JP4036115B2 - Lighting control system - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時分割多重伝送方式により多重伝送信号を信号線に伝送し、この多重伝送信号を用いてスイッチの操作と照明負荷の制御とを対応付けた照明制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、別に与えられる調光信号により光出力を調光可能とした照明器具が提供されている。一方、オフィスなどで用いる照明器具では、作業面照度が不必要に高くならないようにして省エネルギを図るなどの目的で、作業面を一定照度に保つように照明器具の光出力を調光することが提案されている。そこで、図11に示すように、調光信号を受けて光出力を調光する照明器具1と、作業面照度を検出する照度センサ2とを設け、照度センサ2において検出する作業面照度があらかじめ設定された目標照度に保たれるように調光信号を生成し、照度センサ2で生成した調光信号を照明器具1に与えることによって、作業面照度を目標照度に保つことが考えられている(たとえば、特許文献1参照)。図示例では、照明器具1および照度センサ2は商用電源を供給する電源線Lpに接続され、照明器具1と照度センサ2とは、照度センサ2から照明器具1に調光信号を与えるための調光制御線Ldを介して接続されている。
【0003】
図11に示すこの種の照度センサ2では、作業面(机上面や床面)からの反射光の受光光量を照度として検出しており、照度の検出は規定した取込周期毎に行っている。したがって、照度センサ2では、取込周期毎に検出した照度をあらかじめ目標照度と比較し、検出照度が目標照度よりも高い(明るい)ときには照明器具の光出力を規定量だけ低下させ、逆に検出照度が目標照度よりも低い(暗い)ときには照明器具の光出力を規定量だけ上昇させ、検出照度が目標照度にほぼ一致するようになった時点の調光信号を維持するように動作する。つまり、取込周期毎の光出力の変化は上述した規定量の幅の段階的な変化になり、1回の光出力の変化では検出照度が目標照度に到達しない場合には、光出力の変化は複数回繰り返される。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−203688号公報(第0002−0007段落、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の構成では、照度センサ2において設定された目標照度になるように照明器具1の光出力を制御するから、作業面照度が所望照度でなければ目標照度を設定しなおすことが必要になる。ただし、照度センサは一般に天井に取り付けられるものであるから、目標照度の設定作業は高所作業になり危険を伴うという問題がある。
【0006】
そこで、目標照度を設定するために、赤外線等を信号媒体とするワイヤレス信号を送受するリモコン装置を用いることが提案されている。つまり、照度センサ2にワイヤレス信号を送受信するリモコン送受信部を設け、照度センサ2とは別に設けたリモコン装置を用いて目標照度を設定可能とするのである。
【0007】
しかしながら、リモコン装置を用いて目標照度を設定する構成では、個々の照度センサ2ごとに目標照度を設定しなければならないものであるから、複数台の照度センサ2が存在すると目標照度の設定に手間がかかるという問題が生じる。とくに、上述のように照明器具1と照度センサ2とを組み合わせたシステムは、オフィスなどにおいて採用されることが多いから、照明器具1と照度センサ2とはともに多数台設けられることになり、リモコン装置を用いて照度センサ2の目標照度を個別に設定するのでは、設定作業に膨大な時間を要することになる。
【0008】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、作業面照度を目標照度に合わせるように照明器具の光出力を制御する構成であって、目標照度を設定する装置が多数台存在する場合でも目標照度の設定作業が容易になる照明制御システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、外部から入力される調光信号に従って光出力を変化させる照明器具と、照明器具により照明される範囲内の作業面照度を検出する機能を有し検出した作業面照度があらかじめ設定された目標照度を保つように照明器具への調光信号を生成するコントローラと、コントローラとは信号線を介して接続され信号線に時分割多重伝送方式によるデータ伝送を行うための多重伝送信号を送出する伝送ユニットと、信号線に接続され多重伝送信号を用いてコントローラに伝送するデータを操作部の操作に応じて生成する調光スイッチとを備え、コントローラおよび調光スイッチはそれぞれアドレスを有するとともに伝送ユニットとの間で多重伝送信号を用いてデータを授受し、伝送ユニットにおいてアドレスの対応関係を設定した関係データにより調光スイッチの操作がコントローラの動作に対応付けられ、コントローラでは不揮発性メモリからなるデータ記憶部に目標照度が記憶されるとともにあらかじめコントローラに設定されているアドレスに一致するアドレスを含む多重伝送信号を受信すると当該多重伝送信号に含まれる目標照度をデータ記憶部に格納し、調光スイッチは目標照度を指定するデータを生成する調光操作部を備え、コントローラは、複数段階の照度を択一的に選択することができ、照度の各段階ごとに対応付けたアドレスを用いて照度が選択されることを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記コントローラは、照度を変更するときに時間経過に伴って光出力を徐々に増減させるフェード制御が選択可能であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
基本構成
まず、本発明の全体構成を示す。図1に示すように、伝送ユニット10に接続された2線式の信号線Lsに、調光スイッチ11が操作端末器として接続され、コントローラ12が制御端末器として接続される。操作端末器および制御端末器は、信号線Lsに対してマルチドロップ接続され、それぞれには個別のアドレスが設定され、伝送ユニット10はそれらのアドレスを用いて操作端末器および制御端末器を個別に認識する。調光スイッチ11は、調光操作部としてのアップ操作部Suおよびダウン操作部Sdと、オンオフ操作部Sfとを備える。アップ操作部Su、ダウン操作部Sd、オンオフ操作部Sfはいずれも押操作が可能であって、アップ操作部Suおよびダウン操作部Sdは押操作中に調光レベルを段階的に変化させる。また、オンオフ操作部Sfは押操作毎にオンとオフとのデータを生成する。照明器具1は光源である蛍光灯にインバータを用いた点灯回路から給電するように構成されており、インバータは外部からデューティによって調光量を指示する調光信号を受け、蛍光灯の光出力を調節するように構成されている。つまり、インバータは調光器として機能する。調光信号は2線式の調光制御線Ldを介して接続された照度センサ2から与えられる。照度センサ2の構成については後述する。
【0016】
次に、信号伝送に関する基本的な動作について説明する。信号線Lsには調光スイッチ11やコントローラ12に限らず種々構成の操作端末器ないし制御端末器を接続可能であって、伝送ユニット10は信号線Lsに対して、図3(a)に示すフォーマットの多重伝送信号Vsを送出する。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、多重伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器や制御端末器を各別に呼び出すためのアドレスデータAD、操作端末器や制御端末器への指示を与える制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器や制御端末器からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている(図3(b))。各操作端末器および各制御端末器では、信号線Lsを介して受信した多重伝送信号VsのアドレスデータADとして伝送されたアドレスがあらかじめ設定されているアドレスに一致すると、多重伝送信号Vsから制御データCDを取り込み、伝送すべき監視データがあるときには多重伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返送する。
【0017】
伝送ユニット10から所望の操作端末器や制御端末器にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末器または制御端末器のアドレスをアドレスデータADとする多重伝送信号Vsを送出し、この多重伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスに一致する操作端末器または制御端末器が制御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送ユニット10では送出した制御データCDと信号返送期間WTに受信した監視データとの関係によって制御データCDが所望の操作端末器または制御端末器に伝送されたことを確認する。制御端末器は受け取った制御データCDに従ってリレーの動作を指示したり調光信号の変化を指示し、操作端末器では受け取った制御データCDに従って動作確認のための監視信号を出力する。
【0018】
一方、伝送ユニット10は通常時にはモードデータMDをダミーモードとした多重伝送信号Vsを一定時間間隔で送出しており(常時ポーリング)、操作端末器が伝送ユニット10に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモードの多重伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図3(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操作端末器は割込フラグを設定して伝送ユニット10との以後の情報授受に備える。伝送ユニット10では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつアドレスの上位の半数のビット(アドレスを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら多重伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作端末器では、割込ポーリングモードの多重伝送信号のアドレスの上位4ビットが操作端末器に設定されているアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレスの下位の半数のビットを伝送ユニット10に返送する。このように、伝送ユニット10は割込信号を発生した操作端末器を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器を発見することができる。
【0019】
伝送ユニット10が割込信号を発生した操作端末器のアドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレスを持つ多重伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この多重伝送信号に対して操作端末器は伝送しようとする情報を信号返送期間WTに返送する。最後に、伝送ユニット10は割込信号を発生した操作端末器に対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作端末器から伝送ユニット10への情報伝送は、伝送ユニット10から操作端末器への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝送ユニット10が所望の制御端末器の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした多重伝送信号を送出するだけでよい。
【0020】
上述のような動作によって、操作端末器に設けた操作部の操作に応じて入力データが発生すると、操作端末器から入力データに対応した監視データが伝送ユニット10に返送され、伝送ユニット10が制御端末器に制御データCDを伝送すると、制御端末器において制御データCDに基づく制御がなされる。また、伝送ユニット10は、操作端末器と制御端末器とをアドレスの関係によって対応付けた関係テーブルを有しており、操作端末器で入力データが発生すると、関係テーブルによって対応付けられた制御端末器に対して制御データCDを伝送するのである。
【0021】
上述の動作から明らかなように、伝送ユニット10における関係テーブルで、操作端末器と制御端末器とのアドレスの対応関係を一対多とすれば、1台の操作端末器の操作部を操作するだけで複数台の制御端末器に接続された負荷としての照明器具1を一括して制御することが可能になる。この種の制御を一括制御と呼び、一括制御のうちあらかじめ関係データによって指定されている範囲の複数個の照明器具1に一括して同じ制御を指示する場合(たとえば、指定範囲内のすべての照明器具1をオンにする場合)をグループ制御と呼び、指定されている範囲の複数個の照明器具1に個別に制御を指示する場合(たとえば、指定範囲内の照明器具1の個々で光出力を異ならせる場合)をパターン制御と呼ぶ。
【0022】
次に、センサ付調光制御端末器12の構成について図2に基づいて説明する。センサ付調光制御端末器12は信号線Lsに接続される多重伝送信号送受信回路21を備え、多重伝送信号送受信回路21では上述した双極性の多重伝送信号VsをTTLレベルの信号に変換して信号処理部20に与える機能と、信号処理部20から信号線Lsに送出する信号を電流モードの信号に変換する機能とを有する。信号処理部20は、マイクロコンピュータを主構成とし、EEPROMのように電源が供給されない状態でも記憶内容を保持する不揮発性メモリからなるデータ記憶部22に格納されたアドレスを用いる。信号処理部20では、多重伝送信号送受信回路21を通して受信した多重伝送信号Vsに含まれるアドレスがデータ記憶部22に格納されたアドレスに一致すると、多重伝送信号Vsの制御データCDを受け取り、制御データCDに応じた動作をする。また、多重伝送信号Vsを受信したことを多重伝送信号送受信回路21を通して信号線Lsに送出する。また、信号処理部20は、照度検知回路24で検知した作業面照度とデータ記憶部22に格納した目標照度とを比較し、作業面照度を目標照度に近づける向きの調光信号を生成するように調光信号出力回路25に指示を与える。照度検知回路24は、フォトダイオードのような照度センサを備えるとともに、照度センサから出力される明るさに対応した信号を増幅したアナログ信号を信号処理部20に与える。したがって、信号処理部20は照度検知回路24から出力されたアナログ信号を内蔵したA/D変換器によってデジタル信号に変換する。
【0023】
データ記憶部22に格納されるアドレスは、別に設けた設定器(図示せず)を用いることによって、設定と変更と確認とが可能になっている。設定器は赤外線を信号媒体とするワイヤレス信号を用いてアドレスを送受することができ、このワイヤレス信号を送受するために信号処理部20にはアドレス設定信号送受信回路23が設けられている。一方、データ記憶部22に格納される目標照度は、別に設けたリモコン装置X(図1参照)を用いることによって、設定と変更と確認とが可能になっている。リモコン装置Xは赤外線を信号媒体とするワイヤレス信号を用いて目標照度を送受することができ、このワイヤレス信号を送受するために信号処理部20には照度設定信号送受信回路26が設けられている。リモコン装置Xを用いて目標照度を変更したときには、信号処理部20では割込信号Viを発生させて伝送ユニット10に対して目標照度が変化したことを通知する。
【0024】
信号処理部20の電源は、信号線Lsを伝送される多重伝送信号Vsを電源回路27において全波整流し安定化することによって得られ、調光信号出力回路25の電源は、電源線Lpを通して供給される商用電源を10Vの直流電圧に変換する調光信号電源回路28から与えられる。なお、調光信号出力回路25から出力される調光信号としては調光レベルをデューティに置換した信号を用いる。
【0025】
ところで、データ記憶部22に格納される目標照度は、ワイヤレス信号を用いるリモコン装置Xだけではなく、信号線Lsを伝送される多重伝送信号によっても書換可能になっている。照度センサ付調光制御端末器12では、照度検知回路24で検知された作業面照度が目標照度に保たれるようにフィードバック制御を行うことによって調光信号を生成しているのであって、調光信号は多重伝送信号Vsを用いて直接的に指示されるわけではないから、調光スイッチ11と照度センサ付調光制御端末器12とのアドレスの関係については、アップ操作部Suおよびダウン操作部Sdは照明器具1に対応付けられておらず、アップ操作部Suおよびダウン操作部Sdはデータ記憶部22における目標照度の格納領域に対応付けられる。つまり、調光スイッチ11に設けたアップ操作部Suまたはダウン操作部Sdを押操作すれば、押操作中には定期的に割込信号Viが発生し、割込信号Viの発生毎に調光レベルを段階的に増加または減少させた制御データCDを含む多重伝送信号Vsが照度センサ付調光制御端末器12に伝送される。ただし、調光スイッチ11は調光レベルの増加または減少を指示するだけであって、調光スイッチ11の操作によって調光レベルの増減が指示されると、照度センサ付調光制御端末器12に伝送する調光レベルは、伝送ユニット10において格納している調光レベルに対して増減させる形で生成される。照度センサ付調光制御端末器12では、信号処理部20において読み込んだ調光レベルを目標照度としてデータ記憶部22に書き込む。ここに、多重伝送信号Vsの受信毎にデータ記憶部22に目標照度を書き込むようにすれば、目標照度の変化とともに照明器具1の光出力が変化するから、照明器具1の光出力の変化を確認しながら目標照度を設定することが可能になる。
【0026】
上述の構成によって、たとえば、リモコン装置Xにより照明器具1の光出力を最大出力の50%になるように目標照度を設定しているときに、使用者がやや暗いと感じたとすれば、壁スイッチとして設けている調光スイッチ11のアップ操作部Suを押操作することによって、目標照度を上げることが可能になり、使用者にとって暗いと感じない程度の光出力に調節することが可能になる。逆に、使用者がやや明るすぎると感じたとすれば、壁スイッチとして設けている調光スイッチ11のダウン操作部Sdを押操作することによって、目標照度を下げることが可能になり、使用者にとって明るすぎると感じない程度の光出力に調節することができる。
【0027】
調光スイッチ11にはオンオフ操作部Sfが設けられており、オンオフ操作部Sfにより点灯の指示を行ったときには、照度センサでの検知照度が目標照度に保たれるように生成した調光信号で上述したフィードバック制御を行う。一方、オンオフ操作部Sfにより消灯の指示を行ったときには、信号処理部20では、照度検知回路24の出力を用いたフィードバック制御を行わずに、照明器具1の光出力をゼロにする調光信号を調光信号出力回路25から出力させる。要するに、オンオフ操作部Sfの操作に対しては、信号処理部20はフィードバック制御を行うか否かを選択し、フィードバック制御を行わないときには照明器具1の光出力をゼロにする調光信号を調光信号出力回路25から出力させるのである。
【0028】
上述した照度センサ付調光制御端末器12は、天井面を施工面として取り付けられる。照度センサ付き調光制御端末器12の器体30は、図4および図5に示すように、天井板に穿設した取付孔に挿入する本体部31と、本体部31の下端に一体に設けられ天井板の下面に当接する外周が円形の鍔部32とを備える。本体部31には図2に示した回路が収納される。本体部31の上面には、電源線Lpを接続する電源端子Tp(図2参照)と、信号線Lsを接続する信号端子Ts(図2参照)と、調光制御線Ldを接続する調光端子Td(図2参照)とを備える端子台33が設けられる。また、鍔部32の周部には取付金具(図示せず)を取り付けるための取付台34と、天井板に螺合する木ねじを挿入するための直付孔35とが一対ずつ設けられている。取付台34は、鍔部32の表裏に貫通するねじ用孔34aと、鍔部32の周方向においてねじ用孔34aの両側に形成された取付用孔34bとからなる。取付金具は、下端が取付用孔34bに嵌着される一側面が開放された角柱状の支柱を有し、支柱内には締付ねじが上下方向に挿通され、締付ねじには支柱の開放された側面から突出する挟み板の一端部が螺合する構成を有するものである。締付ねじの下端である頭部はねじ用孔34aから露出し、挟み板を支柱の上端付近に位置させた状態で本体部31を天井板の取付孔に挿入した後に、締付ねじを回転させて挟み板を下方に移動させると、鍔部32と挟み板との間で天井板が挟持されることによって器体30が天井板に固定されるようになっている。この種の取付金具の構成は周知のものである。取付台34には、必ずしも取付金具を固定しなくてもよく、施工面にスイッチボックスのようなボックスが埋め込まれているときには、ボックスに螺合するボックスねじをねじ用孔34aに挿入することによっても器体30を施工面に固定することが可能である。
【0029】
器体30の下面中央部には、図5に示すように、照度検知回路24に設けた照度センサに光を取り込むための検知窓36が設けられる。検知窓36は照度センサに周囲外光を取り込むものではなく、作業面(机上面)からの光を照度センサで取り込むために設けられているから、比較的狭い視野角となるように設計されている。また、検知窓36の周囲には、アドレス設定信号送受信回路23と照度設定信号送受信回路26とにおいてそれぞれワイヤレス信号の送受信を行うための2個の送受信窓37,38が設けられる。
【0030】
調光信号は、図6(a)のように、一定周期Aで出力される矩形波信号であって、1周期Aに対するオン期間Bの比率をデューティB/Aとし、図6(b)に示すように、デューティB/Aが大きいほど光出力が大きくなるように、デューティB/Aと光出力とを対応付けている。図示例ではデューティB/A=1のときに光出力を100%(つまり、定格点灯)とし、かつ照明器具1の調光可能範囲D1の下限まで(図示例では5%)は光出力をデューティB/Aに比例させてある。照明器具1では調光可能範囲D1の下限よりも光出力を小さくしようとしても、光源が立ち消えするなどして光出力が得られないが、調光可能範囲D1は周囲環境や照明器具1のばらつきなどによって変動するから、調光可能範囲D1の下限よりも光出力を小さくすることによって照明器具1の光出力をゼロにするとすれば、照明器具1の消灯のタイミングにばらつきが生じることになる。そこで、ばらつきの生じない程度の範囲ではデューティB/Aを連続的に変化させ、調光可能範囲D1とは別に消灯範囲D2として照明器具1の光出力が確実にゼロになるようなデューティB/Aを設定する。図示例では、光出力をゼロにする調光信号としてデューティB/A≒0の消灯範囲D2を設定している。このように、調光可能範囲D1と消灯範囲D2とを不連続に設定することによって、消灯範囲D2においては照明器具1を確実に消灯させることが可能になる。
【0031】
調光制御が可能な照明器具1を遠隔制御する場合には、図7のように、照明器具1の点灯と消灯とのためにリレー内蔵の制御端末器14を用いる構成が考えられるが、このような構成とすると制御端末器14が余分に必要になる。これに対して、上述のように調光レベルをゼロにする調光信号を生成することによって、照明器具1に内蔵されたインバータの動作を停止させ擬似的な消灯状態に設定することにより、制御端末器14を用いることなく照明器具1の光出力をゼロにすることが可能になる。なお、図7においては、制御端末器14のオンオフのみを行うためのオンオフ操作部Sf′を備える操作端末器15を例示している。
【0032】
本例の構成では、照度センサ付調光制御端末器12に目標照度を設定するにあたって、照度センサ付調光制御端末器12が複数台存在するときに、個別に目標照度を設定するときにはリモコン装置Xを用いて目標照度を設定すればよく、複数台の照度センサ付調光制御端末器12の目標照度を一括して設定しようとするときには、一括設定しようとする照度センサ付調光制御端末器12を調光スイッチ13に対してグループ制御の設定で対応付けるようにすればよく、1台の調光スイッチ13の操作によって複数台の照度センサ付調光制御端末器12の目標照度を一括して設定することが可能になる。また、調光スイッチ13を照度センサ付調光制御端末器12に個別制御の設定で対応付けている場合であっても、リモコン装置Xを用いることなく目標照度の設定が可能になり、一般に壁スイッチとして配置される調光スイッチ13があれば、リモコン装置Xがなくとも目標照度の変更が可能になって利便性が高くなる。
【0033】
(参考例)
基本構成では、目標照度を調節する技術について説明したが、目標照度について基準値を設定しておき、目標照度を基準値に対する相対値として設定可能としておけば利便性が高くなる。そこで、本例では、照明設計において周囲に光がない状態で照明器具1の光出力を70%に設定したときに、作業面(机上面)の照度が1000lxになるように設計されていることを利用し、夜間において照明器具1を70%点灯させたときの照度センサでの検出照度を1000lxとみなし、このときの検出照度を目標照度の基準値(以下、「基準照度」という)としてデータ記憶部22に記憶させるようにしている。
【0034】
上述の動作を実行するのは、照度センサ付調光制御端末器12の信号処理部20であって、信号処理部20では上述の動作が特定のアドレスに対応付けられており、当該アドレスを用いて上述の動作の起動が指示されると、照明器具1の光出力を70%とするように調光信号を生成し、照度検知回路24での検知照度をデータ記憶部22に基準照度として設定するのである。ここに、照明器具1が点灯した直後においては、光源の管壁温度が低く光出力が不安定であるから、基準照度を設定する際には、点灯から光出力が安定する程度のドリフト期間(たとえば、10秒)が経過した後に照度検知回路24で検知した照度を採用する。なお、ドリフト期間が経過するまでに再操作がなされたときには基準照度の設定を中止するようにしておけば、たとえば1つの押釦スイッチの押操作のみで、基準照度の設定と中止との選択が可能になる。また、本例における基準照度の設定は、周囲が暗く人の居ない夜間などに行うのであって、基準照度を設定した後には照明器具1を点灯させ続ける必要はないから、信号処理部20では基準照度の設定後には照明器具1を消灯させるように動作する。
【0035】
すなわち、図9(a)のように時刻t0において、基準照度を設定する動作にアドレスを対応付けている操作端末器を操作すると、操作端末器において図9(b)のように基準照度の設定動作が開始されたことを示す表示灯が点灯する。また、照度センサ付調光制御端末器12においては、図9(c)のように基準照度を設定する動作が起動される。照度センサ付調光制御端末器12は照明器具1を70%の光出力で点灯させるように調光信号を出力し、この調光信号の出力により図9(d)のように照明器具1が点灯する。時刻t0からドリフト期間T1が経過すると、この時点での照度検知回路24の出力を基準照度として取り込み、データ記憶部22に基準照度を記憶させる。このように、基準照度をデータ記憶部22に格納することができたときには、時刻t1において、照明器具1を消灯させるとともに基準照度を設定する補正動作を終了し、操作端末器に基準照度の設定が成功した旨を通知する。この通知により、図9(b)のように操作制御部の表示灯が消灯する。なお、ドリフト期間T1において制御端末器が再操作されたときには、基準照度の設定は強制的に中止される。なお、基準照度の設定に失敗したときには、操作端末器の表示によって失敗を通知する。要するに、基準照度の設定の成功と失敗とを操作端末器の表示灯の点灯と消灯との状態によって知ることが可能になる。
【0036】
また、一般にオフィスなどでは照明器具1が複数台配置され、照度センサ付調光制御端末器12も複数台設けられるから、複数台の照度センサ付調光制御端末器12について基準照度を同時に設定するのが望ましい。そこで、図8に示すように、操作端末器としてパターン制御を行うパターンスイッチ16(またはグループスイッチ)を信号線Lsに接続し、複数台の照度センサ付調光制御端末器12における基準照度を設定する補正動作をパターン制御(またはグループ制御)の対象として、パターンスイッチ16(またはグループスイッチ)にアドレスを対応付けておけば、1回の操作で複数台の照度センサ付調光制御端末器12に基準照度を設定することが可能になる。図示例ではオンオフ操作部Sgを備えたパターンスイッチ16であって、オンオフ操作部Sgを押操作すれば、基準照度の設定と基準照度の設定動作の中止とが選択可能になる。つまり、オンオフ操作部Sgは補正動作を起動させる起動スイッチとして機能する。さらに、上述の例ではパターンスイッチ16を操作しているが、タイムスケジュールに従ってパターンスイッチ16と同種の伝送信号Vsを発生させるように構成したタイムスイッチを用いれば、夜間に人の居ないときに基準照度を自動的に設定させることが可能になる。タイムスイッチは一種の操作端末器であって、タイムスケジュールに従って割込信号Viを発生させるように構成される。他の構成および動作は基本構成と同様である。
【0037】
実施形態
上述した構成例では、1台の照度センサ付調光制御端末器12に1個の目標照度を設定可能とした例を示したが、本実施形態は、1台の照度センサ付調光制御端末器12に複数個の目標照度を設定する構成を採用している。たとえば、オフィスにおいては、休憩時間(昼休み等)に執務時間中よりも照度を下げることによって省エネルギを図っていることがある。このような制御を可能とするために、データ記憶部22に複数個の目標照度を設定する領域を設けるとともに、各領域ごとに異なるアドレスを対応付け、どの領域の目標照度を用いるかをアドレスによって選択可能とするのが望ましい。表1に目標照度を2個設定した場合の例を示す。
【0038】
【表1】

Figure 0004036115
【0039】
各目標照度は基本構成において説明した調光スイッチ11を用いて調節することができる。ここに、各目標照度に対応付けられるアドレスが異なるから、1台の調光スイッチ11で複数個の目標照度を調節可能とするには、1台の調光スイッチ11に対して複数個のアドレスをグループ制御(またはパターン制御)と同様に対応付け、1台の調光スイッチ11の操作により複数個の目標照度を一括して変化させるのが望ましい。ただし、照度センサ付調光制御端末器12では複数個の目標照度を同時に用いることはできないから、複数個の目標照度の中から有効なものが択一的に選択される。つまり、各時点では複数個のアドレスの中の1個のみが有効になる。どのアドレスを有効にするかは、たとえば参考例において説明したタイムスイッチと同様にタイムスケジュールに従って割込信号Viを発生する操作端末器を用いるようにすればよい。
【0040】
表1の最下段である「照度設定」は、参考例のように夜間などであって外光が生じていないときに照明設計に基づく照度の情報を用いて目標照度を設定する際に、信号処理部20において設定処理の動作を起動するために設けたアドレスである。目標照度1と目標照度2とは、「照度設定」により求めた目標照度に対する相対値として設定される。要するに、「照度設定」により求めた机上面の目標照度を基準とし、執務時間中の目標照度である目標照度1と休憩時間中の目標照度である目標照度2とは基準に対して規定値を加算または減算することによって設定する。「照度設定」のアドレスは、目標照度の設定中にのみ有効になり、設定終了時に自動的に無効になる。また、表1の最上段である「強制制御」は、このアドレスが指定されたときに、照度検知回路24による検出照度とは無関係に照明器具1の光出力を規定した値に設定する。つまり、このアドレスに対応する操作端末器がオンになると、規定した光出力の調光信号が出力される。
【0041】
表1に示す4個のアドレスは、各別の操作端末器に対応付けておけばよいが、上述のように、一部あるいは全部のアドレスを1台の操作端末器に対応付けることも可能である。いずれか複数のアドレスが異なる操作端末器に対応付けられているときには、1つのアドレスが選択されているときに他のアドレスが選択される可能性があるが、この場合には最後に操作された操作端末器に対応するアドレスを有効にするように処理すればよい。
【0042】
ところで、本実施形態では、照度を複数段階(「強制制御」「目標照度1」「目標照度2」の3段階)から選択可能としているから、照度の段階を切り換える際には照度が大きく変化する可能性がある。たとえば、執務時間中においては「目標照度1」を採用して1500lx程度の作業面照度(机上面照度)が得られるように照明器具1の光出力をフィードバック制御し、昼休みには「強制制御」を採用して照明器具1の光出力を10%(作業面照度が700lx程度)に固定するものとする。この場合、午前の執務時間から昼休みになった時点あるいは昼休みから午後の執務時間になった時点において、照明器具1の光出力が急に変化することになるから、急な明るさの変化に目が慣れず、周囲が見えにくくなる可能性がある。そこで、本実施形態では、照度の段階が切り換えられたときには、信号処理部20において時間の経過とともに光出力を徐々に増減させるフェード制御を行うようにしてある。つまり、信号処理部20は、照度の段階が切り換えられると照度の変化が増加方向か減少方向かを判断し、照明器具1に与える調光信号を時間経過とともに徐々に増加または減少させる。
【0043】
いま、図10に示すように、午前の執務時間である9:00〜12:00の時間帯は「目標照度1」が採用され、昼休みである12:00〜13:00の時間帯は「強制制御」(光出力10%)が採用され、午後の執務時間である13:00〜18:00の時間帯は「目標照度1」が採用されているものとする。この場合、12:00において「目標照度1」から「強制制御」に変化させる場合には、12:00になると時間経過に伴って光出力を徐々に減少させるフェード制御を行い、13:00において「強制制御」から「目標照度1」に変化させる場合には、13:00になると時間経過に伴って光出力を徐々に増加させるフェード制御を行うのである。このように照度の段階を変化させるときにフェード制御を挟む制御を採用することにより、明るさの急な変化を防止することが可能になる。フェード制御を行う期間はあらかじめ設定することができ、切換前の光出力と切換後の光出力との差およびフェード制御を行う期間によって光出力の変化速度が決定される。また、変化速度をあらかじめ設定しておきフェード制御を開始してから切換後の光出力に到達するとフェード制御を終了する構成としてもよい。また、フェード制御の要否を選択可能としておくのが望ましい。
【0044】
なお、本実施形態では照度が3段階に切換可能になっているが、1段階の目標照度と強制制御との組合せや、2段階の目標照度の組合せのように照度を2段階に切り換える場合でも本実施形態の構成を採用することができ、また照度が4段階以上に切換可能な場合にも本実施形態の構成を採用することが可能である。さらに、図10に示した例のように目標照度でのフィードバック制御を行う期間と強制制御を行う期間との切換を行う場合に、フィードバック制御を行う期間には目標照度を確保する必要があるから、強制制御からフィードバック制御への移行の際に強制制御の期間においてフェード制御を行うようにすれば、フィードバック制御の期間には目標照度を確実に確保することが可能になる。他の構成および動作は基本構成と同様である。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の発明の構成によれば、時分割多重伝送方式によるデータ伝送を行ってコントローラに設定された目標照度を変更可能としているから、コントローラとは別に設けられ信号線に接続されている調光スイッチを操作することで目標照度を変更することができ、作業面照度を自動的に一定照度に保つ制御を行いながらも、照明器具の光出力を必要に応じて増減させることが可能になる。また、コントローラは作業面照度を検出するために一般に高所である天井に取り付けられているが、高所作業を行ったりワイヤレス式のリモコン装置を用いたりすることなく、信号線に接続され壁に取付可能である調光スイッチによって目標照度を容易に調節することができる。しかも、調光スイッチとのアドレスの対応関係によって目標照度を設定するから、1台の調光スイッチに複数台のコントローラを対応付けておけば、複数台のコントローラの目標照度を一括して調節することが可能になる。
【0049】
その上、コントローラは、複数段階の照度を択一的に選択することができ、照度の各段階ごとに対応付けたアドレスを用いて照度が選択されるものであり、オフィスなどにおいて、たとえば執務時間中と休憩時間中とで照度を変化させることが可能になる。
【0050】
請求項2の発明では、コントローラは、照度を変更するときに時間経過に伴って光出力を徐々に増減させるフェード制御が選択可能であり、照度を変更する際に明るさが急に変化することによって周囲が見えにくくなる現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示す概略構成図である。
【図2】 同上に用いるコントローラを示すブロック図である。
【図3】 同上の動作説明図である。
【図4】 同上に用いるコントローラの斜視図である。
【図5】 同上に用いるコントローラの下面図である。
【図6】 同上の動作説明図である。
【図7】 同上に対する比較例を示す概略構成図である。
【図8】 本発明の参考例を示す概略構成図である。
【図9】 同上の動作説明図である。
【図10】 本発明の実施形態を示す動作説明図である。
【図11】 従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 照明器具
10 伝送ユニット
11 調光スイッチ
12 コントローラ
16 操作端末器
20 信号処理部
21 多重伝送信号送受信回路
22 データ記憶部
23 アドレス設定信号送受信回路
24 照度検知回路
25 調光信号出力回路
26 照度設定信号送受信回路
Ls 信号線
Sd ダウン操作部
Sf オンオフ操作部
Sg オンオフ操作部
Su アップ操作部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lighting control system in which a multiplex transmission signal is transmitted to a signal line by a time division multiplex transmission system, and the operation of a switch and the control of a lighting load are associated with each other using the multiplex transmission signal.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been provided a lighting fixture capable of dimming light output by a dimming signal given separately. On the other hand, for lighting equipment used in offices, etc., the light output of the lighting equipment should be dimmed to keep the work surface at a constant illuminance for the purpose of saving energy by preventing the work surface illuminance from becoming unnecessarily high. Has been proposed. Therefore, as shown in FIG. 11, a luminaire 1 that adjusts the light output in response to a dimming signal and an illuminance sensor 2 that detects the illuminance on the work surface are provided, and the illuminance sensor 2 detects the work surface illuminance in advance. It is considered to maintain the work surface illuminance at the target illuminance by generating a dimming signal so as to be maintained at the set target illuminance and giving the luminaire 1 the dimming signal generated by the illuminance sensor 2. (For example, refer to Patent Document 1). In the illustrated example, the luminaire 1 and the illuminance sensor 2 are connected to a power supply line Lp that supplies commercial power, and the luminaire 1 and the illuminance sensor 2 are for adjusting the dimming signal from the illuminance sensor 2 to the luminaire 1. It is connected via the light control line Ld.
[0003]
In this kind of illuminance sensor 2 shown in FIG. 11, the amount of light received from the work surface (desk surface or floor surface) is detected as illuminance, and the illuminance is detected at each prescribed capture cycle. . Accordingly, the illuminance sensor 2 compares the illuminance detected at each capture cycle with the target illuminance in advance, and when the detected illuminance is higher (brighter) than the target illuminance, the light output of the luminaire is reduced by a specified amount and detected in reverse. When the illuminance is lower (darker) than the target illuminance, the light output of the luminaire is increased by a specified amount, and the dimming signal when the detected illuminance substantially matches the target illuminance is maintained. That is, the change in the light output for each capture cycle is a stepwise change in the width of the specified amount described above, and if the detected illuminance does not reach the target illuminance by one change in the light output, the change in the light output Is repeated multiple times.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-203688 A (paragraphs 0002-0007, FIG. 4)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described configuration, the light output of the luminaire 1 is controlled so as to be the target illuminance set in the illuminance sensor 2, so it is necessary to reset the target illuminance if the work surface illuminance is not the desired illuminance. Become. However, since the illuminance sensor is generally attached to the ceiling, there is a problem that the setting work of the target illuminance is a high place work and is dangerous.
[0006]
Therefore, in order to set the target illuminance, it has been proposed to use a remote control device that transmits and receives wireless signals using infrared rays as a signal medium. That is, a remote control transmission / reception unit that transmits / receives a wireless signal to the illuminance sensor 2 is provided, and a target illuminance can be set using a remote control device provided separately from the illuminance sensor 2.
[0007]
However, in the configuration in which the target illuminance is set using the remote control device, it is necessary to set the target illuminance for each illuminance sensor 2. Therefore, when there are a plurality of illuminance sensors 2, it takes time to set the target illuminance. Problem arises. In particular, a system that combines the luminaire 1 and the illuminance sensor 2 as described above is often employed in an office or the like. If the target illuminance of the illuminance sensor 2 is individually set using the apparatus, it takes a long time for the setting work.
[0008]
The present invention has been made in view of the above reasons, and its purpose is to control the light output of a lighting fixture so that the work surface illuminance matches the target illuminance, and there are many devices that set the target illuminance. An object of the present invention is to provide an illumination control system that makes it easy to set a target illuminance even when a table exists.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
  The invention of claim 1 has a function of detecting a luminaire that changes the light output in accordance with a dimming signal input from the outside, and a work surface illuminance within a range illuminated by the luminaire, and the detected work surface illuminance is A controller that generates a dimming signal to a lighting fixture so as to maintain a preset target illuminance, and a multiplex transmission for connecting the controller via a signal line and performing data transmission to the signal line by a time division multiplex transmission method A transmission unit for sending a signal, and a dimming switch connected to the signal line and generating data to be transmitted to the controller using a multiplex transmission signal according to the operation of the operation unit. In addition to this, data is exchanged with the transmission unit using multiplexed transmission signals, and the address correspondence is set in the transmission unit. The operation of the dimming switch is associated with the operation of the controller based on the data, and the controller stores the target illuminance in the data storage unit consisting of a non-volatile memory and includes a multiplex transmission including an address that matches the address preset in the controller When the signal is received, the target illuminance included in the multiplex transmission signal is stored in the data storage unit, the dimming switch includes a dimming operation unit that generates data specifying the target illuminance, and the controller includes:Multiple levels of illuminance can be selected, and the illuminance is selected using an address associated with each level of illuminance.It is characterized by that.
[0014]
  Claim 2In the invention ofClaim 1In the invention, the controller is capable of selecting a fade control that gradually increases or decreases the light output with time when the illuminance is changed.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  (Basic configuration)
  First, the overall configuration of the present invention is shown. As shown in FIG. 1, a dimming switch 11 is connected as an operation terminal to a two-wire signal line Ls connected to the transmission unit 10, and a controller 12 is connected as a control terminal. The operation terminal and the control terminal are multi-drop connected to the signal line Ls, and individual addresses are set for each, and the transmission unit 10 uses the addresses to individually connect the operation terminal and the control terminal. recognize. The dimming switch 11 includes an up operation unit Su and a down operation unit Sd as dimming operation units, and an on / off operation unit Sf. The up operation unit Su, the down operation unit Sd, and the on / off operation unit Sf can all be pressed, and the up operation unit Su and the down operation unit Sd change the light control level in stages during the push operation. The on / off operation unit Sf generates on / off data for each pressing operation. The luminaire 1 is configured to supply power to a fluorescent lamp, which is a light source, from a lighting circuit using an inverter. The inverter receives a dimming signal instructing the dimming amount by a duty from the outside, and outputs the light output of the fluorescent lamp. Configured to adjust. That is, the inverter functions as a dimmer. The dimming signal is given from the illuminance sensor 2 connected via the two-wire dimming control line Ld. The configuration of the illuminance sensor 2 will be described later.
[0016]
Next, basic operations relating to signal transmission will be described. The signal line Ls can be connected not only to the dimming switch 11 and the controller 12 but also to various types of operation terminals or control terminals. The transmission unit 10 is shown in FIG. A multiplex transmission signal Vs in a format is sent out. That is, the synchronization signal SY indicating the start of signal transmission, the mode data MD indicating the mode of the multiplex transmission signal Vs, the address data AD for individually calling the operation terminal and the control terminal, and instructions to the operation terminal and the control terminal Bipolarity (±) including control data CD for providing transmission, checksum data CS for detecting a transmission error, and a signal return period WT which is a time slot for receiving a return signal (monitoring data) from an operation terminal or control terminal 24V) time division multiplexed signal, and data is transmitted by pulse width modulation (FIG. 3B). In each operation terminal and each control terminal, when the address transmitted as the address data AD of the multiplex transmission signal Vs received via the signal line Ls matches the preset address, the control data is transmitted from the multiplex transmission signal Vs. When there is monitoring data to be taken in and transmitted from the CD, the monitoring data is sent as a current mode signal (signal sent by short-circuiting the signal line Ls through an appropriate low impedance) in the signal return period WT of the multiplexed transmission signal Vs. Return it.
[0017]
When transmitting data from the transmission unit 10 to a desired operation terminal or control terminal, a multiplex transmission signal Vs having the mode data MD as the control mode and the address of the operation terminal or control terminal as the address data AD is used. When the multiplex transmission signal Vs is sent to the signal line Ls, the operation terminal or control terminal matching the address receives the control data CD and returns the monitoring data in the signal return period WT. The transmission unit 10 confirms that the control data CD has been transmitted to a desired operation terminal or control terminal according to the relationship between the transmitted control data CD and the monitoring data received during the signal return period WT. The control terminal instructs the operation of the relay or changes the dimming signal according to the received control data CD, and the operation terminal outputs a monitoring signal for confirming the operation according to the received control data CD.
[0018]
On the other hand, the transmission unit 10 normally sends a multiplex transmission signal Vs with the mode data MD as a dummy mode at regular time intervals (always polling), and the operation terminal tries to transmit some information to the transmission unit 10. When doing so, an interrupt signal as shown in FIG. 3C is generated in synchronization with the synchronization signal SY of the multiplex transmission signal Vs in the dummy mode. At this time, the operation terminal sets an interrupt flag to prepare for subsequent information exchange with the transmission unit 10. When the transmission unit 10 receives the interrupt signal, the mode data MD is set to the interrupt polling mode, and the upper half of the address (the upper 4 bits if the address is 8 bits) is sequentially increased and the multiplex transmission signal is transmitted. In the operation terminal that has generated the interrupt signal, when the upper 4 bits of the address of the multiplexed transmission signal in the interrupt polling mode match the upper 4 bits of the address set in the operation terminal, the signal return period The lower half of the address is returned to the transmission unit 10 to the WT. In this way, the transmission unit 10 searches for 16 operation terminals that have generated the interrupt signal, so that the operation terminal can be found in a relatively short time.
[0019]
When the transmission unit 10 acquires the address of the operation terminal that has generated the interrupt signal, the mode data MD is set to the monitoring mode, and a multiplex transmission signal having the acquired address is sent to the signal line Ls. In contrast, the operation terminal returns information to be transmitted in the signal return period WT. Finally, the transmission unit 10 sends a signal instructing an interrupt reset to the operation terminal that has generated the interrupt signal, and cancels the interrupt flag of the operation terminal. As described above, information transmission from the operation terminal to the transmission unit 10 is performed by four signal transmissions from the transmission unit 10 to the operation terminal (dummy mode, interrupt polling mode, monitoring mode, interrupt reset). Complete. When the transmission unit 10 wants to know the operation state of a desired control terminal, it is only necessary to send a multiplex transmission signal using the mode data MD as monitoring data.
[0020]
When the input data is generated according to the operation of the operation unit provided in the operation terminal device by the operation as described above, the monitoring data corresponding to the input data is returned from the operation terminal device to the transmission unit 10, and the transmission unit 10 performs the control. When the control data CD is transmitted to the terminal, control based on the control data CD is performed in the control terminal. Further, the transmission unit 10 has a relation table in which operation terminals and control terminals are associated with each other by an address relationship. When input data is generated in the operation terminal, the control terminal associated with the relation table. The control data CD is transmitted to the device.
[0021]
As is clear from the above-described operation, in the relationship table in the transmission unit 10, if the correspondence relationship between the address of the operation terminal and the control terminal is one-to-many, only the operation unit of one operation terminal is operated. It becomes possible to collectively control the lighting fixtures 1 as loads connected to a plurality of control terminals. This type of control is called collective control, and when the same control is instructed collectively to a plurality of lighting fixtures 1 in the range specified by the relational data in advance (for example, all the lights in the specified range). When the fixture 1 is turned on) is called group control, and when a plurality of lighting fixtures 1 in a designated range are individually instructed to control (for example, the light output of each lighting fixture 1 within the designated range is individually controlled). This is called pattern control.
[0022]
Next, the structure of the dimming control terminal 12 with a sensor is demonstrated based on FIG. The dimming control terminal 12 with sensor includes a multiplex transmission signal transmitting / receiving circuit 21 connected to the signal line Ls. The multiplex transmission signal transmitting / receiving circuit 21 converts the bipolar multiplex transmission signal Vs described above into a TTL level signal. It has a function to be given to the signal processing unit 20 and a function to convert a signal sent from the signal processing unit 20 to the signal line Ls into a current mode signal. The signal processing unit 20 has a microcomputer as a main configuration, and uses an address stored in a data storage unit 22 including a nonvolatile memory that retains stored contents even when power is not supplied, such as an EEPROM. The signal processing unit 20 receives the control data CD of the multiplex transmission signal Vs when the address included in the multiplex transmission signal Vs received through the multiplex transmission signal transmitting / receiving circuit 21 matches the address stored in the data storage unit 22, and receives the control data CD. Operates according to the CD. The fact that the multiplex transmission signal Vs has been received is sent to the signal line Ls through the multiplex transmission signal transmitting / receiving circuit 21. Further, the signal processing unit 20 compares the work surface illuminance detected by the illuminance detection circuit 24 with the target illuminance stored in the data storage unit 22, and generates a dimming signal in a direction that brings the work surface illuminance closer to the target illuminance. An instruction is given to the dimming signal output circuit 25. The illuminance detection circuit 24 includes an illuminance sensor such as a photodiode, and provides the signal processing unit 20 with an analog signal obtained by amplifying a signal corresponding to the brightness output from the illuminance sensor. Therefore, the signal processing unit 20 converts the analog signal output from the illuminance detection circuit 24 into a digital signal by a built-in A / D converter.
[0023]
The address stored in the data storage unit 22 can be set, changed, and confirmed by using a separate setting device (not shown). The setting device can transmit and receive addresses using a wireless signal using infrared as a signal medium, and the signal processing unit 20 is provided with an address setting signal transmission / reception circuit 23 for transmitting and receiving the wireless signal. On the other hand, the target illuminance stored in the data storage unit 22 can be set, changed, and confirmed by using a separately provided remote control device X (see FIG. 1). The remote control device X can send and receive target illuminance using a wireless signal using infrared as a signal medium, and an illuminance setting signal transmission / reception circuit 26 is provided in the signal processing unit 20 in order to send and receive this wireless signal. When the target illuminance is changed using the remote control device X, the signal processing unit 20 generates an interrupt signal Vi to notify the transmission unit 10 that the target illuminance has changed.
[0024]
The power source of the signal processing unit 20 is obtained by full-wave rectifying and stabilizing the multiplex transmission signal Vs transmitted through the signal line Ls in the power source circuit 27, and the power source of the dimming signal output circuit 25 is supplied through the power source line Lp. The supplied commercial power supply is supplied from a dimming signal power supply circuit 28 that converts the commercial power supply into a DC voltage of 10V. Note that as the dimming signal output from the dimming signal output circuit 25, a signal in which the dimming level is replaced with a duty is used.
[0025]
By the way, the target illuminance stored in the data storage unit 22 can be rewritten not only by the remote control device X using a wireless signal but also by a multiplexed transmission signal transmitted through the signal line Ls. In the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor, the dimming signal is generated by performing feedback control so that the work surface illuminance detected by the illuminance detection circuit 24 is maintained at the target illuminance. Since the optical signal is not directly instructed by using the multiplex transmission signal Vs, the up operation unit Su and the down operation are performed for the address relationship between the dimming switch 11 and the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor. The part Sd is not associated with the lighting fixture 1, and the up operation part Su and the down operation part Sd are associated with the storage area of the target illuminance in the data storage unit 22. That is, if the up operation unit Su or the down operation unit Sd provided in the dimming switch 11 is pressed, the interrupt signal Vi is periodically generated during the pressing operation, and the dimming is performed every time the interrupt signal Vi is generated. A multiplex transmission signal Vs including control data CD whose level is increased or decreased stepwise is transmitted to the dimming control terminal 12 with illuminance sensor. However, the dimming switch 11 only gives an instruction to increase or decrease the dimming level. When an increase or decrease in the dimming level is instructed by operating the dimming switch 11, the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor is given. The dimming level to be transmitted is generated by increasing or decreasing the dimming level stored in the transmission unit 10. In the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor, the dimming level read by the signal processing unit 20 is written in the data storage unit 22 as the target illuminance. Here, if the target illuminance is written in the data storage unit 22 every time the multiplex transmission signal Vs is received, the light output of the luminaire 1 changes with the change of the target illuminance. The target illuminance can be set while checking.
[0026]
For example, if the user feels that the light intensity of the luminaire 1 is set to 50% of the maximum output by the remote control device X and the user feels a little dark, the wall switch It is possible to increase the target illuminance by pressing the up operation unit Su of the light control switch 11 provided as follows, and to adjust the light output to such an extent that the user does not feel dark. Conversely, if the user feels that it is slightly too bright, the target illuminance can be lowered by pressing the down operation portion Sd of the dimming switch 11 provided as a wall switch. The light output can be adjusted so that it does not feel too bright.
[0027]
The dimming switch 11 is provided with an on / off operation unit Sf. When a lighting instruction is given by the on / off operation unit Sf, a dimming signal generated so that the illuminance detected by the illuminance sensor is maintained at the target illuminance. The feedback control described above is performed. On the other hand, when the turn-off instruction is given by the on / off operation unit Sf, the signal processing unit 20 does not perform the feedback control using the output of the illuminance detection circuit 24, and the dimming signal that makes the light output of the lighting fixture 1 zero. Is output from the dimming signal output circuit 25. In short, for the operation of the on / off operation unit Sf, the signal processing unit 20 selects whether or not to perform feedback control. When the feedback control is not performed, the signal processing unit 20 adjusts a dimming signal that makes the light output of the lighting fixture 1 zero. The light is output from the optical signal output circuit 25.
[0028]
The dimming control terminal 12 with an illuminance sensor described above is attached with the ceiling surface as the construction surface. As shown in FIGS. 4 and 5, the body 30 of the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor is provided integrally with the main body 31 inserted into the mounting hole drilled in the ceiling plate and the lower end of the main body 31. And a flange 32 having a circular outer periphery contacting the lower surface of the ceiling board. The main body 31 stores the circuit shown in FIG. On the upper surface of the main body 31, a power supply terminal Tp (see FIG. 2) for connecting the power supply line Lp, a signal terminal Ts (see FIG. 2) for connecting the signal line Ls, and a dimming for connecting the dimming control line Ld. A terminal block 33 having a terminal Td (see FIG. 2) is provided. In addition, a pair of mounting bases 34 for mounting mounting brackets (not shown) and direct attachment holes 35 for inserting wood screws to be screwed into the ceiling plate are provided in the peripheral portion of the flange 32. . The mounting base 34 includes a screw hole 34 a penetrating through the front and back of the flange portion 32 and attachment holes 34 b formed on both sides of the screw hole 34 a in the circumferential direction of the flange portion 32. The mounting bracket has a prismatic column having a lower end and fitted on the mounting hole 34b, and one side surface is opened. A clamping screw is inserted vertically into the column, and the clamping screw has a column of the column. One end portion of the sandwiching plate protruding from the opened side face is screwed. The head, which is the lower end of the tightening screw, is exposed from the screw hole 34a, and the main body 31 is inserted into the mounting hole of the ceiling plate with the pinch plate positioned near the upper end of the column, and then the tightening screw is rotated. When the sandwiching plate is moved downward, the container 30 is fixed to the ceiling plate by sandwiching the ceiling plate between the flange 32 and the sandwiching plate. The structure of this type of mounting bracket is well known. The mounting bracket 34 is not necessarily fixed to the mounting base 34. When a box such as a switch box is embedded in the construction surface, a box screw that is screwed into the box is inserted into the screw hole 34a. It is possible to fix the container 30 to the construction surface.
[0029]
As shown in FIG. 5, a detection window 36 for taking light into the illuminance sensor provided in the illuminance detection circuit 24 is provided at the center of the lower surface of the container 30. The detection window 36 is not designed to capture ambient light into the illuminance sensor, but is provided to capture light from the work surface (desk surface) with the illuminance sensor, and is therefore designed to have a relatively narrow viewing angle. Yes. In addition, around the detection window 36, two transmission / reception windows 37 and 38 for transmitting and receiving wireless signals in the address setting signal transmission / reception circuit 23 and the illuminance setting signal transmission / reception circuit 26 are provided.
[0030]
The dimming signal is a rectangular wave signal output at a constant period A as shown in FIG. 6A, and the ratio of the ON period B to one period A is set to duty B / A, and FIG. As shown, the duty B / A and the light output are associated with each other so that the light output increases as the duty B / A increases. In the illustrated example, when the duty B / A = 1, the light output is set to 100% (that is, rated lighting), and the light output is dutyed up to the lower limit of the dimmable range D1 of the lighting fixture 1 (5% in the illustrated example). It is proportional to B / A. In the luminaire 1, even if the light output is made smaller than the lower limit of the dimmable range D 1, the light output cannot be obtained because the light source is turned off. However, the dimmable range D 1 varies depending on the surrounding environment and the luminaire 1. Therefore, if the light output of the lighting fixture 1 is set to zero by making the light output smaller than the lower limit of the dimmable range D1, the timing of turning off the lighting fixture 1 will vary. Therefore, the duty B / A is continuously changed in a range where there is no variation, and the duty B / A is set so that the light output of the lighting fixture 1 is surely zero as the extinguishing range D2 separately from the dimmable range D1. Set A. In the illustrated example, a light extinction range D2 of duty B / A≈0 is set as a dimming signal for setting the optical output to zero. In this way, by setting the dimmable range D1 and the extinguishing range D2 discontinuously, the lighting fixture 1 can be reliably extinguished in the extinguishing range D2.
[0031]
In the case of remotely controlling the lighting fixture 1 capable of dimming control, a configuration using a control terminal 14 with a built-in relay for turning on and off the lighting fixture 1 can be considered as shown in FIG. With such a configuration, an extra control terminal 14 is required. On the other hand, by generating a dimming signal that makes the dimming level zero as described above, the operation of the inverter built in the lighting fixture 1 is stopped and set to a pseudo off state, thereby controlling The light output of the lighting fixture 1 can be made zero without using the terminal device 14. FIG. 7 illustrates an operation terminal 15 including an on / off operation unit Sf ′ for only turning on / off the control terminal 14.
[0032]
  This exampleIn the configuration, when setting the target illuminance in the dimming control terminal 12 with illuminance sensor, when there are a plurality of dimming control terminals 12 with illuminance sensors, the remote control device X is used when setting the target illuminance individually. The target illuminance may be set by using the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor to be collectively set when setting the target illuminance of the dimming control terminal 12 with a plurality of illuminance sensors at once. The dimming switch 13 may be associated with the group control setting, and the target illuminance of the dimming control terminals 12 with a plurality of illuminance sensors is set collectively by operating one dimming switch 13. It becomes possible. Further, even when the dimming switch 13 is associated with the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor by the setting of individual control, the target illuminance can be set without using the remote control device X. If there is the light control switch 13 arranged as a switch, the target illuminance can be changed without the remote control device X, and convenience is enhanced.
[0033]
  (Reference example)
  In the basic configuration, the technique for adjusting the target illuminance has been described. However, if a reference value is set for the target illuminance and the target illuminance can be set as a relative value with respect to the reference value, the convenience is enhanced. Therefore,This exampleThen, in the lighting design, when the light output of the luminaire 1 is set to 70% in the absence of light in the surroundings, it is utilized that the illuminance of the work surface (desk surface) is 1000 lx, The illuminance detected by the illuminance sensor when the lighting fixture 1 is turned on at 70% at night is regarded as 1000 lx, and the detected illuminance at this time is set as a reference value of target illuminance (hereinafter referred to as “reference illuminance”) in the data storage unit 22. I try to remember it.
[0034]
  The above-described operation is performed by the signal processing unit 20 of the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor. In the signal processing unit 20, the above-described operation is associated with a specific address, and the address is used. When the activation of the above operation is instructed, a dimming signal is generated so that the light output of the lighting fixture 1 is 70%, and the detected illuminance at the illuminance detection circuit 24 is set as the reference illuminance in the data storage unit 22 To do. Here, immediately after the lighting fixture 1 is turned on, the tube wall temperature of the light source is low and the light output is unstable. Therefore, when setting the reference illuminance, a drift period (such that the light output is stabilized from lighting) For example, the illuminance detected by the illuminance detection circuit 24 after 10 seconds) has elapsed. If the reference illuminance setting is canceled when re-operation is performed before the drift period elapses, it is possible to select between setting and canceling the reference illuminance only by pressing one push button switch, for example. become. Also,This exampleSince the reference illuminance is set at night when the surroundings are dark and no people are present, it is not necessary to keep the lighting fixture 1 lit after setting the reference illuminance. Later, it operates to turn off the luminaire 1.
[0035]
That is, when the operation terminal device in which the address is associated with the operation for setting the reference illuminance is operated at time t0 as shown in FIG. 9A, the reference illuminance is set in the operation terminal device as shown in FIG. 9B. An indicator light indicating that the operation has started is lit. Moreover, in the light control terminal 12 with an illuminance sensor, the operation | movement which sets reference | standard illuminance is started like FIG.9 (c). The illuminance sensor-equipped dimming control terminal 12 outputs a dimming signal so that the luminaire 1 is turned on with a light output of 70%, and the luminaire 1 is output as shown in FIG. Light. When the drift period T1 elapses from time t0, the output of the illuminance detection circuit 24 at this time is taken as the reference illuminance, and the reference illuminance is stored in the data storage unit 22. When the reference illuminance can be stored in the data storage unit 22 in this way, at time t1, the lighting device 1 is turned off and the correction operation for setting the reference illuminance is terminated, and the reference illuminance is set in the operation terminal. Notify that has succeeded. By this notification, the indicator lamp of the operation control unit is turned off as shown in FIG. When the control terminal is operated again during the drift period T1, the setting of the reference illuminance is forcibly stopped. In addition, when the setting of the reference illuminance fails, the failure is notified by display on the operation terminal. In short, it is possible to know the success or failure of the setting of the reference illuminance by the state of lighting and extinguishing of the indicator lamp of the operation terminal.
[0036]
  In general, a plurality of lighting fixtures 1 are arranged in an office or the like, and a plurality of dimming control terminals 12 with illuminance sensors are provided, so that the reference illuminance is simultaneously set for the plurality of dimming control terminals 12 with illuminance sensors. Is desirable. Therefore, as shown in FIG. 8, the pattern switch 16 (or group switch) that performs pattern control as an operation terminal is connected to the signal line Ls, and the reference illuminance is set in the dimming control terminals 12 with a plurality of illuminance sensors. If the correction operation to be performed is subject to pattern control (or group control) and an address is associated with the pattern switch 16 (or group switch), the dimming control terminal 12 with a plurality of illuminance sensors can be connected to a single operation. It becomes possible to set the reference illuminance. In the illustrated example, the pattern switch 16 includes an on / off operation unit Sg. When the on / off operation unit Sg is pressed, setting of the reference illuminance and cancellation of the reference illuminance setting operation can be selected. That is, the on / off operation unit Sg functions as a start switch that starts the correction operation. Furthermore, in the above-described example, the pattern switch 16 is operated. However, if a time switch configured to generate the transmission signal Vs of the same type as the pattern switch 16 according to the time schedule is used, the reference is used when there is no person at night. Illuminance can be set automatically. The time switch is a kind of operation terminal and is configured to generate an interrupt signal Vi according to a time schedule. Other configurations and operations areBasic configurationIt is the same.
[0037]
  (Embodiment)
  Mentioned aboveConfiguration exampleThen, although the example which made it possible to set one target illumination intensity to one light control terminal 12 with an illumination sensor was shown,This embodimentAdopted a configuration to set multiple target illuminances in one dimming control terminal 12 with illuminance sensoris doing.For example, in an office, energy may be saved by lowering the illuminance during breaks (such as lunch breaks) than during office hours. In order to enable such control, a plurality of areas for setting a plurality of target illuminances are provided in the data storage unit 22, different addresses are associated with each area, and which area the target illuminance is to be used depends on the address. It is desirable to make it selectable. Table 1 shows an example when two target illuminances are set.
[0038]
[Table 1]
Figure 0004036115
[0039]
  Each target illuminance can be adjusted using the dimming switch 11 described in the basic configuration. Here, since the addresses associated with each target illuminance are different, in order to be able to adjust a plurality of target illuminances with a single dimming switch 11, a plurality of addresses for one dimming switch 11 is used. Are associated in the same manner as group control (or pattern control), and it is desirable to change a plurality of target illuminances collectively by operating one dimming switch 11. However, since the dimming control terminal 12 with the illuminance sensor cannot use a plurality of target illuminances at the same time, an effective one is selectively selected from the plurality of target illuminances. That is, only one of the plurality of addresses is valid at each time point. For example, which address is validReference exampleAs with the time switch described in, an operation terminal that generates an interrupt signal Vi according to a time schedule may be used.
[0040]
  The “illuminance setting” at the bottom of Table 1 isReference exampleWhen the target illuminance is set using the illuminance information based on the illumination design when there is no outside light such as at night, the signal processing unit 20 is provided to activate the setting processing operation. Address. The target illuminance 1 and the target illuminance 2 are set as relative values with respect to the target illuminance obtained by “illuminance setting”. In short, based on the target illuminance on the desk surface obtained by the “illuminance setting”, the target illuminance 1 that is the target illuminance during the office hours and the target illuminance 2 that is the target illuminance during the break time are set to the standard values. Set by adding or subtracting. The “illuminance setting” address is valid only during the setting of the target illuminance, and automatically invalidated when the setting is completed. The “forced control” at the top of Table 1 sets the light output of the luminaire 1 to a prescribed value regardless of the illuminance detected by the illuminance detection circuit 24 when this address is designated. That is, when the operation terminal corresponding to this address is turned on, a dimming signal having a prescribed light output is output.
[0041]
The four addresses shown in Table 1 may be associated with different operation terminals. However, as described above, some or all of the addresses may be associated with one operation terminal. . When any one of the addresses is associated with a different operation terminal, another address may be selected when one address is selected. In this case, the last operation was performed. What is necessary is just to process so that the address corresponding to an operation terminal device may become effective.
[0042]
By the way, in the present embodiment, the illuminance can be selected from a plurality of stages (three stages of “forced control”, “target illuminance 1”, and “target illuminance 2”). there is a possibility. For example, during office hours, “target illuminance 1” is adopted, and the light output of the luminaire 1 is feedback-controlled so that a work surface illuminance of about 1500 lx (desk surface illuminance) is obtained. And the light output of the luminaire 1 is fixed to 10% (work surface illuminance is about 700 lx). In this case, since the light output of the luminaire 1 changes suddenly at the time of lunch break from the morning work hours or at the afternoon work time of lunch breaks, a sudden change in brightness is noticed. May not be used and the surroundings may be difficult to see. Therefore, in this embodiment, when the illuminance level is switched, the signal processing unit 20 performs fade control that gradually increases or decreases the light output as time passes. That is, when the illuminance level is switched, the signal processing unit 20 determines whether the change in illuminance is in an increasing direction or a decreasing direction, and gradually increases or decreases the dimming signal given to the lighting fixture 1 over time.
[0043]
Now, as shown in FIG. 10, “target illuminance 1” is adopted for the time zone of 9:00 to 12:00 which is the working hours in the morning, and the time zone of 12:00 to 13:00 which is the lunch break is “ It is assumed that “forced control” (light output 10%) is adopted, and “target illuminance 1” is adopted in the afternoon working hours of 13:00:00 to 18:00. In this case, in the case of changing from “target illuminance 1” to “forced control” at 12:00, fade control is performed to gradually decrease the light output with the passage of time at 12:00, and at 13:00. When changing from “forced control” to “target illuminance 1”, fade control is performed to gradually increase the light output with the passage of time at 13:00. In this way, by adopting the control that includes the fade control when changing the illuminance level, it is possible to prevent a sudden change in brightness. The period during which the fade control is performed can be set in advance, and the change speed of the light output is determined by the difference between the light output before switching and the light output after switching and the period during which the fade control is performed. Alternatively, the change speed may be set in advance, and the fade control may be terminated when the light output after switching is reached after the fade control is started. Also, it is desirable to be able to select whether or not fade control is necessary.
[0044]
  In this embodiment, the illuminance can be switched in three stages, but even when the illuminance is switched in two stages, such as a combination of one-step target illuminance and forced control or a combination of two-step target illuminance. The configuration of the present embodiment can be employed, and the configuration of the present embodiment can also be employed when the illuminance can be switched to four or more levels. Furthermore, when switching between the period for performing the feedback control at the target illuminance and the period for performing the forced control as in the example illustrated in FIG. 10, it is necessary to ensure the target illuminance during the period during which the feedback control is performed. If the fade control is performed during the forced control period during the transition from the forced control to the feedback control, the target illuminance can be reliably ensured during the feedback control period. Other configurations and operations areBasic configurationIt is the same.
[0045]
【The invention's effect】
  Invention of Claim 1According to the configuration ofSince the target illuminance set in the controller can be changed by performing data transmission using the time division multiplex transmission method, the target illuminance can be changed by operating the dimming switch provided separately from the controller and connected to the signal line. It is possible to increase or decrease the light output of the luminaire as necessary while performing control to automatically maintain the work surface illuminance at a constant illuminance. In addition, the controller is generally mounted on the ceiling, which is a high place, to detect the illuminance on the work surface, but it is connected to the signal line and connected to the wall without working at a high place or using a wireless remote control device. The target illuminance can be easily adjusted by a dimming switch that can be attached. In addition, since the target illuminance is set according to the address correspondence with the dimming switch, if a plurality of controllers are associated with one dimming switch, the target illuminance of the plurality of controllers is collectively adjusted. It becomes possible.
[0049]
Moreover,The controller can select illuminance at multiple levels, and the illuminance is selected using an address associated with each illuminance level. For example, during office hours and during breaks It is possible to change the illuminance during the time.
[0050]
  Claim 2The invention ofIsThe controller can select fade control that gradually increases or decreases the light output over time when changing the illuminance, and the brightness suddenly changes when changing the illuminance, making it difficult to see the surroundings Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a basic configuration of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a controller used in the above.
FIG. 3 is an operation explanatory diagram of the above.
FIG. 4 is a perspective view of a controller used in the above.
FIG. 5 is a bottom view of the controller used in the above.
FIG. 6 is an operation explanatory view of the above.
FIG. 7 is a schematic configuration diagram showing a comparative example with respect to the above.
[Fig. 8] of the present inventionReference exampleIt is a schematic block diagram which shows.
FIG. 9 is an operation explanatory diagram of the above.
[Figure 10] Main departureEnlightenmentIt is operation | movement explanatory drawing which shows a form.
FIG. 11 is a schematic configuration diagram showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
  1 lighting equipment
  10 Transmission unit
  11 Dimming switch
  12 Controller
  16 Operation terminal
  20 Signal processor
  21 Multiplex transmission signal transceiver circuit
  22 Data storage
  23 Address setting signal transmission / reception circuit
  24 Illuminance detection circuit
  25 Dimming signal output circuit
  26 Illuminance setting signal transmission / reception circuit
  Ls signal line
  Sd Down operation part
  Sf ON / OFF operation unit
  Sg ON / OFF operation unit
  Su-up operation unit

Claims (2)

外部から入力される調光信号に従って光出力を変化させる照明器具と、照明器具により照明される範囲内の作業面照度を検出する機能を有し検出した作業面照度があらかじめ設定された目標照度を保つように照明器具への調光信号を生成するコントローラと、コントローラとは信号線を介して接続され信号線に時分割多重伝送方式によるデータ伝送を行うための多重伝送信号を送出する伝送ユニットと、信号線に接続され多重伝送信号を用いてコントローラに伝送するデータを操作部の操作に応じて生成する調光スイッチとを備え、コントローラおよび調光スイッチはそれぞれアドレスを有するとともに伝送ユニットとの間で多重伝送信号を用いてデータを授受し、伝送ユニットにおいてアドレスの対応関係を設定した関係データにより調光スイッチの操作がコントローラの動作に対応付けられ、コントローラでは不揮発性メモリからなるデータ記憶部に目標照度が記憶されるとともにあらかじめコントローラに設定されているアドレスに一致するアドレスを含む多重伝送信号を受信すると当該多重伝送信号に含まれる目標照度をデータ記憶部に格納し、調光スイッチは目標照度を指定するデータを生成する調光操作部を備え、コントローラは、複数段階の照度を択一的に選択することができ、照度の各段階ごとに対応付けたアドレスを用いて照度が選択されることを特徴とする照明制御システム。A luminaire that changes the light output in accordance with a dimming signal input from the outside, and a function that detects the illuminance of the work surface within the range illuminated by the luminaire, and the detected illuminance of the work surface that has been set in advance A controller for generating a dimming signal to the lighting fixture so as to maintain, a controller connected to the controller via a signal line, and a transmission unit for transmitting a multiplex transmission signal for performing data transmission by a time division multiplex transmission method to the signal line; A dimming switch connected to the signal line and generating data to be transmitted to the controller using a multiplex transmission signal according to the operation of the operation unit. The controller and the dimming switch each have an address and are connected to the transmission unit. In the transmission unit, data is exchanged using multiple transmission signals. When the switch operation is associated with the operation of the controller, the controller stores the target illuminance in the data storage unit consisting of a non-volatile memory and receives a multiplex transmission signal including an address that matches the address preset in the controller. The target illuminance included in the multiplex transmission signal is stored in the data storage unit, the dimming switch has a dimming operation unit that generates data for specifying the target illuminance, and the controller selectively selects multiple levels of illuminance. An illumination control system, wherein an illuminance is selected using an address associated with each stage of the illuminance . 前記コントローラは、照度を変更するときに時間経過に伴って光出力を徐々に増減させるフェード制御が選択可能であることを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。 Wherein the controller is lighting control system of claim 1, wherein the fade control gradually increase or decrease the light output with time when changing the illuminance can be selected.
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