JP4296004B2 - Anti-tamper cap - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器口部に打栓で装着でき、且つリシール性を有しリシール後の開栓がワンタッチで出来るいたずら防止性を有するキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、いたずら防止性とリシール性を共に備えたキャップとしては、内周面にねじが形成されたスカート壁の下端に弱化線を介してタンパーエビデントバンド(以下、TEバンドという)を設けたスクリューキャップが一般的であり、広く採用されている。このキャップは、多くの利点を有するものであるが、反面次のような問題点がある。
▲1▼開閉にキャップを1回転以上回す必要があり、ワンタッチ開閉性に欠ける。
▲2▼キャップの回転でTEバンドが破断されることにより、不正開栓の有無が判別されるものであるが、開栓時にTEバンドを破断するのに所定以上のトルクを必要とし開栓し難い。一方、確実なTE性を得るためには、TEバンド破断前に密封性が損なわれることを防止する必要があるが、TEバンドの破断と容器のシールブレークのタイミングを確実に確保するのが困難である。
▲3▼TEバンドは、スカート壁の最下端(即ち、キャップの最下端)に設けられているため、キャップハンドリング中にTEバンドに直接衝撃や外部負荷が作用して、ブリッジが不用意に破断される場合がある。
▲4▼ネジキャップはリシール後も密封性が高いため、リシール後に内容物が腐敗した場合内圧が上昇し、開栓時に蓋の飛び抜け現象(いわゆるブローオフ)が発生することがある。
【0003】
一方、打栓キャップでTEバンドを備えたものも種々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)が、これら従来のキャップは上記問題点を部分的に解決するものもあるが、上記問題点の殆どあるいは全てを解決できるようなキャップ及びその容器は今だ提案されてない。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−58719号公報
【特許文献2】
特開平11−292112号公報
【特許文献3】
特許第3357464号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑み創案されたものであって、従来のキャップが有する上記▲1▼〜▲4▼の問題点の全てあるいは殆どを解決できるいたずら防止性を有するキャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明のいたずら防止性を持ったキャップは、天壁、該天壁から垂下する環状係合壁部、該環状係合壁部の下部に形成されたスカート状の裾部からなり、前記環状係合壁部が内周面に容器口部の係合顎部に係合する係合突起が形成されている係合壁と、その外周面に形成されたタンパーエビデントバンドとの二重構造となっており、前記係合壁は、所定間隔で縦スリットが形成され、該縦スリットにより下方部が複数の係合壁片に分割され、該係合壁片の一方のグループの下方にはブリッジを介して前記タンパーエビデントバンドの下方端部が連接され、他方のグループの下端には前記裾部の上端が連接されていることを特徴とするものである。
【0007】
前記裾部の内面には、容器口部に設けられたカムに対応する突起が形成されている。また、前記係合壁の係合突起は、下方端にブリッジを介してタンパーエビデントバンドが連接されているグループの係合壁片のみの内周面部に形成することによって、リシールするためのキャップの開閉がより容易となる。
【0008】
前記係合壁の縦スリットは、前記タンパーエビデントバンドよりも上方に延びるように形成することによって、パストリゼーション時にシャワーによる容器口部の洗浄効果が期待できる。また、前記環状係合壁部は、成形後の後加工によりブリッジのみを残して環状壁部を厚さ方向に2分するように軸方向に切断することによりタンパーエビデントバンド部と係合壁部を形成することによって、正確・確実に形成することができる。
【0009】
上記キャップが適用される容器は、容器口部の外周面にキャップの係合突起が係合する係合顎部が形成され、且つその下方にネックリングが形成され、該ネックリングの上面にカムが形成されていることを特徴とするものである。上記容器は、その材質を限定されるものではないが、例えばPETボトル等の合成樹脂製ボトルに適用することによって、上記問題点のない合成樹脂ボトルを得ることができ、直接容器口部から飲料するリシール性ボトル飲料に好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るキャップの実施形態を図面に基き詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るキャップを容器口部に装着した状態の一部破断正面図であり、図2はそのTEバンドを除去した状態での正面図である、そして、図3〜図5は本実施形態に係るキャップを示し、図6〜7は該キャップが適用される容器の容器口部を示している。本実施形態のキャップ1は、容器にワンタッチで装着でき、開栓時には閉栓状態から約90°以内の回転によって容器口部から外れるようにしたものであり、容器口部のネックリングにカムが形成された容器に適用する。
【0011】
本実施形態のキャップ1は、天壁2、該天壁2から垂下する環状係合壁部3、該環状係合壁部3の下部に形成されたスカート状の裾部4からなる合成樹脂製キャップである。天壁2の内面には容器口部の内壁に圧接するインナーリング6が設けられている。環状係合壁部3は、二重壁構造に形成され、内側が容器口部と係合する係合壁7となり、外側がTEバンド8となっている。係合壁7とTEバンド8間は、切込み線5で環状に切断され、その下端部で破断可能なブリッジ9で連接されている。
【0012】
環状嵌合壁部3は、キャップ成形時には、TEバンドとなる部分が天壁外周面より外方に飛び出すような厚さに肉厚の一体環状壁として成形すると共に、その下端部にブリッジとなる突起を所定間隔ごとに形成して一体に成形され、成形後に上部よりリングカッターで下端にブリッジ9となる突起を残して垂直に切断して環状の切込み線5を形成することによって、係合壁7とTEバンド8の二重環状壁構造に形成している。
【0013】
係合壁7の内周面には、容器口部外周面に形成された係合顎部に係合する係合突起10が形成され、容器封緘時に打栓することにより、該係合突起10が容器口部の係合顎部に係合し、取外し不能となる。そして、係合壁7には、開封及びリシール後キャップの着脱を容易にするため、及びリシール後の密封性を弱めるために、縦方向に所定間隔毎に少なくとも係合突起10の位置から下方位置まで延びる縦方向スリット11を設けてあり、蓋を取外す際に係合突起が外側に逃げて係合顎部から容易に外れるように工夫してある。特に、本実施形態では、図2に明示するように係合壁7が前記スリット11で複数の係合壁片12、13に分割され、その下部がTEバンド8の下端とブリッジ9が連接されているグループの係合壁片12の内面のみに係合突起10が設けられている。したがって、開栓後のTEバンド8が除去された状態では、図2に示すようにそれらの係合壁片12の下端は完全にフリーとなっているので、開栓後のキャップの着脱時に容易に外方に弾性変形し、係合突起10の係脱が容易となる。そして、他方のグループの係合壁片13は、後述するように下端が外方に屈曲して裾部4に連なっている。係合壁片12と13は、交互に配置されるように形成されている。
【0014】
TEバンド8には、開封時に該TEバンドを破断して除去するために、図1及び図2に示すように、上端部が若干上方に突出している引裂き摘み部15が形成されている。該引裂き摘み部15の両側には縦方向の弱化線16が形成され、引裂き摘み部15を摘んでTEバンドから容易に切り取ることができる。なお、弱化線16は必ずしも両側に設ける必要はなく、片側のみに設ければ、弱化線16を破断後引裂き摘み部15をそのまま引張ればブリッジ9を破断してTEバンド8全体を切り取ることができる。
【0015】
裾部4は、環状係合壁部3よりも径大に形成され、環状係合壁部3の係合壁片13の下端に連接して一体に形成されている。裾部4の内面には容器口部に形成されているカム33(図6)と係合するカムフロワーとなる突起20が所定間隔毎に設けられている。本実施形態では、90°間隔で4個設けられており、キャップ1を90°以内の回転によって、キャップを外すことができるように構成されている。突起20は下端の周方向角部がアール状に形成され、キャップを回転させたとき容器口部に形成されたカムに乗り上げ易く形成している。また、突起20は、本実施形態では、前記係合壁片13のうちの1個おきにその下方を裾部まで延長してその下端に形成してあり、それにより係合壁片13の延長部が裾部の補強リブ21としても機能させている。
【0016】
本発明のキャップが適用される容器本体30は、図6及び図7に示すように口部31の頂部付近にキャップの係合突起10が係合する係合顎部32が形成されている。係合顎部32は、本実施形態では環状の溝部となっているが、必ずしもそれに限るものでなく、キャップの係合突起が係止できる段差部を有しておればよく、特にその形状は限定されない。また、口部31の下方部にはネックリング36が形成され、該ネックリングの上面にカム33が形成されている。カム33は、本実施形態では図7に示すように等間隔で2個設けられており、開栓方向に上り傾斜面34を有し、その端部が略垂直面35となっており、キャップに形成された突起の20の側部が閉栓時に当るストッパーとなっている。しかしながら、カム33はこの形状に限らず、開栓方向及び閉栓方向の両側に上り傾斜面を有する形状に形成してもよい。その場合は、キャップを左右どの方向に回転させても開栓することができる利点がある。
【0017】
本実施形態のキャップ1及び容器本体30は、以上のように構成され、内容物が充填された容器本体30にキャップを装着するには、キャッパーにより打栓することによって、環状嵌合壁部が弾性により広がり係合壁に形成された係合突起10が容器口部に形成された係合顎部32の下方に入り込みキャップが係止される。その状態では、キャップのインナーリング6が容器口部内周面に圧接することによって密封が図られると共に、容器口部頂部とキャップ天壁内面、及び環状係合壁部と口部外周面との接触によっても密封が図られるので、高い密封性が確保できる。なお、キャップを容器口部に打栓する際、たとえ突起20がカム33の山に当ったとしても打栓力によって突起20がカム山を自動的に滑り降りるので、打栓のときキャップの回転位置合わせは特に必要としない。但し、若干回転しながら打栓してもよい。また、本実施形態のキャップは、TEバンドの弱化線を構成するブリッジ9が環状係合壁部3と裾部4との中間部に設けられているので、キャップの製造時から容器への装着までの取り扱い中及び打栓時に、ブリッジが他の部材に直接当って衝撃や負荷を受けることがないので、ブリッジが破損する恐れがなく、不良品の発生が少ないという効果もある。
【0018】
キャップ1を容器口部に装着した状態では、環状係合壁部3は係合壁7の外周部にTEバンド3が嵌合した状態の2重構造となっているので、外側に広がり難くキャップを回そうとしても、係合突起10が係合顎部32から抜け出すことができず、回転が阻止され開栓することできない。したがって、このキャップは、TEバンドを破断して、係合壁の外周部の拘束を解除しない限り開封できないので、TEバンドが破断されているか否かを確認することによって、いたずらによる開封があったか否か判別でき、いたずら防止機能を有している。そして、TEバンドを引き裂くまでは、環状係合壁部の2重構造により高い密封性を確保することができ、TEバンドを除去しない限りキャップの密封性を破壊することができないので、スクリューキャップの場合のようなTEバンドの破断とシールブレークのタイミングが問題になることがなく、タンパーエビデンス性を確実に果たすことができる。
【0019】
開栓に際しては、TEバンド8の引裂き摘み部15を引っ張って弱化線16から引裂いて除去し、TEバンドの破断端部を摘んで周方向に引っ張ることによって、TEバンド8と係合壁7を連接しているブリッジ9が破断されて、全周にわたってTEバンド8を取り除くことが゛できる。TEバンド8を除去することによって、キャップは図2に示す状態となる。この状態では、TEバンド8による係合壁7の外周部の拘束はないので、係合壁7は外部へ拡がり易くなる。しかも、本実施形態では、係合壁7に所定間隔毎に縦方向スリット11が形成され、該スリットで区画され且つ下端がTEバンドとの連接が破断されて自由端となっている係合壁片12にのみ係合突起10が形成されているので、係合壁片12が容易に弾性変形して係合突起10と係合顎部32との係合が外れ、小さい開栓トルクで開栓できる。また、容器との係合力を増すために、補助的に係合壁片13にも係合突起10を形成してもよい。
【0020】
図2に示す状態から、キャップ1を開栓方向に約45°回転させると、その裾部4に形成された突起20がカム33の傾斜面34に乗り上げてカム作用により、キャップに軸方向の上昇力が作用すると、前述のように係合突起10が形成されている係合壁片12が弾性変形して係合突起10上辺部と係合顎部32との係合が外れ、キャップ1を容器口部から取外すことができる。また、リシール時には、単にキャップ1を容器口部に合わせて押し下げることによって、比較的弱い力で簡単にリシールができ、ワンタッチ開閉性に優れている。そして、リシール後の閉鎖では、係合壁外周部の縦方向スリット11により係合壁での係止力が弱く、リシール後の密封はインナーリングのみであるので、内圧上昇に対して密封力が弱い。したがって、リシール後に内容物が腐敗してもガスが外部に抜け容器内圧が上昇することがなく、スクリューキャップの場合に発生する恐れがあった内圧上昇による蓋の跳び抜け事故が発生する恐れがなく、安全である。
【0021】
図8〜図11は、本発明の他の実施形態のキャップ及び容器を示している。
本実施形態のキャップ及び容器の基本形態は、前記実施形態と同様であるので、同様な個所には前記実施形態と同様な符号を付し、相違点のみについて説明する。本実施形態のキャップ40及び容器50の前記実施形態と相違する主な点は、容器50の口部51に形成されたネックリング52の形状が正方形状であり、キャップ40の裾部41の外形がそれに合わせて正方形となっていることである。図8において、キャップ40は図10に示す底面図における対角線に沿って切断したA−A断面の状態で示しており、容器50は正面の状態で示している。容器50のネックリング52に形成されるカム53は、対向する角部の2ヶ所に形成されている。該カム53は、図8に示すように、回転方向両側にカム傾斜面54を有する山状に形成されている。このカム53に対応するキャップ40の突起42は、図10に示すように裾部41の各辺の中央部に設けられ、その下端面は略円弧状に形成され、キャップを左右いずれの側に回転してもカム53と係合してキャップを開閉できるようになっている。また、本実施形態のキャップ40では、TEバンド8の弱化線16は1箇所のみに設けてあり、図9に仮想線で示すように、引裂き摘み部15を引っ張ることによって、弱化線16及びブリッジ9を連続して破断してTEバンドを取り除くことができる。
【0022】
本実施形態のキャップ及び容器は以上のように構成され,裾部41および容器のネックリング52が正方形であるため、リシール時にはキャップの裾部をネックリングに合せてキャップを嵌める必要がある以外は前記実施形態と同様な作用効果を奏する。
【0023】
以上、本発明の実施形態については説明したが、本発明は上記実施形態に限らず、その技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。例えば、係合壁の縦方向スリットをTEバンドよりも上方に伸ばすことによって、パストライザーでの殺菌時にシャワーによる洗浄水が該縦方向スリットより浸入し、容器口部の洗浄効果が期待できる。また、本発明のキャップが適用される容器は、その材質や形状が限定されるものでなく、PETボトル等のプラスチックボトル、硝子ボトル、金属製ボトル、あるいは紙製容器、さらにはスパウト付きパウチ等にも適用可能である。本発明の容器は、例えば、小型のPETボトル等直接容器口部から内容液を飲用する容器に適用することによって、上記▲1▼〜▲4▼の問題が発生しない簡易なリシールボトルを得ることができ好適である。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、開封前の状態では容器の口部に係合する環状係合壁部が二重壁構造となっているため、高い密封性を維持することができる。そして、その状態では、TEバンドを破断して係合壁の外周部の拘束を解除しない限り開封できないので、いたずら防止機能性に優れている。また、スクリューキャップの場合のようなTEバンドの破断とシールブレークのタイミングが問題になることがなく、タンパーエビデンス性を確実に果たすことができる。さらに、TEバンドの弱化線を構成するブリッジが環状係合壁部と裾部との中間部に設けられているので、キャップのハンドリング中にブリッジが衝撃や負荷を受け難くく、ブリッジが不用意に破損する恐れが少ない。
【0025】
開栓に際してTEバンドを除去することによって、係合壁は外部へ拡がり易くなり、容易に開栓でき、開栓性に優れている。特に請求項3の構成によれば、下端が自由端となっている係合壁片にのみ係合突起が形成されているので、係合壁片が容易に弾性変形して小さい開栓トルクで開栓できる。また、キャップは0.5回転以下の回転で開閉でき、リシール時には、単にキャップを容器口部に合わせて押し下げることによって、比較的弱い力で簡単にリシールができるので、ワンタッチ開閉性に優れている。そして、リシール後の閉鎖では、リシール後に内容物が腐敗してもガスが外部に抜け易いため、容器内圧が上昇することがなく、内圧上昇による蓋の跳び抜け事故が発生する恐れがなく安全である。また、請求項5の構成によれば、パストライザーでの殺菌時に容器口部の洗浄効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るキャップを容器口部に装着した状態の一部破断正面図である。
【図2】そのTEバンドを除去した状態での正面図である。
【図3】本実施形態に係るキャップの一部破断正面図である。
【図4】その底面図である。
【図5】その平面図である。
【図6】本実施形態に係る容器の口部正面図である。
【図7】その平面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係るキャップと容器を示し、キャップは図10に示す底面図における対角線に沿って切断したA−A断面の状態で示しており、容器は正面の状態で示している。
【図9】図8に示すキャップを容器口部に装着した状態の一部破断正面図である。
【図10】図8に示すキャップの底面図である。
【図11】図8に示す容器の平面図である。
【符号の説明】
1、40 キャップ 2 天壁
3 環状嵌合壁部 4 裾部
5 切込み線 6 インナーリング
7 係合壁 8 TEバンド
9 ブリッジ 10 係合突起
11 縦方向スリット 12、13 係合壁片
15 引裂き摘み部 16 弱化線
20、42 突起 30、50 容器本体
31、51 口部 32 係合顎部
33、53 カム 36、52 ネックリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to container opening can be mounted in stoppered and cap removal after resealing having resealing properties about the cap having a tamper-resistant properties that can be one-touch.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a cap having both tamper resistance and resealability, a screw provided with a tamper evident band (hereinafter referred to as a TE band) via a weakening line at the lower end of a skirt wall having a screw formed on the inner peripheral surface Caps are common and widely adopted. This cap has many advantages, but has the following problems.
(1) It is necessary to turn the cap one or more times for opening and closing, and one-touch opening and closing is lacking.
(2) When the TE band is broken by the rotation of the cap, the presence or absence of unauthorized opening is determined. However, when opening the TE band, it requires a torque higher than the specified level to break the TE band. hard. On the other hand, in order to obtain a reliable TE property, it is necessary to prevent the sealing performance from being impaired before the TE band breaks, but it is difficult to reliably ensure the timing of the TE band break and the container seal break. It is.
(3) Since the TE band is provided at the bottom end of the skirt wall (ie, the bottom end of the cap), the bridge is inadvertently broken by direct impact or external load acting on the TE band during cap handling. May be.
(4) Since the screw cap has high sealing performance even after resealing, if the contents decay after resealing, the internal pressure increases, and a lid skipping phenomenon (so-called blow-off) may occur when the cap is opened.
[0003]
On the other hand, various types of stopper caps equipped with a TE band have been proposed (see, for example,
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-9-58719 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-292112 [Patent Document 3]
Japanese Patent No. 3357464 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention was devised in view of the above circumstances, and provides a cap having a tamper-proof property that can solve all or most of the problems (1) to (4) of the conventional cap. Objective.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The cap with tamper-proofing of the present invention that solves the above problems includes a top wall, an annular engagement wall portion that hangs down from the ceiling wall, and a skirt-like skirt formed at the lower portion of the annular engagement wall portion. The annular engagement wall portion has an engagement wall formed on the inner peripheral surface with an engagement protrusion that engages with the engagement jaw portion of the container mouth portion, and a tamper evidence band formed on the outer peripheral surface thereof. The engagement wall has a vertical slit formed at a predetermined interval, and the vertical slit divides the lower part into a plurality of engagement wall pieces, and one group of the engagement wall pieces. The lower end portion of the tamper evidence band is connected to the lower end of the tamper evidence band via a bridge, and the upper end of the skirt portion is connected to the lower end of the other group .
[0007]
A protrusion corresponding to a cam provided at the container mouth is formed on the inner surface of the skirt. Also, the engagement protrusions of the engaging walls, by forming the inner peripheral surface of the engaging wall piece only groups that tamper evident band via a bridge at the lower end is connected, for resealing The cap can be opened and closed more easily.
[0008]
By forming the vertical slit of the engagement wall so as to extend above the tamper evidence band, a cleaning effect of the container mouth portion by showering can be expected during pastation. Further, the annular engagement wall portion is cut in the axial direction so as to divide the annular wall portion into two in the thickness direction, leaving only the bridge by post-processing after molding, and thereby the tamper-evident band portion and the engagement wall. By forming the portion, it can be formed accurately and reliably.
[0009]
Container which the cap that apply, the engaging projection of the cap on the outer peripheral surface of the container mouth portion is engaged jaw for engaging the form, and the neck ring is formed thereunder, to the upper surface of the neck ring A cam is formed. Although the material of the container is not limited, for example, by applying it to a synthetic resin bottle such as a PET bottle, a synthetic resin bottle free from the above problems can be obtained, and the beverage can be directly fed from the container mouth. It is suitable for resealable bottle beverages.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a cap according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 is a partially cutaway front view of a state in which a cap according to an embodiment of the present invention is attached to a container mouth, FIG. 2 is a front view of a state in which the TE band is removed, and FIG. FIG. 5 shows a cap according to the present embodiment, and FIGS. 6 to 7 show a container mouth portion of a container to which the cap is applied. The
[0011]
The
[0012]
When the cap is molded, the annular fitting wall portion 3 is molded as a thick integral annular wall so that a portion to be a TE band protrudes outward from the outer peripheral surface of the top wall, and a bridge is formed at the lower end portion thereof. The engagement wall is formed by forming protrusions at predetermined intervals and forming them integrally, and by forming a ring-
[0013]
An
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0015]
The
[0016]
As shown in FIGS. 6 and 7, the
[0017]
The
[0018]
When the
[0019]
At the time of opening, the
[0020]
When the
[0021]
8 to 11 show a cap and a container according to another embodiment of the present invention.
Since the basic form of the cap and container of the present embodiment is the same as that of the above-described embodiment, the same reference numerals as those of the above-described embodiment are attached to the same portions, and only differences will be described. The main difference between the
[0022]
The cap and container of the present embodiment are configured as described above, and the
[0023]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not restricted to the said embodiment, A various design change is possible within the range of the technical idea. For example, by extending the vertical slit of the engagement wall above the TE band, cleaning water from the shower enters the vertical slit during sterilization with a pasterizer, and a cleaning effect on the container mouth can be expected. In addition, the material and shape of the container to which the cap of the present invention is applied are not limited, and plastic bottles such as PET bottles, glass bottles, metal bottles, paper containers, and pouches with spouts, etc. It is also applicable to. By applying the container of the present invention to, for example, a container for drinking the content liquid directly from the container mouth, such as a small PET bottle, a simple reseal bottle that does not cause the above problems (1) to (4) can be obtained. This is preferable.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the annular engagement wall portion that engages with the mouth portion of the container has a double wall structure in a state before opening, high sealing performance can be maintained. And in that state, since it cannot open unless the TE band is broken and the restraint of the outer peripheral portion of the engagement wall is released, the tamper-proof functionality is excellent. Further, the timing of the TE band break and the seal break as in the case of the screw cap does not become a problem, and the tamper evidence can be surely achieved. In addition, the bridge that constitutes the weakening line of the TE band is provided in the middle of the annular engagement wall and skirt, so the bridge is not easily subject to impacts and loads during cap handling, and the bridge is inadvertent There is little risk of damage.
[0025]
By removing the TE band at the time of opening, the engagement wall can easily spread to the outside, can be easily opened, and has excellent openability. In particular, according to the third aspect of the present invention, since the engagement protrusion is formed only on the engagement wall piece whose lower end is the free end, the engagement wall piece is easily elastically deformed with a small opening torque. Can be opened. In addition, the cap can be opened and closed with a rotation of 0.5 rotations or less. When resealing, the cap can be easily resealed with a relatively weak force by simply pressing the cap down on the container mouth, thus providing excellent one-touch opening and closing. . And in the closing after resealing, even if the contents rot after resealing, the gas easily escapes to the outside, so the internal pressure of the container does not increase, and there is no risk of the lid jumping off due to the increase in internal pressure. is there. Moreover, according to the structure of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway front view of a state where a cap according to an embodiment of the present invention is attached to a container mouth portion.
FIG. 2 is a front view with the TE band removed.
FIG. 3 is a partially cutaway front view of a cap according to the present embodiment.
FIG. 4 is a bottom view thereof.
FIG. 5 is a plan view thereof.
FIG. 6 is a front view of the mouth of the container according to the present embodiment.
FIG. 7 is a plan view thereof.
8 shows a cap and a container according to another embodiment of the present invention, wherein the cap is shown in a state of AA cross section cut along a diagonal line in the bottom view shown in FIG. 10, and the container is in a front state. Is shown.
9 is a partially cutaway front view of a state where the cap shown in FIG. 8 is attached to the container mouth portion. FIG.
10 is a bottom view of the cap shown in FIG.
FIG. 11 is a plan view of the container shown in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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