JP4012962B2 - Fertilizer for improving marine resource growth environment and manufacturing method thereof - Google Patents

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Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Cultivation Of Seaweed (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水産資源の生育環境改善と生産性向上に必要な施肥材に関する。さらに詳しくは、海岸の底質を速やかに復元し、新たな水産資源再生産領域を創造するに必要な化学施肥材に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、漁業は資源の枯渇から年々活力を失っている状況にある。その要因は種々あるが、海岸の変質が及ぼす影響は特に大きいものである。元来、光合成を得られる海岸の底質は水産資源再生産の場として極めて重要な場所であるが、岩礁または転石等で形成されている場所では、コンクリートブロックより溶出する水酸化カルシウム等の弊害物質、地球温暖化傾向による海水温の上昇等に起因する石灰藻類(calcareous algae)の旺盛な繁殖によって、これまでに見られなかった無生物領域拡大化が進み、その結果、資源の枯渇を招き、漁業の衰退を一層加速している状況である。
【0003】
石灰藻の繁殖には様々な要因があると言われているが、石灰藻は好石灰植物であることが植物学で明らかにされており、石灰藻はコンクリート等のアルカリ性の基質を選んで棲息し、繁殖する。
【0004】
また、、アルカリ性の少ない場所に住む嫌石灰植物を石灰藻の繁殖した場所に置くと、活性化鉄の欠乏によって嫌石灰植物が白化を引き起こすと言われている。これを生物学上では石灰誘導白化といっているが、海藻が植生していた海岸の底質にある岩や礫等が乳白色を呈した基質面に変質する現象も石灰藻の繁殖に起因するものである。
【0005】
従って、磯焼け問題の解決にあたっては、コンクリート等の石灰質が資源環境に及ぼす影響と、活性化鉄の欠乏によって引き起される石灰誘導白化の二つの問題を解決する技術開発は急を要するもので、人類が食糧の安定を求める上で極めて重要な課題である。
【0006】
本発明者等は、水産資源再生産域にある海岸環境保全技術について、コンクリート構造物より溶出する水酸化カルシウム等の弊害物質を低減し、さらに鉄イオン溶出を可能として、底棲動植物の生育環境を創造する技術として、藻場増殖用溶剤(特公平1−58931号公報)、藻場増殖用粉体ならびにその使用方法(特許第2617786号公報)、複層シート及びこれを用いたコンクリート構造体の製造方法(特許第2598348号公報)、コンクリート表面改質剤、表面改質シート及び表面が改質されたコンクリート構造体の製造方法(特許第3060174号公報)等を提案している。
【0007】
しかし、一般に海洋コンクリートは重量物であることから製作場所が限られ、上述の塗料の塗布、あるいは表面改質シートを用いたコンクリート表面基質変換技術工法等は、雨や風、又は気温の低下等によって施工作業が妨げられやすく、その結果、材料費、施工費、施工月数等に予期せぬ影響を与え、コストにも響いて普及性に欠ける傾向があった。
【0008】
更に、本発明者等は、ナホトカ号石油流出事故による海岸被災を契機に、水域における生態系回復を目的とした施肥剤を提案し(特開2001−72号公報)、その実用化試験を以下のとおり行っている。
【0009】
即ち、平成11年11月15日、富山湾沿岸の海岸で磯焼けを助長する状態にある環境条件下において、水深4mで底質の一面が新しいコンクリートブロックで覆われた人工リーフ(潜提)の上部面積1900m2に対し、1m2当り2kgの割合で総量38tの施肥剤を、クレーン船と潜水夫によってコンクリートブロック表面に万遍なく散布した。
【0010】
平成12年5月26日に潜水調査を行った結果、人工リーフを形成したコンクリートブロック表面の全体はアオサとモズクの旺盛な植生によって覆われ、想像以上の良好な底質環境が出現した。又、これらの旺盛な藻類の植生によって動物の蝟集による発達した食物連鎖機能が生れ、海底の各所で魚類の集まりと多くの貝類の蝟集を観察した。
【0011】
更に、平成13年5月20日、海岸調査を行ったところ、施肥を行った場所の波打ち際の砂浜には、ワカメ、アオサ、ベニスナゴ、モズク、フクロノリ等、多くの海藻が波によって打ち上げられ、波打ち際の海面にも砂浜同様に多くの海藻が流れ藻となって漂っていた。一方、これとは対照的に、施肥を行っていない隣接の潜提ブロック設置場所の波打ち際には、この様な海藻の打ち上げや波に漂っている流れ藻の光景等は一切見られなかった。
【0012】
上記施肥剤は、実用化試験において極めて有益な効果を得ることができた。即ち、施肥を行ってから僅か6ヶ月の短期間で、海岸の底質を復元し、新たな水産資源再生産領域を創造することができ、自然界に対し、生態系に配慮した人為的技術の供与が、食料の生産性向上に繋がることが明らかにされた。
【0013】
しかし、施肥剤の主たる原料が天然塩と硫酸鉄であることから、広く実用に供するには材料コストが多少高い傾向にあった。又、取り扱いにおいても、多くの塩を用いるため7水和の鉄との配合によって常時湿気をおび、保管や包装資材等に特別な配慮を要し、材料コストとともに経済性に多少欠ける面があった。
【0014】
また、溶解性が優れているため、雨天や降雪の時など散布作業が容易でないし、即効性を求められる底質改善の場合には優れた機能を発揮するものの、持続性に多少難があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、磯焼け現象を引き起こしている石灰藻の繁殖を防ぐことと、既に磯焼けになっている場所の復元に必要な施肥材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
また、本発明は、上記従来の施肥剤を改良し、経済性に優れ、持続的効果を得られ、降雨・降雪時などにおいても散布作業に支障がなく、しかも容易に製造することができ、世に平易に普及され得る施肥材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、基質として低コストで調達できる鉄鋼スラグ、あるいはコンクリート廃材を用い、本発明者等のこれまでの提案で得られた知見に基づき、新たな技術開発を行った結果、本発明を完成するに至った。
【0018】
即ち、本発明の水産資源生育環境改善用施肥材は、鉄鋼スラグ、コンクリート廃材の破砕材の少なくとも一方よりなる基質と、硫酸鉄及び珪藻土とを、55〜80℃で圧力成形することにより非晶質の酸化鉄を形成させ、粒状をなすことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の施肥材の製造方法は、鉄鋼スラグ、コンクリート廃材の少なくとも一方よりなる基質粉体と、硫酸鉄粉体、及び珪藻土粉体とを、造粒温度55〜80℃で造粒する工程を有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】
自立栄養植物としての水生緑色植物は、光合成に必要な炭酸ガス以外の栄養を海水、淡水中から吸収同化しており、ケイ素が吸収されている量が最も多く、又、鉄も多く吸収していることが知られている。また、鉄イオン(鉄はチトクロームの構成要素であることから細胞内の電子伝達系に極めて重要なものである。)は、水生緑色植物の生育過程で、海水に含まれる栄養イオンを吸収する際に必要であると考えられる。
【0022】
そこで、本発明の施肥材は、細菌類、海藻類或いは微生物の生育に必須な微量元素である硫酸鉄を含有する。ここで、硫酸鉄としては、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄を使用できるが、硫酸鉄総量の80wt%以上が7水和の硫酸第一鉄であることが好ましい。
【0023】
また、硫酸鉄の含有量は、好ましくは5wt%〜35wt%であり、より好ましくは8wt%〜22wt%である。硫酸鉄の含有量が5wt%未満であると、鉄イオンの供給が充分でなく、石灰藻に覆われている磯焼け海域に対する施肥効果が充分でない傾向があり、35wt%を越えると、鉄イオンの供給が過剰となり、水生生物が必要とする栄養元素の吸収機構に対し、イオンストレスを生じさせる傾向がある。
【0024】
本発明の施肥材の基質は、鉄鋼スラグ、コンクリートの少なくとも一方よりなる。
【0025】
鉄鋼スラグの化学組成は表1のとおりである。鉄鋼スラグは、一般に石灰(CaO)およびシリカ(SiO2)の2成分を主成分としており、更に、高炉スラグは、アルミナ(Al23)、マグネシア(MgO)、転炉スラグは酸化第一鉄(FeO)マグネシア(MgO)、酸化マンガン(MnO)等を含有していて、いずれも地殻あるいは普通の岩石、砿鉱石の一種を構成しているものである。鉄鋼スラグとしては、高炉スラグ、製鋼スラグ(転炉スラグ、電気炉スラグ)等を用いることができるが、緑色植物が最も多く吸収している栄養のシリカ(Si)と同位にある二酸化ケイ素(SiO2)の含有量が多い高炉スラグを好適に使用できる。また、製造の容易性より、水砕スラグが好ましい。
【0026】
【表1】

Figure 0004012962
【0027】
「金属等を含む産業廃棄物に係る判定基準を定める総理府令」に基づく、「産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法」(昭和48粘環境庁告示13号、平成7年3月に改訂)により検定を行った結果である表2より、鉄鋼スラグが土壌汚染に係る環境基準の限界値を下回っていることは明らかであるが、鉄鋼スラグは元来、鉱石に含まれていた多くの鉄分を高温の溶融状態によって抜き取った滓であり、産業廃棄物である。しかも石灰(CaO)は水に溶出してアルカリ性を呈するため、これをそのまま水域に用いれば表1に示す化学組成から見て弊害を及ぼすことは明らかである。しかし、本発明の施肥材においては、これらの化学組成を硫酸鉄、好ましくは硫酸第一鉄(FeSO47H2O)との化学反応によって基質変換し、鉄イオンの溶出を可能にし、水域環境と生態系に有益な材料としている。
【0028】
【表2】
Figure 0004012962
【0029】
一方、コンクリート廃材は、通常、セメント9〜15wt%、砂20〜33wt%、砂利35〜48wt%、水16〜22wt%よりなるが、セメントの化学的組成は、表1に示す様に鉄鋼スラグと類似しており、コンクリート廃材も本発明の施肥材の基質として用いることができる。セメントとしては、特に限定されず、普通ポルトランドセメント等を使用することができる。勿論、コンクリート廃材ではなく、セメントのみを使用しても、経済性以外はコンクリート廃材と同等の効果を得られることは言うまでもない。
【0030】
コンクリート廃材も、表1に示すセメントの化学組成が示すとおり、強アルカリ成分を溶出することから、公害対策基本法、海洋汚染防止法、自然環境保全法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によって制約をうけ、また、水質汚濁防止法の許容限度pH5〜9の基準値を大きく上回ることが予測され、そのまま水域に用いることには問題がある。しかし、本発明の施肥材においては、鉄鋼スラグと同様に硫酸鉄、好ましくは硫酸第一鉄によって非晶質の酸化鉄を形成した有益な材料に基質変換し、鉄イオンの溶出を可能にし、水域環境と生態系に有益な材料としている。
【0031】
基質の含有量は、好ましくは65wt%〜95wt%であり、より好ましくは78wt%〜92wt%である。基質の含有量が65wt%未満であると、鉄イオンの供給が過剰となり、水生生物が必要とする栄養元素の吸収機構に対し、イオンストレスを生じさせる傾向があり、95wt%を越えると、鉄イオンの供給が充分でなく、石灰藻に覆われている磯焼け海域に対する施肥効果が充分でない傾向がある。
【0032】
本発明で用いる珪藻土は、表3に示す化学組成より明らかなように、緑色植物が最も多く吸収している栄養のシリカ(Si)と同位にある二酸化ケイ素(SiO2)80%を有しており、更に、これまで一般に自然界において藻類植生環境として最も好ましい基質と言われている安山岩の化学組成(表4)とも似ている。
【0033】
しかも、珪藻土は粘性をもっていることから、バインダー的役割を果たし、基質である鉄鋼スラグ又はコンクリート廃材と、硫酸鉄との結合を良くして基質の変換を均一に行うことができる。
【0034】
【表3】
Figure 0004012962
【0035】
【表4】
Figure 0004012962
【0036】
本発明に用いる珪藻土は、製造の容易性より、粉体(乾燥品)であることが好ましく、例えば、昭和化学(株)製「ラヂオライト」を好適に使用できる。「ラヂオライト」の粒度分布(レーザー法により測定)を表5に、特性を表6に示す。
【0037】
【表5】
Figure 0004012962
【0038】
【表6】
Figure 0004012962
【0039】
珪藻土の含有量は、好ましくは5wt%未満であり、より好ましくは3wt%〜4.5wt%である。珪藻土の含有量が5wt%以上であると、施肥材の比重が軽くなり、底質での安定性に欠ける傾向がある。
【0040】
本発明の施肥材は、粒状であればその形状は特に限定されないが、後述するように施肥材を麻袋等に詰めて置く場合には、取扱い上の観点から、球状、楕円球状又は円筒状とするのが好ましい。また、粒の重さも特に限定されず、使用する場所の条件によって定めればよいが、0.1g〜150gとするのが好ましい。
【0041】
本発明の施肥材は、基質となる鉄鋼スラグ又はコンクリート廃材を細かく砕いて人工砂を製造し、それに硫酸鉄及び珪藻土の粉体を混ぜ、撹拌機で万遍なく配合し、造粒機に投入して、所望の形状、重さに圧力成形することにより製造することができる。
【0042】
造粒温度は、硫酸鉄の水に対する溶解度において最も適温とされる64℃近辺、具体的には55〜80℃とすることにより、基質が硫酸第一鉄との化学作用を受け、完全に非晶質の酸化鉄に変換される。
【0043】
造粒機としては、図1に示すようなツインダイス方式のものを用いることが好ましい。図1に示す造粒機においては、ホッパー(不図示)より投入された原料1が、図示する方向に回転する二つのダイス3間でダイス3の内側に押し出され、押し出された部分をカッター4で切り取ることにより、施肥材2を得ることができる。
【0044】
本発明の製造方法によって製造された施肥材は、水産資源の保護育成環境に必要な鉄イオンを持続して安定供給するため、好石灰植物の蝟集による繁殖を防ぐ一方で有用藻類の繁殖を助長する環境を創造することができる。
【0045】
施肥の方法は、海域、河川、あるいは湖沼など施肥を必要とする場所によって異なってくるが、施肥材をそのままクレーン船を用いて海上から散布する方法、あるいは麻袋等に入れて必要とする場所に置く方法、又、干潟の場合などではアサリの採取を行った後に採取場所に必要量を撒く方法などがある。また、海砂、川砂、または山砂等に混ぜて、施肥と底質改善を兼ねた材料として使用してもよい。特に、波の高い外洋に面した海岸で、底質が頑固な磯焼けを呈している場所では、施肥材を麻袋等に詰めて置く方法が、即効的効果も得られ好ましい。
【0046】
本発明の施肥材は、河川、湖沼を問わず、沿岸域全ての海域の底質に散布することによって、水産資源の活力ある再生産環境を創造するもので、資源の有効活用と併せて社会基盤形成上で極めて有益なものである。また、養殖事業においても有効に利用することができる。
【0047】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
【0048】
水砕鉄鋼スラグ材91wt%と、硫酸第一鉄粉体8wt%と、珪藻土粉体(商品名「ラヂオライト」昭和化学(株)製)1wt%を撹拌機で万遍なく配合し、図1に示す造粒機に投入して造粒温度64℃で圧力成形することにより、直径6mm、長さ10mm、重さ0.8gの円筒形状の施肥材を製造した。
【0049】
この施肥材を、精製水中に6時間浸漬した後の溶液を濾紙に取って乾燥したものを、環境省の廃棄物溶出試験方法基準に示されているJIS K 0102「工場排水試験方法」に基づき、蛍光X線法により、フレーム原子吸光法で定性・定量分析した。結果は以下に示すとおりであり、鉄が適度な速度で溶出し、クロム等の有害成分は殆ど溶出しないことが分かった。
鉄:1.170×10-3kg/m3
ニッケル:0.1×10-3kg/m3
亜鉛:0.9×10-3kg/m3
全クロム:0.1×10-3kg/m3未満
六価クロム:0.05×10-3kg/m3未満
【0050】
【発明の効果】
以上説明のように、本発明は、水産資源の基礎生産力を支える藻類の生育過程で海水に含まれる栄養イオンを吸収する際に必要な鉄イオン(鉄はチトクロームの構成要素であることから細胞内の電子伝達系に極めて重要なものである。)の働きに不可欠な微量元素を施肥材に取り入れたものであり、基質の中に安定した形で鉄が挿入され、底質環境に極めて活力を与えるものである。
【0051】
更に、施肥材は、広範な場所で大量に使用する材料であることから、材料は何処の地域でも容易に調達でき、しかも極めて低価であることが求められるが、本発明では、製鉄所等で大量に排出される鉄鋼スラグ、又はコンクリート廃材を基質として有効に再利用し、しかも基質の変換により持続的効果を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施肥材の製造に使用する圧力粒材加工機の要部の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 原料
2 施肥材
3 ダイス
4 カッター[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fertilizer necessary for improving the growth environment and productivity of marine resources. More specifically, the present invention relates to a chemical fertilizer necessary for quickly restoring the bottom sediment of the coast and creating a new fishery resource reproduction area.
[0002]
[Prior art]
Today, fisheries are losing vitality year after year due to resource depletion. There are various factors, but the influence of coastal alteration is particularly great. Originally, the coastal sediment from which photosynthesis can be obtained is an extremely important place for fishery resource reproduction. However, in places where reefs or boulders are formed, harmful effects such as calcium hydroxide eluted from concrete blocks Due to vigorous breeding of calcareous algae due to the rise in seawater temperature due to the trend of materials and global warming, the expansion of inanimate areas not seen so far has progressed, resulting in resource depletion, This is a situation where the decline of fisheries is further accelerated.
[0003]
It is said that there are various factors in the growth of lime algae, but it has been clarified in botany that lime algae is a limestone plant, and lime algae has been inhabited by choosing an alkaline substrate such as concrete. And breed.
[0004]
In addition, it is said that when an uncalculated plant living in a place with low alkalinity is placed in a place where lime algae are propagated, the uncalcified plant causes whitening due to the lack of activated iron. Biologically, this is called lime-induced whitening, but the phenomenon that rocks and gravel on the bottom sediments of the seashore where seaweed has vegetated changes to a milky white substrate surface is also caused by the growth of lime algae. It is.
[0005]
Therefore, in solving the burning problem, it is urgent to develop technology to solve the two problems of the influence of the calcareous material such as concrete on the resource environment and the lime-induced whitening caused by the lack of activated iron. It is a very important issue for human beings to seek food stability.
[0006]
The present inventors reduced the harmful substances such as calcium hydroxide eluted from the concrete structure, and also enabled the elution of iron ions, for the coastal environmental conservation technology in the fishery resource reproduction area, and the growth environment of the bottom perennial plant As a technology to create a seaweed bed propagation solvent (Japanese Patent Publication No. 1-58931), a powder for growth of seaweed bed and a method of using the same (Japanese Patent No. 2617786), a multilayer sheet and a concrete structure using the same Manufacturing method (Patent No. 2598348), a concrete surface modifier, a surface modifying sheet, and a method of manufacturing a concrete structure with a modified surface (Patent No. 30601174).
[0007]
However, in general, marine concrete is heavy, so the production site is limited, and the above-mentioned paint application or concrete surface substrate conversion technology method using a surface-modified sheet is used for rain, wind, or temperature decrease. As a result, the construction work tends to be hindered, and as a result, the material cost, the construction cost, the number of months of construction, etc. are unexpectedly affected, and the cost tends to be poor.
[0008]
Furthermore, the present inventors proposed a fertilizer for the purpose of restoring the ecosystem in the water area triggered by the coastal damage caused by the Nakhodka oil spill accident (Japanese Patent Laid-Open No. 2001-72). It goes as follows.
[0009]
In other words, on November 15, 1999, an artificial reef with a depth of 4 m and covered with a new concrete block at a depth of 4 m under the environmental conditions that promoted burning on the coast of Toyama Bay. to the upper area of 1900 m 2, the fertilization agent of the total amount 38t at the rate of 1 m 2 per 2 kg, were sprayed on the concrete block surface evenly by divers and crane ship.
[0010]
As a result of a diving survey on May 26, 2000, the entire surface of the concrete block on which artificial reefs were formed was covered with vigorous vegetation of Aosa and Mozuku, and a better sediment environment than imagined appeared. In addition, the vigorous vegetation of these algae gave rise to a developed food chain function due to the collection of animals, and a collection of fish and many shellfishes were observed at various locations on the sea floor.
[0011]
Furthermore, a coastal survey was conducted on May 20, 2001. As a result, many seaweeds such as wakame, aosa, venice nago, mozuku and fukuronori were washed up by the waves on the beach where the fertilizer was applied. Many seaweeds drifted on the sea surface as well as sandy beaches. On the other hand, on the other hand, when the adjacent block where the fertilizer was not applied was waved, there was no seaweed launch or sight of drifting algae drifting in the waves.
[0012]
The fertilizer was able to obtain a very beneficial effect in the practical application test. In other words, in a short period of only 6 months after fertilization, it is possible to restore the bottom sediment of the coast and create a new fishery resource reproduction area. It was clarified that the grant would lead to improved food productivity.
[0013]
However, since the main raw materials for fertilizers are natural salts and iron sulfate, the cost of materials tends to be somewhat high for practical use. Also, in handling, since many salts are used, it is always moistened by blending with heptahydrated iron, and special considerations are required for storage and packaging materials. It was.
[0014]
In addition, because it has excellent solubility, it is not easy to spread during rainy weather or snowfall, and it exhibits excellent functions in the case of bottom sediment improvement that requires immediate effect, but there are some difficulties in sustainability. It was.
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a fertilizer and a method for producing the same that prevent the growth of lime algae causing the burning phenomenon, and the restoration of the area where the burning has already occurred.
[0016]
In addition, the present invention improves the above-described conventional fertilizer, is excellent in economic efficiency, can obtain a sustained effect, has no hindrance to spraying work even during raining and snowing, and can be easily manufactured, It aims at providing the fertilizer which can be spread | diffused easily in the world, and its manufacturing method.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest studies to achieve the above object, the present inventors have used steel slag that can be procured at a low cost as a substrate, or concrete waste, based on the knowledge obtained by the present inventors' previous proposals, As a result of new technological development, the present invention has been completed.
[0018]
That is, the fertilizer for improving aquatic resources growth environment of the present invention is amorphous by pressure-molding a substrate made of at least one of steel slag and crushed concrete waste, and iron sulfate and diatomaceous earth at 55 to 80 ° C. It is characterized by forming a quality iron oxide and making it granular.
[0019]
Moreover, the manufacturing method of the fertilizer of this invention granulates the substrate powder which consists of at least one of steel slag and a concrete waste material, an iron sulfate powder, and a diatomaceous earth powder at the granulation temperature of 55-80 degreeC. It has the process.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0021]
Aquatic green plants as self-sustaining nutrients have assimilated nutrients other than carbon dioxide necessary for photosynthesis from seawater and freshwater, and the amount of silicon absorbed is the largest, and also absorbs a lot of iron. It is known that In addition, iron ions (iron is extremely important for the electron transport system in cells because it is a component of cytochrome) are absorbed when nutrient ions contained in seawater are absorbed during the growth of aquatic green plants. It is considered necessary for this.
[0022]
Therefore, the fertilizer of the present invention contains iron sulfate, which is a trace element essential for the growth of bacteria, seaweeds or microorganisms. Here, ferrous sulfate and ferric sulfate can be used as the iron sulfate, but it is preferable that 80 wt% or more of the total iron sulfate is heptahydrated ferrous sulfate.
[0023]
The content of iron sulfate is preferably 5 wt% to 35 wt%, more preferably 8 wt% to 22 wt%. If the content of iron sulfate is less than 5 wt%, the supply of iron ions is not sufficient, and there is a tendency that the fertilization effect is not sufficient for the fired sea area covered with lime algae. There is a tendency to cause ionic stress on the absorption mechanism of nutrient elements required by aquatic organisms.
[0024]
The substrate of the fertilizer according to the present invention comprises at least one of steel slag and concrete.
[0025]
The chemical composition of steel slag is shown in Table 1. Steel slag is generally composed of two components of lime (CaO) and silica (SiO 2 ). Furthermore, blast furnace slag is alumina (Al 2 O 3 ), magnesia (MgO), and converter slag is first oxidized. It contains iron (FeO) magnesia (MgO), manganese oxide (MnO), etc., all of which constitute a kind of crust, ordinary rocks, oresite. As iron and steel slag, blast furnace slag, steelmaking slag (converter slag, electric furnace slag), etc. can be used, but silicon dioxide (SiO), which is the same as nutrient silica (Si) absorbed most by green plants. Blast furnace slag with a high content of 2 ) can be suitably used. Moreover, the granulated slag is preferable from the ease of manufacture.
[0026]
[Table 1]
Figure 0004012962
[0027]
"Testing method for metals contained in industrial waste, etc." based on "Prime Ministerial Ordinance Establishing Judgment Criteria for Industrial Waste Containing Metals" (Showa 48 Viscous Environment Agency Notification No. 13, revised in March 1995) It is clear from Table 2 which is the result of the examination by) that steel slag is lower than the limit value of environmental standards related to soil contamination, but steel slag was originally included in many ores. It is a waste from which iron is extracted in a high-temperature molten state, and is an industrial waste. Moreover, since lime (CaO) elutes in water and exhibits alkalinity, if it is used as it is in a water area, it is clear that the lime (CaO) is harmful as seen from the chemical composition shown in Table 1. However, in the fertilizer of the present invention, these chemical compositions are converted into a substrate by a chemical reaction with iron sulfate, preferably ferrous sulfate (FeSO 4 7H 2 O), so that elution of iron ions is possible. And it is a useful material for the ecosystem.
[0028]
[Table 2]
Figure 0004012962
[0029]
On the other hand, concrete waste is usually composed of 9-15 wt% cement, 20-33 wt% sand, 35-48 wt% gravel, and 16-22 wt% water. The chemical composition of cement is steel slag as shown in Table 1. The concrete waste material can also be used as a substrate for the fertilizer of the present invention. The cement is not particularly limited, and ordinary Portland cement or the like can be used. Of course, it is needless to say that even if only cement is used instead of concrete waste, an effect equivalent to that of concrete waste can be obtained except for economy.
[0030]
As shown in the chemical composition of cement shown in Table 1, concrete waste materials also elute strong alkali components, so they are restricted by the Pollution Control Basic Law, the Marine Pollution Control Law, the Natural Environment Conservation Law, the Waste Management and Cleaning Law. In addition, it is predicted to greatly exceed the standard value of the allowable limit pH 5-9 of the Water Pollution Control Law, and there is a problem in using it as it is in the water area. However, in the fertilizer of the present invention, as with steel slag, iron sulfate, preferably ferrous sulfate is used to convert the substrate into a useful material in which amorphous iron oxide is formed, enabling elution of iron ions, It is a useful material for the aquatic environment and ecosystem.
[0031]
The content of the substrate is preferably 65 wt% to 95 wt%, more preferably 78 wt% to 92 wt%. If the content of the substrate is less than 65 wt%, the supply of iron ions becomes excessive, and there is a tendency to cause ion stress to the absorption mechanism of nutrient elements required by aquatic organisms. There is a tendency that the supply of ions is not sufficient, and the fertilization effect on the burnt sea area covered with lime algae is not sufficient.
[0032]
As is apparent from the chemical composition shown in Table 3, the diatomaceous earth used in the present invention has 80% of silicon dioxide (SiO 2 ), which is equivalent to the nutrient silica (Si) absorbed most by green plants. Furthermore, it is similar to the chemical composition (Table 4) of andesite, which is generally said to be the most preferred substrate for the algal vegetation environment in nature.
[0033]
Moreover, since diatomaceous earth has viscosity, it plays a role as a binder, and it is possible to uniformly convert the substrate by improving the bond between the iron slag or concrete waste and the iron sulfate.
[0034]
[Table 3]
Figure 0004012962
[0035]
[Table 4]
Figure 0004012962
[0036]
The diatomaceous earth used in the present invention is preferably a powder (dried product) from the viewpoint of ease of production. For example, “Radiolite” manufactured by Showa Chemical Co., Ltd. can be suitably used. The particle size distribution (measured by laser method) of “Radiolite” is shown in Table 5, and the characteristics are shown in Table 6.
[0037]
[Table 5]
Figure 0004012962
[0038]
[Table 6]
Figure 0004012962
[0039]
The content of diatomaceous earth is preferably less than 5 wt%, more preferably 3 wt% to 4.5 wt%. When the content of diatomaceous earth is 5 wt% or more, the fertilizer has a lighter specific gravity and tends to lack stability in the sediment.
[0040]
The shape of the fertilizer according to the present invention is not particularly limited as long as it is granular, but when the fertilizer is packed in a hemp sack or the like as described later, from the viewpoint of handling, it is spherical, oval or cylindrical. It is preferable to do this. The weight of the grains is not particularly limited and may be determined depending on the conditions of the place of use, but is preferably 0.1 g to 150 g.
[0041]
The fertilizer of the present invention is produced by finely crushing steel slag or concrete waste material as a substrate to produce artificial sand, mixing it with iron sulfate and diatomaceous earth powder, mixing it with a stirrer, and putting it into a granulator And it can manufacture by pressure-molding to a desired shape and weight.
[0042]
By setting the granulation temperature to around 64 ° C., which is the most suitable temperature for the solubility of iron sulfate in water, specifically 55 to 80 ° C., the substrate is subjected to chemical action with ferrous sulfate and completely non- Converted to crystalline iron oxide.
[0043]
As the granulator, it is preferable to use a twin die type as shown in FIG. In the granulator shown in FIG. 1, the raw material 1 thrown in from the hopper (not shown) is extruded inside the die 3 between the two dies 3 rotating in the direction shown in the figure, and the extruded part is cut into the cutter 4. The fertilizer 2 can be obtained by cutting out with.
[0044]
The fertilizer produced by the production method of the present invention provides a stable and stable supply of iron ions necessary for aquaculture resources protection and cultivation environment, thus preventing the growth of limestone plants and promoting the growth of useful algae. Can create an environment.
[0045]
The method of fertilization varies depending on the location where fertilization is required, such as sea areas, rivers, and lakes, but the method of applying fertilizer directly from the sea using a crane ship or placing it in a hemp sack, etc. In the case of tidal flats, there is a method of collecting the necessary amount in the collection place after collecting clams. Further, it may be mixed with sea sand, river sand, mountain sand or the like and used as a material for both fertilization and bottom sediment improvement. In particular, in a place where the bottom is stubbornly burnt on the coast facing the open ocean with high waves, a method in which fertilizers are packed in hemp bags or the like is preferable because an immediate effect can be obtained.
[0046]
The fertilizer of the present invention creates a vigorous reproduction environment for marine resources by spraying it on the bottom sediments of all coastal areas regardless of rivers and lakes. It is extremely useful for foundation formation. It can also be used effectively in aquaculture business.
[0047]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
[0048]
1 wt% of granulated steel slag material 91 wt%, ferrous sulfate powder 8 wt%, and diatomaceous earth powder (trade name "Radiolite" Showa Chemical Co., Ltd.) are mixed evenly with a stirrer. A cylindrical fertilizer having a diameter of 6 mm, a length of 10 mm, and a weight of 0.8 g was produced by charging into a granulator shown in FIG.
[0049]
This fertilizer is dipped in purified water for 6 hours, and the solution taken on filter paper and dried is based on JIS K 0102 “Factory drainage test method” shown in the waste elution test method standard of the Ministry of the Environment. Qualitative and quantitative analysis was performed by flame atomic absorption spectrometry using a fluorescent X-ray method. The results are as shown below. It was found that iron was eluted at an appropriate rate, and harmful components such as chromium were hardly eluted.
Iron: 1.170 × 10 −3 kg / m 3
Nickel: 0.1 × 10 −3 kg / m 3
Zinc: 0.9 × 10 −3 kg / m 3
Total chromium: less than 0.1 × 10 −3 kg / m 3 Hexavalent chromium: less than 0.05 × 10 −3 kg / m 3
【The invention's effect】
As described above, the present invention is an iron ion necessary for absorbing nutrient ions contained in seawater during the growth of algae that supports the basic productivity of aquatic resources (because iron is a component of cytochrome cells. It is extremely important for the electron transport system in the inside.) The trace elements indispensable for the work of the fertilizer are incorporated in the fertilizer, and iron is stably inserted into the substrate, and it is extremely active in the sediment environment. Is to give.
[0051]
Furthermore, since fertilizer is a material that is used in large quantities in a wide range of places, it is required that the material can be easily procured in any region and is extremely inexpensive. It is possible to effectively reuse steel slag or concrete waste discharged in large quantities as a substrate, and to obtain a sustained effect by converting the substrate.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of a main part of a pressure granule processing machine used for manufacturing a fertilizer according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Raw material 2 Fertilizer 3 Dice 4 Cutter

Claims (8)

鉄鋼スラグ、コンクリート廃材の破砕材の少なくとも一方よりなる基質と、硫酸鉄及び珪藻土とを、55〜80℃で圧力成形することにより非晶質の酸化鉄を形成させ、粒状をなすことを特徴とする水産資源生育環境改善用施肥材。It is characterized in that amorphous iron oxide is formed by pressure forming a substrate made of at least one of steel slag and crushed concrete waste, and iron sulfate and diatomaceous earth at 55 to 80 ° C. to form a granular shape. Fertilizer for improving marine resource growth environment. 粒の形状が、球状、楕円球状又は円筒状であることを特徴とする請求項1に記載の水産資源生育環境改善用施肥材。The fertilizer for improving marine resource growth environment according to claim 1, wherein the shape of the grains is spherical, elliptical, or cylindrical. 粒の重さが、0.1g〜150gであることを特徴とする請求項1又は2に記載の水産資源生育環境改善用施肥材。The weight of a grain is 0.1g-150g, The fertilizer for fisheries resource growth environment improvement of Claim 1 or 2 characterized by the above-mentioned. 硫酸鉄の含有量が5wt%〜35wt%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水産資源生育環境改善用施肥材。The fertilizer for improving aquatic resources growth environment according to any one of claims 1 to 3, wherein the content of iron sulfate is 5 wt% to 35 wt%. 硫酸鉄総量の80wt%以上が7水和の硫酸第一鉄であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水産資源生育環境改善用施肥材。The fertilizer for improving marine resource growth environment according to any one of claims 1 to 4, wherein 80 wt% or more of the total amount of iron sulfate is ferrous sulfate heptahydrate. 基質の含有量が65wt%〜95wt%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の水産資源生育環境改善用施肥材。The fertilizer for improving marine resource growth environment according to any one of claims 1 to 5, wherein the content of the substrate is 65 wt% to 95 wt%. 珪藻土の含有量が5wt%未満であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の水産資源生育環境改善用施肥材。The fertilizer for improving marine resource growth environment according to any one of claims 1 to 6, wherein the diatomaceous earth content is less than 5 wt%. 鉄鋼スラグ、コンクリート廃材の少なくとも一方よりなる基質粉体と、硫酸鉄粉体、及び珪藻土粉体とを、造粒温度55〜80℃で造粒する工程を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の水産資源生育環境改善用施肥材の製造方法。Steel slag, and at least one more becomes a substrate powder concrete waste, iron powder sulfate, and diatomaceous earth powder, claim characterized by having a step of granulated with granulating temperature 55 to 80 ° C.. 1 to 8. A method for producing a fertilizer for improving an aquatic resource growth environment according to any one of 7 above .
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