JP4315606B2 - Disposable diapers - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、漏れ防止性や装着性に優れた使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、使い捨ておむつにおいては、排泄物の漏れを如何に防止するかが重要な課題であり、特公平5−33630号公報には、吸収体を、人体に適合する幅の中央吸収部と、その外側に設けられた外側吸収部とから形成することにより、おむつ中央部における肌への密着性を高め、それにより漏れ防止性能を向上させた使い捨ておむつが記載されている。
しかし、この使い捨ておむつにおいては、中央吸収部から漏れ出した便や尿は、比較的容易に外側吸収部に達し、特に排泄量が多い場合などには、外側吸収部を越え、おむつ側縁に達して漏れを生じる恐れがある。
また、この使い捨ておむつにおいては、装着の際に、おむつが、着用者の身体形状にフィットするように湾曲した形状とならないので、装着しづらいという問題があった。
更に、近年、介護等における経済的・労力的な負担を軽減するため、補助吸収具を使い捨ておむつと共に併用することが行われているが、従来の使い捨ておむつは、補助吸収具の収納性・保持性に劣っており、その改善が望まれていた。
【0003】
従って、本発明の目的は、漏れ防止性及び補助吸収具の収納・保持性に優れた使い捨ておむつを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、装着の際に、おむつが、着用者の身体形状にフィットするように湾曲した形状となり、極めて容易に装着することのできる使い捨ておむつを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在された液保持性の中央吸収体を備え、実質的に縦長に形成された使い捨ておむつにおいて、股下領域における前記中央吸収体の左右両側縁の外方に、それぞれレッグ吸収体がおむつの長手方向に沿って配設されており、前記中央吸収体と前記レッグ吸収体との間に位置する中間領域の吸収体坪量が、該中央吸収体が配設された領域及び該レッグ吸収体が配設された領域それぞれの吸収体坪量よりも小さく、前記中央吸収体の両側部に、一対の可撓軸が、それぞれ長手方向に沿って形成されている使い捨ておむつを提供することにより、上記両目的の一方又は両方を達成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本実施形態の使い捨ておむつ1は、図1〜3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及び両シート2、3間に介在された液保持性の中央吸収体4を備え、実質的に縦長に形成されており、着用時に着用者の背側に配される背側領域Aの両側縁部に、止着手段としてのファスニングテープ5,5が二対設けられている、展開型の使い捨ておむつである。
【0006】
本使い捨ておむつ1は、その外形が、長手方向の中央部分が幅狭に括れた略砂時計状の形状を有しており、表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、おむつの外形に等しい外形を有している。中央吸収体4は、長手方向中央部分が括れた砂時計状の形状を有し、使い捨ておむつ1の幅方向中央部における表面シート2及び裏面シート3間に、その長手方向をおむつ1の長手方向と一致させるようにして挟持固定されている。
【0007】
背側領域Aには、該背側領域Aにおけるウエスト開口縁部(着用時にウエスト開口部の背中側の縁部を形成する部分)11の近傍に、幅方向に、ウエストギャザー形成用のウエスト部弾性部材13が配設されている。
着用時に着用者の腹側に配される腹側領域Bの外表面には、ファスニングテープ5,5を止着するためのランディングゾーン(図示せず)が設けられている。
【0008】
本発明の使い捨ておむつ1においては、股下領域Cにおける中央吸収体4の両側縁41,41の外方に、それぞれレッグ吸収体6,6がおむつの長手方向に沿って配設されている。
本実施形態におけるレッグ吸収体6,6は、それぞれ、帯状をなしており、その長手方向をおむつ1の長手方向と一致させるようにして、中央吸収体4の長手方向の両側縁41,41より幅方向外方に延出した表裏面シート2,3間にそれぞれ挟持固定されている。また、両レッグ吸収体6,6は、中央吸収体4の両側縁41,41から離間させて配設されている。
【0009】
本発明において、レッグ吸収体6は、少なくとも股下領域Cにおける長手方向の一部に配設されていれば良いが、股下領域Cから背側領域A及び腹側領域Bの少なくとも一方に亘って配設されていることが好ましく、本実施形態におけるように、股下領域Cから背側領域A及び腹側領域Bの両方に亘って配されていることが一層好ましい。
【0010】
本発明の使い捨ておむつ1は、中央吸収体4とレッグ吸収体6との間に位置する中間領域F,Fの吸収体坪量(単位面積当たりの吸収体重量)が、それぞれ、該中央吸収体4が配設された領域G及びレッグ吸収体6が配設された領域Dそれぞれの吸収体坪量よりも小さい。
ここで、中央吸収体4が配設された領域G又はレッグ吸収体6が配設された領域Dとは、それぞれ、図1に示すように使い捨ておむつを緊張状態(各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた状態)として平面視したときに厚み方向の内部に中央吸収体4又はレッグ吸収体6が配されている領域である。
【0011】
ここで、中央吸収体4が配設された領域Gの吸収体坪量、レッグ吸収体6が配設された領域Dの吸収体坪量、及び中央吸収体とレッグ吸収体との間に位置する中間領域Fの吸収体坪量は、以下の方法により測定される。
即ち、前記領域G,D,Fそれぞれから、1cm×1cmの吸収体の試験片を切り出し、その試験片の重量を測定し、坪量(g/cm2 )に換算する。尚、本発明において、「吸収体」とは、吸水ポリマー、パルプ、台紙など液の吸収保持を目的とした層を指し、表面シート2や裏面シート3は含まない。従って、表面シート2と裏面シート3のみで中間領域Fが構成される場合、該中間領域の吸収体坪量は0である。
【0012】
また、本発明の使い捨ておむつ1においては、おむつの長手方向の少なくとも一部における中央吸収体4の両側部に、一対の可撓軸8,8が、それぞれ該中央吸収体4の長手方向に沿って形成されている。
【0013】
本発明において、一対の可撓軸8,8は、股下領域Cにおける中央吸収体4に形成されていても良いし、背側領域A及び/又は腹側領域Bにおける中央吸収体4に形成されていても良いが、股下領域Cから背側領域A及び/又は腹側領域Bに亘るように形成されていることが好ましく、背側領域A、股下領域C及び腹側領域Bに亘るように形成されていることがより好ましい。
【0014】
股下領域Cにおける中央吸収体4に可撓軸8,8を設けた場合には、中央吸収体4の両側縁部が、図4に示すように、可撓軸8,8に沿って容易に立ち上がり、中央吸収体4が凹状となる。また、坪量の大きい中央吸収体4の両側縁部が立ち上がることにより、該中央吸収体4が配された領域Gよりも坪量の小さい中間領域Fも上方に向かって立ち易くなる。
そして、このようにして上方に立ち上がる中央吸収体4の両側縁部とそれに連続する中間領域Fとが、防漏壁(立体障壁)として機能するため、優れた漏れ防止性を有する使い捨ておむつが得られる。
【0015】
また、中央吸収体4の両側縁部と中間領域Fとが立ち上がるため、使い捨ておむつ1の内表面上に、補助パッド等の補助吸収具20を安定的に保持し得る凹状のポケットSが形成され、補助吸収具20を内表面上に配して併用する場合における補助吸収具20の収納・保持性が向上する。これにより、固定手段を有しない補助吸収具20であっても装着中に位置ズレが生じず、また、補助吸収具20の配置又は交換を極めて容易且つ迅速に行うことができる。図4に示す補助吸収具20は、液透過性の表面シート22、液不透過性の防漏シート23及び両シート22,23間に介在された液保持性の吸収体24を具備し、実質的に縦長に形成された補助パッドであり、その長手方向を、使い捨ておむつ1の長手方向に一致させるようにして、前記ポケットS内に配置されている。
更に、レッグ吸収体が配された領域Dの吸収体坪量が中間領域Fの吸収体坪量より大きいため、レッグ吸収体は幅方向外方に折れ曲がり、装着時にレッグ吸収体が内側へ倒れ込んでしまうという不都合もない。
【0016】
股下領域Cにおける中央吸収体4に可撓軸8,8を設ける場合、該可撓軸8,8は、少なくとも股下領域Cの中央部に形成され、且つその長手方向の長さは、股下領域Cの長手方向の全長に対して50%以上、特に80%以上であることが好ましい。
尚、中央吸収体4に可撓軸8,8を設けない場合には、中間領域F,Fの立ち上がり性が低下し、防漏壁の形成性が低下する。また、中間領域F,Fの吸収体坪量が中央吸収体4が配された領域Gの吸収体坪量よりも大きいと、中央吸収体の側縁部の立ち上がりが阻害され、中央吸収体によるポケット形成及びそれに続く中間領域の防漏壁形成が阻害される。
【0017】
一対の可撓軸8,8を、背側領域A及び/又は腹側領域Bにおける中央吸収体4に形成した場合には、装着の際に、おむつの側領域A及び/又は腹側領域Bが、着用者の身体形状にフィットするように湾曲した形状となり、おむつの装着が極めて容易である。
本実施形態の使い捨ておむつにおいては、一対の可撓軸8,8がそれぞれ背側領域A、股下領域C及び腹側領域Bに亘って形成されており、各可撓軸8は、中央吸収体4の長手方向の全域に亘って形成されている。
【0018】
本発明における可撓軸は、おむつに外力が掛からない状態(自然状態)において、中央吸収体がその部分で折れ曲がり、該中央吸収体の両側縁部が該中央吸収体の幅方向中央部よりも上方に位置するようにできるものであれば良く、その形成方法としては、▲1▼中央吸収体の一部を加圧圧縮し、その圧縮部を可撓軸とする方法、▲2▼中央吸収体の一部を加熱処理により溶融させ、その溶融部を可撓軸とする方法、▲3▼中央吸収体に厚み方向の全域に亘るスリットや亘らない切れ込み等を形成し、そのスリットや切れ込みを入れた部分を可撓軸とする方法、▲4▼中央吸収体を折り返して表面シート同士を接着し、そのときの折曲部を可撓軸とする方法、▲5▼吸収体の幅方向に剛性の異なる領域(坪量が異なる等)を設け、その剛性の境界線を可撓軸とする方法等が挙げられる。
【0019】
本実施形態の使い捨ておむつ1における可撓軸8,8は、中央吸収体4の両側縁部を、その長手方向に沿っておむつ内表面側に折り返し、その折り曲げ部を、エンボス、プレス装置等により、加圧圧縮して形成されている。
この加圧圧縮前に、中央吸収体の少なくとも一部を長手方向に沿ってエンボス処理を施したり、ホットメルト型接着剤を塗布する等により硬化させておき、その硬化部分に折り曲げ部の少なくとも一部がかかるようにしておくと、可撓軸の形成性、保持性がより一層向上するので好ましい。
【0020】
可撓軸8は、中央吸収体4の側縁41から内方へ5〜70mmの位置に長手方向全長に亘って形成されていることが好ましく、5〜50mmであることがより好ましい。
また、可撓軸を含む中央吸収体4が配された領域Gの吸収体坪量は、550g/m2 以下であることが好ましく、300g/m2 以下であることがより好ましい。300g/m2 以下の場合は中央吸収体4の両側縁部の折り上げが容易に行え、かつ復元力が低いため中央吸収体上に折り返し形状(可撓軸で折り曲げた形状)が保持されやすい。可撓軸部分を含む中央吸収体4の坪量が550g/m2 以下である場合は、可撓軸が形成しやすく、かつ折り返し形状が保持され易いため、防漏壁形成性が向上する。
【0021】
本発明の使い捨ておむつにおいて、中央吸収体4とレッグ吸収体6,6とは別体であっても良いが、中間領域Fに、中央吸収体4及びレッグ吸収体6,6と一体的に形成された吸収体が配設されていることが、加工工程の簡略化及び防漏効果向上の観点から好ましい。この場合における中間領域Fと領域G及び領域Dとの境界は以下のように定める。
【0022】
吸収体の坪量がその幅方向(おむつの幅方向と同方向)で急激に変化する場合には、中間領域の吸収体と中央吸収体及びレッグ吸収体それぞれとの境目は、吸収体の坪量が幅方向で明確に変化する長手方向に沿ったラインとする。
吸収体の坪量がその幅方向(おむつの幅方向と同方向)で緩やかに変化する場合には、中間領域の吸収体と中央吸収体の境目については、長手方向に沿った坪量が最も小さいライン(坪量同一の部分が平面に渡って存在するときは最も内側縁よりのライン)と、坪量が最も大きい中央吸収体4上のライン(坪量同一の部分が平面に渡って存在するときは最も外側縁よりのライン)の幅方向の中央を通るラインを境目とし、中間領域の吸収体とレッグ吸収体の境目は、長手方向に沿った坪量が最も小さいライン(坪量同一の部分が平面に渡って存在するときは最も外側縁よりのライン)と、坪量が最も大きいレッグ吸収体上のライン(坪量同一の部分が平面に渡って存在するときは最も内側縁よりのライン)の幅方向中央を通る境目とし、このようにして決まる2本の境目に挟まれた所定幅の領域を中間領域とする。
【0023】
本発明において、中間領域Fにおける吸収体坪量と中央吸収部4が配された領域Gにおける吸収体坪量との比(前者/後者)は0〜0.5が好ましい。
また、中間領域Fにおける吸収体坪量とレッグ吸収体6が配された領域Dにおける吸収体坪量との比(前者/後者)は0〜0.5が好ましい。
また、前記領域Gと中間領域Fとの吸収体坪量の差及び前記領域Dと中間領域Fとの吸収体坪量の差は、それぞれ、少なくとも100g/m2 以上、特に200g/m2 以上が好ましい。
【0024】
また、本発明の使い捨ておむつにおいては、レッグ吸収体6が配設された領域D及び/又は該レッグ吸収体6が配設された領域よりも幅方向外方に形成された吸収体が存在しないエッジフラップ部Eに、弾性部材がおむつの長手方向に沿って配設されており、中間領域Fの吸収体坪量が、該レッグ吸収体6が配設された領域Dの吸収体坪量の2/3以下であることが好ましい。
【0025】
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、表面シート2及び裏面シート3が、それぞれ、おむつ1におけるレッグ吸収体6,6が配設された領域D,Dよりも幅方向外方に向かって更に延出し、延出した両シート2,3によりおむつ1の両側縁部に吸収体の存在しないエッジフラップ部E,Eが形成されている。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、おむつ1の左右両側それぞれにおけるエッジフラップ部E及びレッグ吸収体6が配設された領域Dそれぞれに、おむつの長手方向に沿って、それぞれ複数の弾性部材が配設されている。より具体的には、各エッジフラップ部Eに、二本の弾性部材7a,7bが配されており、レッグ吸収体6が配設された領域Dに、二本の弾性部材7c,7dが配されている。
【0026】
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、レッグ吸収体6が配された領域Dにもおむつの長手方向に沿って弾性部材7c,7dが配されているため、着用時に、該領域Dの肌側面が、図4に示すように、着用者Mの脚廻りに対して良好に密着する。そのため、中央吸収体4の側方に尿等が漏れ出しても、おむつの側縁部に達することなく、レッグ吸収体6に確実に吸収される。しかもその外側に位置するエッジフラップ部Eにも弾性部材7a,7bが配されているため、股下領域に2重のモレ防止手段が形成され、股下領域からの排泄物の漏れが一層確実に防止される。
【0027】
また、レッグ吸収体が配された領域Dに弾性部材7c,7dが配設され、且つ中間領域Fの吸収体坪量を該レッグ吸収体6が配設された領域Dの吸収体坪量の2/3以下とした場合には、レッグ吸収体6,6及び/又はレッグフラップ部Eが収縮したときにその収縮力により中間領域が容易に立ち上がって防漏壁が形成され、補助パッド等の収納・保持性、及び漏れ防止性能が大幅に向上する。また、中間領域Fの吸収体坪量がレッグ吸収体6が配設された領域Dの吸収体坪量とが上記関係にあるときはその重量差によってレッグ吸収体6が配設された領域Dが確実に外側に折れ曲がり、装着の際に該領域Dが内側へ倒れ込んでしまうという不都合が確実に防止される。尚、中間領域Fの吸収体坪量は、通常、該レッグ吸収体6が配設された領域Dの吸収体坪量の1/20以上である。
【0028】
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、図1に示すように、可撓軸8,8が、中央吸収体4を幅方向に4等分した4領域のうちの両外側の2領域H,Hに、それぞれ形成されている。斯かる構成により、可撓軸8,8に沿って中央吸収体4の両側縁部が完全におむつの内表面上に折り返された場合においても、中央吸収体4の側縁部同士が重なりあうことがないので、中央吸収体4が配設された領域Gの内表面上を折り返した部分が塞いでしまうことがなく、吸収性能の低下という問題が発生しない。また、中央吸収体の側縁部同士の重なりを防止することにより、おむつを包装袋に圧縮充填して梱包したときのパック体積を低減することができる。
【0029】
また、本実施形態の使い捨ておむつ1における可撓軸8,8は、中央吸収体4の両側縁部41,41を、該中央吸収体4の長手方向に沿っておむつ内表面側に折り返し、その折り曲げ部分を、加圧圧縮して形成されており、該可撓軸8,8は、中央吸収体4の長手方向の全長に亘って形成されている。
これにより、容易かつ従来設備の大幅改造を伴わずに可撓軸を中央吸収体4の全長に亘って形成させることができ、製造コストの低減等を図ることができる。
【0030】
本発明の使い捨ておむつは、長手方向の左右両側それぞれにおいて、股下領域Cにおけるエッジフラップ部Eの長手方向の収縮率が、レッグ吸収体6が配された領域Dの長手方向の収縮率よりも大きいことが好ましい。
ここで、エッジフラップ部E及びレッグ吸収体6が配された領域Dそれぞれの長手方向の収縮率は、以下のようにして測定される。
【0031】
(収縮率の測定方法)
使い捨ておむつを図1に示すような緊張状態(各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた状態)とし、その状態において、股下領域Cにおけるエッジフラップ部Eの外側縁14上、及びレッグ吸収体6が配された領域Dの内側縁上(レッグ吸収体6の内側縁62上と同じ)上に、それぞれ2点を定め、それぞれにおける、2点間の長手方向の最短距離をaとする。次に緊張状態を解除し、外力がかからない状態(自然状態)における前記2点間の最短距離をbとする。
収縮率は、次式を用いて求める。
収縮率(%)={(a−b)/a}×100
そして、エッジフラップ部の外側縁の収縮率を「エッジフラップ部Eの収縮率」とし、レッグ吸収体6が配された領域Dの内側縁の収縮率を「レッグ吸収体6が配された領域Dの収縮率」とする。
【0032】
尚、エッジフラップ部Eの外側縁上、及びレッグ吸収体6が配された領域Dの内側縁上にとる2点は、原則として、股下領域Cと背側領域Aとの境界線上に1点をとり、股下領域Cと腹側領域Bとの境界線上に他の1点をとる。また、使い捨ておむつの股下領域Cとは、使い捨ておむつ1を長手方向に4等分した4つの領域のうちの内側の2領域をいう。
【0033】
前記レッグ吸収体6が配された領域Dの収縮率Qに対するエッジフラップ部Eの収縮率Pの比(P/Q)は、レッグ吸収体6の湾曲によって形成される防漏壁の形成性の向上及びその効果に由来する防漏性、装着性、補助吸収具の収納・保持性、股間部(股下)のフィット性の向上の観点から1.1〜3.0、特に1.3〜2.0であることが好ましい。また、同様の観点から、エッジフラップ部Eの収縮率は20〜70%、特に30〜60%が好ましく、レッグ吸収体6が配された領域Dの収縮率は5〜55%、特に15〜45%が好ましい。
【0034】
このように股下領域Cにおけるエッジフラップ部Eの長手方向の収縮率が、レッグ吸収体6が配された領域Dの長手方向の収縮率よりも大きくすることにより、エッジフラップ部Eに配された弾性部材7a,7bの収縮力がレッグ吸収体6が配された領域Dの収縮により失することなく、股下領域Cにおけるレッグ吸収体6,6が、自然状態において、それぞれおむつの幅方向内方に向けて凸状に容易且つ確実に湾曲する(図3参照)。ここで、自然状態とは、使い捨ておむつを、その表面シート側(肌側に向けられる面側)が上向きなるように水平面上に載置し、各弾性部材の緊張状態を解除した状態をいう。本実施形態の使い捨ておむつ1においては、レッグ吸収体6,6は、それぞれ、その全体が円弧状をなすように湾曲する。
斯かる構成により、漏れ防止性及び補助吸収具の収納・保持性に一層優れ、また股下部のフィット性に優れたものとなっている。
本発明は、パンツ型の使い捨ておむつにも適用可能であるが、その場合には、おむつ両側部のサイドシール部を剥離して展開状態としたものについて、各部の収縮率や寸法等を測定し、また、自然状態におけるレッグ吸収体の湾曲を判断する。
【0035】
また、本実施形態の使い捨ておむつ1においては、背側領域Aの左右両側縁部に、少なくとも一対のファスニングテープ5,5が設けられており、該背側領域Aにおけるウエスト開口縁部11の近傍に、ウエストギャザー形成用のウエスト部弾性部材13が配設されているため、装着が極めて容易である。
即ち、レッグ吸収体6の湾曲すると、その湾曲の度合いによっては止着手段が配設された、背側領域の両側縁部を形成する背側フラップが股下領域寄りに傾斜し、装着性が低下する恐れがあるが、ウエスト開口縁部11の近傍に、ウエストギャザーを形成させて幅方向の伸縮性を持たせることにより、前記背側フラップの股下領域C方向への傾斜を防止できる。また、ウエストギャザーを配することにより、脚回りの防漏効果向上のみでなく、ウエスト開口部からの漏れも一層確実に防止することが可能となる。尚、防漏効果向上の観点から、腹側領域Bにも背側領域Aと同様にウエスト弾性部材が配されていることが好ましい。
【0036】
本実施形態の使い捨ておむつ1の各部の形成材料について説明すると、表面シート2、裏面シート3、ファスニングテープ5及びランディングゾーン(図示せず)の形成材料としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつに用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。
【0037】
中央吸収体4及びレッグ吸収体6の形成材料としては、使い捨ておむつ等における吸収体に従来用いられているものを特に制限なく用いることができ、例えば、レーヨン、セルロース等の天然素材の親水性繊維の集合体や、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維を表面処理したものの集合体、これらの繊維集合体に吸水性ポリマーを保持させたもの等を用いることができる。
【0038】
弾性部材7a〜7d及びウエスト部弾性部材13それぞれの形成素材としては、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックス等の各種のものを用いることができ、それぞれの形態としては糸状、帯状、フィルム状等の各種のものを用いることができる。特に、弾性部材7a〜7dは、足回りの収縮性、加工性、コストの観点から、糸ゴム又は平ゴム、特に平ゴムが好ましい。
【0039】
上述した諸効果の1つ又はそれ以上を効率的に発現させる観点から、使い捨ておむつ1は、それぞれ股下領域Cにおける、中央吸収体4の幅L1(図2参照)が5〜25cmであることが好ましく、中央吸収体4とレッグ吸収体6,6それぞれとの間の間隔L2が0.5〜10cmであることが好ましく、レッグ吸収体6の幅L3が1〜10cmであることが好ましい。また、同様の観点から、股下領域Cにおける使い捨ておむつ1の最小幅Lに対する中央吸収体4の幅L1の比(L1/L)が0.1〜0.8であることが好ましく、使い捨ておむつ1の最小幅Lに対する中央吸収体4とレッグ吸収体6,6との間の間隔L2の比(L2/L)が0.01〜0.3であることが好ましく、股下領域Cにおける使い捨ておむつ1の最小幅Lに対するレッグ吸収体7の幅L3の比(L3/L)が0.02〜0.3であることが好ましい。ここで、各部の寸法や比は、おむつを図1に示すように緊張状態で計測した寸法及びそれに基づくものである。
【0040】
本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
例えば、レッグ吸収体6の配置形態としては、中央吸収体4とレッグ吸収体6とを離間させずにスリットを介して隣接するように配置させた形態、レッグ吸収体6が背側領域A及び/又は腹側領域Bにおいて中央吸収体4に一体的に連設された形態とすることもできる。後者の形態は、背側領域A及び/又は腹側領域Bにおける漏れ防止性能の一層の向上の観点から優れている。
【0041】
また、中央吸収体とレッグ吸収体は一体的に構成することが加工工程の簡略化等の理由により好ましい。一体的に構成する方法としては、▲1▼幅方向に低密度領域を付与する、▲2▼長手方向にスリットを入れる等の処理を施す、▲3▼大幅の吸収体の幅方向中央に小幅の吸収体を積層すると共に、該大幅の吸収体の両側縁部を、該小幅の吸収体の両側縁部との間に所定の隙間が形成されるように、該大幅の吸収体の該小幅の吸収体を積層させた面側に折り返す、等の方法により、中央吸収体、収縮力緩衝領域、レッグ吸収体を同時に形成させることが好ましい。
【0042】
また、中央吸収体及び/又はレッグ吸収体には、それぞれの長手方向と平行なエンボス又は長手方向に対して傾斜したエンボスを付与することが好ましい。エンボスを付与することにより吸収体のヨレが防止され且つ尿等の液がエンボスのラインに沿って長手方向に拡散するため、吸収体を効率よく使用することができる。
【0043】
また、レッグ吸収体の外側縁から尿等の液が漏出することを防止するために、レッグ吸収体の外側縁は撥水のシートで覆われていることが好ましい。
更に、防漏効果向上の目的で立体ギャザーを配設することもできる。立体ギャザーの配設する場合の配設位置には特に制限はないが、中央吸収体4上に固定端を形成し、また、該固定端よりもおむつの幅方向外方に延出した立体ギャザー形成用のシート材がレッグ吸収体上にかからないことが好ましく、該シート材が中央吸収体の外側縁を覆わないことがより好ましい。
本発明においては、レッグ吸収部が湾曲して盛り上がることで防漏壁が形成されるため、特に立体ギャザーを配設する必要はない。立体ギャザーを配設する場合は、液透過性及び液不透過性の材料を使用できるが、固定部分等での親水領域の減少を防止するため液透過性の材料を用いることが好ましい。
【0044】
また、レッグ吸収体6が配設された領域D及び/又はエッジフラップ部Eに弾性部材を配設しない形態とすることもできる。また、両レッグ吸収部D及びエッジフラップ部Eに配設される弾性部材の本数はそれぞれ1本でも3本以上でも良い。更に、使い捨ておむつの各部の形状、寸法、形成材料等は、適宜に変更することができる。
【0045】
尚、本発明の使い捨ておむつは、成人用のおむつとして特に適している。また、補助吸収具を併用せずに使用することもできる。また、本発明の使い捨ておむつは、補助吸収具であっても良い。
また、レッグ吸収体が配された領域D及び/又は該領域D近傍を長手方向に沿って着色し、左右の両着色領域に挟まれた中央領域と視覚的に差別化できるようにすることが好ましい。逆に中央領域を着色してもよい。これにより、おむつ装着時の位置決め、補助吸収具装着の位置決めの手間が大幅に改善される。着色方法としては、例えば▲1▼表面シートの両サイドを着色する、▲2▼吸収体の上層台紙の両サイド部分を着色する、▲3▼吸収体の下層台紙を着色し該台紙の両サイド部分を表面側に折り返す、等の方法が挙げられる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、漏れ防止性及び補助吸収具の収納・保持性に優れた使い捨ておむつを提供することができる。
また、本発明によれば、装着の際に、おむつが、着用者の身体形状にフィットするように湾曲した形状となり、極めて容易に装着することのできる使い捨ておむつを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態としての使い捨ておむつを一部破断して示す平面図である。
【図2】図2は、図1のX−X断面を模式的に示す断面図である。
【図3】図3は、図1の使い捨ておむつを、その表面シート側(肌側に向けられる面側)を上方に向けて自然状態とした状態を示す平面図(俯瞰図)である。
【図4】図1の使い捨ておむつの使用状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 中央吸収体
5 ファスニングテープ(止着手段)
6 レッグ吸収体
7a〜7d 弾性部材
8 可撓軸
A 背側領域
B 腹側領域
C 股下領域
D レッグ吸収体が配設された領域
E エッジフラップ部
F 中間領域
G 中央吸収体が配設された領域
M 着用者[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disposable diaper having excellent leakage prevention and wearability.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, in a disposable diaper, how to prevent the leakage of excrement has been an important issue. Japanese Patent Publication No. 5-33630 discloses an absorbent body having a central absorbent section having a width suitable for the human body, A disposable diaper is described which is formed from an outer absorbent part provided on the outer side, thereby improving the adhesion to the skin at the central part of the diaper and thereby improving the leakage prevention performance.
However, in this disposable diaper, stool and urine leaking from the central absorbent part reach the outer absorbent part relatively easily, especially when there is a large amount of excretion, over the outer absorbent part and on the side of the diaper. May cause leakage.
In addition, in this disposable diaper, there is a problem that it is difficult to wear the diaper because the diaper does not have a curved shape so as to fit the wearer's body shape.
Furthermore, in recent years, auxiliary absorbent tools have been used in combination with disposable diapers in order to reduce the economic and labor burdens in nursing care, etc., but conventional disposable diapers are capable of storing and holding auxiliary absorbent tools. It was inferior in nature and the improvement was desired.
[0003]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a disposable diaper having excellent leakage prevention properties and storage / holding properties of an auxiliary absorbent.
Another object of the present invention is to provide a disposable diaper that can be worn very easily because the diaper has a curved shape so as to fit the body shape of the wearer.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet, and a liquid-retaining central absorbent body interposed between the two sheets. Leg absorbers are respectively disposed along the longitudinal direction of the diaper on the outer sides of the left and right side edges of the central absorber, and an intermediate region located between the central absorber and the leg absorber. Absorber basis weight is smaller than the absorber basis weight of the region where the central absorber is disposed and the region where the leg absorber is disposed, and a pair of flexible One or both of the above-mentioned objects are achieved by providing disposable diapers, each having a shaft formed along the longitudinal direction.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on preferred embodiments thereof.
As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0006]
The present
[0007]
In the back side area A, a waist part for forming waist gathers in the width direction in the vicinity of the waist opening edge part (the part forming the back side edge part of the waist opening part when worn) 11 in the back side area A An
A landing zone (not shown) for fastening the
[0008]
In the
The leg absorbers 6 and 6 in the present embodiment are each formed in a band shape, and from both
[0009]
In the present invention, the leg absorber 6 is only required to be disposed at least in a part of the crotch region C in the longitudinal direction, but is disposed from the crotch region C to at least one of the back region A and the ventral region B. It is preferable to be provided, and as in the present embodiment, it is more preferable to be arranged from the crotch region C to both the back region A and the ventral region B.
[0010]
The
Here, the region G in which the central
[0011]
Here, the absorber basis weight of the area G in which the central
That is, a test piece of 1 cm × 1 cm absorber is cut out from each of the regions G, D, and F, the weight of the test piece is measured, and converted to basis weight (g / cm 2 ). In the present invention, the “absorber” refers to a layer intended to absorb and retain liquid, such as a water-absorbing polymer, pulp, or mount, and does not include the
[0012]
Moreover, in the
[0013]
In the present invention, the pair of
[0014]
When the
And since the both-sides edge part of the center absorber 4 which stands | starts up in this way, and the intermediate area | region F continuing to it function as a leak-proof wall (three-dimensional barrier), the disposable diaper which has the outstanding leak-proof property is obtained. It is done.
[0015]
Moreover, since the both side edge part of the center absorber 4 and the intermediate | middle area | region F stand up, the concave pocket S which can hold | maintain auxiliary | assistant
Furthermore, since the absorber basis weight of the region D where the leg absorber is disposed is larger than the absorber basis weight of the intermediate region F, the leg absorber is bent outward in the width direction, and the leg absorber collapses inward when worn. There is no inconvenience.
[0016]
When the
In addition, when the
[0017]
When the pair of
In the disposable diaper of this embodiment, a pair of
[0018]
In the state where the external force is not applied to the diaper (natural state) in the flexible shaft in the present invention, the central absorbent body is bent at that portion, and both side edges of the central absorbent body are more than the central part in the width direction of the central absorbent body. Any method can be used as long as it can be positioned above. (1) A method of compressing and compressing a part of the central absorbent body and using the compressed portion as a flexible shaft, and (2) Central absorption A method in which a part of the body is melted by heat treatment, and the melted portion is used as a flexible shaft. (3) A slit or notch that extends across the entire thickness direction is formed in the central absorbent body. (4) A method in which the central absorbent body is folded and the topsheets are bonded to each other, and the bent portion at that time is used as the flexible shaft, (5) The width direction of the absorbent body Are provided with areas of different rigidity (basis weight is different, etc.) A method in which the boundary lines between the flexible shaft and the like.
[0019]
The
Prior to this pressure compression, at least a part of the central absorbent body is cured by embossing along the longitudinal direction or by applying a hot-melt adhesive, etc. It is preferable to apply the portion because the forming and retaining properties of the flexible shaft are further improved.
[0020]
The
Further, the absorber basis weight region G the central
[0021]
In the disposable diaper of the present invention, the central
[0022]
When the basis weight of the absorbent body changes abruptly in the width direction (the same direction as the width direction of the diaper), the boundary between the absorbent body in the intermediate region, the central absorbent body and the leg absorbent body is the basis weight of the absorbent body. A line along the longitudinal direction whose quantity changes clearly in the width direction.
When the basis weight of the absorbent body changes slowly in the width direction (the same direction as the width direction of the diaper), the basis weight along the longitudinal direction is the most at the boundary between the absorbent body in the middle region and the central absorbent body. A small line (a line from the innermost edge when a part with the same basis weight exists over the plane) and a line on the central
[0023]
In the present invention, the ratio (the former / the latter) of the absorber basis weight in the intermediate region F and the absorber basis weight in the region G in which the central
Moreover, as for ratio (former / latter) of the absorber basic weight in the intermediate | middle area | region F and the absorber basic weight in the area | region D where the
Further, the difference in the basis weight of the absorber between the region G and the intermediate region F and the difference in the basis weight of the absorber between the region D and the intermediate region F are each at least 100 g / m 2 or more, particularly 200 g / m 2 or more. Is preferred.
[0024]
Moreover, in the disposable diaper of this invention, the absorber formed in the width direction outer side rather than the area | region D in which the
[0025]
In the
In the
[0026]
In the
[0027]
In addition, the
[0028]
In the
[0029]
Moreover, the
Thereby, the flexible shaft can be formed over the entire length of the central
[0030]
In the disposable diaper of the present invention, the contraction rate in the longitudinal direction of the edge flap portion E in the crotch region C is larger than the contraction rate in the longitudinal direction of the region D in which the leg
Here, the contraction rate in the longitudinal direction of each region D where the edge flap portion E and the
[0031]
(Measurement method of shrinkage)
The disposable diaper is in a tensioned state as shown in FIG. 1 (a state in which the elastic member of each part is expanded and expanded in a planar shape), and in that state, on the
The shrinkage rate is obtained using the following equation.
Shrinkage rate (%) = {(ab) / a} × 100
The shrinkage rate of the outer edge of the edge flap portion is defined as “shrinkage rate of the edge flap portion E”, and the shrinkage rate of the inner edge of the region D where the
[0032]
Note that two points on the outer edge of the edge flap E and on the inner edge of the region D where the
[0033]
The ratio (P / Q) of the shrinkage rate P of the edge flap portion E to the shrinkage rate Q of the region D in which the
[0034]
As described above, the contraction rate in the longitudinal direction of the edge flap portion E in the crotch region C is larger than the contraction rate in the longitudinal direction of the region D in which the
With such a configuration, the leakage preventing property and the storage / holding property of the auxiliary absorbent are further improved, and the fit of the crotch part is excellent.
The present invention can also be applied to a pants-type disposable diaper, but in that case, the shrinkage rate and dimensions of each part are measured for those in which the side seal parts on both sides of the diaper are peeled and opened. Also, the curvature of the leg absorber in the natural state is determined.
[0035]
Moreover, in the
That is, when the leg
[0036]
The forming material of each part of the
[0037]
As the forming material of the central
[0038]
As a forming material of each of the
[0039]
From the viewpoint of efficiently expressing one or more of the various effects described above, in the
[0040]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be modified as appropriate without departing from the spirit of the present invention.
For example, as the arrangement form of the leg
[0041]
Further, it is preferable that the central absorbent body and the leg absorbent body are integrally formed for reasons such as simplification of the processing steps. Integral methods include: (1) Applying low density areas in the width direction, (2) Applying slits in the longitudinal direction, and (3) Substantial width in the center of the absorbent body in the width direction. Of the large absorbent body, and the small width of the large absorbent body is formed so that a predetermined gap is formed between both side edges of the large absorbent body and both side edges of the small absorbent body. It is preferable to simultaneously form the central absorbent body, the contraction force buffering region, and the leg absorbent body by a method such as folding back to the surface side where the absorbent bodies are laminated.
[0042]
Moreover, it is preferable to give the embossment inclined with respect to the center absorber and / or leg absorber in parallel with each longitudinal direction or the longitudinal direction. By giving embossing, twisting of the absorbent body is prevented and liquid such as urine diffuses in the longitudinal direction along the embossed line, so that the absorbent body can be used efficiently.
[0043]
In order to prevent liquid such as urine from leaking from the outer edge of the leg absorber, the outer edge of the leg absorber is preferably covered with a water-repellent sheet.
Furthermore, a three-dimensional gather can also be arrange | positioned for the purpose of the leak-proof effect improvement. Although there is no restriction | limiting in particular in the arrangement | positioning position in the case of arrangement | positioning of a three-dimensional gather, the three-dimensional gather which formed the fixed end on the
In the present invention, since the leak absorbing wall is formed by the leg absorbing portion being curved and raised, it is not particularly necessary to provide a three-dimensional gather. When a three-dimensional gather is provided, a liquid permeable and liquid impermeable material can be used, but it is preferable to use a liquid permeable material in order to prevent a decrease in the hydrophilic region at a fixed portion or the like.
[0044]
Moreover, it can also be set as the form which does not arrange | position an elastic member in the area | region D and / or the edge flap part E in which the
[0045]
The disposable diaper of the present invention is particularly suitable as an adult diaper. Moreover, it can also be used without using an auxiliary absorber together. Moreover, the disposable diaper of this invention may be an auxiliary | assistant absorber.
Further, the region D where the leg absorber is disposed and / or the vicinity of the region D is colored along the longitudinal direction so that it can be visually differentiated from the central region sandwiched between the left and right coloring regions. preferable. Conversely, the central region may be colored. Thereby, the trouble of positioning at the time of diaper mounting | wearing and the positioning of auxiliary absorber mounting | wearing is improved significantly. Examples of the coloring method include (1) coloring both sides of the surface sheet, (2) coloring both sides of the upper layer mount of the absorber, and (3) coloring the lower mount of the absorber and both sides of the mount. Examples thereof include a method of folding the part back to the surface side.
[0046]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the disposable diaper excellent in the leak prevention property and the storage and holding | maintenance property of an auxiliary | assistant absorber can be provided.
Moreover, according to this invention, the disposable diaper which becomes a shape which the diaper curved so that it might fit a wearer's body shape at the time of mounting | wearing, and can be mounted | worn easily can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a partially cutaway disposable diaper as an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view schematically showing an XX cross section of FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view (overhead view) showing a state in which the disposable diaper of FIG. 1 is in a natural state with its top sheet side (surface side facing the skin side) facing upward.
4 is a cross-sectional view schematically showing a use state of the disposable diaper of FIG. 1. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
6
Claims (4)
股下領域における前記中央吸収体の左右両側縁の外方に、それぞれレッグ吸収体がおむつの長手方向に沿って配設されており、
前記中央吸収体と前記レッグ吸収体との間に位置する中間領域の吸収体坪量が、該中央吸収体が配設された領域及び該レッグ吸収体が配設された領域それぞれの吸収体坪量よりも小さく、
前記中央吸収体の両側部に、一対の可撓軸が、それぞれ長手方向に沿って形成されており、該可撓軸は、それぞれ、少なくとも股下領域における該中央吸収体に形成されており、
前記中間領域の吸収体坪量が、前記レッグ吸収体が配設された領域の吸収体坪量の2/3以下であり、前記レッグ吸収体が配設された領域に、弾性部材がおむつの長手方向に沿って配設されており、
着用時に、前記レッグ吸収体が配設された領域における前記表面シートからなる肌側面が、着用者の脚廻りに対して当接するようになされている使い捨ておむつ。In a disposable diaper comprising a liquid-permeable top sheet, a liquid-impermeable back sheet and a liquid-retaining central absorbent interposed between both sheets, and formed substantially vertically long,
Leg absorbers are respectively disposed along the longitudinal direction of the diaper on the outer sides of the left and right side edges of the central absorber in the crotch region,
Absorber basis weight of the intermediate region located between the central absorber and the leg absorber is the absorber basis weight of the region where the central absorber is disposed and the region where the leg absorber is disposed. Smaller than the quantity,
A pair of flexible shafts are respectively formed along the longitudinal direction on both sides of the central absorbent body, and the flexible shafts are respectively formed on the central absorbent body at least in the crotch region,
The absorber basis weight of the intermediate region is 2/3 or less of the absorber basis weight of the region where the leg absorber is disposed, and an elastic member is placed in the region where the leg absorber is disposed. Arranged along the longitudinal direction,
A disposable diaper in which a skin side surface composed of the topsheet in a region where the leg absorber is disposed is in contact with a wearer's leg when worn .
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