JP5763701B2 - Iron golf club head and iron golf club - Google Patents
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Description
本発明は、アイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブに関し、特に、キャビティ内に溝部を有するアイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブに関する。 The present invention relates to an iron golf club head and an iron golf club, and more particularly to an iron golf club head and an iron golf club having a groove in a cavity.
従来からフェース部の背面側にキャビティ部を有するキャビティバック型のアイアンゴ
ルフクラブヘッドは広く知られている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a cavity back type iron golf club head having a cavity portion on the back side of a face portion has been widely known.
特許第3658393号公報には、キャビディ部に溝部を有するアイアンゴルフクラブが開示されている。 Japanese Patent No. 3658393 discloses an iron golf club having a groove portion in a cavidi portion.
しかしながら、特許第3658393号公報に記載のアイアンゴルフクラブは、フェース面内において反発係数のばらつきが大きいため、フェース部の中央部で打球したときと、フェース部の中央部からわずかにずれた領域で打球したときとでは、打球感や飛距離が大きく異なる。特に、フェース部の中央部とシャフトに近接するヒール部側の領域とでは反発係数の差が大きく、打球の方向安定性を求める使用者には扱いづらいという課題があった。 However, since the iron golf club described in Japanese Patent No. 3658393 has a large variation in the coefficient of restitution within the face surface, when the ball is hit at the center part of the face part and in a region slightly shifted from the center part of the face part. The hit feeling and the flight distance are greatly different from when the ball is hit. In particular, there is a large difference in the coefficient of restitution between the center portion of the face portion and the region on the heel portion side close to the shaft, and there is a problem that it is difficult for a user who seeks the directional stability of the hit ball.
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の主たる目的は、打球面内の反発係数のばらつきを低減したアイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブを提供することにある。 The present invention has been made to solve the above-described problems. SUMMARY OF THE INVENTION The main object of the present invention is to provide an iron golf club head and an iron golf club in which variation in the coefficient of restitution within the hitting surface is reduced.
本発明のアイアンゴルフクラブヘッドは、打球面と前記打球面の背面側に位置するフェースバック面とを有するフェース部と、フェースバック部の後方側に設けられたキャビティ部とを備える。キャビティ部は、打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部から、前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部に向かう方向に延びる溝部を含み、ヒール部から前記トゥ部まで延びる方向において、ヒール部と前記トゥ部との間に位置する中央部での前記打球面から前記溝部の前記打球面側の側壁までの厚みは、前記ヒール部および前記トゥ部における前記厚みより厚い。前記トゥ部における前記厚みは、前記ヒール部における前記厚みよりも厚い。 The iron golf club head of the present invention includes a face portion having a ball striking surface and a face back surface located on the back side of the ball striking surface, and a cavity portion provided on the rear side of the face back portion. The cavity part includes a groove part extending in a direction from a heel part located at an end part on the shaft side with respect to the ball striking face to a toe part located at an end part opposite to the heel part with respect to the ball striking face, In the direction extending from the heel portion to the toe portion, the thickness from the hitting surface at the central portion located between the heel portion and the toe portion to the side wall on the hitting ball side of the groove portion is the heel portion and the Thicker than the thickness at the toe. The thickness at the toe portion is thicker than the thickness at the heel portion.
本発明によれば、打球面内の反発係数のばらつきを低減したアイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブを得ることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the iron golf club head and iron golf club which reduced the dispersion | variation in the restitution coefficient in a hitting surface can be obtained.
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について、説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following drawings, the same or corresponding parts are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will not be repeated.
(実施の形態1)
図1は本実施の形態に係るアイアンゴルフクラブヘッドをトップエッジ側から見たときの斜視図である。図2は、図1中の線分II−IIにおける断面図である。図3は、図1中の線分III−IIIにおける断面図である。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a perspective view of the iron golf club head according to the present embodiment as viewed from the top edge side. 2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
図1〜図3を参照して、本実施の形態に係るアイアンゴルフクラブヘッド10は、フェース部1とキャビティ部2とを備える。
With reference to FIGS. 1 to 3, iron
フェース部1は、フェース面(打球面)3と、フェース面3の背面側に位置するフェースバック面4とを有する。フェース面3は、主として打球することが予定されている高反発(たとえば反発係数が0.75以上)の領域を中央部10cに有しており、シャフト11側の端部に位置するヒール部10hから、フェース面3に対してヒール部10hと反対側の端部に位置するトゥ部10tまで延びている。ここで、中央部10cは、フェース面3上においてヒール部10hからトゥ部10tに向かう方向に延びるスコアライン幅の中央部に位置している。また、フェース面3は、アイアンゴルフクラブを構えたときに、鉛直方向上方の端部に位置するトップエッジ部5から、接地面と接する側の端部に位置するソール部6まで延びている。つまり、フェース面3は、屈曲面を有しておらず、1つの平面で構成されている。フェースバック面4は、ヒール部10hからトゥ部10tまでフェース面3と平行に設けられている。つまり、フェースバック面4が形成されている領域においては、フェース部1の厚みはフェース面3からフェースバック面4までの厚みであって、均一に設けられている。
The face portion 1 includes a face surface (ball striking surface) 3 and a
キャビティ部2は、フェースバック面4より後方側に位置している。キャビティ部2は、フェース部1のソール部6側に連なるように形成されている。キャビティ部2において、ヒール部10hからトゥ部10tに向かう方向に延びる溝部8が形成されている。溝部8は、トップエッジ部5側に開口部を有し、ソール部6側に底面が設けられている。溝部8の前方(フェース面3側)側壁は、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において、いわゆる、くの字状に屈曲している。また、溝部8の前方の側壁からフェース面3までの距離(厚み)は、中央部10cが最も厚くなっている。
The
溝部8の上端部は、溝部8の上端部の位置は、フェース部1のソール部6からトップエッジ部5に向かう方向での中央部よりソール部6側に位置している。溝部8の後方側には、溝部8の底面と後方側壁を規定するように突壁部9が形成されている。突壁部9は、アイアンゴルフクラブヘッド10の重心を深く、低くしている。
The upper end portion of the
このとき、溝部8が形成されている領域においては、フェース部1の厚みはフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みであって、分布を有している。ヒール部10hにおけるフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みは、トゥ部10tにおけるフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みと同等に形成されている。フェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みは、ヒール部10hから中央部10cにかけて、およびトゥ部10tから中央部10cにかけて、徐々に厚くなっている。中央部10cにおけるフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みは、ヒール部10hおよびトゥ部10tにおけるフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みよりも厚い。
At this time, in the region where the
これにより、中央部10cにおけるフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みHcを厚くすることにより、中央部10cの反発係数を低下させて、ヒール部10hやトゥ部10tとの反発係数の差を低減することができる。また、アイアンゴルフクラブヘッド10は、中央部10cにおいてフェース部1の厚みが厚く形成されているため、高い耐久性を有している。
Thereby, by increasing the thickness Hc from the
また、溝部8において、溝部8の底部におけるフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みは、溝部8の上端部における厚みよりも薄く設けられている。これにより、突壁部9が接続されているためトップエッジ部5と比べてたわみにくいソール部6側に位置するフェース部1において、フェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みを溝部8の上端部における厚みよりも薄くすることができる。これにより、中央部10cにおいて溝部8の上端部が位置する側(トップエッジ部5からソール部6まで延びる方向の中央側)の上記厚みは厚くしながらも、中央部10cにおいてソール部6側のフェース部1の反発係数の低下を抑制することができる。つまり、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において中央部10cの反発係数を抑えることにより、反発係数のばらつきを効果的に低減しながらも、中央部10cのソール部6側における反発係数のさらなる低下を抑制することで、トップエッジ部5からソール部6まで延びる方向においても、反発係数のばらつきを効果的に低減することができる。
Further, in the
アイアンゴルフクラブヘッド10は、上記のような形状を鍛造により形成されている。たとえば、炭素鋼を鍛造した後、機械加工することにより成形可能である。これにより、鋳造で製造した場合と比べて、打球感を向上することができる。また溝部8は、たとえば、鍛造後にTスロットカッターなどを用いて切削することにより形成すればよい。
The iron
以上のように、本実施の形態に係るアイアンゴルフクラブヘッド10は、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において、ヒール部10hとトゥ部10tとの間に位置する中央部10cでのフェース面から溝部8の前方側側壁までの厚みは、ヒール部10hおよびトゥ部10tにおける厚みより厚い。また、溝部8の底部におけるフェース面3から溝部8の前方側壁までの厚みは、溝部8の上端部における厚みよりも薄い。そのため、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において反発係数のばらつきを効果的に低減するとともに、トップエッジ部5からソール部6まで延びる方向においても、反発係数のばらつきを効果的に低減することができる。
As described above, the iron
上述したアイアンゴルフクラブヘッド10を備えるアイアンゴルフクラブは、従来のアイアンゴルフクラブよりもスイートスポットが広いため、打球の方向安定性を求める使用者にとって扱いやすい。
Since an iron golf club including the above-described iron
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態に係るアイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブは、基本的には実施の形態1に係るアイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブと同様の構成を備えるが、溝部8の前方側壁の上端部からトップエッジ部5側に延びるフェースバック面4b,4cを備える点で異なる。
(Embodiment 2)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The iron golf club head and the iron golf club according to the present embodiment basically have the same configuration as the iron golf club head and the iron golf club according to the first embodiment, but the upper end portion of the front side wall of the
図4を参照して、本実施の形態に係るフェースバック面4は、フェース面3と平行に形成されたフェースバック面4aと、当該フェースバック面4aに対して異なる傾斜角を有する2つのフェースバック面4b,4cとを含んでいる。つまり、フェースバック面4bおよびフェースバック面4cは、中央部10cにおいて1つの辺を共有して互いに対して傾斜するように設けられており、当該1つの辺はフェースバック面4aから見たときの稜線を成している。
Referring to FIG. 4, face back
溝部8の前方側壁は、開口部を規定している上端部において、フェースバック面4b,4cのそれぞれ1辺を成している。言い換えると、ヒール部10hから中央部10cまで延びる溝部8の前方側壁の上端部はフェースバック面4bの、中央部10cからトゥ部10tまで延びる溝部8の前方側壁の上端部はフェースバック面4cの、それぞれ1辺を成している。
The front side wall of the
このため、トップエッジ部5側からソール部6側まで延びる方向において、フェース面3とフェースバック面4との間の厚みは、溝部8の前方側壁の上端部で最も厚く、当該上端部からトップエッジ部5側および溝部8の底部側に行くに従って薄くなるように設けられている。つまり、フェース面3とフェースバック面4b,4cとが対向する領域において、フェースバック面4bとフェースバック面4cとがフェースバック面4aに対する稜線を共有している中央部10cが最も厚く、ヒール部10h側とトゥ部10t側は中央部10cよりも薄く形成されている。
Therefore, in the direction extending from the
このようにすれば、溝部8が形成されていない領域(フェース面3とフェースバック面4b,4cとが対向する領域)においても、ヒール部10hおよびトゥ部10tと比べて中央部10cにおけるフェース部1の厚みを厚くすることができる。言い換えると、中央部10cにおけるフェース面3からフェースバック面4までの厚みを、ヒール部10hにおけるフェース面3からフェースバック面4bまでの厚み、およびトゥ部10tにおけるフェース面3からフェースバック面4cまでの厚みよりも厚くすることができる。このため、実施の形態1よりも広範に渡って、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向およびトップエッジ部5からソール部6まで延びる方向における反発係数のばらつきを効果的に低減することができる。
In this way, even in a region where the
(実施の形態3)
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。図5は、本実施の形態に係るアイアンゴルフクラブヘッドの溝部8の上端部における、トップエッジ部5側からみたときの断面図であり、図1中の線分V−Vにおける断面図に相当する。本実施の形態に係るアイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブは、基本的には実施の形態1と同様の構成を備えるが、トゥ部10tにおけるフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みHtを、ヒール部10hにおけるフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みHhよりも厚く設けている点で異なる。
(Embodiment 3)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view of the upper end portion of the
つまり、本実施の形態において、フェース面3から溝部8の前方側壁の上端部までの厚みに関して、中央部10cにおけるフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みHcと、トゥ部10tにおけるフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みHtと、ヒール部10hにおけるフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みHhとの関係は、Hc>Ht>Hhとなっている。
That is, in the present embodiment, regarding the thickness from the
これにより、フェース部1は、シャフト11と近接するために剛性が高くたわみにくいヒール部10hにおいて最も薄く形成されるため、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において、反発係数のばらつきをより効果的に低減することができる。
As a result, the face portion 1 is formed to be thinnest in the
以下、本発明の実施例について説明する。
本実施例は、アイアンゴルフクラブヘッドにおいて、ヒール部、中央部、およびトゥ部におけるフェース部の厚み分布が異なる3種に対して固有値解析を行い、反発係数を評価した。
Examples of the present invention will be described below.
In this example, in the iron golf club head, eigenvalue analysis was performed on three types having different thickness distributions of the face portion in the heel portion, the central portion, and the toe portion, and the coefficient of restitution was evaluated.
(試料)
図6を参照して、実施例1のアイアンゴルフクラブヘッドは、ヒール部とトゥ部におけるフェース部の厚みを同等とし、中央部におけるフェース部の厚みをこれらよりも厚く設けた構造とした。具体的には、中央部の厚みを6.6mmとし、トゥ部の厚みを3.0mm、ヒール部の厚みを3.0mmとした。実施例2のアイアンゴルフクラブヘッドは、フェース部の厚みが中央部において最も厚く、以下トゥ部、ヒール部の順に厚みが薄くなっている構造とした。具体的には、中央部の厚みを6.9mmとし、トゥ部の厚みを4.6mm、ヒール部の厚みを2.4mmとした。比較例1のアイアンゴルフクラブヘッドは、フェース部の厚みがヒール部、中央部、およびトゥ部がいずれも均一に設けられている構造とした。具体的には、中央部の厚みを3.2mmとし、トゥ部の厚みを3.2mm、ヒール部の厚みを3.2mmとした。
(sample)
Referring to FIG. 6, the iron golf club head of Example 1 has a structure in which the thickness of the face portion at the heel portion and the toe portion is equal, and the thickness of the face portion at the center portion is larger than these. Specifically, the thickness of the central portion was 6.6 mm, the thickness of the toe portion was 3.0 mm, and the thickness of the heel portion was 3.0 mm. The iron golf club head of Example 2 had a structure in which the thickness of the face portion was the thickest at the central portion, and the thickness was reduced in the order of the toe portion and the heel portion. Specifically, the thickness of the central part was 6.9 mm, the thickness of the toe part was 4.6 mm, and the thickness of the heel part was 2.4 mm. The iron golf club head of Comparative Example 1 has a structure in which the heel portion, the center portion, and the toe portion of the face portion are uniformly provided. Specifically, the thickness of the central part was 3.2 mm, the thickness of the toe part was 3.2 mm, and the thickness of the heel part was 3.2 mm.
(評価方法)
CADにより上記実施例1、実施例2、及び比較例1のモデルを作成し、PTC社製Creo Simulateを使用した有限要素法により反発係数のシミュレーションを行った。
(Evaluation method)
The model of the said Example 1, Example 2, and the comparative example 1 was created by CAD, and the coefficient of restitution was simulated by the finite element method using Creo Simulate by PTC.
(結果)
図7は、実施例1、実施例2および比較例1の解析結果を示すグラフである。図7の横軸はトゥ部(センターから10mmトウ側)、センター(中央部上であってリーディングエッジ(フェース面のソール部側に位置する端部)からフェース面上15mm上側)、ヒール部(センターから10mmヒール側)の各部分を示している。図7の縦軸は、実施例1、実施例2および比較例1において中央部の反発係数を1としたときの、各部分の反発係数の比率を示している。比較例1の構造では中央部に対してトゥ部およびヒール部の反発係数は大きく低下しているが、実施例1および実施例2の構造では中央部に対するトゥ部およびヒール部の反発係数の低下が抑制できることが確認できた。特に、ヒール部において効果が高く、ヒール部の反発係数は、比較例1では中央部の75%程度にまで低下していたが、実施例1では80%、実施例2では85%程度であり、反発係数のばらつきが低減できることが確認できた。
(result)
FIG. 7 is a graph showing the analysis results of Example 1, Example 2, and Comparative Example 1. The horizontal axis in FIG. 7 is the toe part (10 mm toe side from the center), the center (on the center part and 15 mm above the face surface from the leading edge (the end part located on the sole part side of the face surface)), and the heel part ( Each part on the 10 mm heel side from the center is shown. The vertical axis in FIG. 7 indicates the ratio of the restitution coefficient of each portion when the restitution coefficient at the center is 1 in Example 1, Example 2, and Comparative Example 1. In the structure of Comparative Example 1, the coefficient of restitution of the toe part and the heel part is greatly reduced with respect to the center part, but in the structure of Example 1 and Example 2, the coefficient of restitution of the toe part and heel part with respect to the center part is lowered. It was confirmed that can be suppressed. In particular, the effect is high in the heel portion, and the coefficient of restitution of the heel portion has decreased to about 75% of the central portion in Comparative Example 1, but is about 80% in Example 1 and about 85% in Example 2. It was confirmed that variation in the coefficient of restitution can be reduced.
ここで、上述した実施の形態と一部重複する部分もあるが、本発明の特徴的な構成を列挙する。 Here, although there is a part which overlaps with embodiment mentioned above, the characteristic structure of this invention is enumerated.
本発明に従ったゴルフクラブヘッド10は、打球面(フェース面)3と打球面(フェース面)3の背面側に位置するフェースバック面4とを有するフェース部と、フェースバック面4の後方側に設けられたキャビティ部2とを備える。キャビティ部2は、打球面(フェース面)3に対してシャフト11側の端部に位置するヒール部10hから、打球面(フェース面)3に対してヒール部10hと反対側の端部に位置するトゥ部10tに向かう方向に延びる溝部8を含み、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において、ヒール部10hとトゥ部10tとの間に位置する中央部10cでのフェース面3から溝部8のフェース面3側の側壁までの厚みは、ヒール部10hおよびトゥ部10tにおけるフェース面3から溝部8のフェース面3側の側壁までの厚みより厚い。
A
これにより、中央部10cにおいて、フェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みを厚くすることにより反発係数を低下させて、ヒール部10hやトゥ部10tとの反発係数の差を低減することができる。また、アイアンゴルフクラブヘッド10は、中央部10cにおいてフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みが厚く形成されているため、高い耐久性を有している。
Thereby, by increasing the thickness from the
上記トゥ部10tにおけるフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みは、ヒール部10hにおけるフェース面3から溝部8の前方側側壁までの厚みよりも厚くてもよい。
The thickness from the
これにより、フェース部1はヒール部10hにおいて最も薄く形成されるため、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において、反発係数のばらつきをより効果的に低減することができる。
Thereby, since the face part 1 is formed thinnest in the
上記のアイアンゴルフクラブヘッド10は、鍛造により形成されていてもよい。
これにより、アイアンゴルフクラブヘッド10の打球感を向上することができる。
The iron
Thereby, the hit feeling of the iron
上記中央部10cにおける厚みHcは3.5mm以上7.5mm以下であってもよい。また、トゥ部10tにおける厚みHtは3.0mm以上5.0mm以下であってもよい。また、ヒール部10hにおける厚みHhは2.0mm以上4.0mm以下であってもよい。
The
このようにすることで、アイアンゴルフクラブヘッド10は、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において、反発係数のばらつきをより効果的に低減することができるとともに、高い耐久性を有している。
By doing so, the iron
上記溝部8の底部における厚みが溝部8の上端部における厚みよりも薄くてもよい。
これにより、ソール部6周辺のフェース部1の反発係数を大きくすることができる。つまり、中央部10cにおいてもソール部6側の反発係数は大きくすることができる。その結果、ヒール部10hからトゥ部10tまで延びる方向において中央部10cの厚みを最も厚くし反発係数を抑えることで反発係数のばらつきを効果的に低減しながらも、中央部10cにおいて全体的に反発係数が下がることを抑制することができる。
The thickness at the bottom of the
Thereby, the coefficient of restitution of the face part 1 around the
本発明に従ったアイアンゴルフクラブは、上記のアイアンゴルフクラブヘッド10を備えている。
An iron golf club according to the present invention includes the iron
これにより、本発明に従ったアイアンゴルフクラブは、従来のアイアンゴルフクラブよりも広いスイートスポットを有している。 Thereby, the iron golf club according to the present invention has a sweet spot wider than that of the conventional iron golf club.
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、上述の実施の形態および実施例を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態および実施例に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。 Although the embodiments and examples of the present invention have been described above, various modifications can be made to the above-described embodiments and examples. Further, the scope of the present invention is not limited to the above-described embodiments and examples. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
1 フェース部、2 キャビティ部、3 フェース面、4,4a,4b,4c フェースバック面、5 トップエッジ部、6 ソール部、8 溝部、9 突壁部、10 アイアンゴルフクラブヘッド、10c 中央部、10h ヒール部、10t トゥ部、11 シャフト。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Face part, 2 Cavity part, 3 Face surface, 4, 4a, 4b, 4c Face back surface, 5 Top edge part, 6 Sole part, 8 Groove part, 9 Projection wall part, 10 Iron golf club head, 10c Center part, 10h heel part, 10t toe part, 11 shaft.
Claims (5)
前記フェースバック面の後方側に設けられたキャビティ部とを備え、
前記キャビティ部は、前記打球面に対してシャフト側の端部に位置するヒール部から、前記打球面に対して前記ヒール部と反対側の端部に位置するトゥ部に向かう方向に延びる溝部を含み、
前記ヒール部から前記トゥ部まで延びる方向において、前記ヒール部と前記トゥ部との間に位置する中央部での前記打球面から前記溝部の前記打球面側の側壁までの厚みは、前記ヒール部および前記トゥ部における前記厚みより厚く、
前記トゥ部における前記厚みは、前記ヒール部における前記厚みよりも厚い、アイアンゴルフクラブヘッド。 A face portion having a ball striking surface and a face back surface located on the back side of the ball striking surface;
A cavity portion provided on the rear side of the face back surface,
The cavity portion includes a groove portion extending in a direction from a heel portion located at an end portion on a shaft side with respect to the ball striking surface to a toe portion located at an end portion opposite to the heel portion with respect to the ball striking surface. Including
In the direction extending from the heel portion to the toe portion, the thickness from the ball striking surface at the central portion located between the heel portion and the toe portion to the side wall on the ball striking surface side of the groove portion is the heel portion. and rather thick than the thickness at the toe portion,
The thickness of the toe portion is an iron golf club head that is thicker than the thickness of the heel portion .
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