JP5216942B1 - 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法 - Google Patents

精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5216942B1
JP5216942B1 JP2012543823A JP2012543823A JP5216942B1 JP 5216942 B1 JP5216942 B1 JP 5216942B1 JP 2012543823 A JP2012543823 A JP 2012543823A JP 2012543823 A JP2012543823 A JP 2012543823A JP 5216942 B1 JP5216942 B1 JP 5216942B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glyceride composition
mcpd
clay
purified
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012543823A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2013018412A1 (ja
Inventor
浩 平井
淳一 生稲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oillio Group Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=47628953&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5216942(B1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nisshin Oillio Group Ltd filed Critical Nisshin Oillio Group Ltd
Priority to JP2012543823A priority Critical patent/JP5216942B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5216942B1 publication Critical patent/JP5216942B1/ja
Publication of JPWO2013018412A1 publication Critical patent/JPWO2013018412A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B3/00Refining fats or fatty oils
    • C11B3/10Refining fats or fatty oils by adsorption
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D9/00Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils
    • A23D9/02Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils characterised by the production or working-up
    • A23D9/04Working-up
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
    • B01J20/02Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material
    • B01J20/10Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising silica or silicate
    • B01J20/12Naturally occurring clays or bleaching earth
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B3/00Refining fats or fatty oils
    • C11B3/001Refining fats or fatty oils by a combination of two or more of the means hereafter
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B3/00Refining fats or fatty oils
    • C11B3/12Refining fats or fatty oils by distillation
    • C11B3/14Refining fats or fatty oils by distillation with the use of indifferent gases or vapours, e.g. steam

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

3−クロロプロパン−1,2−ジオール、及び3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルの少ない精製グリセリド組成物、該精製グリセリド組成物の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の精製グリセリド組成物の製造方法は脱臭工程を経ていないグリセリド組成物と、アルカリ白土と、を接触させるアルカリ白土処理を行う工程を含むことを特徴とする。上記アルカリ白土処理工程は脱色工程であってもよく、上記アルカリ白土処理工程の後に、さらに脱臭工程を含んでいてもよい。

Description

本発明は、精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法に関する。
近年、風味や安定性等、油脂の品質を向上させるための試みが種々行われている。油脂の品質の低下には、様々な要素が関係している。例えば、3員環のエーテルであるオキシラン構造は、化学的に不安定であるため反応性に富み、重合等の化学反応を起こしやすいことが知られている。このような化学反応が、油脂の品質の低下を引き起こす可能性がある。
一部のグリセリド組成物には、かかるオキシラン構造を有するエポキシドの1種であるグリシドールの脂肪酸エステルから誘導される可能性がある3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルが極微量であるが存在する。3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルは、脂肪酸の遊離により、3−クロロプロパン−1,2−ジオールを生じる可能性がある。3−クロロプロパン−1,2−ジオール及びその誘導体が高濃度で存在すると健康に悪影響を及ぼすといわれている。しかし、長年にわたって摂取されてきた植物油等の油脂中に存在する微量の3−クロロプロパン−1,2−ジオールが健康に直ちに悪影響を及ぼすとは考えられず、また、3−クロロプロパン−1,2−ジオールの摂取基準値等は定められていないものの、グリセリド組成物中におけるその存在を可能な限り下げることが求められている。
上記課題に対して、例えば特許文献1には、3−クロロプロパン−1,2−ジオール、3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有し、及び/又は、ジグリセリドを3質量%以上含有するグリセリド組成物を、特定の温度条件にて脱臭処理等する方法が開示されている。この方法によれば、グリセリド組成物中のグリシドールの脂肪酸エステルや3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステル等の含有量を低減できる。
このように、グリセリド組成物中の3−クロロプロパン−1,2−ジオール、及び3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルの含有量をより効果的に低減する方法が検討されている。
特開2011−74358号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、3−クロロプロパン−1,2−ジオール、及び3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルの少ない精製グリセリド組成物、及び該精製グリセリド組成物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、脱臭工程を経ていないグリセリド組成物と、アルカリ性の白土(以下、「アルカリ白土」ともいう)と、を接触させることで、精製グリセリド組成物中の3−クロロプロパン−1,2−ジオール、及び3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルの生成が抑制され、これらの含有量が低減することを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、以下のようなものを提供する。
(1) 脱臭工程を経ていないグリセリド組成物と、アルカリ白土と、を接触させるアルカリ白土処理を含むことを特徴とする精製グリセリド組成物の製造方法。
(2) 上記アルカリ白土処理が脱色工程であり、上記アルカリ白土処理の後に、さらに脱臭工程を含むことを特徴とする(1)に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
(3) 上記脱臭工程は、100〜260℃の温度条件下にて行われることを特徴とする(2)に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
(4) 上記脱臭工程の後に、さらに再精製工程を含むことを特徴とする(2)又は(3)に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
(5)上記再精製工程は、再脱色工程を含むことを特徴とする(4)に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
(6) 上記再脱色工程は、酸性白土と接触させることを特徴とする(5)に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
(7) 上記グリセリド組成物は、パーム油であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
(8) (1)〜(7)のいずれかに記載の製造方法により得られることを特徴とする精製グリセリド組成物。
本発明によれば、3−クロロプロパン−1,2−ジオール、及び3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルの少ない精製グリセリド組成物を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、本発明では、グリセリド組成物は、グリセリンに脂肪酸が1〜3個エステル結合したグリセリドを含むものであり、油脂の主要成分であるトリグリセリド(トリアシルグリセロール)のほか、ジグリセリド(ジアシルグリセロール)、モノグリセリド(モノアシルグリセロール)も含むものとする。また、動植物油脂由来のグリセリド以外の成分、例えば、植物ステロール、レシチン、抗酸化成分、色素成分等が含まれてもよいが、95質量%以上はグリセリドであることが好ましい。
(アルカリ白土処理工程)
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法は、脱臭工程を経ていないグリセリド組成物と、アルカリ白土と、を接触させることを特徴とする。好ましくは、上記グリセリド組成物の脱色工程がアルカリ白土を使用して行われる。
[アルカリ白土(アルカリ性の白土)]
従来、グリセリド組成物中の色素等の除去のために、酸性白土が使用されてきた。しかし、本発明者が鋭意研究した結果、酸性白土ではなくアルカリ性の白土(アルカリ白土)を使用することにより、グリセリド組成物中の色素等の除去だけではなく、グリセリド組成物中の3−クロロプロパン−1,2−ジオール(以下、3−MCPDと称する)及び/又は3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステル(以下、3−MCPDの脂肪酸エステルと称する)の生成が抑制され、これらの含有量の低減を効果的に実現できることを見出した。
この作用は明らかでないが以下のように推定される。脱酸工程までのいずれかの工程において、グリセリド組成物中に微量の塩素化合物が存在し、この塩素化合物がその後の脱臭工程における加熱条件下で反応して3−MCPDを生成すると考えられる。しかし、本発明においては、アルカリ白土を使用したアルカリ白土処理工程を経ることにより、この塩素化合物をアルカリ白土が効果的に吸着又は分解し、その結果、脱臭工程において生成する可能性のある3−MCPDの量を顕著に低減できるものと考えられる。このような塩素化合物の吸着能もしくは分解能は、白土や酸性白土にはなく、アルカリ白土が有するものであるため、本発明の効果を奏するものと推定される。
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法で使用されるアルカリ白土とは、水中に白土を添加した場合に、当該アルカリ白土を含む水溶液のpHがアルカリ性を呈する白土(すなわち、アルカリ性の白土)であれば特に限定されるものではないが、pHが8.5以上を呈する白土が、塩素化合物に対する吸着能及び分解能が高いため好ましい。
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法で使用されるアルカリ白土としては、特に限定されないが、例えば、下記の組成(単位:質量%)を有するものを使用できる。
SiO (50〜60)
Al (10〜20)
Fe (3〜10)
MgO (2〜9)
CaO (1〜5)
アルカリ白土処理工程において使用されるアルカリ白土の量は、グリセリド組成物中の塩素化合物を有効に吸着もしくは分解し、精製グリセリド組成物中の3−MCPD及び/又は3−MCPDの脂肪酸エステルの生成を抑制し、これらの含有量についての十分な低減効果を得るために、グリセリド組成物の量に対して0.5質量%以上、0.6質量%以上、0.7質量%以上、0.8質量%以上、であることが好ましい。
アルカリ白土処理工程において使用されるアルカリ白土の量は、過大でなくとも、有効にグリセリド組成物中の塩素化合物を有効に吸着又は分解し、精製グリセリド組成物中の3−MCPD及び/又は3−MCPDの脂肪酸エステルの生成を抑制し、これらの含有量を十分に低減できるため、グリセリド組成物の量に対して3.0質量%以下、2.9質量%以下、2.8質量%以下、2.5質量%以下、であることが好ましい。
アルカリ白土処理工程における条件は特に制限されず、通常の油脂の製造方法で使用される脱色工程の条件であってもよい。例えば、グリセリド組成物にアルカリ白土を加えた後に、減圧下、80〜150℃で5〜60分間加熱してもよい。アルカリ白土処理工程を終えた後は、ろ過等によりアルカリ白土を除去し、アルカリ白土処理されたグリセリド組成物(脱色油)を得ることができる。
グリセリド組成物と、アルカリ白土と、を接触させる方法は特に限定されず、例えば、白土や活性炭で脱色工程を行った後に、アルカリ白土を用いて処理を行うこともできる。また、アルカリ白土処理工程(この工程が脱色工程であってもよい)においてアルカリ白土以外の白土や活性炭を共存させて行うこともできる。また、ろ過器やカラムの中にアルカリ白土を充填し、グリセリド組成物を通液させることによっても接触させることができる。
[グリセリド組成物]
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法では、グリセリド組成物として、脱臭工程を除く精製工程(例えば、脱ガム工程、脱酸工程、水洗工程等)を経た精製油を用いてもよい。脱臭工程を経ていないグリセリド組成物は、3−MCPD、及び/3−MCPDの脂肪酸エステルが生成していない点で好ましい。特に未精製の粗油、定法に従って精製された脱ガム油、脱酸油、もしくは脱色油が好ましく、脱酸油もしくは脱色油がより好ましい。例えば、菜種油、大豆油、米油、サフラワー油、ぶどう油、ひまわり油、小麦はい芽油、とうもろこし油、綿実油、ごま油、落花生油、フラックス油、エゴマ油、オリーブ油、パーム油、ヤシ油等の植物油、これら2種以上を混合した調合植物油、又は、これらを分別したパームオレイン、パームステアリン、パームスーパーオレイン、パームミッドフラクション等の食用分別油、これらの水素添加油、エステル交換油等のほか、中鎖脂肪酸トリグリセリドのような直接エステル化反応により製造された食用油を用いることができる。なお、3−MCPD、及び/又は3−MCPDの脂肪酸エステルは、部分グリセリドが比較的多い油脂において多く発生する傾向にあることから、パーム由来の油脂、米油、エステル交換油等を原料に用いることが本発明の3−MCPD、及び/又は3−MCPDの脂肪酸エステルの低減効果が高いという理由から特に好ましい。本発明のアルカリ白土処理工程の前後の精製方法は、定法を用いることができる。具体的には、ケミカル精製(ケミカルリファイニング)と、フィジカル精製(フィジカルリファイニング)とがあるが、いずれの精製方法を用いてもよい。なお、前者のケミカル精製は、原料となる植物を圧搾・抽出した原油が、脱ガム処理、脱酸処理、脱色処理、脱ろう処理、脱臭処理を経ることで精製され、精製油となる。これに対し、後者のフィジカル精製は、パーム油やヤシ油等にてよく行われている方法であり、原料となるパームやヤシ等を圧搾した原油が、脱ガム処理、脱色処理、脱酸・脱臭処理を経ることで精製され、精製油となる。
[精製グリセリド組成物中の3−MCPD及び/又は3−MCPDの含有量の特定]
本発明においては、上記のアルカリ白土処理工程により、精製グリセリド組成物中の3−MCPD及び/又は3−MCPDの脂肪酸エステルの生成を抑制し、これらの含有量を低減させることができる。精製グリセリド組成物中の3−MCPD及び/又は3−MCPDの脂肪酸エステルの含有量は、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))の変法を用いて、これらを遊離3−MCPD換算量として特定する。
具体的には、サンプル油脂を採取し、内部標準物質を加えた後、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液を加え、室温にて反応させ、エステルのけん化分解を行う。次いで、これに酢酸を微量に含んだ臭化ナトリウム水溶液とヘキサンとを加えて混合した後、ヘキサンを除去する。なお、この際に3−MCPD及び3−MCPD脂肪酸エステルが、全て遊離3−MCPDに変換される。その後、フェニルホウ酸で誘導体化し、ヘキサンにて抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析装置にて測定する。そして、ガスクロマトグラフ質量分析装置の測定にて得られたクロマトグラムを用い、内部標準と3−MCPDのイオン強度を比較することで、油脂中の3−MCPD及び3−MCPD脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPD換算にて算出する。
なお、従来のドイツ公定法における測定試料の調製方法では、3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール、及びグリシドールの脂肪酸エステルが、全て遊離3−MCPDに変換される。このため、ドイツ公定法による測定値は、3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール、及びグリシドールの脂肪酸エステルの合計含有量の3−MCPD換算値となる。従って、かかる方法では、3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルのみの合計含有量を測定したい場合は、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの含有量も含まれてしまうという問題があった。
そこで、本発明者らが鋭意検討した結果、従来法のように、酢酸を微量に含んだ塩化ナトリウム水溶液を使用するのではなく、上記の通り、酢酸を微量に含んだ臭化ナトリウム水溶液を使用することによってかかる問題を解決できることが見出された。従って、上記のドイツ公定法の変法によれば、3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルのみが遊離3−MCPDに変換されるため、3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルのみの合計含有量を3−MCPD換算値にて算出できる。
(脱臭工程)
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法においては、上記アルカリ白土処理工程を経たグリセリド組成物の脱臭工程を含んでもよい。この場合、上記アルカリ白土処理工程は、グリセリド組成物の脱色工程に相当する。脱臭は、通常の油脂の製造方法で用いられる100〜260℃の温度条件下で行ってもよく、より低い100〜250℃の温度条件にて行ってもよい。脱臭工程において好ましい温度条件は150〜230℃であり、より好ましくは180〜220℃である。通常の油脂の製造方法で用いられる温度条件よりも低い温度条件下でグリセリド組成物の脱臭を行うことにより、精製グリセリド組成物中の3−MCPD及び/又は3−MCPDの脂肪酸エステルの生成抑制効果、及びこれらの含有量の低減効果が大きくなることが期待できる。
脱臭工程におけるその他の条件は、特に限定されるものではないが、減圧又は水蒸気吹込を行うことが好ましく、減圧及び水蒸気吹込を行うことがより好ましい。また、脱臭時間は、15〜150分であることが好ましく、20〜100分であることがより好ましい。
(再精製工程)
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法においては、上記脱臭工程を経た精製グリセリド組成物を再度精製してもよい。再精製工程は、前述の精製工程を行うことができ、例えば、再脱臭工程、再脱色工程、又は再脱臭工程を含むことができる。特に、再脱色工程を行うことが好ましい。再脱色工程において使用される白土としては特に制限されず、アルカリ白土、酸性白土、又は、活性化処理を施されている酸性白土である活性白土等であってもよい。
再脱色工程の前の最初の脱色工程(アルカリ白土処理工程)において、グリセリド組成物と、アルカリ白土と、を接触させていれば、精製グリセリド組成物中の塩素化合物の残留量が十分に低減される。そのため、再脱色工程において使用する白土の種類に関わらず、再脱色工程後の再脱臭工程において生成する可能性のある3−MCPDの量を顕著に低減できる。
再脱色工程における条件は特に制限されず、再脱色工程の前の最初の脱色工程同様、通常の油脂の製造方法で使用される条件であってもよい。例えば、精製グリセリド組成物に白土を加えた後に、減圧下、80〜150℃で5〜60分間加熱してもよい。再脱色を終えた後は、ろ過等により白土を除去し、再脱色油を得ることができる。
再脱色工程後に得られた再脱色油を、さらに再脱臭してもよい。再脱臭工程における条件は特に制限されず、最初の脱臭工程同様、通常の油脂の製造方法で使用される条件であってもよい。
(本発明の製造方法により得られる精製グリセリド組成物)
本発明の精製グリセリド組成物は、上述の本発明の精製グリセリド組成物の製造方法により得られることを特徴とする。本発明の精製グリセリド組成物によれば、精製グリセリド組成物中の3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの含有量が低減していることが期待できる。
以下、本発明の実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に何ら限定されるものではない。
下記条件にて、精製グリセリド組成物中の3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの生成抑制効果、及びこれらの含有量の低減可能性の検討を行った。
<白土処理工程おいて使用する白土の検討>
白土処理工程において使用する白土が、精製グリセリド組成物中の3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの生成抑制に対して及ぼす影響について検討した。
(白土のpHの測定)
イオン交換水20gに、実施例において使用するアルカリ白土又は比較例において使用する酸性白土を0.1g加え、スターラーを用いて撹拌しながら、携帯型pHメータ(機種名:PH−81、東京硝子器械株式会社製)を用いて、白土のpHを測定した。その結果、酸性白土(製品名:Super A、Wantotik Clay Products Sdn Bhd社製)のpHは6.05であり、アルカリ白土(製品名:NB14000、Natural Bleach Sdn Bhd社製)のpHは9.53だった。
[比較例1]
粗パーム油(3−MCPD換算量 0.0ppm)に、粗パーム油の量に対して1質量%の酸性白土(製品名:Super A、Wantotik Clay Products Sdn Bhd社製)を添加し、減圧下、110℃で30分間脱色した後、ろ過により酸性白土を除去して、脱色油を得た。次いで、該脱色油に水蒸気を吹き込みながら、減圧下、260℃で1時間脱臭処理し、比較例1の精製グリセリド組成物を得た。
[実施例1]
1質量%の酸性白土の代わりに、1質量%のアルカリ白土(製品名:Bleaching Earth、Natural Bleach Sdn Bhd社製)を用いる以外は、比較例1と同様の方法にて、実施例1の精製グリセリド組成物を得た。
[実施例2]
脱臭処理の温度を230℃とする以外は、実施例1と同様の方法にて、実施例2の精製グリセリド組成物を得た。
[比較例2]
酸性白土の量を2質量%にする以外は、比較例1と同様の方法にて、比較例3の精製グリセリド組成物を得た。
[実施例3]
アルカリ白土の量を2質量%にする以外は、実施例1と同様の方法にて、実施例3の精製グリセリド組成物を得た。
[実施例4]
アルカリ白土量を2質量%にする以外は、実施例2と同様の方法にて、実施例4の精製グリセリド組成物を得た。
(定量法)
精製グリセリド組成物中の3−MCPD、3−MCPD脂肪酸エステルの定量を、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))の変法に準拠して行った。この方法では、測定試料を調製する際に、3−MCPD及び3−MCPD脂肪酸エステルが遊離3−MCPDに変換されるため、3−MCPD及び3−MCPD脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPDとして測定できる。
比較例1〜3及び実施例1〜6におけるグリセリド組成物のサンプル100mgに、50μLの内部標準物質(3−MCPD−d5 20μg/mL溶液)を加えた後、1mLのナトリウムメトキシド溶液(0.5mol/L メタノール)を加え、室温にて反応させ、エステルのけん化分解を行った。次いで、これに酢酸を微量に含んだ3mLの臭化ナトリウム水溶液(50%)と3mLのヘキサンとを加えて混合した後、ヘキサンを除去した。なお、この際に3−MCPD及び3−MCPD脂肪酸エステルが、全て遊離3−MCPDに変換される。その後、500μLのフェニルホウ酸水溶液(12.5%)により誘導体化し、2mLのヘキサンにて抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析装置にて測定した。
上記ガスクロマトグラフ質量分析装置の測定にて得たクロマトグラムを用い、内部標準である3−MCPD−d5と、3−MCPDのイオン強度を比較することで、グリセリド組成中の3−MCPD及び3−MCPD脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPD換算にて算出した。
(GC−MS分析条件)
分析装置:島津製作所株式会社製、機種名:QP−2010
カラム:製品名:HP−5MS、Agilent Technology社製(長さ30m、径0.25mm)
カラム温度:60℃(1分)〜120℃(昇温速度10℃/分)〜190℃(昇温速度6℃/分)〜280℃(昇温速度20℃/分)
検出器:MS(EI,SIMモード)
スプリットレス:1μL注入
キャリアガス:He
比較例1〜2、及び実施例1〜4における結果を表1に示す。以下、表中の「3−MCPD換算量」は、遊離3−MCPD量に換算された、精製グリセリド組成物中の3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量を示す。
Figure 0005216942
白土処理工程において、粗パーム油をアルカリ白土と接触させることにより、酸性白土と接触させた場合と比較して、得られた精製グリセリド組成物中の3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量(3−MCPD換算量)が、著しく低減することが確認された(表1:実施例1〜4)。また、白土処理工程の後の脱臭工程において、脱臭温度条件が230℃である場合は、260℃である場合と比較して、3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量(3−MCPD換算量)の低減効果が大きかった(表1:実施例1〜4)。
<再脱色工程における白土処理の検討>
本発明における白土処理工程は脱色工程であってもよい。この場合、さらなる脱色工程(すなわち再脱色工程)を設けることができる。そこで、白土処理工程(脱色工程)において使用する白土が、グリセリド組成物をさらに再脱色した場合に、精製グリセリド組成物中の3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの生成抑制に対して及ぼす影響について検討した。
[比較例3]
比較例2で得た精製グリセリド組成物に対して、1.5質量%の酸性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下、110℃で20分間、再脱色した後、ろ過により酸性白土を除去し、再脱色油を得た。次いで、該再脱色油に水蒸気を吹き込みながら、減圧下、260℃にて90分間、再脱臭し、比較例3の精製グリセリド組成物を得た。
[実施例5]
実施例4で得た精製グリセリド組成物に対して、比較例3と同様の方法にて実施例5の精製グリセリド組成物を得た。
[実施例6]
温度を240℃とする以外は、実施例5と同様の方法にて、実施例6の精製グリセリド組成物を得た。
3−MCPD換算量の算出は、上記定量法の記載に従った。比較例3、実施例5及び6における結果を表2に示す。
Figure 0005216942
粗パーム油を、脱臭工程の前において、アルカリ白土と接触させていると、得られた精製グリセリド組成物を、再脱色工程においては酸性白土と接触させても、3−MCPD、及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量(3−MCPD換算量)が抑えられていた(実施例5及び6)。

Claims (7)

  1. 脱臭工程を経ていないグリセリド組成物と、
    アルカリ白土と、
    を接触させるアルカリ白土処理工程を含むことを特徴とする精製グリセリド組成物の製造方法。
  2. 前記アルカリ白土処理工程が脱色工程であり、前記アルカリ白土処理工程の後に、さらに脱臭工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
  3. 前記脱臭工程は、100〜260℃の温度条件下にて行われることを特徴とする請求項2に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
  4. 前記脱臭工程の後に、さらに再精製工程を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
  5. 前記再精製工程は、再脱色工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
  6. 前記再脱色工程は、酸性白土と接触させることを特徴とする請求項5に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
  7. 前記グリセリド組成物は、パーム油であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
JP2012543823A 2011-07-29 2012-05-15 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法 Active JP5216942B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012543823A JP5216942B1 (ja) 2011-07-29 2012-05-15 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011166894 2011-07-29
JP2011166894 2011-07-29
JP2012543823A JP5216942B1 (ja) 2011-07-29 2012-05-15 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法
PCT/JP2012/062383 WO2013018412A1 (ja) 2011-07-29 2012-05-15 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5216942B1 true JP5216942B1 (ja) 2013-06-19
JPWO2013018412A1 JPWO2013018412A1 (ja) 2015-03-05

Family

ID=47628953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012543823A Active JP5216942B1 (ja) 2011-07-29 2012-05-15 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2738243B1 (ja)
JP (1) JP5216942B1 (ja)
ES (1) ES2609117T3 (ja)
MY (1) MY159241A (ja)
WO (1) WO2013018412A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3385360B1 (en) * 2011-02-10 2021-03-31 Cargill, Incorporated Process for reducing the 3-mcpd content in refined oils
JP5216942B1 (ja) 2011-07-29 2013-06-19 日清オイリオグループ株式会社 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法
US20160227809A1 (en) * 2013-10-14 2016-08-11 Aak Ab Mitigation of 2-mcpd, 3-mcpd, esters thereof and glycidyl esters in vegetable oil
CN104289176B (zh) * 2014-11-06 2016-03-23 中国农业科学院油料作物研究所 一种风味油脂固体脱色剂的制备方法
JP6570832B2 (ja) * 2014-12-26 2019-09-04 ミヨシ油脂株式会社 食用油脂の製造方法および戻り臭の抑制方法
JP6441072B2 (ja) * 2014-12-26 2018-12-19 ミヨシ油脂株式会社 食用油脂中のクロロプロパノール類を低減する方法
JP6857017B2 (ja) * 2016-12-15 2021-04-14 日清オイリオグループ株式会社 油脂組成物
CN108239573A (zh) * 2016-12-27 2018-07-03 中粮集团有限公司 油脂及其制备方法
MY190874A (en) * 2017-03-30 2022-05-13 Sime Darby Plantation Berhad Process for producing a refined vegetable oil
EP3739027A1 (de) 2019-05-14 2020-11-18 Clariant International Ltd Verfahren zur reduzierung des 3-mcpd-gehalts in raffinierten pflanzenölen

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126136A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Denso Corp 車両用空調装置
WO2010063450A1 (de) * 2008-12-02 2010-06-10 Süd-Chemie AG Verfahren zur reduzierung des 3-mcpd-gehalts in raffinierten pflanzenöllen
WO2011040539A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 不二製油株式会社 グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質、グリシドール脂肪酸エステルを低減する方法
JP2011074358A (ja) * 2009-09-07 2011-04-14 Nisshin Oillio Group Ltd グリセリド組成物及び該グリセリド組成物の製造方法
WO2011081119A1 (ja) * 2009-12-29 2011-07-07 不二製油株式会社 グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質の生成を抑制する方法
JP2011147436A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Cj Cheiljedang Corp 3−mcpd−fsが低減化された食用油脂の製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5151211A (en) 1988-12-05 1992-09-29 Oil-Dri Corporation Of America Oil bleaching method and composition for same
US5252762A (en) * 1991-04-03 1993-10-12 W. R. Grace & Co.-Conn. Use of base-treated inorganic porous adsorbents for removal of contaminants
JPWO2010126136A1 (ja) * 2009-04-30 2012-11-01 不二製油株式会社 グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質の生成を抑制する方法
JP2013512998A (ja) 2009-12-04 2013-04-18 アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド カンパニー 油中のグリシジルエステルの低減
JP5216942B1 (ja) 2011-07-29 2013-06-19 日清オイリオグループ株式会社 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126136A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Denso Corp 車両用空調装置
WO2010063450A1 (de) * 2008-12-02 2010-06-10 Süd-Chemie AG Verfahren zur reduzierung des 3-mcpd-gehalts in raffinierten pflanzenöllen
JP2011074358A (ja) * 2009-09-07 2011-04-14 Nisshin Oillio Group Ltd グリセリド組成物及び該グリセリド組成物の製造方法
WO2011040539A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 不二製油株式会社 グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質、グリシドール脂肪酸エステルを低減する方法
WO2011081119A1 (ja) * 2009-12-29 2011-07-07 不二製油株式会社 グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質の生成を抑制する方法
JP2011147436A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Cj Cheiljedang Corp 3−mcpd−fsが低減化された食用油脂の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
MY159241A (en) 2016-12-30
EP2738243A4 (en) 2015-03-04
JPWO2013018412A1 (ja) 2015-03-05
EP2738243A1 (en) 2014-06-04
WO2013018412A1 (ja) 2013-02-07
EP2738243B1 (en) 2016-10-05
ES2609117T3 (es) 2017-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5216942B1 (ja) 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法
JP5973530B2 (ja) グリセリド組成物及び該グリセリド組成物の製造方法
JP2018515674A (ja) 塩基性第四級アンモニウム塩処理を含む、グリセリド油精製法
WO2010126136A1 (ja) グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質の生成を抑制する方法
JP5399544B1 (ja) 精製油脂の製造方法
JPWO2011055732A1 (ja) グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質を低減する方法
JP2018517037A (ja) 金属汚染物質をグリセリド油から除去する方法、及びそれを組み込んだグリセリド油を精製する方法
TWI556744B (zh) Manufacture of grease
WO2015146248A1 (ja) 精製パーム系油脂の製造方法
JP6639149B2 (ja) 精製油脂の製造方法
JP6857017B2 (ja) 油脂組成物
JP5924755B2 (ja) グリセリド組成物の製造方法
JP2009108145A (ja) 脱酸油脂の製造方法またはそれによって得られる精製油脂
JP6021382B2 (ja) グリセリド組成物の製造方法
WO2013145808A1 (ja) 精製グリセリド組成物の製造方法
JP5917975B2 (ja) グリセリド組成物の製造方法
JP2015067692A (ja) 精製油脂の製造方法
JP2023162681A (ja) 油脂組成物の製造方法
JP2016169391A (ja) パーム系油脂
WO2013145398A1 (ja) グリセリド組成物の製造方法、及び第1の精製工程後のグリセリド組成物に対する第2の精製工程の必要性を判断する判断方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5216942

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250