JP4016956B2 - エンジンの可変動弁機構及びその制御装置 - Google Patents
エンジンの可変動弁機構及びその制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4016956B2 JP4016956B2 JP2004061075A JP2004061075A JP4016956B2 JP 4016956 B2 JP4016956 B2 JP 4016956B2 JP 2004061075 A JP2004061075 A JP 2004061075A JP 2004061075 A JP2004061075 A JP 2004061075A JP 4016956 B2 JP4016956 B2 JP 4016956B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- arm
- output arm
- variable valve
- valve mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
図23に、可変動弁機構の斜視構造を示す。
可変動弁機構91は、エンジンバルブ(吸気バルブまたは排気バルブ)をリフトさせる仲介駆動機構92を備えている。
なお、その他の可変動弁機構としては、特許文献2に記載の装置が知られている。
こうした構成を採用した場合には、油圧シリンダ機構や油路の形成が必要となるため、装置の大型化や複雑化をまねくようになる。
<請求項1>
請求項1に記載の発明は、エンジンのカムシャフトによる入力アームの揺動を出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動を通じてエンジンバルブをリフトさせるとともに、前記入力アーム及び出力アーム内に設けられたスライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、相対回転可能に嵌め合わされたインナ及びアウタと、前記インナと前記アウタとを相対回転させる位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成したことを要旨としている。
請求項2に記載の発明は、エンジンのカムシャフトによる入力アームの揺動を出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動を通じてエンジンバルブをリフトさせるとともに、前記入力アーム及び出力アーム内に設けられたスライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、前記スライダギアと噛合するスプライン部及び径方向外方へ突出した突部を有する略管状のインナと、前記突部の周方向への移動を許容した状態で前記インナを収容可能な略管状のアウタと、これらインナとアウタとを嵌め合わせた状態において、前記突部を周方向へ変位させて前記インナと前記アウタとを相対回転させることにより前記インナと前記アウタとの相対位相を変更する位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成したことを要旨としている。
請求項3に記載の発明は、エンジンバルブに対応して設けられたカムシャフトと、カムシャフトのカムと協働して前記エンジンバルブをリフトさせるバルブリフト部とを備えたエンジンに適用されて、前記カムシャフトに対応して設けられたコントロールシャフトと、該コントロールシャフトと連動して軸方向へ移動可能なスライダギアと、スライダギア上に設けられて前記カムシャフトのカムと接触する入力アームと、前記スライダギア上に設けられて前記バルブリフト部と接触する出力アームとを備え、前記カムによる前記入力アームの揺動を前記出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動による前記バルブリフト部の駆動を通じて前記エンジンバルブをリフトさせるとともに、前記コントロールシャフトを通じて前記スライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、相対回転可能に嵌め合わされたインナ及びアウタと、前記インナと前記アウタとを相対回転させる位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成したことを要旨としている。
請求項4に記載の発明は、エンジンバルブに対応して設けられたカムシャフトと、カムシャフトのカムと協働して前記エンジンバルブをリフトさせるバルブリフト部とを備えたエンジンに適用されて、前記カムシャフトに対応して設けられたコントロールシャフトと、該コントロールシャフトと連動して軸方向へ移動可能なスライダギアと、スライダギア上に設けられて前記カムシャフトのカムと接触する入力アームと、前記スライダギア上に設けられて前記バルブリフト部と接触する出力アームとを備え、前記カムによる前記入力アームの揺動を前記出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動による前記バルブリフト部の駆動を通じて前記エンジンバルブをリフトさせるとともに、前記コントロールシャフトを通じて前記スライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、前記スライダギアと噛合するスプライン部及び径方向外方へ突出した突部を有する略管状のインナと、前記突部の周方向への移動を許容した状態で前記インナを収容可能な略管状のアウタと、これらインナとアウタとを嵌め合わせた状態において、前記突部を周方向へ変位させて前記インナと前記アウタとを相対回転させることにより前記インナと前記アウタとの相対位相を変更する位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成したことを要旨としている。
請求項5に記載の発明は、請求項2または4に記載のエンジンの可変動弁機構において、前記突部を周方向の一方へ押圧するアジャストスクリュと、
前記突部を前記アジャストスクリュの押圧方向と反対の方向へ押圧する弾性体とを備えて前記位相変更手段を構成したことを要旨としている。
請求項6に記載の発明は、請求項2または4に記載のエンジンの可変動弁機構において、前記突部を周方向の一方へ押圧する電動アクチュエータと、
前記突部を前記電動アクチュエータの押圧方向と反対の方向へ押圧する弾性体とを備えて前記位相変更手段を構成したことを要旨としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のエンジンの可変動弁機構において、前記エンジンの燃焼状態に基づいて前記電動アクチュエータを制御する制御手段を備えたことを要旨としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のエンジンの可変動弁機構において、前記制御手段は、前記エンジンがシリンダ内にスワール流を必要とする運転状態にあるとき、前記電動アクチュエータの制御を通じて、前記シリンダに対応する一対の吸気バルブの間で最大リフト量に差をもたせることを要旨としている。
本発明の第1実施形態について、図1〜図20を参照して説明する。
本実施形態では、直列4気筒型エンジンに本発明の可変動弁機構を適用した場合を想定している。
図1に、エンジンのシリンダヘッドにおけるカムシャフト及び可変動弁機構の配置構造を示す。
シリンダブロック11には、複数のシリンダ13が設けられている。
シリンダヘッド12には、シリンダ13の吸気ポートを開閉する吸気バルブ14がシリンダ13毎に設けられている。各シリンダ13には、吸気ポートに対応して一対の吸気バルブ14が設けられている。
排気バルブ15の上方には、排気カム18を有する排気カムシャフト19が設けられている。
排気カムシャフト19は、シリンダヘッド12に形成された軸受22により回転可能に支持されている。
吸気カムシャフト17の近傍には、各吸気バルブ14の最大リフト量及び作用角を連続的に可変とする最大リフト量可変機構3が設けられている。
各仲介駆動機構4は、軸受21間に配置されて、軸方向への動きが軸受21によって規制される。
図2に、仲介駆動機構4の斜視構造を示す。
図3に、仲介駆動機構4の分解斜視構造を示す。
支持パイプ43内には、軸方向へ往復動することのできるコントロールシャフト44が挿通されている。
アクチュエータ31は、モータ、油圧シリンダ等により構成されており、コントロールシャフト44に連結されている。アクチュエータ31は、コントロールシャフト44を軸方向へ変位させてその軸方向における位置を調整することができる。
入力アーム41のハウジング41a内部には、軸方向に延びた空間が形成されている。
ハウジング41aの内周面には、ヘリカルスプライン41bが形成されている。
これらアーム41c,41dの間には、ハウジング41aの軸方向と平行となるようにシャフト41eが設けられている。シャフト41eには、ローラ41fが回転可能に取り付けられている。
図4に、正面側(図2と同方向)から見た入力アーム41及び各出力アーム51,52の部分破断斜視構造を示す。
第1出力アーム51のハウジング51a内部には、軸方向に延びた空間が形成されている。なお、ハウジング51aは、別体に形成されたアウタ5Aとインナ5Bとを備えて構成される。
ハウジング51aの外周面には、略径方向外方へ突出したノーズ51dが形成されている。このノーズ51dは、略三角形状に形成されており、凹状に湾曲したカム面51eが一辺に設けられている。
ハウジング52aの内周面には、ヘリカルスプライン52bが形成されている。ヘリカルスプライン52bの歯すじの傾斜方向は、入力アーム41に形成されたヘリカルスプライン41bの歯すじの傾斜方向とは反対に形成されている。
ハウジング52aの外周面には、略径方向外方へ突出したノーズ52dが形成されている。このノーズ52dは、略三角形状に形成されており、凹状に湾曲したカム面52eが一辺に設けられている。
図6に、支持パイプ43、コントロールシャフト44及びスライダギア42の斜視構造を示す。
図7に、仲介駆動機構4について、入力アーム41及び各出力アーム51,52の上部半分を取り除いた状態の斜視構造を示す。
各仲介駆動機構4のローラ41fは、常に吸気カム16と接触している。なお、ローラ41fとシリンダヘッド12との間にはスプリングが圧縮状態で配置されており、このスプリングによりローラ41fが常に吸気カム16へ押付けられている。
出力アーム(第1出力アーム51)の詳細な構造について、図8〜図19を参照して説明する。なお、第2出力アーム52も以下に説明する第1出力アーム51の構造と同様の構造を有する。
第1出力アーム51は、ノーズ51dを有するアウタ5Aと、内周にスプライン51bが形成されたインナ5Bと、アウタ5Aに取り付けられるアジャストスクリュ5Cとを備えて構成される。第1出力アーム51のハウジング51aは、アウタ5Aとインナ5Bとにより構成される。
アウタ5Aにおいて、スライダギア42へ組み付けた際に入力アーム41と当接する端面を入力アーム側端面5Aaとする。また、スライダギア42へ組み付けた際に入力アーム41と当接しない端面を軸受側端面5Abとする。
アウタ5Aにインナ5Bを組み付けた状態において、アウタ5Aの入力アーム側端面5Aaとインナ5Bの入力アーム側端面5Baとは略同一の平面に属する。また、軸受部51cと軸受側端面5Bbとが接触した状態となる。
図9に、図8のA1方向から見たアウタ5Aの構造を示す。
図10に、図8のA2方向から見たアウタ5Aの構造を示す。
アウタ5Aは、管状のインナ収容部5Acと、インナ収容部5Acの一部から径方向外方へ突出して形成された突起収容部5Adとを備えて構成される。
突起収容部5Adは、インナ収容部5Acの外周面5Acaの円周方向において、ノーズ51dが設けられていない位置に形成されている。
図12に、図8のB1方向から見たインナ5Bの構造を示す。
図13に、図8のB2方向から見たインナ5Bの構造を示す。
インナ5Bは、内周面にスプライン51bを有するインナ本体5Bcと、インナ本体5Bcの一部から径方向外方へ突出して形成された突部5Bdとを備えて構成される。
突部5Bdは、インナ本体5Bcの外周面5Bcaにおいて、アウタ5Aの突起収容部5Adと対応する位置に形成されている。
図15に、アウタ5Aへインナ5Bを組み付けた状態の第1出力アーム51の斜視構造を示す。
図17に、図15のC2方向から見た出力アームの構造を示す。
図18に、図15のC3方向から見た出力アームの構造を示す。
第1出力アーム51の各部の状態について説明する。
インナ5Bの突部5Bdは、アウタ5Aの突起収容部5Adの内部空間に位置している。
突部5Bdのばね5Beは、対向する突起収容部5Adの壁面と接触している。
これらアジャストスクリュ5C及びばね5Beにより、突部5Bdの周方向位置が固定されている。即ち、アウタ5Aとインナ5Bとが相対回転できない状態に維持される。
通常の最大リフト量可変機構においては、同可変機構をエンジンのシリンダヘッドに組み付ける際、次のようなことが問題となる。なお、ここでは、最大リフト量可変機構の出力アームとして、ノーズとヘリカルスプラインとが同一の構造体に形成された構造(ノーズとヘリカルスプラインとの相対位相を変更することができない構造)のものを想定している。
上記最大リフト量可変機構においては、1つのシリンダ13に対応する一対の出力アーム(出力アームA及び出力アームB)をスライダギアへ組み付けた際、各出力アーム及びスライダギアのヘリカルスプラインの加工精度が各々異なることに起因して、出力アームAのノーズの位相と出力アームBのノーズの位相とが一致しないこともある。
(a)最大リフト量可変機構をシリンダヘッド12から取り外す
(b)支持パイプ43から出力アームを取り外す
といった作業を行った後にワッシャシムを取り付けることになるため、作業効率を大きく低下させる要因となる。
各出力アーム51,52をスライダギア42に組み付けた状態において(図2)、アジャストスクリュ5Cを通じてアウタ5Aとインナ5Bとを相対回転させることにより、ヘリカルスプライン51b,52bに対するノーズ51d,52dの相対位相を変更することができる。即ち、支持パイプ43周りにおけるノーズ51d,52dの周方向位置の変更を通じて、ノーズ51d,52dの位相を調整することが可能となる。
また、各シリンダ13の出力アーム間においても、上記作業と同様の作業を行うことにより、馬蹄形シム等の調整部材を用いることなくノーズの位相を一致させることができるようになる。
最大リフト量可変機構3の組み付け手順の一例を以下に示す。
[1]4つのスライダギア42の貫通孔42dに支持パイプ43を挿通する。
[2]対応する長孔43aの位置に各スライダギア42を配置する。
[3]長孔43aを介して係止ピン45の端部をコントロールシャフト44の挿通孔44aに挿入する。
[4]入力アーム41及び各出力アーム51,52をスライダギア42と噛み合わせる。
[5]各ノーズ51d,52dの位相にずれがある場合は、アジャストスクリュ5Cを通じてノーズ51d,52dの位相を調整する。
[7]位相の調整が完了した後、ロックナット5Caを締め付けてアジャストスクリュ5Cを固定する。
[8]シリンダヘッド12に最大リフト量可変機構3を組み付けて軸受22により固定する。
以上詳述したように、この第1実施形態にかかるエンジンの可変動弁機構及びその制御装置によれば、以下に列記するような優れた効果が得られるようになる。
(3)また、調整部材のストックが不要となるため、コストの低減を図ることができるようになる。
なお、上記第1実施形態は、これを適宜変更した、例えば次のような形態として実施することもできる。
本発明の第2実施形態について、図21を参照して説明する。
図21に、可変動弁機構の斜視構造を示す。
ちなみに、各吸気バルブの最大リフト量が一致していない場合、各シリンダのトルクにばらつきが生じるため、こうしたトルクのばらつきに基づいてピエゾアクチュエータ5Dを制御することにより、最大リフト量を的確に調整することが可能となる。
以上詳述したように、この第2実施形態にかかるエンジンの可変動弁機構及びその制御装置によれば、先の第1実施形態による前記(1)〜(5)の効果に加えて、以下に示すような効果が得られるようになる。
なお、上記第2実施形態は、これを適宜変更した、例えば次のような形態として実施することもできる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について、図22を参照して説明する。
そして、制御装置6を通じて、以下に説明する「スワール制御」を行うことにより、エンジン1の運転状態に応じてスワール流を発生させることができるようにしている。
図22を参照して、スワール制御について説明する。
本処理は、エンジン1の運転中、所定時間毎の定時割り込み処理として周期的に行われる。
[ステップS200]スワール流を発生させる要求があるとき、一対の吸気バルブ14について、一方の吸気バルブ14の最大リフト量が小さくなるようにピエゾアクチュエータ5Dを駆動する。
<実施形態の効果>
以上詳述したように、この第3実施形態にかかるエンジンの可変動弁機構及びその制御装置によれば、先の第2実施形態による前記(1)〜(5)、(7)及び(8)の効果に加えて、以下に示すような効果が得られるようになる。
なお、上記第3実施形態は、これを適宜変更した、例えば次のような形態として実施することもできる。
その他、上記各実施形態に共通して変更することができる要素を以下に列挙する。
・上記各実施形態では、突部5Bdは突起収容部5Adの壁面と接触しない大きさに設定する構成としたが、突起収容部5Ad内における突部5Bdの周方向への移動が許容されるのであれば、突部5Bdの大きさは適宜変更可能である。
52…第2出力アーム、52a…ハウジング、52b…ヘリカルスプライン、52c…軸受部、52d…ノーズ、52e…カム面、5A…アウタ、5Aa…入力アーム側端面、5Ab…軸受側端面、5Ac…インナ収容部、5Aca…外周面、5Acb…内周面、5Ad…突起収容部、5Ae…貫通孔、5B…インナ、5Ba…入力アーム側端面、5Bb…軸受側端面、5Bc…インナ本体、5Bca…外周面、5Bd…突部、5Be…ばね、5C…アジャストスクリュ、5Ca…ロックナット。
Claims (8)
- エンジンのカムシャフトによる入力アームの揺動を出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動を通じてエンジンバルブをリフトさせるとともに、前記入力アーム及び出力アーム内に設けられたスライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、
相対回転可能に嵌め合わされたインナ及びアウタと、
前記インナと前記アウタとを相対回転させる位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成した
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。 - エンジンのカムシャフトによる入力アームの揺動を出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動を通じてエンジンバルブをリフトさせるとともに、前記入力アーム及び出力アーム内に設けられたスライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、
前記スライダギアと噛合するスプライン部及び径方向外方へ突出した突部を有する略管状のインナと、
前記突部の周方向への移動を許容した状態で前記インナを収容可能な略管状のアウタと、
これらインナとアウタとを嵌め合わせた状態において、前記突部を周方向へ変位させて前記インナと前記アウタとを相対回転させることにより前記インナと前記アウタとの相対位相を変更する位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成した
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。 - エンジンバルブに対応して設けられたカムシャフトと、カムシャフトのカムと協働して前記エンジンバルブをリフトさせるバルブリフト部とを備えたエンジンに適用されて、前記カムシャフトに対応して設けられたコントロールシャフトと、該コントロールシャフトと連動して軸方向へ移動可能なスライダギアと、スライダギア上に設けられて前記カムシャフトのカムと接触する入力アームと、前記スライダギア上に設けられて前記バルブリフト部と接触する出力アームとを備え、前記カムによる前記入力アームの揺動を前記出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動による前記バルブリフト部の駆動を通じて前記エンジンバルブをリフトさせるとともに、前記コントロールシャフトを通じて前記スライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、
相対回転可能に嵌め合わされたインナ及びアウタと、
前記インナと前記アウタとを相対回転させる位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成した
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。 - エンジンバルブに対応して設けられたカムシャフトと、カムシャフトのカムと協働して前記エンジンバルブをリフトさせるバルブリフト部とを備えたエンジンに適用されて、前記カムシャフトに対応して設けられたコントロールシャフトと、該コントロールシャフトと連動して軸方向へ移動可能なスライダギアと、スライダギア上に設けられて前記カムシャフトのカムと接触する入力アームと、前記スライダギア上に設けられて前記バルブリフト部と接触する出力アームとを備え、前記カムによる前記入力アームの揺動を前記出力アームへ伝達し、前記出力アームの揺動による前記バルブリフト部の駆動を通じて前記エンジンバルブをリフトさせるとともに、前記コントロールシャフトを通じて前記スライダギアを軸方向へ変位させることにより前記入力アームと前記出力アームとの相対位相差を変更して前記エンジンバルブの最大リフト量を変更するエンジンの可変動弁機構において、
前記スライダギアと噛合するスプライン部及び径方向外方へ突出した突部を有する略管状のインナと、
前記突部の周方向への移動を許容した状態で前記インナを収容可能な略管状のアウタと、
これらインナとアウタとを嵌め合わせた状態において、前記突部を周方向へ変位させて前記インナと前記アウタとを相対回転させることにより前記インナと前記アウタとの相対位相を変更する位相変更手段とを備えて前記出力アームを構成した
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。 - 請求項2または4に記載のエンジンの可変動弁機構において、
前記突部を周方向の一方へ押圧するアジャストスクリュと、
前記突部を前記アジャストスクリュの押圧方向と反対の方向へ押圧する弾性体とを備えて前記位相変更手段を構成した
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。 - 請求項2または4に記載のエンジンの可変動弁機構において、
前記突部を周方向の一方へ押圧する電動アクチュエータと、
前記突部を前記電動アクチュエータの押圧方向と反対の方向へ押圧する弾性体とを備えて前記位相変更手段を構成した
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。 - 請求項6に記載のエンジンの可変動弁機構において、
前記エンジンの燃焼状態に基づいて前記電動アクチュエータを制御する制御手段を備えた
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。 - 請求項7に記載のエンジンの可変動弁機構において、
前記制御手段は、前記エンジンがシリンダ内にスワール流を必要とする運転状態にあるとき、前記電動アクチュエータの制御を通じて、前記シリンダに対応する一対の吸気バルブの間で最大リフト量に差をもたせる
ことを特徴とするエンジンの可変動弁機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004061075A JP4016956B2 (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | エンジンの可変動弁機構及びその制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004061075A JP4016956B2 (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | エンジンの可変動弁機構及びその制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005248855A JP2005248855A (ja) | 2005-09-15 |
JP4016956B2 true JP4016956B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=35029566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004061075A Expired - Fee Related JP4016956B2 (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | エンジンの可変動弁機構及びその制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4016956B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5625616B2 (ja) * | 2010-08-20 | 2014-11-19 | スズキ株式会社 | 内燃機関の可変動弁装置 |
JP2014105773A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Jtekt Corp | シャフトと自在継手ヨークの結合構造及び結合方法並びにインターミディエイトシャフト |
-
2004
- 2004-03-04 JP JP2004061075A patent/JP4016956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005248855A (ja) | 2005-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5234191B2 (ja) | 二重カム軸構造及び二重カム軸構造の組み立て方法 | |
JP4573217B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
CN103038458A (zh) | 内燃机的可变气门装置 | |
JP4289192B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP4016956B2 (ja) | エンジンの可変動弁機構及びその制御装置 | |
JP4553854B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP4151518B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
US6543401B2 (en) | Camshaft drive mechanism | |
JP4715762B2 (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP4420855B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP4155142B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
JP4151519B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
JP2005351139A (ja) | エンジンの可変動弁機構 | |
JP4584814B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP4407598B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP4239921B2 (ja) | V型エンジン及びその可変動弁機構 | |
JP4161210B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP4192854B2 (ja) | 連続可変動弁機構 | |
JP2008051083A (ja) | エンジンの可変動弁装置 | |
JP2005351154A (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP2007192044A (ja) | 内燃機関の可変動弁機構 | |
JP2017020353A (ja) | 可変動弁装置の製造方法 | |
JP2007132248A (ja) | 可変動弁機構 | |
JP2007064253A (ja) | 継手、ならびにそれを用いる可変動弁機構 | |
JP2008190450A (ja) | エンジンの可変動弁装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070817 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070828 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |