JP5866885B2 - 感光体ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
(2)また、付勢部材は、軸受部材に保持されていてもよい。
(3)また、付勢部材は、突出部を付勢する付勢部と、付勢部に付勢力を付与するためのコイル部とを備えるねじりコイルばねであってもよい。
(4)また、軸受部材は、コイル部を保持する保持部を備えていてもよい。
(5)また、筒状部には、軸線方向内側端縁から軸線方向外側に向けて延びるスリットが、周方向に間隔を隔てて複数形成されていてもよい。この場合、突出部は、筒状部における互いに隣接するスリット間に挟まれた部分において、その軸線方向内側端縁の内周面に設けられている。
(6)また、感光体は、軸線方向の一方側に感光体を駆動するための駆動力が入力される駆動入力部を備えていてもよい。この場合、付勢部材は、軸線方向の他方側に設けられる。
(7)また、本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、装置本体内に着脱可能に設けられる上記の感光体ユニットとを備える。
(8)この場合、装置本体内には、感光体を装置本体に対して位置決めするための位置決め部が設けられていてもよい。この場合、付勢部材は、突出部を位置決め部に向けて付勢する。
1.カラープリンタの全体構成
画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、タンデム型のカラープリンタである。カラープリンタ1の本体ケーシング2内には、感光体ユニットの一例としてのドラムユニット3が着脱可能に設けられている。このドラムユニット3は、本体ケーシング2の前面に設けられたフロントカバー4の開放により、本体ケーシング2に対して着脱される。
2.ドラムユニット
図1および図2に示すように、ドラムユニット3は、4つの感光ドラム5、4つの現像カートリッジ7、4つのドラムサブユニット20、フロントビーム21、リヤビーム22、左右方向に間隔を隔てて配置されるフレームの一例としての1対の内側板23(図3(a)参照)、および、各内側板23に対して左右方向の外側に配置される1対の外側板24を備えている。そして、ドラムユニット3は、これらの各部材が一体となって、本体ケーシング2内に対してスライド自在に着脱される。
(1)ドラムサブユニット
4つのドラムサブユニット20は、1対の内側板23間において、前後方向に間隔を隔てて配置されている。各ドラムサブユニット20は、樹脂から形成され、左右方向に細長く、前側下方に開放された略三角柱状に成形されている。各ドラムサブユニット20には、図1に示すスコロトロン型帯電器6と、感光ドラム5の表面のクリーニングのためのクリーニング部材(図示せず)が保持されている。
(2)フロントビーム
フロントビーム21は、樹脂から形成され、1対の内側板23の前端部間に架設されている。
(3)リヤビーム
リヤビーム22は、樹脂から形成され、1対の内側板23の後端部間に架設されている。
(4)内側板
両内側板23は、同一のプレス型を用いた金属板のプレス加工により作製され、同一の形状を有している。
(5)外側板
1対の外側板24は、たとえば、繊維強化樹脂からなる。図2に示すように、各外側板24は、内側板23と比較して、上下方向に幅広かつ前後方向にほぼ同じ長さを有する側面視略細長矩形板状に形成されている。各外側板24の前端部および後端部は、それぞれフロントビーム21およびリヤビーム22に対して左右方向において対向している。
(6)感光ドラム
感光ドラム5は、図4に示すように、その軸線方向が左右方向に沿って配置され、円筒状のドラム本体45と、ドラム本体45の両端部にそれぞれ相対回転不能に嵌合される2つのフランジ部材46とを備えている。
(7)軸受部材
(7−1)右軸受部材
右軸受部材51は、樹脂から形成され、図6に示すように、軸線方向に厚みを有する円筒状に形成された筒状部53と、筒状部53の空洞部分内に形成され、筒状部53と同心円筒状をなすシャフト保持部54と、筒状部53の外周面において、筒状部53の軸線方向途中部から筒状部53の径方向外方へ広がる円環板状の鍔部55と、鍔部55に対してその径方向外側に連続して形成される第1延設部56および第2延設部57とを一体的に備えている。
(7−2)コイルばね
右軸受部材51には、コイルばね71が保持されている。コイルばね71は、その途中部に多重巻きされたコイル部72を備えるねじりコイルばねである。
(7−3)左軸受部材
左軸受部材52は、樹脂材料から形成され、図7に示すように、軸線方向に厚みを有する円筒状に形成された筒状部81と、筒状部81の軸線方向途中部から筒状部81の径方向外方へ広がる円環板状の鍔部82と、鍔部82に対してその径方向外側に連続して形成される第1延設部86および第2延設部87とを一体的に備えている。
(7−4)コイルばね
左軸受部材52には、右軸受部材51に保持されるコイルばね71と同一のコイルばね71が保持されている。なお、左軸受部材52に保持されるコイルばね71では、押圧部材84に対する当接部分が付勢部73であり、被係止部89に対する係止部分が係止部74である。
(8)ドラムユニットに対する感光ドラムの取り付け
ドラムユニット3に対する感光ドラム5の取り付けは、図2が参照されるように、まず、4つのドラムサブユニット20、フロントビーム21、リヤビーム22および1対の内側板23を組み付ける。
3.本体ケーシング
(1)ドラムユニットの本体ケーシングに対する着脱
図1を参照して、ドラムユニット3の本体ケーシング2内に対する装着では、まず、本体ケーシング2のフロントカバー4を開放する。そして、ドラムユニット3を本体ケーシング2に向けて後方へ移動させることにより、ドラムユニット3が本体ケーシング2内へ案内される。そして、内側板23の切欠部29(図4参照)が本体基準軸34に当接すると、それ以上のドラムユニット3の押し込みが規制される。また、内側板23の切欠部29が、本体基準軸34に当接することにより、ドラムユニット3が本体ケーシング2内に位置決めされる。
(2)本体ケーシングに対する感光ドラムの位置決め
図8で示すように、ドラムユニット3が本体ケーシング2に装着された状態で、各フランジ部材46は、コイルばね71の付勢部73によって、突出部60,85が付勢されることで、第1平面部をなす後側の縦直線部43と、第2平面部をなす下側の横直線部44との間の湾曲部41に向けて押圧される。
(3)感光ドラムに対する駆動力の入力
図2に示すように、本体ケーシング2内にドラムユニット3が装着された状態で、各感光ドラム5の左端部と左右方向に対向する位置には、感光ドラム5に駆動力を伝達するための駆動伝達部35がそれぞれ配置されている。各駆動伝達部35は、ドラムユニット3が本体ケーシング2内に装着された後、右方へと進出し、各左側のフランジ部材46の左端面に設けられた結合溝36(図5参照)に相対回転不能に結合される。これにより、各感光ドラム5に対して駆動伝達部35から駆動力が伝達され、各感光ドラム5が回転駆動される。
4.作用効果
(1)以上のように、右軸受部材51および左軸受部材52は、感光ドラム5の軸線方向(左右方向)の両端部を回転可能に支持している。右軸受部材51は、筒状部53と突出部60とを備えている。また、左軸受部材52は、筒状部81と突出部85とを備えている。筒状部53,81は、ドラム保持孔32に内嵌されるとともにフランジ部材46を遊嵌している。また、突出部60,85は、感光ドラム5の径方向内方に向けて突出している。
(2)また、コイルばね71は、右軸受部材51および左軸受部材52に保持されている。
(3)また、コイルばね71は、感光ドラム5を付勢する付勢部73と、付勢部73に付勢力を付与するためのコイル部72とを備えるねじりコイルばねである。
(4)また、右軸受部材51および左軸受部材52は、コイル部72を保持するコイル保持部67,88を備えている。
(5)また、筒状部53,81には、左右方向内側端縁から左右方向外側に向けて延びるスリット58,83が、周方向に間隔を隔てて2つ形成されている。そして、突出部60,85は、筒状部53,81における互いに隣接するスリット58,83間に挟まれた部分として区画される押圧部材59,84の左右方向内側端縁の内周面に設けられている。
(6)また、このカラープリンタ1は、本体ケーシング2と、その本体ケーシング2に着脱可能に設けられるドラムユニット3とを備える。そのため、上記した作用効果を得ることができる。
5.第2実施形態
(5−1)プロセスカートリッジ
第1実施形態では、4つの感光ドラム5および4つの現像カートリッジ7を備えるドラムユニット3が本体ケーシング2内に装着されるカラープリンタ1を例示している。
(5−2)本体ケーシングに対する感光ドラムの装着
次に、本体ケーシング2に対する感光ドラム5の位置決めについて説明する。
6.第3実施形態
上記第1実施形態および第2実施形態では、右軸受部材51および左軸受部材52の両方が、コイルばね71を備えたが、右軸受部材51のみが、コイルばね71を備えてもよい。
2 本体ケーシング
3 ドラムユニット
5 感光ドラム
23 内側板
32 ドラム保持孔
36 結合溝
51 右軸受部材
52 左軸受部材
53 筒状部
58 スリット
60 突出部
67 コイル保持部
71 コイルばね
72 コイル部
73 付勢部
81 筒状部
83 スリット
85 突出部
88 コイル保持部
90 位置決め部
102 ドラムカートリッジ
103 ドラムフレーム
106 ドラム保持穴
Claims (8)
- 感光体と、
貫通穴が形成されたフレームと、
前記感光体の軸線方向の端部を回転可能に支持する軸受部材であって、前記軸線方向に厚みを有し、前記貫通穴に内嵌されるとともに、前記感光体の前記軸線方向の端部を遊嵌する筒状部と、前記筒状部から前記感光体の径方向内方に向けて突出する突出部とを有する軸受部材と、
前記突出部を前記フレームに向けて付勢する付勢部材と、
を備え、
前記軸受部材は、
前記筒状部から前記径方向外方に向けて突出する鍔部と、
前記筒状部に備えられ、前記径方向の内方面に前記突出部が配置される押圧部材と、
前記押圧部材の前記径方向の外方面に配置され、前記押圧部材から前記径方向外方に向けて突出し、前記軸線方向において前記鍔部との間に前記付勢部材を係止するための被係止部と、を有していることを特徴とする、感光体ユニット。 - 前記付勢部材は、前記軸受部材に保持されることを特徴とする、請求項1に記載の感光体ユニット。
- 前記付勢部材は、前記突出部を付勢する付勢部と、前記付勢部に付勢力を付与するためのコイル部とを備えるねじりコイルばねであることを特徴とする、請求項1または2に記載の感光体ユニット。
- 前記軸受部材は、前記コイル部を保持する保持部を備えることを特徴とする、請求項3に記載の感光体ユニット。
- 前記筒状部には、前記軸線方向内側端縁から前記軸線方向外側に向けて延びるスリットが、周方向に間隔を隔てて複数形成されており、
前記押圧部材は、前記筒状部における互いに隣接する前記スリット間に挟まれた部分であり、
前記突出部は、前記押圧部材の前記軸線方向内側端縁の内周面に設けられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光体ユニット。 - 前記感光体は、前記軸線方向の一方側に、前記感光体を駆動するための駆動力が入力される駆動入力部を備え、
前記付勢部材は、前記軸線方向の他方側に設けられることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の感光体ユニット。 - 装置本体と、
前記装置本体内に着脱可能に設けられ、請求項1〜6のいずれか一項に記載の感光体ユニットと、
を備えることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記装置本体内に設けられ、前記感光体を前記装置本体に対して位置決めするための位置決め部を備え、
前記付勢部材は、前記突出部を前記位置決め部に向けて付勢することを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
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