JP4220737B2 - 自由振動回路装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つのスイッチング要素と、少なくとも1つのスイッチング要素の主電流方向に対して逆並列に接続されているフリーホィーリングダイオードと、負荷回路と、少なくとも1つのスイッチング要素の少なくとも1つの制御インダクタンスおよび少なくとも1つの自己キャパシタンスを含んでいる制御振動回路とを有する負荷を作動させるための自由振動回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような種類の自由振動回路装置はドイツ特許第195 48 506号明細書から公知である。そこの図1にこの回路の動作原理が示されている。負荷回路に配置されているインダクタンスL2(この例ではランプチョーク)が2つの補助巻線HW1、HW2に結合され、補助巻線HW1は第1のスイッチング要素T1の制御振動回路に、補助巻線HW2は第2のスイッチング要素T2の制御振動回路に配置されている。それぞれの制御振動回路への負荷回路のエネルギーの電磁的な帰還結合により回路装置の振動が維持される。
【0003】
この回路装置の欠点は、巻線材が非常に高価であり、従ってトランジスタとならんで回路装置のコストを主として決定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、冒頭にあげた種類の自由振動回路装置を、振動の維持のために負荷回路の構成部分と制御振動回路の構成部分との電磁的結合を必要とせずに、振動の維持が可能にされるように改良することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によれば、冒頭にあげた種類の自由振動回路装置において、
少なくとも1つのスイッチング要素がミラーキャパシタンスを有し、スイッチング要素の制御電極と動作電極との間に作用するキャパシタンスが少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスを含み
少なくとも1つのスイッチング要素の自己キャパシタンスがその制御電極と基準電極との間に存在している入力キャパシタンスであり
第1および第2のスイッチング要素を有し、第1および第2のスイッチング要素が相補性に構成され、共通の制御振動回路と結合され各スイッチング要素が制御電極、動作電極および基準電極を有し、制御電極が互いに第1の接続点の形成のもとに、基準電極が互いに第2の接続点の形成のもとに接続され、制御インダクタンスが第1の接続点と第2の接続点との間に結合され
制御電極と動作電極との間に、キャパシタンスの充電および放電電流によりエネルギーが制御振動回路に供給されるように制御振動回路と結合されているキャパシタンスが作用し、回路装置が電磁的結合により制御振動回路にエネルギーを供給するための構成要素を有していないことを特徴とする自由振動回路装置により解決される。
【0006】
本発明は、振動の維持のために必要なエネルギーがキャパシタンスを介して制御振動回路に供給されるという認識に基づいている。高価な、しばしば個々に調製される変成器がそれによってもはや必要でなくなる。
【0007】
本発明による回路装置の別の利点は、回路装置がより少数の構成要素により実現されることにある。
【0008】
特に有利な実施態様では、少なくとも1つのスイッチング要素がミラーキャパシタンスを有し、スイッチング要素の制御電極と動作電極との間に作用するキャパシタンスが少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスを含んでいる。ミラーキャパシタンスはたとえば電界効果トランジスタにおいて現れる。回路の設計に応じて、少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスが単独で、制御振動回路に振動の維持のためのエネルギーを供給することが可能である。ミラーキャパシタンスが単独では十分でないとすれば、それに追加の個別的なキャパシタンスが並列接続され得る。
【0009】
従って、制御振動回路および少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスが、制御振動回路の振動が専ら少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスの充電および放電電流により維持されるように、互いに同調されていると特に有利である。このことは構成要素の別の節減をもたらす。しかし、前述のように、少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスに追加キャパシタンスが並列接続され、制御振動回路の振動が少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスおよび追加キャパシタンスの充電および放電電流により維持されてもよい。
【0010】
少なくとも1つのスイッチング要素の自己キャパシタンスとして、その制御電極と基準電極との間に存在している入力キャパシタンスが使用され得る。
【0011】
本発明による回路装置が第1および第2のスイッチング要素を有し、第1および第2のスイッチング要素が相補性に構成され、共通の制御振動回路に結合されていると好ましい。スイッチング要素の相補性の構成は両スイッチング要素に対する共通の制御振動回路の使用を可能にする。各スイッチング要素が制御電極、動作電極および基準電極を有し、制御電極が互いに第1の接続点の形成のもとに、基準電極が互いに第2の接続点の形成のもとに接続され、制御インダクタンスが第1の接続点と第2の接続点との間に結合されていると好ましい。
【0012】
しかし、同一の形式の第1および第2のスイッチング要素を有し、第1のスイッチング要素が第1の制御振動回路に、第2のスイッチング要素が第2の制御振動回路に結合されていてもよい。再び、各スイッチング要素が制御電極、動作電極および基準電極を有し、第1のスイッチング要素の基準電極が第2のスイッチング要素の動作電極に互いに接続され、それぞれの制御インダクタンスがそれぞれのスイッチング要素のそれぞれの制御電極と基準電極との間に結合されていると好ましい。この実現は、同一の形式の2つのスイッチング要素が使用され得る、それにより電気的挙動も同一であるという利点を有する。
【0013】
第1および第2のスイッチング要素がハーフブリッジ回路に配置されていると好ましい。
【0014】
負荷は好ましくは照明手段(特に低圧放電ランプ)である。しかし、本発明による回路を他の種類の負荷に使用することも可能である。
【0015】
少なくとも1つのスイッチング要素の入力キャパシタンスが回路装置の実現のために望ましくなく設定されている場合に対して、少なくとも1つのスイッチング要素の入力キャパシタンスに個別的な補足キャパシタンスを並列に接続すると好ましい。これにより、制御振動回路の設計に対する別の自由度が生ずる。
【0016】
負荷回路が、インダクタンスと、負荷に対して並列に接続されているキャパシタンスと、少なくとも1つの減結合キャパシタンスとを有する直列振動回路を含んでいると好ましい。インダクタンスは好ましくは電流制限および共振インダクタンスとして設計されている。
【0017】
少なくとも1つのスイッチング要素がバイポーラトランジスタまたはMOS電界効果トランジスタであると好ましい。回路装置が少なくとも1つのMOS電界効果トランジスタにより実現される場合には、MOS電界効果トランジスタのボディダイオードが、逆並列に接続されているフリーホィーリング回路を実現し得る。バイポーラトランジスタとしての少なくとも1つのスイッチング要素の実現の際には個別的なダイオードをフリーホィーリングダイオードとして設ける必要がある。
なお、制御電極、動作電極および基準電極を有する少なくとも1つのスイッチング要素がバイポーラトランジスタである場合、制御電極はバイポーラトランジスタのベース、動作電極はそのコレクタ、基準電極はそのエミッタとなる。一方、制御電極、動作電極および基準電極を有する少なくとも1つのスイッチング要素がMOS電界効果トランジスタである場合、制御電極はMOS電界効果トランジスタのゲート、動作電極はそのドレイン、基準電極はそのソースとなる。
【0018】
本発明の他の有利な実施態様は従属請求項にあげられている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下において本発明の実施例を添付の図面を参照して一層詳細に説明する。
【0020】
図1に示されている安定器は、ヒューズSiを介して4つのダイオードD1、D2、D3、D4を含んでいる整流器と接続されている電源端子L、Nを有する。コンデンサC1により平滑化された直流電圧はインダクタンスL1およびコンデンサC2を有するフィルタを介して自由振動回路装置のいわゆる中間回路電圧UZとして利用される。電圧UZに基づいてコンデンサC3が抵抗R1、R2を経て充電される。回路はさらに2つのMOS電界効果トランジスタT1、T2を含み、トランジスタT1のドレイン端子はコンデンサC2のプラス端子に、トランジスタT2のドレイン端子はコンデンサC2のマイナス端子に接続されている。両トランジスタT1、T2のソース端子は接続点VP1の形成のもとに互いに接続され、接続点VP1はコンデンサC3のプラス側端子と接続されている。コンデンサC3のマイナス側端子はダイオードD5および抵抗R3を介して接地点に接続されている。ダイオードD5および抵抗R3は、コンデンサC3が回路装置の作動中に放電されるように、すなわちトランジスタT2が導通状態に切換えられているときに、コンデンサC3のマイナス側端子と両トランジスタT1、T2の両ゲート端子との間に接続されているダイアックが回路装置の作動中に点弧すると障害となるので点弧しないようにする。接続点VP1とトランジスタT1、T2の互いに接続されているゲート端子との間にインダクタンスL2と抵抗R4との直列回路が配置されている。トランジスタT1のドレイン端子と接続点VP1との間に一方では抵抗R5とコンデンサC4の直列回路が配置され、この直列回路はコンデンサC5、照明手段LaならびにランプチョークL3から成る直列回路に並列に接続されている。照明手段LaにはコンデンサC5が並列に接続されている。
【0021】
図2は図1の安定器の一部分を示し、トランジスタキャパシタンスが破線で記入されている。それぞれのゲート端子とそれぞれのドレイン端子との間にそれぞれのミラーキャパシタンスCM,T1またはCM,T2が配置されており、それぞれのゲート端子とそれぞれのソース端子との間にそれぞれの入力キャパシタンスCE,T1、CE,T2が配置され、他方それぞれのドレイン端子とそれぞれのソース端子との間にそれぞれの出力キャパシタンスCAT1、CA,T2が配置されている。
【0022】
トランジスタ入力キャパシタンスCE,T1、CE,T2及び/又はミラーキャパシタンスCM,T1またはCM,T2が振動を維持するために十分に大きくない場合に対して、図3はこれらを大きくする好ましい可能性を示す。この際にキャパシタンスCMZがミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2に並列に接続され、他方キャパシタンスCEZが入力キャパシタンスCE,T1、CE,T2に並列に接続されている。
【0023】
図4は時間的順序で図2の回路装置の電流の流れを示す。これに対応して図5には図2に記入されている電圧に関係して図2の回路部分の種々の量の時間的経過が示されている。
【0024】
正常作動、すなわち自由振動回路装置の振動の維持の説明に入る前に、先ず、それ自体で維持する振動が生起するまでに経過する過程を説明しなければならない。コンデンサC2の両端にかかっている直流電圧によりコンデンサC3が抵抗R1、E2を経て充電されることから出発する。C3の両端の電圧上昇に基づいて、ダイアックの両端の電圧も上昇する。この電圧がダイアックのトリガー閾値を上回ると、ダイアックが導通し、それによって負の電圧パルスが相補性トランジスタT1、T2の両ゲート端子に到達する。これによりキャパシタンスCM,T1、CE,T1、CE,T2が充電され、他方キャパシタンスCM,T2が放電される。図4aに示されている電流の流れが生ずる。
【0025】
両トランジスタのゲート端子における負の電圧パルスによって、ダイアックの点弧によりトランジスタT2が開く(図5の時間区間4bの電流の流れIST2参照)。それにより負荷回路内にコンデンサC5、コンデンサC6ならびにインダクタンスL3を通る電流が流れ始める。絶対値が増大する電流IST2が図2に定められている電圧方向UCA,T2と反対方向に流れ、こうして負の符号を有する。ゲート電極における負の電圧パルスにより同時に制御電流IL2の上昇がインダクタンスL2により惹き起こされ、その大部分がトランジスタT1、T2の両入力キャパシタンスCE,T1、CE,T2の充放電状態を切換える。電流IL2はダイアックから供給される電圧と逆方向に作用するので、先の負のゲート電圧は解消される。
【0026】
図5を参照すると、時間区間4cの開始が、トランジスタT2の閾値電圧を下回った後にこのトランジスタT2が閉じ、インダクタンスL3に与えられる負荷電流が抵抗R5を経てのみ流れ、コンデンサC4を放電することにより特徴付けられている。コンデンサC4における電圧の変化と同時に両トランジスタT1、T2のミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2の両端の電圧も変化する。特にこれにより両ソース電極の接続点がほぼ電圧UZにおかれ、この電圧ストロークはミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2により全面的に引き受けられる。ミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2における電圧変化は
C=C・dUC(t)/dt
による電流の流れを生じさせる。
【0027】
これらの充電および放電電流ICM,T1、ICM,T2はインダクタンスL2を通る追加的な電流の流れを生じさせる。この位相で制御回路にミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2を介してエネルギーが供給される。
【0028】
時間区間4cの開始が、トランジスタT1におけるドレイン‐ソース間電圧の低下の後にその内部フリーホィーリングダイオードが導通状態になり、こうしてインダクタンスL3の電流の主部分を引き受けることにより特徴付けられている。負荷電流の大部分がトランジスタT1のフリーホィーリングダイオードを経て流れると直ちに(図5のIST1参照)、ミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2の充放電状態切換過程がほぼ終了されている。インダクタンスL2に与えられる電流はいま主として両トランジスタT1、T2の両入力キャパシタンスCE,T1、CE,T2を充電し、また先ず零までのゲート電圧のその後の低下を、また続いて正の電圧値への上昇を生じさせる。トランジスタT1の閾値電圧を上回った後にこのトランジスタT1がスイッチオンされる。インダクタンスL2に与えられた電流はT1のオン位相中に零に減衰し、それによって時間区間4eの開始が特徴付けられている。両トランジスタT1、T2の入力キャパシタンスCE,T1、CE,T2が相応に充電されるので、電流はいま充電されたキャパシタンスからゲート回路L2、R4へ流れ得る(負荷回路と同様に制御回路でも電流反転が生ずる)。いまインダクタンスL2を通って反転された方向に流れる制御電流IL2はまだ正のゲート電圧に逆作用する。それに基づいて減少するゲート電圧が続いてトランジスタT1の閾値電圧を下回るので、これがオフ状態に切換わる。これは図5の時間区間4fの開始である。インダクタンスL3に与えられた電流はいま再び抵抗R5を経て流れ、コンデンサC4を充電する。コンデンサC4における電圧の変化と同時に両トランジスタT1、T2のミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2の両端の電圧も変化する。それにより強制される充電および放電電流ICM,T1、ICM,T2が新たにインダクタンスL2を通る追加的な流れを生じさせる(図5の一番下の図を参照)。この位相で制御回路に再びミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2を経てエネルギーが供給される。トランジスタT2の電圧上昇の後にトランジスタT2の内部フリーホィーリングダイオードが導通状態になり、インダクタンスL3の電流の主部分を引き受ける(時間区間4gの開始を参照)。負荷電流の大部分がトランジスタT2のフリーホィーリングダイオードを経て流れると直ちに、ミラー‐充放電状態切換過程はほぼ終了している。インダクタンスL2に与えられた電流IL2は主としてトランジスタT1、T2の両入力キャパシタンスCE,T1、CE,T2を充電し、先ず零までのゲート電圧のその後の低下を、また続いて負の電圧値への上昇を生じさせる。
【0029】
図4および図5の時間区間4b〜4gのスイッチング過程はその後も順次に進行するので、制御回路ならびに負荷回路に連続的に往復振動する電流の流れが生ずる。この初期の振動の振動数は負荷回路の共振振動数よりも多少高い。共振振動により照明手段Laの両端の電圧が、照明手段が点弧するように、上昇する。負荷電流の大部分はいま照明手段Laを経て流れる。照明手段自体は点弧の後にほとんど純粋なオーム性負荷のように作用し、振動回路を、最後に安定点灯のために必要な電圧が照明手段Laの両端に生ずるように減衰させる。
【0030】
本発明の新規な点は原理的に、制御振動回路に時間区間4c、4fで両スイッチング要素T1、T2のミラーキャパシタンスCM,T1、CM,T2の充電および放電過程により、振動を維持するだけのエネルギーを供給することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自由振動回路装置を有する照明手段を点灯するための安定器の回路図。
【図2】トランジスタキャパシタンスが破線で記入されている図1の安定器の一部分の回路図。
【図3】トランジスタの入力キャパシタンスおよびミラーキャパシタンスを高めるための追加的なキャパシタンスを有する図1の安定器の一部分の回路図。
【図4】図2による部分に生ずる電流の流れの時間的順序を説明するための回路図。
【図5】図2の部分の種々の量の時間的経過を説明するための回路図。
【符号の説明】
T1、T2 スイッチング要素
L2 制御インダクタンス
E,T1、CE,T2 入力キャパシタンス
M,T1、CM,T2 ミラーキャパシタンス
MZ 追加キャパシタンス
La 負荷(照明手段)

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)と、少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)の主電流方向に対して逆並列に接続されているフリーホィーリングダイオードと、負荷回路(L3、C6、C5)と、少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)の少なくとも1つの制御インダクタンス(L2)および少なくとも1つの自己キャパシタンス(CE,T1、CE,T2)を含んでいる制御振動回路(L2、CE,T1、CE,T2)とを有する負荷(La)を作動させるための自由振動回路装置において、
    少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)がミラーキャパシタンス(C M,T1 、C M,T2 )を有し、スイッチング要素(T1、T2)の制御電極と動作電極との間に作用するキャパシタンスが少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)のミラーキャパシタンス(C M,T1 、C M,T2 )を含み
    少なくとも1つのスイッチング要素の自己キャパシタンスがその制御電極と基準電極との間に存在している入力キャパシタンス(C E,T1 、C E,T2 )であり
    第1および第2のスイッチング要素(T1、T2)を有し、第1および第2のスイッチング要素(T1、T2)が相補性に構成され、共通の制御振動回路(L2、C E,T1 、C E,T2 )と結合され各スイッチング要素(T1、T2)が制御電極、動作電極および基準電極を有し、制御電極が互いに第1の接続点の形成のもとに、基準電極が互いに第2の接続点の形成のもとに接続され、制御インダクタンス(L2)が第1の接続点と第2の接続点との間に結合され
    制御電極と動作電極との間に、キャパシタンス(CM,T1、CM,T2)の充電および放電電流(ICM、1、ICM、2)によりエネルギーが制御振動回路(L2、CE,T1、CE,T2)に供給されるように制御振動回路(L2、CE,T1、CE,T2)と結合されているキャパシタンス(CM,T1、CM,T2)が作用し、回路装置が電磁的結合により制御振動回路にエネルギーを供給するための構成要素を有していないことを特徴とする自由振動回路装置。
  2. 制御振動回路(L2、CE,T1、CE,T2)および少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)のミラーキャパシタンス(CM,T1、CM,T2)が、制御振動回路(L2、CE,T1、CE,T2)の振動が専ら少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)のミラーキャパシタンス(CM,T1、CM,T2)の充電および放電電流(ICM、1、ICM、2)により維持されるように、互いに同調されていることを特徴とする請求項記載の回路装置。
  3. 少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)のミラーキャパシタンス(CM,T1、CM,T2)に追加キャパシタンス(CMZ)が並列接続され、制御振動回路(L2、CE,T1、CE,T2)の振動が少なくとも1つのスイッチング要素のミラーキャパシタンスおよび追加キャパシタンス(CMZ)の充電および放電電流(ICM、1、ICM、2)により維持されることを特徴とする請求項記載の回路装置。
  4. 同一の形式の第1および第2のスイッチング要素(T1、T2)を有し、第1のスイッチング要素(T1)が第1の制御振動回路に、第2のスイッチング要素(T2)が第2の制御振動回路に結合されていることを特徴とする請求項1乃至の1つに記載の回路装置。
  5. 各スイッチング要素(T1、T2)が制御電極、動作電極および基準電極を有し、第1のスイッチング要素(T1)の基準電極が第2のスイッチング要素(T2)の動作電極と互いに接続され、それぞれの制御インダクタンスがそれぞれのスイッチング要素のそれぞれの制御電極と基準電極との間に結合されていることを特徴とする請求項記載の回路装置。
  6. 第1および第2のスイッチング要素(T1、T2)がハーフブリッジ回路に配置されていることを特徴とする請求項乃至の1つに記載の回路装置。
  7. 負荷が照明手段、特に低圧放電ランプであることを特徴とする請求項1乃至の1つに記載の回路装置。
  8. 少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)の入力キャパシタンス(CE,T1、CE,T2)に補足キャパシタンス(CEZ)が並列接続されていることを特徴とする請求項1乃至の1つに記載の回路装置。
  9. 負荷回路が、インダクタンス(L3)と、負荷に対して並列に接続されているキャパシタンス(C6)と、少なくとも1つの減結合キャパシタンス(C5)とを有する直列振動回路を含んでいることを特徴とする請求項1乃至の1つに記載の回路装置。
  10. 少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)がMOS電界効果トランジスタであり、少なくとも1つのスイッチング要素(T1、T2)に逆並列に接続されているフリーホィーリングダイオードがそのボディダイオードであることを特徴とする請求項1乃至の1つに記載の回路装置。
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