JP4437977B2 - シート装置 - Google Patents
シート装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4437977B2 JP4437977B2 JP2005200339A JP2005200339A JP4437977B2 JP 4437977 B2 JP4437977 B2 JP 4437977B2 JP 2005200339 A JP2005200339 A JP 2005200339A JP 2005200339 A JP2005200339 A JP 2005200339A JP 4437977 B2 JP4437977 B2 JP 4437977B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat cushion
- angle
- walk
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
図16は、従来の技術(特許文献1)の基本構成を説明する図であり、従来の車両用シートS1は、シートクッション201をシートバック202側へ矢印a1のように跳ね上げ自在であり、具体的には、シートクッション201のクッションロックピン203をロックするためのロックピン解除レバー204を解除方向Fに操作すると、シートクッション201はばねで跳ね上がるので、クッションロックピン203はガイドプレート205を回動し、ガイドプレートピン206をロックプレート207に嵌め、シートクッション201を跳ね上げ位置bでロックする。
また、シートをウォークイン位置から着座位置に戻したときのスライドロックとシートクッションロックの条件として、シートバックを前傾から後傾へ戻す行為を必要とする態様では、シートクッションも荷室最大使用角度まで跳ね上がりロックしてしまう。そのため、着座するためにはシートクッションロックを解除する必要があり、同じく、使い勝手が悪く、操作性が悪い。
図1は、本発明のシート装置の概要を説明する図である。
シート装置11は、車両12の車室13に配置した2列目シート15に採用したもので、図1の着座位置16、ウォークイン位置17(図2参照)、荷室最大位置18(図3参照)を選択可能なシートである。また、車体21のフロア22に取付けたシート前後調整装置23(シートスライドロック装置24を含む。)と、シート前後調整装置23に取付けたシート25と、シート調整装置26と、を備える。
シート25は、シートフレーム構造37と、シートバック46と、シートクッション47とを備える。47aはシートクッション47の前端を示す。
ウォークイン位置17は、2列目シート(シート装置11)15を跳ね上げた状態であり、3列目シート33に乗車若しくは3列目シート33から降車するために、跳ね上げた2列目シート(シート装置11)15を1列目シート27側にスライドさせて寄せたウォークイン状態である。θwはシートクッション47のウォークイン角度、αwはシートバック46のウォークイン角度、48は角度θwのときのシートクッションウォークイン位置、49は角度αwのときのシートバックウォークイン位置を示す。
荷室最大位置18は、2列目シート(シート装置11)15を跳ね上げて、荷室34の容量を最大にしてシートバック46並びにシートクッション47をロックした荷室最大状態である。θmはシートクッション47の荷室最大使用角度、αmはシートバック46の荷室最大使用角度、51は角度θmのときのシートクッション47の最大上げ位置、52は角度αmのときのシートバック荷室最大使用位置を示す。
図4は、本発明のシート装置が備えるシートスライドロック装置、チップアップ機構を主に説明する図である。
シートスライドロック装置24は、車体のフロア22にレール部材53を配置し、レール部材53にロック孔54を所定のピッチで開け、レール部材53にスライド自在(矢印b1の方向)嵌めたスライド部材55に第1レバー56をロック孔54に嵌るように且つ、揺動自在(矢印b2の方向)に取付け、第1レバー56の端57に当接するL字部材58をスライド部材55に揺動自在(矢印b3の方向)に取付け、L字部材58の上部にケーブル61の一端を掛け、ケーブル61の他端を連動ロック切換え機構42に掛け、L字部材58の上部にピン部62を形成し、ピン部62に当接する第2レバー63をスライド部材55に揺動自在(矢印b3の方向)に取付け、第2レバー63にケーブル64の一端を掛け、ケーブル64の他端を手動レバー65に掛け、手動レバー65をシートフレーム構造37のシートクッションフレーム66に揺動自在に取付け、レール部材53のロック孔54に第1レバー56のロック端67を嵌めることで、シート25の前後のスライドをロックする。
L字部材58は、反時計回りに回動する力を加える復帰ばね(図に示していない)を有する。
解除ストラップ77の配置位置は任意である。
前倒ばね87の具体的な構造は任意である。
シートクッションロック装置43は、シートフレーム構造37の脚部71の外側に配置したもので、脚部71に回動自在に嵌めたシートクッションフレーム66の回動支点ピン91にロック円盤92を一体的に固定し、ロック円盤92に第1凹部93、第2凹部94を形成するとともに、第1凹部93を着座位置16に配置し、第2凹部94を荷室最大位置18(図3参照)に配置し、第1凹部93若しくは第2凹部94に掛止する掛止爪部材95を脚部71にピン96で回動自在(矢印b6の方向)に取付け、掛止爪部材95の中央に穴部101を開け、穴部101に一端の掛止部102を掛ける引きレバー103を脚部71にピン104で回動自在(矢印b7の方向)に取付け、引きレバー103の他端に引張りばね105の一端を掛け、引張りばね105の他端を脚部71に掛け、引張りばね105で引きレバー103を反時計回りに付勢し続けることで、穴部101を押し、掛止爪部材95を時計回りに付勢する。
なお、荷室最大使用角度θmを選択する場合には、チップアップ中間ストッパー装置44のロックを解除する。
図7(a)〜(c)は、本発明のシート装置のシートクッションを跳ね上げるときの概要作用図である。図2を併用して説明する。
(a)は、2列目シート(シート装置11)15の着座状態(着座位置16)を示し、2列目シート(シート装置11)15では、着座状態に設定すことで、2列目シート(シート装置11)15に座ることができる。また、3列目シート33に座る場合は、人が2列目シート(シート装置11)15の解除ストラップ77を引く。
シートバック46が前倒するとほぼ同時に、シートクッション47が自動的に矢印c6のように跳ね上がり、2列目シート(シート装置11)15を前に矢印c7のようにスライドさせることができる。従って、2列目シート(シート装置11)15をウォークイン状態にするのに手間がかからない。
(a)は、図7(c)の続きを示し、3列目シート33に座ったら、後に矢印c8のようにスライドさせて、着座位置16に戻し、シートバック46を後方に矢印c9のように起こすと、シートバック46を自動的にロックすると同時に、前後のスライドをロックする。
このとき、シートクッション47はロックされない。
なお、3列目シート33から降りる場合も、同様の操作をするだけでよく、同様の効果を発揮することができる。
図9は、シートクッションを跳ね上げるときの詳細作用図(図7(b)に対応)である。
人が着座状態(図4参照)の2列目シート(シート装置11)15の解除ストラップ77を引くと、リクライニング装置41(図1参照)のロックが解除されるので、前倒ばね87によってシートバック46が矢印c5のように前倒を始める。前倒するとブラケット86が連動レバー82の押し部83を押し始め、一方、シートバック46はさらに前倒してシートバック46のウォークイン角度αwでかつ、シートバックウォークイン位置49でリクライニング装置41によって自動的にロックされる。
掛止爪部材95がロック円盤92の第1凹部93から外れて、跳ね上がりのロックを解除すると、引張りばね74の引く力によってレバー68のローラー73はガイド溝72を走行して、レバー68でシートクッション47を押す(矢印d6の方向)ので、シートクッション47は回動支点ピン91を中心にして矢印d7のように跳ね上がる。
シートクッション47が回動支点ピン91を中心にして矢印d7のように跳ね上がるとともに、ストッパープレート116が回動すると、ストッパープレート116のストッパー凸部117はストッパーピン121で受け止められるので、シートクッション47をシートクッションウォークイン位置48で且つ、ウォークイン角度θwだけ跳ね上げて止めることができる。
すなわち、ストッパー凸部117とストッパーピン121をウォークイン角度θwが約50°になるように設定したので、シートクッション47を約50°だけ跳ね上げてシートクッションウォークイン位置48で止めることができる。
乗降後、2列目シート(シート装置11)15を後にスライドさせる。
2列目シート(シート装置11)15を後に矢印c8のようにスライドさせて戻した後、解除ストラップ77を引くと、リクライニング装置41(図1参照)のシートバックウォークイン位置49でのロックが解除されるので、シートバック46を手で前倒ばね87に抗して矢印c9のように角度βrだけ起こし、シートバック46がシートバック荷室最大使用位置52に達すると、リクライニング装置41(図1参照)はシートバック46をロックする。
つまり、シートバック46を後方に矢印c9のように角度βrだけ起こしても、シートクッション47はシートクッションウォークイン位置48且つ、ウォークイン角度θwを超えて跳ね上がらない。従って、シートクッション47を引張りばね74に抗して着座位置(着座状態)16である着座シートクッション角度θs、着座シートクッション位置75に矢印d1(図8(b)参照)のように戻すことができる。
荷室34を最大の広さにするには、ウォークイン位置17のスライド位置で、まず、シートバック46を、既に説明したシートバック荷室最大使用位置52まで起こし、チップアップ中間ストッパー装置44(図11参照)の規制を解除すると、シートクッション47はシートクッションウォークイン位置48且つ、ウォークイン角度θwを超えて跳ね上がるので、荷室34を最大の広さで使用するすることができる。
手動レバー65を離すと、レール部材53のロック孔54に第1レバー56は嵌り、シートスライドロック装置24はロック状態となる。
着座位置16の前後位置において、シートクッション47を最大上げ位置51に上げた状態のときに、シートクッションフレーム66の前下部に取付けた手動レバー111を矢印e4のように引くと、ケーブル107に連結した押し下げレバー106は引張りばね105に抗して時計回りに回動し、引きレバー103の掛止部102を押して穴部101を介して掛止爪部材95を矢印e5のように回動するので、掛止爪部材95はロック円盤92の第2凹部94から外れ、荷室最大位置18のときに設定したシートクッション47の最大上げ位置51でのシートクッションロック装置43のロックのみを解除することができる。
Claims (1)
- 乗員の背中を支持するシートバックと、このシートバックの下端に配置するとともにシートバック側を中心として回動自在なシートクッションを備えたシートと、シートを前後にスライド自在に支持するとともに着座位置、ウォークイン位置、荷室最大位置の何れかにロック自在なシートスライドロック装置と、シートクッションの前端を跳ね上げる方向に常時付勢するチップアップ機構と、シートクッションを、座る位置に設定したときの着座シートクッション角度若しくは跳ね上げて設定した荷室最大使用角度でロック若しくはアンロックするシートクッションロック装置と、を備えたシート装置において、
前記シートをウォークイン位置にスライドさせるときに、着座シートクッション角度と荷室最大使用角度との間のウォークイン角度に跳ね上がったシートクッションを止めてそれを超える跳ね上がりを規制するチップアップ中間ストッパー装置を備え、チップアップ中間ストッパー装置のストパー解除レバーにより、規制を解除することで、超える跳ね上げを起こしシートクッションロック装置を荷室最大使用角度にて作動させ、逆に、ウォークイン角度に位置するシートクッションを着座シートクッション角度に戻す際には規制の解除を必要としないことを特徴とするシート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005200339A JP4437977B2 (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005200339A JP4437977B2 (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | シート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007015599A JP2007015599A (ja) | 2007-01-25 |
JP4437977B2 true JP4437977B2 (ja) | 2010-03-24 |
Family
ID=37753121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005200339A Expired - Fee Related JP4437977B2 (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | シート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4437977B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014016887A1 (ja) | 2012-07-23 | 2014-01-30 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- | 乗り物用座席 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4941965B2 (ja) * | 2006-09-08 | 2012-05-30 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
JP5862875B2 (ja) * | 2012-01-23 | 2016-02-16 | マツダ株式会社 | シート装置 |
JP6366191B2 (ja) * | 2015-02-23 | 2018-08-01 | 株式会社タチエス | 車両用チップアップシートおよびシートクッションの保持方法 |
CN108372805B (zh) * | 2016-11-15 | 2024-08-30 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 一种汽车四分座椅 |
CN111000386A (zh) * | 2019-12-17 | 2020-04-14 | 深圳华侨城卡乐技术有限公司 | 一种可手动解锁的安全座椅 |
-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005200339A patent/JP4437977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014016887A1 (ja) | 2012-07-23 | 2014-01-30 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- | 乗り物用座席 |
JP5886960B2 (ja) * | 2012-07-23 | 2016-03-16 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company | 乗り物用座席 |
US9623775B2 (en) | 2012-07-23 | 2017-04-18 | Johnson Controls Technology Company | Vehicle seat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007015599A (ja) | 2007-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5181866B2 (ja) | 車両用シートの切換機構 | |
JP5169146B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP4234713B2 (ja) | 床に収納可能なシート | |
JP5291373B2 (ja) | 誤操作防止装置及び車両用格納シート | |
US8465096B2 (en) | Stowable vehicle seat | |
WO2009119584A1 (ja) | シート係止装置及び車両用格納シート | |
JP5164514B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP4825612B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5647437B2 (ja) | 座席シート | |
JP4437977B2 (ja) | シート装置 | |
JP4622773B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP4172756B2 (ja) | 自動車用シートのフロアロック装置 | |
JP2009051233A (ja) | 車両用跳ね上げ式シート | |
JP2002347488A (ja) | 車両用シート | |
JP4716824B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2013001175A (ja) | 車両用シート | |
JP3639537B2 (ja) | 車両のスライドシート | |
JP5481802B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2013001176A (ja) | 車両用シート | |
JP2011245991A (ja) | 座席シート | |
JP3424291B2 (ja) | 車両のシート構造 | |
JP5461784B2 (ja) | シート係止装置及び車両用格納シート | |
JP2009107372A (ja) | 天井格納式シート | |
JP2013001177A (ja) | 車両用シート | |
JP4202827B2 (ja) | 格納シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091222 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091225 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |