JP4675460B2 - Water tap - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本各発明は、水栓本体から湯や水が供給される流入路と、該流入路に弁口を介して連通する複数の流出路と、前記弁口の一次側に設けられた弁体により弁口を開閉して前記流入路との連通を前記各流出路の何れかに切り換える切換弁装置と、を内部に有する吐水具を備えてなる給水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば吐水形態を束状の集中吐水又はシャワー吐水等に切り換え可能としたシャワーヘッド等の吐水具を備えた給水栓がある。ここで、上記切換は、水栓本体から湯や水が供給される流入路と、束状の集中吐水を行う吐水口やシャワー吐水を行う吐水口等への複数の流出路のうちの何れかとの連通を適宜切り換える切換弁装置により行われるのが通常である。そして、上記各流出路は弁口を介して流入路と連通されており、切換弁装置としては、各弁口間を移動して一方の弁口を閉塞すると共に他方を開放する球状の弁体を備えてなるものが一般的に採用されている。また、このような切換弁装置では、上記弁体が弁口の一次側に配設されたものが一般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記弁体の駆動は、吐水具に設けられた切換ボタン等の操作部の操作により行われるのであるが、従来の給水栓では、切換弁装置の弁体が弁口の一次側に配設されているため、所望の弁口を閉塞する弁体には、水栓本体から供給される湯や水の圧力、すなわち給水圧により、着座方向の応力が加わり、弁体は弁口に圧着された状態となる。そして、給水圧が高くなればなる程、上記応力は増大するため、操作部の操作荷重が重くなる。このように、従来の給水栓では、給水圧が高くなると、切り換えの操作性が悪化するという問題が生じていた。特に、近時、吐水形態を多種に切り換えることができるようにした吐水具を備えた給水栓が多く知られているが、このような給水栓では、切り換えのための複雑な機構を必要とすることから、操作荷重が重くなり易く、給水圧よる操作性への影響は顕著なものとなる。
【0004】
尚、特開2000−96643号公報には、切換弁装置を有するシャワーヘッドを備え、しかも、水栓本体の上流側に減圧弁を備えた給水栓が記載されている。このような給水栓では、水栓本体の上流側にて給水圧を低減させることができるため、吐水具の切換弁装置の弁体には、低減された給水圧しか加わらず、切り換えの操作荷重が無用に重たくなることを防止することができる。しかしながら、この給水栓では、次のような問題を生じる。
【0005】
特開2000−96643号公報記載の給水栓は、シャワーヘッドのハンドルにて止水した状態で、固定板と可動板とを備えたセラミックカートリッジに高い給水圧が加わらないようにするために、セラミックカートリッジの上流側に減圧弁を取り付けたものである。このため、既存の給水栓に減圧弁を設けようとすると、通常では隠蔽されている水栓本体の上流側の配管部分に減圧弁を組み込まなければならず、その作業は大掛かりで煩雑なものとなる。よって、既存の給水栓に容易に適用することができない。また、減圧弁の修理やメンテナンスに際しても、大掛かりで煩雑な作業を必要とする。
【0006】
また、減圧弁としては、給水圧が高い状態では流路を完全に閉塞するものを採用しなければならない。何故ならば、流路を完全に閉塞しないと、シャワーヘッド側にて止水した状態では、セラミックカートリッジに減圧されないままの給水圧が加わってしまうことになるからである。よって、減圧弁として、構造が複雑で堅固なものを採用しなければならず、給水栓全体として、コスト高となってしまう。
【0007】
本各発明は上記した従来の給水栓の問題点を解消するものであり、給水圧が高くても切り換えの操作性を悪化させない給水栓を、簡単な構造によって提供することができ、しかも、既存の給水栓にも容易に適用できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本各発明の採った手段を以下に説明する。本発明の請求項1に記載の給水栓は、「水栓本体から湯や水が供給される流入路と、該流入路に弁口を介して連通する複数の流出路と、前記弁口の一次側に設けられた弁体により弁口を開閉して前記流入路との連通を前記各流出路の何れかに切り換える切換弁装置と、を内部に有する吐水具を備えてなる給水栓であって、前記水栓本体と前記切換弁装置との間に、二次側の圧力を低下させる減圧装置を備え、前記減圧装置は、ケーシングが略円筒形状に形成され、該ケーシングの中心部分に円柱部を備え、該円柱部は、複数の梁により支持され、隣合う該梁の間には減圧流路が形成され、前記ケーシングの内周面には前記円柱部方向に向けて複数の突状が突設され、前記円柱部の外周には弾性変形可能なリング状の減圧体が取り付けられたことを特徴とする給水栓」である。
【0009】
ここで、「切換弁装置」としては、弁体により流路を開閉することにより通水又は止水を行うことで流路の切換を行うことのできる弁機構を備えた装置をいう。具体的には、複数の弁口間を移動する球状の弁体や、弁口を構成する筒状の部材に挿嵌され、スライドすることで弁口を開閉する筒状の弁体などを備えてなるものを例示できる。また、「減圧装置」としては、流路の開口量を少なくして流量を低下させ、もって二次側の圧力を低下させるものや、給水圧の上昇に伴って流通する湯や水に大きな抵抗を与える抵抗部材により流量を低下させ、もって二次側の圧力を低下させるものなどを例示できる。
【0010】
本発明では、弁口の一次側に備えられた弁体が、複数の流出路の弁口を選択的に開閉することにより流入路と連通する流出路の切り換えを行う切換弁装置を採用しており、この切換弁装置により、例えば、シャワー散水とストレート吐水など、吐水形態などを切り換える。このような切換弁装置では、吐水時に、開口された特定の弁口から通水が行われると共に、これに伴って、他のいずれかの弁口を閉止している弁体に給水圧がかかり、弁体がその弁口に圧着される。そこで、上記のような減圧装置を設けることによって、一定以上の圧力が弁体にかからないようにすることができる。
【0011】
また、本発明では、「減圧装置」を水栓本体と切換弁装置との間に備えている。よって、既存の給水栓に減圧装置を組み込むに際しては、煩雑となり易い水栓本体の上流側での作業を必要とせず、水栓本体の下流側での簡便な作業により減圧装置を組み込むことができる。また、水栓本体の下流側は、作業が容易な部位であることから、減圧装置のメンテナンス等も容易に行うことができる。さらに、給水圧は、弁口に湯や水が流通している状態において、特定の弁口を閉塞する弁体に加わるのであるから、減圧装置としては、湯や水が流通している状態で給水圧を低下させればよい。よって、減圧装置として、流路を完全に閉塞して給水圧を低下させるような構造のものばかりでなく、流路を完全に閉塞しない簡便な構造で安価なものを採用することができる。
【0012】
尚、「水栓本体と切換弁装置との間に減圧装置を備える態様」としては、吐水具自体に減圧装置を組み込む態様、水栓本体にホースを介して吐水具が接続される場合には前記ホース自体に減圧装置を組み込む態様、水栓本体とホースとの接続部分に減圧装置を組み込む態様、ホースと吐水具との接続部分に減圧装置を組み込む態様、等を例示できる。また、既存の給水栓に適用する場合には、減圧装置が組み込まれた吐水具自体やホース自体を交換したり、水栓本体とホースとの間や吐水具とホースとの間に減圧装置を追加すればよい。
【0013】
ところで、請求項2に記載の発明のように、「弁体が弁口に嵌入する球面部を有する構成」の給水栓に、請求項1記載の発明を適用すると好適である。
【0014】
弁体を、複数の弁口間を移動して、所望の弁口を開放すると共に他の弁口を閉塞するものとする一方で、弁口を、ゴムや柔軟な樹脂等の弾性材により形成し、弁口に着座する部分の弁体の一部に球面部を設け、弁体が弁口に嵌入するようにして、弁口を確実に閉塞することができるようにした切換弁装置がある。このような切換弁装置では、弁体を一の切換位置から他の切換位置に移動させる際に、他の弁口の場所まで弁体を移動させる必要がある。ここで、弁体を移動させる際には、上記のように弁口に嵌入している弁体を弁口から離れる方向にいったん乗り上げさせる必要があり、その操作には大きな力が必要となる。したがって、このように弁体が弁口に嵌入する切換弁装置を用いた給水栓に請求項1に記載の発明を適用すると、高い給水圧時の操作性の悪化を回避でき好適である。なお、「球面部」とは弁体全体が球状であるほか、弁体の一部に球面を有するものも含む趣旨である。
【0015】
本発明の請求項3に記載の給水栓は、「前記減圧装置が前記吐水具に内蔵されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給水栓」である。
【0016】
減圧装置が吐水具に内蔵されていれば、既存の給水栓に適用する場合に、吐水具だけを取り外して交換すればよい。また、減圧装置のメンテナンスも吐水具のみを取り外せば足りる。よって、既存の給水栓に、より一層適用し易くなる。
【0017】
また、減圧装置が、給水圧により弾性変形して減圧流路の開口量を少なくする減圧体を備えてなるものとすることもできる。
【0018】
スプリングを用いたシリンダー機構等の機械的な機構により作動する減圧装置では、構造が複雑となり、全体が大型化する。これに対して、本発明では、弾性変形する減圧体を採用することで、減圧装置を簡便な機構とすることができる。したがって、例えば吐水具にこの減圧装置を内蔵することとしても、吐水具自体が大型化することを回避でき、吐水具の使用感を損なうことがない。尚、減圧体としては、具体的にはOリングなどを例示でき、このような減圧体を、給水圧が高まると減圧流路を遮るように弾性変形する大きさ又は弾性に設定し、環状に開口する減圧流路に取り付ければよい。また、減圧体により減圧流路を完全に閉塞しない構造とすると、より簡易な構造の減圧装置とすることができ、好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、請求項1から請求項3までの各発明を適用した給水栓の実施の形態を図1乃至図9を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、吐水具1は、給水栓の水栓本体(図示省略)にホース2を介して接続されており、本例では、吐水具1として、手持ち式のシャワーヘッドが適用されている。また、吐水具1の本体部3基端側には、水栓本体に設けられた支持具や水栓本体とは個別に設けられた支持具に着脱可能な係合部4が設けられており、この吐水具1は、上記支持具に、ホース2と共に引き出し自在に支持される。また、吐水具1には、その本体部3に減圧装置60が内蔵されており、この減圧装置60の下流側には、後述する切換弁装置31が内蔵されている。そして、本体部3の先端には、切換弁装置31を駆動して、吐水具1からの吐水形態の切換操作を行うための3つの操作ボタンA,B,Cが備えられている。また、本体部3の下面にはフェイス10が取り付けられている。上記のように、吐水具1がホース2と共に支持具に引き出し自在に支持される態様では、ホース2と水栓本体との接続部分やホース2と吐水具1との接続部分、或いはホース2自体に減圧装置60を組み込むことは困難である。よって、吐水具1自体に減圧装置60を組み込むこととするのが好適である。
【0020】
図1及び図5を参照して説明すると、フェイス10奥にはそれぞれに区画された第一流路11b,第二流路11c,第三流路11aが、中心から外側にかけて順に設けられており、これら各流路11b,11c,11aが、本各発明における「複数の流出路」を構成する。フェイス10にはその略中央に、整流され束状に集中された吐水を行う集中吐水口12が備えられている。集中吐水口12の内部には泡沫ユニット54が取り付けられており、給水栓からホース2を経て、集中吐水口12奥に設けられた第一流路11bから流入する湯や水が、この泡沫ユニット54を経ることにより空気を混入した集中吐水となって排出される。
【0021】
集中吐水口12の回りのフェイス10表面には、円周状に配設された第一散水部14が設けられている。この第一散水部14には、第二流路11cに連通する多数の散水孔16が穿設されている。散水孔16は、フェイス10の吐水方向の軸心に対して平行してそれぞれ穿設されており、多数の散水孔16からストレート散水を行うことができる。
【0022】
さらに、第一散水部14の回りには、同様に円周状に配設された第二散水部18が設けられている。この第二散水部18には、第三流路11aに連通する多数の外向散水孔21,散水孔22が穿設されている。そして図1に示すように、外向散水孔21は、散水部18の外周寄りに円周状に穿設され、散水孔22は、内周寄りに円周状に穿設されている。
【0023】
各々の外向散水孔21はフェイス10吐水方向の軸心に対して外向きに形成されており、フェイス10の吐水方向の軸心に対して、フェイス10外周方向に約10〜30°の角度で湯や水が吐出されるように構成されている。
【0024】
散水孔22は、フェイス10の吐水方向の軸心に対してそれぞれ角度を異ならせて形成された3種類の散水孔からなっている。これらの散水孔22は、それぞれフェイス10外周方向に約5〜15°の角度、フェイス10の吐水方向の軸心と略平行、フェイス10の内周方向に約1〜5°の角度で吐水を行うように構成されている。
【0025】
第二散水部18では、第二散水部18外周寄りに周設された外向散水孔21からは、吐水具1の吐水方向の軸心から大きく外向きの角度で散水が行われるとともに、散水孔22からは小さく外向きの角度、軸心と平行、軸心に対して内向きの角度でそれぞれ散水がなされる。したがって、第二散水部18全体からの散水は、吐水具1から離れた位置ではその外径が大きくなるとともに内径も狭くなり、これらの吐水の間にも散水されることにより全体として散水形状が大きくなるとともにその面積も大きくなる。このように構成された第二散水部18からの散水により、例えば、大きな丸皿であっても、わずかな時間・湯水の量で皿全体に散水を行き渡らせることができ、素早い洗浄、特に食器の予備洗いなどを迅速に行うことができる。
【0026】
また、フェイス10の最も外側に、外向散水孔21を最も多く設けた(第一散水部18に設けられる総散水孔数の約2分の1)ので、第二散水部18からの吐水を選択した際には、最も外側の吐水が膜状に近くなり、とぎれが少なくなる。よって、皿などの被洗浄物の汚れを落とす際には、一時に素早く汚れを洗い流すことができ、汚れを残り難くすることができる。また、外向散水孔21のみならず、内向きに散水する散水孔22も備え、さらに、両者の間に吐水される散水孔22をも備えているので、第二散水部18からの散水がよりまんべんなく行われ、素早い洗浄が可能となる。さらには、やや外側に散水する散水孔22をも備えているので、第二散水部18からの散水がより一層まんべんなく行われ、素早い洗浄が可能である。
【0027】
次いで、吐水具1からの吐水形態を切り換える切換弁装置について、図6乃至図8を参照して説明する。図8に示すように、この吐水具1では、集中吐水口12からの集中吐水(図8(a)参照)、第一散水部14からのストレート散水(図8(b)参照)、第二散水部18からの拡散されたシャワー散水(図8(c)参照)をそれぞれ行うことができる。
【0028】
図6に示すように、吐水具1の先端には、上記した3種類の吐水形態を切り換えるための3個の操作部A,B,Cが設けられている。操作部A,B,Cは吐水具1の先端に正面視左側から順に吐水具1先端部分を半円状に取り囲むように取り付けられている。このように各操作部A,B,Cを配設することにより、吐水具1を手で保持した際に、保持した手の指でそれぞれの操作部A,B,Cを自然に操作できるので、操作部A,B,Cの操作性を向上させることができる。操作部A,B,Cは、吐水具1の内方に向かって押し込むように操作する押動式のものとされている。これらの操作部Aの押動操作により第二散水部18からの吐水を行い、操作部Bの押動操作により集中吐水口12から,操作部Cの押動操作により第一散水部14からの吐水を行うように構成されている。
【0029】
操作部A,Cは、吐水具1の両側部にそれぞれ設けられた凹部26に押動可能に取り付けられており、各々の操作部A,Cを押し込んだときには凹部26内方に操作部A,Cが埋没するように設けられている。また同様に、操作部Bは、吐水具1の先端に設けられた凹部28に押動可能に取り付けられており、操作部Bを押し込んだときには凹部28内方に操作部Bが埋没するように設けられている。このようにして、いずれの吐水形態が選択された状態かが各操作部A,B,Cの状態から容易に判別できるように構成されている。
【0030】
操作部A,C裏面側の凹部26内には、円筒状の挿通部30が設けられている。この挿通部30は、凹部26に穿設された挿通孔5に、その外周面に取り付けられたパッキン6を介して水密状態で摺動自在に挿通され、吐水具1内部において、ホース2を介して水栓本体に連通する流入路24に突出するように取り付けられている。そして、挿通部30の先端は、後述する弁装置32のアーム34に、ピン36を介して軸着されている。
【0031】
吐水具1内部には、上記した3つの吐水形態を切り換えるための切換弁装置31が備えられている。この切換弁装置31は、第三流路11aを経て第二散水部18へと通じる弁口7a、第一流路11bを経て集中吐水口12へと通じる弁口7b及び第二流路11cを経て第一散水部14へと通じる弁口7cを備えており、これら各弁口7a,7b,7cは、第三流路11a、第一流路11b及び第二流路11cと、流入路24との間に配設された弁座33に形成されている。また、各弁口7a,7b,7cの流入路24側、すなわち一次側には、各弁口7a,7b,7cを開閉する2つの弁装置32を備えている。
【0032】
弁装置32は、流入路24内にピン38を介して揺動自在に軸着されたアーム34と、このアーム34の先端に設けられ、スプリング41により弁座33方向に付勢された鋼球等の弁体40を収容する弁ケース42とを備えている(図4参照)。ここで、アーム34は、略くの字状に形成されており、ピン38に対して先端側が支持アーム44、他端側が係合アーム46とされている。そして、操作部A側の係合アーム46の先端には、上方に向けて突起47が設けられ、一方、操作部B側の係合アーム46の先端には、下方に向けて突起48が設けられている。係合アーム46は、各々、操作部Bの上側又は下側に重なるように延出されているが、係合アーム46が吐水具1先端側からみて前後方向に揺動される際にも、互いに干渉しない高さに形成されている。このような構成により、支持アーム44は、操作部A,Cの押動操作により、ピン38を支点として吐水具1内方に揺動されるように構成されている。
【0033】
一方、操作部A,C間に設けられた操作部Bは、吐水具1に押動自在に取り付けられている。操作部Bの奥端側には、上記した係合アーム46の突起47,48が摺動自在に係合される長孔50を備えた突出部52が設けられている。突出部52は、凹部28に穿設された挿通孔5に、その外周面に取り付けられたパッキン6を介して水密状態で摺動自在に挿通され、流入路24に突出するように取り付けられている。そして、係合アーム46が、操作部Bの押動操作により、突起47,48を介して、ピン38を支点として弁座33方向に揺動されるように構成されている。
【0034】
このように構成された切換弁装置31の作動について説明する。図6に示すように、操作部Bを押し込むと、係合アーム46が長孔50内の突出部52基端部側の内壁面に押圧されて揺動し、これに伴いピン38を支点として弁装置32が揺動され、操作部A側の弁装置32により弁口7aが閉塞され、操作部C側の弁装置32により弁口7cが閉塞されると共に、弁口7bが開放される。また、これにより、ピン36により連結された操作部A,Cが突出方向に移動する。
【0035】
これに対して、操作部Cを押し込むと、図7に示すように、挿通部30に取り付けられた操作部C側の弁装置32が揺動されて、弁口7cが開放されると共に弁口7bが閉塞される。この時、操作部C側の弁装置32の係合アーム46により操作部Bの突出部52が押されて、操作部Bは吐水具1先端方向に移動する。また、図示は省略するが、操作部Cを押し込んだ状態から、操作部Aを押し込むと、操作部A側の弁装置32がその挿通部30を介して揺動されて、弁口7aが開放されると共に弁口7bが閉塞される。この時、操作部A側の弁装置32の弁ケース42により、操作部C側の弁装置32の弁ケース42が押されて、操作部C側の弁装置32は弁口7cを閉塞する方向に揺動する。これにより、操作部Cは、挿通部30を介して突出方向に移動する。
【0036】
このようにして、操作部Aを押動すると第二散水部18へと通じる弁口7aが開放されて、図8(c)に示すように拡散されるシャワー散水が行われ、操作部Bを押動すると集中吐水口12へと通じる弁口7bが開放されて、図8(a)に示すように集中吐水が行われ、操作部Cを押動すると第一散水部14へと通じる弁口7cが開放されて、図8(b)に示すようにストレート散水が行われる。
【0037】
次いで、吐水具1に内蔵された減圧装置60について説明する。図2に示すように、減圧装置60は、ケーシング62内にリング状の減圧体64が装着された構造となっており、吐水具1の流入路24に組み込まれている。本実施の形態では減圧体64としてOリングを採用している。ケーシング62は、略円筒形状に形成されており、中心部分に円柱部72を備え、この円柱部72は、複数の梁70により支持されている。そして、隣合う梁70の間には、減圧流路74がそれぞれ形成されている。また、ケーシング62の内周面には円柱部72方向に向けて複数の突状76が突設されている。そして、円柱部72の外周には、減圧体64が取り付けられている。
【0038】
図2は、所定値より低い給水圧の状態を示しており、この状態では、弁体64とケーシング62内壁面との間に適度な空間が設けられ、減圧流路74は大きく開口する。よって、この状態では、減圧装置60の一次側66から二次側68へと湯や水が円滑に流通し、二次側68の圧力はさほど低下しない。一方、給水圧が高まると、図3に示すように、減圧体64は、給水圧によって弾性変形して外側に拡開する。これにより、減圧流路74が適度に狭められて湯や水の流通量が低下し、減圧装置60の二次側68では、圧力が低下する。また、一次側66の給水圧が所定値より低下すると、減圧体64は、自己の弾性により復元し(図3参照)、減圧流路74は通常の開口量に戻る。
【0039】
尚、給水圧が高くなった場合でも、ケーシング62内周面に設けられた突状76により減圧体64の一定以上の拡開が規制され、減圧流路74の最低限の開口量が確保される。この最低限の開口量は、突状76の内方向への突出量により調節できる。また、突状76に限られず、他の形状の突起などを用いたり、減圧体64そのものの弾性力を設定することで弾性変形する量を規制して、最低限の開口量を調節することもできる。
【0040】
このような減圧装置60により、給水圧が高い状態であっても、減圧装置60の二次側では給水圧が低下されて、減圧装置60の二次側に設けられた切換弁装置31では、弁体40にかかる弁口7c方向への給水圧が低下する。よって、例えば図4に示すように、弁体40が弁口7cから弁口7bに移動するに際して必要とされる力を低くすることができる。これにより、図6及び図7に示す一例のように、操作部Bを押し込んだ状態から操作部Cを押動操作する際等の操作荷重、すなわち切換弁装置31の操作荷重、を不必要に重くせず、切換弁装置31の操作性が向上する。
【0041】
本実施の形態では、上記のような極めて簡便な構造の減圧装置60を採用したので、吐水具1に内蔵しても吐水具1が大型化せず、また製造コストも低廉であり好適である。
【0042】
図9に示すのは、別の減圧装置80である。この減圧装置80は、内蔵されたピストン82内に流路84を設けるとともに流路84の開口88近傍に流路84を閉止可能な閉止部90を設け、一方、流路84を開放する方向にピストン82を付勢するスプリング86を設け、減圧装置80の二次側の給水圧が高まる場合に、ピストン82がスプリング86の付勢力に抗して移動し、流路84の開口88を閉止部90に近接させて流路84の通水量を減少させ、もって、二次側の給水圧を低下させるものである。
【0043】
減圧装置80の一次側流路96に閉止部90が設けられている。閉止部90は、減圧装置80の略中心部分に梁を介して支持されており、閉止部90と減圧装置80の内周面との間には、閉止部90を貫通する連絡流路81が適宜設けられている。閉止部90の下流側にはピストン82が摺動自在に取り付けられている。ピストン82は、一次側流路96寄りに小径部85と、二次側流路98寄りにフランジ83とを有しており、フランジ83と減圧装置80内周面との間にはシール部材92が取り付けられている。減圧装置80の内周面には、ピストン82の小径部85が摺接する突出部94が周設されており、突出部94と小径部85との間にはシール部材92が取り付けられている。そして、ピストン82のフランジ83と、減圧装置80内周面の突出部94との間にスプリング86が取り付けられている。また、スプリング86が取り付けられる部位の減圧装置80壁面には、外部と連通する透孔96が穿設されており、スプリング86が取り付けられるピストン82と減圧装置80内壁面との間は大気開放されている。
【0044】
上記したように、一次側流路96の給水圧が高まり、連絡流路81,流路84を経て二次側流路98への湯や水の流量が増加すると、二次側流路98の水圧が高まる。すると、ピストン82のフランジ83に加わる水圧により、スプリング86の付勢力に抗して、ピストン82が一次側流路96方向に移動する。これによりピストン82の流路84の開口88が閉止部90に近接し、開口88に流入する湯や水の量が減少する。また、場合によっては、開口部88が閉止部90に密着して、湯や水の流通を停止させる。このようにして、二次側流路98への湯や水の流量が減少されて、二次側流路98の水圧が低下される。
【0045】
また、二次側流路98の水圧が所定値より低下すると、スプリング86の付勢力が勝って、ピストン82が二次側流路98方向に移動する。これに伴って、開口88と閉止部90との間隔が広がり、二次側流路98への湯や水の流量が増加する。そして、二次側流路98の水圧が所定値以上に高まると、再度ピストン82が一次側流路96方向に移動して、二次側流路98の水圧が無用に高くなるのを防止する。実際には、この動作が極めて短時間に繰り返され、適度な湯や水の流量に調整される。
【0046】
本実施の形態では、上記のように構成したが、これに限られることなく本各発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、シャワー散水やストレート吐水の吐水形態を切り換える給水栓を例示したがこれに限られず、例えば、水道水のままの原水と浄水処理を行った浄水とを切り換える切換弁装置など、広く流路を切り換える切換弁装置を備える給水栓に適用可能である。
【0047】
また、減圧装置を設ける位置は上記した吐水具1基端部側に限られず、請求項3に記載の給水栓では、切換弁装置31よりも上流側であれば、吐水具1内のいずれでも良い。さらに請求項1、2に記載の給水栓では、吐水具1内に限られず、ホース2内やホース2と水栓本体の間等に設けることとしてもよい。
【0048】
また、減圧体、減圧流路は上記したものに限られない。例えば、減圧流路を中央部分に設け、この減圧流路を囲むように減圧体を組み込み、所定以上の給水圧となった場合には、減圧体が縮径することとして減圧流路の開口量を調節することとしても良い。
【0049】
【発明の効果】
本各発明は上記のように構成されているので、給水圧が高くても切り換えの操作性を悪化させない給水栓を、簡単な構造によって提供することができ、しかも、既存の給水栓にも容易に適用できる。また、特に、請求項3の発明では、吐水具のみを取り外す又は取り換えるだけで既存の給水栓に容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吐水具の斜視図である。
【図2】(a)は減圧装置の要部横断面図であり、(b)は、(a)のX−X線断面図である。
【図3】(a)は減圧装置の要部横断面図であり、(b)は、(a)のX−X線断面図である。
【図4】切換弁装置の要部拡大縦断面図である。
【図5】図1の吐水具のフェイスの縦断面図である。
【図6】切換弁装置を示す吐水具の横断面図である。
【図7】切換弁装置を示す吐水具の横断面図である。
【図8】(a)、(b)及び(c)は、各々、切換弁装置による吐水形態の切り換え状態を示す吐水具の側面図である。
【図9】(a)及び(b)は、別の減圧装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1;吐水具、2;ホース、3;本体部、4;係合部、5;挿通孔、6;パッキン、7a,7b,7c;弁口、10;フェイス、11a;第三流路、11b;第一流路、11c;第二流路、12;集中吐水口、14;第一散水部、16;散水孔、18;第二散水部、21;外向散水孔、22;散水孔、24;流入路、26;凹部、28;凹部、30;挿通部、31;切換弁装置、32;弁装置、33;弁座、34;アーム、36;ピン、38;ピン、40;弁体、41;スプリング、42;弁ケース、44;支持アーム、46;係合アーム、47;突起、48;突起、50;長孔、52;突出部、54;泡沫ユニット、60;減圧装置、62;ケーシング、64;減圧体、66;一次側、68;二次側、70;梁、72;円柱部、74;減圧流路、76;突状、80;減圧装置、81;連絡流路、82;ピストン、83;フランジ、84;流路、85;小径部、86;スプリング、88;開口、90;閉止部、92;シール部材、94;突出部、96;一次側流路、98;二次側流路、99;透孔。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
Each of the present invention comprises an inflow path through which hot water or water is supplied from a faucet body, a plurality of outflow paths communicating with the inflow path via a valve port, and a valve body provided on the primary side of the valve port. The present invention relates to a water faucet provided with a water discharger having a switching valve device that opens and closes a valve port and switches communication with the inflow path to any of the outflow paths.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a faucet equipped with a water discharge tool such as a shower head that can switch the water discharge form to a bundle of concentrated water discharge or shower water discharge, for example. Here, the switching is performed by any one of an inflow path to which hot water or water is supplied from the faucet body and a plurality of outflow paths to a water outlet that performs bundled concentrated water discharge or a water outlet that performs shower water discharge. Usually, this is performed by a switching valve device for appropriately switching the communication. And each said outflow path is connected with the inflow path via the valve port, and as a switching valve apparatus, the spherical valve body which moves between each valve port, obstructs one valve port, and opens the other The thing provided with is generally employ | adopted. In such a switching valve device, generally, the valve body is disposed on the primary side of the valve port.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The valve body is driven by operation of an operation unit such as a switching button provided on the water discharger. However, in the conventional water tap, the valve body of the switching valve device is disposed on the primary side of the valve port. Therefore, the valve element that closes the desired valve opening is subjected to stress in the seating direction due to the pressure of hot water or water supplied from the faucet body, that is, the water supply pressure, and the valve element is pressed against the valve opening. It becomes a state. And as the feed water pressure increases, the stress increases, so that the operation load of the operation unit becomes heavier. As described above, the conventional water tap has a problem that the operability of switching deteriorates when the water supply pressure increases. In particular, recently, many water faucets equipped with water faucets capable of switching various water discharge forms have been known, but such water faucets require a complicated mechanism for switching. Therefore, the operation load tends to be heavy, and the influence on the operability due to the water supply pressure becomes remarkable.
[0004]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-96643 describes a water faucet provided with a shower head having a switching valve device and a pressure reducing valve on the upstream side of the faucet body. In such a faucet, since the feed water pressure can be reduced on the upstream side of the faucet body, only the reduced feed water pressure is applied to the valve body of the switching valve device of the water discharger, and the switching operation load Can be prevented from becoming unnecessarily heavy. However, this faucet causes the following problems.
[0005]
The water faucet described in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-96643 is a ceramic in order to prevent a high water supply pressure from being applied to a ceramic cartridge having a fixed plate and a movable plate in a state where water is stopped by a handle of a shower head. A pressure reducing valve is attached to the upstream side of the cartridge. For this reason, when it is intended to provide a pressure reducing valve on an existing water faucet, the pressure reducing valve must be incorporated into the pipe portion on the upstream side of the water faucet body that is normally concealed, and the work is large and complicated. Become. Therefore, it cannot be easily applied to an existing water faucet. In addition, large-scale and complicated work is required for repair and maintenance of the pressure reducing valve.
[0006]
In addition, as the pressure reducing valve, a valve that completely closes the flow path in a state where the feed water pressure is high must be employed. This is because if the flow path is not completely closed, a water supply pressure that is not reduced in pressure is applied to the ceramic cartridge in a state where water is stopped on the shower head side. Therefore, a pressure reducing valve having a complicated structure must be employed, and the entire water faucet is expensive.
[0007]
Each of the present invention solves the above-mentioned problems of the conventional water faucet, and can provide a water faucet that does not deteriorate the operability of switching even if the feed water pressure is high, with a simple structure. It aims at making it easy to apply also to the faucet.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, means taken by the present invention will be described below. The water faucet according to
[0009]
Here, the “switching valve device” refers to a device provided with a valve mechanism capable of switching the flow path by opening or closing the flow path with a valve body to perform water flow or water stoppage. Specifically, a spherical valve element that moves between a plurality of valve openings, a cylindrical valve element that is inserted into a cylindrical member that constitutes the valve opening, and that opens and closes the valve opening by sliding. Can be illustrated. In addition, the “pressure reduction device” is a device that reduces the flow rate by reducing the opening of the flow path, thereby reducing the pressure on the secondary side, or has a large resistance to hot water or water that circulates as the feed water pressure increases. An example is one in which the flow rate is reduced by a resistance member that gives the pressure, thereby lowering the pressure on the secondary side.
[0010]
In the present invention, the valve body provided on the primary side of the valve port employs a switching valve device that switches the outflow channel communicating with the inflow channel by selectively opening and closing the valve ports of the plurality of outflow channels. The switching valve device switches the water discharge form such as shower water spray and straight water discharge. In such a switching valve device, at the time of water discharge, water is supplied from the opened specific valve port, and accordingly, water supply pressure is applied to the valve body that closes any other valve port. The valve body is crimped to the valve opening. Therefore, by providing the pressure reducing device as described above, it is possible to prevent pressure above a certain level from being applied to the valve body.
[0011]
In the present invention, a “pressure reducing device” is provided between the faucet body and the switching valve device. Therefore, when incorporating the decompression device into the existing faucet, the work on the upstream side of the faucet body, which is likely to be complicated, is not necessary, and the decompression device can be incorporated by a simple work on the downstream side of the faucet body. . In addition, since the downstream side of the faucet body is an easy-to-work part, maintenance of the decompression device and the like can be easily performed. Furthermore, since the water supply pressure is applied to the valve body that closes the specific valve port in a state where hot water or water is flowing through the valve port, the pressure reducing device can be used in a state where hot water or water is flowing. What is necessary is just to reduce water supply pressure. Thus, not only a structure that completely closes the flow path and lowers the feed water pressure, but also a simple and inexpensive structure that does not completely close the flow path can be adopted as the decompression device.
[0012]
In addition, as “a mode including a pressure reducing device between the faucet body and the switching valve device”, a mode in which the pressure reducing device is incorporated in the water faucet itself, and when the water spouting device is connected to the water faucet body via a hose. Examples include a mode in which a pressure reducing device is incorporated in the hose itself, a mode in which a pressure reducing device is incorporated in a connecting portion between a faucet body and a hose, a mode in which a pressure reducing device is incorporated in a connecting portion between a hose and a water discharger, and the like. In addition, when applied to an existing water faucet, the water discharger itself or the hose itself in which the pressure reduction device is incorporated is replaced, or the pressure reduction device is installed between the water faucet body and the hose or between the water discharger and the hose. Add it.
[0013]
By the way, as in the invention described in
[0014]
The valve body is moved between a plurality of valve openings to open desired valve openings and close other valve openings, while the valve openings are formed of an elastic material such as rubber or flexible resin. In addition, there is a switching valve device in which a spherical portion is provided in a part of a valve body seated on the valve port so that the valve port can be securely closed by fitting the valve body into the valve port. . In such a switching valve device, when the valve body is moved from one switching position to another switching position, it is necessary to move the valve body to the location of another valve opening. Here, when the valve body is moved, it is necessary to temporarily ride the valve body fitted in the valve opening in a direction away from the valve opening as described above, and a large force is required for the operation. Therefore, when the invention according to
[0015]
The water tap according to
[0016]
If the pressure reducing device is built in the water discharger, only the water discharger needs to be removed and replaced when applied to an existing faucet. Also, the maintenance of the decompression device is sufficient if only the water discharger is removed. Therefore, it becomes easier to apply to the existing water faucet.
[0017]
MaIn addition, the decompression device is provided with a decompression body that is elastically deformed by the supply water pressure and reduces the opening amount of the decompression flow path.It can also be.
[0018]
In a decompression device that operates by a mechanical mechanism such as a cylinder mechanism using a spring, the structure becomes complicated and the whole size increases. On the other hand, in this invention, a decompression device can be made into a simple mechanism by employ | adopting the decompression body which deform | transforms elastically. Therefore, for example, even if this decompression device is incorporated in the water discharger, it is possible to avoid an increase in the size of the water discharger itself, and the feeling of use of the water discharger is not impaired. As the decompression body, an O-ring or the like can be specifically exemplified. Such a decompression body is set to a size or elasticity that elastically deforms so as to block the decompression flow path when the feed water pressure increases, What is necessary is just to attach to the decompression flow path to open. In addition, a structure in which the decompression channel is not completely closed by the decompression body is preferable because a decompression device having a simpler structure can be obtained.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, from
[0020]
Referring to FIG. 1 and FIG. 5, a
[0021]
On the surface of the
[0022]
Further, around the first
[0023]
Each outward sprinkling
[0024]
The water spray holes 22 are formed of three types of water spray holes formed at different angles with respect to the axis of the
[0025]
In the 2nd sprinkling
[0026]
Moreover, since the most outward sprinkling holes 21 are provided on the outermost side of the face 10 (about one half of the total number of sprinkling holes provided in the first sprinkling part 18), water discharge from the second sprinkling
[0027]
Next, a switching valve device for switching the water discharge form from the
[0028]
As shown in FIG. 6, at the tip of the
[0029]
The operation parts A and C are attached to the
[0030]
A
[0031]
In the
[0032]
The
[0033]
On the other hand, an operation unit B provided between the operation units A and C is attached to the
[0034]
The operation of the switching
[0035]
On the other hand, when the operation portion C is pushed in, as shown in FIG. 7, the
[0036]
In this way, when the operating part A is pushed, the
[0037]
Next, the
[0038]
FIG. 2 shows a state where the feed water pressure is lower than a predetermined value. In this state, an appropriate space is provided between the
[0039]
Even when the feed water pressure becomes high, the
[0040]
With such a
[0041]
In the present embodiment, since the
[0042]
FIG.Is shown
[0043]
A closing
[0044]
As described above, when the water supply pressure of the primary
[0045]
Further, when the water pressure in the secondary
[0046]
Although the present embodiment is configured as described above, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made within the scope of the gist of the present invention. For example, in the above embodiment, the water faucet that switches the water spraying mode of shower watering or straight water discharge is exemplified, but the present invention is not limited to this. For example, a switching valve device that switches between raw water as tap water and purified water subjected to water purification treatment For example, the present invention can be applied to a water faucet including a switching valve device that switches a flow path widely.
[0047]
In addition, the position where the pressure reducing device is provided is not limited to the above-described
[0048]
Also, DecreaseThe pressure body and the pressure reducing channel are not limited to those described above. For example, when the decompression body is provided in the central portion and the decompression body is incorporated so as to surround the decompression passage, and the water supply pressure exceeds a predetermined level, the decompression body is reduced in diameter and the opening amount of the decompression passage It is good also as adjusting.
[0049]
【The invention's effect】
Since each invention of the present invention is configured as described above, a faucet that does not deteriorate the operability of switching even when the feed water pressure is high can be provided with a simple structure, and it can be easily applied to an existing faucet. Applicable to. In particular, the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a water discharge tool.
2A is a cross-sectional view of a main part of the decompression device, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
3A is a cross-sectional view of the main part of the decompression device, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line XX of FIG. 3A.
FIG. 4 is an enlarged vertical sectional view of a main part of the switching valve device.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the face of the water discharger of FIG. 1;
FIG. 6 is a cross-sectional view of a water discharge tool showing a switching valve device.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a water discharge tool showing a switching valve device.
FIGS. 8A, 8B, and 8C are side views of the water discharging device showing the state of switching the water discharging form by the switching valve device, respectively.
9A and 9B are longitudinal sectional views of another decompression device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記水栓本体と前記切換弁装置との間に、二次側の圧力を低下させる減圧装置を備え、
前記減圧装置は、ケーシングが略円筒形状に形成され、該ケーシングの中心部分に円柱部を備え、該円柱部は、複数の梁により支持され、隣合う該梁の間には減圧流路が形成され、前記ケーシングの内周面には前記円柱部方向に向けて複数の突状が突設され、前記円柱部の外周には弾性変形可能なリング状の減圧体が取り付けられたことを特徴とする給水栓。The valve port is opened and closed by an inflow passage through which hot water or water is supplied from the faucet body, a plurality of outflow passages communicating with the inflow passage through the valve port, and a valve body provided on the primary side of the valve port. And a switching valve device that switches the communication with the inflow path to any of the outflow paths, and a water faucet provided with a water discharger having an inside thereof,
Between the faucet body and the switching valve device, comprising a pressure reducing device that reduces the pressure on the secondary side ,
In the decompression device, a casing is formed in a substantially cylindrical shape, and a cylindrical portion is provided at a central portion of the casing. The cylindrical portion is supported by a plurality of beams, and a decompression flow path is formed between adjacent beams. A plurality of protrusions projecting from the inner peripheral surface of the casing toward the cylindrical portion, and an elastically deformable ring-shaped decompression body is attached to the outer periphery of the cylindrical portion. Hydrant to do.
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