JP4627593B2 - Horizontal slitting material support - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート造建物における梁と非構造壁の接合部に埋設される水平スリット材の施工において、コンクリートを打設する前の型枠組立作業の際に、水平スリット材を所定位置に固定するための支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビル等のコンクリート造の建物では、柱や壁等の境界部分に層間変位に対する力学的な不連続部となる構造スリットを形成する目的で、スリット材と称される緩衝材を使用する工法が普及しつつある。このスリット材は、壁を貫通もしくは所定の壁厚を残すように埋設され、当該スリット材を介して建造物が分割されていることから、地震による外力を受けたときには、建造物に生じる剪断応力をスリット材で吸収緩和してその伝達を遮断することにより、建造物の剪断破壊、脆性破壊を回避するようになっている。
【0003】
この種の耐震用スリット材には、鉄筋コンクリート建造物の腰壁あるいは垂れ壁等と、これに連設される柱との境界部付近に埋設する垂直スリット材の他に、建造物の上層階の壁(非構造壁)と下層階の梁との間に設けられる水平スリット材がある。そして、この水平スリット材を用いた従来例としては、例えば実用新案登録第3056727号公報に記載のものがある。ここでは、矩形状断面に形成された一対のスリット材が、外壁の一部を構成している下層階の梁の上端部と上層階の外壁の下端部の境界部分において、外部からの雨水の浸入を考慮して、屋外側が屋内側よりも低い位置となるように互いの角部を突き合わせて段違いに配設された状態で使用されている。
【0004】
上記従来例では、まず外型枠(垂直型枠)内面の所定位置に目地棒を水平に釘止めした後、この目地棒の反対側面に沿って下層階側のスリット材を無頭釘等により固定し、この状態でそれらの上面位置までコンクリートを打設して下層階の躯体を構築する。次いで、上層階側のスリット材を前記下層階側のスリット材に対して、互いの角部が突き当たるように下層階の打設コンクリート面に載置し、そしてそれらの上部にコンクリートを打設して上層階の外壁を構築するものである。このような構成を採用することにより、上層階の外壁構築において、上部スリット材の側面と外型枠との間隔を広く確保することが可能になり、その結果、コンクリートの充填性が向上し、それまで問題となっていた上層階の外壁下端部分でのクラックが発生しにくくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、下層階側のスリット材を目地棒に固定するには、目地棒にあてがった状態で、無頭釘をスリット材の背面側から目地棒を貫通して外型枠に到達するように打ち込むのが通例である。これにより、外型枠の脱型時において、外型枠および目地棒とともに無頭釘がスリット材から抜け出て、スリット材のみが残置されるようになっている。かかるスリット材は、外型枠の内側に大きく突出した状態でコンクリートが打設されることから、打設されたコンクリートの圧力に対して浮き上がりや位置ずれが生じないように、その長手方向に沿って何個所も釘止めする必要がある。ところが、スリット材は、打設されたコンクリート表面に付着しているにすぎないから、釘止め個所が多いと、外型枠を脱型する際に無頭釘に引きずられて一緒に引き抜かれてしまうという問題点があり、またスリット材の取付作業の点においても改善の余地が残されている。
【0006】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みなされたもので、コンクリートを打設するにあたり、耐震用の水平スリット材を簡単かつ確実に所定位置に設置することが可能な支持具の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、梁と非構造壁下端側の水平接合部分において、前記梁の外面上端部に形成される目地部の内側に長手方向に沿って設けられる水平スリット材を、コンクリートを前記水平スリット材の上面位置まで打設する際に所定位置に固定する支持具であって、前記目地部を形成する垂直型枠内面の目地棒に嵌合する連結部と、当該目地棒の長手方向に延在する水平スリット材の保持部とを備えることを特徴とするものである。
【0008】
このような構成によれば、粘着等の適宜手段により支持具の保持部に固定された水平スリット材は、垂直型枠の内面に固着されている目地棒の他端面側において、支持具の連結部を介して嵌着するものであるから、目地棒に確実に固定され、コンクリートの打設圧力により浮上がりや位置ずれを生じることがなく、その取付作業も容易である。また、型枠の脱型時には、目地棒と支持具の連結部との間の嵌合状態が容易に解除され、水平スリット材は支持具とともにコンクリート側に確実に残置される。さらに、発泡材のように変形しやすい素材からなるスリット材をそのまま目地棒に釘で固定するような場合には、拘束されていない非固定部分がコンクリートに押されて上方に湾曲し、直線状とならない虞が多分にあるが、本発明の支持具を使用すれば、水平スリット材は、その全長において支持具の保持部に保持されているため、コンクリートの打設圧力で変形することはなく、直線状に設置することができる。なお、支持具は基本的に目地棒に対して嵌合させるだけでよいが、後述するアンカー部を設けた支持具では、さらに釘を併用してその固定強度を高めることが可能である。
【0009】
上記構成の支持具において、保持部に水平スリット材を保持させるには、例えば粘着テープによる貼着、接着剤の使用、あるいは溝状に形成してその内部に嵌入するなど、適宜手段を採用することができる。また、支持具の素材としては、合成樹脂、金属などをその形状等に応じて最適のものを選択すればよい。なお、本発明の支持具が対象とする水平スリット材は、圧縮力に対して適度に体積が減少する素材であればよく、具体例としては、例えば珪酸カルシウム板、炭酸カルシウム発泡材、発泡ポリエチレンに代表される発泡高分子材料等が挙げられるが、もちろんこれに限定されることはない。
【0010】
さらに、支持具の保持部または連結部の少なくとも一方に、適宜形状のアンカー部を設けてもよい。この場合には、垂直型枠を脱型する際に支持具および水平スリット材に負荷される引抜き力に対して当該アンカー部が大きく抵抗するので、コンクリート表面への付着のみに依存するものに比べてその固定強度が大幅に高まり、目地棒とともにそれらが引き抜かれるのを確実に阻止することができる。
【0011】
また、本発明では、上下方向に貫通する通孔を長手方向に沿って所定間隔で複数設けた水平スリット材を対象とし、上記構成に加えて支持具の保持部にそれら水平スリット材の通孔に連通する孔を設けてもよい。この場合には、これらの孔がコンクリート打設時における空気抜きの役割を果たすことになるので、垂直型枠に対して水平方向に突設されている水平スリット材の裏側に空気が溜まることがなく、コンクリートの充填性が向上する。さらに、これらの孔の大きさおよびその配置を適宜選定することにより、孔内にコンクリートが充填され、アンカー効果を期待することも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1および図2は、本発明に係る支持具が対象とする耐震用水平スリット材のコンクリート建造物における適用状態を示す全体図とその縦断面図である。図1において、非構造壁である外壁1は、両側の柱2,2と梁3と下層階の梁4に囲まれ、さらに、外壁1と柱2,2との間には垂直スリット材5が、また下層階の梁4との間には後述する水平スリット材6が設けられている。この場合、水平スリット材6は、図2に示すように、下層階の梁4側に配置される第一のスリット材7と、上層階の外壁1の下端側に配置される第二のスリット材8からなり、本発明に係る支持具20は、目地部9の内部に第一のスリット材7とともに長手方向に沿って埋設されている。
【0013】
図3は、上記支持具20の一部を切断して拡大した斜視図である。図示の支持具20は、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなり、第一のスリット材7を保持するための横断面L字状の保持部21と、この保持部21の立上がり壁21aを共有してその背面側に設けられた横断面略コ字状の連結部22を基本構成としている。そして、この連結部22が、設置の際に後述する目地棒との嵌合に供される。さらに、この実施形態では、保持部21の水平部分21bに続いて斜め下方にアンカー部23が一体に形成されるとともに、水平部分21bには孔24が設けられている。なお、この孔24は、支持具20全体としては長手方向に沿って所定間隔ごとに複数個設けられる。
【0014】
図4は、図2における上層階の外壁1の下端側と下層階の梁4の上側の水平接合部付近を拡大した断面図である。ここで、第一のスリット材7は、発泡ポリエチレン等の適度な弾性を有する素材からなり、一方だけが傾斜した横断面台形状に形成されるとともに、上下方向に貫通する通孔7aが長手方向に沿って複数設けられている。そして、本発明に係る支持具20の保持部21に固定された状態で所定位置、すなわち外壁の一部をなす下層階の梁4の外面上端部に形成された目地部9の内部に長手方向に沿って配設されている。また、第二のスリット材8は、目地部9側に傾斜面8aを有する一方のスリット材本体8bと、同じ幅で矩形状断面に形成されている他方のスリット材本体8cとの間に、ロックウール等の不燃材8dが設けられ、これらを2枚の樹脂クロステープ(図示せず)により両面から挟んだ構成になっている。なお、スリット材本体8b,8cはいずれも発泡ポリエチレン製である。そして、この傾斜面8aを含む傾斜状側端部において前記第一のスリット材7の上面に並置されている。なお、傾斜面8aの角度は45度が最適であるが、必ずしもこの角度に限定されることなく、使用条件等に応じて適宜変更することが可能であり、また傾斜面8aを曲線状に傾斜した曲面とした場合でも、外壁1におけるクラック発生の防止効果等に大差はない。因みに、幅がWの第二のスリット材8における傾斜面8aの角度を45度とした場合、第一のスリット材7の幅ωと厚さLは、それぞれ次の関係式で表せる。
ω≧W
L≧√2W
さらに、この実施形態では、上層階の外壁1と下層階の梁4の間にはアンカー鉄筋10が第二のスリット材8を貫通して埋設され、その上面側にはコンクリートの付着を切るための有底筒状のプラスチックカバー11が被覆されている。さらに、目地棒が除去された後の支持具20の連結部22の内部には、バックアップ材12を介してコーキング13材が充填されている。なお、第二のスリット材8の傾斜面8aと第一のスリット材7に近接する底面部分にブチルゴムシート等の止水材を設けると、打継部分における防水性は一段と向上する。
【0015】
次に、上記支持具20を用いたスリット材の施工方法について、図5と図4に基づき説明する。まず、垂直型枠(外型枠)14の所定位置(図2あるいは図4における目地部9に相当する位置)に目地棒15を釘等により水平に固着する。次いで、第一のスリット材7が粘着テープ等を介して保持部21に固定されている状態の支持具20を、目地棒15の背面側からその連結部22を嵌合させると、簡単かつ確実に固定することができる。なお、第一のスリット材7の傾斜面側から、さらに無頭釘を打ち込めば、その固定強度は一段と高まる。また、支持具20のみを目地棒15に嵌着した後、第一のスリット材7を保持部21に取り付けるようにしてもよい。そして、適宜内型枠を設置して下層階のコンクリートを第一のスリット材7の上面位置まで打設する。この場合、第一のスリット材7に設けられている通孔7aは、支持具20の孔24とそれぞれ連通しており、これらが空気抜き孔として機能する結果、下層階のコンクリートを打設したときに、垂直型枠14に対して水平方向に突出している目地棒15および支持具20の裏側に空気が溜まることがなくなり、密実な充填状態が得られる。下層階のコンクリートが硬化した後、第二のスリット材8を図4に示すような位置に置き、粘着テープ、コンクリート釘等により下層階のコンクリート面(梁上端面)に固定するとともに、内型枠を設置して上層階の外壁1等となるコンクリートを打設する。このコンクリートが硬化したら、垂直型枠14および目地棒15を外し、目地部9の内部に埋設されている支持具20の連結部22内にバックアップ材12を押し込み、その外側にコーキング材13を充填する。この支持具20はアンカー部23を有することから、取付の際に無頭釘を併用した場合でも、垂直型枠14および目地棒15を外す際に一緒に引き抜かれることはない。なお、図4に示すような不燃材8dを有する第二のスリット材8、あるいは耐火性に欠けるスリット材を使用する場合には、コーキング材13として耐火性に富む素材からなるものを適用することが望ましい。
【0016】
上記のように二種のスリット材7,8からなる水平スリット材6を用いた外壁構造では、上層階のコンクリートを打設する際に、垂直型枠14と第二のスリット材8の目地部側側面との隙間にコンクリートが確実に充填されるから、第二のスリット材8を壁の外面に近い位置に配置した場合においても、従来のような矩形状断面のスリット材に比べると外壁下端部でのクラックが生じにくく、止水性も十分に確保される。また、上層階の外壁下端面に形成される傾斜部分に対して、その下方にある第一のスリット材7が緩衝材として作用するので、構造上必要なスリット幅を確実に確保することができる。
【0017】
図6および図7は、本発明に係る支持具の別の実施形態を示す斜視図である。
図6の支持具30では、第一のスリット材7の保持部31が、その幅とほぼ等しい間隔の横断面コ字状に形成されている。第一のスリット材7は、この溝状の部分に嵌入されることにより、支持具30に対する固定度が一段と高まる。なお、保持部31以外の連結部32、アンカー部33および孔34は、前記第一実施形態の支持具20と同様である。また、図7に示す支持具40では、保持部41と連結部42は前記第一実施形態の支持具20と同様で、アンカー部43が直角に形成されている点のみが異なる。この支持具40は、垂直型枠14を脱型する際の引き抜き力に対する抵抗力が他のものよりも高い。
【0018】
なお、上記実施形態では、支持具が対象とする水平スリット材として二種のスリット材から構成されるものを例に説明したが、もちろんこれ以外の構成のものにも適用することは可能であり、要は梁の外面上端部に形成する目地部の内側に設ける水平スリット材を、型枠の所定位置に保持した状態でその上面位置までコンクリートを打設する場合に、本発明に係る支持具は有用である。また、空気抜きのための孔、あるいはアンカー部などは本発明の必須要件ではなく、必要に応じて適宜設ければよい。さらに、支持具の形状、材質などについては、もちろんこれに限定されるものではなく、この発明の技術思想内での種々の変更実施は可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による支持具は、梁と非構造壁下端側の水平接合部分において、前記梁の外面上端部に形成される目地部の内側に長手方向に沿って水平スリット材を、その上面とコンクリート面が一致するように埋設するにあたり、目地部を形成する垂直型枠内面の目地棒に嵌合する連結部と、当該目地棒の長手方向に延在する水平スリット材の保持部とを備える構成としたものであるから、コンクリート打設時において、水平スリット材に浮上がりや位置ずれを生じることがなく、所定位置に簡単かつ確実に保持することができ、しかも脱型時において水平スリット材が引き抜かれることはなく確実にコンクリート側に残置されるなど、その実用上の効果はきわめて大である。
【0020】
さらに、支持具の保持部または連結部の少なくとも一方に、適宜形状のアンカー部を設けた場合には、目地棒に対する固定強度をより高めるために釘を併用したような場合においても、垂直型枠を脱型する際に目地棒とともにそれらが抜け出るのを確実に阻止することができる。また、上下方向に貫通する通孔を長手方向に沿って所定間隔で複数設けた水平スリット材を対象とし、上記構成の支持具の保持部には、それら通孔に連通する孔を設けてもよい。この場合には、これらの孔が空気抜きの役割を果たすことになるので、水平スリット材等の裏側に空気が滞留しにくく、コンクリートの充填性が向上する。さらに、孔の大きさとその配置を適宜選定することにより、孔内にコンクリートが充填され、アンカー効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水平スリット材の適用状態を示す外壁構造の全体図である。
【図2】 図1に示す外壁構造の縦断面図である。
【図3】 本発明による水平スリット材用支持具の斜視図である。
【図4】 図2における外壁と梁との水平接合部付近を拡大した断面図である。
【図5】 本発明による支持具の使用状態を示す斜視図である。
【図6】 本発明による支持具の他の例を示す斜視図である。
【図7】 本発明による支持具の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…外壁、2…柱、3,4…梁、5…垂直スリット材、6…水平スリット材、7…第一のスリット材、8…第二のスリット材、8a…傾斜面、9…目地部、10…アンカー鉄筋、12…バックアップ材、13…コーキング材、14垂直型枠、15目地棒、20,30,40…支持具、21,31,41…保持部、22,32,42…連結部、23,33,43…アンカー部、24,34…孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention fixes the horizontal slit material at a predetermined position during the work of assembling the formwork before placing concrete in the construction of the horizontal slit material embedded in the joint between the beam and the non-structural wall in the concrete building. It is related with the support tool for doing.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in concrete buildings such as buildings, a method of using a buffer material called a slit material for the purpose of forming a structural slit that becomes a mechanical discontinuity with respect to interlayer displacement at the boundary part such as a column or wall Is spreading. Since this slit material is embedded so as to penetrate the wall or leave a predetermined wall thickness, and the building is divided through the slit material, the shear stress generated in the building when subjected to an external force due to an earthquake By absorbing and relaxing the material with a slit material and blocking its transmission, the building is prevented from shearing and brittle.
[0003]
This type of seismic slit material includes a vertical slit material embedded near the boundary between the waist wall or hanging wall of a reinforced concrete building and a column connected to it, as well as the upper floor of the building. There is a horizontal slit material provided between the wall (non-structural wall) and the beam on the lower floor. And as a prior art example using this horizontal slit material, there exists a thing as described in utility model registration No. 3056727, for example. Here, a pair of slit members formed in a rectangular cross section are arranged such that rainwater from the outside is present at the boundary between the upper end of the lower floor beam and the lower end of the upper wall of the upper floor that constitute a part of the outer wall. In consideration of intrusion, the outdoor side is used in a state of being arranged in a stepped manner so that the corners of each other face each other so that the outdoor side is lower than the indoor side.
[0004]
In the above conventional example, first, a joint rod is nailed horizontally at a predetermined position on the inner surface of the outer mold frame (vertical mold frame), and then the slit material on the lower floor side along the opposite side surface of the joint rod with a headless nail or the like. In this state, concrete is cast up to the upper surface of these, and the lower-level frame is constructed. Next, the upper floor side slit material is placed on the lower floor flooring concrete surface so that the corners of the lower floor floor side abut each other, and concrete is placed on the upper part thereof. The outer wall of the upper floor is constructed. By adopting such a configuration, in the construction of the outer wall of the upper floor, it becomes possible to secure a wide space between the side surface of the upper slit material and the outer mold, and as a result, the filling property of concrete is improved, Cracks at the lower end of the outer wall of the upper floor, which has been a problem until now, are less likely to occur.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to fix the slit material on the lower floor side to the joint rod, the headless nail is driven from the back side of the slit material so as to reach the outer mold frame through the joint rod while being applied to the joint rod. It is customary. Thereby, when the outer mold is removed, the headless nail is pulled out of the slit material together with the outer mold frame and the joint rod, and only the slit material is left. Since the concrete is cast with the slit material projecting greatly inside the outer mold, the slit material extends along the longitudinal direction so as not to be lifted or displaced due to the pressure of the placed concrete. It is necessary to nail several places. However, since the slit material is only attached to the concrete surface that has been laid, if there are many nailing points, it is dragged by the headless nail when the outer mold is removed, and is pulled out together. In addition, there is still room for improvement in terms of attaching the slit material.
[0006]
The present invention has been made in view of the problems of the prior art, and provides a support tool capable of easily and surely installing a horizontal slit material for earthquake resistance at a predetermined position when placing concrete. Objective.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To solve the above problems, the present invention is horizontally provided along Oite the horizontal junction of the beam and the non-structural wall lower end side, on the inner side of the joint portion formed on the outer surface upper portion of the beam in the longitudinal slit A support member that fixes a material at a predetermined position when placing concrete up to the upper surface position of the horizontal slit material, and a connecting portion that fits into a joint rod on the inner surface of the vertical mold forming the joint portion; And a holding portion for a horizontal slit material extending in the longitudinal direction of the joint rod.
[0008]
According to such a configuration, the horizontal slit member fixed to the holding portion of the support tool by appropriate means such as adhesion is connected to the support tool at the other end surface side of the joint rod fixed to the inner surface of the vertical mold. Since it is fitted through the part, it is securely fixed to the joint rod, and it is not lifted or displaced due to the concrete placing pressure, and its mounting work is easy. Further, when the mold is removed, the fitting state between the joint rod and the connecting portion of the support is easily released, and the horizontal slit material is reliably left on the concrete side together with the support. Furthermore, when a slit material made of a material that is easily deformed, such as a foam material, is fixed to the joint rod with a nail as it is, the unfixed non-fixed portion is pushed upward by the concrete and curved upward, and is linear. However, if the support tool of the present invention is used, the horizontal slit material is held by the holding part of the support tool over its entire length, so it will not be deformed by the concrete placing pressure. Can be installed in a straight line. In addition, although it is only necessary to fit a support tool with respect to a joint rod basically, in the support tool provided with the anchor part mentioned later, it is possible to use the nail together and to raise the fixed strength.
[0009]
In the support device having the above configuration, in order to hold the horizontal slit material in the holding portion, for example, an appropriate means such as sticking with an adhesive tape, use of an adhesive, or forming into a groove shape and inserting into the inside thereof is adopted. be able to. Moreover, what is necessary is just to select the optimal thing according to the shape etc. as a raw material of a support tool, such as a synthetic resin and a metal. In addition, the horizontal slit material which the support tool of this invention makes object should just be a raw material which volume decreases moderately with respect to a compressive force, As a specific example, for example, a calcium silicate board, a calcium carbonate foam material, foamed polyethylene However, the present invention is not limited to this.
[0010]
Furthermore, you may provide the anchor part of an appropriate shape in at least one of the holding | maintenance part of a support tool, or a connection part. In this case, the anchor part greatly resists the pulling force applied to the support and the horizontal slit member when removing the vertical formwork, so compared to the one that depends only on the adhesion to the concrete surface. The fixing strength is greatly increased, and it can be reliably prevented that they are pulled out together with the joint rod.
[0011]
Further, in the present invention, the horizontal slit material provided with a plurality of through holes penetrating in the vertical direction at predetermined intervals along the longitudinal direction is an object, and in addition to the above configuration, the through holes of the horizontal slit materials are provided in the holding portion of the support tool. You may provide the hole connected to. In this case, since these holes play a role of venting air when placing concrete, air does not collect on the back side of the horizontal slit material protruding in the horizontal direction with respect to the vertical formwork. Improves concrete filling. Furthermore, by appropriately selecting the size and arrangement of these holes, it is possible to fill the holes with concrete and to expect an anchor effect.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 and FIG. 2 are an overall view and a longitudinal sectional view showing an application state of a horizontal slit material for earthquake resistance targeted by a support according to the present invention in a concrete building. In FIG. 1, an
[0013]
FIG. 3 is a perspective view in which a part of the
[0014]
4 is an enlarged cross-sectional view of the vicinity of the horizontal joint on the lower end side of the
ω ≧ W
L ≧ √2W
Further, in this embodiment, an
[0015]
Next, the construction method of the slit material using the said
[0016]
In the outer wall structure using the
[0017]
6 and 7 are perspective views showing another embodiment of the support according to the present invention.
In the
[0018]
In the above-described embodiment, the example in which the support tool is composed of two types of slit materials as the target horizontal slit material has been described, but of course, the present invention can be applied to other configurations. In short, the support according to the present invention is used when the concrete is placed up to the upper surface position of the horizontal slit material provided inside the joint portion formed at the upper end portion of the outer surface of the beam while being held at a predetermined position of the formwork. Is useful. Further, a hole for venting air, an anchor portion, or the like is not an essential requirement of the present invention, and may be appropriately provided as necessary. Furthermore, the shape, material, and the like of the support are not limited to this, and various modifications can be made within the technical idea of the present invention.
[0019]
【The invention's effect】
As described above, support according to the invention, beams and Oite the horizontal junction of the non-structural wall lower end, a horizontal slit inwardly along the longitudinal direction of the joint portion formed on the outer surface the upper end of the beam When the material is embedded so that the upper surface and the concrete surface coincide with each other, a connecting portion that fits into the joint rod on the inner surface of the vertical mold forming the joint portion, and a horizontal slit material that extends in the longitudinal direction of the joint rod Therefore, when placing concrete, the horizontal slit material can be easily and securely held at a predetermined position without being lifted or displaced. The horizontal slit material is not pulled out at the time of molding, and it is surely left on the concrete side, so that its practical effect is extremely great.
[0020]
Further, when an appropriately shaped anchor portion is provided on at least one of the holding portion or the connecting portion of the support tool, even in the case where a nail is used together to further increase the fixing strength to the joint rod, the vertical formwork It is possible to reliably prevent them from coming out together with the joint rod when demolding. Further, a horizontal slit member provided with a plurality of through-holes penetrating in the vertical direction at predetermined intervals along the longitudinal direction may be targeted, and the holding portion of the support having the above-described configuration may be provided with holes communicating with the through-holes. Good. In this case, since these holes play a role of removing air, air hardly stays on the back side of the horizontal slit member and the like, and the concrete filling property is improved. Furthermore, by appropriately selecting the size and arrangement of the holes, the hole is filled with concrete, and an anchor effect can be expected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of an outer wall structure showing an application state of a horizontal slit member.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the outer wall structure shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view of a horizontal slit member support according to the present invention.
4 is an enlarged cross-sectional view of the vicinity of a horizontal joint portion between an outer wall and a beam in FIG. 2;
FIG. 5 is a perspective view showing a use state of the support according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing another example of a support according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing another example of a support according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
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