JP4249345B2 - Scooter type motorcycle air cleaner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、ユニットスイング式動力ユニットの伝動ケースの上方に搭載するスクータ型自動二輪車用エアクリーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユニットスイング式動力ユニットの伝動ケースの上方に搭載したエアクリーナは、エアクリーナケース内に上流側気室と下流側気室とを形成し、これら両気室の間にエアクリーナエレメントを介装した構造を採っている。
【0003】
前記上流側気室は、エアクリーナケースにおける車幅方向の外端部に形成した空気入口を介して大気に開放させている。前記空気入口は、車体カバーで覆われるように車体カバーの内方に位置付けられ、降りかかる雨水や、車輪によって跳ね上げられた泥水などを直接吸込むことがないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように構成した従来のエアクリーナは、車体カバーで空気入口を覆わなければならないから、車体カバーの設計上の自由度が小さくなるという問題があった。すなわち、車体カバーをユニットスイング式動力ユニットの伝動ケースの近傍まで下方に延在させなければならず、車体カバーが不必要に大型化してしまうばかりか、車体カバーの形状に制約を受けてしまう。
【0005】
このような不具合は、車体カバーの代わりに空気入口を覆うカバーをエアクリーナケースに取付けることによって、ある程度は解消することができる。しかし、この構造を採るためには、カバーによって吸気抵抗が増大し、エンジンの応答性が低下してしまうことがないようにしなければならない。しかも、コストアップになることも避けなければならない。
【0006】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、エアクリーナケースに雨水や泥水などが吸込まれるのを、吸気抵抗を小さくしながら、車体カバーを用いることなく阻止できるスクータ型自動二輪車用エアクリーナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係るスクータ型自動二輪車用エアクリーナは、エアクリーナケース内の上流側気室を別の空気導入用気室を介して大気に連通させてなり、前記空気導入用気室は、前記上流側気室より下方に延在するように形成され、この空気導入用気室の最も低くなる部位に空気入口が形成されているものである。
【0008】
本発明によれば、空気導入用気室に吸込まれる空気の流速は、空気導入用気室の入口を通過するときに上昇し、空気導入用気室内に流入したときに低下する。この相対的に流速が遅い空気がエアクリーナケース内に吸込まれることになる。このため、空気導入用気室内に空気とともに雨水や、車輪によって跳ね上げられた泥水などが吸込まれたとしても、この泥水などは、空気導入用気室内で速度が低下して空気とは分離される。
また、スロットル弁が急速に開いたときには、空気導入用気室内の空気が上流側気室に円滑に吸込まれるから、雨水や泥水などの吸込みを阻止する構造を採りながら、吸気抵抗を小さくすることができる。
【0009】
請求項2に記載した発明に係るスクータ型自動二輪車用エアクリーナは、請求項1記載のスクータ型自動二輪車用エアクリーナにおいて、空気導入用気室を、エアクリーナケースの外側面に形成した凹陥部と、この凹陥部を外側方から覆うカバーとによって形成したものである。
【0010】
この発明によれば、エアクリーナケースの一部を利用して空気導入用気室を形成できるから、従来に較べて気室の数を増大させているにも拘わらず、部品数が増加するのを抑えることができる。
【0011】
請求項3に記載した発明に係るスクータ型自動二輪車用エアクリーナは、請求項1または請求項2記載のスクータ型自動二輪車用エアクリーナにおいて、前記空気導入用気室の上部を車体の前後方向に延びる連通管によって上流側気室に連通させ、この連通管の上流端を側方から見て前記空気入口より車体の前後方向の一方に離間させたものである。
【0012】
この発明によれば、空気導入用気室の内部にラビリンス構造の空気通路が形成され、空気導入用気室内に吸込まれた泥水などが空気導入用気室の内壁面や連通管の外面に付着し易くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るスクータ型自動二輪車用エアクリーナの一実施の形態を図1ないし図5によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るエアクリーナを装備したスクータ型自動二輪車の側面図、図2はエアクリーナの側面図、図3はエアクリーナの平面図、図4は図2におけるIV−IV線断面図、図5は図2におけるV−V線断面図である。
【0014】
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態によるスクータ型自動二輪車である。この自動二輪車1は、後輪2をユニットスイング式動力ユニット3によって駆動する構造を採っている。
【0015】
前記ユニットスイング式動力ユニット3は、水冷式4サイクル単気筒エンジン4と、このエンジン4のクランクケース4aに一体的に形成して後輪2の左側で後方へ延びる伝動ケース5とを備えている。前記クランクケース4aの上部をリンク機構6によって車体フレーム7に上下方向に揺動自在に連結し、伝動ケース5の後端部に後輪2を支持させている。また、伝動ケース5の後端部と車体フレーム7との間にクッションユニット8を介装している。
【0016】
伝動ケース5内には、エンジン4の動力を後輪2に伝達する動力伝達装置(図示せず)を収容している。この動力伝達装置は、Vベルト式自動変速機と、遠心クラッチと、歯車式減速機などから構成している。
【0017】
前記車体フレーム7は、ヘッドパイプ9と、このヘッドパイプ9から車体の後方に延びる上部ダウンチューブ10および下部ダウンチューブ11と、これら両ダウンチューブ10,11の後端部に接続した後部フレーム部材12などを備えている。この車体フレーム7に運転者用シート13と、同乗者用シート14と、これら両シート13,14の下方および車体フレーム7の全体を覆う車体カバー15を支持させている。
【0018】
前記ヘッドパイプ9は、前輪16を回転自在に支持するフロントフォーク17と操向ハンドル18を回動自在に支持している。前記両ダウンチューブ10,11と後部フレーム部材12は、何れも車幅方向に対をなすように設けてあり、両ダウンチューブ10,11は、車体カバー15に一体的に形成した足載せ台19を支持している。また、これら両ダウンチューブ10,11(4本のダウンチューブ)の後端部と後部フレーム部材12とによって囲まれる空間に前記エンジン4のシリンダ4bを臨ませている。
【0019】
このシリンダ4bは、軸線が車体の前後方向を指向するようにクランクケース4aに接続し、シリンダヘッド4cの上部に吸気管21を接続するとともに下部に排気管(図示せず)を接続している。
【0020】
前記吸気管21は、シリンダ4bの上方で上流端が車体の後方を指向するように屈曲しており、上流端に気化器22を接続している。この気化器22の上流側には、吸気ダクト23を介してエアクリーナ24を接続している。
【0021】
前記エアクリーナ24は、図2〜図5に示すように、箱状に形成したエアクリーナケース25と、このエアクリーナケース25内に設けたエアクリーナエレメント26(図4,5参照)と、前記エアクリーナケース25の車体左側の前部に取付けたカバー27とから構成し、図1に示すように前記伝動ケース5の上に配設してこの伝動ケース5に支持させている。伝動ケース5に搭載した状態では、このエアクリーナ24の前端側の一部分のみが車体カバー15で覆われる。
【0022】
エアクリーナケース25は、車幅方向に二つに分割できるように形成し、分割部分でエアクリーナエレメント26を挟持している。詳述すると、エアクリーナケース25は、車体右側に位置して車体左側に向けて開口するケース本体28と、このケース本体28の開口を閉塞する蓋体29とから形成している。前記ケース本体28と蓋体29および前記カバー27は、何れも合成樹脂によって形成している。
【0023】
エアクリーナケース25の組立ては、ケース本体28にエアクリーナエレメント26と蓋体29とをこの順に重ね、固定用ねじ30をケース本体28に締付けることによって行う。
【0024】
前記エアクリーナエレメント26は、従来からよく知られている2層式の平板状のものを採用し、ケース本体28および蓋体29の合わせ部分の全域にわたって挾持される形状に形成している。すなわち、エアクリーナエレメント26をケース本体28と蓋体29との間に挟み込ませることによって、図4および図5に示すように、エアクリーナケース25内が上流側気室31と下流側気室32とに画成される。
【0025】
下流側気室32を形成するケース本体28の前端部に前記吸気ダクト23およびブローバイガス吸入用ホース33(図4参照)を接続し、後端部の底にドレンパイプ34を接続している。この実施の形態では、エアクリーナ24と気化器22との間の吸気通路を所望の長さに設定するために、前記吸気ダクト23の上流部をエアクリーナケース25の内方に延在させている。吸気ダクト23の上流端は、図2に示すように端面23aを傾斜させている。このように端面23aを傾斜させることによって、吸気通路中の気柱振動の影響を低減することができ、空燃比を調整し易くなる。
【0026】
上流側気室31を形成する蓋体29は、図4に示すように、車体前側の端部に車体左側へ向けて開口する凹陥部35を形成している。この凹陥部35は、前記上流側気室31の壁の一部を構成する底壁36と、この底壁36の周縁から車体の左側へ延びる側壁37とから形成し、上方から見て前記上流側気室31と車体の前後方向に並ぶように形成している。
【0027】
前記底壁36には、凹陥部35内と前記上流側気室31とを連通する連通管38を貫通させて取付けている。
【0028】
前記側壁37は、車体左側の端面が車幅方向と直交する同一平面上に位置するように形成している。また、この側壁37における凹陥部35の下側で車体の前後方向に延在する下部37aは、図2に示すように、車体前側のみに形成し、車体後側には開口が形成されている。この開口部分が空気入口39になる。
【0029】
この空気入口39は、凹陥部35における最も低くなる部位であって、車体後側の端部に形成している。この空気入口39の上方に位置する前記連通管38は、図2に示すように、側方から見て車体前側の一端(上流端)が空気入口39より車体の前方に離間して位置付けられるように形成している。
【0030】
上述したように形成した側壁37の車体左側の端面に前記カバー27を取付けている。このカバー27は、シール性を有する接着剤によって外周部を前記端面に接着している。また、カバー27の上部の二箇所を係止構造27aによって蓋体29に固定するとともに、カバー27の中央部を固定用ねじ40(図2参照)によって前記蓋体29に固定している。
【0031】
このようにカバー27を蓋体29に取付けることによって、カバー内面と前記凹陥部35とを室壁とする空気導入用気室41が形成される。この空気導入用気室41は、前記側壁37に形成した空気入口39を介して大気に連通され、前記連通管38を介して前記上流側気室31に連通される。
【0032】
次に、上述したように構成したエアクリーナ24における空気の流れについて説明する。
エンジン運転時には、空気が空気入口39から空気導入用気室41に吸込まれ、この空気導入用気室41から連通管38を通って上流側気室31に流入し、さらにエアクリーナエレメント26で濾過されてから下流側気室32に流入する。空気が流れる方向を図2および図4中に矢印で示す。
【0033】
空気導入用気室41に吸込まれる空気の流速は、空気入口39を通過するときに上昇し、空気導入用気室41内に流入したときに通路断面積が増大することによって低下する。この相対的に流速が遅い空気が連通管38を介してエアクリーナケース25内(上流側気室31内)に吸込まれる。
【0034】
一方、このエアクリーナ24は、殆どの部位が車体カバー27の外に露出しているため、雨水や、後輪2によって跳ね上げられた泥水などが空気入口39の近傍にかかる。これらの泥水などは、空気入口39に吸入される相対的に高速な空気流に巻き込まれるようにして空気と共に空気導入用気室41内に吸込まれることがある。
【0035】
しかし、前記空気流の流速は空気導入用気室41の内部で一時的に低下するから、空気導入用気室41内に空気とともに吸込まれた泥水などは、空気導入用気室41内で空気とは分離され、空気導入用気室41の底に流れ落ちる。空気導入用気室41の底に流れた泥水などは、エンジン回転数が低下して空気入口39での空気の流速が低下したときに空気入口39から排出される。
【0036】
したがって、前記泥水などがエアクリーナケース25内に吸込まれるのを、車体カバー27を用いることなく阻止することができる。
【0037】
気化器22の図示していないスロットル弁が急速に開いたときには、空気導入用気室41内の空気が上流側気室31に円滑に吸込まれる。このため、雨水や泥水などの吸込みを阻止する構造を採りながら、吸気抵抗を小さくすることができる。
【0038】
また、空気導入用気室41を、エアクリーナケース25の外側面に形成した凹陥部35と、この凹陥部35を外側方から覆うカバー27とによって形成しているから、エアクリーナケース25の一部を利用して空気導入用気室41を形成できる。言い換えれば、部品数が増加するのを抑えながら、空気導入用気室41を形成できる。
【0039】
さらに、空気導入用気室41と上流側気室31とを連通する連通管38の上流端を側方から見て空気入口39より車体の前方に離間させているから、空気入口39を通過した空気は空気導入用気室41内で車体の前方へ流れてから連通管38に吸込まれる。すなわち、空気導入用気室41の内部にラビリンス構造の空気通路が形成される。このため、空気導入用気室41に吸込まれた泥水などが空気導入用気室41の壁や連通管38の外面に付着し易くなる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、空気導入用気室内に空気とともに雨水や、車輪によって跳ね上げられた泥水などが吸込まれたとしても、この泥水などは、空気導入用気室内で流速が低下して空気とは分離される。このため、前記泥水などは、エアクリーナケース内に吸込まれることがない。
【0041】
したがって、エアクリーナの空気入口を覆うように車体カバーを形成する必要がないから、車体カバーの設計上の自由度を向上させることができる。
また、スロットル弁が急速に開いたときには、空気導入用気室内の空気が上流側気室に円滑に吸込まれるから、雨水や泥水などの吸込みを阻止する構造を採りながら、吸気抵抗を小さくすることができ、エンジンの応答性を向上させることができる。
【0042】
請求項2記載の発明によれば、エアクリーナケースの一部を利用して空気導入用気室を形成できるから、部品数が増加するのを抑えることができる。
このため、コストダウンを図りながら、雨水や泥水などを吸込まないエアクリーナを提供することができる。
【0043】
請求項3記載の発明によれば、空気導入用気室の内部にラビリンス構造の空気通路が形成され、空気導入用気室内に吸込まれた泥水などが空気導入用気室の内壁面や連通管の外面に付着し易くなる。このため、前記泥水などがより一層エアクリーナケース内に吸込まれ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエアクリーナを装備したスクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】 エアクリーナの側面図である。
【図3】 エアクリーナの平面図である。
【図4】 図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】 図2におけるV−V線断面図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、3…動力ユニット、5…伝動ケース、24…エアクリーナ、25…エアクリーナケース、26…エアクリーナエレメント、27…カバー、31…上流側気室、32…下流側気室、35…凹陥部、38…連通管、39…空気入口、41…空気導入用気室。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air cleaner for a scooter type motorcycle mounted above a transmission case of a unit swing type power unit.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an air cleaner mounted above the transmission case of a unit swing type power unit has a structure in which an upstream air chamber and a downstream air chamber are formed in the air cleaner case, and an air cleaner element is interposed between these air chambers. Is adopted.
[0003]
The upstream air chamber is opened to the atmosphere through an air inlet formed at the outer end of the air cleaner case in the vehicle width direction. The air inlet is positioned inward of the vehicle body cover so as to be covered with the vehicle body cover, so that it does not directly suck rain water that falls or muddy water splashed by wheels.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional air cleaner configured as described above has a problem in that the degree of freedom in designing the vehicle body cover is reduced because the air inlet must be covered with the vehicle body cover. In other words, the vehicle body cover must be extended downward to the vicinity of the transmission case of the unit swing type power unit, which not only unnecessarily increases the size of the vehicle body cover but also restricts the shape of the vehicle body cover.
[0005]
Such a problem can be solved to some extent by attaching a cover that covers the air inlet instead of the vehicle body cover to the air cleaner case. However, in order to adopt this structure, it is necessary to prevent the intake resistance from being increased by the cover and the response of the engine from being deteriorated. Moreover, it must be avoided that the cost increases.
[0006]
The present invention has been made to solve such problems, and is a scooter type automatic that can prevent rainwater or muddy water from being sucked into the air cleaner case without using a vehicle body cover while reducing the intake resistance. An object is to provide an air cleaner for a motorcycle.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, an air cleaner for a scooter type motorcycle according to the present invention communicates an upstream air chamber in an air cleaner case with the air via another air introducing air chamber, and the air introducing air The chamber is formed so as to extend below the upstream air chamber, and an air inlet is formed at the lowest portion of the air introducing air chamber .
[0008]
According to the present invention, the flow velocity of the air sucked into the air introduction chamber increases when passing through the inlet of the air introduction chamber and decreases when flowing into the air introduction chamber. This relatively slow air is sucked into the air cleaner case. For this reason, even if rainwater or muddy water splashed by wheels is sucked into the air introduction chamber, the speed of the muddy water is reduced and separated from the air in the air introduction chamber. The
In addition, when the throttle valve is opened rapidly, the air in the air introduction air chamber is smoothly sucked into the upstream air chamber, so the intake resistance is reduced while adopting a structure that prevents the intake of rainwater, muddy water, etc. be able to.
[0009]
The air cleaner for a scooter type motorcycle according to the invention described in
[0010]
According to the present invention, since the air introducing air chamber can be formed by using a part of the air cleaner case, the number of parts can be increased even though the number of air chambers is increased as compared with the conventional case. Can be suppressed.
[0011]
Scooter type motorcycle air cleaner according to the invention described in
[0012]
According to this invention, an air passage having a labyrinth structure is formed inside the air introduction chamber, and muddy water sucked into the air introduction chamber is attached to the inner wall surface of the air introduction chamber or the outer surface of the communication pipe. It becomes easy to do.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an air cleaner for a scooter type motorcycle according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
1 is a side view of a scooter type motorcycle equipped with an air cleaner according to the present invention, FIG. 2 is a side view of the air cleaner, FIG. 3 is a plan view of the air cleaner, FIG. 4 is a sectional view taken along line IV-IV in FIG. FIG. 5 is a sectional view taken along line V-V in FIG. 2.
[0014]
In these drawings,
[0015]
The unit swing
[0016]
A power transmission device (not shown) that transmits the power of the
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The cylinder 4b is connected to the
[0020]
The
[0021]
As shown in FIGS. 2 to 5, the
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
As shown in FIG. 4, the
[0027]
A
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
By attaching the
[0032]
Next, the air flow in the
During engine operation, air is sucked into the
[0033]
The flow rate of the air sucked into the
[0034]
On the other hand, since most of the
[0035]
However, since the flow velocity of the air flow temporarily decreases inside the
[0036]
Therefore, the muddy water or the like can be prevented from being sucked into the
[0037]
When a throttle valve (not shown) of the
[0038]
Further, since the air
[0039]
Further, since the upstream end of the
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even if rainwater or muddy water splashed by wheels is sucked into the air introduction chamber, the muddy water has a flow velocity in the air introduction chamber. It is lowered and separated from air. For this reason, the muddy water or the like is not sucked into the air cleaner case.
[0041]
Therefore, since it is not necessary to form the vehicle body cover so as to cover the air inlet of the air cleaner, the degree of freedom in designing the vehicle body cover can be improved.
In addition, when the throttle valve is opened rapidly, the air in the air introduction air chamber is smoothly sucked into the upstream air chamber, so the intake resistance is reduced while adopting a structure that prevents the intake of rainwater, muddy water, etc. Can improve the responsiveness of the engine.
[0042]
According to the second aspect of the present invention, since the air introduction air chamber can be formed by using a part of the air cleaner case, it is possible to suppress an increase in the number of components.
For this reason, it is possible to provide an air cleaner that does not absorb rainwater or muddy water while reducing costs.
[0043]
According to the third aspect of the present invention, an air passage having a labyrinth structure is formed inside the air introduction air chamber, and mud water or the like sucked into the air introduction air chamber is used for the inner wall surface or the communication pipe of the air introduction air chamber. It becomes easy to adhere to the outer surface. For this reason, the muddy water or the like is more unlikely to be sucked into the air cleaner case.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a scooter type motorcycle equipped with an air cleaner according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of an air cleaner.
FIG. 3 is a plan view of an air cleaner.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記空気導入用気室は、前記上流側気室より下方に延在するように形成され、
この空気導入用気室の最も低くなる部位に空気入口が形成されていることを特徴とするスクータ型自動二輪車用エアクリーナ。In the air cleaner for a scooter type motorcycle, the upstream side air chamber and the downstream side air chamber are formed in the air cleaner case so as to be partitioned by an air cleaner element, and disposed above the transmission case of the unit swing type power unit. The air chamber communicates with the atmosphere through another air introducing air chamber ,
The air introducing air chamber is formed to extend downward from the upstream air chamber,
An air cleaner for a scooter type motorcycle , wherein an air inlet is formed at the lowest part of the air introducing air chamber .
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