JP5666272B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そして、従来から、複数の役抽選の状態(遊技状態)を備え、これらの間を、所定の契機により移行させる遊技機が知られている。たとえば、特許文献1には、遊技状態として、初期遊技状態と、遊技者に有利なRT(1)と、遊技者に不利なRT(2)とを備え、初期遊技状態において、リプレイ(8)〜(10)が入賞するとRT(1)へ移行し、RT(1)において、リプレイ(1)が入賞すると、RT(2)へ移行するスロットマシンが知られている。
なお、本明細書中で使用するたとえば「ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示」などの記載は、上記特許文献1などにおける「入賞」と同義である。
また、このような場合では、一の遊技状態において実行されている演出状態が終了するときに、その後の演出状態に応じた遊技状態となるように、遊技状態を移行又は維持させたいという要望もある。
そこで、本発明は、所定の演出状態の遊技が終了するときに、その後の演出状態に応じた遊技状態となるように遊技状態を移行又は維持させることができ、その後の遊技を違和感なく行わせることができる遊技機を提供することを目的とする。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、すべての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、主として遊技を制御する遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置22と、を備える遊技機であって、遊技制御装置21は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段100と、役抽選手段100による役抽選の結果およびストップスイッチ34の操作に基づいて、回転リール45の回転を適位置で停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、遊技状態の移行を制御する遊技状態移行制御手段140と、を備え、遊技制御装置21における遊技状態として、通常の遊技状態である通常状態と、特定の役の当選確率が前記通常状態とは異なる遊技状態である特殊遊技状態と、を備え、役として少なくとも、所定の図柄の組み合わせにより構成されるとともに、前記特殊遊技状態において、この所定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより遊技状態が前記通常状態へ移行される契機となる移行契機役と、所定の図柄の組み合わせとは異なる特定の図柄の組み合わせにより構成されるとともに、前記特殊遊技状態において、この特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても遊技状態が前記特殊遊技状態に維持される非移行契機役と、を備え、前記役抽選手段100は、前記特殊遊技状態において、前記移行契機役と前記非移行契機役とが同時に当選する場合があるように設定され、停止制御手段120は、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように停止制御を行うように形成され、演出制御装置22は、特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合に、停止制御手段120により、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する操作順序報知演出を実行する操作順序報知演出実行手段を備え、演出制御装置22における演出状態として、通常の演出状態である通常演出状態と、前記通常演出状態とは異なる演出状態でかつ操作順序報知演出を第1の態様で実行する旨を遊技者に報知しつつ、操作順序報知演出を前記第1の態様で実行する第1演出状態と、前記通常演出状態及び前記第1演出状態とは異なる演出状態でかつ前記第1の態様とは異なる第2の態様で操作順序報知演出を実行する旨を遊技者に報知しつつ、操作順序報知演出を前記第2の態様で実行する第2演出状態と、前記通常演出状態、前記第1演出状態及び前記第2演出状態とは異なる演出状態でかつ前記第2演出状態中の所定の契機によって設定される演出状態であって、所定の条件を満たすか否かに応じて操作順序報知演出を前記第1の態様又は前記第2の態様で実行する旨を遊技者に報知しつつ、操作順序報知演出を前記第1の態様で実行する第3演出状態と、を備え、前記通常演出状態は、少なくとも前記通常状態において設定されるように形成され、前記第1演出状態、前記第2演出状態及び前記第3演出状態は、少なくとも前記特殊遊技状態において設定されるように形成され、遊技状態移行制御手段140は、前記特殊遊技状態において、前記移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態を前記特殊遊技状態から前記通常状態へ移行させるとともに、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態を前記特殊遊技状態に維持するように形成され、前記操作順序報知演出実行手段は、前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合に、演出状態が前記第1演出状態でかつこの第1演出状態を終了するための所定の条件を満たしているときには、停止制御手段120により、前記移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合に、演出状態が前記第3演出状態でかつこの第3演出状態を終了するための所定の条件を満たしているときには、停止制御手段120により、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する非移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、演出状態が前記第1演出状態でかつこの第1演出状態を終了するための所定の条件を満たしている場合に、前記移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第1演出状態が終了して、前記通常演出状態が設定されるように形成され、演出状態が前記第3演出状態でかつこの第3演出状態を終了するための所定の条件を満たしている場合に、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第3演出状態が終了して、前記第2演出状態が設定されるように形成されていることを特徴とする。
また、「第2演出状態」は、第1の態様とは異なる第2の態様で操作順序報知演出を実行する旨を遊技者に報知しつつ、操作順序報知演出を第2の態様で実行するものである。ここで、「第1の態様とは異なる第2の態様で操作順序報知演出を実行する」とは、報知の方法、又は報知の内容が異なることを意味するものである。「報知の方法が異なる」としては、たとえば、第1の態様では、予め定められた所定の回数又は予め定められた所定の遊技回数にわたって、操作順序報知演出を実行し、第2の態様では、所定の抽選により操作順序報知演出を実行するなどである。また、「報知の内容が異なる」としては、たとえば、第1の態様では、役抽選により複数の役同時に当選したときに、停止制御手段120により、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知し、第2の態様では、役抽選により複数の役同時に当選したときに、停止制御手段120により、所定の役とは異なる役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知するなどである。
また、本発明では、演出状態が第3演出状態でかつこの第3演出状態を終了するための所定の条件を満たしている場合には、非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する非移行契機役操作順序報知演出を実行する。この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を操作すると、非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、遊技状態が特殊遊技状態に維持されるとともに、第3演出状態が終了して、第2演出状態が設定される。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の特徴に加え、遊技制御装置21における遊技状態として、特定の役の当選確率が前記通常状態とは異なる遊技状態であって、特殊遊技状態とは異なる第2特殊遊技状態を備え、演出制御装置22における演出状態として、前記通常演出状態、前記第1演出状態、前記第2演出状態及び前記第3演出状態とは異なる演出状態でかつ前記第1の態様及び前記第2の態様とは異なる第3の態様で操作順序報知演出を実行する旨を遊技者に報知しつつ、前記第3の態様で操作順序報知演出を実行する第4演出状態を備え、前記第4演出状態は、少なくとも前記第2特殊遊技状態において設定されるように形成され、役としてさらに、所定及び特定の図柄の組み合わせとは異なる他の図柄の組み合わせにより構成されるとともに、特殊遊技状態において、この他の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより遊技状態が前記第2特殊遊技状態へ移行される契機となる第2移行契機役を備え、役抽選手段100は、前記特殊遊技状態において、前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とが同時に当選する場合と、前記第2移行契機役を除く前記移行契機役と前記非移行契機役とが同時に当選する場合とがあるように設定され、停止制御手段120は、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように停止制御を行うように形成され、遊技状態移行制御手段140は、前記特殊遊技状態において、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、遊技状態を前記特殊遊技状態から前記第2特殊遊技状態へ移行させるように形成され、前記操作順序報知演出実行手段は、演出状態が前記第1演出状態又は前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合には、操作順序報知演出を所定回数の範囲内で実行するとともに、前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合に、演出状態が前記第1演出状態又は前記第3演出状態であるときには、停止制御手段120により、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する第2移行契機役操作順序報知演出を実行するか否かを決定するように形成され、前記操作順序報知演出実行手段は、前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第1演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、第2移行契機役操作順序報知演出を実行することを決定しなかったときであって、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、前記特殊遊技状態において、役抽選により前記第2移行契機役を除く前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第1演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、第2移行契機役操作順序報知演出を実行することを決定しなかったときであって、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、非移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、前記特殊遊技状態において、役抽選により前記第2移行契機役を除く前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、非移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、演出状態が前記第1演出状態である場合に、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第1演出状態が終了して、前記第4演出状態が設定されるように形成され、演出状態が前記第3演出状態である場合に、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第3演出状態が終了して、前記第4演出状態が設定されるように形成され、演出状態が前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合であって、操作順序報知演出を所定回数実行した場合に、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第3演出状態が終了して、前記第2演出状態が設定されるように形成されていることを特徴とする。
また、「第4演出状態」は、第1の態様及び第2の態様とは異なる第3の態様で操作順序報知演出を実行する旨を遊技者に報知しつつ、第3の態様で操作順序報知演出を実行するものである。ここで、「第1の態様及び第2の態様とは異なる第3の態様で操作順序報知演出を実行する」については、上述した「第1の態様とは異なる第2の態様で操作順序報知演出を実行する」と同様である。
そして、本発明では、特殊遊技状態において、役抽選により移行契機役と非移行契機役と第2移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が第1演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、第2移行契機役操作順序報知演出を実行することを決定しなかったときであって、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、移行契機役操作順序報知演出を実行する。また、特殊遊技状態において、役抽選により第2移行契機役を除く移行契機役と非移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が第1演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、移行契機役操作順序報知演出を実行する。この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を操作すると、移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、遊技状態が通常状態へ移行されるとともに、第1演出状態が終了して、通常演出状態が設定される。
すなわち、本発明によれば、第1演出状態又は第3演出状態の遊技が終了するときに、その後の演出状態に応じた遊技状態となるように遊技状態を移行又は維持させることができ、その後の遊技を違和感なく行わせることができる遊技機を提供することができる。
以下、「前面」とは、遊技機において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいい、「右側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいい、「左側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(遊技機)
図1に概略を示すように、遊技機としてのスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備え、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12を備え、筐体11の内部には、3個の回転リール45を横並びに配置したリールユニット40や、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、メダルを払い出すためのホッパーユニットや、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどを備えている。
また、前扉12の上部には、上パネル13を備え、前扉12の下部には、下パネル14を備え、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、操作部16を備えている。
また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール45の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。この図柄表示窓15は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。
また、上パネル13における、図柄表示窓15の上方に相当する位置には、画像を表示する表示装置55が設けられている。また、上パネル13の周囲縁には、演出用ランプ17が設けられている。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。また、前扉12には、図示しないスピーカが設けられている。
(リールユニット40)
リールユニット40は、横並びに設けた3個の回転リール45と、各回転リール45を回転させるためのものであって各回転リール45にそれぞれ対応しているステッピングモータと、これらを支持するためのフレームとを備えている。
また、各ステッピングモータの出力軸には、対応する回転リール45がそれぞれ固定されている。具体的には、左側のステッピングモータの出力軸には、左リール46が固定され、中央のステッピングモータの出力軸には、中リール47が固定され、右側のステッピングモータの出力軸には、右リール48が固定されている。
また、ステッピングモータは、一のパルス信号の入力により、回転リール45の周囲に付された図柄1個分に相当する量駆動する。そして、ステッピングモータが図柄1個分に相当する量駆動すると、対応する回転リール45が、周囲に付された図柄1個分に相当する量回転する(1コマ回転する)。
また、各回転リール45には、インデックスセンサにより検知されるインデックスが設けられており、インデックスが検知されてからのステッピングモータのパルス数により回転リール45の回転位置を特定できるようになっている。
制御装置20は、図3に示すように、主として遊技を制御する遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置22とを備えている。
遊技制御装置21は、メイン基板などとも呼ばれるものであって、CPU、RAM、ROM、およびI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、遊技制御装置21を構成するマイクロコンピュータが、遊技制御手段60、役抽選手段100、回転制御手段110、停止制御手段120、停止図柄判定手段130、及び遊技状態移行制御手段140などとして機能する。遊技制御装置21の入力手段としては、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33、ストップスイッチ34、精算スイッチ35、及びリールユニット40の各回転リール45のインデックスセンサなどが接続され、遊技制御装置21の出力手段としては、リールユニット40のステッピングモータや、ホッパーユニットなどが接続されている。
また、遊技制御装置21と演出制御装置22との間における信号の送受信は、遊技制御装置21における役抽選に関するデータ等の内部データの信頼性を担保すべく、一方通行となるように形成されている。すなわち、遊技制御装置21から演出制御装置22に向かってのみ信号が出力され、演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も出力されないように形成されている。
遊技制御手段60は、遊技を制御するものである。
以下、スロットマシン10における遊技について説明する。
1回の遊技につき、遊技媒体としてのメダルを3枚ベットすることが可能である。3枚のメダルをベットすると、2本全ての入賞ラインが有効になる。有効になった入賞ラインを、以下、「有効入賞ライン」と称する。また、メダルのベットには、メダル投入口36からメダルを投入することによるベットと、ベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベットとがある。また、再遊技のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルが自動的にベットされる。また、3枚のメダルのベットを条件に、遊技を開始することが可能となり、スタートスイッチ33を操作すると、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール45の回転が開始する。その後、3個すべての回転リール45の回転が所定の定常速度になって定常回転するようになると、3個すべてのストップスイッチ34の操作が有効になる。そして、3個のストップスイッチ34のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ34の操作を終えると、3個すべての回転リール45の回転が停止する。このとき、いずれかの有効入賞ライン上に、役抽選で当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた枚数のメダルを獲得できることがある。また、獲得したメダルは、クレジットされ、クレジット数が上限値に達したときには、ホッパーユニットが駆動して、上限値を超えた分がメダル払出口37から払い出される。また、メダルの獲得に代えて、あるいはメダルの獲得とともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
具体的には、図5に示すように、小役には、ベル1役〜ベル28役(以下、ベル1役〜ベル28役を、「ベル役」と総称する。)と、スイカ役と、チェリー役とがある。たとえば、ベル1役〜ベル27役のうちベル1役は、「ベルC」「ベルC」「ベルC」の図柄の組み合わせにより構成され、また、たとえば、チェリー役は、「チェリー」「ANY」「ANY」(「ANY」は、いずれの図柄であってもよいことを意味する。)の図柄の組み合わせにより構成される。そして、役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出される。
また、再遊技役には、図5に示すように、第2移行契機役としてのリプレイA役、及びリプレイB役と、非移行契機役としてのリプレイC役と、移行契機役としてのリプレイD役と、リプレイE役と、リプレイF役と、リプレイG役とがある。たとえば、リプレイA役は、(「白7B」又は「白7A」)(「白7B」又は「白7A」)(「白7B」又は「白7A」)の図柄の組み合わせにより構成される。そして、いずれかの有効入賞ライン上にこの図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
なお、本実施の形態では、ボーナス役は、メダルの払い出しを行うことなく、特別遊技へ移行するようになっているが、所定枚数(たとえば15枚)のメダルを払い出した後に、特別遊技へ移行するように設定してもよい。
本実施の形態の遊技の概略について説明する。
本実施の形態では、遊技制御装置21における遊技状態(役抽選の状態)として、図6に示すように、通常状態と、第1RT状態〜第4RT状態と、内部中状態と、特別状態とを備えている。また、演出制御装置22における演出状態(制御状態)として、通常演出状態と、第1AT状態〜第4AT状態とを備えている。そして、本実施の形態では、これらにより、多様な態様の遊技が形成されている。なお、本実施の形態では、第2RT状態が「特殊遊技状態」に相当し、また、第3RT状態が「第2特殊遊技状態」に相当する。また、第1AT状態が「第1演出状態」に相当し、また、第2AT状態が「第4演出状態」に相当し、また、第3AT状態が「第2演出状態」に相当し、また、第4AT状態が「第3演出状態」に相当する。
また、第1AT状態〜第4AT状態は、役抽選の結果に関する情報を、遊技者に対して報知する報知演出を実行する状態である。役抽選の結果に関する情報(報知の内容)としては、当選した役の情報や、当選した役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作情報(押し順)等がある。
そして、初期状態において、遊技状態が通常状態であって、演出状態が通常演出状態となっている状態で遊技が開始され、図6に示すように、本実施の形態では、通常状態から第1RT状態、第1RT状態から第4RT状態、第4RT状態から通常状態へと至る循環が多くの場合繰り返される。具体的には、通常状態において、役抽選によりベル役に当選した場合に、いずれのベル役を構成する図柄の組み合わせも有効入賞ライン上に停止表示されないと、いずれの役をも構成しない図柄の組み合わせである特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され(以下、この特定の図柄の組み合わせを、「ブランク図柄」と称する。)、第1RT状態へ移行し、第1RT状態において、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第4RT状態へ移行し、第4RT状態において、35回の遊技を実行すると、通常状態へ移行する。なお、この循環中、演出状態は、通常演出状態のままとなっている。
なお、第1RT状態又は第4RT状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態は移行されない。すなわち、第1RT状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態は第1RT状態のまま維持され、また、第4RT状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態は第1RT状態のまま維持される。
また、第1RT状態において、リプレイC役とリプレイE役とは、役抽選により同時に当選(重複当選)するように設定されているとともに、役抽選により、リプレイC役とリプレイE役とに重複当選した場合には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した役のうち所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成されている。詳細には、第1RT状態において、役抽選によりリプレイC役とリプレイE役とに重複当選した場合に、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、役抽選において当選した当選の領域に応じて、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成されている。
このため、本実施の形態では、遊技方法として、演出状態が通常演出状態である場合には、左停止スイッチ56を最初に操作することが推奨されており、これにより、上述の如く、通常状態から第1RT状態、第1RT状態から第4RT状態、第4RT状態から通常状態へと至る循環が多くの場合繰り返されるものとなっている。
演出状態が第1AT状態になると、第1RT状態において、役抽選によりリプレイC役とリプレイE役とを含む再遊技役に当選したときに、後述する停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序に関する操作情報(以下、「リプレイC操作情報」とする。)を遊技者に報知するリプレイC押し順報知演出が実行される。
そして、この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、図6に示すように、遊技状態が第2RT状態へ移行する。なお、遊技状態が第2RT状態へ移行しても、演出状態は、第1AT状態のままとなっている。
また、第2RT状態において、リプレイA役とリプレイB役とリプレイD役とは、役抽選により重複当選する場合があるように設定されているとともに、役抽選により、リプレイA役とリプレイB役とリプレイD役とに重複当選した場合には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した役のうち所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成されている。
なお、本実施の形態では、リプレイAB押し順報知演出、及びリプレイD押し順報知演出を含む再遊技役押し順報知演出は、演出状態が第1AT状態である場合においては、第2RT状態において、基本的には、所定回数(たとえば、3回)の範囲内で実行されるものとなっている。詳細には、再遊技役押し順報知演出は、演出状態が第1AT状態でかつ後述する第1AT抽選モードが第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード3のいずれかである(特定の条件を満たしている)場合には、第2RT状態において、所定回数(たとえば、3回)の範囲内で実行されるものとなっている。また、演出状態が第1AT状態でかつ後述する第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4である(特定の条件を満たしていない)場合には、第2RT状態において、リプレイA役若しくはリプレイB役、若しくはリプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されるまで、実行されるものとなっている。
図6に示すように、本実施の形態では、第3RT状態において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第2RT状態へ移行するものとなっている。
また、第3RT状態においては、リプレイA役とリプレイB役とリプレイC役とは、役抽選により重複当選するように設定されているとともに、役抽選により、リプレイA役とリプレイB役とリプレイC役とに重複当選した場合には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した役のうち所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成されている。
そして、この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、リプレイA役若しくはリプレイB役を構成する図柄の組み合わせ、又はリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第3AT遊技を実行する遊技回数、すなわち、第3AT状態を実行する遊技回数が加算される。なお、このとき、遊技状態は第3RT状態に維持される。
(第3AT状態)
遊技状態が第3RT状態から第2RT状態へ移行するとともに、演出状態が第3AT状態になると、第2RT状態において、役抽選によりリプレイC役を含む再遊技役に当選したときに、リプレイC押し順報知演出が実行される。
そして、この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。なお、このとき、遊技状態は第2RT状態に維持される。
また、第3AT遊技中に、演出状態を第1AT状態にすることが決定されると、所定の遊技回数を実行した後に、演出状態が第4AT状態になる。具体的には、たとえば、スイカ役、ベル役、チェリー役、又は再遊技役に当選した際に、演出状態を第1AT状態とすることが抽選により決定されると、所定の遊技回数を実行した後に、演出状態が第4AT状態になる。
(第4AT状態)
ここで、本実施の形態では、第2RT状態では、リプレイC役は、役抽選により、リプレイA役とリプレイB役とリプレイD役と重複当選する場合があるように設定されているとともに、役抽選により、リプレイA役とリプレイB役とリプレイC役とリプレイD役とに重複当選した場合には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した役のうち所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成されている。
そして、この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、リプレイA役若しくはリプレイB役を構成する図柄の組み合わせ、又はリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第3AT遊技を実行する遊技回数、すなわち、第3AT状態を実行する遊技回数が加算され、遊技状態が第3RT状態へ移行するとともに、演出状態が第2AT状態になる。
また、演出状態が第4AT状態である遊技の遊技回数は、第3AT状態である遊技の遊技回数に含まれる。すなわち、本実施の形態では、演出状態が第4AT状態である遊技は、第3AT遊技中に、第1AT状態に係る態様の報知演出を実行する遊技である。換言すれば、演出状態が第4AT状態である遊技は、第3AT遊技と並行して、第1AT状態に係る態様の演出を実行する遊技である。このため、演出状態が第4AT状態である遊技中においても、第3AT状態である遊技の遊技回数がカウントされる。
また、演出状態が第1AT状態、第2AT状態、第3AT状態、又は第4AT状態になると、役抽選によりベル役に当選したときに、当選したベル役のうちベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序に関する操作情報を遊技者に報知するベル押し順報知演出を、所定の場合を除き、実行する。
また、本実施の形態では、上述の如く、第1AT状態及び第4AT状態では、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出(リプレイAB押し順報知演出、リプレイC押し順報知演出、又はリプレイD押し順報知演出)を、基本的には、所定回数(たとえば、3回)の範囲内で実行し、また、第2AT状態では、詳細は後述するが、加算する第3AT遊技の遊技回数が所定の遊技回数に達するまで、操作順序報知演出としてのリプレイAB押し順報知演出を実行し、それ以降は所定の抽選により操作順序報知演出としてのリプレイAB押し順報知演出又はリプレイC押し順報知演出を実行し、また、第3AT状態では、上述の如く、加算された遊技回数にわたって、操作順序報知演出としてのリプレイC押し順報知演出を実行する。このように、本実施の形態では、第1AT状態及び第4AT状態と、第2AT状態と、第3AT状態とのそれぞれにおいて、異なる態様で報知演出を実行するものとなっている。
内部中状態は、図6に示すように、役抽選によりボーナス役に当選して、当該役を構成する図柄の組み合わせが、有効入賞ライン上に停止表示されなかった場合に移行する。
そして、この内部中遊技において、当選して持ち越しているボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、特別状態へ移行する。
(特別遊技)
特別遊技は、遊技状態(役抽選の状態)が特別状態となっている遊技である。本実施の形態では、上述の如く、特別遊技としては、BBゲームと、RBゲームとがある。
また、本実施の形態では、遊技制御手段60は、特別遊技(BBゲーム、及びRBゲーム)中のメダルの払い出し枚数をカウントする払出枚数カウンタを有している。
BBゲームへ移行すると、役抽選で所定の役に当選する確率が通常状態よりも高くなる。そして、いずれかの有効入賞ライン上に、当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出されるとともに、払出枚数カウンタにより払い出されたメダルの枚数がカウントされる。
そして、BBゲーム中のメダルの累計払い出し枚数が所定枚数(例えば280枚)に達すると、BBゲームは終了して、遊技状態が通常状態である遊技へ移行する。
RBゲームへ移行すると、BBゲームと同様の遊技が行われる。そして、いずれかの有効入賞ライン上に、当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出されるとともに、払出枚数カウンタにより払い出されたメダルの枚数がカウントされる。
なお、本実施の形態では、特別遊技(BBゲーム、及びRBゲーム)は、所定枚数のメダルの払い出しにより終了するものであるが、特別遊技の終了条件としては他の条件(たとえば遊技回数)を設定することもできる。
また、払出枚数カウンタによるカウントは、カウントアップによる方法でもカウントダウンによる方法でもよい。
(役抽選手段100)
役抽選手段100は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行うものである。役抽選手段100は、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、判定手段とを備えている。
また、役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかをあらかじめ定めたものである。本実施の形態では、役抽選テーブルには、図7及び図8に示すように、通常役抽選テーブルと、第1RT役抽選テーブル〜第4RT役抽選テーブルと、内部中役抽選テーブルと、特別役抽選テーブルとがある。各役抽選テーブルは、各遊技状態(役抽選の状態)において用いられるものである。すなわち、通常役抽選テーブルは、通常状態において用いられるものであり、また、第1RT役抽選テーブルは、第1RT状態において用いられるものであり、また、第2RT役抽選テーブルは、第2RT状態において用いられるものであり、また、第3RT役抽選テーブルは、第3RT状態において用いられるものであり、また、第4RT役抽選テーブルは、第4RT状態において用いられるものであり、また、内部中役抽選テーブルは、内部中状態において用いられるものであり、また、特別役抽選テーブルは、特別状態において用いられるものである。
すなわち、各遊技状態(役抽選の状態)は、用いる役抽選テーブルによって決定される。
たとえば、通常役抽選テーブル、第1RT役抽選テーブル〜第4RT役抽選テーブル、及び内部中役抽選テーブルのぞれぞれには、図7及び図8に示すように、「左ベルA」、「左ベルB」、「左ベルC」、「中ベルA」、「中ベルB」、「中ベルC」、「右ベルA」、「右ベルB」、及び「右ベルC」の9種類のベル役の重複当選領域が設定されている。具体的には、「左ベルA」の重複当選領域は、図8に示すように、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、ベル26役、及びベル28役に同時に当選するように設定されている。以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「左ベルA役」と称する。
また、「左ベルC」の重複当選領域は、ベル3役、ベル4役、ベル8役、ベル10役、ベル14役、ベル18役、ベル20役、ベル24役、ベル25役、及びベル28役に同時に当選するように設定されている。以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「左ベルC役」と称する。
また、「中ベルB」の重複当選領域は、ベル2役、ベル4役、ベル9役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル21役、ベル23役、ベル25役、及びベル28役に同時に当選するように設定されている。以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「中ベルB役」と称する。
また、「右ベルA」の重複当選領域は、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役、ベル25役、及びベル28役に同時に当選するように設定されている。以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「右ベルA役」と称する。
また、「右ベルC」の重複当選領域は、ベル3役、ベル5役、ベル7役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル20役、ベル22役、ベル27役、及びベル28役に同時に当選するように設定されている。以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「右ベルC役」と称する。
また、これらの重複当選領域に係る当選確率の大小関係は、図7及び図8に示すように、「左ベルA」と、「左ベルB」と、「左ベルC」とに係る当選確率は、通常役抽選テーブル、第1RT役抽選テーブル〜第4RT役抽選テーブル、及び内部中役抽選テーブルのいずれの役抽選テーブルにおいても、それぞれ、同一となっている。また、「中ベルA」と、「中ベルB」と、「中ベルC」と、「右ベルA」と、「右ベルB」と、「右ベルC」とに係る当選確率は、通常役抽選テーブル、第1RT役抽選テーブル〜第4RT役抽選テーブル、及び内部中役抽選テーブルのいずれの役抽選テーブルにおいても、それぞれ、同一となっている。さらに、「左ベルA」に係る当選確率を「1」とすると、「中ベルA」に係る当選確率は「3」となっている。すなわち、「中ベルA」に係る当選確率は、「左ベルA」に係る当選確率の3倍の大きさとなっている。換言すれば、中ベルA役は、左ベルA役に比べて3倍の確率で当選するものとなっている。また、「右ベルA」に係る当選確率は、「中ベルA」に係る当選確率と同一となっている。すなわち、「左ベルA」に係る当選確率を「1」とすると、「左ベルA」と「中ベルA」と「右ベルA」との当選確率の比は、「1:3:3」となっている。
また、たとえば、第1RT役抽選テーブルには、図7に示すように、リプレイA役とリプレイB役の重複当選領域(以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「リプレイAB役」と称する。)、リプレイC役とリプレイE役の重複当選領域(以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「リプレイCE役」と称する。)、及びリプレイC役とリプレイE役とリプレイF役の重複当選領域(以下、この重複当選領域に係る複数の役を、「リプレイCEF役」と称する。)が設定されている。
なお、重複当選領域における複数の役の組み合わせについては、これに限られるものではない。たとえば、ボーナス役(BB役又はRB役)と、スイカ役に同時に当選するようにしてもよく、また、たとえば、ボーナス役(BB役又はRB役)と、チェリー役に同時に当選するようにしてもよい。
そして、役抽選手段100による役抽選で、いずれかの役に当選すると、当選した役に対応する当選フラグが成立する。なお、役抽選手段100による役抽選で、複数の役に重複当選した場合には、当選した複数の役それぞれに対応する当選フラグが成立する。そして、このフラグの成立中に、いずれかの有効入賞ライン上に、役抽選で当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、遊技者に対して、メダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与される。
そして、小役当選フラグ、及び再遊技当選フラグは、成立した遊技においてのみ有効となるものの、ボーナス当選フラグは、次の遊技へ持ち越すことができるものとなっており、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより消去されるものとなっている。
回転制御手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個すべての回転リール45の回転を開始させるとともに、3個すべての回転リール45の回転駆動を制御するものである。具体的には、回転制御手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個すべての回転リール45の回転を開始させて、その回転速度が所定の定常速度に達するまで加速処理を行う。そして、回転制御手段110は、回転リール45の回転速度が所定の定常速度に達したときには、回転リール45を所定の定常速度で定速回転させる定速処理を行う。
(停止制御手段120)
停止制御手段120は、役抽選手段100の抽選結果およびストップスイッチ34の操作に基づいて、回転リール45の回転を適位置で停止させる停止制御を行うものである。また、停止制御手段120は、役抽選により移行契機役と非移行契機役と第2移行契機役とに同時に当選した場合、又は役抽選により第2移行契機役を除く移行契機役と非移行契機役とに同時に当選した場合には、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように停止制御を行うように形成されている。
ここで、「コマ」とは、回転リール45の回転量であって、回転リール45の周囲に付された図柄1個分に相当する量を意味するものである。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、この引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、ロジック演算により回転中の回転リール45の停止位置を求めるロジック演算処理と、回転リール45の停止位置を予め定めた停止テーブルを参照して回転中の回転リール45の停止位置を決定するテーブル処理とにより、実行している。
なお、本実施形態では、各再遊技役(たとえば、リプレイA役とリプレイB役)、及び各ベル役(たとえば、ベル1役とベル2役)は、それぞれ、同一の優先順位に設定されている。このため、本実施形態では、役抽選により複数の再遊技役に重複して当選した場合(たとえば、リプレイAB役に当選した場合)、及び役抽選により複数のベル役に重複して当選した場合(たとえば、左ベルA役に当選した場合)には、3個の回転リール45のうち少なくとも1個の回転リール45に関する停止位置を求めるロジック演算処理において、最も優先度の高い停止位置の候補が複数となるように優先度が求められることとなる。
停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、ストップスイッチ34が操作された時点における回転リール45の回転位置である操作位置と、実際の停止位置との対応関係が規定されている。なお、停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、操作位置と操作位置から実際の停止位置までの回転量を示すスベリコマ数との対応関係が規定されていてもよい。
ここで、停止テーブルについては、以下、ベル役に関する停止テーブル、再遊技役に関する停止テーブルの順に説明する。
本実施の形態では、図2に示すように、各回転リール45の周囲には、ベル(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかのベルの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、中リール47の周囲には、白7(「白7A」、又は「白7B」)の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの白7の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、ベル28役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示することができるものとなっている。一方、ベル1役〜ベル27役を構成する図柄の組み合わせは、それぞれ、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、有効入賞ライン上に停止表示され得るものとなっている。
以下、遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合と、遊技状態が内部中状態である場合とに分けて説明する。
(1)遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合
(1−1)役抽選により左ベルA役に当選したとき
この場合に参照される「左ベルA停止テーブル」には、図9に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、及びベル26役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(A)左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されるとき
「左ベルA停止テーブル」には、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、左リール46の上段の表示位置にベル(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)の図柄が停止表示されるように、中リール47、及び右リール48については、中停止スイッチ57、及び右停止スイッチ58の操作のタイミング及び順序に関わらず、中リール47の中段の表示位置に白7(「白7A」、又は「白7B」)の図柄が停止表示されるように、及び右リール48の下段の表示位置に「白7A」の図柄が停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。これにより、この場合には、図9に示すように、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されることとなる。
「左ベルA停止テーブル」には、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、中リール47の中段の表示位置にベルの図柄(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)が停止表示されるように、左リール46、及び右リール48については、左停止スイッチ56、及び右停止スイッチ58の操作のタイミング及び順序に関わらず、第2停止操作に係るストップスイッチ34に対応する回転リール45に対しては、右下り入賞ライン上の表示位置に対して引き込み範囲内(4コマの範囲内)にあるベルの図柄を引き込むように、第3停止操作に係るストップスイッチ34に対応する回転リール45に対しては、右下り入賞ライン上の表示位置に対して引き込み範囲内(4コマの範囲内)にあるベルの図柄を引き込むことで、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン(右下り入賞ライン)上に停止表示されることとなる場合には、そのベルの図柄を引き込むように、そうでない場合には、そのベルの図柄を引き込まないように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(C)右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されるとき
「左ベルA停止テーブル」には、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、右リール48の下段の表示位置にベルの図柄(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)が停止表示されるように、左リール46、及び中リール47については、左停止スイッチ56、及び中停止スイッチ57の操作のタイミング及び順序に関わらず、第2停止操作に係るストップスイッチ34に対応する回転リール45に対しては、右下り入賞ライン上の表示位置に対して引き込み範囲内(4コマの範囲内)にあるベルの図柄を引き込むように、第3停止操作に係るストップスイッチ34に対応する回転リール45に対しては、右下り入賞ライン上の表示位置に対して引き込み範囲内(4コマの範囲内)にあるベルの図柄を引き込むことで、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン(右下り入賞ライン)上に停止表示されることとなる場合には、そのベルの図柄を引き込むように、そうでない場合には、そのベルの図柄を引き込まないように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−2)役抽選により左ベルB役に当選したとき
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により左ベルB役に当選したときに参照される「左ベルB停止テーブル」には、図9に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル2役、ベル6役、ベル7役、ベル12役、ベル13役、ベル17役、ベル19役、ベル23役、及びベル27役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル2役、ベル6役、ベル7役、ベル12役、ベル13役、ベル17役、ベル19役、ベル23役、及びベル27役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−3)役抽選により左ベルC役に当選したとき
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により左ベルC役に当選したときに参照される「左ベルC停止テーブル」には、図9に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル3役、ベル4役、ベル8役、ベル10役、ベル14役、ベル18役、ベル20役、ベル24役、及びベル25役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル3役、ベル4役、ベル8役、ベル10役、ベル14役、ベル18役、ベル20役、ベル24役、及びベル25役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−4)役抽選により中ベルA役に当選したとき
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により中ベルA役に当選したときに参照される「中ベルA停止テーブル」には、図9に示すように、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル20役、ベル22役、及びベル27役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル20役、ベル22役、及びベル27役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(A)中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されるとき
「中ベルA停止テーブル」には、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、中リール47の中段の表示位置に白7(「白7A」、又は「白7B」)の図柄が停止表示されるように、左リール46、及び右リール48については、左停止スイッチ56、及び右停止スイッチ58の操作のタイミング及び順序に関わらず、左リール46の上段の表示位置にベルの図柄(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)が停止表示されるように、及び右リール48の下段の表示位置に「白7A」の図柄が停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。これにより、図9に示すように、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されることとなる。
また、「中ベルA停止テーブル」には、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、左リール46の上段の表示位置にベルの図柄(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)が停止表示されるように、中リール47、及び右リール48については、中停止スイッチ57、及び右停止スイッチ58の操作のタイミング及び順序に関わらず、第2停止操作に係るストップスイッチ34に対応する回転リール45に対しては、右下り入賞ライン上の表示位置に対して引き込み範囲内(4コマの範囲内)にあるベルの図柄を引き込むように、第3停止操作に係るストップスイッチ34に対応する回転リール45に対しては、右下り入賞ライン上の表示位置に対して引き込み範囲内(4コマの範囲内)にあるベルの図柄を引き込むことで、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル20役、ベル22役、及びベル27役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン(右下り入賞ライン)上に停止表示されることとなる場合には、そのベルの図柄を引き込むように、そうでない場合には、そのベルの図柄を引き込まないように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、「中ベルA停止テーブル」について、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作される場合については、上記した(1−1)の項の(C)の項と同様であるため、詳細な説明は省略する。
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により中ベルB役に当選したときに参照される「中ベルB停止テーブル」には、図9に示すように、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル2役、ベル4役、ベル9役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル21役、ベル23役、及びベル25役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル2役、ベル4役、ベル9役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル21役、ベル23役、及びベル25役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−6)役抽選により中ベルC役に当選したとき
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により中ベルC役に当選したときに参照される「中ベルC停止テーブル」には、図9に示すように、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル3役、ベル5役、ベル7役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル19役、ベル24役、及びベル26役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル3役、ベル5役、ベル7役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル19役、ベル24役、及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−7)役抽選により右ベルA役に当選したとき
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により右ベルA役に当選したときに参照される「右ベルA停止テーブル」には、図9に示すように、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役、及びベル25役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役、及びベル25役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−8)役抽選により右ベルB役に当選したとき
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により右ベルB役に当選したときに参照される「右ベルB停止テーブル」には、図9に示すように、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル2役、ベル4役、ベル9役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル19役、ベル24役、及びベル26役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル2役、ベル4役、ベル9役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル19役、ベル24役、及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−9)役抽選により右ベルC役に当選したとき
遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選により右ベルC役に当選したときに参照される「右ベルC停止テーブル」には、図9に示すように、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル3役、ベル5役、ベル7役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル20役、ベル22役、及びベル27役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル3役、ベル5役、ベル7役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル20役、ベル22役、及びベル27役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(2)遊技状態が内部中状態である場合
(2−1)役抽選により左ベルA役に当選したとき
この場合に参照される「左ベルA(内部中状態)停止テーブル」には、図10に示すように、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、及びベル26役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミング及び順序に関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(2−2)役抽選により左ベルB役に当選したとき
遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により左ベルB役に当選したときに参照される「左ベルB(内部中状態)停止テーブル」には、図10に示すように、ベル2役、ベル6役、ベル7役、ベル12役、ベル13役、ベル17役、ベル19役、ベル23役、及びベル27役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミング及び順序に関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、「左ベルB(内部中状態)停止テーブル」を設けることなく、遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により左ベルB役に当選したときに「左ベルA(内部中状態)停止テーブル」を参照するようにしてもよい。このようにすると、停止テーブルの数を少なくすることができる。
(2−3)役抽選により左ベルC役に当選したとき
遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により左ベルC役に当選したときに参照される「左ベルC(内部中状態)停止テーブル」には、図10に示すように、ベル3役、ベル4役、ベル8役、ベル10役、ベル14役、ベル18役、ベル20役、ベル24役、及びベル25役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミング及び順序に関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、「左ベルC(内部中状態)停止テーブル」を設けることなく、遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により左ベルC役に当選したときに「左ベルA(内部中状態)停止テーブル」を参照するようにしてもよい。このようにすると、停止テーブルの数を少なくすることができる。
(2−4)役抽選により中ベルA役、中ベルB役、又は中ベルC役に当選したとき
遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により中ベルA役に当選したときに参照される停止テーブルは、図10に示すように、上記した(1−4)の項の「中ベルA停止テーブル」である。
また、遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により中ベルB役に当選したときに参照される停止テーブルは、図10に示すように、上記した(1−5)の項の「中ベルB停止テーブル」である。
すなわち、本実施の形態では、遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、第4RT状態、及び内部中状態のいずれの状態であっても、役抽選により中ベルB役に当選したときには、「中ベルB停止テーブル」が参照される。
すなわち、本実施の形態では、遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、第4RT状態、及び内部中状態のいずれの状態であっても、役抽選により中ベルC役に当選したときには、「中ベルC停止テーブル」が参照される。
なお、これらの場合には、遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に参照される停止テーブルと、遊技状態が内部中状態である場合に参照される停止テーブルとを、同一内容の停止テーブルとして、別々に設けるようにしてもよい。
遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により右ベルA役に当選したときに参照される「右ベルA(内部中状態)停止テーブル」には、図10に示すように、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役、及びベル25役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役、及びベル25役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(A)左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されるとき
「右ベルA(内部中状態)停止テーブル」には、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、左リール46の上段の表示位置にベル(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)の図柄が停止表示されるように、中リール47、及び右リール48については、中停止スイッチ57、及び右停止スイッチ58の操作のタイミング及び順序に関わらず、中リール47の中段の表示位置に白7(「白7A」、又は「白7B」)の図柄が停止表示されるように、及び右リール48の下段の表示位置に「白7A」の図柄が停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。これにより、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されることとなる。
「右ベルA(内部中状態)停止テーブル」には、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、右リール48の下段の表示位置に「白7A」の図柄が停止表示されるように、左リール46、及び中リール47については、左停止スイッチ56、及び中停止スイッチ57の操作のタイミング及び順序に関わらず、左リール46の上段の表示位置にベル(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)の図柄が停止表示されるように、及び中リール47の中段の表示位置に白7(「白7A」、又は「白7B」)の図柄が停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。これにより、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されることとなる。
(2−6)役抽選により右ベルB役に当選したとき
遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により右ベルB役に当選したときに参照される「右ベルB(内部中状態)停止テーブル」には、図10に示すように、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル2役、ベル4役、ベル9役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル19役、ベル24役、及びベル26役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル2役、ベル4役、ベル9役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル19役、ベル24役、及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(2−7)役抽選により右ベルC役に当選したとき
遊技状態が内部中状態である場合に、役抽選により右ベルC役に当選したときに参照される「右ベルC(内部中状態)停止テーブル」には、図10に示すように、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル3役、ベル5役、ベル7役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル20役、ベル22役、及びベル27役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル3役、ベル5役、ベル7役、ベル10役、ベル15役、ベル17役、ベル20役、ベル22役、及びベル27役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように操作位置に対する停止位置が規定されている。
以上説明したように、たとえば、左ベルA役の当選確率は、中ベルA役の当選確率に比べて、1/3となっている。このため、本実施の形態では、遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合に、役抽選によりベル役に当選したときに、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作すると、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作する場合に比べて、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される確率である取得率は、1/3となっている。
具体的には、以下のとおりである。
まず、遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合について説明する。
第1に、左ベルA役の当選確率を「1」とすると、中ベルA役及び右ベルA役の当選確率は、それぞれ「3」である。
してみると、左ベルA役〜左ベルC役の3個の当選確率の合計は、(1×3)となる。同様に、中ベルA役〜中ベルC役の3個の当選確率の合計は、(3×3)となり、また、右ベルA役〜右ベルC役の3個の当選確率の合計は、(3×3)となる。
したがって、ベル役全体の当選確率の合計は、(1×3)+(3×3)+(3×3)となる。
したがって、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作する場合の取得率、すなわち、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される確率、言い換えれば、ベル役全体の当選確率の合計に対する左ベルA役〜左ベルC役の3個の当選確率の合計の割合は、
(1×3)/(1×3+3×3+3×3)=3/21
となる。
(3×3)/(1×3+3×3+3×3)=9/21
となる。
また同様に、遊技状態が、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態である場合であって、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作する場合の取得率は、
(3×3)/(1×3+3×3+3×3)=9/21
となる。
第1に、内部中状態においても各ベル役の当選確率は通常状態などと変わらないので、ベル役全体の当選確率の合計は、(1×3)+(3×3)+(3×3)である。
第2に、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作した場合に、ベル28役が有効入賞ライン上に停止表示される場合とは、役抽選により、左ベルA役〜左ベルC役のいずれかの役に当選していた場合と、右ベルA役〜右ベルC役のいずれかの役に当選していた場合とである(図10参照)。上述の如く、左ベルA役〜左ベルC役の3個の当選確率の合計は、(1×3)であり、また、右ベルA役〜右ベルC役の3個の当選確率の合計は、(3×3)である。
(1×3+3×3)/(1×3+3×3+3×3)=12/21
となる。
また同様に、遊技状態が内部中状態である場合であって、中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作する場合の取得率、言い換えれば、ベル役全体の当選確率の合計に対する左ベルA役〜左ベルC役及び中ベルA役〜中ベルC役の6個の当選確率の合計の割合は、
(1×3+3×3)/(1×3+3×3+3×3)=12/21
となる。
(1×3+3×3)/(1×3+3×3+3×3)=12/21
となる。
このように、本実施の形態では、遊技状態が内部中状態となると、いずれのストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作しても、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される確率である取得率は、各操作順序ごとに、それぞれ、12/21の確率で互いに等しいものとなる。
本実施の形態では、図2に示すように、各回転リール45の周囲には、白7の図柄(「白7A」、又は「白7B」)が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの白7の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、各回転リール45の周囲には、「リプレイ」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの「リプレイ」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、上述の如く、左リール46の周囲には、ベルの図柄(「ベルA」、「ベルB」、又は「ベルC」)が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、中リール47の周囲には、「赤BAR」、「ベルB」、「チェリー」、及び「青BAR」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、右リール48の周囲には、「ベルB」、「チェリー」、及び「スイカ」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、左リール46の周囲には、図柄番号0番及び図柄番号3番の2つの「ベルA」の図柄と、図柄番号13番及び図柄番号16番の2つの「ベルC」の図柄とが配列されており、図柄番号3番の「ベルA」の図柄と図柄番号13番の「ベルC」の図柄との間隔は9コマであるため、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、図柄番号3番の「ベルA」の図柄を除く「ベルA」及び「ベルC」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、左リール46の周囲には、「ベルB」の図柄が1つ配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、「ベルB」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、リプレイG役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、有効入賞ライン上に停止表示されるものとなっている。
(リプレイAB役)
リプレイAB役に当選した場合に参照される「リプレイAB停止テーブル」には、図11に示すように、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイCE役に当選した場合に参照される「リプレイCE停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイCEF役)
リプレイCEF役に当選した場合に参照される「リプレイCEF停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイE役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイCD役に当選した場合に参照される「リプレイCD停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイCDF役)
リプレイCDF役に当選した場合に参照される「リプレイCDF停止テーブル」には、図11に示すように、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイD役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイCDG役に当選した場合に参照される「リプレイCDG停止テーブル」には、図11に示すように、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイD役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイABCDG役に当選した場合に参照される「リプレイABCDG停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、リプレイD役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイD役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されており、さらに、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイC役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
また、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが下段入賞ライン上に停止表示されると、図2の配列に示すように、(「白7A」又は「白7B」)(「白7A」又は「白7B」)(「白7A」又は「白7B」)の図柄の組み合わせが右上りライン上に停止表示されることとなる。
リプレイABCDF役に当選した場合に参照される「リプレイABCDF停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、リプレイD役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイC役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されており、さらに、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイD役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイABCDEFG役に当選した場合に参照される「リプレイABCDEFG停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイD役、リプレイE役、リプレイF役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、リプレイD役、リプレイE役、リプレイF役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されており、さらに、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイC役、リプレイE役、リプレイF役、及びリプレイG役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイABCDEF役に当選した場合に参照される「リプレイABCDEF停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイC役、リプレイE役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、リプレイD役、リプレイE役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されており、さらに、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイD役、リプレイE役、及びリプレイF役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイABCDE役に当選した場合に参照される「リプレイABCDE停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイD役、及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、リプレイC役、及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されており、さらに、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、リプレイD役、及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
リプレイABCD役に当選した場合に参照される「リプレイABCD停止テーブル」には、図11に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、及びリプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイB役、及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ラインとしての下段入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されており、さらに、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイC役、及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
なお、停止制御手段120は、1つのフラグ状態および遊技状態ごとに、1つの停止テーブルを備えるようにしてもよい。また、停止制御手段120は、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、所定の図柄を停止させるか否かを判断しながら制御を行うプログラム制御により行うようにしてもよい。
停止図柄判定手段130は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定し、この判定結果に基づいた制御を行うものである。すなわち、所定の役を構成する図柄の組み合わせが停止表示された場合に、この停止表示された役に応じた制御信号を出力するように形成されている。
具体的には、停止図柄判定手段130は、各制御手段に制御信号を出力する。そして、たとえば、小役に係る制御信号が入力された遊技制御手段60は、ホッパーユニットを作動させて所定枚数のメダルを払い出すように制御する。また、たとえば、再遊技役に係る制御信号が入力された遊技制御手段60は、再遊技を実行する制御を行う。
遊技状態移行制御手段140は、遊技状態の移行を制御するものである。
上述の如く、本実施の形態では、遊技状態(役抽選の状態)として、通常状態、第1RT状態〜第4RT状態と、内部中遊技と、特別状態とがある。そして、遊技状態移行制御手段140は、これらの遊技状態の間で、遊技状態を移行させる制御を行う。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を他の遊技状態へ移行させることができる。
また、本実施の形態では、リプレイF役及びリプレイG役は、上述の如く、停止制御手段120により、有効入賞ライン上に停止表示されることがないので、遊技状態の移行条件となっていない。
また、本実施の形態では、ベル役(ベル1役〜ベル28役)は、遊技状態の移行条件となっていないが、上述の如く、ブランク図柄は、遊技状態の移行条件となっている。すなわち、ベル役(ベル1役〜ベル28役)を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、現在の遊技状態に維持されたままとなるが、所定の遊技状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態を移行させる。
通常状態は、上記複数種類の遊技状態のなかで初期状態に相当する遊技状態であり、通常状態からは、第1RT状態、特別状態、及び内部中状態への移行が可能となっている。また、通常状態では、図7に示すように、ボーナス役、小役、及びリプレイD役が役抽選の対象に設定された通常役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、通常状態において、役抽選によりベル役、すなわち、左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役、及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかの役に当選した場合に、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、すなわちブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機に、遊技状態を、通常状態から第1RT状態へ移行させる。
なお、通常状態から特別状態又は内部中状態への移行については後述する。
(第1RT状態)
本実施の形態では、第1RT状態からは、第2RT状態、第4RT状態、第3RT状態、特別状態、及び内部中状態への移行が可能となっている。また、第1RT状態では、図7に示すように、ボーナス役、小役、リプレイAB役、リプレイCE役、及びリプレイCEF役が役抽選の対象に設定された第1RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
また、遊技状態移行制御手段140は、第1RT状態において、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン(下段入賞ライン)上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、第1RT状態から第4RT状態へ移行させる。
また、遊技状態移行制御手段140は、第1RT状態において、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン(下段入賞ライン)上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、第1RT状態から第3RT状態へ移行させる。
(第2RT状態(特殊遊技状態))
本実施の形態では、特殊遊技状態としての第2RT状態からは、第2特殊遊技状態としての第3RT状態、通常状態、第1RT状態、特別状態、及び内部中状態への移行が可能となっている。また、第2RT状態では、図7に示すように、ボーナス役、小役、リプレイCD役、リプレイCDF役、リプレイCDG役、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、及びリプレイABCD役が役抽選の対象に設定された第2RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
また、遊技状態移行制御手段140は、第2RT状態において、移行契機役としてのリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン(下段入賞ライン)上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、第2RT状態から通常状態へ移行させる。
また、本実施の形態では、第2RT状態においては、非移行契機役としてのリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、第2RT状態に維持されたままとなる。
また、本実施の形態では、リプレイE役は、上述の如く、第2RT状態においては、停止制御手段120により、有効入賞ライン上に停止表示されることがないので、第2RT状態においては、遊技状態の移行条件となっていない。
(第3RT状態(第2特殊遊技状態))
本実施の形態では、第2特殊遊技状態としての第3RT状態からは、第2RT状態、通常状態、第1RT状態、特別状態、及び内部中状態への移行が可能となっている。また、第3RT状態では、図7に示すように、ボーナス役、小役、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、及びリプレイABCD役が役抽選の対象に設定された第3RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
また、遊技状態移行制御手段140は、第3RT状態において、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン(下段入賞ライン)上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、第3RT状態から通常状態へ移行させる。
また、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、第3RT状態において、役抽選によりベル役に当選した場合に、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、第3RT状態から第1RT状態へ移行させる。
また、本実施の形態では、リプレイE役は、上述の如く、第3RT状態においては、停止制御手段120により、有効入賞ライン上に停止表示されることがないので、第3RT状態においては、遊技状態の移行条件となっていない。
なお、第3RT状態から特別状態又は内部中状態への移行については後述する。
(第4RT状態)
本実施の形態では、第4RT状態からは、通常状態、特別状態、及び内部中状態への移行が可能となっている。また、第4RT状態では、図8に示すように、ボーナス役、小役、リプレイD役、及びリプレイE役が役抽選の対象に設定された第4RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
具体的には、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態が第4RT状態である遊技の遊技回数をカウントする遊技回数カウンタを備え、遊技状態が第4RT状態となったことを契機に、遊技回数カウンタにより、遊技回数のカウントを開始する。そして、遊技状態移行制御手段140は、第4RT状態において、遊技を行う度に、具体的には、スタートスイッチ33が操作される度に、遊技状態が第4RT状態である遊技の遊技回数を、遊技回数カウンタによりカウントする。
なお、遊技回数カウンタによるカウントは、カウントアップによる方法でもカウントダウンによる方法でもよい。また、実行する遊技の回数は、35回に限られるものではない。
また、本実施の形態では、第4RT状態においては、リプレイD役若しくはリプレイE役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、第4RT状態に維持されたままとなる。
また、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、第3RT状態、又は第4RT状態において、役抽選により、ボーナス役(BB役又はRB役)に当選した場合に、当該遊技で、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、現在の遊技状態から特別状態へ移行させる。
本実施の形態では、内部中状態からは、特別状態への移行が可能となっている。また、内部中状態では、図8に示すように、ボーナス役、小役、リプレイCD役、リプレイCDF役、リプレイCDG役、及びリプレイCEF役が役抽選の対象に設定された内部中役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、内部中状態において、役抽選により当選して持ち越しているボーナス役(BB役又はRB役)を構成する図柄の組み合わせが、有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、内部中状態から特別状態へ移行させる。
(特別状態)
本実施の形態では、特別状態からは、通常状態への移行が可能となっている。また、特別状態では、図8に示すように、再遊技役が役抽選の抽選対象に設定されていないとともに、小役の当選確率が他の役抽選テーブルよりも相対的に高く設定され、かつハズレの確率が他の役抽選テーブルよりも相対的に低く設定された特別役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
(演出制御手段160)
演出制御手段160は、演出を制御するものである。上述の如く、本実施の形態では、演出状態(制御状態)として、通常演出状態と、第1AT状態〜第4AT状態とがある。
そして、本実施の形態では、演出制御手段160は、図4に示すように、演出データ記憶手段161と、ATフラグ設定手段162と、ATフラグ判定手段163と、遊技状態判定手段164と、第2AT状態設定決定手段165と、第1AT状態設定決定手段166と、不利益付与手段167と、AT予約フラグ判定手段168と、第1AT状態画像表示決定手段169と、第2AT抽選モード決定手段170と、第1AT抽選モード決定手段171と、第3AT抽選モード決定手段172と、第1AT抽選モード変更制御手段173と、第2AT抽選モード変更制御手段174と、第3AT抽選モード変更制御手段175と、通常演出実行手段176と、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177と、リプレイAB表示回数カウンタ178と、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179と、第1再遊技役当選回数カウンタ180と、第2再遊技役当選回数カウンタ制御手段181と、第2再遊技役当選回数カウンタ182と、再遊技役押し順報知演出実行手段183と、加算遊技回数決定手段184と、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185と、第3AT遊技回数カウンタA186と、第3AT遊技回数カウンタB187と、ベル押し順報知演出実行手段188と、潜伏遊技回数決定手段189と、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190と、潜伏遊技回数カウンタ191と、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192と、周期カウンタ制御手段193と、周期カウンタ194とを備えている。
(演出データ記憶手段161)
演出データ記憶手段161は、実行する演出の演出データ、及び演出パターン等を記憶するものである。演出データとしては、表示装置55に表示するための画像データ、及びスピーカから発するためのサウンドデータ等がある。特に本実施の形態では、演出データとして、押し順報知演出に係る操作情報に関する画像データ及びサウンドデータが設けられている。
また、演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミング(たとえば、スタートスイッチ33の操作時や各ストップスイッチ34の操作時など)で、どのような演出を実行するか(たとえば、演出用ランプ17をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカからどのようなサウンドを発するか、及び表示装置55にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
また、本実施の形態では、演出データ記憶手段161は、演出データ、及び演出パターンの他に、各種の抽選データテーブルを記憶している。
ATフラグ設定手段162は、ATフラグを設定又はクリアするものである。本実施の形態では、ATフラグとして、第1AT状態に対応する第1ATAフラグ、第2AT状態に対応する第2ATAフラグ及び第2ATBフラグ、第3AT状態に対応する第3ATフラグ、並びに第4AT状態に対応する第1ATBフラグが設けられている。各ATフラグは、各AT状態を管理するためのものである。
そして、いずれのATフラグも設定されていないときは、演出状態は通常演出状態となる。すなわち、いずれのATフラグも設定されていない状態が、通常演出状態である。
また、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されると、演出状態は第2AT状態となる。すなわち、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている状態が、第2AT状態である。
また、第3ATフラグが設定されると、演出状態は第3AT状態となる。すなわち、第3ATフラグのみが設定されている状態が、第3AT状態である。
また、後述するように第3ATフラグが設定されている状態で、第1ATBフラグが設定されると、演出状態は第4AT状態となる。すなわち、第3ATフラグ及び第1ATBフラグが設定されている状態が、第4AT状態である。
(第1ATAフラグ)
本実施の形態では、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されていないと判定され、後述するAT予約フラグ判定手段168により、演出状態を第1AT状態にすることが決定されていることを示す後述の第1AT予約フラグが設定されていると判定された場合に、遊技状態が通常状態であるときに、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第1AT予約フラグをクリアするとともに、第1ATAフラグを設定する。すなわち、ATフラグ設定手段162は、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、通常状態から第1RT状態へ移行されるときに、第1AT予約フラグをクリアするとともに、第1ATAフラグを設定する。
また、本実施の形態では、ATフラグ設定手段162は、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、後述する第1AT抽選モード決定手段171により、後述する第1AT抽選モードが決定されたときに、第1ATAフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第1ATAフラグをクリアするとともに、第2ATAフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第1ATAフラグをクリアする。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第1ATAフラグをクリアする。
本実施の形態では、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されていると判定され、後述するAT予約フラグ判定手段168により、後述する第1AT予約フラグが設定されていると判定された場合に、後述する潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「0」になったときに、第1AT予約フラグをクリアするとともに、第1ATBフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されていると判定され、後述するAT予約フラグ判定手段168により、後述する第1AT予約フラグが設定されていると判定された場合に、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「0」であるときに、第1AT予約フラグをクリアするとともに、第1ATBフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第1ATBフラグが設定されていると判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第1ATBフラグ及び第3ATフラグをクリアするとともに、第2ATAフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第1ATBフラグが設定されていると判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第1ATBフラグをクリアする。
また、本実施の形態では、ATフラグ設定手段162は、第1ATBフラグ及び第3ATフラグが設定されている場合であって、第2RT状態において、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、遊技状態が第2RT状態である場合における再遊技役の当選回数をカウントする後述の第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」であるときであって、後述する第1AT抽選モードが第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード3のいずれかであるときに、第1ATBフラグをクリアする。
(第2ATAフラグ・第2ATBフラグ)
本実施の形態では、ATフラグ設定手段162は、上述の如く、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第2RT状態から第3RT状態へ移行されるときに、第2ATAフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されていると判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第2ATBフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、いずれのATフラグも設定されていないと判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、第2ATBフラグを設定する。
また、本実施の形態では、ATフラグ設定手段162は、演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す後述の第2AT予約フラグが設定されている場合に、後述する潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「0」になったときに、第2AT予約フラグをクリアするとともに、第2ATAフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するAT予約フラグ判定手段168により、後述する第2AT予約フラグが設定されていると判定された場合に、後述する潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「0」になったときに、第2AT予約フラグをクリアするとともに、第2ATAフラグを設定する。
(第3ATフラグ)
本実施の形態では、ATフラグ設定手段162は、上述の如く、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合に、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第3RT状態から第2RT状態、通常状態、又は第1RT状態へ移行されるときに、第3ATフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定され、後述する遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合であって、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示された場合に、後述する第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4であるときに、第3ATフラグを設定する。
具体的には、ATフラグ設定手段162は、後述するATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されていると判定された場合に、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」になったときに、第3ATフラグをクリアする。
(ATフラグ判定手段163)
ATフラグ判定手段163は、いずれかのATフラグが設定されているか否かを判定するものである。
遊技状態判定手段164は、遊技状態(役抽選の状態)を判定するものである。
(第2AT状態設定決定手段165)
第2AT状態設定決定手段165は、演出状態を第2AT状態にすることを決定するものである。また、本実施の形態では、第2AT状態設定決定手段165は、演出状態を第2AT状態にすることを決定する場合に、第2AT状態における第2AT抽選モードを決定する。
第2AT抽選モードは、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合に、第3RT状態において、役抽選により再遊技役に当選したときに、リプレイAB操作情報を遊技者に報知するリプレイAB押し順報知演出を実行するか否かを決定する抽選に関するモードである。
そして、本実施の形態では、第2AT状態設定決定手段165は、第3ATフラグが設定されている場合に、後述する第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」になったとき、すなわち、第3AT遊技が終了したときに、ハズレ、及び第2AT抽選モード1〜第2AT抽選モード4のいずれかを、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブル(図示せず)を参照して、所定の確率で抽選により決定する。
具体的には、第2AT状態設定決定手段165は、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されている場合に、後述する第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」であるときに、ハズレ、及び第2AT抽選モード1〜第2AT抽選モード4のいずれかを、所定の確率で抽選により決定する。
そして、本実施の形態では、第2AT状態設定決定手段165は、第2AT抽選モードを決定したときに、演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す第2AT予約フラグを設定する。
(第1AT状態設定決定手段166)
第1AT状態設定決定手段166は、演出状態を第1AT状態又は第4AT状態にすることを決定するものである。また、本実施の形態では、第1AT状態設定決定手段166は、演出状態を第1AT状態又は第4AT状態にすることを決定する場合に、第1AT状態又は第4AT状態における第1AT抽選モードを決定する。
本実施の形態では、第1AT抽選モードとして、図12に示すように、第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード4の4種類の抽選モードが設けられている。
そして、本実施の形態では、第1AT状態設定決定手段166は、第3ATフラグが設定されている場合であって、後述する第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」になった場合、すなわち、第3AT遊技が終了した場合に、第2AT状態設定決定手段165により、第2AT抽選モードが決定されなかったとき(抽選の結果がハズレのとき)に、ハズレ、及び第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード4のいずれかを、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブル(図示せず)を参照して、所定の確率で抽選により決定する。
なお、この場合の抽選確率も、スロットマシン10における、出玉率を定めた複数段階の設定に応じて異なるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、第1AT状態設定決定手段166は、いずれのATフラグも設定されていない場合に、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第1RT状態から第4RT状態へ移行されるときに、ハズレ、及び第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード4のいずれかを、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブルを参照して、図12(A)又は(B)に示す確率で抽選により決定する。
なお、これらの場合の抽選確率は、図12(A)及び(B)に示すものに限られるものではない。たとえば、周期カウンタ194のカウント値に応じて、異なるようにしてもよい。また、たとえば、スロットマシン10における、出玉率を定めた複数段階の設定に応じて異なるようにしてもよい。
具体的には、第1AT状態設定決定手段166は、ATフラグ判定手段163により、いずれのATフラグも設定されていないと判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が通常状態又は第4RT状態であると判定され場合であって、役抽選により、スイカ役又はチェリー役に当選した場合に、後述する不利益付与手段167により、後述するペナルティ期間が設定されていないときに、ハズレ、及び第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード4のいずれかを、図12(C)に示す確率で抽選により決定する。
また、この場合の抽選確率は、図12(C)に示すものに限られるものではない。たとえば、スイカ役に当選したときと、チェリー役に当選したときとで異なるようにしても良い。また、たとえば、周期カウンタ194のカウント値に応じて、異なるようにしてもよい。また、たとえば、抽選確率について、遊技回数で管理される高確率状態及び低確率状態の2種類の状態を設け、この状態に応じて、異なるようにしてもよい。また、たとえば、スロットマシン10における、出玉率を定めた複数段階の設定に応じて異なるようにしてもよい。
具体的には、第1AT状態設定決定手段166は、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグのみが設定されていると判定された場合に、役抽選により、スイカ役、チェリー役、ベル役、又は再遊技役に当選したときに、ハズレ、及び第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード4のいずれかを、第3AT抽選モードに応じて、図12(D)に示す確率で抽選により決定する。
そして、本実施の形態では、第1AT状態設定決定手段166は、第1AT抽選モードを決定したときに、演出状態を第1AT状態にすることが決定されていることを示す第1AT予約フラグを設定する。
なお、第3ATフラグが設定されている場合に第1AT予約フラグが設定されると、上述の如く、後述する潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「0」になったときに、ATフラグ設定手段162により、第1AT予約フラグがクリアされるとともに、第1ATBフラグが設定されて、演出状態が第4AT状態になる。
不利益付与手段167は、いずれのATフラグも設定されていない場合であって、遊技状態が通常状態、第1RT状態、又は第4RT状態である場合に、左停止スイッチ56以外のストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34が操作されたときに、その以降の所定回数(たとえば8回)の遊技(以下、「ペナルティ期間」とする。)にわたって、第1AT状態設定決定手段166により、演出状態を第1AT状態にすることを決定する処理を行わないようにするものである。
具体的には、不利益付与手段167は、ATフラグ判定手段163により、いずれのATフラグも設定されていないと判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が通常状態、第1RT状態、又は第4RT状態であると判定された場合に、左停止スイッチ56以外のストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34が操作されたときに、ペナルティ期間にわたって、第1AT状態設定決定手段166により、演出状態を第1AT状態にすることを決定する処理を行わないようにする。
AT予約フラグ判定手段168は、第1AT予約フラグ又は第2AT予約フラグが設定されているか否かを判定するものである。
(第1AT状態画像表示決定手段169)
第1AT状態画像表示決定手段169は、第3ATフラグのみが設定されている場合に、第1AT状態設定決定手段166により、第1AT予約フラグが設定されたときに、演出状態が第1AT状態である旨を示す後述の第1AT状態画像を表示装置55に表示させるか否かを決定するものである。すなわち、第1AT状態画像表示決定手段169は、演出状態が第4AT状態である遊技における、表示装置55に表示させる画像を、後述する第1AT状態画像とするか、演出状態が第3AT状態である旨を示す後述の第3AT状態画像とするかを決定するものである。
(第2AT抽選モード決定手段170)
第2AT抽選モード決定手段170は、第2AT状態設定決定手段165により第2AT状態における第2AT抽選モードが決定される場合以外の場合に、第2AT状態における第2AT抽選モードを決定するものである。
具体的には、第2AT抽選モード決定手段170は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第2AT抽選モード1〜第2AT抽選モード4のいずれかを、図14(A)に示す確率で抽選により決定する。
具体的には、第2AT抽選モード決定手段170は、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、第2AT抽選モードを第2AT特別抽選モードに決定する。
具体的には、第2AT抽選モード決定手段170は、ATフラグ判定手段163により、第1ATBフラグが設定されていると判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第2AT抽選モード1〜第2AT抽選モード4のいずれかを、図14(B)に示す確率で抽選により決定する。
また、本実施の形態では、第2AT抽選モード決定手段170は、いずれのATフラグ及びAT予約フラグも設定されていない場合に、役抽選によりボーナス役に当選したときに、ハズレ、及び第2AT抽選モード1〜第2AT抽選モード4のいずれかを、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブル(図示せず)を参照して、所定の確率で抽選により決定する。
なお、この場合の抽選確率は、BB役に当選したときと、RB役に当選したときとで異なるようにしてもよい。また、スロットマシン10における、出玉率を定めた複数段階の設定に応じて異なるようにしてもよい。
第1AT抽選モード決定手段171は、第1AT状態設定決定手段166により第1AT状態における第1AT抽選モードが決定される場合以外の場合に、第1AT状態における第1AT抽選モードを決定するものである。本実施の形態では、第1AT抽選モード決定手段171は、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、第2AT抽選モード決定手段170により、第2AT抽選モードが決定されなかったとき(抽選の結果がハズレのとき)に、ハズレ、及び第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード4のいずれかを、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブルを参照して、図15に示す確率で抽選により決定する。
(第3AT抽選モード決定手段172)
第3AT抽選モード決定手段172は、第3AT状態における第3AT抽選モードを決定するものである。第3AT抽選モードは、第3AT遊技において、役抽選により、スイカ役、チェリー役、ベル役又は再遊技役に当選したときに、演出状態を第4AT状態にするか否かを決定する抽選に関するモードである。本実施の形態では、第3AT抽選モードとして、第3AT抽選モード1〜第3AT抽選モード3の3種類の抽選モードが設けられている。
具体的には、第3AT抽選モード決定手段172は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合であって、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示された場合に、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4であるときに、第3AT抽選モード1〜第3AT抽選モード3のいずれかを、所定の確率で抽選により決定する。
具体的には、第3AT抽選モード決定手段172は、ATフラグ判定手段163により、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されていると判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第3RT状態であると判定された場合に、リプレイC役若しくはリプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第3AT抽選モード1〜第3AT抽選モード3のいずれかを、所定の確率で抽選により決定する。
第1AT抽選モード変更制御手段173は、所定の条件を満たした場合に、第1AT抽選モードを変更するものである。
本実施の形態では、第1AT抽選モード変更制御手段173は、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されている場合に、役抽選によりいずれかの役に当選したときに、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブルを参照して、現在の第1AT抽選モードに応じて、所定の確率で抽選を行う。そして、この抽選の結果に応じて、第1AT抽選モード変更制御手段173は、現在の第1AT抽選モードを変更又は維持する。
なお、他の役に当選した場合についても、同様に行うことができ、ボーナス役に当選した場合を含めこれらの場合の抽選確率は、当選した役に応じて異なるようにしてもよいし、同一であってもよい。また、スロットマシン10における、出玉率を定めた複数段階の設定に応じて異なるようにしてもよい。
第2AT抽選モード変更制御手段174は、所定の条件を満たした場合に、第2AT抽選モードを変更するものである。
本実施の形態では、第2AT抽選モード変更制御手段174は、第2ATAフラグが設定されている場合に、役抽選によりいずれかの役に当選したときに、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブルを参照して、現在の第2AT抽選モードに応じて、所定の確率で抽選を行う。そして、この抽選の結果に応じて、第2AT抽選モード変更制御手段174は、現在の第2AT抽選モードを変更又は維持する。
なお、他の役に当選した場合についても、同様に行うことができ、ボーナス役に当選した場合を含めこれらの場合の抽選確率は、当選した役に応じて異なるようにしてもよいし、同一であってもよい。また、スロットマシン10における、出玉率を定めた複数段階の設定に応じて異なるようにしてもよい。
第3AT抽選モード変更制御手段175は、所定の条件を満たした場合に、第3AT抽選モードを変更するものである。
本実施の形態では、第3AT抽選モード変更制御手段175は、第3ATフラグのみが設定されている場合に、役抽選によりいずれかの役に当選したときに、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブル(図示せず)を参照して、現在の第3AT抽選モードに応じて、所定の確率で抽選を行う。そして、この抽選の結果に応じて、第3AT抽選モード変更制御手段175は、現在の第3AT抽選モードを変更又は維持する。
(通常演出実行手段176)
通常演出実行手段176は、現在の演出状態に応じて、押し順報知演出以外の他の演出を実行するものである。
本実施の形態では、通常演出実行手段176は、ATフラグ判定手段163により、いずれのATフラグも設定されていないと判定された場合に、演出データ記憶手段161に記憶されている通常演出状態用画像データ群に基づいて、演出状態が通常演出状態である旨を遊技者に報知する通常演出状態画像を表示装置55に表示させる。
また、通常演出実行手段176は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定された場合であって、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、演出データ記憶手段161に記憶されている第1AT状態用画像データ群に基づいて、演出状態が第2AT状態である遊技へ移行する機会(チャンス)が3回であることを表示装置55に表示させるとともに、後述する第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値に基づいて、演出状態が第2AT状態である遊技へ移行する機会(チャンス)を、表示装置55に3回からカウントダウン表示させる。
また、本実施の形態では、通常演出実行手段176は、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグのみが設定されていると判定された場合に、演出データ記憶手段161に記憶されている第3AT状態用画像データ群に基づいて、演出状態が第2演出状態としての第3AT状態である旨を遊技者に報知する第3AT状態画像を表示装置55に表示させる。すなわち、第3AT状態画像は、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出を第2の態様で実行する旨を遊技者に報知するものである。
また、本実施の形態では、通常演出実行手段176は、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグのみが設定されていると判定され、AT予約フラグ判定手段168により、第1AT予約フラグが設定されていると判定された場合に、第1AT状態画像表示決定手段169により、第1AT状態画像を表示することが決定されているとき(所定の条件を満たしているとき)には、後述する潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「0」になったことを契機に、演出データ記憶手段161に記憶されている第1AT状態用画像データ群に基づいて、第1AT状態画像を表示装置55に表示させる。これにより、演出状態が第1演出状態としての第1AT状態である旨を遊技者に報知する。すなわち、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出を第1の態様で実行する旨を遊技者に報知する。
また、この場合には、通常演出実行手段176は、後述する第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値に基づいて、第3AT遊技の残りの遊技回数を、表示装置55に継続してカウントダウン表示させる。これにより、第3AT遊技も継続していることを遊技者に報知する。
(リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177)
リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177は、リプレイAB表示回数カウンタ178を制御するものである。リプレイAB表示回数カウンタ178は、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された回数をカウントするものである。また、リプレイAB表示回数カウンタ178は、初期値として、「0」が設定されている。
具体的には、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグ、第1ATBフラグ、第2ATAフラグ、又は第2ATBフラグが設定されていると判定された場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値に「1」を加算する。
また、本実施の形態では、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177は、ATフラグ判定手段163により、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されていると判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第3RT状態であると判定された場合に、リプレイC役若しくはリプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたときに、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値を「0」にリセットする。
第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179は、第1再遊技役当選回数カウンタ180を制御するものである。第1再遊技役当選回数カウンタ180は、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されている場合であって、遊技状態が第2RT状態である場合に、役抽選により再遊技役に当選した回数をカウントするものである。
本実施の形態では、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179は、第3ATフラグが設定されていない場合であって、第1AT予約フラグが設定されている場合に、遊技状態が通常状態であるときに、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機に、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値を「3」に設定する。
すなわち、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179は、第1ATAフラグが設定されたことを契機に、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値を「3」に設定する。
すなわち、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179は、第1ATBフラグが設定されたことを契機に、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値を「3」に設定する。
また、本実施の形態では、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179は、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されている場合であって、遊技状態が第2RT状態である場合に、役抽選により再遊技役に当選する度に、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値を「1」減算する。
(第2再遊技役当選回数カウンタ制御手段181)
第2再遊技役当選回数カウンタ制御手段181は、第2再遊技役当選回数カウンタ182を制御するものである。第2再遊技役当選回数カウンタ182は、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合に、第3RT状態において、役抽選により再遊技役に当選した回数をカウントするものである。また、第2再遊技役当選回数カウンタ182は、初期値として、「0」が設定されている。
具体的には、第2再遊技役当選回数カウンタ制御手段181は、ATフラグ判定手段163により、第2ATAフラグが設定されていると判定された場合であって、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第3RT状態であると判定され、役抽選により再遊技役に当選した場合に、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値が「2」より大きく、かつ、第3AT遊技回数カウンタA186のカウント値が「40」より大きいときに、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値に「1」を加算する。
また、本実施の形態では、第2再遊技役当選回数カウンタ制御手段181は、ATフラグ判定手段163により、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されていると判定された場合に、リプレイC役若しくはリプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値を「0」にリセットする。
操作順序報知演出実行手段としての再遊技役押し順報知演出実行手段183は、いずれかのATフラグが設定されている場合に、役抽選により複数の再遊技役に重複当選したときに、複数の再遊技役のうち所定の再遊技役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序に関する操作情報を遊技者に報知する再遊技役押し順報知演出を実行するものである。
以下、AT状態ごとに説明する。
(第1AT状態・第4AT状態)
(第1RT状態)
上述の如く、第1RT状態では、再遊技役の抽選対象として、リプレイAB役、リプレイCE役、及びリプレイCEF役が設定されている。
具体的には、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されていると判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であると判定された場合に、役抽選により、リプレイCE役又はリプレイCEF役に当選したときに、リプレイC押し順報知演出を実行する。
リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へと移行される。
上述の如く、第2RT状態では、再遊技役の抽選対象として、リプレイCD役、リプレイCDF役、リプレイCDG役、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、及びリプレイABCD役が設定されている。
また、上述の如く、特殊遊技状態としての第2RT状態では、移行契機役としてのリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第2RT状態から通常状態へ移行され、また、第2移行契機役としてのリプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第2RT状態から第2特殊遊技状態としての第3RT状態へ移行され、また、非移行契機役としてのリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は第2RT状態に維持されたままとなる。
なお、この場合の当選確率は、これに限られるものではなく、たとえば、スロットマシン10の出玉率を定めた複数段階の設定に応じて定めてもよい。
また、本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されている場合であって、遊技状態が第2RT状態である場合に、所定の抽選でハズレとなったとき、すなわちリプレイAB押し順報知演出を実行することを決定なかったとき、及び、役抽選により、リプレイCD役、リプレイCDF役、又はリプレイCDG役に当選したときには、以下の制御を行う。
上述の如く、本実施の形態では、演出状態が第1AT状態又は第4AT状態でかつ第1AT抽選モードが第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード3のいずれかである(特定の条件を満たしている)場合には、第2RT状態において、リプレイAB押し順報知演出、リプレイC押し順報知演出、及びリプレイD押し順報知演出を含む再遊技役押し順報知演出(操作順序報知演出)を、所定回数としての3回の範囲内で実行する。また、演出状態が第1AT状態又は第4AT状態でかつ第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4である(特定の条件を満たしていない)場合には、第2RT状態において、リプレイA役若しくはリプレイB役、若しくはリプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されるまで、再遊技役押し順報知演出を実行する。
たとえば、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4である場合に、役抽選によりリプレイABCDG役に当選したときであって、所定の抽選でハズレとなったときには、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、中停止スイッチ57であることを報知する。そして、この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、非移行契機役としてのリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は特殊遊技状態としての第2RT状態に維持されたままとなる。
ここで、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されている場合に、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4であるときに、第2RT状態において、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示される場合とは、報知された操作順序とは異なる操作順序で遊技者が各ストップスイッチ34を操作した場合である。
(B−1)第1ATAフラグが設定されているとき、すなわち演出状態が第1AT状態(第1演出状態)であって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」のとき
「第1ATAフラグが設定されているときであって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」のとき」とは、第1ATAフラグが設定されているときであって、遊技状態が第2RT状態であるときにおける、3回目(所定回数目)の再遊技役の当選の場合である。すなわち、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出の実行回数が3回目であるときである。
すなわち、操作順序報知演出実行手段としての再遊技役押し順報知演出実行手段183は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されていると判定された場合であって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」である場合、すなわち、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出の実行回数が3回目である場合に、第1AT抽選モードが、第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード3のうちのいずれかであるときであって、所定の抽選でハズレとなったとき、又は、役抽選により、リプレイCD役、リプレイCDF役、若しくはリプレイCDG役に当選したときには、再遊技役押し順報知演出としてのリプレイD操作情報を報知する。
(B−2)第1ATBフラグが設定されているとき、すなわち演出状態が第4AT状態(第3演出状態)であって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」のとき
「第1ATBフラグが設定されているときであって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」のとき」とは、第1ATBフラグが設定されているときであって、遊技状態が第2RT状態であるときにおける、3回目(所定回数目)の再遊技役の当選の場合である。すなわち、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出の実行回数が3回目であるときである。
すなわち、操作順序報知演出実行手段としての再遊技役押し順報知演出実行手段183は、ATフラグ判定手段163により、第1ATBフラグが設定されていると判定された場合であって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」である場合、すなわち、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出の実行回数が3回目である場合に、第1AT抽選モードが、第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード3のうちのいずれかであるときであって、所定の抽選でハズレとなったとき、又は、役抽選により、リプレイCD役、リプレイCDF役、若しくはリプレイCDG役に当選したときには、再遊技役押し順報知演出としてのリプレイC操作情報を報知する。そして、この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、非移行契機役としてのリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は特殊遊技状態としての第2RT状態に維持されたままとなる。
(B−3)第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されているとき、すなわち演出状態が第1AT状態(第1演出状態)又は第4AT状態(第3演出状態)であって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」以外の値、具体的には「1」又は「2」のとき
「第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されているときであって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」以外の値のとき」とは、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されているときであって、遊技状態が第2RT状態であるときにおける、1回目又は2回目の再遊技役の当選の場合である。すなわち、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出の実行回数が1回目又は2回目であるときである。
すなわち、操作順序報知演出実行手段としての再遊技役押し順報知演出実行手段183は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されていると判定された場合であって、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」でない場合、すなわち、操作順序報知演出としての再遊技役押し順報知演出の実行回数が1回目又は2回目である場合に、第1AT抽選モードが、第1AT抽選モード1〜第1AT抽選モード3のうちのいずれかであるときであって、所定の抽選でハズレとなったとき、又は、役抽選により、リプレイCD役、リプレイCDF役、若しくはリプレイCDG役に当選したときには、再遊技役押し順報知演出としてのリプレイC操作情報を報知する。そして、この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、非移行契機役としてのリプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は特殊遊技状態としての第2RT状態に維持されたままとなる。
(第3RT状態)
上述の如く、第3RT状態では、再遊技役の抽選対象として、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、及びリプレイABCD役が設定されている。
また、上述の如く、第3RT状態では、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第3遊技状態から通常状態へ移行され、また、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第3遊技状態から第2RT状態へ移行され、また、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は第3RT状態に維持されたままとなる。
また、本実施の形態では、リプレイAB押し順報知演出の実行回数を所定回数、保証するとともに、第3AT遊技の遊技回数を所定回数、保証するものとなっている。具体的には、本実施の形態では、第2ATAフラグが設定されている場合には、リプレイAB押し順報知演出の実行回数を2回保証するとともに、第3AT遊技の遊技回数を40回保証するものとなっている。また、第2ATBフラグが設定されている場合には、リプレイAB押し順報知演出の実行回数を3回保証するとともに、第3AT遊技の遊技回数を40回保証するものとなっている。
また、本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイAB押し順報知演出が実行される場合には、後述する加算遊技回数決定手段184により、加算する第3AT遊技の遊技回数が決定される。そして、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第3AT遊技カウンタ制御手段により、第3AT遊技回数カウンタA186のカウント値に、加算遊技回数決定手段184により決定された遊技回数の値が加算される。これにより、第3AT遊技の遊技回数が、少なくとも、40回保証されることとなる。
具体的には、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、リプレイAB押し順報知演出を実行するか否かを、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブルを参照して、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が偶数であるか奇数であるかによって、及び第2AT抽選モードに応じて、図19に示す確率で抽選により決定する。
また、たとえば、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、リプレイAB押し順報知演出を実行するか否かを、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が偶数であり、第2AT抽選モードが第2AT抽選モード1である場合には、図19(B)に示す確率で抽選により決定し、また、たとえば、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が奇数であり、第2AT抽選モードが第2AT抽選モード2である場合には、図19(C)に示す確率で抽選により決定し、また、たとえば、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が奇数であり、第2AT抽選モードが第2AT抽選モード2である場合には、図19(D)に示す確率で抽選により決定し、また、たとえば、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が奇数であり、第2AT抽選モードが第2AT抽選モード3である場合には、図19(E)に示す確率で抽選により決定し、また、たとえば、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が奇数であり、第2AT抽選モードが第2AT抽選モード3である場合には、図19(F)に示す確率で抽選により決定し、また、たとえば、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が奇数であり、第2AT抽選モードが第2AT抽選モード4である場合には、図19(G)に示す確率で抽選により決定し、また、たとえば、第2再遊技役当選回数カウンタ182のカウント値が奇数であり、第2AT抽選モードが第2AT抽選モード4である場合には、図19(H)に示す確率で抽選により決定する。
たとえば、役抽選によりリプレイABCDG役に当選した場合に、所定の抽選でハズレとなったときには、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、中停止スイッチ57であることを報知する。そして、この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第3RT状態から第2RT状態へ移行される。
また、本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、第2ATBフラグが設定されている場合であって、役抽選により、上記したいずれかの再遊技役に当選した場合には、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値が「3」より小さいときには、リプレイAB押し順報知演出を実行する。そして、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値が「3」に達するまでは、リプレイAB押し順報知演出を実行する。これにより、リプレイAB押し順報知演出が、第2ATBフラグが設定されるときも含めて少なくとも、3回実行されることとなる。
具体的には、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、リプレイAB押し順報知演出を実行するか否かを、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブルを参照して、図19(I)に示す確率で抽選により決定する。
なお、この場合の抽選確率は、これに限られるものではなく、たとえば、スロットマシン10の出玉率を定めた複数段階の設定に応じて定めてもよい。
次に、演出状態が第2AT状態であって、遊技状態が第2RT状態又は第1RT状態の場合について、順に説明する。
第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合に、遊技状態が第2RT状態となる場合とは、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合に、第3RT状態において、ボーナス役に当選し、特別遊技が開始され、特別遊技が終了した後の場合である。図6に示すように、遊技状態が特別状態である特別遊技が終了すると、遊技状態は通常状態に移行する。このとき、ボーナス役の当選前に設定されていた第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが継続して設定される。すなわち、演出状態が第2AT状態である遊技が特別遊技終了後に再開されることとなる。このとき、第2AT状態では、遊技状態が第3RT状態へ移行するように、再遊技役押し順報知演出が実行される。そして、第3RT状態へ移行する過程で、遊技状態が第2RT状態、第1RT状態となる。
本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合であって、遊技状態が第2RT状態である場合に、役抽選により、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、又はリプレイABCD役に当選したときには、リプレイAB押し順報知演出を実行する。
たとえば、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、役抽選によりリプレイABCDG役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、左停止スイッチ56であることを報知する。そして、この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第2RT状態から第3RT状態へ移行される。
本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合であって、遊技状態が第1RT状態である場合に、役抽選により、リプレイCE役、又はリプレイCEF役に当選したときには、リプレイC押し順報知演出を実行する。
たとえば、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、役抽選によりリプレイCE役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、中停止スイッチ57であることを報知する。そして、この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行される。
(第2RT状態・第3RT状態)
本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、第3ATフラグのみが設定されている場合であって、遊技状態が第2RT状態又は第3RT状態である場合に、役抽選により再遊技役に当選したときには、リプレイC押し順報知演出を実行する。
たとえば、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、役抽選によりリプレイABCDG役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、中停止スイッチ57であることを報知する。そして、この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、現在の遊技状態が第2RT状態である場合には、遊技状態移行制御手段140は作動せず、第2RT状態に維持されたままとなり、また、現在の遊技状態が第3RT状態である場合には、遊技状態移行制御手段140により、第2RT状態に移行される。
また、本実施の形態では、第3ATフラグのみが設定されている場合に、遊技状態が第1RT状態になる場合がある。第3ATフラグのみが設定されている場合に、遊技状態が第1RT状態になる場合とは、上記した第2AT状態の項で説明した場合と同様に、第3ATフラグのみが設定されている場合に、第2RT状態又は第3RT状態において、ボーナス役に当選し、特別遊技が開始され、特別遊技が終了した後の場合などである。
本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、第3ATフラグのみが設定されている場合であって、遊技状態が第1RT状態である場合に、役抽選により、リプレイCE役、又はリプレイCEF役に当選したときには、リプレイC押し順報知演出を実行する。
たとえば、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、役抽選によりリプレイCE役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、中停止スイッチ57であることを報知する。そして、この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行される。
本実施の形態では、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、第3AT遊技を、後述する第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値に基づく回数実行したことで、ATフラグ設定手段162により、第3ATフラグがクリアされて、いずれのATフラグも設定されていない場合に、後述する第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」より大きいときであって、第2RT状態において、役抽選により再遊技役に当選したときに、リプレイC押し順報知演出を実行する。
具体的には、再遊技役押し順報知演出実行手段183は、ATフラグ判定手段163により、いずれの有利遊技フラグも設定されていないと判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合であって、後述する第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」より大きい場合に、役抽選により、リプレイCD役、リプレイCDF役、リプレイCDG役、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、又はリプレイABCD役に当選したときに、リプレイC押し順報知演出を実行する。そして、この報知に従って、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が最初に操作すると、停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は第2RT状態に維持されたままとなる。
(加算遊技回数決定手段184)
加算遊技回数決定手段184は、加算する第3AT遊技の遊技回数を決定するものである。本実施の形態では、加算する遊技回数として、図20に示すように、10回、20回、30回、50回、及び100回が設けられている。
そして、本実施の形態では、加算遊技回数決定手段184は、第1ATAフラグ、第1ATBフラグ、第2ATAフラグ、又は第2ATBフラグが設定されている場合に、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、加算する遊技回数を抽選により決定する。
また、本実施の形態では、加算遊技回数決定手段184は、いずれのATフラグも設定されていない場合に、第1RT状態において、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、加算する遊技回数を抽選により決定する。
なお、加算する遊技回数、及び選択確率としては、図20に示すものに限られるものではない。たとえば、加算する遊技回数としては、0回(すなわち、加算しない)を含むようにしてもよい。また、たとえば、各ATフラグに応じて異なるようにしてもよい。また、たとえば、第1AT抽選モードや、第2AT抽選モードに応じて異なるようにしてもよい。また、たとえば、スロットマシン10における、出玉率を定めた複数段階の設定に応じて異なるようにしてもよい。
第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、第3AT遊技回数カウンタA186、及び第3AT遊技回数カウンタB187を制御するものである。また、第3AT遊技回数カウンタA186は、第1ATAフラグ、第1ATBフラグ、第2ATAフラグ、又は第2ATBフラグが設定されている場合において加算される第3AT遊技の遊技回数をカウントするものである。また、第3AT遊技回数カウンタB187は、第3AT遊技の遊技回数をカウントするとともに、この遊技が終了した後の遊技回数をカウントするものである。また、第3AT遊技回数カウンタA186、及び第3AT遊技回数カウンタB187は、初期値として、「0」が設定されている。
具体的には、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグ、第1ATBフラグ、第2ATAフラグ、又は第2ATBフラグが設定されていると判定された場合であって、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたと判定された場合に、加算遊技回数決定手段184により決定された加算する遊技回数を、第3AT遊技回数カウンタA186、及び第3AT遊技回数カウンタB187に加算する。たとえば、加算遊技回数決定手段184により、加算する遊技回数が10回に決定されたときには、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、第3AT遊技回数カウンタA186、及び第3AT遊技回数カウンタB187のそれぞれのカウント値に、「10」を加算する。
また、本実施の形態では、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、第1ATAフラグ、又は第1ATBフラグが設定されている場合であって、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4である場合に、第2RT状態において、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値に「40」を加算する。
また、本実施の形態では、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されている場合であって、遊技状態が第3RT状態である場合に、リプレイC役若しくはリプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたときであって、第3AT遊技回数カウンタA186のカウント値が、第3AT遊技の遊技回数を保証する回数である「40」未満のときには、「40」から第3AT遊技回数カウンタA186の現在のカウント値を減算し、その値を、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値に加算する。
また、本実施の形態では、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、いずれのATフラグ及びAT予約フラグも設定されていない場合に、第1RT状態において、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、加算遊技回数決定手段184により決定された遊技回数を、第3AT遊技回数カウンタA186、及び第3AT遊技回数カウンタB187に加算する。
また、本実施の形態では、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、第3ATフラグが設定されている場合に、毎遊技、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値を「1」減算する。具体的には、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されていると判定された場合に、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値を「1」減算する。
また、本実施の形態では、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、いずれのATフラグも設定されていない場合に、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」より大きいときに、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値を「1」減算する。
また、本実施の形態では、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185は、ATフラグ設定手段162により、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグがクリアされたときに、第3AT遊技回数カウンタA186のカウント値を「0」にリセットする。
ベル押し順報知演出実行手段188は、役抽選によりベル役(ベル1役〜ベル28役)に当選したときに、当選したベル役のうちベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、ストップスイッチ34の操作順序に関する操作情報を遊技者に報知するベル押し順報知演出を実行するものである。
具体的には、たとえば、役抽選により左ベルA役に当選したときには、ベル押し順報知演出実行手段188は、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は、左停止スイッチ56であることを報知する。そして、この報知に従って、3個のストップスイッチ34のうち左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
なお、ベル押し順報知演出実行手段188は、いずれかのATフラグが設定されている場合であって、遊技状態が通常状態又は第4RT状態である場合に、役抽選によりベル役に当選したときには、ベル押し順報知演出を実行しない。
また、本実施の形態では、ベル押し順報知演出実行手段188は、第1AT予約フラグ又は第2AT予約フラグが設定されている場合であって、遊技状態が第2RT状態である場合に、役抽選によりベル役に当選したときに、ベル押し順報知演出を実行する。
(潜伏遊技回数決定手段189)
潜伏遊技回数決定手段189は、ATフラグ設定手段162により、第1AT予約フラグが設定されてから第1ATBフラグが設定されるまでの遊技回数、所定の場合に、第1AT予約フラグが設定されてから第1ATAフラグが設定されるまでの遊技回数、及び、第2AT予約フラグが設定されてから第2ATAフラグが設定されるまでの遊技回数を決定するものである。
具体的には、潜伏遊技回数決定手段189は、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグのみが設定されていると判定された場合であって、役抽選により、スイカ役、チェリー役、ベル役、又は再遊技役に当選した場合に、第1AT状態設定決定手段166により、第1AT予約フラグが設定されたときに、演出データ記憶手段161に記憶されている抽選データテーブルを参照して、潜伏遊技回数を、第3AT抽選モードに応じて、図21に示す選択確率で抽選により決定する。たとえば、潜伏遊技回数決定手段189は、第3AT抽選モードが第3AT抽選モード1である場合には、図21(A)に示す選択確率で抽選を行い、また、たとえば、第3AT抽選モードが第3AT抽選モード2である場合には、図21(B)に示す選択確率で抽選を行い、また、たとえば、第3AT抽選モードが第3AT抽選モード3である場合には、図21(C)に示す選択確率で抽選を行う。
また、本実施の形態では、潜伏遊技回数決定手段189は、第3ATフラグが設定されている場合であって、第3AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」になった場合に、第2AT状態設定決定手段165により、第2AT予約フラグが設定されたときに、当該遊技から、ATフラグ設定手段162により第2ATAフラグが設定されるまでの遊技回数(以下、「潜伏遊技回数」とする。)を抽選により決定する。
(潜伏遊技回数カウンタ制御手段190)
潜伏遊技回数カウンタ制御手段190は、潜伏遊技回数カウンタ191を制御するものである。また、潜伏遊技回数カウンタ191は、潜伏遊技回数決定手段189により決定された潜伏遊技回数をカウントするものである。また、潜伏遊技回数カウンタ191は、初期値として、「0」が設定されている。
また、本実施の形態では、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190は、第1AT予約フラグが設定されている場合であって、第3ATフラグが設定されている場合に、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値を「1」減算する。
また、本実施の形態では、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190は、第2AT予約フラグが設定されている場合に、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値を「1」減算する。
また、本実施の形態では、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190は、第1AT予約フラグが設定されている場合であって、潜伏遊技回数決定手段189により、潜伏遊技回数が決定されている場合に、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値に「1」を加算する。そして、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190は、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が、潜伏遊技回数の値になった場合に、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値を「0」にリセットする。
特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、いずれのATフラグ及びAT予約フラグも設定されてない場合に、第1RT状態から第2RT状態へ移行したときに、この第2RT状態において、役抽選により複数の再遊技役に重複当選したときに、当該報知に従わない場合には所定確率で遊技状態が通常状態へ移行するように、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する特殊再遊技役押し順報知演出を実行するものである。
また、本実施の形態では、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、いずれのATフラグ及びAT予約フラグも設定されてない場合に、第1RT状態から第2RT状態へ移行した後に、この第2RT状態から通常状態又は第1RT状態へ移行することなく第3RT状態へ移行した場合に、この第3RT状態において、役抽選により複数の再遊技役に重複当選したときに、当該報知に従わない場合には所定確率で遊技状態が通常状態へ移行するように、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する特殊再遊技役押し順報知演出を実行する。
(第2RT状態)
上述の如く、第2RT状態では、再遊技役の抽選対象として、リプレイCD役、リプレイCDF役、リプレイCDG役、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、及びリプレイABCD役が設定されている。
また、上述の如く、役抽選により上記したいずれかの再遊技役に当選した場合には、停止制御手段120により、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した役のうち所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成されている。たとえば、図11に示すように、役抽選によりリプレイCD役に当選したときには、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、また、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
そして、本実施の形態では、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、いずれのATフラグ及びAT予約フラグも設定されてない状況下で、第1RT状態から第2RT状態へ移行した場合に、この第2RT状態において、役抽選により、リプレイCD役、リプレイCDF役、又はリプレイCDG役に当選したときには、特殊再遊技役押し順報知演出としてのリプレイD押し順報知演出を実行する。
一方、この報知に従わずに、3個のストップスイッチ34のうち特定のストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、リプレイC役又はリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
また、たとえば、役抽選によりリプレイCD役に当選したときに、この報知に従わずに、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、停止制御手段120により、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第2RT状態から通常状態へ移行される。
具体的には、たとえば、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、ATフラグ設定手段162により、いずれのATフラグも設定されていないと判定され、AT予約フラグ設定手段により、第1AT予約フラグ又は第2AT予約フラグが設定されていないと判定され、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であると判定された場合に、役抽選によりリプレイABCDG役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は中停止スイッチ57であることを遊技者に報知する。また、たとえば、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、リプレイABCDF役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は右停止スイッチ58であることを遊技者に報知する。また、たとえば、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、リプレイABCDEFG役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は左停止スイッチ56であることを遊技者に報知する。また、たとえば、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、リプレイABCDEF役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は右停止スイッチ58であることを遊技者に報知する。また、たとえば、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、リプレイABCDE役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は左停止スイッチ56であることを遊技者に報知する。また、たとえば、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、リプレイABCD役に当選したときには、最初に操作するストップスイッチ34の操作順序は中停止スイッチ57であることを遊技者に報知する。
一方、この報知に従わずに、3個のストップスイッチ34のうち特定のストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、リプレイA若しくはリプレイB役、又はリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
また、たとえば、役抽選によりリプレイABCDG役に当選したときに、この報知に従わずに、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、停止制御手段120により、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第2RT状態から通常状態へ移行される。
上述の如く、第3RT状態では、再遊技役の抽選対象として、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、及びリプレイABCD役が設定されている。
また、上述の如く、役抽選により上記したいずれかの再遊技役に当選した場合には、停止制御手段120により、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、当選した役のうち所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成されている。たとえば、図11に示すように、役抽選によりリプレイABCDG役に当選したときには、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、また、中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され、また、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
そして、本実施の形態では、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192は、いずれのATフラグ及びAT予約フラグも設定されてない状況下で、第1RT状態から第2RT状態へ移行した後に、この第2RT状態から通常状態又は第1RT状態へ移行することなく第3RT状態へ移行した場合に、この第3RT状態において、役抽選により、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、又はリプレイABCD役に当選したときに、特殊再遊技役押し順報知演出としてのリプレイC押し順報知演出を実行する。
一方、この報知に従わずに、3個のストップスイッチ34のうち特定のストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、ストップスイッチ34の操作順序に応じて、リプレイA役若しくはリプレイB役、又はリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。
また、たとえば、役抽選によりリプレイABCDG役に当選したときに、この報知に従わずに、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、停止制御手段120により、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される。リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第2RT状態から通常状態へ移行される。
(周期カウンタ制御手段193)
周期カウンタ制御手段193は、周期カウンタ194を制御するものである。周期カウンタ194は、第1RT状態から第4RT状態へ移行する回数をカウントするものである。また、周期カウンタ194は、初期値として、「0」が設定されている。
本実施の形態では、周期カウンタ制御手段193は、いずれのATフラグ又はAT予約フラグも設定されていない場合に、第1RT状態において、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、周期カウンタ194のカウント値に「1」を加算する。
(スロットマシン10の動作)
以下、図22〜図37に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。
図22に示すステップ100において、遊技制御手段60により、メダルがベットされたか否かが判断される。ここで、ベットされたと判断されると、ステップ101に進む。一方、ベットされていないと判断されると、再度ステップ100となる。
ステップ102において、役抽選手段100により、役抽選が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、第3AT遊技回数カウンタB187、周期カウンタ194、及び潜伏遊技回数カウンタ191に関する処理であるカウンタ処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ105において、第1AT抽選モード、第2AT抽選モード、及び第3AT抽選モードの変更に関する処理である抽選モード変更処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、再遊技役押し順報知演出などに関する処理である再遊技役押し順報知演出処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ108において、遊技制御手段60により、ストップスイッチ34が操作されたか否かが判断される。ここで、ストップスイッチ34が操作されたと判断されると、ステップ109に進む。一方、ストップスイッチ34が操作されていないと判断されると、再度ステップ108となる。
ステップ109において、停止制御手段120により、操作されたストップスイッチ34に対応する回転リール45の停止制御が行われる。そして、次のステップ110に進む。
ステップ111において、停止図柄判定手段130により、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する停止表示図柄判定処理が行われる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、遊技制御手段60により、停止表示された図柄の組み合わせに応じた処理が行われる。たとえば、いずれかの小役を構成する図柄の組み合わせが停止表示された場合には、当該役に応じた枚数のメダルの払い出しが行われる。そして、次のステップ113に進む。
ステップ114において、AT予約フラグなどに関する処理である予約フラグ処理が行われる。そして、次のステップ115に進む。
ステップ115において、ATフラグなどに関する処理であるATフラグ処理が行われる。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、不利益付与手段167により、ペナルティ期間の設定に関するペナルティ期間設定処理が行われる。そして、1回の遊技に係る処理が終了する。
図23に示すステップ200において、ATフラグ判定手段163により、ATフラグ判定手段163により、いずれかのATフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれのATフラグも設定されていないと判断されると、ステップ201に進む。一方、いずれかのATフラグが設定されていると判断されると、ステップ207に進む。
ステップ201において、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185により、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」より大きいか否かが判断される。ここで、「0」より大きいと判断されると、ステップ202に進む。一方、「0」以下であると判断されると、ステップ203に進む。
ステップ203において、AT予約フラグ判定手段168により、いずれかのAT予約フラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれのAT予約フラグも設定されていないと判断されると、ステップ204に進む。一方、いずれかのAT予約フラグが設定されていると判断されると、ステップ207に進む。
ステップ204において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ204に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、当該カウンタ処理が終了する。
ステップ206において、周期カウンタ制御手段193により、周期カウンタ194のカウント値に「1」が加算される。そして、当該カウント処理が終了する。
ステップ207において、周期カウンタ制御手段193により、周期カウンタ194のカウント値が「0」にリセットされる。そして、次のステップ208に進む。
ステップ209において、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ210に進む。一方、設定されていないと判断されると、ステップ211に進む。
ステップ210において、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190により、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「1」減算される。そして、当該カウント処理が終了する。
ステップ212において、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190により、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値に「1」が加算される。そして、当該カウント処理が終了する。
ステップ213において、AT予約フラグ判定手段168により、第2AT予約フラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ214に進む。一方、設定されていないと判断されると、ステップ215に進む。
ステップ215において、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ216に進む。一方、設定されていないと判断されると、当該カウンタ処理が終了する。
ステップ216において、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185により、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「1」減算される。そして、当該カウンタ処理が終了する。
図24に示すステップ300において、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグ又は第1ATBフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれかのフラグが設定されていると判断されると、ステップ301に進む。一方、いずれのフラグも設定されていないと判断されると、ステップ317に進む。
ステップ301において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ302に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、ステップ304に進む。
ステップ303において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイC押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ304において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ305に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ306において、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179により、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「1」減算される。そして、次のステップ307に進む。
ステップ308において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ309に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、ステップ312に進む。
ステップ309において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイAB押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ311において、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179により、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「1」減算される。そして、次のステップ312に進む。
ステップ313において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「0」であるか否かが判断される。ここで、「0」であると判断されると、ステップ314に進む。一方、「0」でないと判断されると、ステップ316に進む。
ステップ315において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイD押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ316において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイC押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ318において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第3RT状態であるか否かが判断される。ここで、第3RT状態であると判断されると、ステップ319に進む。一方、第3RT状態でないと判断されると、ステップ327に進む。
ステップ319において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、役抽選によりいずれかの再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ320に進む。一方、当選していないと判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ321において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、第3AT遊技回数カウンタA186のカウント値が「40」より小さいか否かが判断される。ここで、「40」以上と判断されると、ステップ322に進む。一方、「40」より小さいと判断されると、ステップ325に進む。
ステップ323において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイAB押し順報知演出を実行するか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ324に進む。
ステップ324において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ325に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、ステップ326に進む。
ステップ326において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイC押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ327において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ328に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、ステップ332に進む。
ステップ328において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、役抽選によりリプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、又はリプレイABCD役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ329に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、ステップ330に進む。
ステップ330において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、役抽選によりリプレイCD役、リプレイCDF役、又はリプレイCDG役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ331に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ331において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイC押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ333において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、役抽選によりリプレイCE役又はリプレイCEF役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ334に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
図26に示すステップ335において、ATフラグ判定手段163により、第2ATBフラグが設定されているか否かが判定される。ここで、設定されていると判定されると、ステップ336に進む。一方、設定されていないと判定されると、ステップ344に進む。
ステップ336において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第3RT状態であるか否かが判断される。ここで、第3RT状態であると判断されると、ステップ337に進む。一方、第3RT状態でないと判断されると、ステップ327に戻る。
ステップ338において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値が「3」より小さいか否かが判断される。ここで、「3」以上と判断されると、ステップ339に進む。一方、「3」より小さいと判断されると、ステップ342に進む。
ステップ340において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイAB押し順報知演出を実行するか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ341に進む。
ステップ341において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ342に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、ステップ343に進む。
ステップ343において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイC押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ344において、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されているか否かが判定される。ここで、設定されていると判定されると、ステップ345に進む。一方、設定されていないと判定されると、ステップ350に進む。
ステップ345において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態又は第3RT状態であるか否かが判断される。ここで、いずれかの遊技状態であると判断されると、ステップ346に進む。一方、いずれの遊技状態でもないと判断されると、ステップ348に進む。
ステップ347において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、リプレイC押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ348において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ349に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
図27に示すステップ350において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」より大きいか否かが判断される。ここで、「0」より大きいと判断されると、ステップ351に進む。一方、「0」以下であると判断されると、ステップ354に進む。
ステップ352において、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、役抽選によりいずれかの再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ353に進む。一方、当選していないと判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ354において、AT予約フラグ判定手段168により、第1AT予約フラグ又は第2AT予約フラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれかのフラグが設定されていると判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。一方、いずれのフラグも設定されていないと判断されると、ステップ355に進む。
ステップ355において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ356に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、ステップ360に進む。
ステップ357において、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192により、特殊再遊技役押し順報知演出としてのリプレイC押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ359において、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192により、特殊再遊技役押し順報知演出としてのリプレイD押し順報知演出が実行される。そして、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
ステップ361において、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192により、役抽選によりいずれかの再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ362に進む。一方、当選していないと判断されると、当該再遊技役押し順報知演出処理が終了する。
上述したステップ107のベル押し順報知演出処理について説明する。
図28に示すステップ400において、ベル押し順報知演出実行手段188により、役抽選によりベル役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ401に進む。一方、当選していないと判断されると、当該ベル押し順報知演出処理が終了する。
ステップ402において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が通常状態又は第4RT状態であるか否かが判断される。ここで、いずれの遊技状態でもないと判断されると、ステップ403に進む。一方、いずれかの遊技状態であると判断されると、当該ベル押し順報知演出処理が終了する。
ステップ404において、AT予約フラグ判定手段168により、第1AT予約フラグ又は第2AT予約フラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれかのフラグが設定されていると判断されると、ステップ405に進む。一方、いずれのフラグも設定されていないと判断されると、当該ベル押し順報知演出処理が終了する。
ステップ405において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ403に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、当該ベル押し順報知演出処理が終了する。
図29に示すステップ500において、AT予約フラグ判定手段168により、いずれかの予約フラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれのフラグも設定されていないと判断されると、ステップ501に進む。一方、いずれかのフラグが設定されていると判断されると、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ501において、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ502に進む。一方、設定されていないと判断されると、ステップ514に進む。
ステップ503において、第3AT遊技終了時予約フラグ処理が行われる。そして、次のステップ504に進む。
ステップ504において、ATフラグ判定手段163により、第1ATBフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていないと判断されると、ステップ505に進む。一方、設定されていると判断されると、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ506において、第1AT状態設定決定手段166により、役抽選によりスイカ役、ベル役、チェリー役、又は再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、いずれかの役に当選したと判断されると、ステップ507に進む。一方、いずれの役にも当選していないと判断されると、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ508において、第1AT状態設定決定手段166により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ509に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ509において、第1AT状態設定決定手段166により、第1AT抽選モードが決定される。そして、次のステップ510に進む。
ステップ511において、第1AT状態画像表示決定手段169により、第1AT状態画像を表示装置55に表示させるか否かが決定される。そして、次のステップ512に進む。
ステップ512において、潜伏遊技回数決定手段189により、潜伏遊技回数が決定される。そして、次のステップ513に進む。
ステップ513において、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190により、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が、潜伏遊技回数決定手段189により決定された潜伏遊技回数の値に設定される。そして、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ515において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が通常状態又は第4RT状態であるか否かが判断される。ここで、いずれかの遊技状態であると判断されると、ステップ516に進む。一方、いずれの遊技状態でもないと判断されると、ステップ522に進む。
ステップ517において、第1AT状態設定決定手段166により、ペナルティ期間中であるか否かが判断される。ここで、ペナルティ期間中でないと判断されると、ステップ518に進む。一方、ペナルティ期間中であると判断されると、ステップ522に進む。
ステップ518において、第1AT状態設定決定手段166により、演出状態を第1AT状態にするか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ519に進む。
ステップ520において、第1AT状態設定決定手段166により、第1AT抽選モードが決定される。そして、次のステップ521に進む。
ステップ521において、第1AT状態設定決定手段166により、第1AT予約フラグが設定される。そして、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ522において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ523に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ524において、第1AT状態設定決定手段166により、周期カウンタ194のカウント値に応じて、演出状態を第1AT状態にするか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ525に進む。
ステップ525において、第1AT状態設定決定手段166により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ526に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、当該予約フラグ処理が終了する。
ステップ527において、第1AT状態設定決定手段166により、第1AT予約フラグが設定される。そして、当該予約フラグ処理が終了する。
上述したステップ503の第3AT遊技終了時予約フラグ処理について説明する。
図30に示すステップ600において、第2AT状態設定決定手段165により、演出状態を第2AT状態にするか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ601に進む。
ステップ601において、第2AT状態設定決定手段165により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ602に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、ステップ606に進む。
ステップ603において、第2AT状態設定決定手段165により、第2AT予約フラグが設定される。そして、ステップ604に進む。
ステップ604において、潜伏遊技回数決定手段189により、潜伏遊技回数が決定される。そして、次のステップ605に進む。
ステップ605において、潜伏遊技回数カウンタ制御手段190により、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が、潜伏遊技回数決定手段189により決定された潜伏遊技回数の値に設定される。そして、当該第3AT遊技終了時予約フラグ処理が終了する。
ステップ607において、第1AT状態設定決定手段166により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ608に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、当該第3AT遊技終了時予約フラグ処理が終了する。
ステップ608において、第1AT状態設定決定手段166により、第1AT抽選モードが決定される。そして、次のステップ609に進む。
ステップ610において、潜伏遊技回数決定手段189により、潜伏遊技回数が決定される。そして、当該第3AT遊技終了時予約フラグ処理が終了する。
上述したステップ115のATフラグ処理について説明する。
図31に示すステップ700において、ATフラグ判定手段163により、いずれかのATフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれのフラグも設定されていないと判断されると、ステップ701に進む。一方、いずれかのフラグが設定されていると判断されると、ステップ710に進む。
ステップ702において、第2AT状態設定決定手段165により、ボーナス役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ703に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ704に進む。
ステップ703において、ボーナス当選時ATフラグ処理が行われ、当該ATフラグ処理が終了する。
ステップ705において、ATフラグ設定手段162により、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ706に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、当該ATフラグ処理が終了する。
ステップ706において、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177により、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値に「1」が加算される。そして、次のステップ707に進む。
ステップ708において、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185により、第3AT遊技回数カウンタA186及び第3AT遊技回数カウンタB187のそれぞれのカウント値に、加算遊技回数決定手段184により決定された遊技回数の値が加算される。そして、次のステップ709に進む。
ステップ709において、ATフラグ設定手段162により、第2ATBフラグが設定され、当該ATフラグ処理が終了する。
ステップ711において、第1ATフラグ処理が行われ、当該ATフラグ処理が終了する。
ステップ712において、ATフラグ判定手段163により、第1ATAフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ713に進む。一方、設定されていないと判断されると、ステップ714に進む。
ステップ714において、ATフラグ判定手段163により、第1ATBフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ715に進む。一方、設定されていないと判断されると、ステップ716に進む。
ステップ715において、第2処理が行われ、当該ATフラグ処理が終了する。
ステップ716において、AT予約フラグ判定手段168により、第2AT予約フラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ717に進む。一方、設定されていないと判断されると、ステップ720に進む。
ステップ718において、ATフラグ設定手段162により、第2AT予約フラグがクリアされ、ステップ719において、ATフラグ設定手段162により、第2ATAフラグが設定される。そして、当該ATフラグ処理が終了する。
ステップ720において、ATフラグ判定手段163により、第2ATAフラグ又は第2ATBフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、いずれかのフラグが設定されていると判断されると、ステップ721に進む。一方、いずれのフラグも設定されていないと判断されると、ステップ722に進む。
ステップ722において、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていると判断されると、ステップ723に進む。一方、設定されていないと判断されると、当該ATフラグ処理が終了する。
ステップ723において、第4処理が行われ、当該ATフラグ処理が終了する。
上述したステップ703のボーナス当選時ATフラグ処理について説明する。
図32に示すステップ800において、第2AT抽選モード決定手段170により、演出状態を第2AT状態にするか否かの抽選が行われる。そして、次のステップ801に進む。
ステップ802において、第2AT抽選モード決定手段170により、第2AT抽選モードが決定される。そして、次のステップ803に進む。
ステップ803において、ATフラグ設定手段162により、第2ATAフラグが設定される。そして、当該ボーナス当選時ATフラグ処理が終了する。
ステップ805において、第1AT抽選モード決定手段171により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、抽選の結果が当選であると判断されると、ステップ806に進む。一方、抽選の結果がハズレであると判断されると、当該ボーナス当選時ATフラグ処理が終了する。
ステップ806において、第1AT抽選モード決定手段171により、第1AT抽選モードが決定され、次のステップ807に進む。
上述したステップ711の第1ATフラグ処理について説明する。
図33に示すステップ900において、ATフラグ判定手段163により、第3ATフラグが設定されているか否かが判断される。ここで、設定されていないと判断されると、ステップ901に進む。一方、設定されていると判断されると、ステップ907に進む。
ステップ901において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が通常状態であるか否かが判断される。ここで、通常状態であると判断されると、ステップ902に進む。一方、通常状態でないと判断されると、ステップ903に進む。
ステップ903において、ATフラグ設定手段162により、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が、潜伏遊技回数決定手段189により決定された潜伏遊技回数の値であるか否かが判断される。ここで、潜伏遊技回数の値であると判断されると、ステップ904に進む。一方、潜伏遊技回数の値でないと判断されると、当該第1ATフラグ処理が終了する。
ステップ906において、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179により、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「3」に設定される。そして、当該第1ATフラグ処理が終了する。
ステップ907において、ATフラグ設定手段162により、潜伏遊技回数カウンタ191のカウント値が「0」であるか否かが判断される。ここで、「0」であると判断されると、ステップ908に進む。一方、「0」でないと判断されると、当該第1ATフラグ処理が終了する。
ステップ910において、第1再遊技役当選回数カウンタ制御手段179により、第1再遊技役当選回数カウンタ180のカウント値が「3」に設定される。そして、当該第1ATフラグ処理が終了する。
上述したステップ713の第1処理について説明する。
図34に示すステップ1000において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ1001に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、ステップ1007に進む。
ステップ1002において、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177により、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値に「1」が加算される。そして、次のステップ1003に進む。
ステップ1003において、加算遊技回数決定手段184により、加算する第3AT遊技の遊技回数が決定される。そして、次のステップ1004に進む。
ステップ1005において、ATフラグ設定手段162により、第1ATAフラグがクリアされ、ステップ1006において、第2ATBフラグが設定される。そして、当該第1処理が終了する。
ステップ1007において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ1008に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、当該第1処理が終了する。
ステップ1009において、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177により、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値に「1」が加算される。そして、次のステップ1010に進む。
ステップ1010において、加算遊技回数決定手段184により、加算する第3AT遊技の遊技回数が決定される。そして、次のステップ1011に進む。
ステップ1012において、ATフラグ設定手段162により、第1ATAフラグがクリアされ、ステップ1013において、第2AT抽選モード決定手段170により、第2AT抽選モードが決定され、ステップ1014において、ATフラグ設定手段162により、第2ATAフラグが設定され、当該第1処理が終了する。
ステップ1016において、ATフラグ設定手段162により、第1ATAフラグがクリアされ、次のステップ1017に進む。
ステップ1017において、ATフラグ設定手段162により、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4であるか否かが判断される。ここで、第1AT抽選モード4であると判断されると、ステップ1018に進む。一方、第1AT抽選モード4出ないと判断されると、当該第1処理が終了する。
上述したステップ715の第2処理について説明する。
図35に示すステップ1100において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ1101に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、ステップ1107に進む。
ステップ1102において、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177により、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値に「1」が加算される。そして、次のステップ1103に進む。
ステップ1103において、加算遊技回数決定手段184により、加算する第3AT遊技の遊技回数が決定される。そして、次のステップ1104に進む。
ステップ1105において、ATフラグ設定手段162により、第1ATBフラグ及び第3ATフラグがクリアされ、ステップ1106において、第2ATBフラグが設定される。そして、当該第2処理が終了する。
ステップ1107において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ1108に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、当該第1処理が終了する。
ステップ1109において、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177により、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値に「1」が加算される。そして、次のステップ1110に進む。
ステップ1110において、加算遊技回数決定手段184により、加算する第3AT遊技の遊技回数が決定される。そして、次のステップ1111に進む。
ステップ1112において、ATフラグ設定手段162により、第1ATBフラグ及び第3ATフラグがクリアされ、ステップ1113において、第2AT抽選モード決定手段170により、第2AT抽選モードが決定され、ステップ1114において、ATフラグ設定手段162により、第2ATAフラグが設定され、当該第2処理が終了する。
ステップ1116において、ATフラグ設定手段162により、第1ATBフラグがクリアされ、次のステップ1117に進む。
ステップ1117において、ATフラグ設定手段162により、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4であるか否かが判断される。ここで、第1AT抽選モード4であると判断されると、ステップ1118に進む。一方、第1AT抽選モード4でないと判断されると、当該第2処理が終了する。
ステップ1119において、ATフラグ設定手段162により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判定される。ここで、停止表示されたと判定されると、ステップ1120に進む。一方、停止表示されていないと判定されると、当該第2処理が終了する。
ステップ1120において、ATフラグ設定手段162により、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4であるか否かが判断される。ここで、第1AT抽選モード4でないと判断されると、ステップ1121に進む。一方、第1AT抽選モード4であると判断されると、当該第2処理が終了する。
ステップ1122において、ATフラグ設定手段162により、第1ATBフラグがクリアされる。そして、当該第2処理が終了する。
上述したステップ721の第3処理について説明する。
図36に示すステップ1200において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第3RT状態であるか否かが判断される。ここで、第3RT状態であると判断されると、ステップ1201に進む。一方、第3RT状態でないと判断されると、当該第3処理が終了する。
ステップ1202において、リプレイAB表示回数カウンタ制御手段177により、リプレイAB表示回数カウンタ178のカウント値に「1」が加算される。そして、次のステップ1203に進む。
ステップ1203において、加算遊技回数決定手段184により、加算する第3AT遊技の遊技回数が決定される。そして、次のステップ1204に進む。
ステップ1205において、ATフラグ設定手段162により、リプレイC役若しくはリプレイD役を構成する図柄の組み合わせ、又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、いずれかが停止表示されたと判断されると、ステップ1206に進む。一方、いずれも停止表示されていないと判断されると、当該第3処理が終了する。
ステップ1207において、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185により、第3AT遊技回数カウンタA186のカウント値が「40」より小さいか否かが判断される。ここで、「40」より小さいと判断されると、ステップ1208に進む。一方、「40」以上と判断されると、ステップ1210に進む。
ステップ1208において、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185により、「40」から第3AT遊技回数カウンタA186のカウント値を減算する演算が行われる。そして、次のステップ1209に進む。
ステップ1210において、第3AT抽選モード決定手段172により、第3AT抽選モードが決定され、ステップ1211において、ATフラグ設定手段162により、第3ATフラグが設定され、当該第3処理が終了する。
上述したステップ723の第4処理について説明する。
図37に示すステップ1300において、ATフラグ設定手段162により、第3AT遊技回数カウンタB187のカウント値が「0」であるか否かが判断される。ここで、「0」であると判断されると、1301に進む。一方、「0」でないと判断されると、ステップ1303に進む。
ステップ1303において、遊技状態判定手段164により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ1304に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、当該第4処理が終了する。
ステップ1304において、ATフラグ設定手段162により、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ1305に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、当該第4処理が終了する。
ステップ1306において、加算遊技回数決定手段184により、加算する第3AT遊技の遊技回数が決定される。そして、次のステップ1307に進む。
ステップ1307において、第3AT遊技回数カウンタ制御手段185により、第3AT遊技回数カウンタA186及び第3AT遊技回数カウンタB187のそれぞれのカウント値に、加算遊技回数決定手段184により決定された遊技回数の値が加算される。そして、次のステップ1308に進む。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態では、第1RT状態において、役抽選によりたとえばリプレイCE役に当選した場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を操作すると、停止制御手段120により、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることがあるように形成されている。また、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第1RT状態から第2RT状態へ移行される。
これに対して、本実施の形態では、遊技状態が内部中状態の場合には、左ベルA役などの各ベル役の当選確率は通常状態と変わらないものの、停止制御手段120による停止制御が変更され、役抽選によりベル役に当選したときには、各操作順序でストップスイッチ34を操作した場合におけるベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される確率である取得率は、各操作順序ごとに互いに等しいものとなる。
具体的には、各ベル役に当選したときの停止制御手段120による停止制御を、いずれのストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34が操作されても、当選した他のベル役に優先してベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるようにすると、内部中状態においては、ベル28役以外のベル役(ベル1役〜ベル27役)は有効入賞ライン上に停止表示されないこととなる。このため、このような停止制御とすると、ベル28役以外のベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された瞬間に、ボーナス役の当選が否定されることとなる。したがって、たとえば、ボーナス役の当選の可能性が高いことを示唆する演出を実行している場合に、ベル28役以外のベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、この瞬間に、ボーナス役の当選が否定され、遊技者はその後の演出に対して期待感が無くなり、興ざめすることとなる。
また、本実施の形態では、「ベルA」、「ベルB」、及び「ベルC」の3個の図柄の組み合わせにより構成される27通りの図柄の組み合わせの27個のベル役(ベル1役〜ベル27役)が設けられている。そして、遊技状態が内部中状態及び特別状態以外の場合に、ベル28役に優先してベル28役以外のベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作したときには、ベル1役〜ベル27役のいずれの役を構成する図柄の組み合わせも有効入賞ライン上に停止表示される可能性がある。したがって、本実施の形態によれば、ベル1役〜ベル27役のうちの所定の役を狙うという攻略性をなくすことができる。
具体的には、第2RT状態において、リプレイA役とリプレイB役とを含む再遊技役に当選した場合に、リプレイAB押し順報知演出を実行するか否かを決定する抽選で当選したときには、リプレイAB押し順報知演出が実行され、抽選の結果がハズレの場合であって、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4でない場合に、第2RT状態における再遊技役の当選回数が3回目であるときには、リプレイD押し順報知演出が実行され、それ以外の場合には、リプレイC押し順報知演出が実行される。
また、リプレイC押し順報知演出に従って各ストップスイッチ34を遊技者が操作して、リプレイC役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は第2T状態に維持されたままとなる。
また、リプレイD押し順報知演出に従って各ストップスイッチ34を遊技者が操作して、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が通常状態へ移行されるとともに、演出状態が通常演出状態になる。
また、本実施の形態では、演出状態が第2AT状態になると、第3RT状態において、役抽選により再遊技役に当選したときに、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、再遊技役押し順報知演出としてのリプレイAB押し順報知演出、又はリプレイC押し順報知演出が実行される。
リプレイAB押し順報知演出に従って各ストップスイッチ34を遊技者が操作して、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第3AT遊技の遊技回数が加算される。このとき、遊技状態移行制御手段140は作動せず、遊技状態は第3T状態に維持されたままとなる。
また、演出状態が第2AT状態である場合に、第3RT状態において、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された回数が、第3RT状態への移行の際におけるリプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された回数を含めて2回以上であって、加算された第3AT遊技の遊技回数が40回以上のときには、第2AT抽選モード、及びこれ以降に再遊技役に当選した回数に応じた抽選確率の抽選により、リプレイAB押し順報知演出、又はリプレイC押し順報知演出が実行される。
また、演出状態が第2AT状態である場合であって、加算された第3AT遊技の遊技回数が40回未満の場合に、ベル押し順報知演出又は再遊技役押し順報知演出に従わずに各ストップスイッチ34を遊技者が操作して、遊技状態が第3RT状態から他の遊技状態へ移行したときには、加算する第3AT遊技の遊技回数が40回保証される。これにより、遊技に不慣れな初心者などに対して安心感を与えることができるとともに、ストップスイッチ34の操作順序を失敗してしまった遊技者に対して、損失感を緩和せることができる。
演出状態が第4AT状態になると、第2RT状態において、役抽選により再遊技役に当選したときに、再遊技役押し順報知演出実行手段183により、再遊技役押し順報知演出としてのリプレイAB押し順報知演出、又はリプレイC押し順報知演出が抽選により実行される。また、この再遊技役押し順報知演出は、第4AT状態において、第1AT抽選モードが第1AT抽選モード4である場合を除き、3回の範囲内で実行される。
リプレイAB押し順報知演出に従って各ストップスイッチ34を遊技者が操作して、リプレイA役又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第3AT遊技の遊技回数が加算されて、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第3T状態へ移行されるとともに、演出状態が第2AT状態になる。
すなわち、本実施の形態によれば、演出状態が第4AT状態である遊技が終了して、第3AT遊技が再開されるときに、第2RT状態が維持されるリプレイC押し順報知演出を実行することで、遊技者に違和感なく遊技を行わせることができるようになるとともに、出玉率の損失を防止して、遊技者に不満を持たせないようにすることができる。したがって、第4AT状態が終了した後の遊技の遊技状態を、演出状態(第3AT状態)に応じたものとすることでき、その後の遊技を遊技者に違和感なく遊技を行わせることができる。
また、本実施の形態では、演出状態が通常演出状態である場合に、遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行したときには、この第2RT状態において、役抽選により、リプレイCD役、リプレイCDF役、又はリプレイCDG役に当選したときに、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192により、特殊再遊技役押し順報知演出としてのリプレイD押し順報知演出が実行される。
一方、リプレイD押し順報知演出に従わずに、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、リプレイC役又はリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる。
また、この第2RT状態において、役抽選により、リプレイABCDG役、リプレイABCDF役、リプレイABCDEFG役、リプレイABCDEF役、リプレイABCDE役、又はリプレイABCD役に当選したときに、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192により、特殊再遊技役押し順報知演出としてのリプレイC押し順報知演出が実行される。
一方、リプレイC押し順報知演出に従わずに、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、リプレイA役若しくはリプレイB役、又はリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる。
また、本実施の形態では、演出状態が通常演出状態である場合に、遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行した後に、この第2RT状態から通常状態又は第1RT状態へ移行することなく第3RT状態へ移行したときには、この第3RT状態において、役抽選により再遊技役に当選したときに、特殊再遊技役押し順報知演出実行手段192により、特殊再遊技役押し順報知演出としてのリプレイC押し順報知演出が実行される。
一方、リプレイC押し順報知演出に従わずに、所定の操作順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、リプレイA役若しくはリプレイB役、又はリプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる。
これにより、本実施の形態によれば、演出状態が通常演出状態である場合に、第2RT状態又は第3RT状態に移行したときに、特殊再遊技役押し順演出に係る報知に従う場合も、従わない場合も、いずれ通常状態へ移行するようにすることができ、適正な遊技を行わせることができ、設計者が意図しない出玉率の上昇を防止することができる。すなわち、第2RT状態又は第3RT状態から通常状態へ移行させるために、通常状態への移行に係るリプレイD押し順報知演出だけを実行するようにすると、遊技者が、この報知に従わないようになる可能性があり、そうなると、不当に第2RT状態又は第3RT状態に滞在する期間が延長される可能性がある。
また、本実施の形態によれば、特殊再遊技役押し順演出に係る報知に従わない場合には、最初に操作するストップスイッチ34が互いに異なる2通りの操作順序のうち1/2の確率で、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなるので、不当に第2RT状態又は第3RT状態に滞在する期間が延長されるのを防止することができ、設計者が意図しない出玉率の上昇することを防止することができ、適正な遊技を行わせることができる。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態では、左ベルA役と、中ベルA役と、右ベルA役との当選確率の比を「1:2:3」とし、停止制御手段120は、内部中状態では、図38に示すように、役抽選により、左ベルA役、左ベルB役、左ベルC役、中ベルA役、中ベルB役、中ベルC役に当選した場合に、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、当選した他のベル役に優先してベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるようにするとともに、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、ベル28役に優先して当選した他のベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるようにし、また、役抽選により、右ベルA役、右ベルB役、又は右ベルC役に当選した場合に、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、当選した他のベル役に優先してベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるようにするとともに、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34を遊技者が操作すると、ベル28役に優先して当選した他のベル役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように形成することができる。
具体的には、以下のとおりである。
まず、遊技状態が、内部中状態以外の通常状態などである場合について説明する。
第1に、ベル役全体の当選確率の合計は、(1×3)+(2×3)+(3×3)となる。
したがって、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作する場合の取得率、すなわち、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される確率、言い換えれば、ベル役全体の当選確率の合計に対する左ベルA役〜左ベルC役の3個の当選確率の合計の割合は、
(1×3)/(1×3+2×3+3×3)=3/18
となる。
(2×3)/(1×3+2×3+3×3)=6/18
となる。
また同様に、遊技状態が、内部中状態以外の通常状態などである場合であって、右停止スイッチ58を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作する場合の取得率は、
(3×3)/(1×3+2×3+3×3)=9/18
となる。
第1に、内部中状態においても各ベル役の当選確率は通常状態などと変わらないので、ベル役全体の当選確率の合計は、(1×3)+(2×3)+(3×3)である。
第2に、左停止スイッチ56を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作した場合に、ベル28役が有効入賞ライン上に停止表示される場合とは、役抽選により、左ベルA役〜左ベルC役のいずれかの役に当選していた場合と、中ベルA役〜中ベルC役のいずれかの役に当選していた場合とである(図38参照)。上述の如く、左ベルA役〜左ベルC役の3個の当選確率の合計は、(1×3)であり、また、中ベルA役〜中ベルC役の3個の当選確率の合計は、(2×3)である。
(1×3+2×3)/(1×3+2×3+3×3)=9/18
となる。
また同様に、遊技状態が内部中状態である場合であって、中停止スイッチ57を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作する場合の取得率、言い換えれば、ベル役全体の当選確率の合計に対する左ベルA役〜左ベルC役及び中ベルA役〜中ベルC役の6個の当選確率の合計の割合は、
(1×3+2×3)/(1×3+2×3+3×3)=9/18
となる。
(3×3)/(1×3+2×3+3×3)=9/18
となる。
このように、内部中状態において、いずれのストップスイッチ34を最初に操作する順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)を操作しても、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される確率である取得率を、9/18の確率で等しいものとすることができる。
また、上述した実施の形態では、第2AT状態になったときに、その後に開始される第3AT遊技の遊技回数を決定し、その決定した遊技回数に応じて、第3RT状態において、役抽選により再遊技役に当選したときに、リプレイAB押し順報知演出を実行し、決定した遊技回数に達するように、適宜、遊技回数を加算するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、再遊技役又はベル役に当選した際における停止制御に係るストップスイッチ34の操作順序は、左停止スイッチ56を最初に操作する順序、中停止スイッチ57を最初に操作する順序、及び右停止スイッチ58を最初に操作する順序の3通りであるが、これに限られるものではない。たとえば、2通りや、6通りの操作順序などとすることができる。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形および改良なども含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
34 ストップスイッチ 45 回転リール
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
100 役抽選手段 120 停止制御手段
140 遊技状態移行制御手段
183 再遊技役押し順報知演出実行手段183(操作順序報知演出実行手段)
Claims (2)
- 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
すべての前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各前記回転リールに対応して設けられ、かつ前記回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
主として遊技を制御する遊技制御装置と、
前記遊技制御装置からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置と、を備える遊技機であって、
前記遊技制御装置は、
複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段による役抽選の結果および前記ストップスイッチの操作に基づいて、前記回転リールの回転を適位置で停止させる停止制御を行う停止制御手段と、
遊技状態の移行を制御する遊技状態移行制御手段と、を備え、
前記遊技制御装置における遊技状態として、
通常の遊技状態である通常状態と、
特定の役の当選確率が前記通常状態とは異なる遊技状態である特殊遊技状態と、を備え、
役として少なくとも、
所定の図柄の組み合わせにより構成されるとともに、前記特殊遊技状態において、この所定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより遊技状態が前記通常状態へ移行される契機となる移行契機役と、
所定の図柄の組み合わせとは異なる特定の図柄の組み合わせにより構成されるとともに、前記特殊遊技状態において、この特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても遊技状態が前記特殊遊技状態に維持される非移行契機役と、を備え、
前記役抽選手段は、
前記特殊遊技状態において、前記移行契機役と前記非移行契機役とが同時に当選する場合があるように設定され、
前記停止制御手段は、
役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合には、前記ストップスイッチの操作順序に応じて、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように停止制御を行うように形成され、
前記演出制御装置は、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合に、前記停止制御手段により、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、前記ストップスイッチの操作順序を遊技者に報知する操作順序報知演出を実行する操作順序報知演出実行手段を備え、
前記演出制御装置における演出状態として、
通常の演出状態である通常演出状態と、
前記通常演出状態とは異なる演出状態でかつ操作順序報知演出を第1の態様で実行する旨を遊技者に報知しつつ、操作順序報知演出を前記第1の態様で実行する第1演出状態と、
前記通常演出状態及び前記第1演出状態とは異なる演出状態でかつ前記第1の態様とは異なる第2の態様で操作順序報知演出を実行する旨を遊技者に報知しつつ、操作順序報知演出を前記第2の態様で実行する第2演出状態と、
前記通常演出状態、前記第1演出状態及び前記第2演出状態とは異なる演出状態でかつ前記第2演出状態中の所定の契機によって設定される演出状態であって、所定の条件を満たすか否かに応じて操作順序報知演出を前記第1の態様又は前記第2の態様で実行する旨を遊技者に報知しつつ、操作順序報知演出を前記第1の態様で実行する第3演出状態と、を備え、
前記通常演出状態は、少なくとも前記通常状態において設定されるように形成され、
前記第1演出状態、前記第2演出状態及び前記第3演出状態は、少なくとも前記特殊遊技状態において設定されるように形成され、
前記遊技状態移行制御手段は、
前記特殊遊技状態において、前記移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態を前記特殊遊技状態から前記通常状態へ移行させるとともに、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態を前記特殊遊技状態に維持するように形成され、
前記操作順序報知演出実行手段は、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合に、演出状態が前記第1演出状態でかつこの第1演出状態を終了するための所定の条件を満たしているときには、前記停止制御手段により、前記移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、前記ストップスイッチの操作順序を遊技者に報知する移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合に、演出状態が前記第3演出状態でかつこの第3演出状態を終了するための所定の条件を満たしているときには、前記停止制御手段により、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、前記ストップスイッチの操作順序を遊技者に報知する非移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、
演出状態が前記第1演出状態でかつこの第1演出状態を終了するための所定の条件を満たしている場合に、前記移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第1演出状態が終了して、前記通常演出状態が設定されるように形成され、
演出状態が前記第3演出状態でかつこの第3演出状態を終了するための所定の条件を満たしている場合に、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第3演出状態が終了して、前記第2演出状態が設定されるように形成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技制御装置における遊技状態として、
特定の役の当選確率が前記通常状態とは異なる遊技状態であって、前記特殊遊技状態とは異なる第2特殊遊技状態を備え、
前記演出制御装置における演出状態として、
前記通常演出状態、前記第1演出状態、前記第2演出状態及び前記第3演出状態とは異なる演出状態でかつ前記第1の態様及び前記第2の態様とは異なる第3の態様で操作順序報知演出を実行する旨を遊技者に報知しつつ、前記第3の態様で操作順序報知演出を実行する第4演出状態を備え、
前記第4演出状態は、少なくとも前記第2特殊遊技状態において設定されるように形成され、
役としてさらに、
所定及び特定の図柄の組み合わせとは異なる他の図柄の組み合わせにより構成されるとともに、特殊遊技状態において、この他の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより遊技状態が前記第2特殊遊技状態へ移行される契機となる第2移行契機役を備え、
前記役抽選手段は、
前記特殊遊技状態において、前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とが同時に当選する場合と、前記第2移行契機役を除く前記移行契機役と前記非移行契機役とが同時に当選する場合とがあるように設定され、
前記停止制御手段は、
役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合には、前記ストップスイッチの操作順序に応じて、所定の役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように停止制御を行うように形成され、
前記遊技状態移行制御手段は、
前記特殊遊技状態において、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、遊技状態を前記特殊遊技状態から前記第2特殊遊技状態へ移行させるように形成され、
前記操作順序報知演出実行手段は、
演出状態が前記第1演出状態又は前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合には、操作順序報知演出を所定回数の範囲内で実行するとともに、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合に、演出状態が前記第1演出状態又は前記第3演出状態であるときには、前記停止制御手段により、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることとなる、前記ストップスイッチの操作順序を遊技者に報知する第2移行契機役操作順序報知演出を実行するか否かを決定するように形成され、
前記操作順序報知演出実行手段は、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第1演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、第2移行契機役操作順序報知演出を実行することを決定しなかったときであって、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記第2移行契機役を除く前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第1演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記移行契機役と前記非移行契機役と前記第2移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、第2移行契機役操作順序報知演出を実行することを決定しなかったときであって、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、非移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、
前記特殊遊技状態において、役抽選により前記第2移行契機役を除く前記移行契機役と前記非移行契機役とに同時に当選した場合であって、演出状態が前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合に、操作順序報知演出の実行回数が所定回数目であるときには、非移行契機役操作順序報知演出を実行するように形成され、
演出状態が前記第1演出状態である場合に、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第1演出状態が終了して、前記第4演出状態が設定されるように形成され、
演出状態が前記第3演出状態である場合に、前記第2移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第3演出状態が終了して、前記第4演出状態が設定されるように形成され、
演出状態が前記第3演出状態でかつ特定の条件を満たしている場合であって、操作順序報知演出を所定回数実行した場合に、前記非移行契機役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときには、前記第3演出状態が終了して、前記第2演出状態が設定されるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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