弁体86aは、貯水部60内の開口72cからの補給水の流出を停止させた状態となっているが、この外側蓋弁体86aとこの開口72cとの間には小穴88が形成されているので、貯水部60内の補給水が時間とともに小穴88から少量ずつ貯水部60の外方の洗浄水タンク18内に流出される。従って、貯水部60内の水位が、貯水部60内が補給水で満たされている状態から、水位WL9まで下降された状態となっており、最終的に、貯水部60内の水位が、貯水部60の外側の洗浄水タンク18内の水位と同じほぼ止水水位WL0まで下降され、図6(a)に示すような小洗浄モードにおける排水が開始される前の状態の水位に戻る。
先ず、排水弁装置24の弁体40が上昇して排水口20を開放し、洗浄水タンク18内の洗浄水が排水流路9から便器へ供給される洗浄開始直後において、貯水部60の開口72cが、洗浄水タンク18内の水位と連動するフロート弁82により閉じられた状態であり、給水装置22から分岐して補給水供給装置19の補給水流路部28に供給された補給水が、補給水流路部28に設けられた貯水部60に供給された際に、所定容量の補給水を貯水部60に貯水して留めることができる。したがって、補給水が貯水部60内に留められている間においては、補給水流路部28の補給水が補給水流路吐水口62aからオーバーフロー管52の開口52aに向けて補給水として吐水されることを防ぐことができるため、無駄水が発生することを防ぐことができ、節水化を達成することができる。
さらに、大洗浄後と小洗浄後のそれぞれにおいて、排水弁装置24の弁体40が排水口20を閉止し、洗浄水タンク18内の洗浄水の水位が、所定水位WL7まで上昇し、貯水部60の開口72cが開閉弁82により閉じられた後、貯水部60が所定容量の補給水で満たされたときから洗浄水タンク18内の洗浄水の水位WL8が満水水位WL0になるまでの期間に限り、補給水流路部28の補給水が補給水流路吐水口62aからオーバーフロー管52の開口52aに向けて補給水として吐水されるため、一定水量の補給水をオーバーフロー管52から便器本体2に供給することができる。
2 便器本体
4 ボウル部
9 排水流路
16 洗浄水タンク装置
18 洗浄水タンク
18a 底面
19 補給水供給装置
20 排水口
22 給水装置
24 排水弁装置
26 オーバーフロー管部
28 補給水流路部
32 給水バルブ
34 給水バルブフロート
36 給水バルブ吐水口
40 弁体
41 弁座
46 操作ワイヤ
48 ワイヤ巻取り装置
50 操作レバー
52 オーバーフロー管
52a オーバーフロー管開口
54 オーバーフロー管取付部
56 補給水流路管
58 貯水部入口管
60 貯水部
62 補給水流路吐水管
62a 補給水流路吐水口
64 固定部
68 上側筒体部
68a 上端面
68b 流入口
68c 流出口
68d ねじ受け部
70 貯水可能容積空間
72 下側筒体部
72a ねじ係合部
72b 下面
72c 開口
82 フロート弁
84 フロート
86 蓋弁体部
86a 外側蓋弁体
88 小穴
W0 溜水面
WL0 止水水位
WL1 水位
WL2 水位
WL3 水位
WL4 水位
WL5 止水水位
WL6 水位
WL7 水位
WL8 水位
WL9 水位
WL10 止水水位
Claims (7)
- 便器を洗浄するための洗浄水を水源から洗浄水タンク内に給水する給水装置と、洗浄水タンクの底面に配置されて便器と連通する排水流路を開閉する排水弁と、上記排水流路と連通し、上記洗浄水タンクの底面から上方へ延びるように設けられて上記洗浄水タンク内の洗浄水が満水水位を超えた場合に洗浄水を上記便器へ排出するオーバーフロー管と、を有する洗浄水タンク装置に設けられて便器に補給水を供給する補給水供給装置であって、 上記給水装置から分岐し、その下流側端部に形成された吐水口が上記オーバーフロー管の開口に差し向けられて上記吐水口から上記オーバーフロー管に補給水を供給する補給水流路部と、
この補給水流路部に設けられて所定容量の補給水を貯水可能な貯水部と、
この貯水部に形成されて上記貯水部内の補給水を上記洗浄水タンクに流出可能な開口を上記洗浄水タンク内の水位と連動して開閉する開閉弁と、を有し、
上記貯水部は、洗浄開始後に上記開閉弁が上記貯水部の開口を閉鎖している状態で上記給水装置が給水を開始してから上記開閉弁が上記貯水部の開口を開放するまで上記給水装置から上記補給水流路部に供給される全ての補給水を貯水可能な容積を備えていることを特徴とする補給水供給装置。 - 上記貯水部の貯水可能な容積は、49cc以上である請求項1記載の補給水供給装置。
- 上記貯水部は、上記補給水流路部の途中に設けられた上端部を備え、この上端部から下方へ延びるように形成され、上記貯水部の上端部は、上記貯水部よりも上流側の補給水流路部から供給される補給水を上記貯水部の容積内に留めるように流入させる流入部と、この流入部の流路に対して隔離するように設けられて上記貯水部の容積が満水状態のときに限り上記貯水部の補給水を下流側の補給水流路部に流出させる流出部と、を備えている請求項1又は2に記載の補給水供給装置。
- 便器を洗浄するための洗浄水を水源から洗浄水タンク内に給水する給水装置と、洗浄水タンクの底面に配置されて便器と連通する排水流路を開閉する排水弁と、上記排水流路と連通し、上記洗浄水タンクの底面から上方へ延びるように設けられて上記洗浄水タンク内の洗浄水が満水水位を超えた場合に洗浄水を上記便器へ排出するオーバーフロー管と、を有する洗浄水タンク装置に設けられて便器に補給水を供給する補給水供給装置であって、 上記給水装置から分岐し、その下流側端部に形成された吐水口が上記オーバーフロー管の開口に差し向けられて上記吐水口から上記オーバーフロー管に補給水を供給する補給水流路部と、
この補給水流路部に設けられて所定容量の補給水を貯水可能な貯水部と、
この貯水部に形成されて上記貯水部内の補給水を上記洗浄水タンクに流出可能な開口を上記洗浄水タンク内の水位と連動して開閉する開閉弁と、を有し、
上記貯水部は、その容積と異なる容積を備えた他の貯水部に変更可能となるように上記補給水流路部に脱着可能に取付けられている補給水供給装置。 - 便器を洗浄するための洗浄水を水源から洗浄水タンク内に給水する給水装置と、洗浄水タンクの底面に配置されて便器と連通する排水流路を開閉する排水弁と、上記排水流路と連通し、上記洗浄水タンクの底面から上方へ延びるように設けられて上記洗浄水タンク内の洗浄水が満水水位を超えた場合に洗浄水を上記便器へ排出するオーバーフロー管と、を有する洗浄水タンク装置に設けられて便器に補給水を供給する補給水供給装置であって、 上記給水装置から分岐し、その下流側端部に形成された吐水口が上記オーバーフロー管の開口に差し向けられて上記吐水口から上記オーバーフロー管に補給水を供給する補給水流路部と、
この補給水流路部に設けられて所定容量の補給水を貯水可能な貯水部と、
この貯水部に形成されて上記貯水部内の補給水を上記洗浄水タンクに流出可能な開口を上記洗浄水タンク内の水位と連動して開閉する開閉弁と、を有し、
上記開閉弁は、上記洗浄水タンク内の水位と連動して浮力により上下動するフロート弁であり、
上記貯水部の開口とこの開口を開閉する上記フロート弁との間には、上記貯水部と上記洗浄水タンクを連通させる小穴が形成されている補給水供給装置。 - 上記請求項1乃至5の何れか1項に記載の補給水供給装置を備えた洗浄水タンク装置。
- 上記請求項6記載の洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器。
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