JP4672968B2 - Imaging device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信機能を有するデバイス間における無線通信の設定技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、有線通信においては、さまざまな機器同士を有線(ケーブル)でつなげるだけですぐに利用できるような標準規格、及びそれを実装した製品が登場している。たとえば、デジタルカメラとプリンタをUSB(Universal Serial Bus)というケーブルでつないでプリントできるPictBridge(CIPA DC−001)が規格化されている。この規格を用いているデジタルカメラとプリンタでは、USBで結線するとプリンタは印刷が可能な状態になり、あとはデジタルカメラが有するユーザインタフェース(デジタルカメラには撮像画像等を確認するための液晶ディスプレイおよび各種キーが設けられている)で印刷したい画像を指定するだけでプリント作業を行うことが可能である。
【0003】
一方、有線で行っていた情報伝達を無線化する需要が高まっており、デジタルカメラ、ストレージ、プリンタなどの周辺機器間の通信にも無線通信が用いられ始めている。無線通信によって、ケーブル敷設が不要であり、各デバイスの設定場所の自由度を増し、可搬性が向上するという特徴をもつ。
【0004】
以下、図面を用いて、従来の無線通信装置の接続方法を説明する。図1に示すのが、無線通信手段を用いてデータ伝送を可能とする無線通信システムの構成例を示す図である。同図において、デジタルカメラ(101〜103)は、無線通信機能を搭載しており、無線通信手段を用いて、デジタルカメラ同士、あるいは、プリンタ(104〜105)との間で、データ伝送を行うことが可能である。
【0005】
図1に示す構成例で、無線通信手段として、IEEE802.11準拠の無線LANのアドホックモード(中継局を介さない直接通信するモード)を用いる場合の、デジタルカメラからデータ伝送すべきプリンタを検索する時の従来の方法を図28にフローチャートとして示す。ここでは、既に存在しているアドホックモードの無線LAN通信システムへ、新しいデジタルカメラを持ち込んで、プリンタへ接続する場合のフローチャートが示されている。
【0006】
図28において、デジタルカメラをアドホックモードで、プリンタに接続する場合、まず、SSID (Service Set Identifier)をデジタルカメラへ設定し(ステップS2801)、必要に応じて無線通信での盗聴などを防止するための暗号化鍵の設定をして(ステップS2802)、そして、無線通信モードとしてのアドホックモードを設定し(ステップS2803)、無線ネットワーク上の機器を検索する(ステップS2804)。そして、無線ネットワーク上の機器の中から、自分のプリントしたいプリンタを選択して(ステップS2805)、無線通信を確立する。
【0007】
また、図2に示す構成例で、無線通信手段として、IEEE802.11準拠の無線LANのインフラストラクチャモード(中継局を介する間接通信モード)を用いる場合においても、ステップS2803をインフラストラクチャモードの設定にすることで、同様にプリンタを探索し選択することが可能となる。
【0008】
最近のOS、例えば、Microsoft社のWindowsXP(登録商標)で利用されている方法では、SSIDをユーザが設定するのではなく、ネットワークをスキャンすることで一覧を作成し、ユーザはそのうち一つを選択する。このようなOSで用いられている方式を、デジタルカメラをアドホックモードでプリンタに接続する場合の手順について図29に説明する。
【0009】
まず、デジタルカメラはネットワークスキャンによりSSIDの一覧を設定し(ステップS2901)、その中から一つのSSIDを選択する(ステップS2902)。必要に応じて無線通信での盗聴などを防止するための暗号化鍵の設定をして(ステップS2903)、無線ネットワーク上の機器を検索する(ステップS2904)。そして、無線ネットワーク上の機器の中から、自分のプリントしたいプリンタを選択して(ステップS2905)、無線通信を確立する。
【0010】
なお、特許文献1の如く、ユーザが事前にプリファレンスを作成し、ネットワークスキャンをすることで発見されたSSIDにプリファレンスに基づいて自動的に接続を試みる方法の提案もある。
【特許文献】
特開2002−344458号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例では、SSID及び暗号鍵の設定が煩雑であったため、無線通信システムの初期設定が簡便でないという問題があった。
【0012】
特許文献1で提案されているプリファレンスを使用する方法でも、事前にどのSSIDや暗号鍵を使用するかを知っている必要があり、その知識をもとにプリファレンスを作成する、また安全な通信路を確立したい場合は、暗号鍵をユーザが設定する必要がある。
【0013】
本発明はかかる点を課題にしたものであり、無線通信システムの初期設定を簡便なものにする技術を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、画像処理装置と無線通信を行う無線通信手段と、取り外し可能な記憶媒体が接続される接続手段と、前記取り外し可能な記憶媒体が前記接続手段に接続されている場合であり、かつ、使用者の指示を受け付けた場合は、前記画像処理装置の無線設定情報を前記取り外し可能な記憶媒体に書き込むことを要求するための情報である書き込み要求を前記取り外し可能な記憶媒体に書き込むように制御し、前記無線設定情報が書き込まれている前記取り外し可能な記憶媒体が前記接続手段に接続されている場合は、前記無線設定情報を前記取り外し可能な記憶媒体から取得するように制御する制御手段と、前記取り外し可能な記憶媒体から取得された前記無線設定情報を記憶する記憶手段とを有し、前記制御手段は、前記取り外し可能な記憶媒体から取得された前記無線設定情報を用いて、前記画像処理装置との無線通信に必要な初期設定を行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る各実施形態を説明する。
【0016】
各実施形態では、撮像装置(デジタルカメラなど)と画像処理装置(プリンタ、ストレージデバイスなど)とから構成される無線通信システムの初期設定を簡便にする方法を詳細に説明する。第1の実施形態では、通信ケーブルを用いて無線通信システムの初期設定を簡便にする方法を説明する。第2の実施形態では、脱着可能な記憶媒体(例えば、メモリカード)を用いて無線通信システムの初期設定を簡便にする方法を説明する。そして、第3の実施形態では、記憶媒体及び無線通信の両方を用いて無線通信システムの設定を簡便にする方法を説明する。なお、各実施形態では、無線通信システムの初期設定に必要な設定情報を「無線設定情報」と呼ぶ。
【0017】
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを用いてデジタルカメラとプリンタもしくはストレージデバイスとから構成されるIEEE802.11準拠の無線LANシステムの初期設定を簡便にする方法を説明する。IEEE802.11では、通信形態により複数の通信モード(アドホックモード及びインフラストラクチャモード)が存在する。以下、図1と図2を用いてそれぞれの通信モードについて説明する。
【0018】
図1に示すのが、無線通信手段を用いてデータ伝送を可能とする無線通信システムの構成例を示す図である。図1において、デジタルカメラ101〜103は、無線通信機能を搭載しており、無線通信手段を用いて、デジタルカメラ同士、あるいは、プリンタ104、105との間で、ダイレクトにデータ伝送を行うことが可能である。このような構成の通信モードをアドホックモードと呼ぶ。
【0019】
また、図2に示すのが、無線通信手段を用いてデータ伝送を可能とする無線通信システムの他の構成例を示す図である。図2において、デジタルカメラ201〜203は、無線通信機能を搭載しており、無線通信手段を用いて、デジタルカメラ同士、あるいは、プリンタ205、ストレージデバイス206との間で、データ伝送を行うことが可能であるが、データ通信は、アクセスポイント204を介して行われる。このような構成の通信モードをインフラストラクチャモードと呼ぶ。
【0020】
まず、第1の実施形態におけるデジタルカメラ、プリンタ、ストレージについて順に説明する。
【0021】
図3は、第1の実施形態におけるデジタルカメラ301の機能ブロック図であり、図1、2におけるデジタルカメラ101乃至103、或いは、201乃至203のいずれかとして機能させることが可能である。
【0022】
デジタルカメラ301の操作部310は、システムコントローラ311を介してCPU315に接続されており、操作部にはデジタルカメラ301のシャッタースイッチや各種キーが含まれる。撮像部302は、シャッターが押下されたときに画像を撮影するブロックで、撮像処理部303によって処理される。表示部306は、LCD表示、LED表示、音声表示等、ユーザに対する情報を表示するブロックであり、表示処理部307によってその表示内容の制御処理が行われる。また表示部306に表示された情報から選択するなどの操作は操作部310と連動して行われることになる。すなわち、表示部306と操作部310とがユーザインタフェースを構成することになる。
【0023】
無線通信機能部304は無線通信を行うブロックであり、RF部305は、他の無線通信装置との間で無線信号の送受信を行う。メモリカードI/F308は、メモリカード309を接続する為のインタフェースであり、USBI/F312は、外部機器とUSBを用いて接続する為のインタフェース、オーディオI/F314は、音信号を外部機器と接続する為のインタフェースである。これらのブロック図に示される機能部分は、CPU315からの制御によって処理され、CPUによって制御されるプログラムは、ROM315、もしくは、フラッシュROM313に格納されることになる。また、CPU315によって処理されるデータは、RAM317、もしくは、フラッシュROM313に対して、書き込み、読み込みが行われる。フラッシュROM313は不揮発性の記憶領域であり、ここに無線設定情報などを記憶する。なお、撮像したデジタル画像は公知の圧縮処理を経てメモリカードI/F308を介し、メモリカード309に書き込まれる(保存される)。
【0024】
図4は、第1の実施形態におけるプリンタ401の機能ブロック図である。このプリンタ401は、図1、2におけるプリンタ104、205としても機能することが可能である。
【0025】
プリンタ401の操作部410は、システムコントローラ411を介してCPU415に接続されている。プリントエンジン402は、実際に用紙に画像を印刷する機能ブロックであり、プリント処理部403によって処理される。プリントエンジンは如何なるものでも良いが、実施形態では熱エネルギーによってインク液滴を記録紙等の記録媒体上に吐出するインクジェットプリンタとした。
【0026】
表示部406は、LCD表示、LED表示、音声表示等、ユーザに対する情報を表示するブロックであり、表示処理部407の制御によりその表示内容が制御される。また表示部406に表示された情報から選択するなどの操作は操作部410を介して行われる。つまり、表示部406及び操作部410が実施形態におけるプリンタ401のユーザI/Fとなる。
【0027】
無線通信機能部404は無線通信を行うブロックであり、RF部405は、他の無線通信装置との間で無線信号の送受信を行う。メモリカードI/F408は、脱着可能なメモリカード409を接続する為のインタフェースであり、デジタルカメラ301に搭載されたメモリカードを差し込むことで、撮像画像を印刷することも可能にしている。
【0028】
USBI/F412は、外部機器とUSBを用いて接続する為のインタフェース、パラレルI/F414は、外部機器(主としてホストコンピュータ)とパラレル通信を用いて接続する為のインタフェースである。これらのブロック図に示される機能部分は、CPU415からの制御によって処理され、CPUによって制御されるプログラムは、ROM415、もしくは、フラッシュROM413に格納され、CPUによって処理されるデータは、RAM417、もしくは、フラッシュROM413に対して、書き込み、読み込みが行われる。フラッシュROM413は不揮発性の記憶領域であり、ここに無線設定情報などを記憶する。
【0029】
図5は、第1の実施形態におけるストレージデバイス501の機能ブロックを示す機能ブロック図である。図2におけるストレージデバイス206としても機能するものでもある。
【0030】
ストレージ501の操作部510は、システムコントローラ511を介してCPU515に接続されている。ストレージ502は、データの格納、読み出しを行う機能ブロックであり、ストレージ処理部503によって処理される。ストレージ502としては大容量の記憶装置、すなわち、ハードディスク装置が望ましいが、場合によっては比較的大容量の可搬性記憶媒体であるCD−R、CD−RWメディア、や書き込み可能なDVDメディア、MOメディア等のメディア書き込みドライブであっても構わない。表示部506は、LCD表示、LED表示、音声表示等、ユーザに対する情報を表示するブロックであり、表示処理部507によって処理される。また表示部506に表示された情報から選択するなどの操作は操作部510を介して行われる。つまり、表示部506及び操作部510が実施形態におけるストレージ501のユーザI/Fを構成することになる。
【0031】
無線通信機能部504は無線通信を行うブロックであり、RF部505は、他の無線通信装置との間で無線信号の送受信を行う。メモリカードI/F508は、メモリカード509(デジタルカメラ301のメモリカードを差し込み、ダイレクトに保存することを可能にしている)を接続する為のインタフェースであり、USBI/F512は、外部機器とUSBを用いて接続する為のインタフェース、ETHERI/F514は、外部機器とETHER通信を用いて接続する為のインタフェースである。これらのブロック図に示される機能部分は、CPU515からの制御によって処理され、CPUによって制御されるプログラムは、ROM515、もしくは、フラッシュROM513に格納され、CPUによって処理されるデータは、RAM517、もしくは、フラッシュROM513に対して、書き込み、読み込みが行われる。フラッシュROM513は不揮発性の記憶領域であり、ここに無線設定情報などを記憶する。
【0032】
以上、実施形態におけるデジタルカメラ301、プリンタ401、ストレージデバイス501それぞれの構成について説明した。なお、それぞれのRF部にはアンテナが設けられるが、外部に突出する形態で有するものとは限らない。特に、デジタルカメラ301の場合、携帯性が重要なファクタであるから、アンテナは外部に突出するのではなく、内蔵もしくは表面上に実装されることが望ましい。
【0033】
図6は、第1の実施形態における無線通信システムの概要を示す図である。第1の実施形態では、デジタルカメラ301とプリンタ401とからなる無線通信システムの初期設定を行う形態を説明する。
【0034】
図7を参照し、第1の実施形態におけるプリンタ401の処理手順を説明する。
【0035】
CPU415は、デジタルカメラ301がUSBケーブルを介してプリンタ401に接続されたことを検出した後(ステップS701)、デジタルカメラ301が無線通信手段を保持しているかを確認する要求コマンドをUSBI/F312を介してプリンタ401に送信する(ステップS702)。この要求内容の例としては、たとえばデジタルカメラ301のフラッシュROM313やROM316に所定の情報(無線通信機能を有していることを示す情報)があるか否かを確認する手段をデジタルカメラ301で実行してもらう旨を伝えることで行われる。そして、相手からの応答が受信されるのを所定時間待つ(ステップS703)。もし、その所定時間経過しても何等応答がない場合は、接続されているデバイス(デジタルカメラ301)は少なくとも有線、無線のダイレクトプリントに対応していないと判断して、そのまま終了する。もし、応答がある場合は、その応答内容を確認することで、接続されているデバイス(ここではデジタルカメラ301)が無線通信手段を有しているかを判断する(ステップS704)。もし、無線通信手段を有していると判断した場合、プリンタ401は無線設定情報をデジタルカメラ301に送信する(ステップS705)。
【0036】
図10を参照し、第1の実施形態におけるデジタルカメラ301の処理手順を説明する。
【0037】
図10において、デジタルカメラ301をプリンタ401にUSBケーブルで接続すると(ステップS1001)、CPU315は、無線通信手段の有無を問い合わせる要求の受信を待つ(ステップS1002)。この要求を受信すると、無線通信手段を有しているか確認し(ステップS1003)、もし持っている場合は、無線通信手段をもっていることを示す情報を含む応答を送信する(ステップS1004)。その後、CPU315は、プリンタ401から無線設定情報を取得し(ステップS1005)、取得した無線設定情報をフラッシュROM313に登録するとともに、登録した無線設定情報に従って初期設定を行う(ステップS1006)。これにより、デジタルカメラ301は、アドホックモードによる無線通信も、インフラストラクチャモードによる無線通信も選択的に実行できるようになる。
【0038】
次に、図11Aを参照し、無線設定情報を更に詳しく説明する。同図はデジタルカメラ301内のフラッシュROM313に記憶される無線設定情報の例である。すなわち、図7、図10のフローチャートに従って、プリンタ401(或いはストレージデバイス501)からデジタルカメラ301に無線設定情報をUSBケーブルという有線ケーブルで送信し、デジタルカメラ301が自身内のフラッシュROM313という不揮発性記憶手段に格納した情報を示している。
【0039】
無線設定情報1101は、ID情報1102とネットワーク情報1103に大別される。ID情報1102は、プリンタ名1104やシリアル番号1105といった機器固有などの情報を含む。また、ネットワーク情報1105には、無線ネットワークに接続するために必要な通信モード情報であるアドホックモード情報1106およびインフラストラクチャモード情報1107を含む。アドホックモード情報1106およびインフラストラクチャモード情報1107のそれぞれは、SSID(Service Set Identifier)、暗号鍵などの情報を含む。
【0040】
第1の機器は、プリンタ名として「PIXUS 50I」という名前(プリンタ名に限らず、デジタルカメラ名やストレージ名はユーザが自由に設定できるようにしても良い)をもち、シリアル番号として「890456」という番号をもつ。ネットワーク情報は、アドホックモード情報とインフラストラクチャモード情報を有し、アドホックモード情報はSSIDと暗号化鍵を有する。同様にインフラストラクチャモード情報もSSIDと暗号化鍵を有する。両方の通信モードの情報が登録されている必要はなく、どちらか片方でも構わない。このようなID情報とネットワーク情報を、プリンタ401がデジタルカメラ301に送信(ステップS705)、及び、デジタルカメラ301がプリンタ401より取得(ステップS1005)し、デジタルカメラ301はID情報をもとに一覧として記憶する。
【0041】
なお、図11Aは、自宅に設置されている1台のプリンタ401、勤務先に設置されている1台のストレージデバイス501と1台のプリンタ401とUSB(有線)接続した結果を示している例を示している。
【0042】
このように、第1の実施形態のデジタルカメラ301によれば、USBケーブルを用いてプリンタ401に接続するだけで、プリンタ401から無線設定情報(図11Aに示すID情報及びネットワーク情報を含む)を自動的に取得し、取得した無線設定情報に従って初期設定を行うことができる。
【0043】
次に、図13Aのフローチャートを参照し、デジタルカメラ301において実行される画像送信処理を説明する。
【0044】
まず、ユーザは、デジタルカメラ301の操作画面で、出力させたい画像を選択し、出力指示を行う(ステップS1300)。
【0045】
次に、もし複数の出力デバイス(図11Aの場合には3つ)が登録されている場合は、どのデバイスを使用するかを選択する(ステップS1301)。これらステップS1300及びステップS1301での操作は、デジタルカメラ301が有するユーザインタフェースを用いてユーザが行うことになり、デジタルカメラ301はそのユーザ操作に従って処理を行うことになる。
【0046】
なお、登録されているデバイスが1つしか存在しない場合には、それが選択対象として考えてよいであろう。すなわち、登録デバイスの数を計数し、1つか複数かを判断し、複数の場合にはその一覧を表示部306に表示させ、ユーザに選択させる。そして、1つしか存在しない場合には、ステップS1301でのユーザによる選択処理はスキップし、そのデバイスを選択されたものとして以下の処理を行うことになる。
【0047】
次に、通信モードとして、アドホックモード、インフラストラクチャモードのいずれか一方を選択する(ステップS1302)。この選択はユーザが選択するのではなく、予め設定された優先順位の高い方、もしくはデフォルトで設定されたモードを選択することで行う。ただし、一般のユーザが所有するプリンタ401やストレージデバイス501の設置環境が頻繁に変更されるのは希であると考えてよいから、前回、接続し出力した通信モードをフラッシュROM313に記憶し、その通信モードを優先するようにした。
【0048】
いずれにしても、一つの通信モードが選択されると、そのモードでのネットワーク接続及びデバイス探索を試みる(ステップS1303)。例えば、現在選択されているデバイスが、「PIXUS 50I」であって、選択された通信モードがインフラストラクチャモードである場合、インフラストラクチャモードのSSID「Home」と暗号鍵「Sesami」を用いてネットワークに接続を試みる。
【0049】
IEEE802.11では、ネットワークを形成するデバイスはSSIDを保持する。SSIDはビーコンと呼ばれる報知情報の中に含まれ、インフラストラクチャモードの場合はアクセスポイントから発信される。新しく接続を試みる通信機器は、ビーコン情報をみることでネットワークが存在するかを確認できる。
そして、必要に応じてアクセスポイントと暗号鍵を使って認証する。
【0050】
これが失敗下と判断した場合(適当な時間内にアクノリッジがない場合)、現在選択された通信モードが正しくないと判断し、ステップS1308に進み、未選択のもう1つのモードが存在するか否かを判断し、もしそれが存在する場合にはそれを選択させ(ステップS1302)、上記処理を行う。
【0051】
また、2つのモードによる接続処理を行っても、接続失敗した場合には、ステップS1308の判断がNOとなり、本処理を終了する。
【0052】
一方、接続成功したと判断した場合、その接続成功したSSIDのネットワークに対して、ID情報をもっている通信デバイスを検索するための要求をブロードキャストする(ステップS1305)。なお、このとき、接続成功したモード情報でフラッシュROM313の該当する位置の情報を更新し、次回の通信に役立てるようにする。ただし、前回と同じ場合には、更新は不要であるのは言うまでもない。
【0053】
このブロードキャストに対して応答があれば、ステップS1307に進んで、その応答してきたデバイスに向けて、ステップS1300で選択されたデジタル画像の送信を行う。
【0054】
また、ステップS1306において、適当な時間経っても応答がなければなければ、現在の通信モードを変更するため、ステップS1308に進む。
【0055】
このように、第1の実施形態における無線通信システムによれば、USBケーブルを用いて初期設定を簡便に行うことができる。これにより、使用者はSSIDを意識する必要がなく、また暗号鍵の設定などもしなくてよくなる。
【0056】
なお、第1の実施形態は、デジタルカメラ301とプリンタ401とから構成される無線通信システムに限るものではなく、デジタルカメラ301とストレージデバイス501とから構成される無線通信システムにおいても実現可能である。また、無線通信でのプロトコルは如何なるものでも良い。例えば米国マイクロソフト社が提案しているNetBEUIであれば、識別名(製品名+シリアル番号が良いであろう)がネットワーク上のアドレスとして利用できるので非常に簡単になる。また、TCP/IPプロトコルを採用する場合には、個々のデバイスがユニークなIPアドレスを有することになるが、例えばインフラストラクチャモードの場合であって、DHCPサーバがネットワーク上に存在するのであれば、各デバイスはDHCPクライアントして機能し、そのプロトコル上に先に説明した相手先デバイスID情報である製品名+シリアル番号の情報を載せて、ネットワークにその存在を問い合わせれば良いし、アドホックモードの場合には、AutoIP機能を利用すればユニークなIPドレスを得ることができる。
【0057】
<第1の実施形態の変形例1>
第1の実施形態では、プリンタ401にデジタルカメラ301をUSB(有線)接続した際に、プリンタ401が有する無線設定情報をデジタルカメラ301に送信し、登録させるものであったが、この逆でも構わない。特に、企業等、複数のデジタルカメラ301を利用する場合に好適な例である。その例を図8及び図9に従って説明する。
【0058】
ここでも図8はプリンタ401の処理手順を、図9はデジタルカメラ301の処理手順を示している。
【0059】
まず、図8のフローチャートに従ってプリンタ401の処理を説明する。
【0060】
デジタルカメラ301がUSBI/F412に接続される(接続を検出する)と(ステップS801)、デジタルカメラ301が無線通信手段を保持しているかを確認する要求をUSBI/F412を介して送信する(ステップS802)。そして、相手からの応答が受信されるのを待つ(ステップS803)。もし、応答が何もない場合は、接続されたデジタルカメラ301は有線・無線ダイレクトプリントに対応していないものと判断し、本処理を終了する。また、応答がある場合は、その応答内容を確認することで無線通信手段を有しているかを判断する(ステップS804)。もし、無線通信手段を有していると判断した場合は、デジタルカメラ301より、無線設定情報を取得し(ステップS805)、取得した無線設定情報をフラッシュROM413に登録する(ステップS806)。
【0061】
次に、図9のフローチャートに従い、デジタルカメラ301の処理を説明する。
【0062】
図9において、USBI/F312を介してプリンタ401への接続する(接続を検出する)と(ステップS901)、無線通信手段の有無を問い合わせる要求の受信待ちになる(ステップS902)。その要求を受信をすると、無線通信手段をもっているかの確認処理を行う(ステップS903)。もし、持っている場合は、無線通信手段をもっていることを示す情報を含む応答を送信する(ステップS904)。そして、デジタルカメラ301の無線設定情報をプリンタ401に送信する(ステップS905)。
【0063】
また、図8、9に従った場合、プリンタ401やストレージデバイス501が、図11Bに示すような形式のデータ(データ構造そのものは同じ)を記憶することになる。ただし、記憶する対象デバイスは、図示の如く、デジタルカメラ301となる点が図11Aと異なる。すなわち、プリンタ401やストレージデバイス501内には、複数のデジタルカメラ301の無線設定情報を記憶することになる。
【0064】
従って、デジタルカメラ301での撮像画像を、無線により印刷する、或いは、保存する処理は次のようになる。説明を簡単なものとするため、ここでは印刷について図13Bのフローチャートに従って説明することとする。ただし、図13Aと実質的に同じ処理については、同参照符号を付してある。
【0065】
なお、この無線による印刷を行うに際し、ユーザがデジタルカメラ301の電源をONにし、ユーザインタフェースを利用して、無線通信モード(アドホック、インフラストラクチャーの何れを設定しても良いが、デフォルトでは前回の通信モードとする)に設定しておく。このとき、プリンタ401との接続が確立していないので、表示部306には「接続待機中」などのメッセージを表示させている。
【0066】
さて、ユーザがプリンタ401のユーザインタフェースを利用し、無線による印刷を指示すると(ステップS1300')、表示部406及び操作部410で構成されるユーザインタフェースを利用し、登録されたデジタルカメラ301の一覧を表示し、その中の1つを選択させる(ステップS1301)。登録数が1つの場合には、その選択指示が無用で、その1つが選択されたものとする。
【0067】
次いで、通信モードとして、アドホックモード、インフラストラクチャモードのいずれか一方を選択する(ステップS1302)。この選択はユーザが選択するのではなく、予め設定された優先順位の高い方、もしくはデフォルトで設定されたモードを選択することで行う。ただし、個々のデジタルカメラ301毎に、前回利用した通信モードを記憶しておき、選択されたデジタルカメラ301の前回の通信モードを最初に検証するようにしてもよい。
【0068】
いずれにしても、一つの通信モードが選択されると、そのモードでのネットワーク接続及びデジタルカメラ301の探索を試みる(ステップS1303)。例えば、現在選択されているデバイスが、「CAMERA1」であって、選択された通信モードがインフラストラクチャモードである場合、インフラストラクチャモードのSSID「EIGYO」と暗号鍵「Sesami」を用いてネットワークに接続を試みる。
【0069】
IEEE802.11では、ネットワークを形成するデバイスはSSIDを保持する。SSIDはビーコンと呼ばれる報知情報の中に含まれ、インフラストラクチャモードの場合はアクセスポイントから発信される。新しく接続を試みる通信機器は、ビーコン情報をみることでネットワークが存在するかを確認できる。
そして、必要に応じてアクセスポイントと暗号鍵を使って認証する。
【0070】
これが失敗したと判断した場合(適当な時間内にアクノリッジがない場合)、現在選択された通信モードが正しくないと判断し、ステップS1308に進み、未選択のもう1つのモードが存在するか否かを判断し、もしそれが存在する場合にはそれを選択させ(ステップS1302)、上記処理を行う。
【0071】
また、2つのモードによる接続処理を行っても、接続失敗した場合には、ステップS1308の判断がNoとなり、本処理を終了、すなわち、接続失敗として無線印刷指示前の状態に戻る。
【0072】
一方、接続成功したと判断した場合、その接続成功したSSIDのネットワークに対して、ID情報をもっているデジタルカメラ301を検索するための要求をブロードキャストする(ステップS1305)。
【0073】
このブロードキャストに対して応答があれば、ステップS1307'に進んで、コネクションを確立したデジタルカメラ301からのデジタル画像の受信待ちに入り、受信した際にはその印刷を行う。
【0074】
一方、デジタルカメラ301側であるが、上記ステップS1305での通知内容を見て自身のIDと同じであれば、それに対するアクノリッジを返すことになる。すなわち、これによりプリンタ401との通信の確立が保証されることになるので、それまで表示していた「接続待機中」のメッセージの代りに、「接続確立しました。印刷する画像を選択し、xxボタンを押下して下さい」等のメッセージを表示し、印刷対象の画像の選択及び出力指示を行わせる。出力指示があると、その選択画像をプリンタ401に向けて送信することになる。
【0075】
以上の如く、第1の形態の変形例1によっても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することが可能になる。
【0076】
なお、上記例は、プリンタ401の処理であったが、ストレージデバイス501に適用する場合、図13BのステップS1307'では「画像受信・保存」となるだけである。また、ストレージデバイス501が有するストレージ502には、各カメラ名+シリアル番号ごとにディレクトリを用意し、その中に保存するようにすればよいであろう。保存する際のファイル名は、受信する日時情報を利用する等を行えば良いし、日時情報ごとにサブディレクトリを作成し、その中にデジタルカメラ301から通知されるファイル名で保存しても良い。
【0077】
また、上記例では、デジタルカメラ301で撮像画像を出力する際に、通信相手先デバイス(プリンタ401やストレージデバイス501)をユーザが指定する例を説明した。このとき、印刷であればプリンタ401を選択し、保存であればストレージデバイス501を選択することになるが、この順序は逆でも構わない。例えばユーザが印刷を目的とする指示を行った場合には、登録されているデバイスの中にプリンタ401が1つしか存在しない場合にはそのデバイスの選択作業は無くなる。これは保存時でも同様である。このためには、図11Aに示すテーブル中に登録された各デバイスの種別としてプリンタであるのか、ストレージデバイスであるのかを示す情報(1ビットで良いであろう)を新規に追加すれば良いであろう。プリンタ401、ストレージデバイス501はUSB接続した際に、デジタルカメラ301に通知する情報中に、その情報を含ませれば良い。
【0078】
かかる点のメリットは、個人ユースの場合、プリンタ401、ストレージデバイス501はせいぜい1台しか有することはないであろうから、撮像画像の出力する目的の選択とデバイスの選択が同時に行えることである。
【0079】
<第1の実施形態の変形例2>
次に、図12のフローチャートに従い、図10もしくは図8の無線設定情報を取得する工程(ステップS1005もしくはS805)とその設定情報を記憶する工程(ステップS1006もしくはS806)について、取得したID情報やネットワーク情報の値が自己の一覧に記憶されているかのチェックを加えることで、余分なデータ転送を減らし、データ格納処理を省く例を説明する。
【0080】
以下このフローチャートにしたがって説明を行うが、説明を簡単なものとするため、図10に代わる例を説明することとする(図8に変る処理は、以下の説明から当業者であれば容易に推察されよう)。
【0081】
図12において、確認応答を送信する(ステップS1204)までは図10のフローチャート(ステップS1004)と同一である。
【0082】
この送信後、ID情報を取得し(ステップS1205)、そのID情報が既に自己の一覧のなかに記憶されているか確認する(ステップS1206)。もし存在しない、すなわち、新規デバイスであると判断した場合には、ネットワーク情報を取得する(ステップS1207)。取得した設定情報は、フラッシュROMに記憶する。ここでは記憶を行う前に、使用者に確認するためのステップ(ステップS1208)を行っている。もし記憶を選択した場合は、設定情報が記憶される(ステップS1213)。もしID情報が記憶されている場合は、そのまま終了するか、通信相手のネットワーク情報と一致するか確認をするかという情報を表示する(ステップS1209)。ネットワーク情報の変更も確認する場合は、ネットワーク情報を取得し(ステップS1210)、変更がないかを確認する(ステップS1211)。自己の一覧の中に記憶されている場合と異なる値の場合は、上書きする旨の警告を画面上に表示する(ステップS1212)。もし、使用者が上書きを選択したら、一覧の同じID情報のネットワーク情報を上書きする(S1208)。
【0083】
図12に記載の一連の作業を行うことにより、一度USBケーブルを接続した相手デバイスと再度接続した場合(有線による印刷する場合も含む)には、同じ内容の情報を上書きする手間を省き処理を簡略化することができる。
【0084】
<第1の実施形態の変形例3>
次に、ID情報にさらに分類をつけることで、複数の通信機器の無線設定情報を登録する例について説明する。
【0085】
図14はデジタルカメラ301が、プリンタ401のID情報を取得したのち、その属性値(ID属性)を設定できるように拡張したフラッシュROM313に格納されている一覧テーブルである。ID属性には、一時利用か、通常利用か、また通常利用かつデフォルト利用か、などの情報が含まれる。たとえば、プリンタ名が「PIXUS 50I」と「BJ850」のID属性は通常利用になっており、かつ「PIXUS 50I」はデフォルトというID属性も備えている。このようにID属性に一致するものがある場合は、ネットワーク情報が一致して保存される。ここでは全ての通信モードについて同一の値になるように保存されているが、一部の通信モードだけを一致させることも可能である。
【0086】
図15は、ID属性を決定し、図14に示すような一覧表に登録するまでのデジタルカメラ301における制御シーケンスに関するフローチャートである。
【0087】
今まで述べて来た制御に従った形でUSBを介してID情報とネットワーク情報を取得する(ステップS1501)。ID情報から、その属性値を決定する。決定をする具体的な手段は、使用者がデジタルカメラ301のユーザインタフェースを用いて行ってもよいし、デジタルカメラ301もしくはプリンタ側でID情報がはじめて登録されるときは通常利用でデフォルトといった具合に、デジタルカメラ301が自動的につけることも可能である(ステップS1502)。ID属性を決定したのち、そのID属性を有する設定情報が一覧に記憶されているかを確認する(ステップS1503)。記憶されてない場合は、そのままの形で記憶する(ステップS1504)。もし記憶されている場合は、記憶されている設定情報のネットワーク情報の一部の通信モードもしくは全ての通信モードを、新しく登録する設定のネットワーク情報にコピーし(ステップS1505)、その設定情報をフラッシュROM313に記憶する(ステップS1506)。さらに、USBで通信しているプリンタ401、もしくはデジカメにも変更をしたネットワーク情報を送信する(ステップS1507)。
【0088】
図15に示される処理により、複数の無線通信装置をグループ化できる。通常、異なるSSIDは、異なる周波数帯でネットワークを構築するほうが効率がよい。このため、もしSSIDが異なると、デジタルカメラ301で撮像したデジタル画像をプリンタ401を使用して印刷したのちに、ストレージデバイス501にもその画像を保存しておきたいという状況において、周波数を切り替えたりする作業が発生する。しかし、図15に説明した一連の作業では、同一のグループでは、異なるSSIDを使用する必要性をなくし、周波数切り替え分の処理を削減できる。また、デフォルトといった設定をもうることで、デフォルトの無線通信装置と通信する場合は、表示部において、どの通信機器と通信するかという指定すら省くことが可能であるためより有線ケーブルと同じ感覚で使用することができる。
【0089】
<第1の実施形態の変形例4>
図16と図17では、デジタルカメラ301とプリンタ401とをUSBケーブルで接続することで、複数のアプリケーションが表示され、その一つに無線通信の設定をする場合の制御シーケンスを示す。
【0090】
これまでの説明では、USBケーブルで2つのデバイス(プリンタ401とデジタルカメラ301)を接続すると、無線設定のための処理がすぐに実行されていた。USBケーブルで印刷する機能をもったデジタルカメラ301やプリンタ401では、USBケーブルの結線だけは、それが無線の設定を行いたいのか、それとも印刷作業を行いたいのかが分からない。これを解決する手段について以下説明を行う。
【0091】
図16では、USBケーブルを接続してから、無線通信手段の有無を判断して、設定情報獲得のためのアプリケーションを起動する場合について述べる。
【0092】
まず、デジタルカメラ301がプリンタ401とUSBケーブルで接続されると(ステップS1601)、デジタルカメラ301は無線通信手段の有無を問い合わせる要求を受信待つ(ステップS1602)。この要求を受信すると、無線通信手段を有しているか確認し(ステップS1603)、もし持っている場合は、無線通信の設定をするための選択手段を画面上に表示する(S1604)。もし、設定を行うことを選択した場合は(S1605)、ID情報とネットワーク情報とをプリンタ401より取得し(ステップS1606)、その設定情報を記憶する(ステップS1607)。
【0093】
図17は他の例である。同図では、デジタルカメラ301をプリンタ401にUSBケーブルで接続してから、無線通信手段の有無だけでなく、ID情報までを確認して、設定情報獲得のためのアプリケーションを起動する場合について述べる。
【0094】
まず、デジタルカメラ301がプリンタ401とUSBケーブルで接続されると(ステップS1701)、デジタルカメラ301は無線通信手段の有無を問い合わせる要求の受信を待つ(ステップS1702)。この要求を受信すると、無線通信手段を有しているか確認し(ステップS1703)する。もし持っている場合は、無線通信手段を有していることを示す情報を含む確認応答を送信する(ステップS1704)。引き続き、ID情報をプリンタ401より獲得し(ステップS1705)、そのID情報が自己の一覧のなかに記憶されているかを確認する(ステップS1706)。もし既に保存されている場合は、そのまま終了し、保存されていない場合は、無線通信の設定をするための選択手段を画面上に表示する(ステップS1707)。もし選択された場合は(ステップS1708)、ネットワーク情報をプリンタ401より取得し(ステップS1709)、その設定情報を記憶する(ステップS1710)。
【0095】
図16と図17に記載の一連の処理によって、プリントとデジタルカメラ301とをUSBケーブルで接続した際、その目的が印刷、無線通信の設定のいずれであっても、それをユーザが選択することができ、これによって余分な処理を減らすことが可能となる。
【0096】
<第1の実施形態の変形例5>
以上説明した実施形態並びに変形例では、ID情報及びネットワーク情報のフラッシュROMへの記憶するタイミングがUSB接続時の初期段階であったが、無線でのプリンタ検索処理とプリントアウトを終了したのちに行うことも可能である。
【0097】
図27に、プリントアウト処理を終了したのちに、無線設定情報を記憶するかどうかを選択できるフローチャートについて説明する。
【0098】
図27において、まず図10のステップSS1001からS1005までステップを行い無線設定情報の獲得する(ステップS2701)。その後、図13に示すようなプリンタ検索処理を行い(ステップS2702)、探索が成功し所望のプリンタが見つかった場合は(ステップS2703)、プリントアウト処理を行う(ステップS2704)。正常にプリンタが使えることを確認したのちに、使用した無線設定情報を記憶するかどうかを選ぶ(ステップS2705)。もし、記憶する場合において、さらにインフラストラクチャモードとアドホックモードの両方の設定を記憶するのか、それとも接続に成功した通信モードのみを記憶するのか選べるようにしてもよい(ステップS2706)。
【0099】
図27に記載の一連の処理によって、USBで設定した情報で本当に無線通信が確立できるかどうかを確認したのちにフラッシュROMに書き込むことができる。また、必要な通信モードだけを選択することができるので、フラッシュROMの領域も節約できる。
【0100】
さらに、図15のフローチャートにおいてID属性で一時利用としたのと同様、一時利用による処理が終了したらフラッシュROMに残したくないような場合も、ステップS2705で記憶しないを選択することにより可能である。
【0101】
<第2の実施形態>
第1の実施形態及びその変形例では、USBケーブルを用いて無線通信システムの初期設定を簡便に行う方法を説明した。第2の実施形態では、脱着可能な記憶媒体(例えば、メモリカード)を用いて無線通信システムの初期設定を簡便に行う方法を説明する。
【0102】
図18(A)および図18(B)を参照し、第2の実施形態における無線通信システムの概要を説明する。図18(A)は、プリンタ401にメモリカード1801を挿入して、プリンタ401で無線設定情報(図11A又は図14に示すID情報及びネットワーク情報を含む)を書き込む。そして、図18(B)に示す如く、今度はデジタルカメラ301に挿入することで無線設定情報が伝達される様子を示している。これは、ちょうど第1の実施形態における図7、図10と対応関係にあることが分かるであろう。また、まず、デジタルカメラ301にメモリカード1801を挿入し、無線設定情報(図11Bに示すID情報及びネットワーク情報を含む)を書き込ませ、その後メモリカード1801をプリンタ401のメモリカードスロットに差し込み、プリンタ401に登録するようにしても良い。これは、図8、図9に対応する。
【0103】
以下では、プリンタ401側で必要な無線設定情報をメモリカード1801に書き込み、それをデジタルカメラ301で読み出し、デジタルカメラ301のフラッシュROM313に登録する例を説明する。
【0104】
次に、図19のフローチャートを参照し、第2の実施形態におけるプリンタ401の処理手順を説明する。
【0105】
メモリカード1801がメモリカードI/F408に接続されたことを検出し(ステップS1901)、且つ、ユーザの指示を検出した後(ステップS1902)、CPU415はメモリカードI/F408を介してメモリカード1801に無線設定情報(図11A又は図14に示すID情報及びネットワーク情報を含む)を書き込む(ステップS1903)。なお、ステップS1902の処理は、メモリカード1801が挿入されたら自動で行う処理に変更することも可能である。
【0106】
次に、図20のフローチャートを参照し、第2の実施形態におけるデジタルカメラ301の処理手順を説明する。
【0107】
CPU315は、メモリカード1801がメモリカードI/F308に接続されたことを検出した後(ステップS2001)、メモリカード1801に無線設定情報が存在するか否かを判定する(ステップS2002)。メモリカード1801に無線設定情報が存在する場合、CPU315は、無線設定情報を読み出し(ステップS2003)、読み出した無線設定情報をフラッシュROM313に登録し、登録した無線設定情報に従って初期設定を行う(ステップS2004)。なお、この書き込みが完了したとき、メモリカード1801に記憶されていた無線設定情報を削除することが望ましい。その理由は、メモリカード1801を、無線通信機能をサポートする他のデジタルカメラにセットすると、そのデジタルカメラまでもがプリンタ401を無線で利用することができるためである。無線設定情報をフラッシュROM313に登録した後、CPU315は、無線設定情報に従って初期設定を行う。
【0108】
このように、第2の実施形態における無線通信システムによれば、メモリカード1801を用いて初期設定を簡便に行うことができる。これにより、使用者はSSIDを意識する必要がなく、また暗号鍵の設定などもしなくてよくなる。
【0109】
なお、第2の実施形態における印刷や保存等の処理は第1の実施形態もしくはその変形例に従うものである。従って、第2の実施形態では、それらの説明を省略する。また、第2の実施形態は、デジタルカメラ301とプリンタ401とから構成される無線通信システムに限るものではなく、デジタルカメラ301とストレージデバイス501とから構成される無線通信システムにおいても実現可能である。
【0110】
<第2の実施形態の変形例>
図21を参照し、第2の実施形態の変形例を説明する。まず、デジタルカメラ301のCPU315は、使用者の指示に従って書き込み要求(無線設定情報をメモリカード2101に書き込むことをプリンタ401に要求する情報)をメモリカード2101に書き込む。メモリカード2101がプリンタ401に装着されると、CPU415は、書き込み要求の有無を判定し、書き込み要求がある場合には無線設定情報(図11A又は図14に示すID情報及びネットワーク情報を含む)をメモリカード2101に書き込むとともに、書き込み要求をメモリカード2101から削除する(換言すれば、書き込み要求がない場合には、無線設定情報の書き込みは行わない)。そして、無線設定情報が書き込まれたメモリカード2101をデジタルカメラ301に再度挿入すると、CPU315は、メモリカード2101から読み込んだ無線設定情報をフラッシュROM313に登録し、登録した無線設定情報に従って初期設定を行う。
【0111】
図22のフローチャートを参照し、第2の実施形態の変形例におけるデジタルカメラ301の処理手順を説明する。
【0112】
メモリカード2101の接続を検出し(ステップS2201)、使用者の指示を受け付けた後(ステップS2202)、CPU315は、書き込み要求をメモリカード2101に書き込む(ステップS2203)。再びメモリカード2101の接続を検出した後、CPU315は、メモリカード2101から無線設定情報(図11A又は図14に示すID情報及びネットワーク情報を含む)を読み込み(ステップS2204)、読み込んだ無線設定情報をフラッシュROM313に登録し、登録した無線設定情報に従って初期設定を行う(ステップS2205)。さらに、CPU315は、無線設定情報をメモリカード2101から削除する。
【0113】
図23のフローチャートを参照し、第2の実施形態の変形例におけるプリンタ401の処理手順を説明する。
【0114】
メモリカード2101の接続を検出した後(ステップS2301)、CPU415は、メモリカード2101に書き込み要求情報が存在するかを判断する(ステップS2302)。書き込み要求が存在する場合、CPU415は、無線設定情報(図11A又は図14に示すID情報及びネットワーク情報を含む)をメモリカード2101に書き込むとともに、書き込み要求をメモリカード2101から削除する(ステップS2303)。
【0115】
このように、第2の実施形態の変形例における無線通信システムによれば、メモリカード1801を用いて初期設定を簡便に行うことができる。これにより、使用者はSSIDを意識する必要がなく、また暗号鍵の設定などもしなくてよくなる。また、図19と図20と比べて、必要な処理手順は増加するが、プリンタ401にメモリカード2101が挿入されたときに、書き込み要求があるときだけ、無線設定情報をメモリカードに書き込めばよいので処理の負荷が減る。また、デジタルカメラ301において、書き込み要求を書き込んだ後、次にメモリカード2101が挿入されたときだけ、無線設定情報を読み取る処理を行えばよいので処理が軽減される。
【0116】
なお、第2の実施形態の変形例は、デジタルカメラ301とプリンタ401とから構成される無線通信システムに限るものではなく、デジタルカメラ301とストレージデバイス501とから構成される無線通信システムにおいても実現可能である。
【0117】
<第3の実施形態>
第1の実施形態及びその変形例では、USBケーブルを用いて無線通信システムの初期設定を簡便に行う方法を説明した。また、第2の実施形態及びその変形例では、脱着可能な記憶媒体(例えば、メモリカード)を用いて無線通信システムの初期設定を簡便に行う方法を説明した。第3の実施形態では、脱着可能な記憶媒体(例えば、メモリカード)と無線通信の両方を用いて無線通信システムの初期設定を簡便に行う方法を説明する。
【0118】
図24を参照し、第3の実施形態における通信システムの概要を説明する。まず、デジタルカメラ301のメモリカードI/F308に着脱可能な記憶媒体であるメモリカード2401を接続する。デジタルカメラ301のCPU315は、一時的にしか利用できない第1無線設定情報をメモリカード2401に記録する。次に、メモリカード2401をプリンタ401のメモリカードI/F408に接続する。プリンタ401のCPU415は、メモリカード2401に記憶された第1無線設定情報を読み出し、読み出した第1無線設定情報に従ってデジタルカメラ301とプリンタ401との間に一時的なコネクションを確立し、確立したコネクションを介して初期設定に必要な第2無線設定情報をデジタルカメラ301に送信する。第2無線設定情報の送信が正常に完了した後、CPU415は、メモリカード2401から第1無線設定情報を削除するとともに、一時的にコネクションを開放する。デジタルカメラ301は、プリンタ401から送信された第2無線設定情報を受信し、受信した第2無線設定情報をフラッシュROM313に登録する。さらに、デジタルカメラ301は、第2無線設定情報に従って初期設定を行う。これ以降の処理は第1の実施形態と同じであり、第2無線設定情報を用いて行われる。
【0119】
次に、図25のフローチャートを参照し、第3の実施形態におけるデジタルカメラ301の処理手順を説明する。
【0120】
CPU315は、メモリカードI/F308にメモリカード2401が接続されたことを検出した後(ステップS2501)、一時的にしか利用できない第1無線設定情報をメモリカード2401に記録し(ステップS2502)、プリンタ401からの無線通信を待機する(ステップS2503)。
【0121】
CPU315は、デジタルカメラ301とプリンタ401と間に一時的なコネクションを確立した後、プリンタ401から初期設定に必要な第2無線設定情報(図11A又は図14に示すID情報及びネットワーク情報を含む)を受信し(ステップS2504)、受信した第2無線設定情報をフラッシュROM313に登録し、第2無線設定情報に従って初期設定を行う(ステップS2505)。
【0122】
次に、図26のフローチャートを参照し、第3の実施形態におけるプリンタ401の処理手順を説明する。
【0123】
CPU415は、メモリカードI/F408にメモリカード2401が接続されたことを検出した後(ステップS2601)、メモリカード2401に第1無線設定情報が存在するか否かを判定する(ステップS2602)。第1無線設定情報が存在する場合、CPU415は、メモリカード2401から第1無線設定情報を読み出し(ステップS2603)、読み出した第1無線設定情報に従ってデジタルカメラ301とプリンタ401との間に一時的なコネクションを確立する(ステップS2604)。一時的なコネクションの確立に成功した場合(ステップS2605)、CPU415は、初期設定に必要な第2無線設定情報(図11A又は図14に示すID情報及びネットワーク情報を含む)をデジタルカメラ301に送信する(ステップS2606)。第2無線設定情報の送信が正常に完了した後、CPU415は、メモリカード2401から第1無線設定情報を削除するとともに、一時的にコネクションを開放する。
【0124】
このように、第3の実施形態における無線通信システムによれば、メモリカード2401と無線通信の両方を用いて初期設定を簡便に行うことができる。これにより、使用者はSSIDを意識する必要がなく、また暗号鍵の設定などもしなくてよくなる。
【0125】
なお、第3の実施形態は、デジタルカメラ301とプリンタ401とから構成される無線通信システムに限るものではなく、デジタルカメラ301とストレージデバイス501とから構成される無線通信システムにおいても実現可能である。
【0126】
また、図24において、デジタルカメラ301とプリンタ401との関係を逆にしても良いのは勿論である。
【0127】
また、第1乃至第3の実施形態では、無線及び有線通信可能なデバイスとしてデジタルカメラ、プリンタ、ストレージデバイスを例にして説明したが、処理対象となる情報を送信するデバイスと、その情報を受信し印刷、保存といった処理を行うデバイスについて適用できるものであるから、本発明は上記のようなデジタルカメラ、プリンタ、ストレージデバイスに限定されるものではない。
【0128】
また、上記では、3つの実施形態について説明したが、それぞれが単独の技術として捕らえられるのは勿論のこと、第1乃至第3の実施形態で説明した機能を全て含むようにしても良いのは勿論である。
【0129】
例えば、第1の実施形態での機能を実現する際にはデジタルカメラ301とプリンタ401とを有線接続することが必要になるが、たまたまそのケーブル(実施形態ではUSBケーブル)を持ち合わせていない場合には、第2の実施形態、第3の実施形態が機能で実現できるようになる。すなわち、上記第1乃至第3の実施形態での機能のいずれかを適応的に機能させることが望ましい。
【0130】
以上説明してきたように第1乃至第3の実施形態によれば、無線通信装置は無線通信手段
の有無を有線通信手段や、取り外し可能な記憶媒体への記憶手段を用いることにより確認する手段を有し、もし無線手段を有する場合は、無線設定情報を有線通信や取り外し可能な記憶媒体により取得することで、特定の無線通信装置間で、煩雑な設定、操作を行うことなく、簡単な作業で、無線通信を行う初期設定ができる。
【0131】
また、無線設定情報として、ネットワーク接続に必要なネットワーク接続情報と、機器に依存したID情報を用いることで、無線通信装置の検出をユーザにネットワーク識別子であるSSIDや暗号鍵の存在を意識せずに利用でき、さらにはプリンタとデジタルカメラなど特定の二者間で無線通信を使用する場合は、相手機器の指定すらなくすことを可能にし、USBケーブルで行っているのと同様の操作のみで無線の利点を利用できるという効果をもつ。
【0132】
さらに有線通信を用いる場合の付加的な効果として、無線通信の初期設定を行う以外の目的で有線通信を利用して他のアプリケーションを動作させているような環境において、お互いが無線通信手段を有してさえいれば、自動的に無線通信の設定もなされるなどの利点がある。
【0133】
さらに通信したい特定の二者間を有線ケーブルで接続することは、ユーザにとって直感的に二つの結合を行ったことを意味し分かりやすい。
【0134】
【発明の効果】
本発明によれば、無線通信システムの初期設定を簡便なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線通信装置のアドホックネットワーク構成図である。
【図2】無線通信装置のインフラストラクチャーネットワーク構成図である。
【図3】第1、第2および第3の実施形態におけるデジタルカメラのブロック構成図である。
【図4】第1、第2および第3の実施形態におけるプリンタのブロック構成図である。
【図5】第1、第2および第3の実施形態におけるストレージデバイスのブロック構成図である。
【図6】第1の実施形態における無線通信システムの概要を示す図である。
【図7】第1の実施形態におけるプリンタの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第1の実施形態の変形例1におけるプリンタの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施形態の変形例1におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施形態におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図11A】第1の実施形態におけるデジタルカメラに記憶される情報の構造を示す図である。
【図11B】第1の実施形態の変形例1におけるプリンタに記憶される情報の構造を示す図である。
【図12】第1の実施形態の変形例2における登録処理に関する処理手順を示すフローチャートである。
【図13A】第1の実施形態におけるデジタルカメラの画像送信処理を示すフローチャートである。
【図13B】第1の実施形態の変形例1におけるプリンタの画像印刷処理を示すフローチャートである。
【図14】第1の実施形態の変形例3におけるデジタルカメラに記憶される情報の構造を示す図である。
【図15】第1の実施形態の変形例3における登録処理に関する処理手順を示すフローチャートである。
【図16】第1の実施形態の変形例4におけるデジタルカメラにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図17】第1の実施形態の変形例4におけるデジタルカメラにおける他の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】第2の実施形態における無線通信システムの概要を示す図である。
【図19】第2の実施形態におけるプリンタ側の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】第2の実施形態におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図21】第2の実施形態の変形例1における無線通信システムの概要を示す図である。
【図22】第2の実施形態の変形例1におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図23】第2の実施形態の変形例1におけるプリンタの処理手順を示すフローチャートである。
【図24】第3の実施形態における無線通信システムの概要を示す図である。
【図25】第3の実施形態におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図26】第3の実施形態におけるプリンタの処理手順を示すフローチャートである。
【図27】第1の実施形態の変形例5におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図28】従来の無線通信装置の制御処理手順を示すフローチャートである。
【図29】従来の無線通信装置の制御処理手順を示すフローチャートである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for setting wireless communication between devices having a wireless communication function.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in wire communication, a standard that can be used immediately by connecting various devices with a cable (cable), and a product that implements the standard have appeared. For example, PictBridge (CIPA DC-001) has been standardized, which enables printing by connecting a digital camera and a printer with a USB (Universal Serial Bus) cable. With digital cameras and printers that use this standard, the printer is ready for printing when it is connected via USB, and then the user interface of the digital camera (the digital camera has a liquid crystal display and a monitor for confirming captured images) It is possible to perform a printing operation simply by designating an image to be printed in (provided with various keys).
[0003]
On the other hand, there is an increasing demand for wireless transmission of information that has been performed by wire, and wireless communication has begun to be used for communication between peripheral devices such as digital cameras, storages, and printers. Wireless communication eliminates the need for cable laying, increases the degree of freedom of the setting location of each device, and improves portability.
[0004]
Hereinafter, a conventional wireless communication apparatus connection method will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a configuration example of a wireless communication system that enables data transmission using wireless communication means. In the figure, digital cameras (101 to 103) are equipped with a wireless communication function, and perform data transmission between digital cameras or printers (104 to 105) using wireless communication means. It is possible.
[0005]
In the configuration example shown in FIG. 1, when a wireless LAN ad hoc mode (mode for direct communication not via a relay station) based on IEEE802.11 is used as a wireless communication means, a printer to transmit data from a digital camera is searched. The conventional method at that time is shown as a flowchart in FIG. Here, a flowchart in the case of bringing a new digital camera into an existing ad hoc mode wireless LAN communication system and connecting to a printer is shown.
[0006]
In FIG. 28, when the digital camera is connected to the printer in the ad hoc mode, first, an SSID (Service Set Identifier) is set in the digital camera (step S2801) to prevent wiretapping in wireless communication as necessary. Is set (step S2802), an ad hoc mode as a wireless communication mode is set (step S2803), and a device on the wireless network is searched (step S2804). Then, a printer desired to be printed is selected from devices on the wireless network (step S2805), and wireless communication is established.
[0007]
Further, in the configuration example shown in FIG. 2, even when an IEEE802.11-compliant wireless LAN infrastructure mode (indirect communication mode via a relay station) is used as the wireless communication means, step S2803 is set to the infrastructure mode. By doing so, it is possible to similarly search and select a printer.
[0008]
In the method used in recent OS, for example, Microsoft's WindowsXP (registered trademark), the user creates a list by scanning the network instead of setting the SSID, and the user selects one of them. To do. FIG. 29 illustrates a procedure for connecting the digital camera to the printer in the ad hoc mode.
[0009]
First, the digital camera sets a list of SSIDs by network scanning (step S2901), and selects one SSID from the list (step S2902). If necessary, an encryption key for preventing wiretapping in wireless communication is set (step S2903), and a device on the wireless network is searched (step S2904). Then, a printer to be printed is selected from devices on the wireless network (step S2905), and wireless communication is established.
[0010]
In addition, as in Patent Document 1, there is also a proposal of a method in which a user creates a preference in advance and automatically tries to connect to an SSID discovered by performing a network scan based on the preference.
[Patent Literature]
JP 2002-344458 A
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional example, since the setting of the SSID and the encryption key is complicated, there is a problem that the initial setting of the wireless communication system is not easy.
[0012]
Even in the method of using the preference proposed in Patent Document 1, it is necessary to know in advance which SSID and encryption key to use, and the preference is created based on that knowledge. In order to establish a communication path, the user needs to set an encryption key.
[0013]
The present invention addresses this issue and aims to provide a technique for simplifying the initial setting of a wireless communication system.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
An imaging apparatus according to the present invention includes wireless communication means for performing wireless communication with an image processing apparatus, connection means for connecting a removable storage medium, When the removable storage medium is connected to the connection means and the user's instruction is accepted, the wireless setting information of the image processing apparatus is written to the removable storage medium. Control is performed to write a write request, which is information for requesting, to the removable storage medium, and the wireless setting information is written The removable storage medium is connected to the connection means; ing Case Is ,in front No description Obtain line setting information from the removable storage medium To control Control means and storage means for storing the wireless setting information acquired from the removable storage medium, the control means using the wireless setting information acquired from the removable storage medium The initial setting necessary for wireless communication with the image processing apparatus is performed.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0016]
In each embodiment, a method for simplifying the initial setting of a wireless communication system including an imaging apparatus (such as a digital camera) and an image processing apparatus (such as a printer or a storage device) will be described in detail. In the first embodiment, a method for simplifying the initial setting of a wireless communication system using a communication cable will be described. In the second embodiment, a method for simplifying the initial setting of a wireless communication system using a removable storage medium (for example, a memory card) will be described. In the third embodiment, a method for simplifying the setting of the wireless communication system using both the storage medium and the wireless communication will be described. In each embodiment, setting information necessary for initial setting of the wireless communication system is referred to as “wireless setting information”.
[0017]
<First Embodiment>
In the first embodiment, a method for simplifying the initial setting of a wireless LAN system compliant with IEEE802.11 composed of a digital camera and a printer or a storage device using a USB (Universal Serial Bus) cable will be described. In IEEE802.11, there are a plurality of communication modes (ad hoc mode and infrastructure mode) depending on the communication form. Hereinafter, each communication mode will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
[0018]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration example of a wireless communication system that enables data transmission using wireless communication means. In FIG. 1,
[0019]
FIG. 2 is a diagram showing another configuration example of a wireless communication system that enables data transmission using wireless communication means. In FIG. 2, the
[0020]
First, the digital camera, printer, and storage in the first embodiment will be described in order.
[0021]
FIG. 3 is a functional block diagram of the
[0022]
The
[0023]
The wireless
[0024]
FIG. 4 is a functional block diagram of the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The wireless
[0028]
The USB I /
[0029]
FIG. 5 is a functional block diagram showing functional blocks of the
[0030]
The
[0031]
The wireless
[0032]
The configurations of the
[0033]
FIG. 6 is a diagram illustrating an overview of the wireless communication system according to the first embodiment. In the first embodiment, a mode in which an initial setting of a wireless communication system including a
[0034]
With reference to FIG. 7, the processing procedure of the
[0035]
After detecting that the
[0036]
A processing procedure of the
[0037]
In FIG. 10, when the
[0038]
Next, the wireless setting information will be described in more detail with reference to FIG. 11A. The figure shows an example of wireless setting information stored in the
[0039]
The wireless setting information 1101 is roughly divided into ID information 1102 and network information 1103. The ID information 1102 includes device-specific information such as a
[0040]
The first device has the name “PIXUS 50I” as the printer name (not limited to the printer name, but the digital camera name and storage name can be freely set by the user), and the serial number is “890456”. It has a number. The network information includes ad hoc mode information and infrastructure mode information, and the ad hoc mode information includes an SSID and an encryption key. Similarly, the infrastructure mode information has an SSID and an encryption key. Information on both communication modes need not be registered, and either one of them may be registered. The
[0041]
FIG. 11A shows an example of a result of USB (wired) connection between one
[0042]
As described above, according to the
[0043]
Next, image transmission processing executed in the
[0044]
First, the user selects an image to be output on the operation screen of the
[0045]
Next, if a plurality of output devices (three in the case of FIG. 11A) are registered, which device to use is selected (step S1301). The operations in step S1300 and step S1301 are performed by the user using the user interface of the
[0046]
If there is only one registered device, it may be considered as a selection target. That is, the number of registered devices is counted to determine whether it is one or more. If there is only one, the selection process by the user in step S1301 is skipped, and the following process is performed assuming that the device is selected.
[0047]
Next, either the ad hoc mode or the infrastructure mode is selected as the communication mode (step S1302). This selection is not performed by the user, but by selecting a preset higher priority order or a mode set by default. However, since it is rare that the installation environment of the
[0048]
In any case, when one communication mode is selected, network connection and device search in that mode are attempted (step S1303). For example, when the currently selected device is “PIXUS 50I” and the selected communication mode is the infrastructure mode, the SSID “Home” in the infrastructure mode and the encryption key “Sesami” are used to connect to the network. Try to connect.
[0049]
In IEEE 802.11, the devices forming the network hold the SSID. The SSID is included in broadcast information called a beacon, and is transmitted from the access point in the infrastructure mode. A communication device newly trying to connect can check whether a network exists by looking at the beacon information.
Then, authentication is performed using an access point and an encryption key as necessary.
[0050]
If it is determined that this has failed (when there is no acknowledgment within an appropriate time), it is determined that the currently selected communication mode is not correct, and the process proceeds to step S1308 to determine whether there is another unselected mode. If it exists, it is selected (step S1302), and the above processing is performed.
[0051]
If the connection fails in the two modes and the connection fails, the determination in step S1308 is NO and the process ends.
[0052]
On the other hand, if it is determined that the connection is successful, a request for searching for a communication device having ID information is broadcast to the network of the SSID that has been successfully connected (step S1305). At this time, the information on the corresponding position in the
[0053]
If there is a response to this broadcast, the process proceeds to step S1307, and the digital image selected in step S1300 is transmitted to the device that has responded.
[0054]
If there is no response after an appropriate time in step S1306, the process proceeds to step S1308 to change the current communication mode.
[0055]
Thus, according to the wireless communication system in the first embodiment, the initial setting can be easily performed using the USB cable. As a result, the user does not need to be aware of the SSID and does not need to set an encryption key.
[0056]
Note that the first embodiment is not limited to a wireless communication system including the
[0057]
<Variation 1 of the first embodiment>
In the first embodiment, when the
[0058]
8 shows the processing procedure of the
[0059]
First, the processing of the
[0060]
When the
[0061]
Next, processing of the
[0062]
In FIG. 9, when connecting to the
[0063]
8 and 9, the
[0064]
Accordingly, the processing for printing or saving the image captured by the
[0065]
When performing this wireless printing, the user may turn on the
[0066]
When the user uses the user interface of the
[0067]
Next, either the ad hoc mode or the infrastructure mode is selected as the communication mode (step S1302). This selection is not performed by the user, but by selecting a preset higher priority order or a mode set by default. However, the communication mode used last time may be stored for each
[0068]
In any case, when one communication mode is selected, network connection and search for the
[0069]
In IEEE 802.11, the devices forming the network hold the SSID. The SSID is included in broadcast information called a beacon, and is transmitted from the access point in the infrastructure mode. A communication device newly trying to connect can check whether a network exists by looking at the beacon information.
Then, authentication is performed using an access point and an encryption key as necessary.
[0070]
If it is determined that this has failed (when there is no acknowledgment within an appropriate time), it is determined that the currently selected communication mode is not correct, and the process advances to step S1308 to determine whether there is another unselected mode. If it exists, it is selected (step S1302), and the above processing is performed.
[0071]
In addition, even if the connection processing in the two modes is performed, if the connection fails, the determination in step S1308 is No, and this processing ends, that is, returns to the state before the wireless printing instruction as a connection failure.
[0072]
On the other hand, if it is determined that the connection is successful, a request for searching for the
[0073]
If there is a response to this broadcast, the process proceeds to step S1307 ′ to enter a waiting state for receiving a digital image from the
[0074]
On the other hand, on the
[0075]
As described above, also according to the first modification of the first embodiment, it is possible to achieve the same operational effects as those of the first embodiment.
[0076]
The above example is the processing of the
[0077]
In the above example, the example in which the user designates the communication partner device (the
[0078]
The advantage of this point is that in the case of personal use, since there will be at most one
[0079]
<Modification 2 of the first embodiment>
Next, according to the flowchart of FIG. 12, the acquired ID information and network for the step (step S1005 or S805) of acquiring the wireless setting information of FIG. 10 or FIG. 8 and the step of storing the setting information (step S1006 or S806). An example will be described in which extra data transfer is reduced and data storage processing is omitted by checking whether information values are stored in its own list.
[0080]
In the following, description will be made according to this flowchart, but in order to simplify the description, an example in place of FIG. 10 will be described (the processing changed to FIG. 8 is easily inferred by those skilled in the art from the following description). Let ’s)
[0081]
In FIG. 12, the process until the confirmation response is transmitted (step S1204) is the same as that in the flowchart (step S1004) in FIG.
[0082]
After this transmission, ID information is acquired (step S1205), and it is confirmed whether the ID information is already stored in its own list (step S1206). If it is determined that it does not exist, that is, it is a new device, network information is acquired (step S1207). The acquired setting information is stored in the flash ROM. Here, a step (step S1208) for confirming with the user is performed before storing. If storage is selected, setting information is stored (step S1213). If ID information is stored, information indicating whether to end the process as it is or to confirm whether it matches the network information of the communication partner is displayed (step S1209). When confirming the change of the network information, the network information is acquired (step S1210), and it is confirmed whether there is any change (step S1211). If the value is different from the value stored in the self-list, a warning to overwrite is displayed on the screen (step S1212). If the user selects overwrite, the network information of the same ID information in the list is overwritten (S1208).
[0083]
By performing a series of operations shown in FIG. 12, when reconnecting to a partner device to which a USB cable has been connected once (including when printing by wire), the process of overwriting the same information is saved. It can be simplified.
[0084]
<Modification 3 of the first embodiment>
Next, an example of registering wireless setting information of a plurality of communication devices by further classifying ID information will be described.
[0085]
FIG. 14 is a list table stored in the
[0086]
FIG. 15 is a flowchart regarding a control sequence in the
[0087]
ID information and network information are acquired via the USB in accordance with the control described so far (step S1501). The attribute value is determined from the ID information. The specific means for making the determination may be performed by the user using the user interface of the
[0088]
A plurality of wireless communication devices can be grouped by the processing shown in FIG. Normally, different SSIDs are more efficient when building networks in different frequency bands. For this reason, if the SSID is different, the digital image captured by the
[0089]
<Modification 4 of the first embodiment>
16 and 17 show a control sequence in the case where a plurality of applications are displayed by connecting the
[0090]
In the description so far, when two devices (the
[0091]
FIG. 16 describes a case where an application for acquiring setting information is started after determining the presence or absence of wireless communication means after connecting a USB cable.
[0092]
First, when the
[0093]
FIG. 17 shows another example. In the figure, a case will be described in which after the
[0094]
First, when the
[0095]
When the print and the
[0096]
<Modification 5 of the first embodiment>
In the embodiment and the modification described above, the timing for storing the ID information and the network information in the flash ROM is the initial stage at the time of USB connection, but is performed after the wireless printer search process and the printout are completed. It is also possible.
[0097]
FIG. 27 illustrates a flowchart for selecting whether to store wireless setting information after the printout process is completed.
[0098]
In FIG. 27, first, steps SS1001 to S1005 in FIG. 10 are performed to acquire wireless setting information (step S2701). Thereafter, printer search processing as shown in FIG. 13 is performed (step S2702). If the search is successful and a desired printer is found (step S2703), printout processing is performed (step S2704). After confirming that the printer can be used normally, it is selected whether to store the used wireless setting information (step S2705). In the case of storing, it may be further possible to select whether to store the settings of both the infrastructure mode and the ad hoc mode or only the communication mode that has been successfully connected (step S2706).
[0099]
With the series of processes shown in FIG. 27, it is possible to write in the flash ROM after confirming whether wireless communication can be really established with the information set by USB. Further, since only the necessary communication mode can be selected, the flash ROM area can be saved.
[0100]
Further, as in the case of the temporary use with the ID attribute in the flowchart of FIG. 15, it is possible to select not to store in step S <b> 2705 even if it is not desired to leave the data in the flash ROM after the temporary use process is completed.
[0101]
<Second Embodiment>
In the first embodiment and the modifications thereof, the method for easily performing the initial setting of the wireless communication system using the USB cable has been described. In the second embodiment, a method for simply performing initial setting of a wireless communication system using a removable storage medium (for example, a memory card) will be described.
[0102]
With reference to FIG. 18 (A) and FIG. 18 (B), the outline | summary of the radio | wireless communications system in 2nd Embodiment is demonstrated. 18A, the
[0103]
Hereinafter, an example will be described in which wireless setting information necessary on the
[0104]
Next, the processing procedure of the
[0105]
After detecting that the
[0106]
Next, a processing procedure of the
[0107]
After detecting that the
[0108]
As described above, according to the wireless communication system in the second embodiment, the initial setting can be easily performed using the
[0109]
Note that processing such as printing and storage in the second embodiment is in accordance with the first embodiment or its modification. Therefore, those descriptions are omitted in the second embodiment. Further, the second embodiment is not limited to a wireless communication system including the
[0110]
<Modification of Second Embodiment>
A modification of the second embodiment will be described with reference to FIG. First, the
[0111]
With reference to the flowchart of FIG. 22, a processing procedure of the
[0112]
After detecting the connection of the memory card 2101 (step S2201) and accepting a user instruction (step S2202), the
[0113]
With reference to the flowchart of FIG. 23, the processing procedure of the
[0114]
After detecting the connection of the memory card 2101 (step S2301), the
[0115]
Thus, according to the wireless communication system in the modification of the second embodiment, the initial setting can be easily performed using the
[0116]
Note that the modification of the second embodiment is not limited to a wireless communication system including the
[0117]
<Third Embodiment>
In the first embodiment and the modifications thereof, the method for easily performing the initial setting of the wireless communication system using the USB cable has been described. Further, in the second embodiment and the modifications thereof, the method for simply performing the initial setting of the wireless communication system using a removable storage medium (for example, a memory card) has been described. In the third embodiment, a method for simply performing initial setting of a wireless communication system using both a removable storage medium (for example, a memory card) and wireless communication will be described.
[0118]
With reference to FIG. 24, an outline of a communication system according to the third embodiment will be described. First, a
[0119]
Next, the processing procedure of the
[0120]
After detecting that the
[0121]
The
[0122]
Next, a processing procedure of the
[0123]
After detecting that the
[0124]
As described above, according to the wireless communication system of the third embodiment, the initial setting can be easily performed using both the
[0125]
Note that the third embodiment is not limited to a wireless communication system including the
[0126]
In FIG. 24, the relationship between the
[0127]
In the first to third embodiments, the digital camera, the printer, and the storage device are described as examples of devices capable of wireless and wired communication. However, the device that transmits information to be processed and the information are received. Therefore, the present invention is not limited to the digital camera, printer, and storage device as described above.
[0128]
In the above description, the three embodiments have been described. However, it goes without saying that each of them may be regarded as a single technique and that all the functions described in the first to third embodiments may be included. is there.
[0129]
For example, when realizing the functions of the first embodiment, it is necessary to connect the
[0130]
As described above, according to the first to third embodiments, the wireless communication device is wireless communication means.
If there is a wireless means, the wireless setting information is acquired by wired communication or a removable storage medium. This makes it possible to perform initial settings for performing wireless communication with simple operations without performing complicated settings and operations between specific wireless communication devices.
[0131]
In addition, by using network connection information necessary for network connection and device-dependent ID information as wireless setting information, the user is not aware of the presence of an SSID or encryption key that is a network identifier when detecting a wireless communication device. In addition, when using wireless communication between two specific parties such as a printer and a digital camera, it is possible to eliminate the designation of the other device, and wirelessly only with the same operation as that performed with a USB cable. It has the effect that the advantage of can be used.
[0132]
Furthermore, as an additional effect when using wired communication, each other has wireless communication means in an environment where other applications are operated using wired communication for purposes other than initial setting of wireless communication. As long as this is done, there is an advantage that the wireless communication is automatically set.
[0133]
Furthermore, connecting a specific two parties who want to communicate with each other by a wired cable means that the user intuitively connected the two, and is easy to understand.
[0134]
【The invention's effect】
Book According to the invention, the initial setting of the wireless communication system can be simplified. wear .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an ad hoc network of a wireless communication device.
FIG. 2 is an infrastructure network configuration diagram of a wireless communication device.
FIG. 3 is a block diagram of a digital camera according to the first, second, and third embodiments.
FIG. 4 is a block diagram of a printer in the first, second, and third embodiments.
FIG. 5 is a block configuration diagram of a storage device in the first, second and third embodiments.
FIG. 6 is a diagram showing an outline of a wireless communication system in the first embodiment.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a processing procedure of the printer according to the first embodiment.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a processing procedure of a printer according to a first modification of the first embodiment.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a processing procedure of the digital camera according to Modification 1 of the first embodiment.
FIG. 10 is a flowchart illustrating a processing procedure of the digital camera according to the first embodiment.
FIG. 11A is a diagram showing a structure of information stored in the digital camera according to the first embodiment.
FIG. 11B is a diagram illustrating a structure of information stored in the printer according to Modification 1 of the first embodiment.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a processing procedure related to registration processing in Modification 2 of the first embodiment.
FIG. 13A is a flowchart showing image transmission processing of the digital camera in the first embodiment.
FIG. 13B is a flowchart showing image printing processing of the printer in Modification 1 of the first embodiment.
FIG. 14 is a diagram illustrating a structure of information stored in a digital camera according to Modification 3 of the first embodiment.
FIG. 15 is a flowchart illustrating a processing procedure related to a registration process according to Modification 3 of the first embodiment.
FIG. 16 is a flowchart illustrating a processing procedure in a digital camera according to Modification 4 of the first embodiment.
FIG. 17 is a flowchart showing another processing procedure in the digital camera according to Modification 4 of the first embodiment.
FIG. 18 is a diagram illustrating an outline of a wireless communication system according to a second embodiment.
FIG. 19 is a flowchart illustrating a processing procedure on the printer side in the second embodiment.
FIG. 20 is a flowchart illustrating a processing procedure of the digital camera according to the second embodiment.
FIG. 21 is a diagram showing an outline of a wireless communication system in a first modification of the second embodiment.
FIG. 22 is a flowchart illustrating a processing procedure of a digital camera according to Modification 1 of the second embodiment.
FIG. 23 is a flowchart illustrating a processing procedure of a printer according to Modification 1 of the second embodiment.
FIG. 24 is a diagram illustrating an outline of a wireless communication system according to a third embodiment.
FIG. 25 is a flowchart illustrating a processing procedure of the digital camera according to the third embodiment.
FIG. 26 is a flowchart illustrating a processing procedure of a printer according to a third embodiment.
FIG. 27 is a flowchart illustrating a processing procedure of the digital camera according to Modification 5 of the first embodiment.
FIG. 28 is a flowchart showing a control processing procedure of a conventional wireless communication apparatus.
FIG. 29 is a flowchart showing a control processing procedure of a conventional wireless communication apparatus.
Claims (7)
取り外し可能な記憶媒体が接続される接続手段と、
前記取り外し可能な記憶媒体が前記接続手段に接続されている場合であり、かつ、使用者の指示を受け付けた場合は、前記画像処理装置の無線設定情報を前記取り外し可能な記憶媒体に書き込むことを要求するための情報である書き込み要求を前記取り外し可能な記憶媒体に書き込むように制御し、前記無線設定情報が書き込まれている前記取り外し可能な記憶媒体が前記接続手段に接続されている場合は、前記無線設定情報を前記取り外し可能な記憶媒体から取得するように制御する制御手段と、
前記取り外し可能な記憶媒体から取得された前記無線設定情報を記憶する記憶手段とを有し、
前記制御手段は、前記取り外し可能な記憶媒体から取得された前記無線設定情報を用いて、前記画像処理装置との無線通信に必要な初期設定を行うことを特徴とする撮像装置。Wireless communication means for performing wireless communication with the image processing apparatus;
A connection means to which a removable storage medium is connected;
When the removable storage medium is connected to the connection means and the user's instruction is received, the wireless setting information of the image processing apparatus is written to the removable storage medium. It controls the writing request is information for requesting to write to the removable storage medium, wherein when the removable storage medium wireless setting information is written is connected to the connection means, and control means for controlling to acquire pre quinic line setting information from the removable storage medium,
Storage means for storing the wireless setting information acquired from the removable storage medium,
The image pickup apparatus, wherein the control unit performs initial setting necessary for wireless communication with the image processing apparatus, using the wireless setting information acquired from the removable storage medium.
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