JP4650086B2 - 蓄熱熱回収装置 - Google Patents
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Description
本発明は、複数の利用側熱交換器と、熱源側熱交換器と、蓄熱熱交換器とが冷媒配管で接続されて冷媒回路が構成される蓄熱熱回収システム等を提供する。本発明の蓄熱熱回収システムでは、運転状況が異なる複数の利用側熱交換器の間において熱エネルギの回収(熱回収)を行い、この熱回収において過剰となる熱エネルギを蓄熱材に蓄えることができる。また、蓄えられた熱エネルギは、必要な時に利用側熱交換器における熱交換に利用できる。このように、利用するエネルギが過剰したり不足したりしてリアルタイムに有効利用できない場合であっても、エネルギの無駄を生じさせないことで、省エネ効果を向上させることができる点に特徴がある。
次に、本発明の一実施形態が採用された蓄熱熱回収システム100の外観概略図を、図1等に示す。
蓄熱熱回収システム100では、図7において示すように、季節、時間帯、外気温等に応じて、6種類の運転モードが実行される。なお、ショーケースについては、食材等を冷蔵保存するために、店が閉店した夜間においても冷蔵運転が持続されることが前提となるものとする。
夜間蓄冷運転Xでは、図1に示すように、制御部71が、室内機の運転を停止させて2方弁45を閉じると共に、空調圧縮機50(C点)とショーケース圧縮機60(B点)とから吐出した冷媒を合流させて室外熱交換器30において凝縮させる(D点)。そして、一部の冷媒を電子膨張弁41において減圧させて(E点)、蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の水と熱交換させることで蓄熱槽に氷を生成して冷熱を蓄える(G点)。また、他方の冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。なお、ここで、制御部71は、空調負荷に応じて2方弁55の開度を調整することで、空調圧縮機50側に流れる冷媒の量とショーケース圧縮機60側に流れる冷媒の量とを調整することで、負荷を軽減させる制御を行う。
蓄熱冷房運転Aでは、図2に示すように、制御部71が、電子膨張弁41と2方弁15を閉じると共に、空調圧縮機50(C点)とショーケース圧縮機60(B点)とから吐出した冷媒を合流させて室外熱交換器30において凝縮させる(D点)。そして、電子膨張弁45を通過した冷媒を蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の氷を融解して冷熱を利用することで過冷却状態とする(H点)。そして、一部の冷媒を電子膨張弁11において減圧させて(I点)、室内熱交換器10において店内の空気と熱交換させることで蒸発させて(G点)、店内を冷房させる。また、他方の冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
暖房軽負荷運転Bでは、図3に示すように、制御部71が、室外機と空調圧縮機50の運転を停止させて、電子膨張弁11、41を全閉し2方弁15、45を全開させると共に、ショーケース圧縮機60(B点)から吐出した冷媒を室内熱交換器10において凝縮させる(J点)。そして、2方弁15、45を通過した冷媒を、蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の氷を融解して冷熱を利用することで過冷却状態とする(K点)。そして、この冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
暖房均衡運転Cでは、図4に示すように、制御部71が、室外機、空調圧縮機50および蓄熱運転とを停止させて、2方弁15を全閉させると共に、ショーケース圧縮機60(B点)から吐出した冷媒を室内熱交換器10において凝縮させる(L点)。そして、電子膨張弁11、21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
暖房大負荷運転Dでは、図5に示すように、制御部71が、室外機を停止させて、2方弁15を全開させ、2方弁45を全閉させると共に、空調圧縮機50(C点)とショーケース圧縮機60(B点)とから吐出した冷媒を合流させて室内熱交換器10において凝縮させて(D点)、2方弁15を通過させる(D点)。そして、一部の冷媒を電子膨張弁41において減圧させて(E点)、蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の水と熱交換させることで蓄熱槽に氷を生成して冷熱を蓄える(G点)。また、他方の冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
夜間放冷運転Yでは、図6に示すように、制御部71が、室内機の運転および空調圧縮機50の運転を停止させて電子膨張弁41を全閉すると共に2方弁45を全開し、ショーケース圧縮機60(B点)から吐出した冷媒を室外熱交換器30において凝縮させる(M点)。そして、電子膨張弁45を通過した冷媒を蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の氷を融解して冷熱を利用することで過冷却状態とする(N点)。そして、電子膨張弁21において減圧されて(F点)ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換を行うことで蒸発し、ショーケース内を冷却させる(A点)。
(1)
従来の冷凍空調装置では、2つの利用側熱交換器間における回収分と利用分とがバランスしていない運転状態では、熱源側熱交換器において蒸発工程を行うことで不足分を補ったり凝縮工程を行うことで過剰分を排熱処理したりしている。すなわち、2つの利用側熱交換器において熱エネルギを効果的に回収利用できるのは、各利用側熱交換器における回収分と利用分とがバランスしている場合に限られている。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、消費電力検出部80により得られる消費電力に基づいて制御部71が消費電力の程度を判断して冷媒配管90の接続状態を制御している。このため、例えば、店内を冷房する場合において、消費電力が多い昼間において必要とされるエネルギ分を、消費電力が少ない夜のうちに蓄熱槽42に氷を生成させておくことで蓄えておくことができる。これにより、消費電力のピーク値を自動的に低減させることができる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、蓄熱熱交換器40の吸込側の冷媒を対象として、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに対してモリエル線図上で過冷却状態となるように、制御部71が、蓄熱熱交換器40の吸込側に設けられている2方弁45を全開とする。このため、蓄熱熱交換器40を通過する冷媒が、モリエル線図上で少なくとも過冷却状態とされる。したがって、過冷却状態の冷媒を用いてショーケース熱交換器20における蒸発工程を行うことができるので、省エネ効果を向上できる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、膨張配管43が設けられており、蓄熱運転時には、蓄熱熱交換器40の冷媒吸引側に設けられた膨張流路44の電子膨張弁41において減圧された冷媒と蓄熱槽42内の水とを熱交換させることで氷を生成して蓄冷する。また、放冷運転時には、膨張流路44の電子膨張弁41を介することなく、バイパス流路46の2方弁45を流れた冷媒と蓄熱槽42内において氷と熱交換させることで氷を融解して放冷し、冷媒を冷却させる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、空調圧縮機50とショーケース圧縮機60とで容量が異なる場合であっても、運転モードに応じて2つの圧縮機の稼働状態を制御することができる。このため、室内熱交換器10の蒸発温度とショーケース熱交換器20の蒸発温度とが異なる所望の温度となるように空調圧縮機50とショーケース圧縮機60とを駆動させることができる。これによりCOP成績係数をより向上させることができる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、空調圧縮機50の吸引側の空調圧縮機吸引配管53およびショーケース圧縮機60の吸引側のショーケース圧縮機吸引配管63が2方弁55を有する補助ライン54で接続されている。このため、室内熱交換器10において蒸発された冷媒を圧縮させるための空調圧縮機50と、ショーケース熱交換器20において蒸発された冷媒を圧縮させるためのショーケース圧縮機60とにおける稼働率を2方弁55によって調整することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態における蓄熱熱回収システム100では、運転状態を消費電力に応じて制御部71が変更する場合について例に挙げて説明した。
上記実施形態における蓄熱熱回収システム100では、利用側熱交換器として、店内の空調を行う室内熱交換器10と庫内の冷却を行う冷蔵用のショーケース熱交換器20とを例に挙げて説明した。
上記実施形態における蓄熱熱回収システム100では、ショーケース圧縮機60として、いわゆる1段圧縮機構が採用された圧縮機が用いられている場合を例に挙げて説明した。
11 電子膨張弁(第1膨張弁)
13 室内配管(第1利用配管)
14 膨張流路(第1膨張流路)
15 2方弁(開閉機構)
16 バイパス流路(第1膨張回避流路)
20 ショーケース熱交換器(第2利用側熱交換器)
21 電子膨張弁(第2膨張機構)
30 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
40 蓄熱熱交換器
41 電子膨張弁(蓄熱膨張弁)
42 蓄熱槽
43 蓄熱配管
44 膨張流路(蓄熱膨張流路)
45 2方弁(開閉機構)
46 バイパス流路(蓄熱膨張回避流路)
50 空調圧縮機(圧縮機、第1圧縮機)
53 空調圧縮機吸引配管(第1ライン)
54 補助ライン
55 2方弁(開閉機構)
60 ショーケース圧縮機(圧縮機、第2圧縮機)
63 ショーケース圧縮機吸引配管(第2ライン)
70 制御装置
71 制御部(膨張弁制御部)
80 消費電力検出部(消費エネルギ把握手段)
90 冷媒配管
100 蓄熱熱回収システム(蓄熱熱回収装置)
Claims (10)
- 蓄熱材を蓄える蓄熱槽(42)と、
冷媒を圧縮する圧縮機(50、60)と、少なくとも冷媒の凝縮器として機能して室内を暖める室内熱交換器(10)と、冷媒の蒸発器として機能する蒸発熱交換器(20)と、前記蒸発熱交換器(20)に向かう冷媒を減圧する蒸発側膨張機構(21)と、冷媒と前記蓄熱槽(42)内の前記蓄熱材とを熱交換させる熱交換器として機能する蓄熱熱交換器(40)と、を有する冷媒回路(90)と、
を備え、
前記冷媒回路(90)は、前記圧縮機(50、60)から吐出されて前記室内熱交換器(10)において凝縮させた冷媒を、前記蓄熱熱交換器(40)において前記蓄熱槽(42)内の前記蓄熱材の冷熱を利用することでさらに凝縮させ、前記蒸発側膨張機構(21)によって減圧した冷媒を前記蒸発熱交換器(20)において蒸発させる第1運転状態の接続状態にすることが可能であり、
前記冷媒回路(90)は、
前記蓄熱熱交換器(40)に向けて送られる冷媒を膨張させるための蓄熱膨張機構(41)と、
前記蓄熱膨張機構(41)を通過することなく前記蓄熱熱交換器(40)に向けて冷媒を送るための蓄熱膨張回避流路(46)と、
前記蓄熱膨張回避流路(46)に設けられた開閉機構(45)と、
前記蓄熱膨張機構(41)および前記蓄熱膨張回避流路(46)に対して前記蓄熱熱交換器(40)側とは反対側に設けられており、前記室内熱交換器(10)から流れてくる冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)側と前記蒸発熱交換器(20)側との両方に送る状態、前記蓄熱熱交換器(40)側にのみ送る状態、および、前記蒸発熱交換器(20)側にのみ送る状態を切り換え可能な蓄熱蒸発切換機構と、をさらに有しており、
前記開閉機構(45)および前記蓄熱膨張機構(41)を閉じた状態として前記室内熱交換器(10)において凝縮された冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)を経由させることなく、前記蓄熱蒸発切換機構により前記室内熱交換器(10)から流れてくる冷媒を前記蒸発熱交換器(20)側にのみ送る状態に切り換えて前記蒸発側膨張機構(21)で減圧させた冷媒を前記蒸発熱交換器(20)で蒸発させる第2運転状態と、
前記蓄熱蒸発切換機構により前記室内熱交換器(10)から流れてくる冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)側と前記蒸発熱交換器(20)側との両方に送る状態に切り換えて、前記開閉機構(45)を閉じた状態として前記室内熱交換器(10)において凝縮された冷媒の一部を前記蓄熱膨張機構(41)で減圧させて前記蓄熱熱交換器(40)において蒸発させ、他の一部の冷媒を前記蒸発側膨張機構(21)で減圧させて前記蒸発熱交換器(20)で蒸発させる第3運転状態と、の接続状態にすることがさら可能であり、
室外温度センサ(80)と、
前記室外温度センサ(80)の検出値に基づいて、前記室外温度センサ(80)の検出値が低い方が前記第3運転状態に、高い方が前記第1運転状態に、その間が前記第2運転状態になるように前記冷媒回路(90)の接続状態を切り換える制御部(71)と、
をさらに備えた蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記制御部(71)は、前記室内熱交換器(10)における凝縮熱エネルギと前記蒸発熱交換器(20)における蒸発熱エネルギとがバランスしないことにより前記室内熱交換器(10)を流れ出た冷媒が気液二相状態になっている場合に、前記第1運転状態に切り換えて前記室内熱交換器(10)を流れ出た冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)で過冷却状態となるように前記蓄熱膨張機構(41)および前記圧縮機(50、60)を制御する、
請求項1に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記圧縮機(50、60)は、前記第3運転状態において、吸入側が前記蓄熱熱交換器(40)の出口側と接続された第1圧縮機(50)、および、前記蓄熱熱交換器(40)と前記第1圧縮機(50)との間の流路とは独立させることが可能であって吸入側が前記蒸発熱交換器(20)の出口側と接続された第2圧縮機(60)を有しており、
前記制御部(71)は、前記第3運転状態に切り換えている場合に、前記蓄熱熱交換器(40)における蒸発温度と、前記蒸発熱交換器(20)における蒸発温度と、が異なるように、前記第1圧縮機(50)、前記第2圧縮機(60)、前記蓄熱膨張機構(41)および前記蒸発側膨張機構(21)を制御する、
請求項1または2に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記第1圧縮機(50)は、冷媒を吸引するための第1ライン(53)を有し、
前記第2圧縮機(60)は、冷媒を吸引するための第2ライン(63)を有し、
前記第1ライン(53)と前記第2ライン(63)とは、開閉機構(55)を有する補助ライン(54)を介して接続されている、
請求項3に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 冷媒を圧縮する圧縮機(50、60)と、
少なくとも冷媒の凝縮器として機能する室外熱交換器(30)と、
少なくとも冷媒の蒸発器として機能して室内を冷やす室内熱交換器(10)と、
冷媒の蒸発器として機能する蒸発熱交換器(20)と、
前記蒸発熱交換器(20)に向かう冷媒を減圧する蒸発側膨張機構(21)と、
冷媒と蓄熱材とを熱交換させる熱交換器として機能する蓄熱熱交換器(40)と、
前記蓄熱熱交換器(40)を通過した冷媒を減圧して前記室内熱交換器(10)に送る室内膨張機構(11)と、
前記室内膨張機構(11)および前記蒸発側膨張機構(21)よりも前記蓄熱熱交換器(40)側に設けられており、前記蓄熱熱交換器(40)から流れてくる冷媒を前記蒸発熱交換器(20)側と前記室内熱交換器(10)側との両方に送る状態、および、前記圧縮機(50、60)側にのみ送る状態を切り換え可能な室内蒸発切換機構と、
前記蓄熱熱交換器(40)に向けて送られる冷媒を膨張させるための蓄熱膨張機構(41)と、
前記蓄熱膨張機構(41)を通過することなく前記蓄熱熱交換器(40)に向けて冷媒を送るための蓄熱膨張回避流路(46)と、
前記蓄熱膨張回避流路(46)に設けられた開閉機構(45)と、
前記蓄熱膨張機構(41)および前記蓄熱膨張回避流路(46)に対して前記蓄熱熱交換器(40)側とは反対側に設けられており、前記室外熱交換器(30)から流れてくる冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)側と前記蒸発熱交換器(20)側との両方に送る状態、および、前記蓄熱熱交換器(40)側にのみ送る状態を切り換え可能な蓄熱蒸発切換機構と、
を有する冷媒回路(90)と、
前記蓄熱材を蓄える蓄熱槽(42)と、
前記蓄熱蒸発切換機構によって前記室外熱交換器(30)から流れてくる冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)側と前記蒸発熱交換器(20)側との両方に送る状態として、前記室内蒸発切換機構によって前記蓄熱熱交換器(40)から流れてくる冷媒を前記圧縮機(50、60)側にのみ送る状態に切り換え、前記室外熱交換器(30)において凝縮された冷媒の一部を、前記開閉機構(45)を閉じつつ前記蓄熱膨張機構(41)で減圧させて前記蓄熱熱交換器で蒸発させ、他の一部の冷媒を前記蒸発側膨張機構(21)で減圧させて前記蒸発熱交換器(20)で蒸発させる第4運転状態と、
前記蓄熱蒸発切換機構によって前記室外熱交換器(30)から流れてくる冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)側にのみ送る状態として、前記室内蒸発切換機構によって前記蓄熱熱交換器(40)から流れてくる冷媒を前記蒸発熱交換器(20)および前記室内熱交換器(10)の両方に送る状態に切り換え、前記室外熱交換器(30)において凝縮された冷媒を、前記蓄熱膨張機構(41)を閉じつつ前記開閉機構(45)を開けて前記蓄熱熱交換器でさらに凝縮させた後、一部の冷媒を前記蒸発側膨張機構(21)で減圧させて前記蒸発熱交換器(20)で蒸発させ、他の一部の冷媒を前記室内膨張機構(11)で減圧させて前記室内熱交換器(10)で蒸発させる第5運転状態と、
を切り換えて実行させる制御部(71)と、
を備えた蓄熱熱回収装置(100)。 - 室外温度センサ(80)をさらに備え、
前記制御部(71)は、前記室外温度センサ(80)の検出値に基づいて、前記室外温度センサ(80)の検出値が低い方が前記第4運転状態に、高い方が前記第5運転状態になるように前記冷媒回路(90)の接続状態を切り換える、
請求項5に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記制御部(71)は、前記室内熱交換器(10)および前記蒸発熱交換器(20)における合計の蒸発熱エネルギと前記室外熱交換器(30)における凝縮熱エネルギとがバランスしないことにより前記室外熱交換器(30)を流れ出た冷媒が気液二相状態となっている場合に、前記第5運転状態に切り換えて前記室外熱交換器(30)を流れ出た冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)で過冷却状態となるように前記蓄熱膨張機構(41)および前記圧縮機(50、60)を制御する、
請求項5または6に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記圧縮機(50、60)は、前記第5運転状態において、吸入側が前記室内熱交換器(10)の出口側と接続された第1圧縮機(50)、および、前記室内熱交換器(10)と前記第1圧縮機(50)との間の流路とは独立させることが可能であって吸入側が前記蒸発熱交換器(20)の出口側と接続された第2圧縮機(60)を有しており、
前記制御部(71)は、前記第5運転状態に切り換えている場合に、前記室内熱交換器(10)における蒸発温度と、前記蒸発熱交換器(20)における蒸発温度と、が異なるように、前記第1圧縮機(50)、前記第2圧縮機(60)、前記蓄熱膨張機構(41)および前記室内膨張機構(11)を制御する、
請求項5から7のいずれか1項に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記第1圧縮機(50)は、冷媒を吸引するための第1ライン(53)を有し、
前記第2圧縮機(60)は、冷媒を吸引するための第2ライン(63)を有し、
前記第1ライン(53)と前記第2ライン(63)とは、開閉機構(55)を有する補助ライン(54)を介して接続されている、
請求項8に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記蒸発熱交換器(20)は、
前記室内熱交換器(10)が有している機能とは異なる機能であって、
前記室内熱交換器(10)を流れる冷媒の温度よりも低温の冷媒と冷蔵庫内の空気とを熱交換させるための冷蔵熱交換器と、
前記冷蔵熱交換器を流れる冷媒よりも低温の冷媒と冷凍庫内の空気とを熱交換させるための冷凍熱交換器と、
のいずれか1つの機能を有する、
請求項5から9のいずれか1項に記載の蓄熱熱回収装置(100)。
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