JP5241274B2 - 被検出物質の検出方法 - Google Patents
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Description
この蛍光法は、例えば、被検出物質が蛍光物質の場合は、被検出物質を含むと考えられる検査対象試料に特定波長の励起光を照射し、そのときの蛍光を検出することによって被検出物質の存在を確認する方法である。
また、蛍光法は、被検出物質が蛍光物質ではない場合も、被検出物質と特異的に結合する特異的結合物質を蛍光物質で標識し、この特異的結合物質を被検出物質に結合させ、その後上記と同様にして、蛍光(具体的には、被検出物質と結合した特異的結合物質を標識する蛍光物質の蛍光)を検出することにより、被検出物質の存在を確認することができる。
特許文献4には、プリズムの表面に金属膜と、金属膜の表面に配置された抗原・抗体反応により被検出物質をトラップする機能薄膜と、この機能薄膜に触れる状態で試料液を供給するフローセルとを有する表面プラズモンセンサが記載されている。
この表面プラズモンセンサは、金属膜上に表面プラズモン増強効果を利用して励起された表面プラズモンの電場が、機能薄膜に存在している被検出物質により乱されることで生じる散乱光を検出することで、被検出物質を検出している。このように、蛍光ではなく、散乱光を検出する方法でも、被検出物質を検出することができる。
また、光の入射角度を調整する機構を設ける代わりに、上記の物理定数や位置関係を保障(一定状態に維持)するための温度調整と、各部材の形状を同一にすることも考えられるが、装置や、チップの製造設備が高価となり、特に低コスト化の要求が厳しい血液診断用途では受け入れられない。
こういった問題が、プラズモンを用いたセンシング装置の実用化の実現を阻む要因だった。
また、蛍光物質による蛍光は、同一の蛍光物質であっても表面プラズモンがつくる電場の強度によって変化するため、表面プラズモンがつくる電場の強度が変化してしまうと、同一、同量の蛍光物質であっても蛍光の光量が変化し検出値が変化してしまうため、検出の精度が下がり、再現性が低下するという問題がある。
また、表面プラズモンがつくる電場を利用して被検出物質を検出する場合に限らず、検出面に光を所定の入射角で入射させることで発生する増強場を利用して被検出物質を検出する場合にも、同様の問題がある。
また、前記所定の波長域は、波長幅が15nm以上であることが好ましい。
また、前記光源は、白色光を射出する光源であることも好ましい。
前記スペクトル調整手段は、波長毎に透過率の異なるフィルタであることが好ましい。
また、前記被検出物質は、蛍光性を有する物質、または、蛍光性を有する物質で標識された物質であることが好ましい。
さらに、前記スペクトル分布を有する光の所定の波長域におけるスペクトルの最大強度が最低強度の1.03倍以下であるのが好ましい。
また、任意の波長において表面プラズモン増強効果が発生するプラズモン共鳴角が測定毎に変化した場合、つまり、所定のプラズモン共鳴角となる波長が変化した場合も、再現性の高い検出ができることで、設計誤差の許容範囲を大きくすることができ、装置コストを安価にすることができる。
また、センシング装置10は、さらに、励起光を変調するファンクションジェネレータ(以下「FG」ともいう。)24と、FG24で発生された電圧に比例した電流を光源12に流す光源ドライバ26とを有する。
ここで、FG24は、High、Lowの電圧の繰り返しクロックを発生する信号発生器である。FG24が信号を光源ドライバ26に流し、光源ドライバ26がその電圧に比例した電流を光源12に流すことで、光源12は、クロックに応じて変調された光を発光する。また、FG24のクロックは、ロックインアンプ64に接続されており、ロックインアンプ64は、FG24から流されるクロックと同期した信号のみを光検出手段18の出力から取り出す。
また、図示は省略したが、センシング装置10の各部は互いの位置関係を固定するために支持機構により支持されている。
シリンドリカルレンズ32は、図2(A)及び(B)に示すように、後述するサンプルユニットの流路の長手方向に平行な方向が軸方向となる柱状レンズであり、コリメータレンズ30により平行光とされた光を柱状の軸に垂直な面(図2(B)に示す面と平行な面)のみに集光させる。
偏光フィルタ34は、透過した光を後述するサンプルユニット16の反射面に対してp偏光となる方向に偏光するフィルタである。
ここで、図3(A)は、スペクトル調整手段15の透過率と、光源から射出される光との関係を示すグラフであり、図3(B)は、スペクトル調整手段15を通過した光のスペクトル分布と、光源から射出された光のスペクトル分布を示すグラフである。ここで、図3(A)は、横軸を波長[nm]とし、縦軸を相対強度と透過率とした。また、図3(B)は、横軸を波長[nm]とし、縦軸を相対強度とした。
スペクトル調整手段15は、上述のような透過率分布であり、図3(B)に点線で示すような波長毎に強度が異なるスペクトル分布を有する光である光源から射出された光を、波長毎に異なる透過率で透過させることで、図3(B)に実線で示すような一定波長域の強度が実質的に均一な光とする。
プリズム38は、入射光光学系14で集光された光が、3つの側面のうち二等辺三角形の2つの斜辺のうちの1つの辺で構成される面から入射する向きで配置されている。
プリズム38は、公知の透明樹脂や光学ガラスで形成することができ、例えば、日本ゼオン株式会社製ZEONEX(登録商標)330R(屈折率1.50)を材料として形成することができる。また、プリズム38は、コストをより低くすることができるため、光学ガラスよりも樹脂で形成することが好ましく、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネイト(PC)、シクロオレフィンを含む非晶性ポリオレフィン(APO)等の樹脂で形成することが好ましい。
プリズム38は、このような構成であり、入射光光学系14で集光された光を、二等辺三角形の2つの斜辺のうちの1つの辺で構成される面から入射させ、二等辺三角形の底辺で構成される面で反射し、二等辺三角形の2つの斜辺のうちの他方の辺で構成される面から射出する。
ここで、金属膜40に用いる材料としては、Au、Ag、Cu、Pt、Ni、Al等の金属を用いることができる。なお、試料として液体を用いる場合は、液体との反応を抑制するためにAu、Ptを用いること好ましい。
また、金属膜40の形成方法としては、種々の方法を用いることができ、例えば、スパッタ、蒸着、めっき、貼り付け等によりプリズム38上に形成することができる。
ここで、図4は、図2(A)及び(B)に示すサンプルユニット16の金属膜40の一部を拡大して示す拡大模式図である。
図4に示すように、金属膜40の表面には、被検出物質84と特定的に結合する特異的結合物質である1次抗体80が固定されている。
流路45は、金属膜40を横断して形成された直線状の線状部46と、線状部46の一方の端部に形成され、測定時に試料82が供給される液溜りとなる始端部47と、線状部46の他方の端部に形成され、始端部47に供給され線状部46を通過した試料82が到着する液溜りとなる終端部48とで構成される。
また、金属膜40よりも始端部47側の線状部46には、蛍光物質86によって標識された二次抗体88が載置された二次抗体載置領域49が設けられている。
ここで、二次抗体88とは、被検出物質84と特定的に結合する特異的結合物質である。
なお、本実施形態のように、光源12として660nmがピークとなる強度分布の光を射出するLEDを用いる場合は、蛍光物質86として、励起波長が660nm、蛍光波長が690nm、粒径がΦ=210nm、かつ、COOH基を有する蛍光ビーズ(Bangs Laboratories社製、FC02F/7040)、または、最大励起波長が650nm、かつ、蛍光波長が668nmである蛍光素子(Molecular Probes社製、Alexa647)を用いることが好ましい。
また、透明カバー44は、流路45の始端部47に対応する部分及び流路45の終端部48に対応する部分に開口が形成されている。また、透明カバー44は、始端部47(さらには終端部48)に対応する位置に形成した開口に開閉可能な蓋を設けてもよい。
なお、サンプルユニット16は、基本的に以上のような構成である。ここで、プリズム38と、金属膜40と基板42とは、一体で形成することが好ましい。
カットフィルタ58は、励起光と同一波長の光を選択的にカットし、励起光と異なる波長の光(例えば、蛍光物質86に起因する蛍光等)を通過させる特性を有するフィルタであり、第1レンズ56で平行光とされた光のうち、励起光と異なる波長の光のみを通過させる。
第2レンズ60は、集光レンズであり、カットフィルタ58を透過した光を集光し、PD52に入射入射させる。
支持部62は、第1レンズ56と、カットフィルタ58と、第2レンズ60と互いに所定間隔離間させて一体的に保持する保持部材である。
PDアンプ54は、検出信号を増幅する増幅器であり、PD52から送られた検出信号を増幅し、算出手段20に送る。
センシング装置10は、基本的に以上のような構成である。
始端部47に滴下された試料82は、毛細管形状により、線状部46及びガラスカバー44で形成された管の中を終端部48に向けて移動する。
これにより、図5(C)に示すように、金属膜40上に二次抗体88と結合し、蛍光物質86により標識され、かつ一次抗体80に捕捉された被検出物質84が残った状態となる。
具体的には、FG24で決定された強度変調信号に基づいて光源ドライバ26から流れる電流に基づいて、光源12から励起光を射出させる。励起光は、光源12から射出された後、入射光光学系14及びスペクトル調整手段15を透過する。具体的には、励起光は、コリメータレンズ30により平行光とされ、その後、シリンドリカルレンズ32により一方向のみ集光され、スペクトル調整手段15により一定波長幅の強度が実質的に均一にされ、偏光フィルタ34により偏光される。
入射光光学系14及びスペクトル調整手段15を通過した光は、プリズム38に入射され、所定の角度幅の光としてプリズム38と金属膜40との境界面に到達し、プリズム38と金属膜40との境界面で全反射され、プリズム38から射出される。なお、シリンドリカルレンズ32は、プリズム38と金属膜40との境界面を一定距離越えた位置が焦点となるように集光する。
また、コリメータレンズ30により生成された平行光を、シリンドリカルレンズ32により一方向のみに集光することで、プリズム38と金属膜40との境界面の線状部46の延在方向に平行な方向には、同一角度の光を入射することができる。
このとき、所定の角度幅で入射された励起光のうち、プリズム38と金属膜40との境界面に所定角度(具体的には、プラズモン共鳴条件を満たす角度)した入射した励起光により発生した、エバネッセント波と表面プラズモンとが共鳴し、表面プラズモン共鳴(プラズモン増強効果)が発生する。このように、表面プラズモン共鳴(プラズモン増強効果)が発生した領域では、より強い電場増強が形成される。ここで、プラズモン共鳴条件とは、入射された光により発生したエバネッセント波の波数ベクトルと、表面プラズモンの端数とが等しくなり、波数整合が成立する条件であり、上述したように、試料の種類、試料の状態、金属膜の厚み、密度、励起光の波長、入射角度等種々の条件に基づいて決まる。なお、本発明において、プラズモン共鳴角及び励起光の入射角は、金属面に垂直な線とのなす角である。
なお、エバネッセント波の滲み出し領域外の蛍光物質は励起されないため、蛍光を発生させない。
このようにして、金属膜40上に固定された被検出物質84を標識する蛍光物質86の蛍光は、励起され、増強される。
蛍光物質86から射出された光は、光検出手段18の第1レンズ56に入射し、カットフィルタ58を透過し、第2レンズ60で集光され、PD52に入射され電気信号に変換される。また、第1レンズ56に入射した光のうち励起光を同一波長の光は、カットフィルタ58を透過できないため、励起光成分は、PD52まで到達しない。
ロックインアンプ64で増幅された検出信号は、PC66に送られる。
PC66は、信号をA/D変換し、あらかじめ記憶していた検量線に基づき、被検出物質84の算出結果から、試料82中の被検出物質84の濃度を検出する。
センシング装置10は、以上のようにして、試料82中の被検出物質84の濃度を検出する。
次に、測定例1と測定例3に示すように、サンプルユニットが異なる場合も、励起光の波長を調整することにより、同様の反射率の分布とすることができる。つまり、入射角は変化させずに射出する光の波長を変化させることで、表面プラズモンに起因する増強電場強度を同一にすることができる。
つまり、プラズモン共鳴角は、波長によっても変化するため、異なるサンプルユニットを用い、任意の波長におけるプラズモン共鳴角が変化した場合でも、励起光の波長を変化させることで、同一の入射角で、同じ量だけ、表面プラズモン共鳴に起因する増強電場を発生させることができる。
これにより、再現性の高い測定をすることができ、被検出物質の量、濃度を正確に検出(もしくは測定)することができる。
また、プラズモン共鳴角を検出する必要がないため、短時間で検出することができる。また、条件設定のために、測定前に蛍光物質を励起することもないため、蛍光物質の蛍光の強度が低下することも防止できる。
例えば、1つのセンシング装置で、試料として尿を用い尿の中の被検出物質を検出することも、試料として血液を用い、血液の中の被検出物質を検出することもできる。
このように本発明によれば、検出する対象もより多くすることができる。また、プラズモン共鳴角によらず、表面プラズモンに起因して発生する増強電場の強度を一定にすることができるため、検出物質によって、検出精度にバラツキが生じることを防止できる。
ここで、試料によらず金属膜にプラズモン増強効果を発生させる所定の波長域とは、想定されるサンプルユニット、試料のいずれの組み合わせとしても、波長域の中にセンシング装置の光の入射角がプラズモン共鳴角となる波長を含むように設定する波長域である。
ここで、所定の波長域は、波長幅を15nm以上とすることが好ましい。波長幅を上記範囲にすることで、プラズモン共鳴角がずれた場合も均一な強度の電場を形成することができる。
また、光源としては、図8に示すようなスペクトル分布の光、つまり、白色光を射出する白色光源(例えば、白色LED)も好適に用いることができる。なお、図8に示す白色光源のスペクトル分布は、25℃の場合のスペクトル分布である。
図8に示すように白色光源は、広範囲はスペクトル分布の光であるため、光源として白色光を用い、スペクトル調整手段で、強度を均一にすることで、より多くの種類のサンプルユニット、試料に対応させることができ、また、許容誤差をより広くすることができる。
例えば、光源にスペクトル調整手段を組み合わせ、所定の波長域のスペクトルの強度が実質的に均一の光を射出する光源としてもよい。
具体的には、光源として互いに波長の異なる光を射出する複数のLEDを用い、各LEDから射出される光を合波することで、所定の波長域のスペクトルの強度が実質的に均一の光を射出するようにしてもよい。
なお、ハイパスフィルタや、ローパスフィルタ、バンドパスフィルタ等により、各LEDから射出される光の各波長の強度を調整することで、合波させる場合も各波長における強度を調整することができる。
また、表面プラズモン共鳴は、励起光の波長によって共鳴角が変化することに加え、電場の増強度も、波長毎に変化する。一般的に励起光が長波長となるに従って増強度は、高くなる。そのため、スペクトル調整手段は、励起光の波長とその波長により発生する表面プラズモン共鳴により発生する電場の最大増強度との関係に基づいて励起光のスペクトルを調整することが好ましい。例えば、励起光の波長が高くなるに従って強度が低くなるようにすることが好ましい。これにより、より高精度に被検出物質を検出することができる。
また、偏光フィルタも必ずしも設ける必要はなく、光源として予め偏光された励起光を射出する光源、例えば、レーザ光源(正確には、光波長域の光を射出するレーザ光源)を用いる場合は、光源から射出される光が偏光された光であるので、偏光フィルムは設けなくてもよい。
また、本発明のセンシング装置は、金属膜上に被検出物質に付着(または近傍に配置)されている状態で表面プラズモンを発生させた場合に生じる散乱光(ラマン散乱光)を検出する方式のセンシング装置にも用いることができる。
12 光源
14 入射光光学系
15 スペクトル調整手段
16 サンプルユニット
18 光検出手段
20 算出手段
24 ファンクションジェネレータ(FG)
26 光源ドライバ
30 コリメータレンズ
32 シリンドリカルレンズ
34 偏光フィルタ
38 プリズム
40 金属膜
42 基板
44 透明カバー
45 流路
46 線状部
47 始端部
48 終端部
49 二次抗体載置領域
50 検出光光学系
52 フォトダイオード(PD)
54 フォトダイオードアンプ(PDアンプ)
56 第1レンズ
58 カットフィルタ
60 第2レンズ
62 支持部
64 ロックインアンプ
66 PC
80 一次抗体
82 試料
84 被検出物質
86 蛍光物質
88 二次抗体
Claims (10)
- 検出面に光を所定の入射角で入射させることで発生する増強場を利用して試料内の被検出物質を検出する方法であって、
前記試料が供給される金属膜が一面上に配置されるプリズムと前記金属膜との境界面で全反射する角度で、前記プリズムに、前記試料によらず前記金属膜に増強場を発生させる所定の波長域におけるスペクトルの最大強度が最低強度の1.1倍以下のスペクトル分布を有する光を入射させて、前記金属膜近傍で発生した光を検出する被検出物質の検出方法。 - 前記所定の波長域は、波長幅が15nm以上である請求項1に記載の被検出物質の検出方法。
- 前記プリズムに入射するスペクトル分布を有する光は、光源から射出された光を、スペクトル調整手段を用いて生成する請求項1または2に記載の被検出物質の検出方法。
- 前記光源は、白色光を射出する光源である請求項3に記載の被検出物質の検出方法。
- 前記スペクトル調整手段は、波長毎に透過率の異なるフィルタである請求項3または4に記載の被検出物質の検出方法。
- 前記プリズムに入射するスペクトル分布を有する光は、光源から射出され、
前記光源から射出された光を、前記光源から射出された光を集光する集光レンズ及び前記光源から射出された光をP偏光方向に偏光する偏光フィルタを用いて、前記プリズムと前記金属膜との境界面で全反射する角度で前記プリズムに入射させる請求項3〜5のいずれかに記載の被検出物質の検出方法。 - 前記光源は、互いに異なる波長の光を射出する複数の個別光源を有し、前記個別光源から射出される光を合波し、所定の波長域におけるスペクトルの最大強度が最低強度の1.1倍以下となるスペクトル分布の光を射出する請求項3〜6のいずれかに記載の被検出物質の検出方法。
- 前記光検出の検出結果に基づいて、前記試料内の前記被検出物質の濃度を算出する算出手段を有する請求項1〜7のいずれかに記載の被検出物質の検出方法。
- 前記被検出物質は、蛍光性を有する物質、または、蛍光性を有する物質で標識された物質である請求項1〜8のいずれかに記載の被検出物質の検出方法。
- 前記スペクトル分布を有する光の所定の波長域におけるスペクトルの最大強度が最低強度の1.03倍以下である請求項1〜9のいずれかに記載の被検出物質の検出方法。
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