JP4630033B2 - 現像剤供給装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像剤供給装置に関し、詳しくは、画像形成装置の感光体ドラムにトナーを付着させるための現像剤供給装置に関する。
画像形成装置の分野において、帯電、露光により感光体ドラム上に形成された静電潜像に、帯電したトナーを付着させるための現像剤供給装置が用いられている。
ここで、現像剤供給装置とは、トナーと、トナーを帯電させるための鉄粉等のキャリアとを装置中の循環路で撹拌・混合して2成分系の現像剤とし、これを感光体ドラムに近接して設けられた現像ローラの表面に均一に担持させるものである。
従来の現像剤供給装置としては、トナー補給口と連通する撹拌室と、現像ローラに近接する現像室とからなる互いに連通した循環路を備え、撹拌室と現像室には搬送スクリューがそれぞれ配設され、補給されたトナーは撹拌室で現像剤と撹拌・混合され、循環路内を循環・搬送されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−31362号公報
近年、画像品質の更なる向上を図るため、小粒径化されたトナーの採用が検討されている。
しかしながら、小粒径化されたトナーはそれ自体の重量が非常に軽いため、従来の搬送スクリューを用いた現像剤供給装置では、補給されたトナーが搬送中の現像剤に潜り込まず、搬送中の現像剤上をいつまでも上滑り状態で進んでしまう状態が生じ得る。
この結果、トナーとキャリアの撹拌・混合が均一に行われず、現像剤中のトナー濃度が不均一となり、かえって画像品質の悪化を招いてしまう恐れがある。
このような問題の対処策としては、螺旋状のフィンの間に羽根部材を設け、強制的に上滑り状態のトナーを現像剤中に潜り込ませることが考えられるが、このような羽根部材は搬送効率の観点からみれば抵抗成分となり、搬送速度の低下を招いてしまう。
この発明は以上のような事情を考慮してなされたものであり、搬送速度を低下させることなく、小粒径のトナーであっても現像剤中に素早く均一に撹拌・混合できる現像剤供給装置を提供するものである。
この発明は、感光体ドラムの近傍に配される現像ローラを保持しつつその近傍にトナーとキャリアとからなる2成分系の現像剤の循環路を形成する本体部と、循環路内の現像剤を循環路に沿って搬送するための搬送部材と、本体部の一部に形成されトナーを補給するためのトナー補給口とを備え、循環路は現像ローラに近接して配される第1循環路と、第1循環路の両端部と連通する第2循環路とから構成され、第2循環路は第1循環路よりも長く設定されその下流端の位置が第1循環路の上流端の位置と揃えられることにより第2循環路の上流部にトナー補給口と連通し補給されたトナーとトナーが希薄化した現像剤とを予備混合するための予備混合室を形成し、搬送部材は第1および第2循環路にそれぞれ配され螺旋状フィンが形成されて軸回転する細長い第1搬送スクリューと第2搬送スクリューとからなり、第2循環路に配される第2搬送スクリューに形成された螺旋状フィンは第2搬送スクリューの基端から先端まで連続し予備混合室に収容される部分においてフィン間隔が他の部分のフィン間隔よりも広く設定されてなる現像剤供給装置を提供するものである。
この発明によれば、第2循環路が第1循環路よりも長く設定されることにより第2循環路の上流部にトナー補給口と連通する予備混合室が形成され、第2循環路に配される第2搬送スクリューは、予備混合室に収容される部分におけるフィン間隔が他の部分のフィン間隔よりも広く設定されるので、広いフィン間隔によって流動抵抗と搬送力が下げられた予備混合室に現像剤を効果的に導くことができ、補給されたトナーを予備混合室で時間をかけて確実に現像剤と予備混合してから第2循環路37の下流部へ向かって搬送することができるようになる。
この結果、小粒径のトナーであっても予備混合室で現像剤中に素早く均一に撹拌・混合でき、予備混合させてからメインとなる循環路へ流されるので、搬送速度の低下を招くこともない。
この発明による現像剤供給装置は、感光体ドラムの近傍に配される現像ローラを保持しつつその近傍にトナーとキャリアとからなる2成分系の現像剤の循環路を形成する本体部と、循環路内の現像剤を循環路に沿って搬送するための搬送部材と、本体部の一部に形成されトナーを補給するためのトナー補給口とを備え、循環路は現像ローラに近接して配される第1循環路と、第1循環路の両端部と連通する第2循環路とから構成され、第2循環路は第1循環路よりも長く設定されその下流端の位置が第1循環路の上流端の位置と揃えられることにより第2循環路の上流部にトナー補給口と連通し補給されたトナーとトナーが希薄化した現像剤とを予備混合するための予備混合室を形成し、搬送部材は第1および第2循環路にそれぞれ配され螺旋状フィンが形成されて軸回転する細長い第1搬送スクリューと第2搬送スクリューとからなり、第2循環路に配される第2搬送スクリューは予備混合室に収容される部分において螺旋状フィンのフィン間隔が他の部分のフィン間隔よりも広く設定されてなることを特徴とする。
この発明において、現像ローラとしては、例えば、非磁性のステンレスやアルミニウム合金などからなる中空の円筒体の内部に複数極の磁界を発生させるための磁界発生手段(マグネットロール)を収容したものを用いることができる。
現像剤としては、トナーとキャリアが撹拌・混合された二成分系の現像剤を意味する。ここで、トナーとしては、例えば、バインダー樹脂、顔料を含有し、必要により離型剤、荷電制御剤等を含有したものを用いることができる。
カラー画像形成装置の現像剤供給装置として用いられる場合は、上記の顔料として例えば、イエロー、マゼンダ、シアン等の顔料又は染料からなる着色剤及びカーボンブラック等の黒色顔料等を含有したものが用いられる。
トナーの粒径は、例えば、5〜10μm程度のものが用いられるが、この発明による現像剤供給装置の効果を最大限に活かすのであれば、5〜8μm程度の粒径を有する小粒径トナーが好ましい。
キャリアとしては、例えば、フェライト、マグネタイト、鉄粉等の磁性粒子、或いは、これらの磁性粒子とアルミニウムまたは鉛等との合金が用いられ、これらのキャリアはその表面がフッ素系、シリコーン系の樹脂等でコーティングされていてもよい。
キャリアの粒径は、例えば、10〜80μm程度のものが用いられ、トナーとキャリアの混合比は、例えば、トナーが3〜20重量%とすることができる。
本体部としては、現像ローラを感光体ドラムに近接して保持すると共に、内部に現像剤の循環路を形成し、循環路に搬送スクリューを軸回転可能に保持できるものであればよい。本体部の材料としては、例えば、ABS樹脂又はその他の樹脂が用いられる。
第1および第2搬送スクリューとしては、螺旋状フィンが形成されて軸回転するものを用いることができる。なお、上述の通り、第2搬送スクリューは予備混合室に収容される部分においてフィン間の間隔が他の部分よりも広く設定される。
第1および第2搬送スクリューの材料としては、例えば、ABS、変性PPE、PC、PETP、PF、POM、PS、PBT、PP、PA、PMMA、PAI、PPS、PPO、PAR、PSF、PES、PEI、POB、PEEK等の樹脂を用いることができ、これらの樹脂にはガラス繊維が添加されていてもよい。
この発明による現像剤供給装置において、第2搬送スクリューは、予備混合室に収容される部分におけるフィン間隔が、その他の部分におけるフィン間の間隔の2倍以内となるように設定されることが好ましい。
このような構成によれば、予備混合室に収容される部分における流動抵抗と搬送速度をメインとなる循環路のそれらよりも効果的に下げることができ、予備混合室に現像剤を確実かつ適切な量で導くことができ、さらには予備混合室における搬送速度も時間をかけて予備混合しつつ循環路へ流すうえで適切なものとなる。
この発明による現像剤供給装置において、第1搬送スクリューはフィン間隔が等間隔であることが好ましい。
このような構成によれば、第1循環路内の現像剤をスムーズかつ適切な搬送速度で搬送することができ、現像ローラに均一な層厚で現像剤を担持させることができる。
また、この発明は別の観点からみると、上述のこの発明による現像剤供給装置を備えた画像形成装置を提供するものでもある。
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳細に説明する。
この発明の実施例による現像剤供給装置とそれを備えた画像形成装置について図1〜3に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例による現像剤供給装置が組み込まれた画像形成装置の全体構成を示す概略説明図、図2は現像剤供給装置単体の概略的な断面図、図3は図2に示される現像剤供給装置の一部を上方からみた要部説明図である。
画像形成装置の全体構成とその動作
図1に示されるように、実施例による現像剤供給装置が組み込まれた画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色および単色の画像を形成するものである。
画像形成装置100は、露光ユニット1、現像剤供給装置2a,2b,2c,2d、感光体ドラム3a,3b,3c,3d、帯電器4a,4b,4c,4d、クリーナユニット5a,5b,5c,5d、中間転写ベルトユニット8、定着ユニット12、用紙搬送路S、給紙トレイ10および排紙トレイ15とから主に構成されている。
なお、画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。
従って、現像剤供給装置2a,2b,2c,2d、感光体ドラム3a,3b,3c,3d、帯電器4a,4b,4c,4d、クリーナユニット5a,5b,5c,5dは各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられている。
すなわち、現像剤供給装置2a、感光体ドラム3a、帯電器4aおよびクリーナユニット5aによってブラック用の画像ステーションが構成され、現像剤供給装置2b、感光体ドラム3b、帯電器4bおよびクリーナユニット5bによってシアン用の画像ステーションが構成され、現像剤供給装置2c、感光体ドラム3c、帯電器4c、クリーナユニット5cによってマゼンタ用の画像ステーションが構成され、現像剤供給装置2d、感光体ドラム3d、帯電器4dおよびクリーナユニット5dによってイエロー用の画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3a,3b,3c,3dは、画像形成装置100の上部にそれぞれ配置されている。
帯電器4a,4b,4c,4dは、対応する感光体ドラム3a,3b,3c,3dの表面をそれぞれ所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、この実施例では接触ローラ型を用いているが、ブラシ型やチャージャー型の帯電器を用いることもできる。
また、この実施例では、露光ユニット1として、レーザ照射部80および反射ミラー81a,81b,81c,81dを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いているが、発光素子をアレイ状に並べたEL書き込みヘッドやLED書き込みヘッドを用いることもできる。
帯電器4a,4b,4c,4dによって帯電された感光体ドラム3a,3b,3c,3dを入力された画像データに応じて露光ユニット1によって露光することにより、感光体ドラム3a,3b,3c,3dの表面に画像データに応じた静電潜像がそれぞれ形成される。
現像剤供給装置2a,2b,2c,2dは、それぞれの感光体ドラム3a,3b,3c,3d上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4a,4b,4c,4dは、現像・画像転写後における感光体ドラム3a,3b,3c,3d上の表面に残留したトナーをそれぞれ除去・回収するものである。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンション機構73、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ローラ6a,6b,6c,6dおよび中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンションローラ73、中間転写ローラ6、中間転写ベルト従動ローラ72等は、中間転写ベルト7を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
中間転写ローラ6a,6b,6c,6dは、中間転写ベルトユニット8の中間転写ベルトテンション機構73の中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム3a,3b,3c,3dのトナー像を、中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
中間転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3a,3b,3c,3dに接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3a,3b,3c,3dに形成された各色のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト7上にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。
中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、上述の通り、中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6a,6b,6c,6dによって行われる。中間転写ローラ6a,6b,6c,6dには、中間転写ベルト7へトナー像を転写するために、高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。
中間転写ローラ6a,6b,6c,6dは、直径8〜10mmの金属(例えば、ステンレス)軸をベースとし、その表面は導電性の弾性材(例えば、EPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト7に対して均一に高電圧を印加することができる。
なお、この実施例では、ローラ形状の中間転写ローラ6a,6b,6c,6dを転写電極として使用しているが、ブラシ型のものなども用いることができる。
上述のように各感光体3a,3b,3c,3d上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト7の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト7の接触位置に配置される転写ローラ11によって用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト7と転写ローラ11は所定のニップ幅で圧接されると共に、転写ローラ11にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。
さらに、転写ローラ11と中間転写ベルト駆動ベルト71は、上記のニップ幅を定常的に得るために、転写ローラ11若しくは中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方が硬質材料(金属等)とされ、他方が弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)で構成される。
また、上記のように、感光体ドラム3a,3b,3c,3dとの接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、若しくは、転写ローラ11によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。
中間転写ベルトクリーニングユニット9には、中間転写ベルト7に接触するクリーニング部材としてクリーニングブレード9aが備えられており、クリーニングブレード9aが接触する中間転写ベルト7は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72で支持されている。
給紙トレイ10は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置100の画像形成部および露光ユニット1の下側に設けられている。
また、画像形成装置100の上部に設けられている排紙トレイ15は、画像形成済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。
画像形成装置100には、給紙トレイ10のシートを転写ローラ11や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、略垂直形状の用紙搬送路S1が設けられている。
さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15までの用紙搬送路S1の近傍には、ピックアップローラ16−1、搬送ローラ25−1、レジストローラ14、転写ローラ11、定着部12等が配されている。
搬送ローラ25−1は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路S1に沿って複数設けられている。ピックアップローラ16−1は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10からシートを1枚ずつ用紙搬送路S1に供給する呼び込みローラである。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路S1を搬送されているシートをいったん保持するものである。そして、中間転写ベルト7上に形成された多色トナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ11に搬送する機能を有している。
定着ユニット12は、ヒートローラ31、加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づく制御部の制御によって所定の定着温度となるよに設定されており、加圧ローラ32と共にシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像が定着された後のシートは、搬送ローラ25−2によって排紙路S3に搬送され、さらに排紙ローラ25−3によって反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
次に、シート搬送経路について詳細に説明する。この画像形成装置100には上述の通り、予めシートを収納する給紙カセット10が設けられると共に、ユーザが少数枚の印字を行う時に前記給紙カセット10の開閉動作を行わなくてもよい手差しトレイ20が設けられている。
いずれの給紙方法によっても、給紙カセット10の端部に配置されたピックアップローラ16−1、或いは、手差しトレイ20の端部に配置されたピックアップローラ16−2によって1枚ずつ用紙搬送路S1又はS2に導かれるようになっている。
給紙カセット10から給紙されたシートは、用紙搬送路S1中の搬送ローラ25−1によってレジストローラ14まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト7上の多色トナー像の先端を整合するタイミングで転写ローラ11に搬送され、シート上に画像情報が転写される。
その後、シートは定着部12を通過することによってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、搬送ローラ25−2を経て排紙ローラ25−3から排紙トレイ15上に排出される(片面印字要求の場合)。
一方、手差し給紙トレイ20に積載されたシートは、ピックアップローラ16−2によって用紙搬送路S2に導かれた後、複数の搬送ローラ25−6,25−5,25−4によって搬送され用紙搬送路S1に合流した後、レジストローラ14に到達し、それ以降は上述の給紙カセット10から給紙されるシートと同様の過程を経て排紙トレイ15に排出される(片面印字要求の場合)
なお、両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着部12を通過したシートの後端が排紙ローラ25−3でチャックされ、排紙ローラ25−3が逆回転することによって反転用紙搬送路S4に導かれる。
反転用紙搬送路S4に導かれたシートは、搬送ローラ25−7,25−8を経て、再び用紙搬送路S1に合流し、レジストローラ14を経て裏面印字が行われた後に排紙トレイ15に排出される。
現像剤供給装置の構成と動作
上述の画像形成装置100に組み込まれる現像剤供給装置2a,2b,2c,2dについて図2および図3に基づいて説明する。なお、現像剤供給装置2a,2b,2c,2dはいずれも同一の構造を有しているため、現像剤供給装置2aを代表として取り上げて説明する。
図2および図3に示されるように、この発明の実施例による現像剤供給装置2aは、感光体ドラム3aの近傍に配される現像ローラ30の表面にトナーとキャリアが撹拌・混合されてなる2成分系の現像剤(図示せず)を担持させるためのものである。
現像剤供給装置2aは、現像ローラ30を保持しつつその近傍に現像剤の循環路31を形成する本体部32と、循環路31内の現像剤を循環路31に沿って搬送するための第1搬送スクリュー33および第2搬送スクリュー34(搬送部材)とを備え、本体部32はその一部にトナーをトナーホッパー43a(図1参照)から補給するためのトナー補給口35が形成されている。
図3に示されるように、循環路31は両端が互いに連通し往路と復路の関係となる第1循環路36と第2循環路37とから構成され、第1循環路36は現像ローラ30に近接するように配置されている。
一方、第2循環路37は第1循環路36よりも長く設定されその下流端の位置が第1循環路36の上流端の位置と揃えられることにより、第2循環路37の上流部にトナー補給口35と連通し補給されたトナーとトナーが希薄化した現像剤とを予備混合するための予備混合室37aを形成している。
第1循環路36と第2循環路37には現像剤の搬送とトナーとキャリアの混合を行うための螺旋状フィン33a,34aが形成されて軸回転する細長い第1搬送スクリュー33および第2搬送スクリュー34がそれぞれ配置されている。
図3に示されるように、第2搬送スクリュー34は予備混合室37aに収容される部分において螺旋状フィン34aのフィン間隔D1が他の部分のフィン間隔D2よりも広く設定されている。
これにより。循環路31中における予備混合室37aの流動抵抗と搬送速度の低下が図られ、循環路31を搬送される現像剤を予備混合室37aに積極的に導くことができる。
予備混合室37aは、広げられたフィン間隔により搬送速度が低下しているので、補給されたトナーは時間をかけて確実に現像剤と混合される。
これにより、トナーとして、粒径が5〜8μm程度であって自重が非常に軽く、補給後に現像剤上を上滑りしようとする小粒径のトナーが用いられても、搬送速度の低い予備混合室37aで素早くかつ確実に現像剤中に潜り込ませて撹拌・混合してから第2循環路37の下流に向かって流すことができる。
予備混合室37aでは上述の通り搬送速度が低下するが、予備混合室37aを除いた循環路31の搬送速度は低下しないため、循環路31全体としての現像剤の搬送速度は低下せず、良好な搬送速度が維持される。
もちろん、粒径8μm以上のトナーであっても、予備混合室37aによりもたらされる上述の効果によって撹拌・混合性能の向上が図られる。
この実施例では、現像ローラ30に近接する第1循環路36に配置される第1搬送スクリュー33は、フィン間隔が敢えて等間隔とされる。
というのは、第1循環路36は、現像剤を一定の搬送速度でスムーズに搬送しつつ現像ローラ30に均一な層厚で担持させることが重要な役割となるからである。
仮に、第1循環路36に配される第1搬送スクリュー33の一部にフィン間隔の広い部分を設ければ、第1循環路36内の現像剤の搬送速度が一定とならず、現像剤を波立たせることとなり、現像ローラ30に均一な層厚で現像剤を担持させることが困難になる可能性がある。
図3に示されるように、第1循環路36と第2循環路37は仕切り壁38によって両端を連通させつつ分け隔てられ、第1搬送スクリュー36と第2搬送スクリュー37は、それらの端部に設けられ互いに噛み合った駆動歯車39,40によって図2に示される矢印方向にそれぞれ回転する。
これにより、図3に示されるように、本体部32内に収容された現像剤は両端が互いに連通した第1および第2循環路36,37内を矢印方向に循環するように搬送される。
なお、上述の通り、第1循環路36の下流端から第2循環路37の上流部に向かう時点で、現像剤の一部は流動抵抗の低い予備混合室37aに積極的に導かれる。
図2に示されるように、現像ローラ30は、非磁性のステンレス鋼からなる中空の円筒体で、内部にS1,N1,S2,N2,N3の順で並んだ5極の磁極を有するマグネットロール41を収容し、マグネットロール41の回りを図中の矢印方向に回転する。
第1循環路36を搬送される現像剤は、現像ローラ30の回転方向に向かってマグネットロールのN2〜N3と対応する領域上に磁力によって担持され、本体部32に取付けられた層厚規制部材42を経て感光体ドラム3a表面の静電潜像と対向した際に、帯電したトナーのみが感光体ドラム3aへ飛着して感光体ドラム3a上にトナー像を形成し、その後、マグネットロール41のN3,N2によって形成される反発磁界領域において現像ローラ30の表面から落下し第1循環路36に戻る。
図3に示されるように、トナーは、トナーホッパー43a(図1参照)からトナー補給口35を介して第2循環路37の上流に投入され、上述の通り、搬送速度の低い予備混合室37aで時間をかけて素早くかつ確実に撹拌・混合されてから、第2循環路37の下流へ向かって流される。
この発明の実施例による現像剤供給装置が組み込まれた画像形成装置の全体構成を示す概略説明図である。 この発明の実施例による現像剤供給装置単体の概略的な断面図である。 図2に示される現像剤供給装置の一部を上方からみた要部説明図である。
符号の説明
1・・・露光ユニット
2a,2b,2c,2d,・・・現像剤供給装置
3a,3b,3c,3d・・・感光体ドラム
4a,4b,4c,4d・・・帯電器
5a,5b,5c,5d・・・クリーナユニット
6a,6b,6c,6d・・・中間転写ローラ
7・・・中間転写ベルト
8・・・中間転写ベルトユニット
9・・・中間転写ベルトクリーニングユニット
9a・・・クリーニングブレード
10・・・給紙トレイ
11・・・転写ローラ
12・・・定着ユニット
14・・・レジストローラ
15・・・排紙トレイ
16−1,16−2・・・ピックアップローラ
20・・・手差しトレイ
25−1,25−2,25−4,25−5,25−6,25−725−8・・・搬送ローラ
25−3・・・排紙ローラ
30・・・現像ローラ
31・・・循環路
32・・・本体部
33・・・第1搬送スクリュー
33a,34a・・・螺旋状フィン
34・・・第2搬送スクリュー
35・・・トナー補給口
36・・・第1循環路
37・・・第2循環路
37a・・・予備混合室
38・・・仕切り壁
39,40・・・駆動歯車
41・・・マグネットロール
42・・・層厚規制部材
43a・・・トナーホッパー
71・・・中間転写ベルト駆動ローラ
72・・・中間転写ベルト従動ローラ
73・・・中間転写ベルトテンション機構
80・・・レーザ照射部
81a,81b,81c,81d・・・反射ミラー
S1,S2・・・用紙搬送路
S3・・・排紙路
S4・・・反転用紙搬送路

Claims (4)

  1. 感光体ドラムの近傍に配される現像ローラを保持しつつその近傍にトナーとキャリアとからなる2成分系の現像剤の循環路を形成する本体部と、循環路内の現像剤を循環路に沿って搬送するための搬送部材と、本体部の一部に形成されトナーを補給するためのトナー補給口とを備え、循環路は現像ローラに近接して配される第1循環路と、第1循環路の両端部と連通する第2循環路とから構成され、第2循環路は第1循環路よりも長く設定されその下流端の位置が第1循環路の上流端の位置と揃えられることにより第2循環路の上流部にトナー補給口と連通し補給されたトナーとトナーが希薄化した現像剤とを予備混合するための予備混合室を形成し、搬送部材は第1および第2循環路にそれぞれ配され螺旋状フィンが形成されて軸回転する細長い第1搬送スクリューと第2搬送スクリューとからなり、第2循環路に配される第2搬送スクリューに形成された螺旋状フィンは第2搬送スクリューの基端から先端まで連続し予備混合室に収容される部分においてフィン間隔が他の部分のフィン間隔よりも広く設定されてなる現像剤供給装置。
  2. 第2搬送スクリューは、予備混合室に収容される部分におけるフィン間隔が、その他の部分におけるフィン間隔の2倍以内となるように設定される請求項1に記載の現像剤供給装置。
  3. 第1搬送スクリューはフィン間隔が等間隔である請求項1又は2に記載の現像剤供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の現像剤供給装置を備えた画像形成装置。
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