JP4651934B2 - ベンジルフェノール誘導体、それを含有する医薬組成物およびその医薬用途 - Google Patents
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Description
(1)下記一般式(I)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
R1は、水酸基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルコキシ)基、ヒドロキシ(C1-6アルキルチオ)基、又は−W−X−Y−N(R8)−Zであり
(但し、−W−X−Y−N(R8)−Z以外の場合は、Gは下記式(B)で表される基である);
Wは、酸素原子、硫黄原子又は単結合であり;
Xは、水酸基を有していてもよいC1-6アルキレン基、C2-6アルケニレン基又は単結合であり(但し、単結合の場合、Wは単結合である);
Yは、カルボニル基、スルホニル基、−C(=NH)−又は単結合であり;
Zは、水素原子、C2-7アルコキシカルボニル基、ホルミル基、−RB、−CORC、−SO2RC、−CON(RD)RE、−CSN(RD)RE、−SO2NHRF又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
RCは、C2-7アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であり;
R8、RB、RD、RE及びRFは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
Z及びR8が結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕;
(3)下記一般式(I−b)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
(4)下記一般式(I−c)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
(5)下記一般式(I−d)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
(6)下記一般式(I−e)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は前記と同じ意味をもつ);
(8)食後高血糖抑制剤である、前記(1)〜(7)の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤;
(9)高血糖症に起因する疾患の予防又は治療剤である、前記(1)〜(7)の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤;
(10)高血糖症に起因する疾患が、糖尿病、耐糖能異常、糖尿病性合併症、肥満症、高インスリン血症、高脂質血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質代謝異常、アテローム性動脈硬化症、高血圧、うっ血性心不全、浮腫、高尿酸血症および痛風からなる群から選択される疾患である、前記(9)記載のヒトSGLT1活性阻害剤;
(11)耐糖能異常者の糖尿病への移行阻止剤である、前記(1)〜(7)の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤;
(12)血中ガラクトース値の上昇に起因する疾患の予防又は治療剤である、前記(1)〜(7)の何れかに記載のヒトSGLT1活性化阻害剤;
(13)血中ガラクトース値の上昇に起因する疾患がガラクトース血症である、前記(12)記載のヒトSGLT1活性化阻害剤;
(14)剤形が徐放性製剤である、前記(1)〜(13)の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤;及び
に関するものである。
(16)下記一般式(I−b)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ:
(17)下記一般式(I−c)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ:
(18)下記一般式(I−d)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ:
(19)下記一般式(I−e)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ:
(21)前記(16)〜(20)の何れかに記載のベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有する医薬組成物;
(22)剤形が徐放性製剤である、前記(21)記載の医薬組成物;
に関するものである。
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔3−(3−ピリジルメチル)ウレイド〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−ウレイドベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔3−(2−ピリジルメチル)ウレイド〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)ウレイド〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−〔(S)−1−カルバモイル−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕ウレイド}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔(E)−2−(2−ピリジルメチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−{(E)−2−〔3−(モルホリン−4−イル)プロピルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−{(E)−2−〔2−(スルファモイルアミノ)エチルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(3−アミノプロポキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−〔2−シアノ−3−(2−ヒドロキシエチル)グアニジノ〕プロポキシ}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(3−ベンジルウレイド)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔3−(3,4−ジメトキシベンジル)ウレイド〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔3−(4−メタンスルホニルベンジル)ウレイド〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔3−(3−アミノメチルベンジル)ウレイド〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−〔3−(イミダゾール−1−イル)プロピル〕ウレイド}ベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−〔2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕ウレイド}ベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔(E)−2−(2−アミノエチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔(E)−2−(3−アミノプロピルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔(E)−2−(4−アミノブチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔(E)−2−(2−メタンスルホニルアミノエチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{(E)−2−〔2−(2−アミノアセチルアミノ)エチルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(4−アミノブトキシ)ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔3−(2−シアノ−3−メチルグアニジノ)プロポキシ〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(3−グアニジノプロポキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(4−グアニジノブトキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−エチルベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−ガラクトピラノシド;
2−(4−アミノベンジル)−5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(3−アミノプロポキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−[2−(カルバモイル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−[1−カルバモイル−1−(メチル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−[4−(3−{2−[(S)−1−カルバモイル−2−ヒドロキシエチルカルバモイル]エチルアミノ}プロポキシ)−2−フェノキシベンジル]−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−[2−フェノキシ−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−[2−メチル−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−[2−メチル−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド;等を例示することができる。
前記一般式(II)で表されるベンズアルデヒド誘導体と前記一般式(III)で表されるグリニャール試薬またはリチウム試薬、若しくは前記一般式(II)で表されるグリニャール試薬またはリチウム試薬と前記一般式(III)で表されるベンズアルデヒド誘導体を、不活性溶媒中、縮合させることにより前記一般式(IV)で表される化合物を製造することができる。用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常−78℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常10分間〜1日間である。
前記一般式(IV)で表される化合物を、不活性溶媒中、Dess−Martin試薬を用いて酸化することにより前記一般式(V)で表される化合物を製造することができる。用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、クロロホルム、アセトニトリル、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜1日間である。
必要に応じて保護基を常法に従い除去した後、前記一般式(V)で表される化合物を(1)不活性溶媒中、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチルアミノピリジン等の塩基の存在下、クロロギ酸メチルと縮合し、(2)得られた炭酸エステル誘導体を水素化ホウ素ナトリウム等の還元剤を用いて還元することにより、前記一般式(VI)で表される化合物を製造することができる。反応(1)において用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、アセトニトリル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。反応(2)において用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランと水との混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜1日間である。
前記一般式(IV)で表される化合物を、不活性溶媒中、塩酸等の酸の存在下または非存在下、パラジウム炭素粉末等のパラジウム系触媒を用いて接触還元した後、必要に応じて保護基を常法に従い除去することにより前記一般式(VI)で表される化合物を製造することができる。接触還元において用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、酢酸、2−プロパノール、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(VI)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその塩を2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−α−D−グルコピラノース、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−β−D−グルコピラノース、1,2,3,4,6−ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコピラノース、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピラノシルブロミド、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシルフルオリド、1,2,3,4,6−ペンタ−O−アセチル−β−D−ガラクトピラノース等の糖供与体を用いて、不活性溶媒中、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体、トリフルオロメタンスルホン酸銀、塩化第二すず、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルなどの活性化剤の存在下に配糖化させることにより前記一般式(VII)で表される配糖体を製造することができる。用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、トルエン、アセトニトリル、ニトロメタン、酢酸エチル、ジエチルエーテル、クロロホルム、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常−30℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常10分間〜1日間である。
前記一般式(VII)で表される配糖体をアルカリ加水分解させて保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(I)で表される化合物を製造することができる。用いられる溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基性物質としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどを使用することができる。処理温度は通常0℃〜還流温度であり、処理時間は使用する原料物質や溶媒、処理温度などにより異なるが、通常30分間〜6時間である。
前記一般式(VIII)で表される化合物を不活性溶媒中、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基の存在下、メシルクロリド、トシルクロリド等の酸クロリドを用いて脱離基を導入することにより、前記一般式(IX)で表される化合物を製造することができる。導入反応に用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ピリジン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜室温であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(IX)で表される化合物を不活性溶媒中、アジ化ナトリウム等のアジド化試薬を用いてアジド化することにより、前記一般式(X)で表される化合物を製造することができる。アジド化反応に用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(X)で表される化合物を不活性溶媒中、パラジウム炭素粉末などのパラジウム系触媒を用いて接触還元することにより前記一般式(XI)で表される化合物を製造することができる。接触還元反応に用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、酢酸エチル、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(XI)で表される化合物をアルカリ加水分解させて保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(If)で表されるベンジルフェノール誘導体を製造することができる。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、メチルアミン、ジメチルアミンなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(XII)で表される化合物と前記一般式(XIII)で表されるp−ニトロベンゾイルクロリド誘導体を、塩化アルミニウム等のルイス酸の存在下、不活性溶媒中、フリーデル−クラフツ反応を行うことにより前記一般式(XIV)で表される化合物を製造することができる。用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、二硫化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常−78℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。
必要に応じて保護基を常法に従い除去した後、前記一般式(XIV)で表される化合物を(1)不活性溶媒中、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチルアミノピリジン等の塩基の存在下、クロロギ酸メチルと縮合し、(2)得られた炭酸エステル誘導体を水素化ホウ素ナトリウム等の還元剤を用いて還元することにより、前記一般式(XV)で表される化合物を製造することができる。反応(1)において用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、アセトニトリル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。反応(2)において用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフランと水との混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜1日間である。
前記一般式(XV)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその塩を2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−α−D−グルコピラノース、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−β−D−グルコピラノース、1,2,3,4,6−ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコピラノース、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピラノシルブロミド、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシルフルオリド、1,2,3,4,6−ペンタ−O−アセチル−β−D−ガラクトピラノース等の糖供与体を用いて、不活性溶媒中、三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体、トリフルオロメタンスルホン酸銀、塩化第二すず、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルなどの活性化剤の存在下に配糖化させることにより前記一般式(XVI)で表される配糖体を製造することができる。用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、トルエン、アセトニトリル、ニトロメタン、酢酸エチル、ジエチルエーテル、クロロホルム、それらの混合溶媒などを挙げることができ、反応温度は通常−30℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常10分間〜1日間である。
前記一般式(XVI)で表される化合物のニトロ基を、不活性溶媒中、パラジウム炭素粉末などのパラジウム系触媒を用いて接触還元することにより前記一般式(XVII)で表される化合物を製造することができる。接触還元反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、酢酸、それらの混合溶媒などを挙げることができ、その反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。
前記一般式(XVII)で表される化合物をアルカリ加水分解させて保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(Ig)で表されるベンジルフェノール誘導体を製造することができる。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、メチルアミン、ジメチルアミンなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
以下の方法1乃至4に従い処理した後、必要に応じて常法に従い保護基を除去することにより、前記一般式(XI)で表される化合物から前記一般式(XXIII)で表される化合物を製造することができる。
前記一般式(XI)で表される化合物を、塩化メチレン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ピリジン、アセトニトリル、それらの混合溶媒等の不活性溶媒中、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ−7−セン等の塩基の存在下、前記一般式(XVIII)又は(XIX)で表される酸クロリドと通常0℃〜還流温度で通常30分間〜1日間反応を行う。
前記一般式(XI)で表される化合物を、塩化メチレン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ピリジン、アセトニトリル、トルエン、それらの混合溶媒等の不活性溶媒中、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ−7−セン等の塩基の存在下又は非存在下、前記一般式(XX)で表されるイソシアネート化合物と通常0℃〜還流温度で通常30分間〜1日間反応を行う。
前記一般式(XI)で表される化合物を、N,N−ジメチルホルムアミド、塩化メチレン、それらの混合溶媒等の不活性溶媒中、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、ジシクロヘキシルカルボジイミド等の縮合剤の存在下、及びトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基の存在下又は非存在下、必要に応じて適宜1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを添加して、前記一般式(XXI)で表されるカルボン酸化合物と通常0℃〜還流温度で通常1時間〜2日間反応を行う。
前記一般式(XI)で表される化合物を、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、トルエン、それらの混合溶媒等の不活性溶媒中、N−(ベンジルオキシカルボニル)−1H−ピラゾール−1−カルボキサミジン等の前記一般式(XXII)で表されるグアニジン化試薬と通常室温〜還流温度で通常1時間〜5日間反応を行う。
前記一般式(XXIII)で表される化合物をアルカリ加水分解させた後、必要に応じて常法に従い保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(Ih)で表されるベンジルフェノール誘導体を製造することができる。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、メチルアミン、ジメチルアミンなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(XI)で表される化合物を不活性溶媒中、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ−7−セン等の塩基の存在下、前記式(XXIV)で表される活性エステル化試薬と縮合することにより、前記一般式(XXV)で表される活性エステル化合物を製造することができる。縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、ピリジン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(XXV)で表される化合物を不活性溶媒中、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ−7−セン、水素化ナトリウム、カリウムtert−ブトキシド、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の塩基の存在下又は非存在下、前記一般式(XXVI)で表されるアミン化合物又はその塩と縮合した後、必要に応じて常法に従い保護基を除去することにより、前記一般式(XXVII)で表されるベンジルフェノール誘導体を製造することができる。縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、塩化メチレン、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜2日間である。
前記一般式(XXVII)で表される化合物をアルカリ加水分解させて保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(Ii)で表されるベンジルフェノール誘導体を製造することができる。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、メチルアミン、ジメチルアミンなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(IX)で表される化合物を不活性溶媒中、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ−7−セン、水素化ナトリウム、カリウムtert−ブトキシド、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の塩基の存在下又は非存在下、必要に応じてヨウ化ナトリウムを添加して、前記一般式(XXVIII)で表されるアミン化合物又はその塩と縮合し、アルカリ加水分解させて保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(Ij)で表されるベンジルフェノール誘導体を製造することができる。縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、メチルアミン、ジメチルアミンなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(XI)で表される化合物を不活性溶媒中、前記式(XXIX)で表されるイソチオ尿素化試薬と縮合させることにより、前記一般式(XXX)で表される化合物を製造することができる。縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、テトラヒドロフラン、トルエン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜1日間である。
前記一般式(XXX)で表される化合物を不活性溶媒中、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ−7−セン、水素化ナトリウム、カリウムtert−ブトキシド、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の塩基の存在下又は非存在下、前記一般式(XXVIII)で表されるアミン化合物又はその塩と縮合し、アルカリ加水分解させて保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(Ik)で表される化合物を製造することができる。縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、2−プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜1日間である。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、メチルアミン、ジメチルアミンなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(XXXI)で表されるベンジルフェノール誘導体を前記一般式(XXXII)で表されるオレフィン誘導体と、不活性溶媒中、パラジウム炭素粉末、酢酸パラジウム、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、ジベンジリデンアセトンパラジウム、ビストリフェニルホスフィンパラジウムジクロリドなどのパラジウム系触媒を用いて、トリス(2−メチルフェニル)ホスフィン、トリフェニルホスフィン等のホスフィン配位子の存在下又は非存在下、及びトリエチルアミン、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、フッ化セシウムなどの塩基の存在下にHeck反応を行うことにより、前記一般式(XXXIII)で表されるオレフィン誘導体を製造することができる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、アセトニトリル、トルエン、テトラヒドロフラン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。
前記一般式(XXXIII)で表される化合物を不活性溶媒中、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、ジシクロヘキシルカルボジイミド等の縮合剤及びトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の塩基の存在下又は非存在下、必要に応じて適宜1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを添加して、前記一般式(XXVIII)で表されるアミン誘導体と縮合させることにより、前記一般式(XXXIV)で表される化合物を製造することができる。縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。
前記一般式(XXXI)で表されるベンジルフェノール誘導体を前記一般式(XXXV)で表されるオレフィン誘導体と、不活性溶媒中、パラジウム炭素粉末、酢酸パラジウム、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、ジベンジリデンアセトンパラジウム、ビストリフェニルホスフィンパラジウムジクロリドなどのパラジウム系触媒を用いて、トリス(2−メチルフェニル)ホスフィン、トリフェニルホスフィン等のホスフィン配位子の存在下又は非存在下、及びトリエチルアミン、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、フッ化セシウムなどの塩基の存在下にHeck反応を行うことにより、前記一般式(XXXIV)で表される化合物を製造することができる。反応に用いられる溶媒としては、例えば、アセトニトリル、トルエン、テトラヒドロフラン、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。
前記一般式(XXXIV)で表される化合物をアルカリ加水分解させて保護基を除去することにより、本発明の前記一般式(Il)で表されるピラゾール誘導体を製造することができる。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
前記一般式(XXXIV)で表される化合物を不活性溶媒中、パラジウム炭素粉末などのパラジウム系触媒を用いて接触還元することにより、前記一般式(XXXVI)で表される化合物を製造することができる。接触還元反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。
前記一般式(Il)で表される化合物を不活性溶媒中、パラジウム炭素粉末などのパラジウム系触媒を用いて接触還元することにより、本発明の前記一般式(Im)で表される化合物を製造することができる。接触還元反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、それらの混合溶媒などを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常1時間〜2日間である。
前記一般式(XXXVI)で表される化合物をアルカリ加水分解させて保護基の除去することにより、本発明の前記一般式(Im)で表される化合物を製造することができる。加水分解反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、水、それらの混合溶媒などを挙げることができ、塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどを挙げることができる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常30分間〜1日間である。
止瀉薬または瀉下薬としては、ポリカルボフィルカルシウム、タンニン酸アルブミン、次硝酸ビスマス等が挙げられる。これらの薬剤は、特には糖尿病等に伴う下痢、便秘等の処置に好ましい。
3,5−ジメトキシ−2−(4−ニトロベンゾイル)トルエン
3,5−ジメトキシトルエン(8g)と4−ニトロベンゾイルクロリド(10.7g)の塩化メチレン(150mL)溶液に氷冷下塩化アルミニウム(7.36g)を加え、室温で14時間撹拌した。反応混合物に氷水を加えた後、混合物を1mol/L塩酸中に注ぎ、有機層を分取した。有機層を1mol/L塩酸、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をn−ヘキサンで処理し、析出した結晶を濾取後、減圧下乾燥することにより標記化合物(8.72g)を得た。
2.19 (3H, s), 3.6 (3H, s), 3.86 (3H, s), 6.36 (1H, d, J=1.9Hz), 6.43 (1H, d, J=1.9Hz), 7.92 (2H, d, J=9.2Hz), 8.26 (2H, d, J=9.2Hz)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−ニトロベンゾイル)フェノール
3,5−ジメトキシ−2−(4−ニトロベンゾイル)トルエン(8.65g)の塩化メチレン(140mL)溶液に氷冷下三臭化ホウ素(6.79mL)を加え、40℃に昇温し15時間撹拌した。反応混合物に氷水を加え、有機層を分取した。有機層を1mol/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=7/1〜3/1)で精製して標記化合物(6.3g)を得た。
1.85 (3H, s), 5.83 (1H, s), 6.2-6.3 (1H, m), 6.36 (1H, d, J=2.6Hz), 7.7-7.8 (2H, m), 8.25-8.4 (2H, m), 10.98 (1H, s)
5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチル−2−(4−ニトロベンジル)フェノール
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−ニトロベンゾイル)フェノール(1.65g)およびトリエチルアミン(2.1mL)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に氷冷下クロロぎ酸メチル(1.03mL)を加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去することにより3,5−ジメトキシカルボニルオキシ−2−(4−ニトロベンゾイル)トルエン(2.37g)を得た。これをテトラヒドロフラン(20mL)−水(20mL)に懸濁し、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(921mg)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製して標記化合物(1.62g)を得た。
2.23 (3H, s), 3.91 (3H, s), 4.1 (2H, s), 5.1-5.25 (1H, brs), 6.5-6.6 (1H, m), 6.6-6.7 (1H, m), 7.3 (2H, d, J=9.1Hz), 8.1 (2H, d, J=9.1Hz)
5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチル−2−(4−ニトロベンジル)フェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチル−2−(4−ニトロベンジル)フェノール(1g)および2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−α−D−グルコピラノース(2.02g)の塩化メチレン(30mL)溶液に氷冷下三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(0.2mL)を加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1〜3/2)で精製して標記化合物(1.93g)を得た。
1.75 (3H, s), 2.0 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.19 (3H, s), 3.8-4.05 (5H, m), 4.05-4.2 (2H, m), 4.24 (1H, dd, J=12.5Hz, 6.1Hz), 5.05-5.2 (2H, m), 5.2-5.35 (2H, m), 6.75-6.9 (2H, m), 7.21 (2H, d, J=8.6Hz), 8.1 (2H, d, J=8.6Hz)
2−(4−アミノベンジル)−5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチル−2−(4−ニトロベンジル)フェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.61g)の酢酸エチル(7mL)溶液に10%パラジウム炭素粉末(0.2g)を加え、水素雰囲気下室温で13時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液の溶媒を減圧下留去して標記化合物(0.58g)を得た。
1.67 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.17 (3H, s), 3.5 (2H, brs), 3.73 (1H, d, J=15.4Hz), 3.8-3.95 (4H, m), 3.97 (1H, d, J=15.4Hz), 4.1-4.2 (1H, m), 4.24 (1H, dd, J=11.9Hz, 6.0Hz), 5.0-5.2 (2H, m), 5.2-5.35 (2H, m), 6.5-6.6 (2H, m), 6.75-6.85 (4H, m)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔3−(3−ピリジルメチル)ウレイド〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド
2−(4−アミノベンジル)−5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.25g)およびピリジン(0.043mL)の塩化メチレン(10mL)溶液にクロロぎ酸4−ニトロフェニル(90mg)を加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物に3−アミノメチルピリジン(0.045mL)およびトリエチルアミン(0.11mL)を加え、室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮後、残渣をメタノール(8mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液、0.39mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮後、残渣をODS固相抽出法(洗浄溶媒:蒸留水、溶出溶媒:メタノール)およびVARIAN社製BOND ELUT−SCX(溶出溶媒:メタノール)で順次精製することにより標記化合物(0.17g)を得た。
2.11 (3H, s), 3.3-3.5 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.8-3.95 (2H, m), 4.07 (1H, d, J=15.4Hz), 4.41 (2H, s), 4.8-4.9 (1H, m), 6.32 (1H, d, J=2.2Hz), 6.56 (1H, d, J=2.2Hz), 7.04 (2H, d, J=8.7Hz), 7.17 (2H, d, J=8.7Hz), 7.4 (1H, dd, J=7.8Hz, 5.1Hz), 7.75-7.85 (1H, m), 8.35-8.45 (1H, m), 8.45-8.55 (1H, m)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−ウレイドベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド
3−アミノメチルピリジンの代わりにアンモニア(2mol/L メタノール溶液)を用いて実施例2と同様の方法で標記化合物を得た。
2.1 (3H, s), 3.35-3.5 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.8-3.95 (2H, m), 4.07 (1H, d, J=15.3Hz), 4.8-4.9 (1H, m), 6.32 (1H, d, J=2.1Hz), 6.55 (1H, d, J=2.1Hz), 7.04 (2H, d, J=8.5Hz), 7.1-7.2 (2H, m)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔3−(2−ピリジルメチル)ウレイド〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド
3−アミノメチルピリジンの代わりに2−アミノメチルピリジンを用いて実施例2と同様の方法で標記化合物を得た。
2.11 (3H, s), 3.3-3.5 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.8-3.95 (2H, m), 4.08 (1H, d, J=15.5Hz), 4.48 (2H, s), 4.8-4.9 (1H, m), 6.32 (1H, d, J=2.4Hz), 6.57 (1H, d, J=2.4Hz), 7.04 (2H, d, J=8.5Hz), 7.15-7.25 (2H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.42 (1H, d, J=7.9Hz), 7.75-7.85 (1H, m), 8.4-8.5 (1H, m)
5−ヒドロキシ−2−{4−〔3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)ウレイド〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
3−アミノメチルピリジンの代わりに4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアミンを用いて実施例2と同様の方法で標記化合物を得た。
2.11 (3H, s), 3.3-3.5 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.8-3.95 (5H, m), 4.07 (1H, d, J=15.2Hz), 4.26 (2H, s), 4.8-4.9 (1H, m), 6.32 (1H, d. J=2.3Hz), 6.56 (1H, d, J=2.3Hz), 6.7-6.8 (2H, m), 6.9 (1H, s), 7.04 (2H, d, J=8.5Hz), 7.15-7.20 (2H, m)
2−(4−{3−〔(S)−1−カルバモイル−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕ウレイド}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
3−アミノメチルピリジンの代わりにL−チロシンアミド塩酸塩を用いて上記と実施例2の方法で標記化合物を得た。
2.11 (3H, s), 2.85 (1H, dd, J=13.8Hz, 7.7Hz), 3.01 (1H, dd, J=13.8Hz, 6.1Hz), 3.3-3.5 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.8-3.95 (2H, m), 4.06 (1H, d, J=15.5Hz), 4.45 (1H, dd, J=7.7Hz, 6.1Hz), 4.8-4.9 (1H, m), 6.32 (1H, d, J=2.3Hz), 6.56 (1H, d, J=2.3Hz), 6.65-6.75 (2H, m), 7.01 (2H, d, J=8.6Hz), 7.05-7.15 (4H, m)
N−スルファモイルエチレンジアミン塩酸塩
N−ベンジルオキシカルボニルエチレンジアミン塩酸塩(1g)の塩化メチレン(10mL)懸濁液にトリエチルアミン(1.5mL)を加え、室温で30分間撹拌した。混合物にN−ベンジルオキシカルボニルスルファモイルクロリド(1.41g)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に水および2mol/L塩酸を順次加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=30/1〜10/1)で精製してN−ベンジルオキシカルボニル−N’−〔2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)エチル〕スルファミド(1.2g)を得た。得られたN−ベンジルオキシカルボニル−N’−〔2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)エチル〕スルファミド(0.61g)をメタノール(5mL)に溶解し、2mol/L塩酸(0.75mL)および10%パラジウム炭素粉末(0.6g)を加え、水素雰囲気下室温で一晩撹拌した。不溶物を濾去し、濾液の溶媒を減圧下留去して標記化合物(0.26g)を得た。
2.85-3.0 (2H, m), 3.1-3.2 (2H, m), 6.69 (2H, brs), 6.8 (1H, t, J=5.8Hz), 8.02 (3H, brs)
2,4−ジヒドロキシ−6−メチルベンズアルデヒド
N,N−ジメチルホルムアミド(20.8mL)のアセトニトリル(60mL)溶液に氷冷下、塩化ホスホリル(21.4mL)のアセトニトリル(60mL)溶液を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に3,5−ジヒドロキシトルエン(24.8g)のアセトニトリル(60mL)溶液を−20〜−15℃で滴下し、同温で1時間撹拌した後、室温に昇温し1時間撹拌した。反応混合物に1mol/L塩酸(300mL)を加え、50℃で1時間撹拌した後、室温まで放冷した。混合物をジエチルエーテルで2回抽出し、合わせた抽出液を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をn−ヘキサン−ジエチルエーテルで処理し、析出した結晶を濾取、減圧下乾燥することにより標記化合物(22.9g)を得た。
2.45 (3H, s), 6.12 (1H, d, J=2.3Hz), 6.15-6.25 (1H, m), 10.06 (1H, s), 10.66 (1H, s), 12.05 (1H, s)
2,4−ジベンジルオキシ−6−メチルベンズアルデヒド
2,4−ジヒドロキシ−6−メチルベンズアルデヒド(18.3g)、ベンジルブロミド(31.4mL)および炭酸カリウム(49.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(200mL)懸濁液を室温で一晩撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をn−ヘキサン−ジエチルエーテルで処理し、析出した結晶を濾取、減圧下乾燥することにより標記化合物(31g)を得た。
2.59 (3H, s), 5.09 (2H, s), 5.11 (2H, s), 6.43 (1H, d, J=2.1Hz), 6.48 (1H, d, J=2.1Hz), 7.3-7.45 (10H, m), 10.59 (1H, s)
4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンズアルデヒド
2,4−ジベンジルオキシ−6−メチルベンズアルデヒド(26.6g)および臭化マグネシウム・ジエチルエーテル錯体(20.7g)のトルエン(175mL)−ジエチルエーテル(25mL)懸濁液を70℃で一晩撹拌した。反応混合物に1mol/L塩酸を加え、室温で10分間撹拌後、混合物をジエチルエーテルで抽出した。抽出液を1mol/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をn−ヘキサン−酢酸エチルで処理し、析出した結晶を濾取、減圧下乾燥することにより標記化合物(15.4g)を得た。
2.53 (3H, s), 5.08 (2H, s), 6.3-6.4 (2H, m), 7.3-7.45 (5H, m), 10.09 (1H, s), 12.44 (1H, s)
1−(4−ブロモフェニル)−1−(4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)メタノール
1,4−ジブロモベンゼン(21.2g)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に−78℃、アルゴン雰囲気下にn−ブチルリチウム(2.46mol/L n−ヘキサン溶液、30.5mL)を加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物に4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンズアルデヒド(7.27g)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を加え、氷冷下1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をn−ヘキサン−酢酸エチルで処理し、析出した結晶を濾取、減圧下乾燥することにより標記化合物(10.8g)を得た。
2.14 (3H, s), 2.92 (1H, d, J=2.7Hz), 5.01 (2H, s), 6.09 (1H, d, J=2.7Hz), 6.38 (1H, d, J=2.5Hz), 6.43 (1H, d, J=2.5Hz), 7.15-7.5 (9H, m), 8.3 (1H, s)
5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモベンジル)−3−メチルフェノール
1−(4−ブロモフェニル)−1−(4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)メタノール(10.8g)およびヨウ化ナトリウム(24.3g)のアセトニトリル(260mL)溶液に氷冷下トリメチルシリルクロリド(20.6mL)を滴下し、同温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1mol/Lチオ硫酸ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製することにより標記化合物(5.4g)を得た。
2.2 (3H, s), 3.92 (2H, s), 4.61 (1H, s), 5.01 (2H, s), 6.32 (1H, d, J=2.3Hz), 6.47 (1H, d, J=2.3Hz), 7.0-7.1 (2H, m), 7.3-7.5 (7H, m)
2−(4−ブロモベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモベンジル)−3−メチルフェノール(4.98g)および2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−α−D−グルコピラノース(7.69g)の塩化メチレン(100mL)溶液に三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(0.98mL)を加え、室温で3日間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/3)で精製して5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(9.1g)を得た。得られた5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(8.56g)のジメチルスルフィド(24mL)−塩化メチレン(24mL)溶液に三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(15.1mL)を加え、35℃で4時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/2〜2/3)で精製することにより標記化合物(5.54g)を得た。
1.65 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.11 (3H, s), 3.74 (1H, d, J=16.1Hz), 3.8-3.9 (1H, m), 3.95 (1H, d, J=16.1Hz), 4.18 (1H, dd, J=12.0Hz, 2.5Hz), 4.27 (1H, dd, J=12.0Hz, 6.0Hz), 4.82 (1H, s), 5.04 (1H, d, J=7.4Hz), 5.1-5.15 (1H, m), 5.2-5.3 (2H, m), 6.39 (1H, d, J=2.4Hz), 6.52 (1H, d, J=2.4Hz), 6.85-6.9 (2H, m), 7.3-7.35 (2H, m)
2−{4−〔(E)−2−カルボキシビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
2−(4−ブロモベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(5.5g)およびアクリル酸(1.8mL)のアセトニトリル(65mL)溶液にトリエチルアミン(6.1mL)、酢酸パラジウム(II)(0.2g)およびトリス(2−メチルフェニル)ホスフィン(0.54g)を加え、遮光下一晩加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、不溶物を濾去した。濾液を1mol/L塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=50/1〜30/1〜10/1)で精製して標記化合物(4.96g)を得た。
1.6 (3H, s), 1.95 (3H, s), 2.02 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.08 (3H, s), 3.83 (1H, d, J=16.2Hz), 4.0-4.1 (2H, m), 4.15 (1H, dd, J=12.2Hz, 2.6Hz), 4.32 (1H, dd, J=12.2Hz, 5.6Hz), 5.0-5.2 (2H, m), 5.24 (1H, d, J=7.8Hz), 5.3-5.4 (1H, m), 6.35-6.45 (2H, m), 6.54 (1H, d, J=2.4Hz), 7.0-7.1 (2H, m), 7.4-7.5 (2H, m), 7.61 (1H, d, J=15.6Hz)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔(E)−2−(2−ピリジルメチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド
2−{4−〔(E)−2−カルボキシビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(35mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に2−アミノメチルピリジン(7mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(9mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(22mg)およびトリエチルアミン(0.024mL)を加え、室温で4日間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)で精製して5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔(E)−2−(2−ピリジルメチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}フェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(26mg)を得た。これをメタノール(2mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液、0.01mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮後、残渣をODS固相抽出法(洗浄溶媒:蒸留水、溶出溶媒:メタノール)で精製することにより標記化合物(18mg)を得た。
2.11 (3H, s), 3,3-3.45 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.85-3.95 (1H, m), 3.96 (1H, d, J=15.9Hz), 4.16 (1H, d, J=15.9Hz), 4.6 (2H, s), 4.8-4.9 (1H, m), 6.34 (1H, d, J=2.4Hz), 6.58 (1H, d, J=2.4Hz), 6.62 (1H, d, J=15.8Hz), 7.1-7.2 (2H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.35-7.45 (3H, m), 7.53 (1H, d, J=15.8Hz), 7.75-7.85 (1H, m), 8.45-8.5 (1H, m)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−{(E)−2−〔3−(モルホリン−4−イル)プロピルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド
2−アミノメチルピリジンの代わりにN−(3−アミノプロピル)モルホリンを用いて実施例7と同様の方法で標記化合物を得た。
1.7-1.85 (2H, m), 2.1 (3H, s), 2.3-2.55 (6H, m), 3.25-3.5 (6H, m), 3.6-3.75 (5H, m), 3.85-3.95 (1H, m), 3.96 (1H, d, J=15.8Hz), 4.15 (1H, d, J=15.8Hz), 4.8-4.9 (1H, m), 6.34 (1H, d, J=2.1Hz), 6.5 (1H, d, J=15.8Hz), 6.58 (1H, d, J=2.1Hz), 7.1-7.2 (2H, m), 7.35-7.45 (2H, m), 7.46 (1H, d, J=15.8Hz)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−{(E)−2−〔2−(スルファモイルアミノ)エチルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド
2−アミノメチルピリジンの代わりにN−スルファモイルエチレンジアミン塩酸塩を用いて実施例7と同様の方法で標記化合物を得た。
2.1 (3H, s), 3.19 (2H, t, J=6.2Hz), 3.3-3.45 (4H, m), 3.46 (2H, t, J=6.2Hz), 3.71 (1H, dd, J=12.0Hz, 4.6Hz), 3.89 (1H, dd, J=12.0Hz, 1.5Hz), 3.96 (1H, d, J=15.8Hz), 4.16 (1H, d, J=15.8Hz), 4.8-4.9 (1H, m), 6.34 (1H, d, J=2.6Hz), 6.53 (1H, d, J=15.7Hz), 6.58 (1H, d, J=2.6Hz), 7.15-7.2 (2H, m), 7.35-7.45 (2H, m), 7.48 (1H, d, J=15.7Hz)
4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド
4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンズアルデヒド(12.1g)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(17.4mL)の塩化メチレン(120mL)溶液に氷冷下クロロメチルメチルエーテル(5.7mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物を飽和クエン酸水溶液中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をn−ヘキサンで処理し、析出した結晶を濾取後、減圧下乾燥することにより標記化合物(11.8g)を得た。
2.58 (3H, s), 3.5 (3H, s), 5.1 (2H, s), 5.23 (2H, s), 6.45-6.5 (1H, m), 6.67 (1H, d, J=2.3Hz), 7.3-7.45 (5H, m), 10.52 (1H, s)
1−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)フェニル〕−1−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルフェニル)メタノール
ベンジル 3−ブロモプロピルエーテル(4.58g)、4−ブロモフェノール(3.81g)、炭酸セシウム(9.77g)およびヨウ化ナトリウム(0.3g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去することにより4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−1−ブロモベンゼン(6.08g)を得た。これをテトラヒドロフラン(100mL)に溶解し、−78℃アルゴン雰囲気下n−ブチルリチウム(2.66mol/L n−ヘキサン溶液、6.2mL)を加え同温で1時間撹拌した。反応混合物に4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド(3.15g)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を加え、氷冷下1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/4〜1/3〜1/2)で精製して標記化合物(5g)を得た。
2.0-2.1 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.2 (3H, s), 3.65 (2H, t, J=6.2Hz), 3.79 (1H, d, J=10.8Hz), 4.05 (2H, t, J=6.3Hz), 4.51 (2H, s), 4.95 (1H, d, J=6.7Hz), 5.01 (1H, d, J=6.7Hz), 5.04 (2H, s), 5.99 (1H, d, J=10.8Hz), 6.53 (1H, d, J=2.2Hz), 6.67 (1H, d, J=2.2Hz), 6.8-6.85 (2H, m), 7.15-7.2 (2H, m), 7.25-7.45 (10H, m)
4−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ベンジル〕−3−メトキシメトキシ−5−メチルフェノール
1−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)フェニル〕−1−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルフェニル)メタノール(5g)のメタノール(30mL)−テトラヒドロフラン(10mL)溶液に10%パラジウム炭素粉末(1g)を加え、水素雰囲気下室温で20時間撹拌した。不溶物をろ去し、ろ液の溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜2/3)で精製して標記化合物(2.57g)を得た。
1.75 (1H, t, J=5.4Hz), 1.95-2.05 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.8-3.9 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.07 (2H, t, J=5.9Hz), 4.58 (1H, s), 5.11 (2H, s), 6.35 (1H, d, J=2.3Hz), 6.53 (1H, d, J=2.3Hz), 6.75-6.8 (2H, m), 6.95-7.05 (2H, m)
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ベンジル〕−3−メチルフェノール
4−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ベンジル〕−3−メトキシメトキシ−5−メチルフェノール(2.56g)および炭酸カリウム(1.6g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)混合物にベンジルブロミド(1.1mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をテトラヒドロフラン(30mL)−メタノール(5mL)に溶解し、濃塩酸(0.6mL)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/2〜2/3)で精製して標記化合物(1.45g)を得た。
1.75 (1H, t, J=5.4Hz), 2.0-2.05 (2H, m), 2.25 (3H, s), 3.8-3.9 (2H, m), 3.91 (2H, s), 4.09 (2H, t, J=5.9Hz), 4.66 (1H, s), 5.02 (2H, s), 6.35 (1H, d, J=2.4Hz), 6.47 (1H, d, J=2.4Hz), 6.75-6.85 (2H, m), 7.05-7.1 (2H, m), 7.3-7.45 (5H, m)
5−ベンジルオキシ−2−{4−〔3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ〕ベンジル}−3−メチルフェノール
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ベンジル〕−3−メチルフェノール(1.42g)およびイミダゾール(0.77g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液にtert−ブチルジフェニルシリルクロリド(2.0mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=8/1〜4/1)で精製して標記化合物(1.53g)を得た。
1.03 (9H, s), 1.95-2.05 (2H, m), 2.26 (3H, s), 3.83 (2H, t, J=5.9Hz), 3.92 (2H, s), 4.07 (2H, t, J=6.3Hz), 4.68 (1H, s), 5.02 (2H, s), 6.36 (1H, d, J=2.4Hz), 6.48 (1H, d, J=2.4Hz), 6.75-6.8 (2H, m), 7.0-7.1 (2H, m), 7.3-7.45 (11H, m), 7.6-7.65 (4H, m)
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ベンジル〕−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−{4−〔3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロポキシ〕ベンジル}−3−メチルフェノール(1.5g)および2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−α−D−グルコピラノース(1.44g)の塩化メチレン(15mL)溶液に三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(0.31mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をテトラヒドロフラン(25mL)に溶解し、テトラ(n−ブチル)アンモニウムフルオリド(0.95g)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を飽和クエン酸水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜2/3〜1/2)で精製して標記化合物(1.35g)を得た。
1.65 (3H, s), 1.8 (1H, t, J=5.4Hz), 1.95-2.05 (11H, m), 2.14 (3H, s), 3.75 (1H, d, 15.7Hz), 3.8-3.85 (3H, m), 3.96 (1H, d, J=15.7Hz), 4.06 (2H, t, J=6.0Hz), 4.1-4.15 (1H, m), 4.19 (1H, dd, J=12.2Hz, 5.9Hz), 5.0-5.05 (3H, m), 5.1-5.15 (1H, m), 5.2-5.3 (2H, m), 6.56 (1H, d, J=2.4Hz), 6.64 (1H, d, J=2.4Hz), 6.7-6.8 (2H, m), 6.9-6.95 (2H, m), 7.3-7.45 (5H, m)
2−〔4−(3−アジドプロポキシ)ベンジル〕−5−ベンジルオキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ベンジル〕−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.5g)およびトリエチルアミン(0.15mL)の塩化メチレン(5mL)溶液にメタンスルホニルクロリド(0.06mL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物を0.5mol/L塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶解し、ナトリウムアジド(92mg)を加え、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製して標記化合物(0.46g)を得た。
1.63 (3H, s), 1.95-2.05 (11H, m), 2.14 (3H, s), 3.49 (2H, t, J=6.5Hz), 3.74 (1H, d, 15.7Hz), 3.75-3.85 (1H, m), 3.9-4.0 (3H, m), 4.1-4.15 (1H, m), 4.21 (1H, dd, J=12.2Hz, 6.0Hz), 4.95-5.05 (3H, m), 5.05-5.15 (1H, m), 5.2-5.3 (2H, m), 6.56 (1H, s), 6.64 (1H, s), 6.7-6.75 (2H, m), 6.9-6.95 (2H, m), 7.3-7.45 (5H, m)
2−〔4−(3−アミノプロポキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
2−〔4−(3−アジドプロポキシ)ベンジル〕−5−ベンジルオキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.1g)のメタノール(5mL)−テトラヒドロフラン(5mL)溶液にナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液、0.03mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物をVARIAN社製BOND ELUT−SCX(溶出溶媒:メタノール)で精製することにより2−〔4−(3−アジドプロポキシ)ベンジル〕−5−ベンジルオキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド(76mg)を得た。これをメタノール(5mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(30mg)を加え、水素雰囲気下室温で2時間撹拌した。不溶物をろ去し、ろ液の溶媒を減圧下留去することにより標記化合物(61mg)を得た。
1.85-1.95 (2H, m), 2.09 (3H, s), 2.79 (2H, t, J=7.0Hz), 3.35-3.45 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.8-3.9 (2H, m), 3.98 (2H, t, J=6.2Hz), 4.04 (1H, d, J=15.5Hz), 4.8-4.9 (1H, m), 6.3 (1H, d, J=2.1Hz), 6.53 (1H, d, J=2.1Hz), 6.7-6.8 (2H, m), 6.95-7.05 (2H, m)
2−〔4−(3−アミノプロポキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
2−〔4−(3−アジドプロポキシ)ベンジル〕−5−ベンジルオキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(35mg)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に10%パラジウム炭素粉末(10mg)を加え、水素雰囲気下室温で2時間撹拌した。不溶物をろ去し、ろ液の溶媒を減圧下留去することにより標記化合物(28mg)を得た。
1.62 (3H, s), 1.85-1.95 (5H, m), 2.02 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.8 (2H, t, J=7.0Hz), 3.71 (1H, d, J=15.8Hz), 3.92 (1H, d, J=15.8Hz), 3.97 (2H, t, J=6.2Hz), 4.0-4.05 (1H, m), 4.15 (1H, dd, J=12.2Hz, 2.3Hz), 4.31 (1H, dd, J=12.2Hz, 5.5Hz), 5.05-5.15 (2H, m), 5.2 (1H, d, J=7.9Hz), 5.3-5.35 (1H, m), 6.37 (1H, d, J=2.2Hz), 6.54 (1H, d, J=2.2Hz), 6.7-6.8 (2H, m), 6.85-6.9 (2H, m)
2−(4−{3−〔2−シアノ−3−(2−ヒドロキシエチル)グアニジノ〕プロポキシ}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
2−〔4−(3−アミノプロポキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.29g)の2−プロパノール(3mL)懸濁液にS,S’−ジメチル−N−シアノジチオイミノ炭酸エステル(90mg)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜塩化メチレン/メタノール=20/1)で精製して2−(4−{3−〔N’−(シアノ)−S−(メチル)イソチオウレイド〕プロポキシ}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.25g)を得た。得られた2−(4−{3−〔N’−(シアノ)−S−(メチル)イソチオウレイド〕プロポキシ}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.12g)のメタノール(1mL)溶液に2−アミノエタノール(1mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をODS固相抽出法(洗浄溶媒:蒸留水、溶出溶媒:メタノール)で精製することにより標記化合物(63mg)を得た。
1.95-2.05 (2H, m), 2.11 (3H, s), 3.25-3.45 (8H, m), 3.6 (2H, t, J=5.3Hz), 3.71 (1H, dd, J=11.9Hz, 4.9Hz), 3.8-3.95 (2H, m), 3.99 (2H, t, J=5.9Hz), 4.06 (1H, d, J=15.1Hz), 4.8-4.9 (1H, m), 6.32 (1H, d, J=2.2Hz), 6.56 (1H, d, J=2.2Hz), 6.75-6.85 (2H, m), 7.0-7.05 (2H, m)
1−(4−エチルフェニル)−1−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルフェニル)メタノール
4−ブロモ−1−エチルベンゼン(1.11g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、−78℃アルゴン雰囲気下n−ブチルリチウム(2.66mol/L n−ヘキサン溶液、2mL)を加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物に4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルベンズアルデヒド(0.86g)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液を加え、氷冷下1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜2/1)で精製して標記化合物(1.15g)を得た。
1.19 (3H, t, J=7.7Hz), 2.33 (3H, s), 2.6 (2H, q, J=7.7Hz), 3.13 (3H, s), 3.76 (1H, d, J=10.7Hz), 4.93 (1H, d, J=6.6Hz), 5.01 (1H, d, J=6.6Hz), 5.04 (2H, s), 6.02 (1H, d, J=10.7Hz), 6.53 (1H, d, J=2.3Hz), 6.65 (1H, d, J=2.3Hz), 7.05-7.15 (2H, m), 7.15-7.25 (2H, m), 7.3-7.45 (5H, m)
4−(4−エチルベンジル)−3−メトキシメトキシ−5−メチルフェノール
1−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)フェニル〕−1−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルフェニル)メタノールの代わりに1−(4−エチルフェニル)−1−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルフェニル)メタノールを用いて参考例15と同様の方法で合成した。
1.19 (3H, t, J=7.7Hz), 2.18 (3H, s), 2.58 (2H, q, J=7.7Hz), 3.35 (3H, s), 3.95 (2H, s), 4.55 (1H, s), 5.11 (2H, s), 6.35 (1H, d, J=2.5Hz), 6.53 (1H, d, J=2.5Hz), 7.0-7.1 (4H, m)
2−(4−エチルベンジル)−5−ベンジルオキシ−3−メチルフェノール
4−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)ベンジル〕−3−メトキシメトキシ−5−メチルフェノールの代わりに4−(4−エチルベンジル)−3−メトキシメトキシ−5−メチルフェノールを用いて参考例16と同様の方法で合成した。
1.2 (3H, t, J=7.6Hz), 2.25 (3H, s), 2.6 (2H, q, J=7.6Hz), 3.94 (2H, s), 4.63 (1H, s), 5.01 (2H, s), 6.35 (1H, d, J=2.2Hz), 6.48 (1H, d, J=2.2Hz), 7.05-7.1 (4H, m), 7.3-7.45 (5H, m)
2−(4−エチルベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−ガラクトピラノシド
2−(4−エチルベンジル)−5−ベンジルオキシ−3−メチルフェノール(0.35g)および1、2,3,4,6−ペンタ−O−アセチル−β−D−ガラクトピラノース(1.64g)の塩化メチレン(6mL)溶液に三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(0.53mL)を加え、室温で3日間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をメタノール(15mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液、1mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=15/1)で精製して5−ベンジルオキシ−2−(4−エチルベンジル)−3−メチルフェニル β−D−ガラクトピラノシド(0.1g)を得た。これをメタノール(5mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(50mg)を加え、水素雰囲気下室温で2時間撹拌した。不溶物をろ去し、ろ液の溶媒を減圧下留去した。残渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー(資生堂社製CAPCELL PAK UG120 ODS,5μL,120Å,20×50mm,流速30mL/分リニアグラージェント,水/メタノール=75/25〜20/80)で精製することにより標記化合物(5mg)を得た。
1.17 (3H, t, J=7.6Hz), 2.09 (3H, s), 2.56 (2H, q, J=7.6Hz), 3.53 (1H, dd, J=9.7Hz, 3.3Hz), 3.6-3.65 (1H, m), 3.7-3.8 (3H, m), 3.85-3.95 (2H, m), 4.1 (1H, d, J=15.6Hz), 4.78 (1H, d, J=7.7Hz), 6.32 (1H, d, J=2.0Hz), 6.59 (1H, d, J=2.0Hz), 7.0-7.05 (4H, m)
2−アミノ−2−メチルプロピオンアミド
2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−メチルプロピオン酸(1g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.63g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.21g)、トリエチルアミン(1.76mL)および28%アンモニア水溶液(2mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を0.5mol/L塩酸、水、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去して2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−メチルプロピオンアミド(0.26g)を得た。これをメタノール(5mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(30mg)を加え、水素雰囲気下室温で3時間撹拌した。不溶物を濾去した後、濾液を減圧下濃縮して標記化合物(0.11g)を得た。
1.15 (6H, s), 1.9 (2H, brs), 6.83 (1H, brs), 7.26 (1H, brs)
3−アミノプロピオンアミド
3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオン酸(33.5g)のテトラヒドロフラン(75mL)懸濁液に、1,1‘−カルボニルビス−1H−イミダゾール(31.6g)を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物に28%アンモニア水溶液(150mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に水(150mL)を加え、室温で1時間撹拌した。析出した結晶を濾取し、水、1mol/L塩酸、水およびジエチルエーテルで順次洗浄後、減圧下乾燥して3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオンアミド(31.8g)を得た。得られた3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオンアミド(0.11g)、10%パラジウム炭素粉末(25mg)およびメタノール(3mL)の混合物を水素雰囲気下室温で3時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮して標記化合物(43mg)を得た。
2.39 (2H, t, J=6.6Hz), 2.91 (2H, t, J=6.6Hz)
(S)−2−(3−アミノプロピオニルアミノ)−3−ベンジルオキシプロピオンアミド
(S)−3−ベンジルオキシ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロピオン酸(5g)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に、1,1‘−カルボニルビス−1H−イミダゾール(3.57g)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に28%アンモニア水溶液(25mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水、1mol/L塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣に4mol/L塩酸(1,4−ジオキサン溶液、25mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物にジエチルエーテル(50mL)を加え、析出した固体を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧下乾燥して(S)−2−アミノ−3−ベンジルオキシプロピオンアミド塩酸塩(3.8g)を得た。3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオン酸(2.23g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に(S)−2−アミノ−3−ベンジルオキシプロピオンアミド塩酸塩(2.54g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.62g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.83g)およびトリエチルアミン(5.6mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を1mol/L塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。固体残渣をn−ヘキサンで扱い濾取し、減圧下乾燥して(S)−3−ベンジルオキシ−2−[3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオニルアミノ]プロピオンアミド(3.35g)を得た。得られた(S)−3−ベンジルオキシ−2−[3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピオニルアミノ]プロピオンアミド(0.11g)のメタノール(3mL)懸濁液に10%パラジウム炭素粉末(25mg)を加え、水素雰囲気下室温で3時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮して標記化合物(75mg)を得た。
2.35-2.5 (2H, m), 2.9-3.0 (2H, m), 3.7 (1H, dd, J=9.8Hz, 4.5Hz), 3.78 (1H, dd, J=9.8Hz, 5.8Hz), 4.5-4.65 (3H, m), 7.2-7.4 (5H, m)
2−アミノ−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル塩酸塩
2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−メチルプロピオン酸(4.06g)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に、炭酸カリウム(4.15g)およびベンジルブロミド(2.85mL)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をn−ヘキサンで扱い濾取し、結晶を減圧下乾燥することにより2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル(4.44g)を得た。得られた2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル(4.44g)に4mol/L塩酸(1,4−ジオキサン溶液、15mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、1時間撹拌した。不溶物を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧下乾燥することにより標記化合物(3.4g)を得た。
1.49 (6H, s), 5.25 (2H, s), 7.3-7.45 (5H, m), 8.54 (3H, brs)
4−ニトロ−3−フェノキシフェノール
3−フルオロ−4−ニトロフェノール(4.71g)の塩化メチレン(60mL)懸濁液にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(10.5mL)を加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下混合物にクロロメチルメチルエーテル(3.42mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を飽和クエン酸水溶液中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を飽和クエン酸水溶液、水、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣にN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)、フェノール(3.11g)および炭酸カリウム(4.98g)を加え、140℃で1時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣にテトラヒドロフラン(30mL)、水(3mL)および濃塩酸(3mL)を加え、60℃で2時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去することにより標記化合物(6.3g)を得た。
6.34 (1H, d, J=2.5Hz), 6.58 (1H, dd, J=9.1Hz, 2.5Hz), 7.05-7.15 (2H, m), 7.15-7.25 (1H, m), 7.35-7.45 (2H, m), 8.03 (1H, d, J=9.1Hz)
4−ブロモ−3−フェノキシフェノール
4−ニトロ−3−フェノキシフェノール(6.27g)の塩化メチレン(50mL)懸濁液にトリエチルアミン(5.67mL)を加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下混合物にピバロイルクロリド(4.34mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を1mol/L塩酸中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。固体残渣をn−ヘキサンに懸濁して濾取し、n−ヘキサンで洗浄後、減圧下乾燥して1−ブロモ−2−フェノキシ−4−ピバロイルオキシベンゼン(5.5g)を得た。これをメタノール(15mL)−テトラヒドロフラン(10mL)混合溶媒に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(3g)を加え、水素雰囲気下室温で4時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をエタノール(20mL)−48%臭化水素酸(15mL)に溶解後、氷冷下亜硝酸ナトリウム(1.26g)の水(5mL)溶液を滴下し、同温で30分間撹拌した。臭化第一銅(1.69g)の48%臭化水素酸(10mL)懸濁液に氷冷下上記反応混合物を加え、同温で30分間撹拌後、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に戻した後、水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を1mol/L塩酸(3回)、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をメタノール(35mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(28%メタノール溶液、10mL)を加え50℃で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮後、残渣に2mol/L塩酸を加え酸性とし、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=6/1〜4/1)で精製することにより標記化合物(2.81g)を得た。
5.11 (1H, brs), 6.42 (1H, d, J=2.8Hz), 6.52 (1H, dd, J=8.7Hz, 2.8Hz), 6.95-7.05 (2H, m), 7.1-7.2 (1H, m), 7.3-7.4 (2H, m), 7.44 (1H, d, J=8.7Hz)
1−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルフェニル)−1−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−2−フェノキシフェニル〕メタノール
4−ブロモフェノールの代わりに4−ブロモ−3−フェノキシフェノールを用いて参考例14と同様の方法で標記化合物を得た。
1.95-2.05 (2H, m), 2.27 (3H, s), 3.32 (3H, s), 3.59 (2H, t, J=6.1Hz), 3.78 (1H, d, J=9.5Hz), 3.95 (2H, t, J=6.4Hz), 4.48 (2H, s), 4.95 (1H, d, J=11.4Hz), 4.98 (1H, d, J=11.4Hz), 5.02 (1H, d, J=6.6Hz), 5.1 (1H, d, J=6.6Hz), 6.27 (1H, d, J=9.5Hz), 6.36 (1H, d, J=2.2Hz), 6.38 (1H, d, J=2.2Hz), 6.61 (1H, dd, J=9.0Hz, 2.5Hz), 6.63 (1H, d, J=2.5Hz), 6.8-6.85 (2H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.2-7.45 (13H, m)
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチル−1−(メトキシメトキシ)ベンゼン
1−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシメトキシ−6−メチルフェニル)−1−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−2−フェノキシフェニル〕メタノール(2.31g)の塩化メチレン(37mL)溶液に−50℃でトリエチルシラン(2.97mL)および三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(1.18mL)を加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸カリウム水溶液中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=9/1〜5/1)で精製することにより標記化合物(1.65g)を得た。
1.95-2.05 (2H, m), 2.16 (3H, s), 3.32 (3H, s), 3.6 (2H, t, J=6.1Hz), 3.88 (2H, s), 3.96 (2H, t, J=6.3Hz), 4.48 (2H, s), 5.03 (2H, s), 5.07 (2H, s), 6.45-6.55 (3H, m), 6.65-6.75 (2H, m), 6.95-7.1 (3H, m), 7.2-7.5 (12H, m)
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチルフェノール
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチル−1−(メトキシメトキシ)ベンゼン(1.55g)のテトラヒドロフラン(7mL)溶液にメタノール(1mL)および濃塩酸(0.54mL)を加え、50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製することにより標記化合物(0.54g)を得た。
1.95-2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.59 (2H, t, J=6.1Hz), 3.86 (2H, s), 3.95 (2H, t, J=6.3Hz), 4.48 (2H, s), 5.0 (2H, s), 5.53 (1H, s), 6.37 (1H, d, J=2.5Hz), 6.43 (1H, d, J=2.6Hz), 6.45 (1H, d, J=2.5Hz), 6.57 (1H, dd, J=8.6Hz, 2.6Hz), 6.9-7.05 (3H, m), 7.05-7.15 (1H, m), 7.2-7.45 (12H, m)
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチルフェノール(0.52g)および2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−α−D−グルコピラノース(0.55g)の塩化メチレン(5mL)溶液に三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(0.059mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1/1)で精製して5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ベンジルオキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.66g)を得た。これをテトラヒドロフラン(7mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(130mg)を加え、水素雰囲気下室温で1時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.18g)およびベンジルブロミド(0.14mL)を加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜1/2)で精製することにより標記化合物(0.45g)を得た。
1.65-1.75 (4H, m), 1.9-2.05 (11H, m), 2.1 (3H, s), 3.7-3.85 (4H, m), 3.9 (1H, d, J=16.9Hz), 3.95-4.05 (2H, m), 4.09 (1H, dd, J=12.3Hz, 2.3Hz), 4.17 (1H, dd, J=12.3Hz, 5.5Hz), 4.95-5.05 (3H, m), 5.05-5.15 (1H, m), 5.15-5.25 (2H, m), 6.42 (1H, d, J=2.6Hz), 6.49 (1H, dd, J=8.6Hz, 2.6Hz), 6.55-6.65 (3H, m), 6.95-7.05 (2H, m), 7.05-7.15 (1H, m), 7.3-7.45 (7H, m)
2−(4−{3−[2−(カルバモイル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.45g)およびトリエチルアミン(0.13mL)の塩化メチレン(6mL)溶液に氷冷下メタンスルホニルクロリド(0.065mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を0.5mol/L塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去することにより5−ベンジルオキシ−2−{4−[3−(メタンスルホニルオキシ)プロポキシ]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.48g)を得た。得られた5−ベンジルオキシ−2−{4−[3−(メタンスルホニルオキシ)プロポキシ]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.17g)をメタノール(2.5mL)−アセトニトリル(2.5mL)混合溶媒に溶解し、3−アミノプロピオンアミド(43mg)および触媒量のヨウ化ナトリウムを加え、55℃で二日間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=8/1〜6/1)で精製することにより5−ベンジルオキシ−2−(4−{3−[2−(カルバモイル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(60mg)を得た。得られた5−ベンジルオキシ−2−(4−{3−[2−(カルバモイル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(25mg)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(25mg)を加え、水素雰囲気下室温で3時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮して2−(4−{3−[2−(カルバモイル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(21mg)を得た。これをメタノール(2mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(0.01mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をODS固相抽出法(洗浄溶媒:蒸留水、溶出溶媒:メタノール)で精製することにより標記化合物(12mg)を得た。
1.85-1.95 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.39 (2H, t, J=6.8Hz), 2.72 (2H, t, J=7.0Hz), 2.81 (2H, t, J=6.8Hz), 3.25-3.45 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.75-4.0 (5H, m), 4.75-4.85 (1H, m), 6.32 (1H, d, J=1.7Hz), 6.42 (1H, d, J=2.2Hz), 6.5-6.6 (2H, m), 6.77 (1H, d, J=8.9Hz), 6.9-7.0 (2H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.25-7.4 (2H, m)
2−(4−{3−[1−カルバモイル−1−(メチル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
3−アミノプロピオンアミドの代わりに2−アミノ−2−メチルプロピオンアミドを用いて実施例14と同様の方法で標記化合物を得た。
1.36 (6H, s), 1.9-2.0 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.77 (2H, t, J=7.2Hz), 3.3-3.45 (4H, m), 3.65-3.75 (1H, m), 3.8-3.9 (2H, m), 3.9-4.0 (3H, m), 4.82 (1H, d, J=7.4Hz), 6.33 (1H, d, J=2.2Hz), 6.43 (1H, d, J=2.5Hz), 6.5-6.6 (2H, m), 6.78 (1H, d, J=9.0Hz), 6.9-7.0 (2H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.25-7.4 (2H, m)
2−[4−(3−{2−[(S)−1−カルバモイル−2−ヒドロキシエチルカルバモイル]エチルアミノ}プロポキシ)−2−フェノキシベンジル]−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−〔4−(3−ヒドロキシプロポキシ)−2−フェノキシベンジル〕−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.45g)およびトリエチルアミン(0.13mL)の塩化メチレン(6mL)溶液に氷冷下メタンスルホニルクロリド(0.065mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を0.5mol/L塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去することにより5−ベンジルオキシ−2−{4−[3−(メタンスルホニルオキシ)プロポキシ]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.48g)を得た。得られた5−ベンジルオキシ−2−{4−[3−(メタンスルホニルオキシ)プロポキシ]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.1g)をメタノール(1.5mL)−アセトニトリル(1.5mL)混合溶媒に溶解し、(S)−2−(3−アミノプロピオニルアミノ)−3−ベンジルオキシプロピオンアミド(76mg)および触媒量のヨウ化ナトリウムを加え、55℃で二日間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1〜8/1)で精製することにより5−ベンジルオキシ−2−[4−(3−{2−[(S)−2−ベンジルオキシ−1−(カルバモイル)エチルカルバモイル]エチルアミノ}プロポキシ)−2−フェノキシベンジル]−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(42mg)を得た。これをテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(40mg)を加え、水素雰囲気下室温で一晩撹拌した。水素雰囲気下(0.35MPa)室温でさらに8時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮して2−[4−(3−{2−[(S)−1−カルバモイル−2−ヒドロキシエチルカルバモイル]エチルアミノ}プロポキシ)−2−フェノキシベンジル]−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(30mg)を得た。これをメタノール(2mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(0.01mL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をODS固相抽出法(洗浄溶媒:蒸留水、溶出溶媒:メタノール)および逆相分取カラムクロマトグラフィー(資生堂社製CAPCELL PAK UG120 ODS,5μm,120Å,20×50mm,流速30mL/分リニアグラージェント,水/メタノール=90/10〜10/90)で順次精製することにより標記化合物(5mg)を得た。
1.85-1.95 (2H, m), 2.05 (3H, s), 2.35-2.55 (2H, m), 2.75 (2H, t, J=7.0Hz), 2.87 (2H, t, J=6.6Hz), 3.25-3.45 (4H, m), 3.6-4.0 (8H, m), 4.35-4.45 (1H, m), 4.75-4.9 (1H, m), 6.3-6.35 (1H, m), 6.43 (1H, d, J=2.2Hz), 6.5-6.6 (2H, m), 6.77 (1H, d, J=8.6Hz), 6.9-7.0 (2H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.25-7.4 (2H, m)
5−ベンジルオキシ−2−[4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−フェノキシベンジル]−3−メチルフェノール
4−ブロモ−3−フェノキシフェノール(2.81g)およびイミダゾール(1.08g)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)溶液にtert−ブチルジフェニルシリルクロリド(3.0mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物を0.5mol/L塩酸中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を水、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン〜n−ヘキサン/酢酸エチル=20/1)で精製して4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−フェノキシブロモベンゼン(5.1g)を得た。これをテトラヒドロフラン(30mL)に溶解し、−78℃アルゴン雰囲気下n−ブチルリチウム(2.44mol/L n−ヘキサン溶液、3.9mL)を加え、同温で30分間撹拌した。反応混合物に4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンズアルデヒド(1g)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液を加え、氷冷下30分間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=8/1〜4/1)で精製して1−(4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)−1−[4−(tert−ブチルジフェニルオキシ)−2−フェノキシフェニル]メタノール(1.77g)を得た。これを塩化メチレン(25mL)に溶解し、−50℃でトリエチルシラン(2.1mL)および三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(0.84mL)を加え、2時間撹拌した。反応混合物に水を加え30分間撹拌後、混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=8/1〜4/1)で精製して標記化合物(1.1g)を得た。
1.04 (9H, s), 2.23 (3H, s), 3.76 (2H, s), 4.98 (2H, s), 5.53 (1H, s), 6.28 (1H, d, J=2.5Hz), 6.34 (1H, d, J=2.5Hz), 6.41 (1H, d, J=2.5Hz), 6.46 (1H, dd, J=8.5Hz, 2.5Hz), 6.7-6.85 (3H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.15-7.25 (2H, m), 7.25-7.45 (11H, m), 7.55-7.65 (4H, m)
5−ベンジルオキシ−2−[4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−メチルベンジル]−3−メチルフェノール
4−ブロモ−3−フェノキシフェノールの代わりに4−ブロモ−3−メチルフェノールを用いて参考例33と同様の方法で標記化合物を得た。
1.07 (9H, s), 2.13 (3H, s), 2.22 (3H, s), 3.73 (2H, s), 4.58 (1H, s), 5.0 (2H, s), 6.34 (1H, d, J=2.4Hz), 6.37 (1H, dd, J=8.4Hz, 2.6Hz), 6.42 (1H, d, J=8.4Hz), 6.46 (1H, d, J=2.4Hz), 6.68 (1H, d, J=2.6Hz), 7.3-7.45 (11H, m), 7.65-7.75 (4H, m)
5−ベンジルオキシ−2−(4−ヒドロキシ−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−[4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−フェノキシベンジル]−3−メチルフェノール(1.1g)および2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリクロロアセトイミドイル−α−D−グルコピラノース(1g)の塩化メチレン(10mL)溶液に三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体(0.11mL)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1〜1/1)で精製して5−ベンジルオキシ−2−[4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−フェノキシベンジル]−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(1.6g)を得た。これをテトラヒドロフラン(15mL)に溶解し、テトラ(n−ブチル)アンモニウムフルオリド(0.47g)を加え、室温で一晩撹拌した。反応混合物を0.5mol/L塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=3/2〜1/1)で精製して標記化合物(1.15g)を得た。
1.67 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.0 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.11 (3H, s), 3.7-3.85 (2H, m), 3.91 (1H, d, J=16.8Hz), 4.05-4.15 (1H, m), 4.19 (1H, dd, J=12.1Hz, 5.9Hz), 4.63 (1H, s), 4.95-5.15 (4H, m), 5.15-5.3 (2H, m), 6.33 (1H, d, J=2.5Hz), 6.39 (1H, dd, J=8.4Hz, 2.5Hz), 6.53 (1H, d, J=8.4Hz), 6.57 (1H, d, J=2.4Hz), 6.62 (1H, d, J=2.4Hz), 7.0-7.15 (3H, m), 7.3-7.45 (7H, m)
5−ベンジルオキシ−2−(4−ヒドロキシ−2−メチルベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−[4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−フェノキシベンジル]−3−メチルフェノールの代わりに5−ベンジルオキシ−2−[4−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−メチルベンジル]−3−メチルフェノールを用いて参考例35と同様の方法で標記化合物を得た。
1.41 (3H, s), 1.97 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.33 (3H, s), 3.55 (1H, d, J=16.3Hz), 3.75-3.85 (1H, m), 3.87 (1H, d, J=16.3Hz), 4.05-4.15 (1H, m), 4.2 (1H, dd, J=12.2Hz, 5.9Hz), 4.48 (1H, s), 4.9-5.15 (4H, m), 5.15-5.25 (2H, m), 6.29 (1H, d, J=8.3Hz), 6.42 (1H, dd, J=8.3Hz, 2.6Hz), 6.55-6.7 (3H, m), 7.3-7.5 (5H, m)
5−ベンジルオキシ−2−(4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−(4−ヒドロキシ−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.52g)およびピリジン(0.5mL)の塩化メチレン(5mL)溶液に氷冷下トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.14mL)を加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物を0.5mol/L塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1〜3/2)で精製して標記化合物(0.53g)を得た。
1.63 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.0 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.12 (3H, s), 3.75-3.9 (2H, m), 4.05 (1H, d, J=17.3Hz), 4.1-4.15 (1H, m), 4.21 (1H, dd, J=12.2Hz, 5.9Hz), 4.95-5.15 (4H, m), 5.15-5.3 (2H, m), 6.59 (1H, d, J=2.5Hz), 6.61 (1H, d, J=2.5Hz), 6.67 (1H, d, J=2.3Hz), 6.74 (1H, d, J=8.5Hz), 6.8 (1H, dd, J=8.5Hz, 2.3Hz), 7.05-7.15 (2H, m), 7.15-7.25 (1H, m), 7.3-7.45 (7H, m)
5−ベンジルオキシ−2−(4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2−メチルベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−(4−ヒドロキシ−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに5−ベンジルオキシ−2−(4−ヒドロキシ−2−メチルベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて参考例37と同様の方法で標記化合物を得た。
1.38 (3H, s), 1.96 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.43 (3H, s), 3.6 (1H, d, J=16.9Hz), 3.75-3.85 (1H, m), 3.97 (1H, d, J=16.9Hz), 4.05-4.15 (1H, m), 4.2 (1H, dd, J=12.4Hz, 5.9Hz), 4.98 (1H, d, J=7.7Hz), 5.0-5.1 (3H, m), 5.15-5.25 (2H, m), 6.52 (1H, d, J=8.6Hz), 6.59 (1H, d, J=2.4Hz), 6.6 (1H, d, J=2.4Hz), 6.86 (1H, dd, J=8.6Hz, 2.5Hz), 7.07 (1H, d, J=2.5Hz), 7.3-7.5 (5H, m)
5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−(4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.53g)、3−ブテン酸(0.1mL)、トリエチルアミン(0.42mL)、酢酸パラジウム(II)(14mg)およびトリス(2−メチルフェニル)ホスフィン(37mg)のアセトニトリル(5mL)混合物をアルゴン雰囲気下一晩加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、不溶物を濾去した。濾液を0.5mol/L塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜1/2)で精製して標記化合物(0.26g)を得た。
1.62 (3H, s), 1.97 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.08 (3H, s), 3.2-3.25 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 3.97 (1H, d, J=17.4Hz), 4.05-4.15 (1H, m), 4.19 (1H, dd, J=12.3Hz, 5.6Hz), 4.95-5.15 (4H, m), 5.15-5.3 (2H, m), 6.05-6.15 (1H, m), 6.3-6.4 (1H, m), 6.57 (1H, d, J=2.4Hz), 6.6-6.7 (2H, m), 6.88 (1H, d, J=1.6Hz), 6.94 (1H, dd, J=8.0Hz, 1.6Hz), 6.95-7.05 (2H, m), 7.05-7.15 (1H, m), 7.3-7.5 (7H, m)
5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−メチルベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−(4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに5−ベンジルオキシ−2−(4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2−メチルベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて参考例39と同様の方法で標記化合物を得た。
1.34 (3H, s), 1.96 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.02 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.37 (3H, s), 3.25 (2H, d, J=7.0Hz), 3.61 (1H, d, J=17.3Hz), 3.75-3.85 (1H, m), 3.94 (1H, d, J=17.3Hz), 4.05-4.15 (1H, m), 4.2 (1H, dd, J=12.1Hz, 5.8Hz), 4.9-5.1 (4H, m), 5.1-5.25 (2H, m), 6.1-6.25 (1H, m), 6.35-6.45 (2H, m), 6.55-6.65 (2H, m), 6.9-7.0 (1H, m), 7.15-7.2 (1H, m), 7.25-7.5 (5H, m)
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.26g)のN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)溶液に2−アミノ−2−メチルプロピオン酸ベンジルエステル塩酸塩(81mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(52mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.12g)およびトリエチルアミン(0.18mL)を加え、室温で8時間撹拌した。反応混合物を1mol/L塩酸中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜2/3)で精製し、5−ベンジルオキシ−2−(4−{(1E)−3−[1−ベンジルオキシカルボニル−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロパ−1−エニル}−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(0.22g)を得た。これをメタノール(4mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(50mg)を加え、水素雰囲気下室温で一晩撹拌した。不溶物を濾去し、濾液の溶媒を減圧下留去して標記化合物(0.18g)を得た。
1.42 (6H, s), 1.57 (3H, s), 1.7-1.85 (2H, m), 1.96 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.02 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.14 (2H, t, J=7.4Hz), 2.52 (2H, t, J=7.7Hz), 3.71 (1H, d, J=16.9Hz), 3.87 (1H, d, J=16.9Hz), 4.0-4.1 (1H, m), 4.12 (1H, dd, J=12.3Hz, 2.2Hz), 4.3 (1H, dd, J=12.3Hz, 5.8Hz), 5.0-5.15 (2H, m), 5.19 (1H, d, J=8.2Hz), 5.33 (1H, t, J=9.5Hz), 6.38 (1H, d, J=1.9Hz), 6.53 (1H, d, J=1.9Hz), 6.56 (1H, d, J=7.8Hz), 6.71 (1H, d, J=1.4Hz), 6.81 (1H, dd, J=7.8Hz, 1.4Hz), 6.9-7.0 (2H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.3-7.4 (2H, m)
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−メチルベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて実施例17と同様の方法で標記化合物を得た。
1.29 (3H, s), 1.46 (6H, s), 1.75-1.9 (2H, m), 1.93 (3H, s), 1.97 (3H, s), 2.01 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.16 (2H, t, J=7.2Hz), 2.33 (3H, s), 2.51 (2H, t, J=7.7Hz), 3.58 (1H, d, J=16.8Hz), 3.88 (1H, d, J=16.8Hz), 4.0-4.1 (1H, m), 4.14 (1H, dd, J=12.3Hz, 2.0Hz), 4.31 (1H, dd, J=12.3Hz, 5.4Hz), 5.0-5.2 (3H, m), 5.3 (1H, t, J=9.5Hz), 6.25-6.35 (1H, m), 6.4-6.45 (1H, m), 6.5-6.6 (1H, m), 6.75-6.85 (1H, m), 6.95-7.05 (1H, m)
2−(4−ブロモ−2−メチルベンゾイル)−5−ヒドロキシフェノール
4−ブロモ−2−メチル安息香酸(2g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3滴)の1,2−ジクロロエタン(20mL)懸濁液に塩化チオニル(0.75mL)を加え、70℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、レゾルシノール(1.22g)および塩化アルミニウム(1.24g)を加え、60℃で4時間撹拌した。反応混合物を1mol/L塩酸中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=8/1〜5/1)で精製して標記化合物(2.38g)を得た。
2.28 (3H, s), 5.85-6.35 (2H, m), 6.44 (1H, d, J=2.0Hz), 7.1-7.2 (2H, m), 7.35-7.5 (2H, m), 12.58 (1H, s)
5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンジル)フェノール
2−(4−ブロモ−2−メチルベンゾイル)−5−ヒドロキシフェノール(2.02g)および炭酸カリウム(1.91g)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)懸濁液にベンジルブロミド(1.64mL)を加え、室温で4時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=12/1)で精製して1,5−ジベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンゾイル)ベンゼン(1.95g)を得た。得られた1,5−ジベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンゾイル)ベンゼン(1.85g)および二臭化マグネシウム・ジエチルエーテル錯体(0.98g)のジエチルエーテル(1.9mL)−トルエン(14mL)懸濁液を75℃で一晩撹拌した。反応混合物に1mol/L塩酸を加え、室温で30分間撹拌後、酢酸エチルで抽出した。抽出物を1mol/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=30/1〜5/1)で精製して5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンゾイル)フェノール(1.45g)を得た。得られた5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンゾイル)フェノール(0.67g)およびトリエチルアミン(0.28mL)をテトラヒドロフラン(4mL)に溶解し、氷冷下クロロぎ酸メチル(0.15mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をテトラヒドロフラン(4.5mL)に溶解し、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム(0.26g)の水(4.5mL)溶液を加え、1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジエチルエーテルで抽出した。抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製して標記化合物(0.59g)を得た。
2.26 (3H, s), 3.81 (2H, s), 4.68 (1H, s), 5.01 (2H, s), 6.46 (1H, d, J=2.5Hz), 6.5 (1H, dd, J=8.3Hz, 2.5Hz), 6.8 (1H, d, J=8.3Hz), 6.9 (1H, d, J=8.1Hz), 7.24 (1H, dd, J=8.1Hz, 2.1Hz), 7.3-7.45 (6H, m)
5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンジル)フェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−メトキシカルボニルオキシ−3−メチル−2−(4−ニトロベンジル)フェノールの代わりに5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンジル)フェノールを用いて参考例4と同様の方法で標記化合物を得た。
1.81 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.01 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.2 (3H, s), 3.7 (1H, d, J=16.4Hz), 3.76 (1H, d, J=16.4Hz), 3.8-3.9 (1H, m), 4.15 (1H, dd, J=12.2Hz, 2.7Hz), 4.22 (1H, dd, J=12.2Hz, 5.8Hz), 4.95-5.15 (4H, m), 5.2-5.3 (2H, m), 6.58 (1H, dd, J=8.4Hz, 2.4Hz), 6.65-6.8 (3H, m), 7.2 (1H, dd, J=8.1Hz, 2.1Hz), 7.25-7.45 (6H, m)
5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−メチルベンジル}フェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−(4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに5−ベンジルオキシ−2−(4−ブロモ−2−メチルベンジル)フェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて参考例39と同様の方法で標記化合物を得た。
1.8 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.01 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.2 (3H, s), 3.27 (2H, d, J=7.1Hz), 3.7-3.9 (3H, m), 4.1-4.2 (1H, m), 4.22 (1H, dd, J=12.2Hz, 5.9Hz), 4.95-5.2 (4H, m), 5.2-5.35 (2H, m), 6.15-6.3 (1H, m), 6.46 (1H, d, J=16.0Hz), 6.56 (1H, dd, J=8.5Hz, 2.6Hz), 6.65-6.75 (2H, m), 6.85 (1H, d, J=8.0Hz), 7.05-7.2 (2H, m), 7.25-7.45 (5H, m)
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド
5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−フェノキシベンジル}−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに5−ベンジルオキシ−2−{4−[(1E)−3−カルボキシプロパ−1−エニル]−2−メチルベンジル}フェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて実施例17と同様の方法で標記化合物を得た。
1.45 (6H, s), 1.72 (3H, s), 1.8-1.9 (2H, m), 1.97 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.1-2.2 (5H, m), 2.55 (2H, t, J=7.6Hz), 3.66 (1H, d, J=16.2Hz), 3.7-3.8 (1H, m), 4.05-4.2 (2H, m), 4.33 (1H, dd, J=12.1Hz, 5.4Hz), 5.0-5.2 (2H, m), 5.24 (1H, d, J=8.0Hz), 5.37 (1H, t, J=9.4Hz), 6.4 (1H, dd, J=8.2Hz, 3.1Hz), 6.6-6.7 (2H, m), 6.73 (1H, d, J=8.1Hz), 6.85-6.95 (1H, m), 6.95-7.0 (1H, m)
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(81mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン(14mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(16mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(38mg)およびトリエチルアミン(0.07mL)を加え、室温で6時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1〜8/1)で精製し、5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(42mg)を得た。これをメタノール(2mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(0.01mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をODS固相抽出法(洗浄溶媒:蒸留水、溶出溶媒:メタノール)で精製して標記化合物(25mg)を得た。
1.4 (6H, s), 1.75-1.9 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.14 (2H, t, J=7.5Hz), 2.3-2.65 (8H, m), 3.25-3.45 (4H, m), 3.5-3.75 (7H, m), 3.8-3.95 (2H, m), 3.98 (1H, d, J=16.3Hz), 4.82 (1H, d, J=7.2Hz), 6.33 (1H, d, J=1.9Hz), 6.55 (1H, d, J=1.8Hz), 6.65-6.75 (1H, m), 6.75-6.85 (2H, m), 6.9-7.0 (2H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.25-7.4 (2H, m)
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて実施例20と同様の方法で標記化合物を得た。
1.42 (6H, s), 1.8-1.9 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.1-2.2 (2H, m), 2.37 (3H, s), 2.45-2.6 (8H, m), 3.25-3.4 (4H, m), 3.55-3.75 (7H, m), 3.75-3.9 (2H, m), 3.99 (1H, d, J=16.9Hz), 4.77 (1H, d, J=7.6Hz), 6.38 (1H, d, J=2.0Hz), 6.5 (1H, d, J=8.0Hz), 6.58 (1H, d, J=2.0Hz), 6.78 (1H, d, J=8.0Hz), 6.97 (1H, s)
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて実施例20と同様の方法で標記化合物を得た。
1.43 (6H, s), 1.8-1.95 (2H, m), 2.1-2.25 (5H, m), 2.4-2.55 (6H, m), 2.57 (2H, t, J=7.3Hz), 3.35-3.5 (4H, m), 3.5-3.75 (7H, m), 3.85-3.95 (3H, m), 4.8-4.9 (1H, m), 6.33 (1H, dd, J=8.1Hz, 2.4Hz), 6.6 (1H, d, J=8.1Hz), 6.66 (1H, d, J=2.4Hz), 6.85-7.0 (3H, m)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−[2−フェノキシ−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(81mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に1−(ベンジルオキシカルボニル)ピペラジン(24mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(16mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(38mg)およびトリエチルアミン(0.07mL)を加え、室温で8時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/2〜塩化メチレン/メタノール=10/1)で精製し、2−(4−{3−[1−{[4−(ベンジルオキシカルボニル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド(52mg)を得た。これをメタノール(2mL)に溶解し、10%パラジウム炭素粉末(25mg)を加え、水素雰囲気下室温で1時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液の溶媒を減圧下留去した。残渣をメタノール(2mL)に溶解し、ナトリウムメトキシド(0.01mL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をODS固相抽出法(洗浄溶媒:蒸留水、溶出溶媒:メタノール)で精製して標記化合物(21mg)を得た。
1.4 (6H, s), 1.75-1.9 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.14 (2H, t, J=7.8Hz), 2.54 (2H, t, J=7.4Hz), 2.7 (4H, brs), 3.25-3.45 (4H, m), 3.5-3.75 (5H, m), 3.8-3.95 (2H, m), 3.98 (1H, d, J=16.4Hz), 4.82 (1H, d, J=7.1Hz), 6.33 (1H, d, J=1.7Hz), 6.55 (1H, d, J=1.8Hz), 6.65-6.75 (1H, m), 6.75-6.85 (2H, m), 6.9-7.0 (2H, m), 7.0-7.1 (1H, m), 7.25-7.4 (2H, m)
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−[2−メチル−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて実施例23と同様の方法で標記化合物を得た。
1.42 (6H, s), 1.8-1.9 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.1-2.2 (2H, m), 2.37 (3H, s), 2.5-2.6 (2H, m), 2.8-3.0 (4H, m), 3.25-3.4 (4H, m), 3.55-3.75 (5H, m), 3.75-3.9 (2H, m), 3.98 (1H, d, J=16.8Hz), 4.77 (1H, d, J=7.9Hz), 6.38 (1H, d, J=2.3Hz), 6.5 (1H, d, J=7.7Hz), 6.58 (1H, d, J=2.3Hz), 6.78 (1H, d, J=7.7Hz), 6.96 (1H, s)
5−ヒドロキシ−2−[2−メチル−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド
2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドの代わりに2−(4−{3−[1−カルボキシ−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−5−ヒドロキシフェニル 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシドを用いて実施例23と同様の方法で標記化合物を得た。
1.43 (6H, s), 1.8-1.95 (2H, m), 2.1-2.25 (5H, m), 2.57 (2H, t, J=7.4Hz), 2.65-2.8 (4H, m), 3.35-3.75 (9H, m), 3.85-3.95 (3H, m), 4.85-4.9 (1H, m), 6.33 (1H, dd, J=8.3Hz, 2.2Hz), 6.59 (1H, d, J=8.3Hz), 6.66 (1H, d, J=2.2Hz), 6.85-7.0 (3H, m)
ヒトSGLT1活性阻害作用確認試験
1)ヒトSGLT1のクローニングおよび発現ベクターへの組み換え
ヒト小腸由来の総RNA(Ori gene)を、オリゴdTをプライマーとして逆転写し、PCR増幅用cDNAライブラリーを作成した。このcDNAライブラリーを鋳型として、Hedigerらにより報告されたヒトSGLT1(ACCESSION:M24847)の1番から2005番までの塩基配列をPCR法により増幅し、pcDNA3.1(−)(Invitrogen)のマルチクローニング部位に挿入した。挿入したDNAの塩基配列は、報告されていた塩基配列と完全に一致していた。
ヒトSGLT1発現ベクターをScaIで消化して直鎖状DNAとした後、CHO−K1細胞にリポフェクション法(Effectene Transfection Reagent:QIAGEN)にて導入した。1mg/mL G418(LIFE TECNOLOGIES)にてネオマイシン耐性細胞株を得、後述する方法にてメチル−α−D−グルコピラノシドの取り込み活性を測定した。最も強い取り込み活性を示した株を選択してCS1−5−11Dとし、以後、200μg/mLのG418存在下で培養した。
96穴プレートにCS1−5−11Dを3×104個/穴で播種し、2日間培養した後に取り込み実験に供した。取り込み用緩衝液(140mM塩化ナトリウム、2mM塩化カリウム、1mM塩化カルシウム、1mM塩化マグネシウム、10mM2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸、5mMトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを含む緩衝液pH7.4)には、非放射ラベル体(Sigma)と14Cラベル体(Amersham Pharmacia Biotech)のα−MG混合物を最終濃度が1mMとなるように混和して添加した。試験化合物はジメチルスルホキシドに溶解した後、蒸留水にて適宜希釈して1mMα−MGを含む取り込み用緩衝液に添加し、測定用緩衝液とした。対照群用には試験化合物を含まない測定用緩衝液を、基礎取り込み測定用には塩化ナトリウムに替えて140mMの塩化コリンを含む基礎取り込み測定用緩衝液を調製した。培養したCS1の培地を除去し、前処置用緩衝液(α−MGを含まない基礎取り込み用緩衝液)を1穴あたり180μL加え、37℃で10分間静置した。同一操作をもう1度繰り返した後、前処置用緩衝液を除去し、測定用緩衝液および基礎取り込み用緩衝液を1穴当たり75μLずつ加え37℃で静置した。1時間後に測定用緩衝液を除去し、1穴当たり180μLの洗浄用緩衝液(10mM非ラベル体α−MGを含む基礎取り込み用緩衝液)で2回洗浄した。1穴当たり75μLの0.2mol/L水酸化ナトリウムで細胞を溶解し、その液をピコプレート(Packard)に移した。150μLのマイクロシンチ40(Packard)を加えて混和し、マイクロシンチレーションカウンター トップカウント(Packard)にて放射活性を計測した。対照群の取り込みから基礎取り込み量を差し引いた値を100%として、試験化合物の各濃度におけるメチル−α−D−グルコピラノシドの取り込み量を算出した。試験化合物がメチル−α−D−グルコピラノシドの取り込みを50%阻害する濃度(IC50値)を、ロジットプロットにより算出した。その結果は表1の通りである。
ラットにおける血糖値上昇抑制作用確認試験
1)糖尿病モデルラットの作製
8週齢のラットにニコチンアミド(230mg/kg)を腹腔内投与し、15分後にエーテル麻酔下でストレプトゾトシン(85mg/kg)を尾静脈注射した。投与1週間後にラットを終夜絶食し、グルコース負荷(2g/kg)試験を行った。1時間後の血漿中グルコース濃度が300mg/dL以上を示した動物を選択し、液体飼料負荷試験に用いた。
糖尿病モデルラットを終夜絶食後、薬物投与群では蒸留水に溶解した薬物(1mg/kg)を、対照群には蒸留水のみを経口投与した。薬物投与直後に、17.25kcal/kgの液体飼料(オリエンタル酵母工業:No.038 コントロール区 デキストリン・マルトース配合)を経口投与した。採血は、薬物投与直前および薬物投与後経時的に尾動脈より行い、直ちにヘパリン処理した。血液は遠心分離後、血漿を分取してグルコース濃度をグルコースBテストワコー(和光純薬)にて定量した。薬物投与直前(0時間)および薬物投与後0.5時間、1時間における血漿中グルコース濃度は、表2の通りである。尚、表中の数値は、平均値±標準誤差で表す。
Claims (22)
- 下記一般式(I−A)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
〔式中
W 1 は、酸素原子または硫黄原子であり;
X 2 は、水酸基を有していてもよいC1-6アルキレン基であり;
Yは、カルボニル基、スルホニル基、−C(=NH)−又は単結合であり;
Zは、水素原子、C2-7アルコキシカルボニル基、ホルミル基、−RB、−CORC、−SO2RC、−CON(RD)RE、−CSN(RD)RE、−SO2NHRF又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
RCは、C2-7アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であり;
R 8a は、下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有するC 1-6 アルキル基であり;
RB、RD、RE及びRFは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
R D 及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグは一般式(I−A)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物であり;
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHR L 、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - 下記一般式(I−a)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
〔式中
W 2 は、単結合であり;
X 3 は、水酸基を有していてもよいC1-6アルキレン基又はC2-6アルケニレン基であり;
Yは、カルボニル基、スルホニル基、−C(=NH)−又は単結合であり;
Zは、水素原子、C2-7アルコキシカルボニル基、ホルミル基、−RB、−CORC、−SO2RC、−CON(RD)RE、−CSN(RD)RE、−SO2NHRF又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
RCは、C2-7アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であり;
R 8b は、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC 1-6 アルキル基であり;
RB、RD、RE及びRFは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
Z及びR 8b が結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグは一般式(I−a)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物であり;
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - 下記一般式(I−b)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
〔式中
Wは、酸素原子、硫黄原子又は単結合であり;
X1は、C2-6アルケニレン基であり;
Yは、カルボニル基、スルホニル基、−C(=NH)−又は単結合であり;
Zは、水素原子、C2-7アルコキシカルボニル基、ホルミル基、−RB、−CORC、−SO2RC、−CON(RD)RE、−CSN(RD)RE、−SO2NHRF又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
RCは、C2-7アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であり;
R8、RB、RD、RE及びRFは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
Z及びR8が結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグは一般式(I−b)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物であり;
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - 下記一般式(I−c)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
〔式中
Wは、酸素原子、硫黄原子又は単結合であり;
Xは、水酸基を有していてもよいC1-6アルキレン基、C2-6アルケニレン基又は単結合であり(但し、単結合の場合、Wは単結合である);
Y1は、−C(=NH)−であり;
Zは、水素原子、C2-7アルコキシカルボニル基、ホルミル基、−RB、−CORC、−SO2RC、−CON(RD)RE、−CSN(RD)RE、−SO2NHRF又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
RCは、C2-7アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であり;
R8、RB、RD、RE及びRFは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
Z及びR8が結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグは一般式(I−c)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - 下記一般式(I−d)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤:
〔式中
Wは、酸素原子、硫黄原子又は単結合であり;
Xは、水酸基を有していてもよいC1-6アルキレン基、C2-6アルケニレン基又は単結合であり(但し、単結合の場合、Wは単結合である);
Yは、カルボニル基、スルホニル基、−C(=NH)−又は単結合であり;
Z1は、−CON(RD)RE又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
R8、RD及びREは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグとは一般式(I−d)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物であり;
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - R2が水素原子、C1-6アルキル基、フェノキシ基又はハロゲン原子であり、R3、R4およびR5が水素原子であり、R6がメチル基であり、R7が水酸基、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である、請求項1〜5の何れかに記載のベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するヒトSGLT1活性阻害剤。
- 食後高血糖抑制剤である、請求項1〜6の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- 高血糖症に起因する疾患の予防又は治療剤である、請求項1〜6の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- 高血糖症に起因する疾患が、糖尿病、耐糖能異常、空腹時血糖異常、糖尿病性合併症、肥満症、高インスリン血症、高脂質血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質代謝異常、アテローム性動脈硬化症、高血圧、うっ血性心不全、浮腫、高尿酸血症および痛風からなる群から選択される疾患である、請求項8記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- 耐糖能異常者または空腹時血糖異常者の糖尿病への移行阻止剤である、請求項1〜6の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- 血中ガラクトース値の上昇に起因する疾患の予防又は治療剤である、請求項1〜6の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- 血中ガラクトース値の上昇に起因する疾患がガラクトース血症である、請求項11記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- 剤形が徐放性製剤である、請求項1〜12の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- インスリン感受性増強薬、糖吸収阻害薬、ビグアナイド薬、インスリン分泌促進薬、SGLT2活性阻害薬、インスリン又はインスリン類縁体、グルカゴン受容体アンタゴニスト、インスリン受容体キナーゼ刺激薬、トリペプチジルペプチダーゼII阻害薬、ジペプチジルペプチダーゼIV阻害薬、プロテインチロシンホスファターゼ−1B阻害薬、グリコゲンホスホリラーゼ阻害薬、グルコース−6−ホスファターゼ阻害薬、フルクトース−ビスホスファターゼ阻害薬、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ阻害薬、肝糖新生阻害薬、D−カイロイノシトール、グリコゲン合成酵素キナーゼ−3阻害薬、グルカゴン様ペプチド−1、グルカゴン様ペプチド1−類縁体、グルカゴン様ペプチド−1アゴニスト、アミリン、アミリン類縁体、アミリンアゴニスト、アルドース還元酵素阻害薬、終末糖化産物生成阻害薬、プロテインキナーゼC阻害薬、γ−アミノ酪酸受容体アンタゴニスト、ナトリウムチャンネルアンタゴニスト、転写因子NF−κB阻害薬、脂質過酸化酵素阻害薬、N−アセチル化−α−リンクト−アシッド−ジペプチダーゼ阻害薬、インスリン様成長因子−I、血小板由来成長因子、血小板由来成長因子類縁体、上皮増殖因子、神経成長因子、カルニチン誘導体、ウリジン、5−ヒドロキシ−1−メチルヒダントイン、ビモクロモル、スロデキシド、止瀉薬、瀉下薬、ヒドロキシメチルグルタリルコエンザイムA還元酵素阻害薬、フィブラート系化合物、β3−アドレナリン受容体アゴニスト、アシルコエンザイムA:コレステロールアシル基転移酵素阻害薬、プロブコール、甲状腺ホルモン受容体アゴニスト、コレステロール吸収阻害薬、リパーゼ阻害薬、ミクロソームトリグリセリドトランスファープロテイン阻害薬、リポキシゲナーゼ阻害薬、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ阻害薬、スクアレン合成酵素阻害薬、低比重リポ蛋白受容体増強薬、ニコチン酸誘導体、胆汁酸吸着薬、ナトリウム共役胆汁酸トランスポーター阻害薬、コレステロールエステル転送タンパク阻害薬、食欲抑制薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、中性エンドペプチダーゼ阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、エンドセリン変換酵素阻害薬、エンドセリン受容体アンタゴニスト、利尿薬、カルシウム拮抗薬、血管拡張性降圧薬、交換神経遮断薬、中枢性降圧薬、α2−アドレナリン受容体アゴニスト、抗血小板薬、尿酸生成阻害薬、尿酸排泄促進薬および尿アルカリ化薬からなる群より選択される少なくとも1種の薬剤を組合わせてなる、請求項1〜6の何れかに記載のヒトSGLT1活性阻害剤。
- 下記一般式(I−b)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ:
〔式中
Wは、酸素原子、硫黄原子又は単結合であり;
X1は、C2-6アルケニレン基であり;
Yは、カルボニル基、スルホニル基、−C(=NH)−又は単結合であり;
Zは、水素原子、C2-7アルコキシカルボニル基、ホルミル基、−RB、−CORC、−SO2RC、−CON(RD)RE、−CSN(RD)RE、−SO2NHRF又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
RCは、C2-7アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であり;
R8、RB、RD、RE及びRFは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
Z及びR8が結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグは一般式(I−b)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物であり;
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - 下記一般式(I−c)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ:
〔式中
Wは、酸素原子、硫黄原子又は単結合であり;
Xは、水酸基を有していてもよいC1-6アルキレン基、C2-6アルケニレン基又は単結合であり(但し、単結合の場合、Wは単結合である);
Y1は、−C(=NH)−であり;
Zは、水素原子、C2-7アルコキシカルボニル基、ホルミル基、−RB、−CORC、−SO2RC、−CON(RD)RE、−CSN(RD)RE、−SO2NHRF又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
RCは、C2-7アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であり;
R8、RB、RD、RE及びRFは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
Z及びR8が結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3 〜R 5 は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグは一般式(I−c)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物であり;
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル)基及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - 下記一般式(I−d)で表されるベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ:
〔式中
Wは、酸素原子、硫黄原子又は単結合であり;
Xは、水酸基を有していてもよいC1-6アルキレン基、C2-6アルケニレン基又は単結合であり(但し、単結合の場合、Wは単結合である);
Yは、カルボニル基、スルホニル基、−C(=NH)−又は単結合であり;
Z1は、−CON(RD)RE又は−C(=NRG)N(RH)RIであり;
R8、RD及びREは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、下記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RD及びREが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RG、RH及びRIは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、シアノ基、カルバモイル基、C2-6アシル基、C2-7アルコキシカルボニル基、アリール(C2-7アルコキシカルボニル)基、ニトロ基、C1-6アルキルスルホニル基、スルファミド基、カルバミミドイル基、又は下記置換基群γから選択される任意の基を1〜5個有していてもよいC1-6アルキル基であるか;或いは
RG及びRHが結合してエチレン基を形成し;
RH及びRIが結合して隣接する窒素原子と共に、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
R2は、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ基、フェニルアミノ基又はハロゲン原子であり;
R3〜R5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基又はハロゲン原子であり;
R6は、水素原子又はC1-6アルキル基であり;
R7は、水素原子、水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基又はカルバモイル(C1-6アルキル)基であり;
Gは、式
または式
で表される基であり;
プロドラッグは一般式(I−d)で表される化合物における1以上の任意の水酸基に、C 2-7 アシル基、C 1-6 アルコキシ(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル(C 2-7 アシル)基、C 2-7 アルコキシカルボニル基及びC 1-6 アルコキシ(C 2-7 アルコキシカルボニル)基から選択される基を有する化合物であり;
〔置換基群α〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、アミノ(C1-6アルキル基)及びC2-7アルコキシカルボニル基
〔置換基群β〕
ハロゲン原子、アミノ基及びC1-6アルキル基
〔置換基群γ〕
水酸基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、スルファミド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)スルファミド基、C2-6アシルアミノ基、アミノ(C2-6アシルアミノ)基、C1-6アルキルスルホニル基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル(C1-6アルキルスルホニルアミノ)基、カルボキシ基、C2-7アルコキシカルボニル基、−CON(RJ)RK、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルコキシ)基、下記置換基群γ2から選択される任意の基を1〜3個環上に有していてもよいアリール(C1-6アルキルチオ)基、C3-7シクロアルキル基、C2-6ヘテロシクロアルキル基、−NHC(=N−CN)NHRL、上記置換基群αから選択される任意の基を1〜3個有していてもよいアリール基、上記置換基群βから選択される任意の基を有していてもよいヘテロアリール基、下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基、C1-4芳香族環状アミノ基及びC1-6アルキル(C1-4芳香族環状アミノ)基
RJ及びRKは、同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、下記置換基群γ1から選択される任意の基を1〜3個有していてもよいC1-6アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣接する窒素原子と共に下記置換基群δから選択される任意の基を有していてもよいC2-6環状アミノ基を形成し;
RLは、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である。
〔置換基群γ1〕
水酸基、アミノ基、モノ又はジ(C1-6アルキル)アミノ基、モノ又はジ〔ヒドロキシ(C1-6アルキル)〕アミノ基、ウレイド基、モノ又はジ(C1-6アルキル)ウレイド基、C2-6アシルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基及びカルバモイル基
〔置換基群γ2〕
ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、C1-6アルキル基及びC1-6アルコキシ基
〔置換基群δ〕
水酸基、カルバモイル基、C1-6アルキル基、オキソ基、カルバモイル(C1-6アルキル)基、ヒドロキシ(C1-6アルキル)基及びC1-6アルキルスルホニルアミノ(C1-6アルキル)基〕 - R2が水素原子、C1-6アルキル基、フェノキシ基又はハロゲン原子であり、R3、R4およびR5が水素原子であり、R6がメチル基であり、R7が水酸基、C1-6アルキル基又はヒドロキシ(C1-6アルキル)基である、請求項15〜17の何れかに記載のベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ。
- 請求項15〜18の何れかに記載のベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグを有効成分として含有する医薬組成物。
- 剤形が徐放性製剤である、請求項19記載の医薬組成物。
- (A)請求項15〜18の何れかに記載のベンジルフェノール誘導体またはその薬理学的に許容される塩、或いはそれらのプロドラッグ、および(B)インスリン感受性増強薬、糖吸収阻害薬、ビグアナイド薬、インスリン分泌促進薬、SGLT2活性阻害薬、インスリン又はインスリン類縁体、グルカゴン受容体アンタゴニスト、インスリン受容体キナーゼ刺激薬、トリペプチジルペプチダーゼII阻害薬、ジペプチジルペプチダーゼIV阻害薬、プロテインチロシンホスファターゼ−1B阻害薬、グリコゲンホスホリラーゼ阻害薬、グルコース−6−ホスファターゼ阻害薬、フルクトース−ビスホスファターゼ阻害薬、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ阻害薬、肝糖新生阻害薬、D−カイロイノシトール、グリコゲン合成酵素キナーゼ−3阻害薬、グルカゴン様ペプチド−1、グルカゴン様ペプチド1−類縁体、グルカゴン様ペプチド−1アゴニスト、アミリン、アミリン類縁体、アミリンアゴニスト、アルドース還元酵素阻害薬、終末糖化産物生成阻害薬、プロテインキナーゼC阻害薬、γ−アミノ酪酸受容体アンタゴニスト、ナトリウムチャンネルアンタゴニスト、転写因子NF−κB阻害薬、脂質過酸化酵素阻害薬、N−アセチル化−α−リンクト−アシッド−ジペプチダーゼ阻害薬、インスリン様成長因子−I、血小板由来成長因子、血小板由来成長因子類縁体、上皮増殖因子、神経成長因子、カルニチン誘導体、ウリジン、5−ヒドロキシ−1−メチルヒダントイン、ビモクロモル、スロデキシド、止瀉薬、瀉下薬、ヒドロキシメチルグルタリルコエンザイムA還元酵素阻害薬、フィブラート系化合物、β3−アドレナリン受容体アゴニスト、アシルコエンザイムA:コレステロールアシル基転移酵素阻害薬、プロブコール、甲状腺ホルモン受容体アゴニスト、コレステロール吸収阻害薬、リパーゼ阻害薬、ミクロソームトリグリセリドトランスファープロテイン阻害薬、リポキシゲナーゼ阻害薬、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ阻害薬、スクアレン合成酵素阻害薬、低比重リポ蛋白受容体増強薬、ニコチン酸誘導体、胆汁酸吸着薬、ナトリウム共役胆汁酸トランスポーター阻害薬、コレステロールエステル転送タンパク阻害薬、食欲抑制薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、中性エンドペプチダーゼ阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、エンドセリン変換酵素阻害薬、エンドセリン受容体アンタゴニスト、利尿薬、カルシウム拮抗薬、血管拡張性降圧薬、交換神経遮断薬、中枢性降圧薬、α2−アドレナリン受容体アゴニスト、抗血小板薬、尿酸生成阻害薬、尿酸排泄促進薬および尿アルカリ化薬からなる群より選択される少なくとも1種の薬剤を組合わせてなる医薬。
- 下記の群から選択される化合物:
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔3−(3−ピリジルメチル)ウレイド〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−ウレイドベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔3−(2−ピリジルメチル)ウレイド〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)ウレイド〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−〔(S)−1−カルバモイル−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕ウレイド}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−{4−〔(E)−2−(2−ピリジルメチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−{(E)−2−〔3−(モルホリン−4−イル)プロピルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−(4−{(E)−2−〔2−(スルファモイルアミノ)エチルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−〔2−シアノ−3−(2−ヒドロキシエチル)グアニジノ〕プロポキシ}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(3−ベンジルウレイド)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル
β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔3−(3,4−ジメトキシベンジル)ウレイド〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔3−(4−メタンスルホニルベンジル)ウレイド〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔3−(3−アミノメチルベンジル)ウレイド〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−〔3−(イミダゾール−1−イル)プロピル〕ウレイド}ベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−〔2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル〕ウレイド}ベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔(E)−2−(2−アミノエチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔(E)−2−(3−アミノプロピルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔(E)−2−(4−アミノブチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−{4−〔(E)−2−(2−メタンスルホニルアミノエチルカルバモイル)ビニル〕ベンジル}−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{(E)−2−〔2−(2−アミノアセチルアミノ)エチルカルバモイル〕ビニル}ベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−{4−〔3−(2−シアノ−3−メチルグアニジノ)プロポキシ〕ベンジル}−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(3−グアニジノプロポキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−〔4−(4−グアニジノブトキシ)ベンジル〕−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−[2−(カルバモイル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−(4−{3−[1−カルバモイル−1−(メチル)エチルアミノ]プロポキシ}−2−フェノキシベンジル)−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
2−[4−(3−{2−[(S)−1−カルバモイル−2−ヒドロキシエチルカルバモイル]エチルアミノ}プロポキシ)−2−フェノキシベンジル]−5−ヒドロキシ−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−フェノキシベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)−3−メチルフェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−(4−{3−[1−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−(メチル)エチルカルバモイル]プロピル}−2−メチルベンジル)フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−[2−フェノキシ−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−3−メチル−2−[2−メチル−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド;
5−ヒドロキシ−2−[2−メチル−4−(3−{1−[(ピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−(メチル)エチルカルバモイル}プロピル)ベンジル]フェニル β−D−グルコピラノシド;
及びそれらの薬理学的に許容される塩。
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