JP4349401B2 - Speaker and electronic device using it - Google Patents
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Description
本発明は薄型タイプのスピーカとそれを用いた電子機器に関するものである。 The present invention relates to a thin type speaker and an electronic apparatus using the same.
携帯機器などの電子機器においては薄型化が要求されるため、その本体内に内蔵させるスピーカも薄型化が要求されることになる。 Since electronic devices such as portable devices are required to be thin, a speaker built in the main body is also required to be thin.
スピーカの薄型化を図るためには、その磁気回路を形成するための磁石を小型化することが当然のように行われているが、磁石を小さくすると磁力が小さくなり、その結果として音声出力も小さくなってしまうので、実際は磁石をあまり小さくはできない状態になっている(例えば、このような従来技術は下記特許文献1に記載されている。)。
上述のごとく従来から、携帯機器などの電子機器に内蔵させるタイプのスピーカは薄型化が図られているが、音声出力が小さくなってしまうのを避けるべく、実際には磁石をあまり小さくできないのが実態で、その結果として十分に満足できる薄型化が行なえていないという問題があった。 As described above, the type of speaker built into an electronic device such as a portable device has been conventionally reduced in thickness. However, in order to avoid a decrease in audio output, the magnet cannot actually be made too small. As a result, there has been a problem that thinning which can be satisfactorily satisfied has not been achieved.
そこで本発明は薄型化が図れ、しかも振動や衝撃に対する強度を高くすることを目的にするものである。 Therefore, the present invention aims to reduce the thickness and increase the strength against vibration and impact.
そしてこの目的を達成するために本発明は、ケースと、このケース内において、磁気ギャップを介して水平方向、または略水平方向に配置した第一、第二の板状磁石と、前記磁気ギャップに可動自在に配置したボイスコイルと、このボイスコイルに結合した振動板とを備え、前記第一の板状磁石は、その板端に磁極を形成し、前記第二の板状磁石は、その厚み方向の両端に磁極を形成し、前記磁気ギャップにおけるボイスコイル部分においては、このボイスコイル部分に対して磁束が略直交する構成とするとともに、前記第一の板状磁石の平面は、前記ケースの非磁性体部分に面固定し、前記第二の板状磁石の平面は、前記ケースの磁性体部分に面固定したものである。 In order to achieve this object, the present invention provides a case, first and second plate magnets arranged in a horizontal direction or a substantially horizontal direction via a magnetic gap in the case, and the magnetic gap. A voice coil arranged movably and a diaphragm coupled to the voice coil are provided. The first plate magnet forms a magnetic pole at the plate end, and the second plate magnet has a thickness thereof. Magnetic poles are formed at both ends of the direction, and in the voice coil portion in the magnetic gap, the magnetic flux is substantially orthogonal to the voice coil portion, and the plane of the first plate magnet is The surface is fixed to the non-magnetic part, and the plane of the second plate magnet is fixed to the magnetic part of the case.
以上のように本発明は、磁気ギャップを介して水平方向、または略水平方向に配置した第一、第二の板状磁石と、前記磁気ギャップに可動自在に配置したボイスコイルと、このボイスコイルに結合した振動板とを備え、前記第一の板状磁石は、その板端に磁極を形成し、前記第二の板状磁石は、その厚み方向の両端に磁極を形成し、前記磁気ギャップにおけるボイスコイル部分においては、このボイスコイル部分に対して磁束が略直交する構成としたスピーカであって、磁気ギャップを介して水平方向、または略水平方向に配置したので、薄型化が図れ、しかも磁気ギャップの両端に第一、第二の板状磁石を配置したので、磁力を高めて音声出力を高めることもできるものとなる。 As described above, the present invention includes the first and second plate magnets arranged in the horizontal direction or the substantially horizontal direction through the magnetic gap, the voice coil movably arranged in the magnetic gap, and the voice coil. The first plate magnet has a magnetic pole formed at its plate end, and the second plate magnet has a magnetic pole formed at both ends in the thickness direction, and the magnetic gap In the voice coil portion, the loudspeaker is configured so that the magnetic flux is substantially perpendicular to the voice coil portion, and is arranged in the horizontal direction or the substantially horizontal direction through the magnetic gap, so that the thickness can be reduced. Since the first and second plate magnets are arranged at both ends of the magnetic gap, the magnetic output can be increased to increase the sound output.
また、前記第一の板状磁石の平面は、前記ケースの非磁性体部分に面固定し、前記第二の板状磁石の平面は、前記ケースの磁性体部分に面固定したものであるので、第一、第二の板状磁石がケースに強固に固定され、よって振動や衝撃に対する強度が強くなる。 In addition, the plane of the first plate magnet is fixed to the non-magnetic part of the case, and the plane of the second plate magnet is fixed to the magnetic part of the case. The first and second plate magnets are firmly fixed to the case, so that the strength against vibration and impact is increased.
以下本発明の一実施形態を、電子機器として携帯電話を例にし、添付図面を用いて説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described using a cellular phone as an example of an electronic device with reference to the accompanying drawings.
図1において、1は本体で、この本体1には蓋2が開閉自在に結合されている。この図1における背面側から見ると一般的な携帯電話と同じように本体1には操作ボタン(図示せず)が設けられ、また蓋2には液晶式の表示部(図示せず)が設けられている。
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a main body, and a
また、本体1の外面側には図1のごとく2個のカバー3が設けられ、これらのカバー3の背面側の本体1内には図2、図3に示したスピーカ4が実装されている。
Further, two
スピーカ4は図3に示すように非磁性体であるステンレス301により形成された表面側のプレート5と、磁性体である冷間圧延鋼板により形成されたプレート6とで形成されたケース4A内に、プレート6側からプレート5に向けて順にネオジウム製の第二の板状磁石7、磁性体である冷間圧延鋼板により形成されたリング8、PEI樹脂フィルムにより形成された振動板9、銅線などにより形成されたボイスコイル10、磁性体である冷間圧延鋼板により形成されたリング11、ネオジウム製の2枚の第一の板状磁石12を順次配置した構成となっている。
As shown in FIG. 3, the
なお、プレート5の表面の一部と各部の外周側は図5、図6のごとく、樹脂製のフレーム13で覆っている。
Part of the surface of the
図3、図5、図6に示すように、上記プレート6は長円形状で、その長手方向中心軸部分の長方形状の固定部6Aの上平面には、長方形状の板状磁石7の下平面が接着剤(図示せず)により固定され、固定部6Aの両側には長方形状の開口部6Bが形成されている。
As shown in FIGS. 3, 5, and 6, the
またプレート6の外周部分にはリング8が磁束が通過できる状態で固定されている。
A
さらにリング8上には振動板9の外周が載せられ、振動板9の外周部にはリング11が載せられた状態になっている。
Further, the outer periphery of the
また、振動板9上方で、上記プレート6の開口部6Bに対向するプレート5下面部分には、上記2枚の板状磁石12の上面が接着剤(図示せず)により固定されている。なお、上記2枚の板状磁石12のそれぞれの外周面は、上記プレート5下面部分に上記2枚の板状磁石12の上面を接着する接着剤(図示せず)の一部が、この板状磁石12のそれぞれの外周面とフレーム13内周面間に進入することにより、このフレーム13部分にも固定されている。
Further, the upper surface of the two
また振動板9上面で、板状磁石7の外周に対応する部分には、図6に示すように長円形状のボイスコイル10が固定されている。
In addition, an
以上のように構成された状態で、ネオジウム製の2枚の板状磁石12は、図7に示すごとく、その長手方向内側端部がN極、外側端部がS極に磁化されている。
In the state configured as described above, the two
また、ネオジウム製の板状磁石7は、図7に示すごとく、その厚み方向の表面側がS極、厚み方向の下面側がN極に磁化されている。
Further, as shown in FIG. 7, the
この結果、図4と図7に示すごとくネオジウム製の2枚の板状磁石12のそれぞれの内側のN極から出た磁束(図4においては図面の煩雑感を避けるために一方の板状磁石12から出た磁束だけを記載している)は、内方へと略水平に進行してボイスコイル10を略直交状態で横切り、次に板状磁石7上面のS極に進入する(なお、板状磁石12と板状磁石7は水平、または略水平状態に配置されていると説明しているが、この略水平状態とは図6に示したように板状磁石12と板状磁石7の厚み方向が一部水平方向で重なった状態、および両者が厚み方向で一部水平方向で重なってはいないが接近した状態も含んだものである。つまり、磁束をボイスコイル10に略直交するように進行させることが重要で、その点で水平状態には若干の幅が設定されるものである)。
As a result, as shown in FIGS. 4 and 7, the magnetic flux emitted from the N pole inside each of the two
その後、板状磁石7下面のN極から出た磁束はプレート6の長方形状の固定部6Aを進行し、リング8、振動板9の外周部を通過後にリング11に進入し、次にこのリング11を例えば4分の1周進行後、このリング11の内周に図6のごとく固定されている板状磁石12の外周S極へと進入することとなる。
Thereafter, the magnetic flux emitted from the N pole on the lower surface of the plate-
そして以上の磁束の流れがそのまま磁気回路となり、この磁気回路内で板状磁石12の内側N極と板状磁石7の上面S極間が磁気ギャップとなり、この磁気ギャップでボイスコイル10は電磁界駆動力が与えられ、これによりボイスコイル10が固定された振動板9に振動が伝えられ、音声出力が発せられることになる。
The flow of the magnetic flux directly becomes a magnetic circuit, and a magnetic gap is formed between the inner N pole of the
ここで再び磁気ギャップにおける磁束の進行について説明する。 Here, the progression of the magnetic flux in the magnetic gap will be described again.
図4と図7に示す板状磁石12のそれぞれの内側のN極から出た磁束は、磁気ギャップにおいて内方へと略水平に進行し、ボイスコイル10を略直交状態で横切るということは電磁界駆動力を大きくするために非常に重要なことであり、本実施の形態において大きな特徴点となっている。
The magnetic flux emitted from the N pole inside each of the
本実施の形態において、磁束が磁気ギャップにおいて内方へと略水平に進行し、ボイスコイル10を略直交状態で横切る理由について考察する。
In the present embodiment, the reason why the magnetic flux travels substantially inward in the magnetic gap and crosses the
一般的に考えると、板状磁石12のN極から出た磁束は、距離的に短い板状磁石7の上面のS極へと斜めに進行しようとするが(この場合磁束はボイスコイル10をわずかながら斜めに横切ることになる)、板状磁石7の下面のN極の反発を受けることで、実際にはその反発力で持ち上げられ、その結果として本実施の形態においては、磁束が磁気ギャップにおいて内方へと図7のごとく略水平に進行し、ボイスコイル10を略直交状態で横切るものと考えられる。
Generally speaking, the magnetic flux emitted from the N pole of the
さて本実施の形態では上述のごとく磁気ギャップの両側に板状磁石12,7を設けたので、いわゆる磁力が大きくなり、その結果として上記振動板9による音声出力も大きなものとすることができる。
In the present embodiment, since the
また、磁力を大きくするための板状磁石12,7は文字通り板状でそれ自体が薄型のものであるので、結果として全体形状を非常に薄いものとすることができる。
Further, since the plate-
また、このようにして設けた二枚の板状磁石12は表面積の大きなその上面を、プレート5下面部分に、接着剤(図示せず)により固定しているので、ケース4Aに加わる振動や衝撃に対する強度が強くなる。
Further, since the two plate-
さらにプレート5は非磁性体製なので、両端がN極とS極となった板状磁石12の上面全体を覆っても磁気的な短絡を生じさせることもない。
Further, since the
また板状磁石7は表面積の大きなその下面を、磁性体製のプレート6上面部分に、接着剤(図示せず)により固定しているので、ケース4Aに加わる振動や衝撃に対する強度が強くなる。さらにプレート6は磁性体製なので、上下端がS極とN極となった板状磁石7の下面全体を覆っても図4に示す磁気回路形成を阻害することもない。
Further, since the lower surface of the
以上のように本発明は、磁気ギャップを介して水平方向、または略水平方向に配置した第一、第二の板状磁石と、前記磁気ギャップに可動自在に配置したボイスコイルと、このボイスコイルに結合した振動板とを備え、前記第一の板状磁石は、その板端に磁極を形成し、前記第二の板状磁石は、その厚み方向の両端に磁極を形成し、前記磁気ギャップにおけるボイスコイル部分においては、このボイスコイル部分に対して磁束が略直交する構成としたスピーカであって、磁気ギャップを介して水平方向、または略水平方向に配置したので、薄型化が図れ、しかも磁気ギャップの両端に第一、第二の板状磁石を配置したので、磁力を高めて音声出力を高めることもできるものとなる。 As described above, the present invention includes the first and second plate magnets arranged in the horizontal direction or the substantially horizontal direction through the magnetic gap, the voice coil movably arranged in the magnetic gap, and the voice coil. The first plate magnet has a magnetic pole formed at its plate end, and the second plate magnet has a magnetic pole formed at both ends in the thickness direction, and the magnetic gap In the voice coil portion, the loudspeaker is configured so that the magnetic flux is substantially perpendicular to the voice coil portion, and is arranged in the horizontal direction or the substantially horizontal direction through the magnetic gap, so that the thickness can be reduced. Since the first and second plate magnets are arranged at both ends of the magnetic gap, the magnetic output can be increased to increase the sound output.
また、前記第一の板状磁石の平面は、前記ケースの非磁性体部分に面固定し、前記第二の板状磁石の平面は、前記ケースの磁性体部分に面固定したものであるので、第一、第二の板状磁石がケースに強固に固定され、よって振動や衝撃に対する強度が強くなる。 In addition, the plane of the first plate magnet is fixed to the non-magnetic part of the case, and the plane of the second plate magnet is fixed to the magnetic part of the case. The first and second plate magnets are firmly fixed to the case, so that the strength against vibration and impact is increased.
この結果、携帯電話等の携帯機器には非常に活用しやすいものとなる。 As a result, it becomes very easy to use for portable devices such as mobile phones.
1 本体
4 スピーカ
4A ケース
7 第二の板状磁石
12 第一の板状磁石
1
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