JP4190692B2 - 物品の搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は多数の物品を高速で搬送するための物品の搬送装置に関し、より詳しくは、間欠的に供給される複数列の物品を一列にして連続的に排出し、又は一列で連続的に供給される物品を間欠的に複数列で排出するための搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多数のホルダーが等間隔に配置されたエンドレスコンベアが一対の平行部をもつ環状軌道に沿って一方向に回転し、かつ平行部の一方側と他方側で異なる動作特性を有する搬送装置が、特開平2−296617号公報(米国特許第5,096,041号)に開示されている。その動作特性の1つは、上記エンドレスコンベアが上記一方側において間欠的に移動し、他方側において連続的に走行するというものである。この動作特性によれば、上記搬送装置は前記一方側において複数のホルダーに同時に物品の供給を受け、前記他方側において物品を連続的に排出することが可能となる。
上記公報では、エンドレスコンベアの平行部の一方側と他方側に異なる動作特性を持たせるための具体的な機構として、キャリッジに回転自在に保持された一対のロールと、そのロールに掛け渡されたエンドレスコンベアと、エンドレスコンベアを回転駆動する駆動輪と、その駆動輪と共通の駆動軸に取り付けられ共に回転してキャリッジを往復動させるカムを備えた機構が挙げられている。
【0003】
また、特開平10−310230号公報には、多数のホルダーが等間隔に配置されたエンドレスチェーンが一対のスプロケットに掛け渡され、一対の平行部をもつ環状軌道に沿って一方向に回転し、かつ上記エンドレスチェーンが平行部の一方側において間欠的に停止し、他方側において連続的に走行するという動作特性を有する搬送装置が記載されている。
この公報では、平行部の一方側と他方側に異なる動作特性を持たせるための具体的な機構として、前記一対のスプロケットの下方位置において同軸に設置された一対の別のスプロケットと、そのスプロケットに掛け渡された駆動用のエンドレスチェーンと、前記一対のスプロケットを回転自在に保持する連結部材と、駆動用のエンドレスチェーンの平行部の一方側及び他方側にそれぞれ配設された間欠駆動用スプロケットと連続駆動用スプロケットを備えた機構が挙げられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記搬送装置によれば、平行部の一方側において間欠的に供給される1列又は複数列の物品を、平行部の他方側において一列にして連続的に排出することができる。しかし、特開平2−296617号公報の機構では、キャリッジの往復動がカムにより行われ、かつ1つの駆動軸でカムと駆動輪を同時に回転しているため、キャリッジのストロークや一度に供給できる物品の個数などが当初セッティング時の定まったパターンでしか運転できず、汎用性に欠けるという問題がある。
また、特開平10−310230号公報の機構では、前記動作特性の実現に伴う全ての負荷(往復動するスプロケット、走行スピードを変える多数のホルダー等)が1つの駆動用エンドレスチェーンに掛かる構造のため、その駆動用エンドレスチェーンに無理が掛かって伸びやすく、そのため運転中に位置決め精度が低下する(ホルダーの停止位置がずれてくる)という問題がある。特に高速運転する場合はスプロケットやホルダーの加速度が大きくなり、チェーンに掛かる負荷も大きくなる。なお、特開平10−310230号公報の搬送装置では、物品を一列で供給しているが、多数の物品を同時に多列で供給する場合は、さらに位置決め精度が重要となる。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、間欠的に供給される複数列の物品を一列にして連続的に排出したり、一列で連続的に供給される物品を間欠的に複数列で排出できるようにした物品の搬送装置において、種々のパターンの動作特性が選択できるなど汎用性があり、高速運転でも位置決め精度の低下が生じない物品の搬送装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る物品の搬送装置は、等間隔に配置された多数の物品保持部材を一対の平行部をもつ環状軌道に沿って一方向に回転搬送する回転搬送機構と、該回転搬送機構全体を前記平行部に沿って所定距離往復動させる往復駆動機構を備え、前記回転搬送機構と往復駆動機構はそれぞれ独立した駆動装置を備え、前記物品保持部材は前記回転搬送と往復動が合成された移動速度を有し、前記平行部の一方側において一度に前記物品保持部材の取付間隔の整数倍の距離ずつ間欠的に移動し、かつ前記平行部の他方側において一定速度で連続的に移動することを特徴とする。この搬送装置では、前記回転搬送機構及び往復駆動機構の駆動源がいずれもサーボモータであることが望ましく、上記動作特性を実現するため、前記物品保持部材の回転搬送速度は前記回転搬送機構の往動時と復動時で異なる値に設定され、かつ前記回転搬送機構の往動速度と復動速度は異なる値に設定される。
【0007】
上記搬送装置では、前記平行部の一方側において前記物品保持部材が停止したとき、複数個の物品保持部材に同時に物品が供給され、前記平行部の他方側において連続移動する前記物品保持部材から物品が順次排出されるか、あるいは、前記平行部の他方側において連続移動する前記物品保持部材に物品が連続的に供給され、前記平行部の一方側において前記物品保持部材が停止したとき、複数個の物品保持部材から同時に物品が排出される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をリテーナ式包装システム(リテーナ内に包装袋を収容し、該リテーナを搬送しながらその搬送途中で包装袋に対し充填物の充填、袋口のシール等の包装諸操作動作を行うようにした包装システム)に適用した例を、図1〜図17を参照して詳細に説明する。
まず、図1はそのリテーナ式包装システムの概略を示す平面図である。このリテーナ式包装システムでは、リテーナはループ状に形成された搬送経路をコンベアにより搬送され、該搬送経路に沿って配置された複数個の装置により包装諸操作を受ける。
【0009】
主搬送経路(実線矢印で示す経路)1に沿って設置されているのは、一定速度で搬送されるリテーナに空袋(空の袋)を供給する給袋装置2、袋口の開口装置3、液状物予備充填装置4、固形物充填装置5、液状物充填装置6、スチーム脱気装置7、シール装置8、一定速度で搬送されるリテーナ内の実袋(充填物が充填された袋)を抜き取り製品搬送コンベア9上に排出する排出装置10である。また、不良リテーナ排出経路(破線矢印で示す経路)11に沿って不良袋排出装置12が設置され、洗浄経路(仮想線で示す経路)13に沿ってリテーナ洗浄装置14及び乾燥装置15が設置されている。なお、洗浄経路13は通常は閉鎖しておき、リテーナが汚れてきた場合に開通させる。
【0010】
始めに主搬送経路1に沿って設置された各装置について説明すると、空のリテーナR(図14(a)に例示)は給袋装置2(後ほど詳細に説明)によりその挿入溝Rbに空袋Wの供給を受け(図14(b)参照)、開口装置3に搬送される。
開口装置3はロータリー型開口装置であり、周囲に複数個の開口手段を等間隔に配置したローター16を備え、挿入溝Rbに空袋Wが挿入されたリテーナRが導入されると、一回転する間に前記開口手段がその空袋Wの袋口を両側から真空吸引して開口し(図14(b)→(c))、次の工程に送り出す。ローター16へのリテーナRの導入は、同期回転するタイミングスクリュー17とスターホイール18aを介して行われ、次工程へのリテーナRの送り出しもスターホイール18bとタイミングスクリュー19を介して行われる。
【0011】
以下、液状物予備充填装置4、固形物充填装置5、液状物充填装置6、スチーム脱気装置7、シール装置8も全てロータリー式であり、リテーナRの導入及び送り出しはいずれもスターホイールとタイミングスクリューにより行われる。そして、液状物予備充填装置4で袋に液状物が予備充填され、固形物充填装置5で固形物が充填され、液状物充填装置6でさらに液状物が充填される。このとき、固形物より先に液状物の予備充填を行うのは、固形物充填により袋の底に空気溜りができるのを予め防止するためである。続いて、スチーム脱気装置7ではスチームを吹き込んで袋内の空気を排除した後、直ちに袋口を仮シールし、シール装置8では2度のシールと冷却シール(シール部分の冷却)が行われる。
排出装置10では、搬送されてきたリテーナRからシール済みの実袋を抜き取り、製品搬送コンベア9上へ整列状態で排出する。また、排出装置10から送り出された空のリテーナRは主搬送経路1上を給袋装置2に向けて搬送される。
【0012】
不良リテーナ排出経路11は、主搬送経路1から固形物充填装置5の下流側で分岐し、給袋装置2の上流側で再び合流する経路である。図示しない不良リテーナ排出手段が、袋が挿入されていない空のリテーナや不良袋(開口されなかった袋、リテーナ内で位置ずれを起こしている袋、計量不足の袋、シール部分に液が付着した袋など、正常な包装操作を阻害する要因をもつ袋)が挿入されたリテーナを主搬送経路1から排除してこの不良リテーナ排出経路11に送り出し、不良袋排出装置12により不良袋が挿入されたリテーナから不良袋を抜き出し、空のリテーナを再び主搬送経路1(1a)に合流させる。
洗浄経路13は、排出装置10の下流側と給袋装置2の上流側をつなぐ経路であり、リテーナが汚れた場合に主搬送経路1(1a)に代えて使用される。リテーナをリテーナ洗浄装置14で洗浄し、乾燥装置15で乾燥した後、給袋装置2の上流側において主搬送経路1に送り出す。
【0013】
次に給袋装置2について詳細に説明する。給袋装置2には本発明に係る搬送装置(空袋保持部材搬送装置21)が含まれ、図2はその概念図である。
この給袋装置2は、空袋保持部材搬送装置21、図示しない空袋供給装置、リテーナ搬送装置22及び図示しない挿入装置からなる。空袋保持部材搬送装置21は、無端状のコンベアチェーンに等間隔に配置された多数の空袋保持部材(図2では空袋保持部材の代わりに空袋Wを図示している)を一対の平行部をもつ環状軌道に沿って一方向に回転搬送する回転搬送機構23(駆動源は速度可変の駆動モータM1)と、該回転搬送機構23全体を前記平行部に沿って所定距離往復動させる往復駆動機構24(駆動源は速度可変の駆動モータM2)を備える。空袋供給装置は前記平行部の一方側(空袋供給側A)に配置されて、空袋供給側Aを移動する複数の空袋保持部材に同時に各1枚ずつ空袋Wを供給し、リテーナ搬送装置22は前記平行部の他方側(リテーナ側B)に配置され、平行部に沿って多数のリテーナRを等間隔で連続的に一定速度で搬送し、挿入装置がリテーナB側を移動する空袋保持部材から空袋Wを排出し、下方を搬送されるリテーナRに挿入する。なお、回転搬送機構23のコンベアチェーン上の空袋保持部材の取付ピッチは、リテーナRの搬送ピッチと等しく設定される。
【0014】
空袋保持部材搬送装置21では、回転搬送機構23が速度可変の駆動モータM1により空袋保持部材を回転搬送し、かつ回転搬送機構23全体が送り速度可変の駆動モータM2により前記平行部に沿った方向に所定距離往復動され、一方、リテーナ搬送装置22は駆動モータM3により常に一定速度(V0)で、前記環状軌道のリテーナ側Bにおける搬送方向と同一方向にリテーナRを搬送する。
駆動モータM1による空袋保持部材の回転搬送速度及び駆動モータM2による回転搬送機構23の往復動速度は、往動時(リテーナRの搬送方向に動くときを往動とする・・・・図2では実線→仮想線の動き)と復動時(仮想線→実線の動き)で異なる値に設定され、その際、空袋供給側Aにおいて往動時に駆動モータM1による空袋保持部材の回転搬送速度(U1)と駆動モータM2による回転搬送機構23の往動速度(U3)が合成(相殺)されて、空袋保持部材の移動速度がゼロになり、また、リテーナ側Bにおいて往復動時の駆動モータM1による空袋保持部材の回転搬送速度(往動時U1、復動時U2)と駆動モータM2による回転搬送機構23の往復動速度(往動時U3、復動時U4)が合成されて、空袋保持部材の移動速度が常時リテーナRの搬送速度と同一になるように設定されている。
上記のように設定することにより、空袋供給側Aにおいて、回転搬送機構23の往動時に図示しない空袋供給装置から移動速度ゼロ(停止状態)の空袋保持部材に空袋Wを供給し、一方、リテーナ側Bにおいて、リテーナRと同一の移動速度で移動する空袋保持部材から空袋Wを排出し、リテーナRに連続的に挿入することができる。なお、空袋供給側Aにおいて一度に複数個の空袋保持部材に空袋Wを供給することにより、給袋装置の作業効率が向上する。
【0015】
この給袋装置では、処理能力S(袋/分)、一度に供給される空袋数n(個)、リテーナRの搬送ピッチ(=空袋保持部材の取付ピッチ)p(m)、及び回転搬送機構23の往動時間(=空袋供給側Aにおける空袋保持部材の間欠停止時間)t1(秒)の条件が設定されると、各駆動モータの駆動条件等を求めることができる。下記式は、図3に示すように各駆動モータにおいて往動時の速度から復動時の速度への切り替え(あるいは復動時の速度から往動時の速度への切り替え)が即座に行われると仮定したときの計算例である。
下記式において、各記号は下記の意味をもつ。
t2;回転搬送機構の復動時間(=空袋供給側Aにおける空袋保持部材の間欠移動時間)
M(m);回転搬送機構の往動距離(=復動距離)
U1(m/分);空袋保持部材の回転搬送速度(回転搬送機構の往動時)
U2(m/分);空袋保持部材の回転搬送速度(回転搬送機構の復動時)
U3(m/分);回転搬送機構の往動速度
U4(m/分);回転搬送機構の復動速度
V0(m/分);リテーナの搬送速度
V1(m/分);リテーナ側Bにおける空袋保持部材の合成された移動速度(回転搬送機構の往動時)
V2(m/分);リテーナ側Bにおける空袋保持部材の合成された移動速度(回転搬送機構の復動時)
V3(m/分);空袋供給側Aにおける空袋保持部材の合成された移動速度(回転搬送機構の往動時)
V4(m/分);空袋供給側Aにおける空袋保持部材の合成された移動速度(回転搬送機構の復動時)
【0016】
t2=60×n/S−t1
M=(t1×S×p/2)/60
U1=S×p/2
U2=S×p+(t1×S×p/2)/(60×n/S−t1)
U3=S×p/2
U4=(t1×S×p/2)/(60×n/S−t1)
V0=V1=V2=p×S
V3=0
V4=60×n×p/(60×n/S−t1)
【0017】
また、空袋供給側Aにおいて空袋保持部材が回転搬送機構23の復動時に移動する距離(回転搬送機構による搬送距離と回転搬送機構の復動距離が合成された移動距離)をLとすると、Lは移動速度V4で復動時間(t2/60)分のあいだ進む距離ということができるから、次のように表される。
L=V4×t2/60
この式に前記V4、t2を代入して計算すると、次のようになる。
L=p×n
つまり、回転搬送機構23の空袋供給側Aでは、復動時間の間に空袋保持部材がn個分ずつ移動することになり、一方、往動時間の間に空袋はn個ずつ供給されるのであるから、結局、全ての空袋保持部材に対して間欠的に順次空袋の供給が行えることになり、空袋保持部材が歯抜け状態(空袋がない状態)でリテーナ側Bに向け移動することは防止される。
なお、以上の計算例では、各駆動モータの速度の切り替えが即座に行われると仮定したが、実際の装置では駆動モータの速度の切り替えは即座にはできず、切換時にのみ加減速運転となるので、その点を考慮した計算を行う必要がある。
【0018】
次に、図4は本発明に係る容器排出装置10の概念図であり、この容器排出装置10には本発明に係る搬送装置(容器保持部材搬送装置25)が含まれる。
排出装置10は、実袋保持部材搬送装置25(図示しない実袋保持部材開放装置を含む)、リテーナ搬送装置26及び製品搬送コンベア9からなる。実袋保持部材搬送装置25は、無端状のコンベアチェーンに等間隔に配置された多数の実袋保持部材(図4では実袋保持部材の代わりに実袋W1を図示している)を一対の平行部をもつ環状軌道に沿って一方向に回転搬送する回転搬送機構27(駆動源は速度可変の駆動モータM4)と、その回転搬送に伴い該実袋保持部材の昇降及び開閉を行う作動機構(図示せず、前記実袋保持部材開放装置を含む)と、回転搬送機構27全体を前記平行部に沿って所定距離往復動させる速度可変の往復駆動機構28(駆動源は速度可変の駆動モータM5)を備える。リテーナ搬送装置26は前記平行部の一方側(リテーナ側C)に配置されて、平行部に沿って多数のリテーナRを等間隔で連続的に一定速度で搬送し、実袋保持部材開放装置及び製品搬送コンベア9はそれぞれ前記平行部の他方側(実袋排出側D)に配置される。そして、リテーナ側Cを移動する実袋保持部材に各リテーナRから順次実袋W1が供給され(実施の形態としては実袋保持部材がリテーナRから抜き取る)、実袋排出側Dを移動する実袋保持部材が実袋保持部材開放装置の作用を受けて、実袋W1を製品搬送コンベア9上に排出する。なお、回転搬送機構27のコンベアチェーン上の実袋保持部材の取付ピッチは、リテーナRの搬送ピッチと等しく設定されている。
【0019】
実袋保持部材搬送装置25では、回転搬送機構27が速度可変の駆動モータM4により実袋保持部材を回転搬送し、かつ回転搬送機構27全体が送り速度可変の駆動モータM5により前記平行部に沿った方向に所定距離往復動され、一方、リテーナ搬送装置26は駆動モータM6により常に一定速度(V0)で、前記環状軌道のリテーナ側Cにおける搬送方向と同一方向にリテーナRを搬送する。
駆動モータM4による実袋保持部材の回転搬送速度及び駆動モータM5による回転搬送機構27の往復動速度は、往動時(リテーナRの搬送方向に動くときを往動とする・・・・図4では実線→仮想線の動き)と復動時(仮想線→実線の動き)で異なる値に設定され、その際、実袋排出側Dにおいて往動時に駆動モータM4による実袋保持部材の回転搬送速度(U1)と駆動モータM5による回転搬送機構27の往動速度(U3)が合成(相殺)されて、実袋保持部材の移動速度がゼロになり、また、リテーナ側Cにおいて往復動時の駆動モータM4による実袋保持部材の回転搬送速度(往動時U1、復動時U2)と駆動モータM5による回転搬送機構27の往復動速度(往動時U3、復動時U4)が合成されて、その移動速度が常時リテーナRの搬送速度と同一になるように設定されている。
【0020】
上記のように設定することにより、リテーナ側Cにおいて、リテーナRと同一の移動速度で移動する実袋保持部材にリテーナRから実袋W1が連続的に供給され、実袋排出側Dにおいて、回転搬送機構27の往動時に合成速度ゼロ(停止状態)の前記実袋保持部材に実袋保持部材開放装置が作用し製品搬送コンベア9上へ実袋W1が排出される。なお、実袋排出側Dにおいて一度に複数個の実袋保持部材から実袋W1を排出することにより、排出装置の作業効率が向上するとともに、製品搬送コンベア9上へ複数個整列した状態で実袋W1を排出できる利点がある。
なお、この排出装置における各駆動装置の駆動条件等は前記給袋装置と同様に設定すればよい。
【0021】
次に、図5〜図14を参照して、前記給袋装置2をより具体的に説明する。
この給袋装置2の一部である空袋保持部材搬送装置21は、図5〜8に示すように、ベッド31の上に設置された往復駆動機構24、該往復駆動機構24上に設置され多数の空袋保持部材32を一対の平行部を有する環状軌道に沿って回転搬送する回転搬送機構23からなる。
往復駆動機構24は、フレーム33、34の下面に設置されたスライド部材35〜38、ベッド31上に固定されスライド部材35〜38がその上を摺動自在であるレール39〜42、ベッド31上に固定された軸受43、44とそれに回転自在に支持されたねじ棒45、それを回転駆動する速度可変の駆動モータ(サーボモータ)M2、フレーム33の下面に固定されねじ棒45に螺合するナット部材46、回転搬送機構23を支持する支持フレーム47、48からなり、駆動モータM2を正逆駆動させることにより回転搬送機構23全体を左右に往復移動させることができる。
【0022】
回転搬送機構23は、主フレーム49に回転自在に支持された支軸51、52、該支軸51、52に固定されたスプロケット53〜56、上側のスプロケット53、55の間に掛け渡された上側コンベアチェーン57と下側のスプロケット54、56の間に掛け渡された下側コンベアチェーン58を備え、これらの上下コンベアチェーン57、58には空袋保持部材32が取付部材59を介して外向きに等間隔(ピッチ=p)で取り付けられている。この空袋保持部材32は、図13に示すように、前方側に開口する縦溝32aを有し、その縦溝の中程に空袋Wが挿入される縦方向スリット32bが形成されている。また、上下コンベアチェーン57、58は平行部においてそれぞれ主フレーム49上に設置されたチェーンガイド61により両側をガイドされて走行する。
この回転搬送機構23は、回転速度可変の駆動モータ(サーボモータ)M1を有し、その駆動力がギヤを介して支軸51に伝達され、スプロケット53〜56を介してコンベアチェーン57、58を回転させ、それにより空袋保持部材32を前記環状軌道に沿って回転搬送する。
【0023】
そのほか、空袋供給側Aからリテーナ側Bにかけての主フレーム49の周囲には、空袋保持部材32の環状軌道に沿って袋受け台62が設置されている。この袋受け台62は、空袋保持部材32のスリット32bに収容された空袋Wが途中で落下しないようにするためのもので、リテーナ側Bでは途中から落下を許容するための溝62aが形成され、その溝62aの下面には空袋Wを下方を等速で搬送されるリテーナRの溝に案内する挿入ガイド63が取り付けられている。なお、リテーナRは、例えば図14に示すように、外壁に平行部Raを有し、内部に空袋が挿入される溝Rbと開口時の袋の胴部を収容する断面略円形の有底保持穴Rcを有する。
【0024】
給袋装置2の一部である空袋供給装置65は、図9に示すように、例えば特開平8−337217号公報に記載されたと同様のコンベアマガジン式空袋供給装置を利用したものであり、空袋保持部材32の環状軌道の外側に、袋口を前方下向きとし一部が重なり合った状態で置かれた多数の空袋を連続的に搬送するベルトコンベア66、その左右に設置された空袋の両側縁をガイドするガイド板67、ベルトコンベア66より早い速度で回転し、該ベルトコンベア66で搬送される先頭の空袋を後続の空袋から分離して前方に早送りする早送りベルト68、その前方のストッパー69に当たって停止した空袋Wを、先端に取り付けた吸盤により真空吸引して所定距離持ち上げる吸着取出アーム71、及びその空袋を先端に取り付けた吸盤により吸着し、上方に回動してちょうど空袋保持部材32の真上にもっていく吸着スイングアーム72等を備える。また、空袋保持部材32の環状軌道の内側に、昇降軸73により昇降する昇降アーム74が設置されている。この昇降アーム74は先端に取り付けた吸盤により、吸着スイングアーム72が空袋保持部材32の真上位置にもたらした空袋Wを受け取り、そのまま垂直に下降させて空袋保持部材32のスリット32bに挿入する。
空袋供給側Aにはこの空袋供給装置65が複数台(n台)並設され、同時にn個の空袋保持部材32に空袋を供給できるようになっている。
【0025】
この給袋装置では、図10〜12に示すように、リテーナ搬送装置22がリテーナRの搬送と空袋Wの挿入を同時に行うようになっている。
このリテーナ搬送装置22は、主としてベッド31の下部に設置された駆動機構75、ベッド31の上に設置されたリテーナ搬送兼空袋挿入機構76、リテーナRを載置して主搬送経路1上を搬送するリテーナ搬送コンベア77、リテーナ導入スクリュー78等からなる。
【0026】
リテーナ搬送兼空袋挿入機構76は、主フレーム79に回転自在に支持された支軸81、82、該支軸に固定されたスプロケット83〜86(84のみ図示省略)、上側のスプロケット83、85の間に掛け渡された上側コンベアチェーン87と下側のスプロケット84、86の間に掛け渡された下側コンベアチェーン88を備え、これらの上下コンベアチェーン87、88には昇降部材ガイド軸89が取付部材91を介して外向きに等間隔(ピッチ=p)で取り付けられている。上下コンベアチェーン87、88は平行部においてそれぞれ主フレーム79上に設置されたチェーンガイド92により両側をガイドされて走行する。昇降部材ガイド軸89には昇降部材93が摺動自在に取り付けられ、該昇降部材93には空袋挿入ピン94が外向きに、カムフォロワ(ローラ)95が内向きに取り付けられている。また、昇降部材ガイド軸89の下端にはリテーナ間隔保持部材96及び板ばね97が取り付けられている。
【0027】
ここで、このリテーナ搬送装置22の駆動機構75について述べると、この駆動機構75は駆動モータ(サーボモータ)M3を有し、その駆動モータM3の駆動力がベルト、プーリー、減速機98、歯車等を介して支軸82に伝達され、スプロケット83〜86を介してコンベアチェーン87、88を回転させ、それにより前記昇降部材ガイド軸89が一対の平行部を有する環状軌道に沿って回転搬送される。また、駆動モータM3の駆動力は、ベルト、プーリー、伝導軸99等を介してリテーナ導入スクリュー78に伝達される。
【0028】
リテーナ搬送兼空袋挿入機構76では、さらに、昇降部材ガイド軸89の前記環状軌道の両平行部に沿って昇降部材昇降用カム101、102が傾斜して設置され、そこを前記カムフォロワ95が走行するようになっている。また、リテーナ導入側に位置する支軸81には、前記昇降部材昇降用カム101、102の上端に連なる高さにカムプレート103が取り付けられ、カムフォロワ95がその上に乗るようになっている。
そして、駆動モータM3によりコンベアチェーン87、88が回転して昇降部材ガイド軸89が一定速度で回転移動すると、カムフォロワ95が昇降部材昇降用カム101、102に沿って移動するため、前記平行部のリテーナ側Eにおいて昇降部材93はしだいに下降し、反対側の平行部Fにおいてしだいに上昇する。この昇降高さは、昇降部材93に取り付けられた空袋挿入ピン94が、リテーナ側Eの上昇端においてその先端が空袋保持部材32に保持された空袋Wの直上に位置し、下降端において空袋Wを空袋保持部材32から抜き出して下方のリテーナRに挿入できるように設定されている。
【0029】
また、このリテーナ搬送兼空袋挿入機構76は、リテーナ搬送コンベア77に載置され搬送されてきたリテーナRを一定の搬送速度(V0)及び間隔(p)で、リテーナ側Bにある空袋保持部材32の真下を搬送させる役割をもつ。つまり、リテーナ搬送コンベア77上のリテーナRの搬送速度及び間隔は、まずリテーナ導入スクリュー78により調整され、続いて昇降部材ガイド軸89とともに一定速度で移動するリテーナ間隔保持部材96により一定の搬送速度(V0)及び間隔(p)に調整される。また、リテーナRは搬送中、板ばね97により平行面Raをリテーナ搬送用ガイド104に押し付けられる。これにより、搬送されるリテーナRの空袋挿入溝Rbと空袋保持部材32の縦方向スリット32bの位置が上下で確実に揃うように位置決めされる。
【0030】
以上説明した給袋装置全体の動作について再び簡単に説明する。
空袋保持部材搬送装置21は、先に図2を用いて説明したように作動し、空袋保持部材32は空袋供給側Aにおいて回転搬送機構23の往動時に移動速度ゼロ(停止状態)となり、その間に空袋供給装置65が複数個(n個)の空袋保持部材32のスリット32bに空袋Wを挿入する。いいかえれば、空袋保持部材32に空袋Wが供給される。続いて、その空袋Wは下端を袋受け台62に支えられた状態で、空袋保持部材32とともに移動する。一方、リテーナ側Bでは空袋保持部材32は常に一定速度(V0)で移動し、また、その下方ではリテーナRが、リテーナ搬送装置22により空袋保持部材32と同一の搬送速度(V0)、同一の搬送ピッチ(p)で、かつ空袋保持部材32と上下方向に揃った状態で搬送されている。
リテーナ側Bにおいて空袋保持部材32が袋受け台62の溝62aの位置にきたとき、リテーナ搬送装置22では空袋挿入ピン94が下降をはじめ、空袋保持部材32のスリット32bに収容された空袋Wを上から押えて下方に抜き出し、挿入ガイド63を通して下方を搬送されるリテーナRの溝Rbに挿入する。いいかえれば、空袋保持部材32から空袋Wが排出される。
【0031】
次に、図15〜図17を参照して、前記排出装置10をより具体的に説明する。
この排出装置10の一部である実袋保持部材搬送装置25は、図15〜17に示すように、ベッド31の上に設置された往復駆動機構28、該往復駆動機構28上に設置され多数の実袋保持部材106を一対の平行部を有する環状軌道に沿って回転搬送する回転搬送機構27、及びその回転搬送に伴い実袋保持部材106の昇降及び開閉を行う作動機構105からなる。
往復駆動機構28は先に図6〜8で説明した往復駆動機構24と同一構造であり、駆動モータM5を正逆駆動させることにより回転搬送機構27を左右に往復移動させることができる。
【0032】
回転搬送機構27は、これも回転搬送機構23とほぼ同様であるが、主フレーム107に回転自在に支持された支軸108、109、該支軸108、109に固定されたスプロケット110〜113、上側のスプロケット110、112の間に掛け渡された上側コンベアチェーン114と下側のスプロケット111、113の間に掛け渡された下側コンベアチェーン115を備え、これらの上下コンベアチェーン114、115には昇降ガイド軸116が等間隔(ピッチ=p)で取り付けられ、該昇降ガイド軸116には昇降ケース117が昇降自在に取り付けられている。上下コンベアチェーン114、115は平行部においてそれぞれ主フレーム107上に設置されたチェーンガイド118により両側をガイドされて走行する。
【0033】
前記昇降ケース117には、下向きに実袋保持部材106が取り付けられ、また、外向きの端部にカムフォロワ(ローラ)119を備え内外方向に摺動することで実袋保持部材106を開閉させる開閉ロッド121、該開閉ロッド121に外嵌し実袋保持部材106を常時閉方向に付勢する圧縮ばね122、昇降ケース117の内向き端部及び外向き端部に取り付けられたカムフォロワ(ローラ)123、124が取り付けられ、一方、昇降ガイド軸116の上部に外向きに取り付けられたカムフォロワ(ローラ)125が取り付けられている。
【0034】
実袋保持部材106の環状軌道の平行部のリテーナ側Cには、実袋保持部材昇降カム126と実袋保持部材開閉カム127が設置され、そこをそれぞれカムフォロワ124、119が走行し、実袋保持部材106を昇降させあるいは開閉するようになっている。また、各支軸108、109には前記実袋保持部材106の上昇位置をそのまま維持できる高さにカムプレート128、129が取り付けられ、さらに平行部の排出側Dには同じくカムプレート131が取り付けられ、カムフォロワ123がその上に乗り、又は走行するようになっている。さらに主フレーム107の上部周囲には昇降ガイド軸116の重量を支えてだれを防止する水平カム132が設置され、昇降ガイド軸116に固定されたカムフォロワ125が走行するようになっている。
そのほか、リテーナ側Cから排出側Dへの回転部分には実袋W1の振れを防止する袋ガイド133が設置されている。
なお、上記昇降ケース117及びそれに付属する各部材119、121〜124、さらにカム126、127、カムプレート128、129、131が前記作動機構105の主要部を構成している。
【0035】
また、平行部の排出側Dには、作動機構105のもう1つの主要部を構成する実袋保持部材開放装置134が設置され、レバー135が前記カムフォロワ119に向かって進退し、該レバー135の先端がカムフォロワ119を押すことにより実袋保持部材106が開くようになっている。さらに、排出装置の一部である製品搬送コンベア9は、シュート136を滑って落下する実袋W1を次工程に多列(n列)搬送するもので、複数の実袋W1を同時に落下させるため、幅広とされている。
【0036】
図15〜17では、リテーナ搬送装置26を省略しているが(図17にリテーナ搬送コンベア137、リテーナ導入スクリュー138の位置のみ示す)、この排出装置で用いられるリテーナ搬送装置26も、図9〜11図に示すリテーナ搬送装置22と同様の構造をもつ(ただし、空袋の挿入に関わる部分は必要としない)。そして、リテーナ搬送装置26は、リテーナ搬送コンベア137に載置され搬送されてきたリテーナRを一定の搬送速度(V0)及び間隔(p)で、リテーナ側Cにある実袋保持部材106の真下を搬送させる役割をもつ。
【0037】
以上説明した排出装置全体の動作について再び簡単に説明する。
実袋保持部材搬送装置25は、先に図4を用いて説明したように作動し、実袋保持部材106はリテーナ側Cにおいて常に一定速度(V0)で移動し、その下方ではリテーナRが、リテーナ搬送装置26により、実袋保持部材106と同一の搬送速度(V0)、同一の搬送ピッチ(p)で、かつ実袋保持部材106と上下方向に揃った状態で搬送されている。そして、リテーナ側Cに搬送されてきた実袋保持部材106は、カムフォロワ124が実袋保持部材昇降カム126に沿って走行するため次第に下降し、同時にカムフォロワ119が実袋保持部材開閉カム127に当接して実袋保持部材106が開き、最下点において実袋保持部材開閉カム127からカムフォロワ124が外れ、実袋保持部材106が閉じてリテーナRに収容された実袋W1の上部を把持し、続いて実袋保持部材106が上昇して実袋W1をリテーナRから抜き出す。いいかえれば、実袋保持部材106に実袋W1が供給される。
【0038】
続いて実袋保持部材106のカムフォロワ123がカムプレート128上に乗り、さらに実袋排出側Dにおいて水平カム131上を走行し、そのあいだ実袋保持部材106は所定高さを保っている。この実袋排出側Dにおいて、実袋保持部材106は回転搬送機構27の往動時に移動速度ゼロ(停止状態)となり、その間に実袋保持部材開閉装置134のレバー135が前進し、その先端でカムフォロワ119を内側に押して複数個(n個)の実袋保持部材106を同時に開き、n個の実袋を落下させる。いいかえれば、実袋保持部材106から実袋W1がn列で排出される。実袋保持部材106は製品搬送コンベア9に対し相対的に停止状態であり、また複数の実袋は同時に落下するため、製品搬送コンベア9上に落下した複数個の実袋W1はn列の整列状態を保っている。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、間欠的に供給される複数列の物品を一列にして連続的に搬送したり、一列で連続的に供給される物品を間欠的に複数列で排出できるようにした物品の搬送装置において、物品保持部材の回転搬送機構全体を所定距離往復動させる往復駆動機構を設け、かつ回転搬送機構と往復駆動機構にそれぞれ独立した駆動源を設けたことにより、例えば一度に供給又は排出する物品の数や停止時間などについて、任意のパターンが選択できるなど汎用性をもたせることができる。また、従来例のように1つの駆動用エンドレスチェーンに過度の負荷が掛かるということがなく、高速運転でも位置決め精度の低下が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリテーナ式包装システムの全体を示す概略図である。
【図2】 本発明に係る給袋装置の機能を説明するための概念図である。
【図3】 その給袋装置の空袋保持部材搬送装置の動作パターン示す図である。
【図4】 本発明に係る排出装置の機能を説明するための概念図である。
【図5】 本発明に係る給袋装置の空袋保持部材搬送装置の平面図である。
【図6】 同じく側面図である。
【図7】 そのI−I矢視断面図である。
【図8】 同じくII−II矢視断面図である。
【図9】 本発明に係る給袋装置の空袋供給装置の側面図である。
【図10】 本発明に係る給袋装置のリテーナ搬送装置の平面図である。
【図11】 同じく側面図である。
【図12】 同じく正面図である。
【図13】 空袋保持部材の構造を説明する図である。
【図14】 リテーナの構造を説明する図(a)、空袋Wを挿入した図(c)及び開口した図(c)である。
【図15】 本発明に係る排出装置の実袋保持部材搬送装置の平面図である。
【図16】 同じく側面図である。
【図17】 そのIII−III矢視断面図である。
【符号の説明】
1 給袋装置
10 排出装置
21 空袋保持部材搬送装置
22、26 リテーナ搬送装置
23、27 回転搬送機構
24、28 往復駆動機構
25 実袋保持部材搬送装置
32 空袋保持部材
65 空袋供給装置
76 リテーナ搬送兼空袋挿入機構
94 空袋挿入ピン
105 作動機構
106 実袋保持部材
R リテーナ
W 空袋
W1 実袋
Claims (4)
- 等間隔に配置された多数の物品保持部材を一対の平行部をもつ環状軌道に沿って一方向に回転搬送する回転搬送機構と、該回転搬送機構全体を前記平行部に沿って所定距離往復動させる往復駆動機構を備え、前記回転搬送機構と往復駆動機構はそれぞれ独立した駆動源を備え、前記回転搬送機構及び往復駆動機構の駆動源がいずれもサーボモータであり、前記物品保持部材は前記回転搬送と往復動が合成された移動速度を有し、前記平行部の一方側において前記物品保持部材の取付間隔の整数倍の距離ずつ間欠的に移動し、かつ前記平行部の他方側において一定速度で連続的に移動し、前記物品保持部材の回転搬送速度は前記回転搬送機構の往動時と復動時で異なる値に設定されていることを特徴とする物品の搬送装置。
- 前記回転搬送機構の往動速度と復動速度は異なる値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載された物品の搬送装置。
- 前記平行部の一方側において前記物品保持部材が停止したとき、複数個の物品保持部材に同時に物品が供給され、前記平行部の他方側において連続移動する前記物品保持部材から物品が順次排出されることを特徴とする請求項1又は2に記載された物品の搬送装置。
- 前記平行部の他方側において連続移動する前記物品保持部材に物品が連続的に供給され、前記平行部の一方側において前記物品保持部材が停止したとき、複数個の物品保持部材から同時に物品が排出されることを特徴とする請求項1又は2に記載された物品の搬送装置。
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