JP4295043B2 - 車体構造 - Google Patents
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図9(a),(b)は従来の車体構造の概要図であり、上記特許文献1の図1〜図3の要部再掲図である。(a)は従来の車体の斜視図、(b)は(a)のb−b線断面図である。但し符合は振り直した。
211はフロアカーペット212に形成した布製収納凹部、213は布製収納凹部211を開閉するリッドである。
さらに近年、後部座席の下方又は後方に燃料タンク221を配置する技術が、多用されている。フロントフロアパネル202,202の下に燃料タンク221を配置した場合に比べて、車両の最低地上高さを下げることができる。
さらには、フロントフロアパネル202から下方へ突き出た燃料タンク221やガード部材222は、車両を走行させたときに床下を通過する走行風Wiの流れを乱す。従って、走行中の車両の空力特性を高めるには、改良の余地がある。
このように、フロアパネルの上に収納部が突出しないので、車体後部の床に収納部を備えたにもかかわらず、限られた車室スペースを確保しつつ車両の居住性や乗降性をより高めることができる。
車両10は、テールゲートを備えるとともに、車室11と後部のトランク室との間に仕切りがなく、エンジンルーム12と車室11とからなる、いわゆる2ボックスカーである。このような車両10は、車室11内の前後に乗員用シート(すなわち、前部座席13並びに後部座席14)を配置し、車体20の各フレームの上に張ったフロアパネル30の後部分をトランク部としたものである。
なお、15は前輪、16は後輪である。
車体20は、フロントフロアパネル31のほぼ中央部に左右2個の前部座席13を配置し、リヤフロアパネル32の前部に左右2個の後部座席14を配置し、リヤフロアパネル32の下で後部座席14の下方に燃料タンク17を配置したものである。
図1及び図2に示すように、フロントフロアパネル31は、前部座席13と後部座席14との間、すなわち、後部座席14に着座した乗員の足下に左右の床下収納部18,18を備える。
車体20は、前部で車体前後に延びた左右のフロントサイドフレーム41,41と、これらのフロントサイドフレーム41,41の後部に接合した左右のサイドアウトリガー42,42と、これらのサイドアウトリガー42,42の後部から後方へ延びた左右のサイドシル43,43と、これらのサイドシル43,43の後部から後方へ延びた左右のリヤサイドフレーム44,44と、を主要な構成メンバとする。
このようにして、車幅中心CLから左右両側方へ、車体前後に延びるフロアフレーム45,45及び車体前後に延びるサイドシル43,43を、この順に並列に設け、これらのサイドシル43,43の長手途中に、左右のフロアフレーム45,45の後端部46,46を、それぞれ直接に接合した構成とすることができる。
また、左右のフロントサイドフレーム41,41は、左右のフロアフレーム45,45の前端から前方へ延ばした部材であると言うことができる。
フロアトンネル33は、第1クロスメンバ51から第4クロスメンバ54まで延びる、前後に細長いトンネルである。
詳しく説明すると、図4及び図5に示すようにサイドシル43は、上面43aがほぼ水平であって、前部の厚み(上面43aから下面43bまでの断面高さ)がH1であり、第3クロスメンバ53の直前近くの下面43cが後下方へ傾斜した傾斜面であり(以下、「傾斜面43c」と言う。)、第3クロスメンバ53の部分より後方の厚みがH2である。後方の厚みH2は前部の厚みH1よりも大きい。
さらに後端部46は、図5に示すように、サイドシル43の下面43bに沿って後方へ延びるとともに、サイドシル43の傾斜面43cに沿って後方へ先細りテーパ状に延びる。図5は、後端部46の端を第3クロスメンバ53の下端にスポット溶接にて接合したことを示す。図7は、後端部46の端をサイドシル43の下端にスポット溶接にて接合したことを示す。
すなわち、左右のフロアフレーム45,45を左右のサイドシル43,43よりも短く設定し、左右のフロアフレーム45,45の後端部46,46を、(A)左右のサイドシル43,43の長手途中に直接に接合するとともに、さらに、(B)第3クロスメンバ53,53を介して左右のサイドシル43,43の長手途中に間接に接合した。
しかも、フロントサイドフレーム41に前方から衝突エネルギーが作用したとき、この衝突エネルギーはフロントサイドフレーム41からフロアフレーム45へ伝わるが、この伝わった衝突エネルギーを、後端部46からサイドシル43並びに第3クロスメンバ53へ、効率良く分散させることができる。
一方、リヤフロアパネル32は前端の垂下部37を下方へ延ばして、フロントフロアパネル31の後部に接合した板材である。
ここで、フロントフロアパネル31のうち、このように後下方へ傾斜した部分を「床下収納部の前壁61」と言うことにする。フロントフロアパネル31のうち、第3クロスメンバ53の下面に沿って後方へ水平に延びる部分を「床下収納部の底板62」と言うことにする。
つまり、図1〜図6及び図8に示すように、車体20は、車幅中央部から左右両側方へ、車体前後に延びるフロアフレーム45,45及び車体前後に延びるサイドシル43,43をこの順に並列に設け、これらのサイドシル43,43の長手途中に左右のフロアフレーム45,45の後端部46,46を直接に、又は、車体左右方向に延びて端部が左右のサイドシル43,43に接合された第3クロスメンバ53,53を介して間接に接合し、左右のフロアフレーム45,45の上にフロアパネル31を張り、このフロアパネル31は、フロアフレーム45,45の後端部46,46において、後下方へ第3クロスメンバ53,53の下面まで傾斜しつつ延びた部分を前壁61とし、この前壁61から第3クロスメンバ53,53の下面に沿って後方へ略水平に延びた部分を底板62とし、この底板62の後端に対して上から垂下部37を延ばすことで、この垂下部37と第3クロスメンバ53,53との間に、底板62を底とした床下収納部18,18を設け、この床下収納部18,18の後に且つ左右のサイドシル43,43間に燃料タンク17を設け、床下収納部18,18の底62の高さを燃料タンク17の底17aよりも低位に設定した車体構造である。
また、図3、図5、図8に示すように、車体20は、第3クロスメンバ53,53の後方に第4クロスメンバ54,54を設けた構成である。第4クロスメンバ54,54は、車体左右方向に延びて、その端部が左右のサイドシル43,43に接合されている。第4クロスメンバ54,54は、底板62の後端と、リヤフロアパネル32の垂下部37の下端との、コーナに設けられている。
これらのシート用ブラケット70,81は、図7に想像線にて示す示す前部座席13(乗員用シート13)を取付けるための取付け部材である。シート用ブラケット70,81の上にシートレール82,82を介して前部座席13を前後スライド可能に取付けることができる。
例えば、フロアフレーム45とフロアパネル30とシート用ブラケット70とを、単にスポット溶接する場合には、フロアフレーム45に溶接治具を挿入するための治具挿入孔45c(図7参照)を多数設ける必要があり得る。治具挿入孔45cの数が増すと、フロアフレーム45の強度及び剛性を確保するためにフレーム板厚を増す又は補強するなどの必要がでる。車体重量が増すので得策ではない。
このため、シート用ブラケット70の大きさを、乗員用シート(前部座席)13を取付け可能な程度にすることができる。従って、シート用ブラケット70を小型且つ軽量にするとともに、車体20のコストダウンを図ることができる。
従って、これらのスペースSp1,Sp2を有効利用することができる。例えば収納スペースとして活用する、又は小型装備品(コンパクトディスク用チェンジャ、ナビゲータユニット)等の配置スペースとして活用することができる。
フロントフロアパネル31に対する、前壁61の傾斜角αは10°〜20°程度の比較的緩いものである。床下収納部18の底板62の高さは、床下収納部18の後方に配置した燃料タンク17の底17aよりも高さHbだけ低位に設定したことを特徴とする。
フロアフレーム45,45の後部を途中で収束させたので、フロアフレーム45,45の上に張ったフロアパネル30のうち、フロアフレーム45,45の後端部46,46より後部は段差を設けて下げることができる。そして、その下がった段差部分を床下収納部18,18とすることができる。このため、簡単な構成によって、フロアフレーム45,45の後に且つ燃料タンク17の前に、フロアパネル30よりも低い床下収納部18,18を容易に設けることができる。
このように、フロアパネル30の上に収納部18,18が突出しないので、車体20後部の床30に収納部18,18を備えたにもかかわらず、限られた車室スペースを確保しつつ車両10の居住性や乗降性をより高めることができる。
例えば、左右の前部座席のうち、助手席の前後スライド量を大きくするために、助手席のためのシートレールを前後に長いロングシートレールとし、このロングシートレールを凹部104内に取付けて、床下に埋設させることができる。
(1)左右のフロアフレーム45,45の後端部46,46を左右のサイドシル43,43の長手途中にのみ直接に接合する構成。
(2)左右のフロアフレーム45,45の後端部46,46を第3クロスメンバ53,53にのみ接合し、これらの第3クロスメンバ53,53を左右のサイドシル43,43の長手途中に接合することで、左右のフロアフレーム45,45の後端部46,46を第3クロスメンバ53,53を介して左右のサイドシル43,43の長手途中に間接に接合する構成。左右の第3クロスメンバ53,53は、左右一体品であってもよい。
(3)上記(1)と(2)とを併用する構成。
Claims (2)
- 車幅中央部から左右両側方へ、車体前後に延びるフロアフレーム(45,45)及び車体前後に延びるサイドシル(43,43)をこの順に並列に設け、
これらのサイドシル(43,43)の長手途中に前記左右のフロアフレーム(45,45)の後端部(46,46)を直接に、又は、車体左右方向に延びて端部が前記左右のサイドシル(43,43)に接合されたクロスメンバ(53,53)を介して間接に接合し、
前記左右のフロアフレーム(45,45)の上にフロアパネル(31)を張り、
このフロアパネル(31)は、前記フロアフレーム(45,45)の後端部(46,46)において、後下方へ前記クロスメンバ(53,53)の下面まで傾斜しつつ延びた部分を前壁(61)とし、この前壁(61)から前記クロスメンバ(53,53)の下面に沿って後方へ略水平に延びた部分を底板(62)とし、
この底板(62)の後端に対して上から垂下部(37)を延ばすことで、この垂下部(37)と前記クロスメンバ(53,53)との間に、前記底板(62)を底とした床下収納部(18,18)を設け、
この床下収納部(18,18)の後に且つ前記左右のサイドシル(43,43)間に燃料タンク(17)を設け、
前記床下収納部(18,18)の底(62)の高さを前記燃料タンク(17)の底(17a)よりも低位に設定した車体構造。 - 前記底板(62)の後端と前記垂下部(37)の下端とのコーナに、前記クロスメンバ(53,53)とは別の、他のクロスメンバ(54,54)を更に設け、
この他のクロスメンバ(54,54)は、車体左右方向に延びて端部が前記左右のサイドシル(43,43)に接合された構成であることを特徴とした請求項1記載の車体構造。
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