JP5741850B2 - 光学フィルム、それを含む偏光板および液晶表示装置 - Google Patents
光学フィルム、それを含む偏光板および液晶表示装置 Download PDFInfo
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Description
一般式(1)
L11は、単結合または−NR1−(R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)を表し;
A11は、アリール含有基またはヘテロアリール含有基を表し;
L12は、単結合、−NR2−(R2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)、−O−、−S−、−C(=O)−、−NR4C(=O)−(R4は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)または−SO2−を表し;
A12は、アリール含有基、ヘテロアリール含有基またはシクロアルキル基を表し;
L13は、単結合、−NR3−(R3は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)、−O−、−S−、−C(=O)−、−NR5C(=O)−(R5は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)または−SO2−を表し;
A13は、アリール含有基、ヘテロアリール含有基、シクロアルキル基または水素原子を表し;
R12は、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基またはアシルアミノ基を表す)
[2] 前記一般式(1)のA11、A12およびA13において、前記アリール含有基は、アリール基、アリール含有アルキル基またはアリール含有アルケニル基であり;前記ヘテロアリール含有基は、ヘテロアリール基、ヘテロアリール含有アルキル基またはヘテロアリール含有アルケニル基である、[1]に記載の光学フィルム。
[3] 前記一般式(1)のA13は、アリール含有基、ヘテロアリール含有基またはシクロアルキル基である、[1]または[2]に記載の光学フィルム。
[4] 前記セルロースエステルは、下記式(a)および(b)を満たす、[1]〜[3]のいずれかに記載の光学フィルム。
式(a) 1.5≦X+Y≦2.5
式(b) 0≦Y≦1.5
(式中、Xはアセチル基の置換度、Yはプロピオニル基またはブチリル基、もしくはそれらの混合物の置換度を表す)
[5] 前記セルロースエステルにおいて、前記式(b)のYが0である、[4]に記載の光学フィルム。
[6] 前記光学フィルムの厚みが20〜60μmである、[1]〜[5]のいずれかに記載の光学フィルム。
[7] 下記式(I)で表される、波長590nmでのリターデーションRoが20〜150nmであり、かつ下記式(II)で表される、波長590nmでのRthが70〜300nmである、[1]〜[6]のいずれかに記載の光学フィルム。
式(I) Ro=(nx−ny)×d
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(nxは、光学フィルムの面内方向において屈折率が最大になる方向xにおける屈折率を表し;nyは、光学フィルムの面内方向において前記方向xと直交する方向yにおける屈折率を表し;nzは、光学フィルムの厚み方向zにおける屈折率を表し;d(nm)は、光学フィルムの厚みを表す)
[9] 液晶セルと、前記液晶セルを挟持する一対の偏光板と、を含む液晶表示装置であって、前記一対の偏光板のうち少なくとも一方は、偏光子と、前記偏光子の少なくとも一方の面に配置される[1]〜[7]のいずれかに記載の光学フィルムとを含む、液晶表示装置。
[10] 前記光学フィルムは、前記偏光子の前記液晶セル側の面に配置される、[9]に記載の液晶表示装置。
[11] 前記液晶セルが、対向する一対の透明基板と、前記一対の透明基板の間に挟持され、ポジ型液晶を含む液晶層と、を有し、前記一対の透明基板のうち、一方の透明基板に前記ポジ型液晶に電圧を印加するための複数の電極が配置され、前記ポジ型液晶は、電圧無印加時には、前記透明基板に対して垂直に配向し、電圧印加時には、前記複数の電極間に生じる電界によって前記透明基板に対して水平に配向する、[9]または[10]に記載の液晶表示装置。
本発明の光学フィルムは、セルロースエステルと、一般式(1)で表される化合物と、を含有する。
セルロースエステルは、特に限定されないが、セルロースを、炭素数2〜22程度の脂肪族カルボン酸または芳香族カルボン酸でエステル化した化合物でありうる。脂肪族カルボン酸は、直鎖または分岐の脂肪族カルボン酸であってもよいし、環を有してもよく、置換基をさらに有してもよい。セルロースエステルは、セルロースを、炭素数6以下の低級脂肪酸でエステル化した化合物であることが特に好ましい。
式(a) 2.0≦X+Y≦2.5
式(b) 0≦Y≦1.5
(式中、Xはアセチル基の置換度を示し、Yはプロピオニル基またはブチリル基、もしくはそれらの混合物の置換度を示す)
式(a) 2.0≦X+Y≦2.5
式(b1) 0.1≦Y≦1.5
式(c1) 1.0≦X≦2.4
溶媒:メチレンクロライド
カラム:Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製)を3本接続して使用する。
カラム温度:25℃
試料濃度:0.1質量%
検出器:RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ:L6000(日立製作所(株)製)
流量:1.0ml/min
校正曲線:標準ポリスチレンSTK standardポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1.0×106〜5.0×102までの13サンプルによる校正曲線を使用する。13サンプルは、ほぼ等間隔に選択することが好ましい。
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基、トリフルオロメチル基等);
シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基等);
アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基等);
アシルアミノ基(例えば、アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基等);
アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基等);
アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基等);
アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、スチリル基等);
ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等);
アルキニル基(例えば、プロパルギル基等);
アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基等);
アリールスルホニル基(例えば、フェニルスルホニル基、ナフチルスルホニル基等);
アルキルスルフィニル基(例えば、メチルスルフィニル基等);
アリールスルフィニル基(例えば、フェニルスルフィニル基等);
ホスホノ基;
アシル基(例えば、アセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基等);
カルバモイル基(例えば、アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、ブチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、モルホリノカルボニル基等);
スルファモイル基(例えば、アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、ブチルアミノスルホニル基、ヘキシルアミノスルホニル基、シクロヘキシルアミノスルホニル基、オクチルアミノスルホニル基、ドデシルアミノスルホニル基、フェニルアミノスルホニル基、ナフチルアミノスルホニル基、2−ピリジルアミノスルホニル基等);
スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基等);
シアノ基;
アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等);
アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフチルオキシ基等);
シロキシ基;
アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、ベンゾイルオキシ基等);
スルホン酸基;スルホン酸の塩;アミノカルボニルオキシ基;
アミノ基(例えば、アミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロペンチルアミノ基、2−エチルヘキシルアミノ基、ドデシルアミノ基等);
アニリノ基(例えば、フェニルアミノ基、クロロフェニルアミノ基、トルイジノ基、アニシジノ基、ナフチルアミノ基、2−ピリジルアミノ基等);
イミド基;
ウレイド基(例えば、メチルウレイド基、エチルウレイド基、ペンチルウレイド基、シクロヘキシルウレイド基、オクチルウレイド基、ドデシルウレイド基、フェニルウレイド基、ナフチルウレイド基、2−ピリジルアミノウレイド基等);
アルコキシカルボニルアミノ基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、フェノキシカルボニルアミノ基等);
アルキルオキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、フェノキシカルボニル等);
アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基等);
カルバメート基(例えば、メチルカルバメート基、フェニルカルバメート基);
チオウレイド基;カルボキシル基;カルボン酸の塩;ヒドロキシル基;メルカプト基;ニトロ基等が含まれる。なかでも、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、カルバモイル基、アルキルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基などが好ましく、アルキル基、アルコキシ基、カルバモイル基などがより好ましい。セルロースエステルとの相溶性を高める観点では、アルコキシ基、カルバモイル基などの極性基が好ましい。
糖エステル化合物は、例えばピラノース構造およびフラノース構造の少なくとも一方を1個以上12個以下有し、その構造に含まれるOH基の全部もしくは一部をモノカルボン酸とエステル化反応させて得られるエステル化合物が挙げられる。
ラクトース、スクロース、ニストース、1F−フラクトシルニストース、スタキオース、マルチトール、ラクチトール、ラクチュロース、セロビオース、マルトース、セロトリオース、マルトトリオース、ラフィノースあるいはケストース;ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオース、キシロトリオース、あるいはガラクトシルスクロースなどが含まれる。
可塑剤の例には、ポリエステル系可塑剤、多価アルコールエステル系可塑剤、多価カルボン酸エステル系可塑剤(フタル酸エステル系可塑剤を含む)、グリコレート系可塑剤、エステル系可塑剤(脂肪酸エステル系可塑剤を含む)、およびアクリル系可塑剤などが好ましい。これらは単独で用いても、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
ポリエステル系可塑剤は、下記一般式(2)で表される化合物であることが好ましい。
一般式(2)
B−(G−A)n−G−B
多価アルコールエステル系可塑剤は、2価以上の脂肪族多価アルコールと、モノカルボン酸とのエステル化合物(アルコールエステル)であり、好ましくは2〜20価の脂肪族多価アルコールエステルである。多価アルコールエステル系化合物は、分子内に芳香環またはシクロアルキル環を有することが好ましい。
多価カルボン酸エステル系可塑剤は、2価以上、好ましくは2〜20価の多価カルボン酸と、アルコール化合物とのエステル化合物である。多価カルボン酸は、2〜20価の脂肪族多価カルボン酸であるか、3〜20価の芳香族多価カルボン酸または3〜20価の脂環式多価カルボン酸であることが好ましい。
アクリル系可塑剤は、少なくとも分子内に芳香環と水酸基の両方を有しないエチレン性不飽和モノマーXaと、分子内に芳香環を有さず、水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーXbとを重合成分とする重合体X、または分子内に芳香環を有しないエチレン性不飽和モノマーYaを重合成分とする重合体Yであることが好ましい。エチレン性不飽和モノマーは、好ましくは(メタ)アクリル酸エステルである。
一般式(X)
−[CH2−C(−Rc)(−CO2Rd)]m−[CH2−C(−Re)(−CO2Rf−OH)−]n−[Xc]p−
一般式(Y)
Ry−[CH2−C(−Rg)(−CO2Rh−OH)−]k−[Yb]q−
本発明の光学フィルムは、波長分散制御剤をさらに含有してもよい。波長分散制御剤は、フィルムのリターデーションの波長分散特性を調整する機能を有する。
本発明の光学フィルムは、光学フィルムの耐久性を向上させるために、紫外線吸収剤をさらに含んでもよい。紫外線吸収剤は、波長400nm以下の紫外線を吸収する化合物であり、好ましくは波長370nmでの透過率が10%以下、より好ましくは5%以下、さらに好ましくは2%以下である化合物である。紫外線吸収剤の例には、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、トリアジン系化合物、ニッケル錯塩系化合物、無機粉体などが含まれ、好ましくはベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤であり、より好ましくはベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤である。
本発明の光学フィルムは、例えば高湿高温下で生じやすい光学フィルムの劣化を防止するために、酸化防止剤をさらに含んでもよい。酸化防止剤は、光学フィルム中の残留溶媒量のハロゲンやリン酸系可塑剤のリン酸等による分解を遅延または防止する機能を有する。
本発明の光学フィルムは、滑り性を向上させるために、微粒子をさらに含んでもよい。微粒子は、無機微粒子であっても有機微粒子であってもよい。無機微粒子の例には、二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、焼成カオリン、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウムおよびリン酸カルシウムなどが含まれる。有機微粒子の例には、ポリテトラフルオロエチレン、セルロースアセテート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリプピルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリエチレンカーボネート、アクリルスチレン系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリオレフィン系粉末、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、あるいはポリ弗化エチレン系樹脂、澱粉等の有機高分子化合物の粉砕分級物、懸濁重合法で合成した高分子化合物、スプレードライ法あるいは分散法等により球型にした高分子化合物などが含まれる。フィルムのヘイズの増大を少なくするためには、珪素を含む微粒子が好ましく、特に二酸化珪素が好ましい。
式(I) R0=(nx−ny)×d
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(nx:フィルム面内の遅相軸方向の屈折率、ny:フィルム面内において、遅相軸に対して直交する方向の屈折率、nz:厚み方向におけるフィルムの屈折率、d:フィルムの厚み(nm))
1)フィルムの平均屈折率を屈折計により測定する。
2)王子計測機器社製KOBRA−21ADHにより、フィルム法線方向からの波長590nmの光を入射させたときの面内方向のレターデーションR0を測定する。
3)王子計測機器社製KOBRA−21ADHにより、フィルム法線方向に対してθの角度(入射角(θ))から波長590nmの光を入射させたときのレターデーション値R(θ)を測定する。θは0°よりも大きく、好ましくは30°〜50°である。
4)測定されたR0およびR(θ)と、前述の平均屈折率と膜厚とから、王子計測機器社製KOBRA−21ADHにより、nx、nyおよびnzを算出し、Rthを算出する。レターデーションの測定は、23℃55%RH条件下で行うことができる。
セルロースエステルフィルムは、溶液流延法または溶融流延法で製造することができ、薄膜で平面性の高いフィルムが得られるなどの観点から、溶液流延法で製造されることが好ましい。
前述のセルロースエステルと、必要に応じて添加剤とを溶剤に溶解させてドープを調製する。ドープに含まれるセルロースエステルの濃度は、乾燥負荷を低減するためには高いことが好ましいが、セルロースエステルの濃度が高すぎると濾過しにくく、濾過精度が低下しやすくなる。このため、ドープに含まれるセルロースエステルの濃度は10〜35質量%であることが好ましく、15〜25質量%であることがより好ましい。
i)2枚の偏光板をクロスニコル状態に配置し、それらの間に得られたフィルムを配置する。
ii)一方の偏光板の側から光を当てて、他方の偏光板の側から観察したときに、光が漏れてみえる点(異物)の数をカウントする。
ドープが流延される金属支持体は、表面が鏡面仕上げされたものが好ましい。金属支持体の好ましい例は、ステンレススチールベルトや、鋳物で表面がメッキ仕上げされたドラムなどである。
流延したドープを、残留溶媒が一定以下となるように乾燥させる。金属支持体からウェブを剥離するときのウェブの残留溶媒量は、得られるフィルムの平面性を高めるためには10〜150質量%であることが好ましく、20〜40質量%(低残存溶媒量)または60〜130質量%(高残存溶媒量)であることがより好ましく、20〜30質量%(低残存溶媒量)または70〜120質量%(高残存溶媒量)であることがさらに好ましい。
残留溶媒量(質量%)={(M−N)/N}×100
ウェブの剥離は、一般的な方法で行われるが、剥離ロールにより剥離することが好ましい。剥離ロールによる剥離は、ウェブが、金属支持体の下面に至り、ほぼ一巡したところで行うことが好ましい。ウェブの剥離張力は、300N/m以下とすることが好ましい。
ウェブの延伸により、所望のレターデーション値RoおよびRthを有する光学フィルムを得る。光学フィルムのレターデーション値RoおよびRthは、ウェブに掛かる張力の大きさを、少なくともウェブの搬送方向(ドープの流延方向)に対して垂直方向(幅方向)に調整することによって制御することができる。
本発明の偏光板は、偏光子と、その一方の面に配置された本発明の光学フィルムとを含み、必要に応じて偏光子の他方の面に配置された偏光板保護フィルムをさらに含んでもよい。
本発明の液晶表示装置は、液晶セルと、それを挟持する一対の偏光板と、を有する。そして、一対の偏光板のうち少なくとも一方が前述の光学フィルムを有する偏光板であり、好ましくは一対の偏光板の両方が前述の光学フィルムを有する偏光板である。
1)セルロースエステル
セルロースエステルA:総アシル基置換度2.40、アセチル基置換度2.40のセルロースジアセテート(DAC)
セルロースエステルB:総アシル基置換度2.46、アセチル基置換度1.56、プロピオニル基置換度0.9のセルロースアセテートプロピオネート(CAP)
セルロースエステルC:総アシル基置換度2.87、アセチル基置換度2.87のセルローストリアセテート(TAC)
a)例示化合物PM−2の合成
p−アニシジン5.2g、2,4−ジクロロピリミジン3.0g、スルホラン20mlを混合し、150℃で3時間攪拌を行った。室温まで放冷した後、メタノール50ml、水50mlを順次加えて、析出物をろ取した。得られた析出物をアセトンで再結晶させて、例示化合物PM−2を5.2g得た。得られた例示化合物PM−2の分子構造は、NMRおよびマススペクトルによって同定した。
p−アニシジン4.4g、トリクロロピリミジン2.0g、スルホラン10mlを混合し、180℃で3時間攪拌を行った。室温まで放冷した後、酢酸エチル70ml、水40mlを順次加えて、析出物をろ取した。得られた析出物をカラムクロマトグラフィーで精製して、例示化合物PM−43を3.2g得た。得られた例示化合物PM−43の分子構造は、NMRおよびマススペクトルによって同定した。
(実施例1)
以下の成分を、ディゾルバーで50分間攪拌混合した後、マントンゴーリンで分散させて、微粒子分散液を得た。
〔微粒子分散液〕
微粒子(アエロジル R972V 日本アエロジル(株)製) 11質量部
エタノール 88質量部
〔微粒子添加液〕
メチレンクロライド 101質量部
微粒子分散液 5質量部
下記組成のドープ液を調製した。まず、加圧溶解タンクにメチレンクロライドとエタノールを投入した。これらの溶剤に、さらにセルロースエステルA(総アシル基置換度2.40、アセチル基置換度2.40のセルロースジアセテート)を攪拌しながら投入した。得られた溶液を、加熱下で攪拌しながら溶解させ、リターデーション発現剤として例示化合物PM−1と、糖エステル化合物としてモノペットSB(第一工業製薬社製)と、微粒子添加液とをさらに添加し、攪拌して完全に溶解させた。得られた溶液を、安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244を用いてろ過し、ドープ液を得た。
〔ドープ液の組成〕
メチレンクロライド 340質量部
エタノール 64質量部
セルロースエステルA(総アシル基置換度2.40、アセチル基置換度2.40、セルロースジアセテート) 100質量部
リターデーション発現剤:例示化合物PM−1 4質量部
モノペットSB(第一工業製薬社製) 5.5質量部
微粒子添加液 1質量部
表1に示されるように、セルロースエステルの種類、あるいはリターデーション発現剤の種類やその含有量を変更した以外は実施例1と同様にして光学フィルム102〜117を得た。
表1に示されるように、フィルム厚みを変更した以外は実施例12と同様にして光学フィルム118〜123を得た。
表2に示されるように、セルロースエステルの種類、あるいはリターデーション発現剤の種類やその含有量を変更した以外は実施例1と同様にして光学フィルム124〜131を得た。
1)得られたフィルムを、23℃、55%RHの環境下で24時間放置して調湿した。得られたフィルムの平均屈折率を、アッベ屈折率計(4T)を用いて測定した。また、フィルムの厚さを、市販のマイクロメーターを用いて測定した。
2)自動複屈折計KOBRA−21ADH(王子計測機器(株)製)を用いて、フィルム法線方向からの波長590nmの光を入射させて、下記式(I)で表される面内方向のレターデーションRoを測定した。また、フィルム法線方向に対してθの角度(入射角(θ))から波長590nmの光を入射させたときのリターデーション値R(θ)を測定した。θは30°〜50°とした。
3)測定されたR0およびR(θ)と、前述の平均屈折率と膜厚とから、自動複屈折計KOBRA−21ADH(王子計測機器(株)製)によりnx、nyおよびnzを算出し、下記式(II)で表されるRthを算出した。リターデーションの測定は、23℃、55%RH条件下で行った。
式(I) Ro=(nx−ny)×d
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(nxは、フィルム面内方向で屈折率が最大となる方向xにおける屈折率を示し;
nyは、フィルム面内方向で前記方向xと直交する方向yにおける屈折率を示し;
nzは、フィルム厚み方向zにおける屈折率を示し;
d(nm)は、フィルム厚みを示す)
油圧卓上プレス機に、刃先の角度を60°に摩耗させた上刃と、90°の下刃とを、水平方向の間隔が30μmとなるように取り付けた。そして、上刃の先端と下刃の先端との間に、得られたフィルムをセットし、上刃の下降速度6m/分の条件で、幅90cm、長さ100cmの大きさの試料片を、連続して100枚切り出した。切り出された各試料片の裁断面を、光学顕微鏡を用いて50倍で観察した。バリや劈開、切断できない、切りくずの発生等の不良が発生したフィルムの枚数をカウントし、下記式に当てはめて不良率を算出した。
不良率(%)=(不良が発生したフィルムの枚数/切り出した全フィルムの枚数(100枚))×100
A:不良率が2%未満
B:不良率が2%以上5%未満
C:不良率が5%以上10%未満
D:不良率が10%以上
得られたフィルムを、80℃、90%RHの高温高湿雰囲気下で1000時間放置した。その後、フィルム表面のブリードアウト(結晶析出)の有無を目視観察した。ブリードアウト耐性の評価は、下記基準に基いて行った。A、Bが実用上問題ないレベルと判断した。
A:表面にブリードアウトの発生が全く認められない
B:表面に部分的なブリードアウトが僅かに認められる
C:表面全面にわたってブリードアウトが僅かに認められる
D:表面全面にわたって明確なブリードアウトが認められる
(実施例24)
偏光板の作製
厚さ120μmのポリビニルアルコールフィルムを、温度110℃、延伸倍率5倍の条件で一軸延伸した。得られたフィルムを、ヨウ素0.071g、ヨウ化カリウム5g、水100gからなる水溶液に55秒間浸漬し、次いでヨウ化カリウム6g、ホウ酸7.1g、水100gからなる65℃の水溶液に浸漬した。浸漬後のフィルムを水洗した後、乾燥させて、厚さ25μmの偏光子を得た。
工程1:光学フィルム101とコニカミノルタタックKC4UYとを、それぞれ60℃の2モル/Lの水酸化ナトリウム溶液に90秒間浸漬した。得られたフィルムを水洗した後、乾燥させて、偏光子と貼り合わせる面を鹸化処理したフィルムを得た。
工程2:前記偏光子を固形分2質量%のポリビニルアルコール接着剤槽中に1〜2秒浸漬した。
工程3:工程2で偏光子に付着した過剰の接着剤を軽く拭きとった後、偏光子の一方の面に工程1で鹸化処理した光学フィルム101を積層し、他方の面に工程1で鹸化処理したコニカミノルタタックKC4UYを積層した。
工程4:工程3で得られた光学フィルム101/偏光子/コニカミノルタタックKC4UYの積層物を、圧力20〜30N/cm2、搬送スピード約2m/分の条件で貼り合わせた。
工程5:工程4で貼り合わせた試料を、乾燥機にて80℃で2分間乾燥させて、偏光板101を得た。
光学フィルム101を、表3に示されるように変更した以外は実施例24と同様にして偏光板102〜123および124〜128を得た。
得られた偏光板の平行透過率(H0)と直行透過率(H90)を、Haze Meter NDH2000(日本電色工業株式会社製)を用いて測定した。得られた値を下記式に当てはめて、強制劣化処理前の偏光度P0を算出した。
偏光度P0=〔(H0−H90)/(H0+H90)〕/2×100
次いで、偏光板をサンシャインウェザーメーターにて、UVカットフィルター無しの条件で500時間強制劣化処理を施した。その後、再度、偏光板の平行透過率(H0′)と直行透過率(H90′)を測定した。得られた値を下記式に当てはめて、強制劣化処理500時間後の偏光度P500を算出した。
偏光度P500=〔(H0′−H90′)/(H0′+H90′)〕/2×100
そして、得られた偏光度P0と偏光度P500の値を下記式に当てはめて、偏光度変化量を求めた。
偏光度変化量=P0−P500
このようにして得られた偏光度変化量から、耐光性を以下の基準に基づいて評価した。A、Bが実用上問題ないレベルと判断した。
A:偏光度変化量が2%未満
B:偏光度変化量が2%以上10%未満
C:偏光度変化量が10%以上25%未満
D:偏光度変化量が25%以上
得られた偏光板から、500mm×500mmのサイズの偏光板試料を2枚切り出して、それぞれ80℃、90%RHで100時間熱処理した。熱処理後に得られた2枚の偏光板試料を、互いに吸収軸が直交するように積層した。そして、一方の偏光板試料側から光を照射したときに、他方の偏光板試料側の縁部分で生じる白抜け部分の長さを測定し、偏光板試料の一辺の長さ(500mm)に対する比率を算出した。評価対象となる「白抜け部分」は、偏光板試料の4つの縁部分のそれぞれ中心付近に生じる複数の白抜け部分のうち、最も長いものとする。縁の白抜けは、直交状態で光を通さない偏光板の縁の部分が光を通す状態になることによって生じるものであり、偏光板の縁の部分で画像表示がされない故障の原因となる。偏光板の耐湿熱性は、以下の基準に基づいて評価した。A、Bが実用上問題ないレベルと判断した。
A:縁の白抜けが5%未満(偏光板として問題ないレベル)
B:縁の白抜けが5%以上10%未満(偏光板として実用上問題ないレベル)
C:縁の白抜けが10%以上20%未満(偏光板として何とか使えるレベル)
D:縁の白抜けが20%以上(偏光板として問題のあるレベル)
(実施例47)
SONY製40型ディスプレイKLV−40J3000を準備した。そして、液晶セルに予め貼り合わされていた両面の偏光板を剥がして、作製した2枚の偏光板101を液晶セルのガラス面の両面にそれぞれ貼り合わせて、液晶表示装置101を得た。2枚の偏光板101の貼り合わせは、光学フィルム101が液晶セルと接し、かつ偏光板101の吸収軸が予め貼り合わされていた偏光板の吸収軸と同じ方向となるように行った。
偏光板101を、表4に示されるように変更した以外は実施例47と同様にして偏光板102〜123および124〜128を得た。
23℃55%RHの環境下にて、得られた液晶表示装置のバックライトを1週間連続して点灯させた。その後、ELDIM社製EZ−Contrast160Dを用いて、液晶表示装置で白表示させたときの表示画面の法線方向からの輝度と、黒表示させたときの表示画面の法線方向からの輝度とをそれぞれ測定し、下記式に当てはめて正面コントラストを求めた。
正面コントラスト=(表示装置の法線方向から測定した白表示の輝度)/(表示装置の法線方向から測定した黒表示の輝度)
正面コントラストのばらつき(%)=|(正面コントラストの最大値もしくは最小値)−(正面コントラストの平均値)|/(正面コントラストの平均値)×100
A:正面コントラストのばらつきが0%以上5%未満であり、ムラが小さい
B:正面コントラストのばらつきが5%以上10%未満であり、ムラがややある
C:正面コントラストのばらつきが10%以上であり、ムラが大きい
23℃55%RHの環境下にて5時間放置した後の液晶表示装置の視野角を、ELDIM社製EZ−Contrast160Dを用いて測定した。次いで、この液晶表示装置を23℃20%RHの環境下にて5時間放置した後、視野角を測定した。さらに、この液晶表示装置を23℃80%RHの環境下にて5時間放置した後、視野角を測定した。最後に、この液晶表示装置を23℃55%RHの環境下にて5時間放置した後、視野角を測定した。そして、最初の23℃55%RHの環境下で測定された視野角と、最後の23℃55%RHの環境下で測定された視野角とを比較して、視野角の変動量を測定した。A、Bが実用上問題ないレベルと判断した。
A:視野角の変動が認められない
B:視野角の変動がやや認められる
C:視野角の変動が認められる
D:視野角の変動が顕著に認められる
20 液晶セル
40 第一の偏光板
42 第一の偏光子
44 偏光板保護フィルム(F1)
46 偏光板保護フィルム(F2)
60 第二の偏光板
62 第二の偏光子
64 偏光板保護フィルム(F3)
66 偏光板保護フィルム(F4)
80 バックライト
Claims (11)
- セルロースエステルと、下記一般式(1)で表される化合物と、を含有する、光学フィルム。
一般式(1)
L11は、単結合または−NR1−(R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)を表し;
A11は、アリール基、アリール含有アルキル基、アリール含有アルケニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリール含有アルキル基またはヘテロアリール含有アルケニル基を表し;
L12は、単結合、−NR2−(R2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)、−O−、−S−、−C(=O)−、−NR4C(=O)−(R4は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)または−SO2−を表し;
A12は、アリール含有基、ヘテロアリール含有基またはシクロアルキル基を表し;
L13は、単結合、−NR3−(R3は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)、−O−、−S−、−C(=O)−、−NR5C(=O)−(R5は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアリール基)または−SO2−を表し;
A13は、アリール含有基、ヘテロアリール含有基、シクロアルキル基または水素原子を表し;
R12は、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基またはアシルアミノ基を表す) - 前記一般式(1)のA 12およびA13において、
前記アリール含有基は、アリール基、アリール含有アルキル基またはアリール含有アルケニル基であり;
前記ヘテロアリール含有基は、ヘテロアリール基、ヘテロアリール含有アルキル基またはヘテロアリール含有アルケニル基である、
請求項1に記載の光学フィルム。 - 前記一般式(1)のA13は、アリール含有基、ヘテロアリール含有基またはシクロアルキル基である、請求項1または2に記載の光学フィルム。
- 前記セルロースエステルは、下記式(a)および(b)を満たす、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学フィルム。
式(a) 1.5≦X+Y≦2.5
式(b) 0≦Y≦1.5
(式中、Xはアセチル基の置換度、Yはプロピオニル基またはブチリル基、もしくはそれらの混合物の置換度を表す) - 前記セルロースエステルにおいて、前記式(b)のYが0である、請求項4に記載の光学フィルム。
- 前記光学フィルムの厚みが20〜60μmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学フィルム。
- 下記式(I)で表される、波長590nmでのリターデーションRoが20〜150nmであり、かつ下記式(II)で表される、波長590nmでのRthが70〜300nmである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学フィルム。
式(I) Ro=(nx−ny)×d
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(nxは、光学フィルムの面内方向において屈折率が最大になる方向xにおける屈折率を表し;
nyは、光学フィルムの面内方向において前記方向xと直交する方向yにおける屈折率を表し;
nzは、光学フィルムの厚み方向zにおける屈折率を表し;
d(nm)は、光学フィルムの厚みを表す) - 偏光子と、
前記偏光子の少なくとも一方の面に配置された、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学フィルムと、
を有する、偏光板。 - 液晶セルと、前記液晶セルを挟持する一対の偏光板と、を含む液晶表示装置であって、
前記一対の偏光板のうち少なくとも一方は、偏光子と、前記偏光子の少なくとも一方の面に配置される請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学フィルムとを含む、液晶表示装置。 - 前記光学フィルムは、前記偏光子の前記液晶セル側の面に配置される、請求項9に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶セルが、対向する一対の透明基板と、前記一対の透明基板の間に挟持され、ポジ型液晶を含む液晶層と、を有し、
前記一対の透明基板のうち、一方の透明基板に前記ポジ型液晶に電圧を印加するための複数の電極が配置され、
前記ポジ型液晶は、電圧無印加時には、前記透明基板に対して垂直に配向し、電圧印加時には、前記複数の電極間に生じる電界によって前記透明基板に対して水平に配向する、請求項9または10に記載の液晶表示装置。
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