JP4492682B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、開口部の開閉を行うとともに、現像剤を滞留しにくくすることを目的とする。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。この画像形成装置1は、いわゆるタンデム方式で画像形成を行うものである。同図に示すように、画像形成装置1は、制御部11と、表示操作部12と、通信部13と、用紙収容部14と、画像形成ユニット15Y,15M,15C,15Kと、転写部16と、定着部17とを備えている。なお、本実施形態の説明及び図面において、「Y」,「M」,「C」,「K」の各文字を含む符号を付した構成は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像剤を用いて作像を行うための構成であることを意味している。
次に、現像装置40Y,40M,40C,40Kの構成について説明する。現像装置40Y,40M,40C,40Kはそれぞれ同様の構成を備えているため、ここでは、現像装置40Yを例に挙げて、その構成について具体的に説明する。なお、以下の説明では、現像装置40Y,40M,40C,40Kを特に区別する必要がない場合には、これらを総称して「現像装置40」という。
次に、シャッター435の構成及び作用について説明する。
シャッター435は、現像剤収容室43の内壁面に沿って設けられた移動部材であり、その厚みは、現像剤収容室43の内壁面と搬送部材430の羽根の外縁との間に収まる程度である。ここで、図4は、図3に示した位置にあるシャッター435を4方向から見たときの平面図乃至立面図である。同図に示すように、シャッター435には、突出部T1と突出部T2とリング部T3とが設けられている。リング部T3は、現像剤収容室43の内径と同じかやや小さい外形を有するリング状の部材である。このリング部T3の両側には、現像剤搬送方向と平行な方向に延びる突出部T1及び突出部T2が設けられている。突出部T1は、図3に示した排出口D以上の大きさを有している。また、リング部T3から見てこの突出部T1が設けられていない領域(図中S1に対応する領域)も、排出口D以上の大きさを有している。以下では、この領域のことを、切り欠き部U1と呼ぶ。突出部T2は、図3に示した開口部O以上の大きさを有している。また、リング部T3から見てこの突出部T2が設けられていない領域(図中S2に対応する領域)も、開口部O以上の大きさを有している。以下では、この領域のことを、切り欠き部U2と呼ぶ。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の各態様を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態において、シャッター435は、排出口Dを開閉する機能と開口部Oを開閉する機能の両方を備えていたが、これに限らない。例えば、シャッター435は、開口部Oのみを開閉してもよい。
図8は、この変形例に係るシャッター436の一例を示す斜視図である。同図に示すように、シャッター436には、突出部T2とリング部T3とが設けられている。つまり、このシャッター436は、図4に示したシャッター435において突出部T1を除いたものである。
上述した実施形態において、シャッター435は、排出口D及び開口部Oを開けたり閉めたりしていたが、これに限らない。例えば、シャッター435が、開口部O及び現像剤供給口Eを開閉してもよい。
図12は、この変形例に係るシャッター437の一例を示す斜視図である。同図に示すように、シャッター437には、突出部T4とリング部T3とが設けられている。突出部T4は、図3に示した開口部Oから現像剤供給口Eへとわたる領域以上の大きさを有する一方、切り欠き部U4も、この領域以上の大きさを有している。なお、切り欠き部U4とは、実施形態と同様に考えたシャッター437の構成であり、リング部T3から見て突出部T4が設けられていない領域のことである。
上述した実施形態では、図6中の6時方向と9時方向との間を現像剤滞留領域I1としたがこれに限らない。例えば、搬送部材430が図6において反時計回りに回転する場合には、図中の3時方向と6時方向の間を現像剤滞留領域I1となる。これは、現像剤収容室43の収容空間の最下方の位置から見て搬送部材の回転方向下流側で、且つ、搬送部材の回転中心に対して重力方向で下方側の範囲においては、搬送部材の回転に伴いその搬送部材が現像剤を掻き上げる力と、重力の作用で現像剤が落下する力とが拮抗する領域であり、現像剤が溜まりやすいからである。要するに、現像剤滞留領域I1は、現像剤収容室43内の最下方の位置から見て、搬送部材430の回転方向下流側であり且つ搬送部材430の中心より重力方向で下方側の領域となる。そして、シャッター435は、排出口Dを開いた状態でこの現像剤滞留領域I1を覆うように設けられている。
上述した実施形態では、現像剤収容室42と現像剤収容室43とが3つの開口部O,P,Qを介して連通している場合について説明した。これに対し、現像剤収容室42と現像剤収容室43とが2つの開口部P,Qのみを介して連通している場合には、シャッターが開口部Pを開いたり閉じたりするように設けられていてもよい。
上述した実施形態では、現像剤収容室42に隣接し、現像ロール41に現像剤を供給する現像剤収容室43に現像剤供給口E,排出口D及びシャッター435が設けられていたが、必ずしもそうである必要はなく、これら現像剤供給口E,排出口D及びシャッター435を現像剤収容室42に設けてもよい。つまり、現像ロール41は、上述した実施形態のように現像剤供給口E,排出口D及びシャッター435が設けられている現像剤収容室(つまり第2の現像剤収容室)から供給される現像剤を用いて現像を行うものであってもよいし、この変形例のように現像剤供給口E,排出口D及びシャッター435が設けられていない現像剤収容室(つまり第1の現像剤収容室)から供給される現像剤を用いて現像を行うものであってもよい。
上述した実施形態において、搬送部材430は、回転軸の周りに螺旋状の羽根が設けられてなるものであったが、これに限らない。例えば、搬送部材430は、回転軸を有さず、線状の部材をコイル状に形成してなる、いわゆるコイルオーガであってもよい。要するに、搬送部材430は、回転中心を中心に回転して現像剤を搬送するものであればよい。
Claims (4)
- 現像剤を収容する第1の現像剤収容室及び第2の現像剤収容室と、
前記第1の現像剤収容室と前記第2の現像剤収容室とを連通させる第1の開口部及び第2の開口部と、
前記第2の現像剤収容室の位置から見て前記第1の現像剤収容室がある側とは反対の側に設けられ、前記第2の現像剤収容室から供給される現像剤を保持して、潜像が形成された像保持体と対向する位置へと当該現像剤を移動させて現像を行う現像剤保持体と、
前記第1の現像剤収容室の内部に設けられ、回転中心を中心に回転することにより、当該第1の現像剤収容室に収容されている現像剤を搬送しつつ、前記第1の開口部を通して前記第2の現像剤収容室へと移動させる第1の搬送部材と、
前記第2の現像剤収容室の内部に設けられ、回転中心を中心に、前記第2の開口部側、前記第2の現像剤収容室内の最下方側、前記現像剤保持体側、前記第2の現像剤収容室内の最上方側の順に通過するように回転することにより、当該第2の現像剤収容室に収容されている現像剤を搬送しつつ、前記第2の開口部を通して前記第1の現像剤収容室へと移動させる第2の搬送部材と、
前記第2の現像剤収容室の内壁面と前記第2の搬送部材の外縁との間に収まるように設けられ、前記第2の開口部を覆う第1の位置と、当該第2の開口部を覆わない位置であって、前記第2の搬送部材の回転軸を挟んで当該第2の開口部と向かい合う第2の位置との間で移動させられ、当該第2の位置に移動させられているときには、前記第2の現像剤収容室内の最下方の位置から見て前記第2の搬送部材の回転方向の下流側であり且つ当該第2の搬送部材回転中心より重力方向で下方側の前記内壁面を覆う移動部材と
を備えることを特徴とする現像装置。 - 前記第2の現像剤収容室に収容されている現像剤の一部を自装置外に排出する排出口を備え、
前記移動部材は、前記第1の位置に移動させられているときには、前記第2の開口部とともに前記排出口を覆う
ことを特徴とする請求項1記載の現像装置。 - 現像剤の供給源から現像剤が供給される現像剤供給口を備え、
前記移動部材は、前記第1の位置に移動させられているときには、前記第2の開口部とともに前記現像剤供給口を覆う
ことを特徴とする請求項1記載の現像装置。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された像保持体の表面を露光し、潜像を形成する露光手段と、
請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置と、
前記現像装置によって現像された像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記転写手段によって記録媒体に転写された像を定着させる定着手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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