JP4742566B2 - 二軸延伸積層フィルム、合わせガラス用フィルムおよび合わせガラス - Google Patents
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Description
さらに、本発明の二軸延伸積層フィルムでは、フィルムの長手方向および幅方向の厚みむらが6%以下でなければならない。より好ましくは、3%以下である。フィルムの長手方向および幅方向の厚みムラが6%より大きい場合、合わせガラスにする際の、熱圧着行程にてしわが入りやすくなるとともに、このように厚みにムラのあるサンプルでは、上述の干渉縞が特に見えやすくなるため好ましくないものである。
より好ましくは、本発明の二軸延伸積層フィルムと、ポリビニルブチラールからなる膜(PVB膜)および/またはエチレン−ビニルアセテート共重合体からなる膜(EVA膜)と、ガラスからなるものであることが好ましい。さらに好ましくは、2枚のガラス板間の中間膜として本発明の二軸延伸積層フィルムの表裏両面にエチレン−ビニルアセテート共重合体からなる膜(EVA膜)を配したものが、挿入されているものである。
2種類のポリエステルAおよびBをペレットなどの形態で用意する。なお、必要に応じて、各種添加剤、例えば、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶核剤、無機粒子、有機粒子、減粘剤、熱安定剤、滑剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤などをマスターチップや直接添加などのかたちで添加してもよいが、内部ヘイズ1.5%以下にするには、平均粒径が30nm以上の粒子がフィルム表面以外に含まれていないことが好ましい。また、内部ヘイズ1.0%以下とするためには、平均粒径が30nm以上の粒子がフィルム表面以外に含まないとともに、ポリエステルAおよびポリエステルBのガラス転移温度が、50℃以上であることが好ましい。さらに、内部ヘイズ0.5%以下とするためには、これらとともに、フィルム表面にのみ平均粒径1000nm以下の粒子を配置し、フィルム表面粗さRaが50nm以下になるようにすることが好ましい。ペレットは、必要に応じて、事前乾燥を熱風中あるいは真空下で行い、押出機に供給される。押出機内において、融点以上に加熱溶融された樹脂は、ギヤポンプ等で樹脂の押出量を均一化され、フィルタ等を介して異物や変性した樹脂をろ過される。さらに、樹脂はダイにて目的の形状に成形された後、吐出される。
200≧n1・d1+n2・d2(式1)
1600≦n1・d1+n2・d2(式2)
n1:ポリエステルAの屈折率
d1:ポリエステルA層の平均厚み(nm)
n2:ポリエステルBの屈折率
d2:ポリエステルB層の平均厚み(nm)
ダイから吐出された多層に積層されたシートは、キャスティングドラム等の冷却体上に押し出され、冷却固化され、キャスティングフィルムが得られる。この際、ワイヤー状、テープ状、針状あるいはナイフ状等の電極を用いて、静電気力によりキャスティングドラム等の冷却体に密着させ急冷固化させる方法や、スリット状、スポット状、面状の装置からエアーを吹き出してキャスティングドラム等の冷却体に密着させ急冷固化させる方法、ニップロールにて冷却体に密着させ急冷固化させる方法が好ましい。
(物性値の評価法)
(1)引裂強度
最大荷重64Nの引裂試験機(東洋精機製)を用いて、JIS K 7128−2(1998)(エレメンドルフ引裂法)に基づいて引裂強さ(N)を測定した。この計測値を、測定したフィルムの厚みで除して引裂強度mN/μmとした。なお、この引裂強度は縦方向および横方向のそれぞれ20サンプルの試験結果を平均化したものとした。なお、実質的に引き裂けなかった場合はオーバーレンジとして、64Nとして計算した。
内部ヘイズは、スガ試験機株式会社製HGM−2DPを用いて測定した。フィルムをテトラリン液に浸し、拡散透過率と全光線透過率から下記式により内部ヘイズを求めた。
内部ヘイズ(%)=拡散透過率/全光線透過率×100
(3)可視光の光線透過率
日立製分光光度計(U−3410 Spectrophotomater)を用いて光線透過率を測定した。なお検出速度は600nm/min.とした。可視光の光線透過率については、400nm〜800nmの波長範囲を測定した。
フィルムを幅30mm幅、長さ1mにサンプリングした。またこの際、対象とする測定方向(長手方向あるいは幅方向)が長さ1mとなる向きと一致するようにした。測定は、アンリツ株式会社製フィルムシックネステスタ「KG601A」および電子マイクロメータ「K306C」を用い、フィルムを連続的に厚みを測定する。フィルムの搬送速度は1.5m/分とした。1m長での厚み最大値Tmax(μm)、最小値Tmin(μm)から
R=Tmax−Tminを求め、Rと1m長の平均厚みTave(μm)から厚みむら(%)=R/Tave×100として求めた。厚みむらは、10回の測定の平均値とした。
二軸延伸積層フィルムのヤング率(引張弾性率)は、ASTM試験方法D882−88に準拠して測定した。また、ポリエステルAおよびポリエステルBのヤング率(引張弾性率)は、各ポリマーを単膜の状態で押出し、25℃の温度に制御したキャスティングドラム上で急冷固化し、静電印加装置を用いてドラムとフィルムの密着性を向上させることにより得られた未延伸フィルムについて、同方法にて行った。測定はインストロンタイプの引張試験機(オリエンテック(株)製フィルム強伸度自動測定装置“テンシロンAMF/RTA−100”)を用いて測定した。幅10mmの試料フィルムを、試長間100mm、引張り速度200mm/分の条件で引張り、引張弾性率を求めた。なお、n数は10回とし、その平均値を採用した。
サンプル片300mm×10mmを準備し、この際、サンプル片の長軸が測定対象となるフィルム長手方向および幅方向と一致するようにした。このサンプル片を、23℃、60%RHの雰囲気に30分間放置し、その雰囲気下で、フィルム長手方向に約200mmの間隔で2つの印をつけ、リニヤスケール測長機を用いて、その印の間隔を測定し、その値をAとした。次に、サンプルを、張力フリーの状態で100℃の雰囲気中で30分間放置し、次いで、23℃・60%RHの雰囲気中で1時間冷却、調湿後、先につけた印の間隔を測定し、これをBとした。このとき、次式より、熱収縮率を求めた。なお、n数は3開とし、その平均値を採用した。
熱収縮率(%)=100×(A−B)/A。
日立製分光光度計(U−3410 Spectrophotomater)を用いて光線透過率を測定した。なお検出速度は600nm/min.とした。紫外線透過率については、190nm〜370nmの波長範囲について、10nmおきの透過率を平均化して求めた。
オルトクロロフェノール中、25℃で測定した溶液粘度より次式から計算される値を用いた。すなわちηsp/C=[η]+k[η]2・Cである。ここで、ηsp=(溶液粘度/溶媒粘度)−1、Cは溶媒100mlあたりの溶解ポリマ量(g/100ml)、Kはハギンス定数(0.343)。溶液粘度、溶媒粘度はオストワルド粘度計にて測定した。
合わせガラスにした際の外観異常を、目視にて判定した。外観異常の検査は、暗室にて行い、観察側からハンディタイプの蛍光灯をかざして行った。干渉ムラがほとんどなく、濁って見えない場合を◎、干渉ムラがわずかに存在する場合を○、干渉ムラがはっきり存在し、全体に着色して見えたり、内部の中間膜の平面性不良のためにぎらついたり、白濁して見える場合を×とした。
欧州規格EN356に準拠した。詳細条件は以下の通り。
使用鋼球:直径100mm、重さ4.1Kg
落下方法:中心付近の一辺130mmの正三角形の各頂点に順に落下。
試験サンプルの大きさ:900mm×1100mm
判定規格:
P1A 鋼球落下高さ1.5m 各頂点に1回づつ落下させ、貫通せず
P2A 鋼球落下高さ3.0m 各頂点に1回づつ落下させ、貫通せず
P3A 鋼球落下高さ6.0m 各頂点に1回づつ落下させ、貫通せず
P4A 鋼球落下高さ9.0m 各頂点に1回づつ落下させ、貫通せず
P5A 鋼球落下高さ9.0m 各頂点に1回づつ落下させ、これを3回繰り返し、貫通せず
なお、実施例の結果には、合格した規格を記載した。
ポリエステルAとして、ガラス転移温度が80℃で、固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート(PET)を用いた。またポリエステルBとしてエチレングリコールに対し1,4−シクロヘキサンジメタノールを25mol%共重合した、ガラス転移温度が80℃で、固有粘度0.75の共重合ポリエチレンテレフタレートを用いた。これらポリエステルAおよびBは、それぞれ乾燥した後、押出機に供給した。なお、ポリエステルAの引張弾性率は、1.8GPaであり、ポリエステルBの引張弾性率は1.8GPaであった。
第一中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.4mm)
第二中間膜:上記にて製膜したポリエステルフィルム(0.1mm)
第三中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.4mm)
該中間膜を挿入したガラス板を、700mmHg、100℃の条件下で熱圧着し、合わせガラスとした。得られた結果を表1に示す。
積層装置として、壁面の表目粗さが0.2Sの9層のフィードブロックとスクエアーミキサーを用いたことと、160℃での熱処理後および弛緩処理後、100℃の雰囲気下で4秒処理した以外は、実施例1と同様な方法でポリエステルフィルムを製膜した。得られた結果を表1に示す。
実施例1において、積層数を43層とし、フィルム厚みを250μmとした以外は、実施例1と同様な方法でポリエステルフィルムを製膜した。得られた結果を表1に示す。
以下の九枚の中間膜を挿入した以外は、実施例3と同条件とした。得られた結果を表1に示す。
第一中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.4mm)
第二中間膜:上記にて製膜したポリエステルフィルム(0.25mm)
第三中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.4mm)
第四中間膜:上記にて製膜したポリエステルフィルム(0.25mm)
第五中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.4mm)
第六中間膜:上記にて製膜したポリエステルフィルム(0.25mm)
第七中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Fi第八中間膜:上記にて製膜したポリエステルフィルム(0.25mm)
第九中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.4mm)
(参考例1)
ポリエステルAとして、ガラス転移温度が80℃で、固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート(PET)を用いた。またポリエステルBとしてエチレングリコールに対し1,4−シクロヘキサンジメタノールを25mol%共重合した、ガラス転移温度が80℃で、固有粘度0.75の共重合ポリエチレンテレフタレートを用いた。これらポリエステルAおよびBは、それぞれ乾燥した後、押出機に供給した。なお、ポリエステルAの引張弾性率は、1.8GPaであり、ポリエステルBの引張弾性率は1.8GPaであった。
第一中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.15mm)
第二中間膜:上記にて製膜したポリエステルフィルム(0.6mm)
第三中間膜:エチレンビニルアセテート共重合体(積水化学製 S−LEC EN Film 0.15mm)
該中間膜を挿入したガラス板を、700mmHg、100℃の条件下で熱圧着し、合わせガラスとした。得られた結果を表1に示す。
製膜速度と吐出量を調整して、フィルム厚みを800μmとした以外は、参考例1と同様の装置・条件にて積層フィルムを製膜した。得られたフィルムは、ポリエステルAからなる層の平均厚みが7.4μmであり、ポリエステルBからなる層の平均厚みが0.62μmであった。得られた積層フィルムを第二中間膜とし、ガラス厚みを2.7mmに変更した以外は、参考例1と同様の材料・条件で合わせガラスを作成した。得られた結果を表1に示す。
製膜速度と吐出量を調整して、フィルム厚みを1200μmとした以外は、参考例1と同様の装置・条件にて積層フィルムを製膜した。得られたフィルムは、ポリエステルAからなる層の平均厚みが11μmであり、ポリエステルBからなる層の平均厚みが0.92μmであった。得られた積層フィルムを第二中間膜とし、ガラス厚みを2.7mmに変更した以外は、参考例1と同様の材料・条件にて合わせガラスを作成した。得られた結果を表1に示す。
二軸延伸後の熱処理温度を160℃とした以外は、参考例1と同様の装置・条件にて製膜した。得られた結果を表2に示す。
ポリエステルAとして、ガラス転移温度が80℃で、固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート(PET)を用いた。そして、これを用いた単層フィルムを製膜する条件にした以外については実施例1と同条件にて、製膜した。また、実施例1と同様に、合わせガラスを作成した。得られた結果を表2に示す。
比較例1において、フィルム厚みを250μmとした以外は、同様な条件で製膜した。また得られた単層のポリエステルフィルムを使って、実施例4の条件にて合わせガラスを作成した。得られた結果を表2に示す。
積層装置として壁面の表面粗さが0.2Sの151層のフィードブロックとスクエアミキサーを用いたことと、積層厚み比が1/1とした以外は、実施例1と同様の条件にて製膜し、ポリエステルフィルムを得た。また、得れれたポリエステルフィルムを用いて、実施例1と同様に、合わせガラスを作成した。得られた結果を表2に示す。
実施例1と同様の条件にてポリエステルフィルムを製膜した。ただし、以下の点を変更した。まず、積層装置として壁面の表目粗さが2.0Sの3層のフィードブロックとスクエアーミキサーを用いた。また、縦延伸倍率を2.6倍とし、一軸延伸後のフィルムにアクリル樹脂/平均粒径100nmのシリカ粒子からなる積層形成膜塗液を塗布し、透明・易滑・易接着層を形成した。さらに、160℃での熱処理および弛緩処理後、室温下で徐冷した。得られたポリエステルフィルムを用いて、実施例1と同様に合わせガラスを作成した。得られた結果を表2に示す。
実施例1と同様の条件にてポリエステルフィルムを製膜した。ただし、ポリエステルBとしてテレフタル酸に対しセバシン酸を40mol%共重合した、ガラス転移温度が0℃で、固有粘度0.70の共重合ポリエチレンテレフタレートを用いた。なお、このポリエステルのヤング率は0.1GPaであった。得られた結果を表2に示す。
Claims (12)
- 少なくともポリエステルAからなる層と、ポリエステルBからなる層を有し、それぞれの層を2層以上有するフィルムであって、内部ヘイズが1.5%以下であり、可視光線域における光線透過率の最大値と最小値の差が12%以下であり、かつフィルムの長手方向および幅方向の厚みむらが6%以下であることを特徴とする二軸延伸積層フィルムであって、110℃以上200℃以下で熱処理し、同温度で3%以上15%以下の弛緩処理をした後、ポリエステルAおよびポリエステルBのうち、ガラス転移温度の低い方のポリエステルの(ガラス転移温度+10)℃以上(ガラス転移温度+30)℃以下で5秒以上徐冷して得られたことを特徴とする二軸延伸積層フィルム。
- フィルムの長手方向および幅方向の引裂強度が50N/mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の二軸延伸積層フィルム。
- フィルムの長手方向および幅方向のヤング率が3GPa以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二軸延伸積層フィルム。
- ポリエステルAおよびポリエステルBのヤング率が1.4GPa以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の二軸延伸積層フィルム。
- フィルム長手方向および幅方向の100℃における熱収縮率が1.5%以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の二軸延伸積層フィルム。
- フィルム厚みが50μm以上1100μm以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の二軸延伸積層フィルム。
- 請求項1から請求項6のいずれかに記載の二軸延伸積層フィルムからなることを特徴とする合わせガラス用フィルム。
- 請求項7に記載の合わせガラス用フィルムとガラスからなることを特徴とする合わせガラス。
- 請求項7に記載の合わせガラス用フィルムと、ポリビニルブチラールからなる膜および/またはエチレン−ビニルアセテート共重合体からなる膜と、ガラスからなることを特徴とする合わせガラス。
- 2枚のガラス板間の中間膜として、請求項7に記載の合わせガラス用フィルムの表裏両面にエチレンービニルアセテート共重合体を配したものを挿入することを特徴する合わせガラス。
- エチレンービニルアセテート膜の紫外線透過率が5%以下であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の合わせガラス。
- 厚みが4600μm以上6700μm以下であることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれかに記載の合わせガラス。
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