JP4247314B2 - 電磁弁用ソレノイド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁弁用ソレノイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コイルを巻いたボビン、該ボビンの中心孔に装着した固定鉄心、これらを囲む磁気枠、ボビンの中心孔に摺動可能に挿入した可動鉄心、及びその復帰ばね等を有するソレノイド部と、複数のポート、これらのポートを連通させる通路中の弁座、上記可動鉄心により駆動され上記弁座を開閉する弁体を有する弁部とを備えた電磁弁は、特に例示するまでもなく既に知られている。
また、複数の電磁弁をマニホールドベースに連接して一括制御することも、特に例示するまでもなく既に知られている。
【0003】
しかし、複数の電磁弁をマニホールド化したとき、電磁弁全体が大型で重くなるという問題が生じるため、個々の電磁弁のボディ幅を小さくし全体を小型化することが最重要となる。
しかし、全体を小型化するために電磁弁のボディ幅を小さくすると、ボディ内に収容されている電磁弁の弁体を駆動するソレノイドの巻外径が小さくなり、ソレノイドの巻外径が小さくなるとソレノイドの吸引力が減少し、電磁弁の弁体を駆動する駆動力が低下するという新たな問題が生ずる。
また、ソレノイドの吸引力を増大させるためにコイルの巻数を増やしたり鉄心を大径化したりすると、ソレノイドの巻外径が大きくなると共にコストが増大するといった問題があった。
したがって、従来の電磁弁用ソレノイドは、小型化及び吸引力増加に限界があった。
【0004】
本発明は、複数の電磁弁をマニホールド化するに際し、個々の電磁弁のボディ幅を小さくする場合でも、ボディ幅と直角方向の電磁弁の奥行には余裕があることに着目し、電磁弁用ソレノイドにおける固定鉄心及び可動鉄心の断面形状及びボビンの中心孔の形状に工夫をこらすことにより、上記問題を解決できることを見出し、しかも、それが上記余裕の範囲内で適切に対処できることを確かめ、本発明に至ったものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、小型でありながら吸引力が大きく、しかも経済性の良い電磁弁用ソレノイドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る電磁弁用ソレノイドは、コイルを巻いたボビンと、該ボビンの中心孔に装着した固定鉄心と、該ボビンの中心孔に摺動可能に挿入され該ボビンの中心孔内に吸引力作用面を有し該コイルへの通電により吸引される可動鉄心と、これらを囲む磁気枠とを有し、ボディ幅がボディ奥行より短い電磁弁用ソレノイドにおいて、上記固定鉄心、可動鉄心及びボビンの中心孔の断面形状を長円または略長方形にすると共に、該ボビンに巻かれた断面が長円または略長方形のコイルの短軸側または短辺側の巻外径Wと、コイルの内側の断面積Sと同じ断面積の仮想円柱鉄心の直径dとの間に、d=(0.4〜0.8)Wの関係を持たせ、上記固定鉄心及び可動鉄心の断面における長軸または長辺の長さaと短軸または短辺の長さbとの比率を、1.3≦a/b≦3.0としたことを特徴とするものである。
本発明の電磁弁用ソレノイドにおいては、固定鉄心及び可動鉄心の断面における長軸または長辺の長さaを、8.7〜15.5とし、同短軸または短辺の長さbを、4.6〜8.9とし、且つ上記aとbの比率を、1.37≦a/b≦2.38とし、あるいは、上記長さaとbの比率を、1.6≦a/b≦2.8とするのがより望ましい。
【0007】
本発明の電磁弁用ソレノイドにおいては、コイルを巻いたボビンと、該ボビンの中心孔に装着した固定鉄心と、該ボビンの中心孔に摺動可能に挿入され該ボビンの中心孔内に吸引力作用面を有し該コイルへの通電により吸引される可動鉄心と、これらを囲む磁気枠とを有し、ボディ幅がボディ奥行より短い電磁弁用ソレノイドにおいて、ボビンに巻かれたコイルの巻外径Wと上記仮想円柱鉄心の直径dとの関係が、d=(0.4〜0.8)Wになるような断面積の鉄心にすると、電磁弁用ソレノイドの固定鉄心と可動鉄心の間に働く吸引力を大きく設計できることは、後述する計算により確認されている。
【0008】
また、上記により求めた直径dの固定鉄心及び可動鉄心の断面形状は円よりも長円または略長方形にしたほうが、同じ鉄心断面積であっても吸引力が大きくなり、更に、上記固定鉄心及び可動鉄心の断面が長円または略長方形の長軸または長辺の長さaと短軸または短辺の長さbとの比率が、1.3≦a/b≦3.0となるようにすると、投下コストの割には大きな吸引力を得られることが後述する計算等により確認された。
【0009】
したがって、本発明に係る電磁弁用ソレノイドによれば、上述した構成により小型でありながら吸引力が大きく、しかも経済性の良い電磁弁用ソレノイドを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る電磁弁用ソレノイドの一実施例を示す縦断正面図である。
該実施例における電磁弁用ソレノイド1は、弁2のボディ3の上部に取り付けられ、該ボディ3と同じ幅と奥行とを有し、コイル7を巻いたボビン4と、該ボビン4の中心孔4aに装着した固定鉄心5と、該ボビン4の中心孔4aに摺動可能に挿入され、該ボビン4の中心孔4a内に吸引力作用面6aを有し、該コイル7への通電により固定鉄心5に吸引される可動鉄心6と、これらを囲む磁気枠8及び磁気プレート9(磁気枠と一体化できる)と、該可動鉄心6の先端に固着されるキャップ11と、該キャップ11及び磁気プレート9の間に装着される可動鉄心6の復帰ばね12とを有している。
【0011】
更に詳述すると、該弁2のボディ3はボディ幅よりもボディ奥行の方が長くなっており、該ボディ3の上部側には、上記ボビン4、固定鉄心5、可動鉄心6、これらを囲む磁気枠8及び磁気プレート9が設けられており、該弁2は、圧力流体の入力ポートP、出力ポートA及び排出ポートR、これらのポートを連通させる通路に互いに背向させて形設した、ポートPとA間の供給弁座14及びポートAとR間の排出弁座15、これらの弁座14,15を開閉させる弁体41,46、これらの弁座の周囲の供給弁室16及び排出弁室17、並びに弁室16と17を連通させる連通孔18,・・を備え、弁体41,46を上記可動鉄心6により駆動するものであり、上記弁室16は上記キャップ11を固着した可動鉄心6の先端部分を収納する大きさを有している。
【0012】
上記ボビン4は上記中心孔4aを有しコイル7が巻かれるボビン筒部4bと該ボビン筒部4bの両端に上記コイル7の上下端を覆うボビン鍔部4c,4dとで構成されている。
上記固定鉄心5は、その下端5aが吸引力作用面になっており、その上端の鍔部5cがシール材32を介してボビン鍔部4cの上面に載置され、固定鉄心5は上記ボビン4に気密に取り付けられている。
上記磁気プレート6は、上記ボビン筒部4bの下端から突出している可動鉄心6を取り囲む略ドーナツ形状をなすと共に、上記ボディ3の上端面と上記ボビン鍔部4dの下面との間にシール材33,34を介して気密に設けられている。
【0013】
上記磁気枠8は、上記固定鉄心5、可動鉄心6,ボビン4、磁気プレート9を収納するケースを兼ねており、断面U字状で上記ボディ3と同じ幅と奥行きとを有し、その下端が環状の凹溝に装着されたシール部材31を介して上記ボディ3の上部に気密に取り付けられており、このために上記固定鉄心5、ボビン4、磁気プレート9は上記磁気枠8の上端とボディ3の上端との間にサンドイッチ状に挟持されて固定される。
【0014】
上記可動鉄心6は、上記可動鉄心6の上端6aが吸引力作用面になっており、その下方先端部分に凹部40を有し、該凹部40に上記供給弁座14を開閉する供給弁体41が摺動可動に挿入され、該供給弁体41は凹部40の底面との間に縮設された第1弁ばね42によって供給弁座14を閉鎖する方向に付勢され、キャップ11の係止部11aに係止している。
排出弁座15を開閉する排出弁体46は、ばね座47との間に縮設した第2弁ばね48によって排出弁座15を閉鎖する方向に付勢され、排出弁体46を駆動する押圧部材49の先端は、連通孔18,・・を通って上記キャップ11の係止部11aに当接している。
上記ばね座47は押さえ板36により上記ボディ3からの飛出しが防止されていると共に、環状の凹溝に装着されたシール材37により上記ボディ3に気密に取り付けられている。
なお、上記実施例の弁2は3ポート弁となっているが、本発明の電磁弁用ソレノイド1はこれに限定されるものではない。
【0015】
図2は、上記実施例における電磁弁用ソレノイド1の固定鉄心5、可動鉄心6,ボビン4の分解斜視図である。
図2に示すように、本実施例に係る電磁弁用ソレノイド1は、上記固定鉄心5及び可動鉄心6の断面形状及び上記ボビンの中心孔の形状を長円にすると共に該ボビンに巻かれた長円のコイルの短軸側の巻外径Wを上記ボディ幅に略等しい長さにしている。
なお、上記実施例では、上記固定鉄心5及び可動鉄心6の断面形状及び上記ボビンの中心孔の形状を長円にしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、上記固定鉄心5及び可動鉄心6の断面形状及び上記ボビンの中心孔の形状を略長方形にしても良いが、この場合、該ボビンに巻かれた略長方形のコイルの短辺側の巻外径Wを上記ボディ幅に略等しい長さにする。
【0016】
また、後述する計算根拠に基づき、断面が長円のコイルの短軸側の巻外径Wとコイルの内側の断面積S(=πd2/4)と同じ断面積の仮想円柱鉄心の直径dとの間に、d=(0.4〜0.8)Wの関係を持たせ、上記固定鉄心及び可動鉄心の長円の長軸または該略長方形の長辺の長さをa、上記固定鉄心及び可動鉄心の断面における長軸の長さaと短軸の長さbとの比率を、1.3≦a/b≦3.0となるようにしている。
【0017】
上記実施例において、コイル7に非通電のときは、第1弁ばね42の付勢力によって供給弁体41が供給弁座14を閉鎖し、押圧部材49で押圧された排出弁体46が排出弁座15を開放するので、ポートAとRが連通している(図1左半分参照)。
コイル7に通電すると、固定鉄心5が復帰ばね12の付勢力に抗して可動鉄心6を吸引するので、供給弁体41が供給弁座14を開放するとともに第2弁ばね48の付勢力により排出弁体46が排出弁座15を閉鎖して、ポートPとAが連通する(図1右半分参照)。
【0018】
次に、前述の数値限定の計算根拠を述べる。
図3は、鉄心形状の最適化を計算により求めるために、本発明に係る電磁弁用ソレノイドのコイル形状パラメータを示した平面図であり、図4は図3のY−Y線断面図、図5は長方形断面をもつコイルモデルを示す図である。
図3〜図4において、固定鉄心5及び可動鉄心6の断面形状及びボビン4の中心孔4aの形状は長円をしており、ボビン4に巻かれた断面が長円(または略長方形)のコイル7の短軸側及び長軸側の巻外径をそれぞれW及びLとし、該コイル7の高さをH、固定鉄心5と可動鉄心6の距離をχとし、上記固定鉄心及び可動鉄心の長円の短軸の長さをdnとし、上記巻外径Wを上記ボディ幅に略等しい長さにしている。
【0019】
また、図3においてハッチングで示した円50は直径dの仮想円柱鉄心の断面であり、上記固定鉄心5及び可動鉄心6は該仮想円柱鉄心を扁平に変形して断面形状が長円の鉄心にしたものであり、したがって上記固定鉄心5及び可動鉄心6の断面積Sは(πd2/4)である。
なお、磁気枠8やボビン筒部4bの板厚は、その板厚がボディ幅に対しかなり小さいことと計算を容易にするために省略してある。
【0020】
図3〜図4において、コイル7の固定鉄心5と可動鉄心6の間に働く吸引力Fは、コイル7の巻数をN,コイル7を流れる電流をI、固定鉄心5及び可動鉄心6の断面積をS、空気の透磁率をμ、固定鉄心5と可動鉄心6の間の距離をχ、定数をKとし、該固定鉄心5と可動鉄心6の間の距離χを一定とすると、
F=K(NI)2S ・・・・(1) (但し、K=μ/2χ2)
で表される。
図3〜図4において、コイル7の短軸側(または短辺側)の巻外径W及びコイル7の高さHを一定とし、コイル7の長軸側(または長辺側)の巻外径Lを変数とすると、L>Wである。
【0021】
コイルの巻数Nは、コイルの線径をAとすると、
N=(W−dn)H/2A2 ・・・・(2)
で表される。
また、コイルの抵抗値Rは、コイルの平均巻直径をB、コイルの単位長さ当たりの抵抗値をrとすると、R=πBNr ・・・・(3)
で表される。
次に、消費電力をPとすると、P=I2R ・・・・(4)
で表される。
(1)式に(3)、(4)式を代入し、次式を得る。
(但し、K1=KP/π、P=一定)
(5)式に(2)式を代入し、次式を得る。
(但し、K2=K1H/2、H=一定)
【0022】
したがって、W、H、S、Pを一定とし、L>WでLを変数とすると、吸引力Fは、F=K2(W−dn)S/A2Brで表すことができる。
一方、コイルの単位長さ当たりの抵抗rは、コイルの導電率をσ、コイルの断面積をC、コイルの線径をAとすると、
r=1/σC=4/σπA2 ・・・・(7)
で表されるから、(6)式に(7)式を代入し、次式を得る。
(但し、K3=K2σπ/4、σ=一定)
【0023】
次に、コイルの平均巻長さからコイル寸法と吸引力及び仮想鉄心との関係を表すため、長円鉄心コイルを図5に示す長方形断面積をもつコイルモデルに置き換える。
図5には、固定鉄心及び可動鉄心を断面略長方形とし、その短辺及び長辺の長さをそれぞれdn及びyとし、ボビン4に巻かれた断面略長方形のコイル7の短辺側の巻外径をWとし、平均巻長さuを示す導線を略長方形の導線52で示した場合の、コイル寸法が示されている。
固定鉄心及び可動鉄心は断面略長方形であることから、その断面積Sはdnとyの積であり、一方、固定鉄心及び可動鉄心の断面積Sは一辺の長さがdの仮想正方形断面の鉄心の断面積(d2)と等しいことから、次式を得る。
S=ydn=d2 ・・・・(9)
したがって、
y=d2/dn ・・・・(10)
となる。
【0024】
平均巻長さuを示す導線52は、断面略長方形の鉄心5と断面略長方形の巻外径の中間位置にあることから、該導線52は断面略長方形となりその短辺及び長辺の長さは、それぞれ(W+dn)/2及びd2/dn+(W−dn)/2となる。
したがって、平均巻長さuは、
一方、コイルの平均巻直径がBの場合の平均巻長さuは、u=πBとなるから、この式に(11)式を代入して、次式を得る。
B=u/π=2〔W+d2/dn〕/π ・・・・(12)
(9)、(12)式を(8)式に代入し、次式を得る。
F=K4(W−dn)d2/〔W+d2/dn〕 ・・・・(13)
(但し、K4=K3π/2)
【0025】
更に、(13)式の巻外径Wを1とし、d、dnを巻外径に対する比で表すと、次式を得る。
F/K=(1−dn)d2/〔1+d2/dn〕 ・・・・(14)
(但し、0<dn<d<W=1、K=K4=一定)
固定鉄心及び可動鉄心を断面正方形または円とした場合、dn=dであるから、(14)式は次のようになる。
F/K=(1−d)d2/〔1+d〕 ・・・・(15)
(但し、0<d<W=1、K=K4=一定)
(15)式でdを0〜1の間で変化させると、d=0.618で吸引力Fが最大となる。
すなわち、(15)式のdは、コイルの巻外径Wを1とした場合のコイルの巻外径Wに対する鉄心径の割合であるから、鉄心径dとコイルの巻外径Wとの比率(d/W)が0.618になったときに吸引力Fは最大となる。
【0026】
そこで、d/Wを0〜1の間で変化させたときの吸引力Fとd/W=0.618のときの最大吸引力Fとの比率(すなわち、d/W=0.618のときの最大吸引力Fに対するd/Wを0〜1の間で変化させたときの吸引力Fの割合)を求めると図6に示すグラフのようになる。
図6のグラフから、最大吸引力に対する吸引力Fの割合が75%以上を適正範囲とすると、鉄心径dとコイルの巻外径Wとの比率(d/W)が0.4〜0.8の範囲が設計に適した範囲と言える。
すなわち、鉄心径dとコイルの巻外径Wとの比率(d/W)を0.4〜0.8の範囲にすると、コイルの巻外径Wが同じ大きさでも大きな吸引力を得られるので、電磁弁のボディ幅に制限があってボビンに巻かれたコイルの巻外径Wをボディ幅に略等しい長さ以上に大きくできない場合でも、設計に適した大きな吸引力が得られる。
【0027】
そして、鉄心径dの円柱鉄心の断面積はπd2/4であることから、鉄心径dとコイルの巻外径Wとの比率(d/W)を0.4〜0.8の範囲に設計することは、同じ大きさのコイルの巻外径Wに対し大きな吸引力を得られる鉄心断面積の範囲を設計することでもある。
次に、鉄心径dとコイルの巻外径Wとの比率(d/W)が0.4〜0.8の範囲に設計された仮想円柱鉄心の鉄心断面積Sに対し、該鉄心断面積Sの大きさを一定にしておいてその形状が長円になるように変化させ、ボビンに巻かれた断面が長円のコイルの短軸側の巻外径Wを一定の長さ(ボディ幅に略等しい長さ)にした場合に、吸引力の大きさを示す指標及び投下コストを考慮した吸引力の大きさを示す指標が鉄心断面の形状変化(断面が長円の長軸aと短軸bとの比率a/bの変化)によりどのようになるかを計算により求めると、表1及び表2に示すようになる。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
表1及び表2において、a及びbは固定鉄心及び可動鉄心の断面が長円の長軸及び短軸の長さ、S1は固定鉄心及び可動鉄心の断面積(mm2)、S2はボビンに巻かれたコイルの断面積(mm2)、NIはコイルの巻数Nとコイルに流れる電流Iとの積、βは上記S1とS2との和(β=S1+S2)である。
該固定鉄心及び可動鉄心の断面積S1(mm2)は、鉄心径dとコイルの巻外径Wとの比率(d/W)を0.4〜0.8の範囲に設計した鉄心断面積であり、該鉄心断面積S1は巻外径Wがボディ幅に略等しい長さにしていることから実際のボディ幅の寸法から求められる実際の鉄心断面積(mm2)であり、表1及び表2では該鉄心断面積S1の大きさが45.4mm2及び91.6mm2の場合で、該鉄心断面積S1を一定にして鉄心形状を変化させた場合の吸引力の大きさを示す指標及び投下コストを考慮した吸引力の大きさを示す指標をそれぞれ計算している。
【0031】
すなわち、表1及び表2において、αは上記(1)式の左辺に示す吸引力Fを(1)式の右辺に示す定数Kで除した値であり、該αは吸引力Fの大きさに比例することから吸引力Fの大きさを示す数値であり、固定鉄心及び可動鉄心の断面積S1が設計により与えられ、コイルの巻数Nとコイルに流れる電流Iとの積NIが計算により求められると、(1)式よりα=F/K=(NI)2S1となるから、αは計算により求めることができる。
表1及び表2において、NO.1〜6の行は、鉄心断面の形状を円から長円にすると共にその長円の扁平度を変化させた場合の、すなわち長円における長軸aと短軸bとの比a/bを変化させた場合の計算値をそれぞれ示している。
【0032】
そして、NO.1の行は、a/b=1の場合、すなわち鉄心断面形状が円の場合を示しており、NO.2〜6の行に行くにしたがって扁平度が大きい長円になっており、表1及び表2から扁平度が大きい長円になるにしたがって吸引力Fの大きさを示す数値であるαの値が大きくなって行くことがわかる。
また、βは鉄心断面積S1とコイル断面積S2との和(β=S1+S2)であることから、βが大きくなればなるほど投下コストが大きくなることは明らかであり、表1及び表2から扁平度が大きい長円になるにしたがって投下コストの大きさを示す数値であるβの値が大きくなって行くことがわかる。
したがって、表1及び表2に示すα及びβの計算値から、鉄心断面形状は円よりも長円にした方が吸引力が大きくなり、しかも扁平度が大きい長円になるにしたがって吸引力が増大して行くが、扁平度が大きい長円になるにしたがって投下コストの大きさを示す数値であるβの値も大きくなって行くことがわかる。
【0033】
表1及び表2において、α1〜α6及びβ1〜β6は、それぞれNO.1〜6の行におけるα及びβの値であり、xはNO.1〜6の行におけるαの値α1〜α6をそれぞれNO.1の行におけるαの値α1で除した値であり、yはNO.1〜6の行におけるβの値β1〜β6をそれぞれNO.1の行におけるβの値β1で除した値である。
そして、xはNO.1〜6の行におけるαの値α1〜α6を基準となるNO.1の行に示す仮想円柱鉄心のαの値α1で除した値であり基準となる仮想円柱鉄心の吸引力に対する長円になった場合の吸引力の大きさの割合を示す数値であることから吸引力の大きさを示す指標と言うことができ、表1及び表2から扁平度が大きい長円になるにしたがってxの値が大きくなって行くことがわかる。
【0034】
また、yはNO.1〜6の行におけるβの値β1〜β6を基準となるNO.1の行に示す仮想円柱鉄心のβの値β1で除した値であり基準となる仮想円柱鉄心の投下コストの大きさに対する長円になった場合の投下コストの大きさの割合を示す数値であることから投下コストの大きさを示す指標と言うことができ、表1及び表2から扁平度が大きい長円になるにしたがってyの値が大きくなって行くことがわかる。
【0035】
表1及び表2を見ると、扁平度が大きい長円になるにしたがってx及びyの値が大きくなっており、したがって扁平度が大きい長円になるにしたがって基準となる仮想円柱鉄心に対し吸引力は増大して行くが投下コストも増大して行くことがわかる。
したがって、投下コストの増大を避けながら大きな吸引力を得られる最適な鉄心形状を設計上得ることができるかどうかを検討するために、投下コストを考慮した吸引力の指標を考えてみる。
【0036】
xは吸引力の大きさを示す指標であり、yは投下コストの大きさを示す指標であるが、指標の重要性としては吸引力の大きさを示す指標xのほうが投下コストの大きさを示す指標yより重要である。
そこで、指標の重要性の重み付けを加えるために、吸引力の大きさを示す指標xを2乗してその値と投下コストの大きさを示す指標yとの比率を求めたものが表1及び表2におけるx2/yである。
【0037】
表1及び表2を見ると、長軸aと短軸bとの比率a/bをNO.1〜6の行に示すように変化させた場合に、上記計算で求めたx2/yの値もNO.1〜6の行に示すように変化しているが、該x2/yの値が基準となるNO.1の行に示す仮想円柱鉄心のときのx2/yの値(x2/y=1)からどの程度変化しているかを明確にするためにその差を取ったのが表1及び表2における(x2/y−1)である。
(x2/y−1)は指標の重要性の重み付けを加えながら投下コスト対する吸引力の大きさの割合を示しているから、投下コストを考慮した吸引力の指標ということができ、(x2/y−1)の値が大きいほど投下コストの割には大きな吸引力が得られることを示している。
【0038】
そして、表1及び表2における(a/b)と(x2/y−1)の関係をそれぞれグラフにしたものが図7及び図8である。
すなわち、図7及び図8は、断面長円鉄心の断面積S1を一定の大きさ(S1=45.4mm2及びS1=91.6mm2)にした状態で長円の長軸aと短軸bとの比率a/bを変化させた場合の、投下コストを考慮した吸引力の指標(x2/y−1)を示している図と言える。
図7及び図8を見ると、(x2/y−1)の値は長円の長軸aと短軸bとの比率a/bの変化に対し30%付近をピークに山形に変化し、a/bが1.3≦a/b≦3.0の範囲では(x2/y−1)の値は20%以上となるが、a/bが1.3より小さかったりあるいはa/bが3.0より大きいと(x2/y−1)の値は20%より小さい値となることから、投下コストの割に大きな吸引力を得るためにはa/bが1.3≦a/b≦3.0の範囲になるように設計するのが適している。
また、図7において、(x 2 /y−1)の値が25%を超える範囲は、上記長軸aと短軸bとの比率a/bが、1.6≦a/b≦2.8であり、この範囲がより望ましいことは明らかである。
【0039】
図9は、本発明に係る電磁弁用ソレノイドの別の実施例を示す縦断正面図である。
図9に示す実施例は、図1に示す実施例に比して、可動鉄心6を案内する金属案内管61を設けていることと、固定鉄心5が挿入される中心孔を有する環状の磁気補助板62をボビン鍔部4cと磁気枠8との間に設けている点で相違し、そのほかの構成は基本的に図1に示す実施例と同じである。
【0040】
上記金属案内管61は、ボビン4の中心孔4a内に設けられると共に、その上端は固定鉄心5の外周に設けた環状溝63に装着できるように折り曲げられており、該折り曲げ箇所で固定鉄心5の環状溝63に図の64で示すように溶接されている。
該金属案内管61の下端は外方に折り曲げられて鍔部65を構成し、該鍔部65とボビン鍔部4dとの間には磁気プレート9が設けられ、該鍔部65とボディ3の上端面との間には環状の凹溝に装着されたシール材33が設けられている。
【0041】
図10は、本発明に係る電磁弁用ソレノイドの更に別の実施例を示す縦断正面図である。
図10に示す実施例は、図1に示す実施例に比して、固定鉄心5の上方に可動鉄心6を設けている点、固定鉄心5に可動鉄心6に連結した押棒70が通る貫通孔71を設けている点、固定鉄心5の上端にボビン鍔部4cの上面に載置される鍔部5cを設けないで、その代わりに可動鉄心6が挿入される中心孔を有する環状の磁気補助板62をボビン鍔部4cと磁気枠8との間に設けている点、磁気枠8の上端の可動鉄心6が衝突する箇所に弾性を有するクッション72を設けている点、本発明の電磁弁用ソレノイドにより駆動される弁体を5つのポートを有するスプール弁の弁体74とした点、ボディ3にエンドプレート73を設け、該エンドプレート73と弁体74との間に復帰バネ75を設けた点、該復帰バネ75により弁体74及び押し棒70を介して可動鉄心6を上方位置に復帰させ、コイル7への通電による吸引力により可動鉄心6を下方位置に移動させている点で相違し、そのほかの構成は基本的に図1に示す実施例と同じである。
【0042】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、小型でありながら吸引力が大きく、しかも経済性の良い電磁弁用ソレノイドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁弁用ソレノイドの一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】同実施例における電磁弁用ソレノイドの固定鉄心、可動鉄心,ボビンの分解斜視図である。
【図3】鉄心形状の最適化を計算により求めるために、本発明に係る電磁弁用ソレノイドのコイル形状パラメータを示した平面図である。
【図4】図3のY−Y線断面図である。
【図5】長方形断面をもつコイルモデルを示す図である。
【図6】コイルの巻外径Wに対する鉄心径dの割合(d/W)を変化させた場合の吸引力の最大吸引力に対する割合を示す図である。
【図7】断面長円鉄心の断面積S1を一定の大きさ(S1=45.4mm2)にした状態で長円の長軸aと短軸bとの比率a/bを変化させた場合の、投下コストを考慮した吸引力の指標(x2/y−1)を示す図である。
【図8】断面長円鉄心の断面積S1を一定の大きさ(S1=91.6mm2)にした状態で長円の長軸aと短軸bとの比率a/bを変化させた場合の、投下コストを考慮した吸引力の指標(x2/y−1)を示す図である。
【図9】本発明に係る電磁弁用ソレノイドの別の実施例を示す縦断正面図である。
【図10】本発明に係る電磁弁用ソレノイドの更に別の実施例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁用ソレノイド
3 ボディ
4 ボビン
4a ボビンの中心孔
5 固定鉄心
6 可動鉄心
7 コイル
8 磁気枠
9 磁気プレート
12 復帰ばね
P,A,R ポート
Claims (3)
- コイルを巻いたボビンと、該ボビンの中心孔に装着した固定鉄心と、該ボビンの中心孔に摺動可能に挿入され該ボビンの中心孔内に吸引力作用面を有し該コイルへの通電により吸引される可動鉄心と、これらを囲む磁気枠とを有し、ボディ幅がボディ奥行より短い電磁弁用ソレノイドにおいて、
上記固定鉄心、可動鉄心及びボビンの中心孔の断面形状を長円または略長方形にすると共に、
該ボビンに巻かれた断面が長円または略長方形のコイルの短軸側または短辺側の巻外径Wと、コイルの内側の断面積Sと同じ断面積の仮想円柱鉄心の直径dとの間に、d=(0.4〜0.8)Wの関係を持たせ、
上記固定鉄心及び可動鉄心の断面における長軸または長辺の長さaと短軸または短辺の長さbとの比率を、1.3≦a/b≦3.0とした、
ことを特徴とする電磁弁用ソレノイド。 - 固定鉄心及び可動鉄心の断面における長軸または長辺の長さaを、8.7〜15.5mmとし、同短軸または短辺の長さbを、4.6〜8.9mmとし、上記aとbの比率を、1.37≦a/b≦2.38とした、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁用ソレノイド。 - 上記長さaとbの比率を、1.6≦a/b≦2.8とした、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁用ソレノイド。
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