JP4348876B2 - Fuel supply device for internal combustion engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の燃料供給装置に関し、特に内燃機関の燃料供給装置の燃料供給能力に係わるエネルギー消費を低減する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料供給装置としては、燃料タンクから汲み上げた燃料を、内燃機関へ噴射する燃料噴射弁に供給する燃料ポンプと、この燃料ポンプから吐出される燃料の圧力(以下、燃圧と呼ぶ)を所定圧に調圧するプレッシャレギュレータと、内燃機関の運転状態に応じて燃料ポンプ等の各種アクチュエータを制御する制御回路とを備えたものが知られている。
【0003】
この種の燃料供給装置は、燃料ポンプを常時オン動作させて燃料ポンプから燃料を吐出させ、かつプレーシャレギュレータにて余剰燃料を燃料タンクへリターンさせることで、常時一定燃圧の燃料を燃料噴射弁へ供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来構成では、内燃機関の燃料供給装置の燃料供給能力を安定確保するため、燃料ポンプを常時オン動作させているので、装置全体としての電力消費量が大となってしまう問題があった。
【0005】
このため、バッテリ等の電源による給電に頼らずに始動させたい場合に対応できる配慮が十分なされていない。
【0006】
すなわち、例えば辺境の地において車両がバッテリあがり起こしてしまって歩いて帰るには人里から遠すぎるとき、あるいは車両によっては軽量化のために小容量のバッテリを搭載する車両またはバッテリレス車両を運転者等が選択したいとき、運転者等が外部電源に頼らずにキック機能等の人力による発電によって始動させたい場合である。
【0007】
このとき、例えばキック機能により一時的に発電できたとしても、常時オン状態に維持することが必要な燃料ポンプと、開弁期間を可変に駆動されることで内燃機関へ噴射する燃料噴射量を調整する燃料噴射弁と、それらを制御する制御回路とに、それぞれ連続的に供給できるように、キックし続けて始動させることは困難である。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、内燃機関の運転状態に応じて電子制御されるものにおいて、燃料供給能力の確保に要するエネルギー消費を低減しつつ、燃料噴射弁から噴射される燃料の調量が可能な内燃機関の燃料供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によると、燃料タンクから燃料を汲み上げる燃料ポンプと、燃料ポンプから吐出された燃料を内燃機関へ噴射する燃料噴射弁と、燃料噴射弁の開弁期間を可変にすることで燃料噴射量を調整する制御手段とを備えた内燃機関の燃料供給装置において、燃料ポンプと燃料噴射弁との間には、蓄圧タンクと、この蓄圧タンク内の燃圧を検出する燃圧検出手段とが設けられており、制御手段は、蓄圧タンク内に蓄えられる燃料が所定の燃圧の範囲に確保されるように、燃圧検出手段により検出された燃圧の挙動から燃料ポンプの駆動期間を制御して間欠駆動させるとともに、燃圧挙動に応じて燃料噴射弁の開弁期間を制御し、かつ前記燃圧挙動から前記燃料ポンプの駆動期間を制御するとは、前記燃圧検出手段により検出された燃圧の燃圧変化特性から前記所定燃圧に到達する経過時間を求め、該経過時間に前記燃料ポンプの動作遅れ時間を見込んで、前記燃料ポンプのオン、オフ動作時期を制御する。
【0010】
このため、燃料ポンプと燃料噴射弁を繋ぐ燃料径路途中に蓄圧タンクとこの蓄圧タンク内の燃圧を検出する燃圧検出手段とを設けて、蓄圧タンク内に蓄えられる燃料が所定の燃圧の範囲を確保するように、燃圧検出手段により検出された燃圧の挙動から燃料ポンプの駆動期間が制御手段によって制御されるので、駆動によるエネルギー消費が低減可能な燃料ポンプの間欠駆動が行なえると共に、燃圧検出手段により検出された燃圧挙動に応じて燃料噴射弁の開弁期間を制御するので、燃料噴射弁から噴射される燃料の調量制御が可能である。
【0011】
上記燃圧挙動から燃料ポンプの駆動期間を制御するとは、上記請求項1に記載するように、燃圧検出手段により検出された燃圧の燃圧変化特性から所定燃圧に到達する経過時間を求め、この経過時間に燃料ポンプの動作遅れ時間を見込んで、燃料ポンプのオン、オフ動作時期を制御する。
【0012】
これにより、燃圧検出手段により検出された燃圧の燃圧変化特性から所定燃圧に到達する時間に燃料ポンプの動作遅れ時間を見込んだ経過時間によって燃料ポンプのオン、オフ動作時期を制御するので、蓄圧タンク内に蓄えられる燃料が所定燃圧の範囲に確実に確保される。
【0013】
上記燃圧変化特性は、本発明の請求項2に記載するように、所定の計測間隔にて検出された燃圧値より算出される。
【0014】
これにより、燃圧変化特性は、燃圧検出手段により燃圧を連続的に検出したものではなく、所定の計測間隔にて検出された燃圧値より算出されるので、例えば上記制御手段によって燃圧変化特性を算出することも可能であるので、安価なシステムを提供可能である。
【0015】
上記所定計測間隔は、本発明の請求項3に記載するように、内燃機関の運転状態に応じて変える。
【0016】
一般的に、内燃機関へ燃料噴射する燃料噴射弁は、内燃機関の運転状態に応じた最適な燃料噴射時期に間欠噴射されるので、燃料噴射弁と燃料ポンプを繋ぐ燃料径路に貯められた燃料の燃圧は、間欠噴射する燃料噴射弁によって流出した燃料分だけ圧力降下が生じる。
【0017】
これに対して、本発明の内燃機関の燃料供給装置を用いれば、内燃機関の運転状態に応じて燃圧変化特性を算出するための所定計測間隔を変えるので、内燃機関の運転状態に応じた燃圧挙動を表す燃圧変化特性を捉えることができる。
【0018】
本発明の請求項4によると、燃料ポンプが制御されるオン、オフ動作時期は、燃圧上昇段階および下降段階のそれぞれについて、燃圧検出手段により検出された少なくとも2点からなる燃圧値から求められた燃圧変化式より推定する燃料ポンプのオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間に対応している。
【0019】
すなわち燃料ポンプのオン動作中に生じる上記燃料経路内の燃圧が上昇する燃圧上昇段階の燃圧変化特性と、オフ動作中に生じる上記燃料経路内の燃圧が下降する燃圧下降段階の燃圧変化特性のそれぞれについて燃圧検出手段により検出された少なくとも2点からなる燃圧値から求められた燃圧変化式より推定するので、燃圧変化式より推定される燃圧上昇段階の燃圧変化特性および燃圧下降段階の燃圧変化特性から、燃料ポンプのオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間つまり燃料ポンプが制御されるオン、オフ動作時期を算出することができる。
【0020】
本発明の請求項5によると、燃料ポンプが制御されるオン、オフ動作時期は、燃料噴射量の積算値から求めた燃料ポンプのオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間に対応している。
【0021】
燃料ポンプのオフ動作中に燃料噴射弁からの噴射による燃料流出がなければ、上記燃料経路内の燃圧が下降することはない。つまり燃料ポンプのオフ動作中の燃圧下降量は、燃料噴射弁から噴射される燃料噴射量の積算値に応じて生じるので、燃料噴射量の積算値によって、燃料ポンプのオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間つまり燃料ポンプが制御されるオン、オフ動作時期を算出することが可能である。
【0022】
本発明の請求項6によると、制御手段は、外部からの給電により作動する制御回路であって、制御回路は、燃料ポンプのオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間を、内燃機関の運転状態を表す回転数と負荷による2次元マップからなる運転状態経過時間として有しており、トリガーが掛けられる燃圧値となるトリガー燃圧時期を検出し、トリガー燃圧時期に応じて燃料ポンプのオン、オフ動作時期を補正する。
【0023】
これにより、制御手段としての制御回路は、燃料ポンプのオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間を2次元マップからなる運転状態経過時間として有するので、燃料供給装置、特に燃料ポンプの燃料吐出特性の製造ばらつきを、トリガーが掛けられる燃圧値となるトリガー燃圧時期に応じて補正することで解消できる。
【0024】
したがって、燃料供給装置、特に燃料ポンプの燃料吐出特性の製造ばらつきに起因して生じるオン、オフ動作時期ずれによって燃料ポンプが無駄に駆動することがなくなるので、燃料ポンプを駆動するため制御回路を介して燃料ポンプへ給電する電力エネルギー量を抑えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内燃機関の燃料供給装置を、いわゆる点火式内燃機関の燃料供給装置に適用して、具体化した実施形態を図面に従って説明する。図1は、本発明の実施形態の一実施例に係わる内燃機関の燃料供給装置が適用された内燃機関及びその周辺装置の概略構成を表す構成図である。図2は、本発明の実施形態の内燃機関の燃料供給装置の構成を表す模式的構成図である。図3は、図2中の燃料ポンプの動作特性を表す模式図である。また、図4は、図2中の燃料ポンプの動作と蓄圧タンク内の燃料圧との関係を説明するためのタイムチャートである。図5は、図2中の燃料ポンプの動作と蓄圧タンク内の燃料圧、および燃料噴射弁の動作との関係を説明するための部分的タイムチャートである。
【0026】
まず、図1に基いて内燃機関のシステム全体の概略構成を以下説明する。内燃機関100の吸気管2の最上流部には、エアクリーナ3が設けられ、このエアクリーナ3の下流側に、図示しないアクセルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ11が設けられている。このスロットルバルブ11が開閉されることにより、吸気管2内を流れる吸入空気量が調節される。
【0027】
このスロットルバルブ11の下流側には、内燃機関100の各気筒に空気を導入する吸気マニホルド4が接続されている。各気筒の吸気マニホルド4内の吸入ポートに導入された吸入空気は、内燃機関100の各気筒に形成された吸気バルブ6を介して燃焼室7へ流入する。また、内燃機関100の吸気マニホルド4の近傍の吸気管2には、燃料噴射弁5が取付けられている。この燃料噴射弁5は、後述する燃料供給システムFによって燃料噴射弁5から噴射される燃料が供給される。この燃料噴射弁5から噴射される燃料は、制御回路30によって駆動される燃料噴射弁5の開弁期間を可変にすることで調量され、吸入空気とともに混合気となって内燃機関100の燃焼室7へ供給される。
【0028】
なお、スロットルバルブ11には、スロットルバルブ11の弁軸開度を検出するスロットルセンサ11aが設けられ、スロットルバルブ11の下流側には、吸気管2内の吸気圧PMを検出する吸気圧センサ21が設けられている。このスロットルセンサ11aは、スロットル開度THAに応じたアナログ信号と共に、スロットルバルブ11がほぼ全閉であることを検出するアイドルスイッチからのオン−オフ信号も出力される。
【0029】
また、内燃機関100のクランク軸12にはその回転に伴うクランク角〔°CA(CAは、Crank Angleの略語)〕を検出するクランク角センサ22が設けられている。このクランクセンサ22で検出されたクランク角信号が後述する制御回路30に送信されると、制御回路30では、このクランク角センサ22で検出されるクランク角に応じて内燃機関100の機関回転数が算出される。
【0030】
また、内燃機関100のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ13が配設されている。この点火プラグ13には、クランク角センサ22で検出されるクランク角に同期して制御回路30から出力される点火指令信号に基いて、点火コイル14から高電圧が印加される。詳しくは、点火コイル14の1次コイル側には後述の点火回路40から供給される高エネルギーの電荷が印加され、この印加によって点火コイル14を介して点火プラグ13が点火される。これにより燃焼室7内の混合気の点火燃焼が行われる。
【0031】
一方、内燃機関100の排気ガスは、排気バルブ8を介して排気マニホルドから排気管9に導出され外部に排出される。
【0032】
制御手段としての制御回路(以下、ECUと呼ぶ)30は、図示しない制御プログラムを格納したリードオンリメモリ(ROM)、各種データを格納するランダムアクセスメモリ(RAM)、各種演算処理を実行する中央処理装置としてのマイクロプロセッサ(CPU)、入出力回路およびそれらを接続する入力ポート、出力ポートを相互に双方向性バスで接続した公知の構成のマイクロコンピュータとして構成されている。
【0033】
このECU30は、後述のバッテリ90若しくは発電機60から給電され、燃料供給システムF、点火システムIgを制御する。詳しくは、このECU30には、吸気圧センサ21からの吸気圧PM、クランク角センサ22からのクランク角、スロットルセンサ11aからの弁軸開度THA、および後述する燃圧センサ54から送信される信号等が入力されている。これら各種センサの情報に基いて、ECU30は内燃機関の運転状態を検出し、この運転状態に応じて燃料噴射量および燃料噴射時期を算出するとともに、運転状態に応じた点火時期を算出する。これら燃料噴射量および燃料噴射時期に対応するECU30からの駆動信号によって燃料噴射弁5から噴射する燃料噴射量および燃料噴射時期が適宜、制御される。また、この点火時期に対応する駆動信号によって、点火回路40および点火コイル14を介して、点火プラグ13の点火時期が適宜、制御される。
【0034】
また、図1に示すように、始動装置は、スタータシステム80と、発電機60と、キック機能等による発電機60を駆動する人力発電システム70とを含んで構成されている。なお、発電機60は、クランク軸12と一体的に駆動が可能なものであって周知の構造であるので説明は省略する。
【0035】
スタータシステム80は、始動モータ81と、中間ギヤ82と、クランク軸12と一体回転可能なスタータギヤ83とからなる。スタータギヤ83は、中間ギヤ82を介して、始動モータ81の出力軸81aが始動モータ81の始動時のみ噛み合うように構成されている。これにより、始動時には、始動モータ81により中間ギヤ82およびスタータギヤ83を介してクランク軸12を強制的に回転して内燃機関100を駆動させるとともに、発電機60を発電させることが可能である。
【0036】
人力発電システム70は、キック機能による人力発電であって、キックレバー71と、キックレバーギヤ72と、中間ギヤ73と、クランク軸12と一体回転可能な始動ギヤ74とからなる。始動ギヤ74は中間ギヤ73と噛み合い、さらにこの中間ギヤ73にキックレバーギヤ72がキックレバー71回転時のみ噛み合うように構成されている。キックレバー71によりキックレバーギヤ72が回転し、これにより中間ギヤ73および始動ギヤ74を介してクランク軸12を強制的に回転させるので、例えばバッテリ90の容量不足により始動モータ81が作動できない状態等においても、キックレバー71による人力よって内燃機関100を駆動させるとともに、発電機60を発電させることが可能である。
【0037】
(燃料供給システムFの詳細)
次に、各気筒の燃料噴射弁5へ燃料を供給する燃料供給システムFの構成を、図1、図2に基いて以下説明する。
【0038】
燃料供給システムFは、燃料タンク51と、燃料ポンプ52と、燃料噴射弁5と、燃料タンク51と燃料ポンプ52とを繋ぐ燃料経路としての燃料配管55aと、燃料ポンプ52と燃料噴射弁5とを繋ぐ燃料経路としての燃料配管55b、55cと、燃料ポンプ52と燃料噴射弁5とを繋ぐ燃料経路55b、55cの途中に配設された蓄圧タンク53と、燃圧検出手段としての燃圧センサ54と、制御手段としてのECU30とを含んで構成されている。
【0039】
燃料を貯留する燃料タンク51内または燃料タンク51の外には、燃料を汲み上げる燃料ポンプ52が配置されている。以下、本実施形態では、図1,2に示す燃料タンク51の外に配設された燃料ポンプ52にて説明する。
【0040】
この燃料ポンプ52は、バッテリ90(図2参照)または発電機60から給電されて駆動する電動モータであって、例えばいわゆるインラインポンプが用いられている。この燃料ポンプ52から吐出される燃料は、燃料径路としての燃料配管55b、55cを通して燃料噴射弁5に供給される。
【0041】
燃料配管55c、55cの途中には、図1、図2に示すように、例えば容積53aが10cc程度の蓄圧タンク53が接続され、この蓄圧タンク53によって燃料ポンプ52から吐出される燃料の燃圧が所定の燃圧の範囲(例えば0.1〜0.3MPa程度)に調圧される。この畜圧タンク53による調圧によって、燃料ポンプ52から吐出される燃料を余剰分として燃料タンク51内に戻すことなく、所定燃圧範囲の燃料を燃料噴射弁5へ供給できる。なお、この燃圧は、図1、図2に示すように、燃圧検出手段としての燃圧センサ54によって検出される。
【0042】
詳しくは、燃料ポンプ52が図3に示すように所定の燃圧範囲(例えば下限燃圧P1=0.1MPaから上限燃圧P2=0.3MPaの範囲)でオン、オフ駆動される。すなわち、図4に示すように、下限燃圧P1=0.1MPaに達すると、燃料ポンプ52がオン動作され、燃料ポンプ52から吐出される燃料は、燃料ポンプ52と燃料噴射弁5を繋ぐ燃料経路としての畜圧タンク53および燃料配管55b、55cへ充填される。一方、燃料ポンプ52のオン動作によって燃圧がさらに上昇して上限燃圧P2=0.3MPaに達すると、燃料ポンプ52はオフ動作される。これにより、燃料噴射弁5から燃料噴射されない限り、上限燃圧P2=0.3MPaに維持される。
【0043】
なお、ここで、下限燃料圧P1は、少なくとも、内燃機関100の始動に必要な燃圧、いわゆる燃料噴射圧が確保できる所定の燃圧以上であることが望ましい。
【0044】
(内燃機関の始動時)
内燃機関100の始動時には、燃料ポンプ52によって燃料タンク51から燃料を汲み上げて初めて上記燃料径路53、55b、55cに大気圧以上の燃圧が生じる。このため、燃圧が上限燃圧P2に達するまでは、燃料ポンプ52はオン動作される。このとき、燃圧センサ54によって検出される燃圧が所定燃圧、例えば下限燃圧P1に達するまでは、ECU30によって燃料噴射弁5からの燃料噴射を禁止するように設定すれば、内燃機関100の始動に必要な燃料噴射圧が確保できるので、内燃機関の始動が可能である。
【0045】
なお、下限燃圧P1に達して燃料噴射の禁止が解除されると、上限燃圧P2に達するまでは、燃料噴射弁5から噴射される燃料噴射量分だけ燃圧上昇率が抑えれながら燃圧上昇する。
【0046】
これにより、燃料ポンプ52と燃料噴射弁5との間に、間欠駆動される燃料ポンプ52から吐出される燃料が所定の燃圧の範囲になるように貯留される蓄圧タンク53を有するので、キック機能の人力による人力発電システム70による発電によって一時的に得られた電気エネルギーを用いて始動させた場合でも、燃料ポンプ52を間欠駆動させて所定燃圧範囲に達した燃料を燃料噴射弁5へ供給できる。
【0047】
(内燃機関の始動後以降の運転状態)
下限燃料圧P1に達して燃料ポンプ52がオン動作されると、上限燃圧P2に達するまでは、燃料噴射弁5から噴射される燃料噴射量分だけ燃圧上昇率が抑えれながら燃圧上昇する。一方、上限燃圧P2に達し、燃料ポンプがオフ動作されると、燃料噴射弁5から噴射される燃料噴射量に応じて燃圧降下が生じる。この燃料噴射の累積によって燃圧が降下して下限燃圧P1に達すると再び燃料ポンプ52がオン動作される。所定の燃圧範囲すなわち下限燃圧P1=0.1MPaから上限燃圧P2=0.3MPaの範囲で燃料ポンプ52がオン、オフ駆動されるので、燃料ポンプ52を駆動するための電気エネルギーの消費量が低減できる。
【0048】
なお、燃料供給装置、特に燃料ポンプ52を駆動するために消費する消費電力量を低減するとともに、燃料噴射弁5から噴射される燃料調量ができる構成および動作の詳細については、後述する。
【0049】
(点火システムIgの詳細)
点火システムIgは、点火プラグ13と、点火プラグ13に高電圧を印加する点火コイル14と、点火回路40と、制御手段としてのECU30とを含んで構成されている。なお、点火プラグ13、および点火コイル14は周知の構造であるので説明は省略する。
【0050】
点火回路(以下、CDIと呼ぶ)40は、外部から給電されるエネルギーを電荷として蓄積可能なコンデンサ(図示せず)を備え、このコンデンサに蓄えられた電荷を点火コイル14の1次コイルに急激に放電することで、点火コイル14の2次コイルに高電圧を発生させて点火を行うものである。なお、CDIとは、Capacitor Discharge Ignitionの略語である。
【0051】
これにより、連続的に継続して外部から給電がされなくても、CDI40には電荷として蓄積可能なコンデンサを有するので、例えば間欠的な発電によって一時的に外部から給電される場合でも、間欠的な発電を繰返すことで点火コイル14に高電圧を発生させ、点火プラグ13を点火可能である。
【0052】
(燃料供給システムFおよび点火システムIg、特に燃料供給装置Fを制御する制御手段30の詳細)
本実施形態の燃料供給装置は、内燃機関の運転状態応じて電子制御されるものであって、この燃料供給装置の燃料供給能力の確保に要するエネルギー消費量を低減するため、以下の特徴を有する。
【0053】
まず、制御手段としてのECU30は、外部からの給電によって作動する他の装置、すなわち燃料供給システムFの燃料ポンプ52、燃料噴射弁5および点火システムIgの点火回路40等に優先して給電を受ける構成を有することが望ましい。すなわち、ECU30は、図2に示すように、給電手段としてのバッテリ90、人力発電システム70によって発電する発電機60a、および内燃機関の駆動力によって発電する発電機60bから選択的に接続する構成を有する。
【0054】
これにより、ECU30は、図1、2に示すように、給電手段としてのバッテリ90、人力発電システム70によって発電する発電機60a、および内燃機関の駆動力によって発電する発電機60bから選択的に給電を受けることができると共に、制御手段としてのECU30の動作の安定性確保が可能である。
【0055】
次に、制御手段としてのECU30は、図2に示すように、燃圧検出手段としての燃圧センサ54の燃圧信号が入力され、後述する燃圧制御方法(詳しくは、燃料ポンプ52の駆動方法)を用いて、燃圧信号に応じて燃料ポンプ52を間欠駆動させるとともに、この燃圧に応じて燃料噴射弁5の開弁期間TQ(図5参照)を調整する。詳しくは、この開弁期間TQが図4に示すような燃圧変化を補正するように調整されることで、内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射量の調整が可能である。
【0056】
なお、この燃料ポンプ52が間欠駆動される駆動周期TT(図4、図5参照)は、燃料噴射弁5が間欠噴射される噴射周期TQT(図5参照)より大きいことが望ましい。
【0057】
ここで、燃料供給能力の確保に要するエネルギー消費を低減、すなわち駆動に伴う電力消費量を低減するとともに、燃料噴射弁5から噴射される燃料調量が可能、すなわち安定した燃圧挙動(詳しくは、所定の周期性を有する燃圧変化特性)となる燃料吐出が可能な燃料ポンプの駆動方法を、以下図5、図6に従って説明する。
【0058】
なお、燃料供給装置の燃料供給能力とは、燃料供給源としての燃料ポンプの燃料噴射弁5へ吐出する燃料供給量と、燃料噴射弁5から内燃機関100へ流出する燃料量とが安定して供給できることである。
【0059】
図5は、図2中の燃料ポンプの動作と蓄圧タンク内の燃料圧、および燃料噴射弁の動作との関係を説明するための部分的タイムチャートであって、図5(a)は、燃料噴射弁5を駆動するため、ECU30から燃料噴射弁5へ送信される燃料噴射弁駆動信号の波形特性であり、図5(b)は、燃圧センサ54によって検出される燃圧の挙動を表す燃圧変化特性であり、図5(c)は、ECU30から燃料ポンプへ送信される燃料ポンプ駆動信号である。なお、横軸は、時間(または、クランク角)で表される。
【0060】
一般に、燃料ポンプ52は、オン動作によって図5(c)に示す駆動信号の波形が立上がっても、燃料ポンプ52の駆動によって燃料タンク51から汲み上げられた燃料が燃料噴射弁5への燃料径路としての燃料配管55b、55cおよび蓄圧タンク53に流入して燃圧が上昇し始めるまでには、応答遅れ時間(以下、燃料ポンプ52の動作遅れ時間と呼ぶ)ΔT(図5参照)が生じる。言換えると、実際の燃圧変化特性は、燃料径路55b、55c、53への流出、流入流量から算出される予測燃圧変化特性(図5(b)における一点鎖線の燃圧変化特性)に対し、ほぼ動作遅れ時間ΔTに相当する経過時間分ずれた実線の燃圧変化特性のようになる。
【0061】
これに対して、本実施形態に係わる燃料ポンプ52の駆動方法では、図5(c)に示すように、ECU30によって、所定のオン動作時間TP、およびオン−オフ駆動周期TTを備えた燃料ポンプ駆動信号が燃料ポンプ52へ送信され、燃料ポンプ52が間欠駆動されるので、図5(b)に示す下限燃圧P1から上限燃圧P2まで周期的に燃圧挙動する所定燃圧の範囲(例えば下限燃圧P1=0.1MPaおよび上限燃圧P2=0.3MPaとする0.1MPa〜0.3MPaの範囲)の燃料を燃料噴射弁5へ供給できる。なお、動作遅れ時間ΔTを見込んで燃料ポンプ52を間欠駆動しているので、燃料噴射弁5へ供給する燃料は、所定燃圧の範囲に確実に確保できる。
【0062】
また、ECU30は、燃圧変化に応じて補正した開弁期間TQによって燃料噴射弁5を制御する。これにより、燃料噴射弁5から噴射される燃料の調量制御が可能である。
【0063】
したがって、駆動による電力消費量低減が可能な燃料ポンプ52の間欠駆動が行なえるとともに、燃圧センサ54により検出された周期的な燃圧変化特性に応じて補正された開弁期間TQによる燃料噴射弁5の制御によって燃料噴射弁5から噴射される燃料の調量が可能である。
【0064】
(内燃機関の始動時)
始動のときバッテリ90の容量不足により始動モータ81が作動できない状態において、例えばキック機能による人力による一時的な発電であっても、燃料ポンプ52を間欠駆動させて、蓄圧可能な蓄圧タンク53を備えた燃料径路へ燃料を充填させているので、燃料ポンプ52の駆動に伴う電力消費量を低減するとともに、安定した燃圧挙動(詳しくは、所定の周期性を有する燃圧変化特性)が確保できるので、内燃機関100の始動が可能である。
【0065】
詳しくは、バッテリ90の容量不足により始動モータ81が作動できない状態である場合には、ECU30によって、人力発電システム70の発電による発電機60aからの給電手段が選択され、始動後には、内燃機関の駆動力の発電による発電機60bからの給電手段が選択される。
【0066】
これにより、人力発電システム70のキックによる一時的な発電であっても、電力消費量を節約できる燃料ポンプ52の間欠駆動と、電気エネルギーを電荷として蓄積可能なコンデンサを有する点火装置としてのCDI40とによって、始動のための人力発電による総発電量を抑えることできるので、内燃機関100を確実に始動させることが可能である。
【0067】
(内燃機関の始動後以降の運転状態)
始動後は、ECU30によって、内燃機関の駆動力の発電による発電機60bからの給電手段に切換えられるので、内燃機関の燃料供給装置には、内燃機関の駆動力による連続的な発電によって生じた電気エネルギーが内燃機関停止するまで継続的に供給される。
【0068】
しかも、上記駆動方法による燃料ポンプ52の間欠駆動を用いて、周期的な燃圧変化特性に応じて補正がなされた開弁期間TQによって燃料噴射弁5が制御されるので、燃料噴射弁5から噴射される燃料の調量ができ、従って内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射量の調整が可能である。
【0069】
(変形例1)
上述の実施形態に係わる燃料ポンプ52の駆動方法において、燃圧変化特性の検出を燃圧センサ54の連続検出として説明したが、変形例1としては、この燃圧変化特性の検出を、図6(b)に示すように、燃圧検出手段としての燃圧センサ54による所定の計測時間間隔よって検出される構成を有する。
【0070】
これにより、燃圧変化特性は、燃圧センサ54より燃圧挙動を連続的に検出したものではなく、所定の計測時間間隔にて検出された燃圧値よりオン、オフ動作時期に係わる経過時間としてのオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTが算出可能である。したがって、安価なシステムを提供することが可能である。
【0071】
(変形例2)
上述の実施形態に係わる燃料ポンプ52の駆動方法を用いれば、周期的な燃圧変化特性が得られるので、変形例2としては、図6(c)に示すように、燃圧上昇段階および下降段階のそれぞれについて燃圧センサ54より検出された少なくとも2点(詳しくは、図6(c)では2点)からなる燃圧値によって燃圧変化特性を検出し、ECU30によってこれら燃圧値から燃圧変化式が推定される構成とする。
【0072】
詳しくは、所望の所定燃圧範囲に調圧したい上限燃圧P2と下限燃圧P1の間において、下限燃圧P1よりは高圧の下限側検出燃圧Pdと、この下限側検出燃圧Pdに比べ、上限燃圧P2に近い上限側検出燃圧PtとをECU30内に設定しておき、燃圧上昇段階および下降段階のそれぞれについて下限側検出燃圧Pd、上限側検出燃圧Ptとなる経過時間をから燃圧センサ54より検出すれば、オン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTが算出可能である。
【0073】
例えば、内燃機関の運転状態によって上限燃圧P2と下限燃圧P1とを変え、運転状態に応じた所望の所定燃圧範囲に調圧したい場合に好適である。
【0074】
(変形例3)
変形例3としては、燃圧変化特性の検出を、図6(d)に示すように、燃圧検出手段としての燃圧センサ54による所定のクランク角間隔によって検出される構成を有する。
【0075】
これにより、内燃機関の運転状態に応じて燃圧変化特性を算出するための計測時間間隔を変えることができる。したがって、例えば、周期的に変化する燃圧変化特性の燃圧上昇段階および下降段階のそれぞれの燃圧値から推定する燃圧変化式の精度が、内燃機関の低速運転、高速運転状態に係わらず、検出点数に起因して一定に保証することが可能である。
【0076】
(変形例4)
変形例4としては、燃圧変化特性を、燃料噴射量の積算値からオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTを算出する構成を有する。
【0077】
例えば上限燃圧P2に到達してオフ動作されたとき、燃料ポンプ52のオフ動作中に燃料噴射弁5からの噴射による燃料流出がなければ、燃料経路55b、55c、53内の燃圧が下降することはない。つまり燃料ポンプ53のオフ動作中の燃圧下降量は、燃料噴射弁5から噴射される燃料噴射量の積算値に応じて生じるので、燃料ポンプ52のオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間つまりオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTを、燃料噴射量の積算値から算出することが可能である。
【0078】
(変形例5)
変形例5としては、ECU30には予め、内燃機関の運転状態に対応した所定の燃圧に達する経過時間としてのオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTの基準値が格納されており、予め設定したトリガーを掛ける燃圧値となるトリガー燃圧時期を燃圧センサ54によって検出し、トリガー燃圧時期に応じて燃料ポンプ52のオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTを補正する構成を以下図7に従って説明する。
【0079】
図7の燃圧制御(詳しくは、燃料ポンプ52の間欠駆動制御)の処理を表すフローチャートに示す燃料ポンプ52の間欠駆動制御は、オン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTの基準値を内燃機関の運転状態を表す機関回転数NEと負荷(詳しくは燃料噴射量Q)による2次元マップからなる運転状態経過時間を求める手段と、この手段によって求められたオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTの基準値と、トリガー燃圧時期から推定される実オン動作時間TPobおよび実オン−オフ駆動周期TTobとを比較して補正する補正手段からなる。
【0080】
すなわち、図7に示すように、S701(Sはステップを表す)では、クランク角センサ22で検出されるクランク角信号から機関回転数NEを求め、またスロットルセンサ11aで検出される弁軸開度検出信号から弁軸開度THAを求める。
【0081】
次に、S702では、S701で求められた内燃機関の運転状態を表す機関回転数NEと弁軸開度THAから、負荷としての燃料噴射量Qを算出する。
【0082】
次に、S703では、ECU30に予め機関回転数NEと燃料噴射量Qによる2次元マップとして格納されているオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTの基準値から、S701およびS702から算出した内燃機関の運転状態を示す機関回転数NEと弁軸開度THAに対応したオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTを求める。
【0083】
次に、S704では、燃圧センサ54による検出したトリガー燃圧時期Tobから推定される実オン動作時間TPobおよび実オン−オフ駆動周期TTobと、S703で求められたオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTとをそれぞれを比較して、その差が所定値ΔTjを越えるか否かを判断する。その差が所定値ΔTj以下であれば、S706へ移行する。逆に、その差が所定値ΔTjを越えれば、S705へ移行する。
【0084】
S705では、S703で求められたオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TTを補正し、その後S706へ移行する。
【0085】
S706では、S703で求められたオン動作時間TPおよびオン−オフ駆動周期TT若しくはS705にて補正されたものを用いて、燃料ポンプ52を間欠駆動する。
【0086】
これにより、燃料供給装置、特に燃料ポンプ52の燃料吐出特性の製造ばらつきを、トリガー燃圧時期に応じて補正することで解消できる。
【0087】
したがって、燃料ポンプの燃料吐出特性の製造ばらつきに起因して生じるオン、オフ動作時期ずれによって燃料ポンプ52が無駄に駆動することがなくなるので、燃料ポンプ52を駆動するためECU30を介して燃料ポンプ52へ給電する電力消費量を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一実施例に係わる内燃機関の燃料供給装置が適用された内燃機関及びその周辺装置の概略構成を表す構成図である。
【図2】本発明の実施形態の内燃機関の燃料供給装置の構成を表す模式的構成図である。
【図3】図2中の燃料ポンプの動作特性を表す模式図である。
【図4】図2中の燃料ポンプの動作と蓄圧タンク内の燃料圧との関係を説明するためのタイムチャートである。
【図5】図2中の燃料ポンプの動作と蓄圧タンク内の燃料圧、および燃料噴射弁の動作との関係を説明するための部分的タイムチャートである。
【図6】燃圧変化特性の検出に係わる変形例を説明するためのタイムチャートであって、図6(b)、図6(c)、図6(c)は、それぞれ変形例1、変形例2、変形例3を表すタイムチャートである。
【図7】燃圧変化特性の検出に係わる変形例5であって、燃圧制御の処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
5 燃料噴射弁
7 燃焼室
11、11a スロットルバルブ、スロットルセンサ
12 クランク軸
13 点火プラグ
14 点火コイル
22 クランク角センサ
30 ECU(制御手段としての制御回路)
40 CDI(点火回路)
51 燃料タンク
52 燃料ポンプ
53 蓄圧タンク
54 燃圧センサ(燃圧検出手段)
55b、55c (燃料経路としての)燃料配管
60 発電機
70 人力発電システム
71 キックレバー
80 スタータシステム80は、始動モータ81と、中間ギヤ82
81 始動モータ
90 バッテリ
100 内燃機関
F 燃料供給システム
Ig 点火システム
P1、P2 所定の燃圧の範囲(下限燃圧、上限燃圧)
TP、TT 燃料ポンプ52のオン、オフ動作に対応した所定の燃圧に到達する経過時間(オン動作時間TP、オン−オフ駆動周期)
Q 負荷としての燃料噴射量[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel supply device for an internal combustion engine, and more particularly to a configuration for reducing energy consumption related to the fuel supply capability of a fuel supply device for an internal combustion engine.
[0002]
[Prior art]
The fuel supply device includes a fuel pump that supplies fuel pumped up from a fuel tank to a fuel injection valve that injects the fuel into an internal combustion engine, and a pressure of fuel discharged from the fuel pump (hereinafter referred to as fuel pressure) to a predetermined pressure. A pressure regulator that regulates pressure and a control circuit that controls various actuators such as a fuel pump in accordance with the operating state of the internal combustion engine are known.
[0003]
In this type of fuel supply device, the fuel pump is always turned on to discharge the fuel from the fuel pump, and the excess fuel is returned to the fuel tank by the pressure regulator, so that fuel with a constant fuel pressure is always supplied to the fuel injection valve. To supply.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional configuration, since the fuel pump is always turned on in order to stably secure the fuel supply capability of the fuel supply device of the internal combustion engine, there is a problem that the power consumption of the entire device becomes large.
[0005]
For this reason, the consideration which can respond to the case where it wants to start without relying on the electric power feeding by power supplies, such as a battery, is not enough.
[0006]
In other words, for example, when a vehicle rises in a remote area and is too far away from walking to return home, or depending on the vehicle, a vehicle with a small capacity battery or a battery-less vehicle is driven to reduce weight. When the driver or the like wants to select, the driver or the like wants to start by power generation by human power such as a kick function without relying on an external power source.
[0007]
At this time, for example, even if power can be temporarily generated by the kick function, the fuel pump that needs to be kept on at all times and the fuel injection amount that is injected into the internal combustion engine by being driven variably in the valve opening period It is difficult to start and continue kicking so that the fuel injection valves to be adjusted and the control circuit for controlling them can be continuously supplied.
[0008]
The present invention has been made in consideration of such circumstances, and the object thereof is to electronically control the internal combustion engine according to the operating state of the internal combustion engine, while reducing the energy consumption required to secure the fuel supply capacity. Another object of the present invention is to provide a fuel supply device for an internal combustion engine capable of adjusting the amount of fuel injected from a fuel injection valve.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to
[0010]
For this reason, an accumulator tank and fuel pressure detecting means for detecting the fuel pressure in the accumulator tank are provided in the middle of the fuel path connecting the fuel pump and the fuel injection valve, and the fuel stored in the accumulator tank ensures a predetermined fuel pressure range. Thus, since the drive period of the fuel pump is controlled by the control means from the behavior of the fuel pressure detected by the fuel pressure detection means, the fuel pump can be intermittently driven and the fuel pressure detection means can reduce energy consumption by driving. Since the valve opening period of the fuel injection valve is controlled according to the fuel pressure behavior detected by the above, the metering control of the fuel injected from the fuel injection valve is possible.
[0011]
Controlling the drive period of the fuel pump from the above fuel
[0012]
As a result, the on / off operation timing of the fuel pump is controlled by the elapsed time when the operation delay time of the fuel pump is estimated to reach the predetermined fuel pressure from the fuel pressure change characteristic of the fuel pressure detected by the fuel pressure detecting means. The fuel stored inside is reliably ensured within a predetermined fuel pressure range.
[0013]
The fuel pressure change characteristic of the present invention Claim 2 As described in the above, it is calculated from the fuel pressure value detected at a predetermined measurement interval.
[0014]
As a result, the fuel pressure change characteristic is not continuously detected by the fuel pressure detection means, but is calculated from the fuel pressure value detected at a predetermined measurement interval. For example, the fuel pressure change characteristic is calculated by the control means. Therefore, an inexpensive system can be provided.
[0015]
The predetermined measurement interval is determined according to the present invention. Claim 3 As described in the above, it changes according to the operating state of the internal combustion engine.
[0016]
In general, a fuel injection valve that injects fuel into an internal combustion engine is intermittently injected at an optimal fuel injection timing according to the operating state of the internal combustion engine. Therefore, fuel stored in a fuel path that connects the fuel injection valve and the fuel pump. The fuel pressure drops by the amount of fuel flowing out by the fuel injection valve that performs intermittent injection.
[0017]
On the other hand, if the fuel supply device for an internal combustion engine of the present invention is used, the predetermined measurement interval for calculating the fuel pressure change characteristic is changed according to the operating state of the internal combustion engine, so the fuel pressure corresponding to the operating state of the internal combustion engine is changed. The fuel pressure change characteristic representing the behavior can be captured.
[0018]
Of the present invention Claim 4 According to the above, the on / off operation timing when the fuel pump is controlled is estimated from the fuel pressure change equation obtained from the fuel pressure value consisting of at least two points detected by the fuel pressure detecting means for each of the fuel pressure increasing stage and the falling stage. This corresponds to the elapsed time to reach a predetermined fuel pressure corresponding to each on / off of the fuel pump.
[0019]
That is, the fuel pressure change characteristic at the fuel pressure increase stage in which the fuel pressure in the fuel path rises during the fuel pump on operation and the fuel pressure change characteristic at the fuel pressure decrease stage in which the fuel pressure in the fuel path decreases during the off operation. Is estimated from the fuel pressure change formula obtained from the fuel pressure value consisting of at least two points detected by the fuel pressure detection means, so from the fuel pressure change characteristic at the fuel pressure rise stage and the fuel pressure change characteristic at the fuel pressure drop stage estimated from the fuel pressure change formula The elapsed time to reach a predetermined fuel pressure corresponding to each on / off of the fuel pump, that is, the on / off operation timing at which the fuel pump is controlled can be calculated.
[0020]
Of the present invention Claim 5 According to this, the on / off operation timing at which the fuel pump is controlled corresponds to the elapsed time to reach a predetermined fuel pressure corresponding to the on / off of the fuel pump obtained from the integrated value of the fuel injection amount.
[0021]
If there is no fuel outflow due to injection from the fuel injection valve during the off operation of the fuel pump, the fuel pressure in the fuel path will not drop. In other words, the amount of decrease in fuel pressure during the off-operation of the fuel pump is generated in accordance with the integrated value of the fuel injection amount injected from the fuel injection valve, so that the fuel pump is turned on and off according to the integrated value of the fuel injection amount. It is possible to calculate the elapsed time to reach a predetermined fuel pressure, that is, the on / off operation timing when the fuel pump is controlled.
[0022]
Of the present invention Claim 6 According to the present invention, the control means is a control circuit that operates by power supply from the outside, and the control circuit determines the elapsed time to reach a predetermined fuel pressure corresponding to each on / off of the fuel pump, and the operating state of the internal combustion engine. It has as the operating state elapsed time consisting of a two-dimensional map with the number of revolutions and load to be expressed, detects the trigger fuel pressure timing that becomes the fuel pressure value to be triggered, and the fuel pump on / off operation timing according to the trigger fuel pressure timing Correct.
[0023]
As a result, the control circuit as the control means has the elapsed time for reaching the predetermined fuel pressure corresponding to each on / off of the fuel pump as the operating state elapsed time consisting of the two-dimensional map. This variation in the fuel discharge characteristics can be eliminated by correcting the trigger fuel pressure timing, which is the fuel pressure value at which the trigger is applied.
[0024]
Therefore, the fuel pump is not driven unnecessarily due to the on / off operation time lag caused by manufacturing variations in the fuel discharge characteristics of the fuel supply device, particularly the fuel pump. Thus, the amount of power energy supplied to the fuel pump can be suppressed.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, a specific embodiment in which a fuel supply device for an internal combustion engine of the present invention is applied to a fuel supply device for a so-called ignition type internal combustion engine will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a configuration diagram showing a schematic configuration of an internal combustion engine to which a fuel supply device for an internal combustion engine according to an example of an embodiment of the present invention is applied and its peripheral devices. FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing the configuration of the fuel supply device for the internal combustion engine according to the embodiment of the present invention. FIG. 3 is a schematic diagram showing the operating characteristics of the fuel pump in FIG. FIG. 4 is a time chart for explaining the relationship between the operation of the fuel pump in FIG. 2 and the fuel pressure in the accumulator tank. FIG. 5 is a partial time chart for explaining the relationship between the operation of the fuel pump in FIG. 2, the fuel pressure in the accumulator tank, and the operation of the fuel injection valve.
[0026]
First, a schematic configuration of the entire internal combustion engine system will be described below with reference to FIG. An air cleaner 3 is provided at the most upstream portion of the intake pipe 2 of the
[0027]
An intake manifold 4 for introducing air into each cylinder of the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
In addition, a
[0031]
On the other hand, the exhaust gas of the
[0032]
A control circuit (hereinafter referred to as ECU) 30 as a control means includes a read only memory (ROM) that stores a control program (not shown), a random access memory (RAM) that stores various data, and a central process that executes various arithmetic processes. It is configured as a microcomputer having a known configuration in which a microprocessor (CPU) as an apparatus, an input / output circuit, an input port for connecting them, and an output port are connected to each other via a bidirectional bus.
[0033]
The
[0034]
As shown in FIG. 1, the starting device includes a
[0035]
The
[0036]
The human
[0037]
(Details of fuel supply system F)
Next, the configuration of the fuel supply system F that supplies fuel to the fuel injection valve 5 of each cylinder will be described below with reference to FIGS. 1 and 2.
[0038]
The fuel supply system F includes a
[0039]
A
[0040]
The
[0041]
1 and 2, for example, a
[0042]
Specifically, as shown in FIG. 3, the
[0043]
Here, it is desirable that the lower limit fuel pressure P1 is at least a predetermined fuel pressure that can secure a fuel pressure necessary for starting the
[0044]
(When starting the internal combustion engine)
When the
[0045]
If the fuel injection prohibition is canceled when the lower limit fuel pressure P1 is reached, the fuel pressure rises while the fuel pressure increase rate is suppressed by the amount of fuel injection injected from the fuel injection valve 5 until the upper limit fuel pressure P2 is reached.
[0046]
As a result, since the
[0047]
(Operating state after starting the internal combustion engine)
When the lower limit fuel pressure P1 is reached and the
[0048]
The details of the configuration and operation for reducing the amount of power consumed to drive the fuel supply device, particularly the
[0049]
(Details of ignition system Ig)
The ignition system Ig includes an
[0050]
The ignition circuit (hereinafter referred to as CDI) 40 includes a capacitor (not shown) capable of storing energy supplied from the outside as electric charge, and the electric charge stored in the capacitor is rapidly applied to the primary coil of the
[0051]
As a result, even if power is not continuously supplied from the outside, the
[0052]
(Details of the control means 30 for controlling the fuel supply system F and the ignition system Ig, particularly the fuel supply apparatus F)
The fuel supply device of the present embodiment is electronically controlled according to the operating state of the internal combustion engine, and has the following characteristics in order to reduce energy consumption required to ensure the fuel supply capability of the fuel supply device. .
[0053]
First, the
[0054]
Thereby, as shown in FIGS. 1 and 2, the
[0055]
Next, as shown in FIG. 2, the
[0056]
The drive cycle TT (see FIGS. 4 and 5) at which the
[0057]
Here, the energy consumption required to ensure the fuel supply capacity is reduced, that is, the power consumption associated with driving is reduced, and the fuel injection injected from the fuel injection valve 5 is possible, that is, the stable fuel pressure behavior (in detail, A method for driving a fuel pump capable of discharging fuel with a fuel pressure change characteristic having a predetermined periodicity will be described below with reference to FIGS.
[0058]
The fuel supply capacity of the fuel supply device is that the fuel supply amount discharged to the fuel injection valve 5 of the fuel pump as a fuel supply source and the fuel amount flowing out from the fuel injection valve 5 to the
[0059]
FIG. 5 is a partial time chart for explaining the relationship between the operation of the fuel pump in FIG. 2, the fuel pressure in the pressure accumulating tank, and the operation of the fuel injection valve. FIG. 5B is a waveform characteristic of a fuel injection valve drive signal transmitted from the
[0060]
In general, even if the
[0061]
On the other hand, in the driving method of the
[0062]
Further, the
[0063]
Accordingly, the
[0064]
(When starting the internal combustion engine)
In a state in which the
[0065]
Specifically, when the
[0066]
As a result, even with temporary power generation by kicking the human
[0067]
(Operating state after starting the internal combustion engine)
After starting, the
[0068]
Moreover, since the fuel injection valve 5 is controlled by the valve opening period TQ corrected according to the periodic fuel pressure change characteristic using the intermittent drive of the
[0069]
(Modification 1)
In the driving method of the
[0070]
As a result, the fuel pressure change characteristic does not continuously detect the fuel pressure behavior from the
[0071]
(Modification 2)
If the driving method of the
[0072]
Specifically, between the upper limit fuel pressure P2 and the lower limit fuel pressure P1 to be adjusted to a desired predetermined fuel pressure range, the lower limit fuel pressure Pd is higher than the lower limit fuel pressure P1, and the upper limit fuel pressure P2 is compared with the lower limit side detected fuel pressure Pd. If the close upper limit side detected fuel pressure Pt is set in the
[0073]
For example, it is suitable when the upper limit fuel pressure P2 and the lower limit fuel pressure P1 are changed depending on the operating state of the internal combustion engine and it is desired to adjust the pressure to a desired predetermined fuel pressure range according to the operating state.
[0074]
(Modification 3)
The modification 3 has a configuration in which the detection of the fuel pressure change characteristic is detected by a predetermined crank angle interval by a
[0075]
Thereby, the measurement time interval for calculating the fuel pressure change characteristic can be changed according to the operating state of the internal combustion engine. Therefore, for example, the accuracy of the fuel pressure change equation estimated from the fuel pressure values at the fuel pressure rising stage and the falling stage of the periodically changing fuel pressure change characteristic is the number of detection points regardless of the low speed operation or high speed operation state of the internal combustion engine. Due to this, it is possible to guarantee a certain amount.
[0076]
(Modification 4)
Modification 4 has a configuration in which the on-operation time TP and the on-off drive cycle TT are calculated from the integrated value of the fuel injection amount as the fuel pressure change characteristic.
[0077]
For example, when the
[0078]
(Modification 5)
As a fifth modified example, the
[0079]
The intermittent drive control of the
[0080]
That is, as shown in FIG. 7, in S701 (S represents a step), the engine speed NE is obtained from the crank angle signal detected by the
[0081]
Next, in S702, a fuel injection amount Q as a load is calculated from the engine speed NE representing the operating state of the internal combustion engine and the valve shaft opening THA obtained in S701.
[0082]
Next, in S703, the internal combustion engine calculated from S701 and S702 from the reference values of the on-operation time TP and the on-off drive cycle TT stored in the
[0083]
Next, in S704, the actual on-operation time TPob and the actual on-off drive cycle TTo estimated from the trigger fuel pressure timing Tob detected by the
[0084]
In S705, the ON operation time TP and the ON / OFF drive cycle TT obtained in S703 are corrected, and then the process proceeds to S706.
[0085]
In S706, the
[0086]
As a result, manufacturing variations in the fuel discharge characteristics of the fuel supply device, particularly the
[0087]
Therefore, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a schematic configuration of an internal combustion engine to which a fuel supply device for an internal combustion engine according to an example of an embodiment of the present invention is applied and its peripheral devices.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing a configuration of a fuel supply device for an internal combustion engine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram showing operating characteristics of the fuel pump in FIG.
4 is a time chart for explaining the relationship between the operation of the fuel pump in FIG. 2 and the fuel pressure in the pressure accumulating tank. FIG.
5 is a partial time chart for explaining the relationship between the operation of the fuel pump in FIG. 2, the fuel pressure in the accumulator tank, and the operation of the fuel injection valve. FIG.
6 is a time chart for explaining a modification example related to detection of a change characteristic of fuel pressure, and FIG. 6 (b), FIG. 6 (c), and FIG. 6 (c) are Modification Example 1 and Modification Example, respectively. 2 is a time chart showing a third modification.
FIG. 7 is a flowchart showing a fuel pressure control process, which is a fifth modified example related to detection of a fuel pressure change characteristic;
[Explanation of symbols]
5 Fuel injection valve
7 Combustion chamber
11, 11a Throttle valve, throttle sensor
12 Crankshaft
13 Spark plug
14 Ignition coil
22 Crank angle sensor
30 ECU (control circuit as control means)
40 CDI (ignition circuit)
51 Fuel tank
52 Fuel pump
53 Accumulation tank
54 Fuel pressure sensor (Fuel pressure detection means)
55b, 55c Fuel piping (as fuel path)
60 generator
70 Human power generation system
71 kick lever
80 A
81 Starting motor
90 battery
100 Internal combustion engine
F Fuel supply system
Ig ignition system
P1, P2 Predetermined fuel pressure range (lower limit fuel pressure, upper limit fuel pressure)
TP, TT Elapsed time to reach a predetermined fuel pressure corresponding to ON / OFF operation of the fuel pump 52 (ON operation time TP, ON-OFF drive cycle)
Q Fuel injection amount as load
Claims (6)
該燃料ポンプから吐出された燃料を内燃機関へ噴射する燃料噴射弁と、
該燃料噴射弁の開弁期間を可変にすることで燃料噴射量を調整する制御手段とを備えた内燃機関の燃料供給装置において、
前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁との間には、蓄圧タンクと、該蓄圧タンク内の燃圧を検出する燃圧検出手段とが設けられており、
前記制御手段は、前記蓄圧タンク内に蓄えられる燃料が所定の燃圧の範囲に確保されるように、前記燃圧検出手段により検出された該燃圧の挙動から前記燃料ポンプの駆動期間を制御して間欠駆動させるとともに、前記燃圧挙動に応じて前記燃料噴射弁の開弁期間を制御し、
かつ前記燃圧挙動から前記燃料ポンプの駆動期間を制御するとは、前記燃圧検出手段により検出された燃圧の燃圧変化特性から前記所定燃圧に到達する経過時間を求め、該経過時間に前記燃料ポンプの動作遅れ時間を見込んで、前記燃料ポンプのオン、オフ動作時期を制御することを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。A fuel pump that pumps fuel from the fuel tank;
A fuel injection valve that injects fuel discharged from the fuel pump into the internal combustion engine;
A fuel supply apparatus for an internal combustion engine, comprising: a control unit that adjusts a fuel injection amount by making a valve opening period of the fuel injection valve variable;
Between the fuel pump and the fuel injection valve, a pressure accumulation tank and a fuel pressure detection means for detecting a fuel pressure in the pressure accumulation tank are provided,
The control means controls the drive period of the fuel pump from the behavior of the fuel pressure detected by the fuel pressure detection means so that the fuel stored in the pressure accumulation tank is ensured within a predetermined fuel pressure range. Driving and controlling the valve opening period of the fuel injection valve according to the fuel pressure behavior ,
And controlling the fuel pump drive period from the fuel pressure behavior means that an elapsed time to reach the predetermined fuel pressure is obtained from the fuel pressure change characteristic of the fuel pressure detected by the fuel pressure detecting means, and the operation of the fuel pump is performed at the elapsed time. A fuel supply apparatus for an internal combustion engine, which controls an on / off operation timing of the fuel pump in consideration of a delay time .
該制御回路は、前記燃料ポンプのオン、オフそれぞれに対応した所定の燃圧に到達する経過時間を、内燃機関の運転状態を表す回転数と負荷による2次元マップからなる運転状態経過時間として有しており、トリガーが掛けられる燃圧値となるトリガー燃圧時期を検出し、該トリガー燃圧時期に応じて前記燃料ポンプのオン、オフ動作時期を補正することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料供給装置。 The control means is a control circuit that operates by power supply from the outside,
The control circuit has an elapsed time to reach a predetermined fuel pressure corresponding to each of the on and off of the fuel pump as an operating state elapsed time composed of a two-dimensional map with a rotational speed and a load representing the operating state of the internal combustion engine. The fuel pressure timing at which the trigger is applied is detected, and the fuel pump on / off operation timing is corrected according to the trigger fuel pressure timing . The fuel supply device for an internal combustion engine according to any one of the preceding claims.
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