JP4008379B2 - Tire pressure monitoring system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のタイヤ空気圧を測定して、その状態を乗員に報知するタイヤ空気圧監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の安全な走行を支援するものとして、車両のタイヤ空気圧を測定して、その状態を車両の乗員に報知するタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が知られている。この種のタイヤ空気圧監視システムでは、消費電力の省電力化を図りながら、異常時には確実にその旨を報知できることが望まれており、そのための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の技術は、定常状態では低消費電力モードを設定して、一定時間毎に信号を送受信することでシステムチェックを行い、タイヤ空気圧に異常が生じたときには、低消費電力モードを解除してタイヤ空気圧の異常を示す信号を送受信して、その旨を車両の乗員に報知するようにしたものである。これにより、タイヤ空気圧に異常が生じていない間は消費電力を極力抑えながら、異常が生じたときにはその旨を迅速且つ確実に乗員に報知できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−175124号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術は、タイヤ側で空気圧の異常が検出されて、その異常を示す信号が送信されるときに、車体側でその信号を受信するための受信回路が動作状態にあることが前提とされており、受信回路に常時電力供給が行われる車両走行中等においては極めて有効であるが、例えば、車両駐車時で受信回路がオフとなっている場合には、タイヤ側からの信号が車体側の受信回路で受信されず、タイヤ空気圧の状態を監視できないといった問題がある。
【0006】
また、タイヤが動いている際にはタイヤ空気圧の信号の送信間隔を短くし、タイヤの動きが停止している際にはタイヤ空気圧の信号の送信間隔を長くする或いは送信しないといった制御を行っているシステムにおいては、車両が走行を開始するまでは最新のタイヤ空気圧の状態を監視することができないという問題もある。
【0007】
車両の駐車時に生じたタイヤ空気圧の異常は、基本的には、車両に乗員が搭乗したときに車体側に伝えて乗員に対して迅速に報知できるようにし、乗員に何らかの対処を促すようにすれば、車両の安全走行を確保する上では問題ないが、車両の駐車時に生じたタイヤ空気圧の異常の原因を究明するためには、車両の駐車時においてもタイヤ空気圧の状態を監視してその情報を保存しておき、後にその情報を分析できるようにしておくことが望まれる。
【0008】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、消費電力を極力抑えながら、車両の駐車時においてもタイヤ空気圧の状態を監視してその情報を保存しておくことが可能なタイヤ空気圧監視システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るタイヤ空気圧監視システムは、車両の各タイヤにそれぞれ搭載され、タイヤ空気圧を測定してその測定値を空気圧信号として無線にて送信するタイヤ搭載機と、車両の車体側に搭載され、各タイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信して、タイヤ空気圧の状態を表す報知情報を出力する車体搭載機と、車体搭載機から出力された報知情報に基づき、タイヤ空気圧の状態を車両の乗員に報知する報知手段と、車体搭載機から出力された報知情報を時系列的に保存する情報保持手段とを備えている。そして、車両の駐車時に、各タイヤ搭載機と車体搭載機とを所定の周期で同期させてスリープ状態から動作状態にそれぞれ移行させ、動作状態とされている間に各タイヤ搭載機と車体搭載機との間で空気圧信号の送受信を行うことを特徴としている。
【0010】
また、請求項2に係るタイヤ空気圧監視システムは、請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、車両の駐車時に、車体搭載機が動作状態とされている時間が、各タイヤ搭載機が動作状態とされている時間よりも長いことを特徴としている。
【0011】
また、請求項3に係るタイヤ空気圧監視システムは、請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、車両の駐車時にタイヤ空気圧の異常が検出された場合には、動作状態とされている間に各タイヤ搭載機と前記車体搭載機との間で行われる空気圧信号の送受信回数を、通常時よりも増加させることを特徴としている。
【0012】
また、請求項4に係るタイヤ空気圧監視システムは、請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、車両の駐車時にタイヤ空気圧の異常が検出された場合には、各タイヤ搭載機と車体搭載機とをスリープ状態から動作状態にそれぞれ移行させる周期を、通常時よりも短くすることを特徴としている。
【0013】
また、請求項5に係るタイヤ空気圧監視システムは、請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、タイヤ搭載機が、空気圧信号を送信する空気圧信号送信回路と、当該タイヤ搭載機をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定する同期制御回路と、この同期制御回路により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路と、当該タイヤ搭載機の動作を制御する制御手段とを備え、車体搭載機が、タイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信する空気圧信号受信回路と、当該車体搭載機をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定する同期制御回路と、この同期制御回路により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路と、当該車体搭載機の動作を制御する制御手段とを備えている。そして、タイヤ搭載機の同期制御回路と車体搭載機の同期制御回路とが共に予め定められた同一の時間間隔を設定し、タイヤ搭載機の制御手段が、同期制御回路により設定された時間間隔の経過がタイマ回路によってカウントされたときに、空気圧信号送信手段から空気圧信号を送信させ、車体搭載機の制御手段が、同期制御回路により設定された時間間隔の経過がタイマ回路によってカウントされたときに、空気圧信号受信回路を動作状態としてタイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信させることを特徴としている。
【0014】
また、請求項6に係るタイヤ空気圧監視システムは、請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、タイヤ搭載機が、空気圧信号を送信する空気圧信号送信回路と、空気圧信号の送信を要求する送信要求を受信する送信要求受信回路と、当該タイヤ搭載機の動作を制御する制御手段とを備え、車体搭載機が、タイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信する空気圧信号受信回路と、タイヤ搭載機に対して前記送信要求を送信する送信要求送信回路と、当該車体搭載機をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定するタイミング制御回路と、このタイミング制御回路により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路と、当該車体搭載機の動作を制御する制御手段とを備えている。そして、車体搭載機の制御手段が、タイミング制御回路により設定された時間間隔の経過がタイマ回路によってカウントされたときに、空気圧信号受信回路を動作状態にすると共に、送信要求送信回路から送信要求を送信させ、タイヤ搭載機の制御手段が、送信要求受信回路により車体搭載機からの送信要求が受信されたときに、空気圧信号送信手段から空気圧信号を送信させることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の具体的な実施形態の説明に先立ち、本発明が適用されるタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)の概要について、図1を参照して簡単に説明する。
【0016】
図1に示すように、タイヤ空気圧監視システムは、車両の左右前後輪の4つのタイヤにそれぞれ搭載されたタイヤ搭載機10と、車両の車体側に搭載された車体搭載機20と、この車体搭載機20と有線にて接続された報知手段30とを備えて構成される。
【0017】
各タイヤ搭載機10は、それぞれタイヤ空気圧を測定する機能と、その測定値を空気圧信号として無線にて車体搭載機20に送信する機能とを有している。また、車体搭載機20は、各タイヤ搭載機10から無線にて送信された空気圧信号を受信する機能と、受信した空気圧信号を基に各タイヤ空気圧の状態を表す報知情報を作成して出力する機能とを有している。また、報知手段30は、車体搭載機20から出力された報知情報に基づいて、例えばモニタ表示等によってタイヤ空気圧の状態を車両の乗員に報知する機能を有している。
【0018】
以上のようなタイヤ空気圧監視システムでは、一般的に、各タイヤ搭載機10によりタイヤの空気圧が常時測定されるようになっており、予め定められた所定間隔毎に、タイヤ空気圧の測定値である空気圧信号が、例えば315MHz帯の送信周波数(UHF)を用いて各タイヤ搭載機10から無線送信される。そして、車体搭載機20がこれら各タイヤ搭載機10から無線送信された空気圧信号を受信して復調し、各タイヤの空気圧の状態を表す報知情報を作成して出力する。このとき、各タイヤ搭載機10にてタイヤ空気圧の測定値が異常圧となっていると判定され、タイヤ空気圧の測定値に異常コードを付加した空気圧信号が送信されたときは、これを受信した車体搭載機20は、何れかのタイヤの空気圧に異常が生じていることを示す報知情報を出力する。そして、報知手段30がこの報知情報に基づいて、例えばモニタ表示等によってタイヤ空気圧の状態を車両の乗員に報知し、また、タイヤ空気圧に異常が生じている場合には、例えば警告ランプの点灯やブザー音の鳴動等によって、タイヤ空気圧に異常が生じている旨の警告を行うようになっている。
【0019】
ところで、以上のようなタイヤ空気圧監視システムの基本動作は、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との双方に、空気圧信号の無線による送受信を行うに足る電力が供給されている場合に実現されるものであるが、特に、回転体であるタイヤに搭載される各タイヤ搭載機10への電力供給は、容量が限定された電池にて行うようにしているのが一般的であり、電池の寿命を考えた場合に常時電力供給を行うのは困難である。また、車体搭載機20への電力供給は、車両のバッテリ等から行うようにしているのが一般的であり、車両走行中には常時電力供給を行っても問題ないが、車両停車中に常時電力供給を行うとバッテリ上がり等の問題が生じることも想定される。
【0020】
以上の観点から、タイヤ空気圧監視システムにおいては、低消費電力モードを設定して各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間で空気圧信号の送受信を行う回数を限定し、消費電力を必要最低限に抑える試みがなされており、特に、車両駐車時には、低消費電力モードでの動作を行うようにしているものが一般的となっている。
【0021】
このように車両停車時にタイヤ空気圧監視システムを低消費電力モードで動作させるようにした場合、車両の駐車時に生じたタイヤ空気圧の異常は、基本的には、車両に乗員が搭乗したときに各タイヤ搭載機10から車体搭載機20側に伝えて、報知手段40により乗員に対して迅速に報知できるようにし、乗員に何らかの対処を促すようにすれば、車両の安全走行を確保する上では問題ないが、車両の駐車時に生じたタイヤ空気圧の異常の原因を究明するためには、車両の駐車時においてもタイヤ空気圧の状態を監視してその情報を保存しておき、後にその情報を分析できるようにしておくことが望まれる。
【0022】
そこで、本発明においては、車両の駐車時に、図2に示すように、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20とを所定の周期で同期させてスリープ状態から動作状態へとそれぞれ移行させ、それぞれが動作状態とされている間に、各タイヤ搭載機10にて測定されたタイヤ空気圧の測定値を空気圧信号として各タイヤ搭載機10から車体搭載機20へと空気圧信号を送信させるようにしている。そして、車体搭載機20から出力される報知情報を、情報保持手段に時系列的に保存させるようにしている。これにより、本発明では、情報保持手段に保存された報知情報を後に参照して、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態変化を分析し、車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の異常の原因究明に役立てることができるようになっている。
【0023】
以下、本発明を適用したタイヤ空気圧監視システムの具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態のタイヤ空気圧監視システムの具体的な構成例を示すブロック図である。本実施形態のタイヤ空気圧監視システムでは、車体搭載機20に、報知手段30に加えて情報保持手段40が接続されている。この情報保持手段40は、車体搭載機40から出力される報知情報を時系列的に保存するものであり、例えばタコグラフやデータレコーダ等よりなる。
【0025】
本実施形態のタイヤ空気圧監視システムにおいて、タイヤ搭載機10は、空気圧信号を送信するための空気圧信号送信回路11と、この空気圧信号送信回路11をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定する同期制御回路12と、この同期制御回路12により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路13と、当該タイヤ搭載機10の動作を制御する制御手段としてのCPU14とを備えている。また、CPU14には、タイヤの空気圧を測定するための空気圧センサ15や、タイヤの動きを検出するための加速度センサ16、空気圧センサ15の測定値を保持するためのメモリ17、図示しないその他のセンサ類等が接続されている。
【0026】
このタイヤ搭載機10の電源には、当該タイヤ搭載機10に内蔵された電池18が用いられており、CPU14による制御のもとで、この電池18からの電力が電源管理回路19を介してタイヤ搭載機10の各部へと供給されるようになっている。
【0027】
以上のように構成されるタイヤ搭載機10では、加速度センサ16からの検出信号が所定時間以上CPU14に送られない場合、すなわち、当該タイヤ搭載機10が搭載されたタイヤに所定時間以上動きがないと認められるときは、CPU14により車両が駐車状態にあると判断されて、低消費電力モードへと移行する。
【0028】
低消費電力モードでは、CPU14の制御により、空気圧センサ15がタイヤ空気圧をモニタリングするに足る必要最低限の電力のみが電池18から供給され、空気圧信号送信回路11はスリープ状態とされる。また、空気圧信号送信回路11をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔が同期制御回路12によって設定され、空気圧信号送信回路11により前回の空気圧信号の送信が行われたタイミングをスタートとして、タイマ回路13によって、同期制御回路12により設定された時間間隔がカウントされる。なお、同期制御回路12によって設定される時間間隔は、各状況に応じて最適な値が予め定められて各タイヤ搭載機10に記憶されており、同期制御回路12は、各状況毎に車体搭載機20にて設定される時間間隔と同じ値を読み出して、空気圧信号送信回路11をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔として設定する。
【0029】
低消費電力モードでの動作中に空気圧センサ15によって測定されたタイヤ空気圧の測定値は、メモリ17に書き込まれ、逐次更新されながらメモリ17に保持される。そして、タイマ回路13によるカウントが終了した段階で、CPU14の制御により、空気圧信号送信回路11がスリープ状態から動作状態へと移行して、メモリ17に保持された最新の空気圧測定値が読み出され、空気圧信号として空気圧信号送信回路11から送信される。
【0030】
また、このとき、メモリ17から読み出されたタイヤ空気圧の測定値が異常圧となっていると判定されると、メモリ17から読み出された測定値に異常コードを付加した空気圧信号が送信される。なお、このように異常コードを付加した空気圧信号を送信する場合には、タイヤ空気圧に異常が生じていることを確実に車体搭載機20側に伝える必要があるので、空気圧信号の送信回数を通常時よりも増加させることが望ましい。例えば、タイヤ空気圧が正常値を示す通常時において、空気圧信号送信回路11がスリープ状態から動作状態へと移行する度に1回ずつ空気圧信号を送信させるようにしている場合には、タイヤ空気圧に異常が生じた際は、空気圧信号送信回路11がスリープ状態から動作状態へと移行する度に異常コードを付加した空気圧信号を2回以上送信させるといったように、送信回数を切り替えることが望ましい。
【0031】
また、車両駐車時にタイヤ空気圧の異常が検出された場合には、そのときの様子を細かく分析できるように、通常時よりも短い周期で空気圧信号の送受信が行われることが望まれる。このような観点から、タイヤ空気圧の異常が検出された場合には、同期制御回路12が設定する時間間隔を短い時間間隔に切り替え、空気圧信号送信回路11をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期を、通常時よりも短くすることが望ましい。
【0032】
車体搭載機20は、タイヤ搭載機10から送信された空気圧信号を受信するための空気圧信号受信回路21と、この空気圧信号受信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定する同期制御回路22と、この同期制御回路22により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路23と、当該車体搭載機20の動作を制御する制御手段としてのCPU24とを備えている。また、CPU24には、空気圧信号受信回路21によって受信された空気圧信号を一時的に保持するメモリ25や、図示しない各種センサ類等が接続されている。
【0033】
更に、CPU24には、上述した報知手段30や、車体搭載機20から出力される報知情報を時系列的に保存するためのタコグラフやデータレコーダといった情報保持手段40が、有線にて接続されている。また、CPU24は車両のイグニッションキーにも接続されており、イグニッションキーからのIGN信号やACC信号がCPU24に入力されるようになっている。
【0034】
この車体搭載機20の電源には、車両のバッテリ等が用いられており、CPU24による制御のもとで、このバッテリ等の電源からの電力が車体搭載機20の各部へと供給されるようになっている。
【0035】
以上のように構成される車体搭載機20では、イグニッションキーからのIGN信号やACC信号が所定時間以上CPU24に送られない場合、すなわち、所定時間以上車両のエンジンを起動させていないときは、CPU24により車両が駐車状態にあると判断されて、低消費電力モードへと移行する。
【0036】
低消費電力モードでは、タイヤ搭載機10と同様に、CPU24の制御により必要最低限の電力のみが車両のバッテリ等の電源から供給され、空気圧信号受信回路21はスリープ状態とされる。また、空気圧信号送信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔が同期制御回路22によって設定され、空気圧信号送信回路21により前回の空気圧信号の受信が行われたタイミングをスタートとして、タイマ回路23によって、同期制御回路22により設定された時間間隔がカウントされる。なお、同期制御回路22によって設定される時間間隔は、各状況に応じて最適な値が予め定められて車体搭載機20に記憶されており、同期制御回路22は、各状況毎に各タイヤ搭載機10にて設定される時間間隔と同じ値を読み出して、空気圧信号送信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔として設定する。
【0037】
そして、タイマ回路23によるカウントが終了した段階で、CPU24の制御により、空気圧信号受信回路21が動作状態とされる。ここで、タイマ回路23によりカウントされる時間間隔は、各タイヤ搭載機10にて設定される時間間隔と同じ値に設定されているので、空気圧信号受信回路21は、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と同期して動作状態へと移行することになる。そして、空気圧信号受信回路21が各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と共に動作状態とされている間に、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11から送信された空気圧信号が、空気圧信号受信回路21によって受信され、CPU24によって復調されてメモリ25に書き込まれる。
【0038】
なお、各タイヤ搭載機10のタイマ回路13と車体搭載機20のタイマ回路23とに精度のばらつきが生じている場合には、各タイマ回路13,23で同じ時間間隔をカウントした場合であっても、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11がスリープ状態から動作状態へと移行するタイミングと、車体搭載機20の空気圧信号受信回路21がスリープ状態から動作状態へと移行するタイミングとが完全に一致せずに、若干のずれが生じることも想定される。このような点を考慮して、車体搭載機20の空気圧信号受信回路21が動作状態とされる時間を、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11が動作状態とされる時間よりも若干長目に設定しておくことが望ましい。これにより、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11が動作状態へ移行するタイミングと、車体搭載機20の空気圧信号受信回路21が動作状態へ移行するタイミングとに若干のずれが生じた場合であっても、空気圧信号送信回路11から送信された空気圧信号を、空気圧信号受信回路21により確実に受信することが可能となる。
【0039】
また、CPU24は、空気圧信号受信回路21によって受信されてメモリ25に一時的に保持された空気圧信号を逐次読み出して、各タイヤの空気圧の状態を示す報知情報を作成する。そして、この報知情報を報知手段30及び情報保持手段40に出力する。これにより、報知手段30のモニタ表示等によってタイヤ空気圧の状態が車両の乗員に報知され、タイヤ空気圧に異常が生じている場合には、例えば警告ランプの点灯やブザー音の鳴動等によって、その旨の警告が行われる。また、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を示す報知情報が、情報保持手段40に時系列的に保存されることになる。この情報保持手段40に保持された報知情報は、車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の異常の原因究明に役立てることができる。
【0040】
なお、各タイヤ搭載機10から異常コードを付加した空気圧信号が送信され、これが空気圧信号受信回21によって受信されたときには、上述した各タイヤ搭載機10での処理と同様に、同期制御回路22が設定する時間間隔を短い時間間隔に切り替え、空気圧信号受信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期を、通常時よりも短くすることが望ましい。このとき、同期制御回路22が新たに設定する時間間隔は、各タイヤ搭載機10の同期制御回路12が新たに設定する時間間隔と等しい値とされる。これにより、タイヤ空気圧に異常が生じた際には、通常時よりも短い周期で空気圧信号の送受信が行われて、そのときのタイヤ空気圧の状態を示す報知情報が、より詳細な情報として情報保持手段40に保持されることになる。したがって、後に車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の異常の原因を究明する際に、より細かな分析が可能となる。
【0041】
また、報知手段30によるモニタ表示や警告等の動作は、イグニッションキーからのIGN信号或いはACC信号がCPU24へと送られた段階で行うようにすることが望ましい。これにより、乗員が車両に乗り込む前に報知手段30がモニタ表示等を続けることで電力を無駄に消費するといった問題を有効に抑制しながら、乗員が車室内に乗り込んで車両の運転を開始しようとするときには、タイヤ空気圧の状態を乗員に確実に伝えることが可能となる。
【0042】
ここで、本実施形態のタイヤ空気圧監視システムにおける動作概要について簡単に説明する。
【0043】
車両駐車時においては、各タイヤ搭載機10及び車体搭載機20の双方が低消費電力モードとされ、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と車体搭載機20の空気圧信号受信回路21とが共にスリープ状態とされる。これら空気圧信号送信回路11及び空気圧信号受信回路21がスリープ状態とされている間、これらの間での空気圧信号の送受信は行われない。このとき、各タイヤ搭載機10及び車体搭載機20では、空気圧信号送信回路11及び空気圧信号受信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔が同期制御回路12,22によってそれぞれ設定され、前回の空気圧信号の送受信タイミングをスタートとして、タイマ回路13,23によって、同期制御回路12,22により設定された時間間隔がカウントされる。
【0044】
その後、各タイマ回路13,23によるカウントが終了した段階で、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と車体搭載機20の空気圧信号受信回路21とが共に動作状態とされる。そして、これらが動作状態とされている間に、空気圧信号の送受信が行われる。空気圧信号の送受信が終了すると、各タイマ回路13,23がリセットされて、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と車体搭載機20の空気圧信号受信回路21とが共にスリープ状態へと移行し、再度、各タイマ回路13,23によるカウントが開始される。そして、同期制御回路12,22により設定された時間間隔毎に、以上の処理が繰り返されて、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間での空気圧信号の送受信が定期的に行われる。
【0045】
各タイヤ搭載機10から車体搭載機20へと送信された空気圧信号は、車体搭載機20のメモリ25に一時的に保持される。その後、CPU24によりメモリ25に保持された空気圧信号が読み出されて、タイヤ空気圧の状態を示す報知情報が作成される。そして、作成された報知情報が報知手段30及び情報保持手段40に出力され、報知手段30がこの報知情報に基づいたモニタ表示等を行うことで、タイヤ空気圧の状態が車両の乗員に報知される。また、情報保持手段40には報知情報が時系列的に保存されることになる。
【0046】
以上説明したように、本実施形態のタイヤ空気圧監視システムでは、車両駐車時に、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20とを所定の周期で同期させてスリープ状態から動作状態へと移行させ、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間で空気圧信号の送受信を定期的に行うようにしているので、消費電力を極力抑えながら、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を監視することができる。
【0047】
また、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を示す報知情報を情報保持手段40に時系列的に保存するようにしているので、情報保持手段40に保存された報知情報を後に参照して、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態変化を分析し、車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の異常の原因究明に役立てることができる。
【0048】
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用した第2の実施形態のタイヤ空気圧監視システムについて説明する。図4は、本実施形態のタイヤ空気圧監視システムの具体的な構成例を示すブロック図である。なお、図4中、上述した第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してある。
【0049】
本実施形態のタイヤ空気圧監視システムでは、車両駐車時に、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20とを所定の周期で同期させてスリープ状態から動作状態へと移行させ、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間で空気圧信号の送受信を定期的に行うようにしている点は上述した第1の実施形態と同様であるが、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20とを同期させる手法が第1の実施形態とは異なっている。すなわち、第1の実施形態では、各タイヤ搭載機10のタイマ回路13と車体搭載機20のタイマ回路23とがそれぞれ同じタイミングで同じ値に設定された時間間隔をカウントすることで、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との同期を図るようになっていたが、本実施形態のタイヤ空気圧監視システムでは、車体搭載機20のタイマ回路23が所定の時間間隔をカウントする毎に、車体搭載機20の空気圧信号受信回路21が動作状態とされると共に、車体搭載機20から各タイヤ搭載機10に対して空気圧信号の送信を要求する低周波(例えば15kHz程度のLF)の送信要求が送信され、各タイヤ搭載機10では、この送信要求が受信されたときに、空気圧信号送信回路11が動作状態とされて空気圧信号を送信するようになっている。
【0050】
本実施形態のタイヤ空気圧監視システムにおいて、タイヤ搭載機10は、空気圧信号を送信するための空気圧信号送信回路11と、車体搭載機20から送信された低周波の送信要求を受信するための送信要求受信回路51と、当該タイヤ搭載機10の動作を制御する制御手段としてのCPU14とを備えている。また、CPU14には、タイヤの空気圧を測定するための空気圧センサ15や、タイヤの動きを検出するための加速度センサ16、空気圧センサ15の測定値を保持するためのメモリ17、図示しないその他のセンサ類等が接続されている。
【0051】
このタイヤ搭載機10の電源には、上述した第1の実施形態と同様、当該タイヤ搭載機10に内蔵された電池18が用いられており、CPU14による制御のもとで、この電池18からの電力が電源管理回路19を介してタイヤ搭載機10の各部へと供給されるようになっている。
【0052】
以上のように構成されるタイヤ搭載機10では、加速度センサ16からの検出信号が所定時間以上CPU14に送られない場合、すなわち、当該タイヤ搭載機10が搭載されたタイヤに所定時間以上動きがないと認められるときは、CPU14により車両が駐車状態にあると判断されて、低消費電力モードへと移行する。低消費電力モードでは、CPU14の制御により、空気圧センサ15がタイヤ空気圧をモニタリングするに足る必要最低限の電力のみが電池18から供給され、空気圧信号送信回路11はスリープ状態とされる。
【0053】
低消費電力モードでの動作中に空気圧センサ15によって測定されたタイヤ空気圧の測定値は、メモリ17に書き込まれ、逐次更新されながらメモリ17に保持される。そして、送信要求受信回路51により車体搭載機20から送信された送信要求が受信されたときに、CPU14の制御により、空気圧信号送信回路11がスリープ状態から動作状態へと移行して、メモリ17に保持された最新の空気圧測定値が読み出されて、空気圧信号として空気圧信号送信回路11から送信される。
【0054】
また、このとき、メモリ17から読み出されたタイヤ空気圧の測定値が異常圧となっていると判定されると、メモリ17から読み出された測定値に異常コードを付加した空気圧信号が送信される。なお、このように異常コードを付加した空気圧信号を送信する場合には、タイヤ空気圧に異常が生じていることを確実に車体搭載機20側に伝える必要があるので、空気圧信号の送信回数を通常時よりも増加させることが望ましい。例えば、タイヤ空気圧が正常値を示す通常時において、空気圧信号送信回路11がスリープ状態から動作状態へと移行する度に1回ずつ空気圧信号を送信させるようにしている場合には、タイヤ空気圧に異常が生じた際は、空気圧信号送信回路11がスリープ状態から動作状態へと移行する度に異常コードを付加した空気圧信号を2回以上送信させるといったように、送信回数を切り替えることが望ましい。
【0055】
車体搭載機20は、タイヤ搭載機10から送信された空気圧信号を受信するための空気圧信号受信回路21と、タイヤ搭載機10に対して送信要求を送信するための送信要求送信回路52と、空気圧信号受信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定するタイミング制御回路53と、このタイミング制御回路53により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路23と、当該車体搭載機20の動作を制御する制御手段としてのCPU24とを備えている。また、CPU24には、空気圧信号受信回路21によって受信された空気圧信号を一時的に保持するメモリ25や、図示しない各種センサ類等が接続されている。
【0056】
更に、CPU24は、上述した報知手段30や、車体搭載機20から出力される報知情報を時系列的に保存するためのタコグラフやデータレコーダといった情報保持手段40が、有線にて接続されている。また、CPU24は車両のイグニッションキーにも接続されており、イグニッションキーからのIGN信号やACC信号がCPU24に入力されるようになっている。
【0057】
この車体搭載機20の電源には、上述した第1の実施形態と同様、車両のバッテリ等が用いられており、CPU24による制御のもとで、このバッテリ等の電源からの電力が車体搭載機20の各部へと供給されるようになっている。
【0058】
以上のように構成される車体搭載機20では、イグニッションキーからのIGN信号やACC信号が所定時間以上CPU24に送られない場合、すなわち、所定時間以上車両のエンジンを起動させていないときは、CPU24により車両が駐車状態にあると判断されて、低消費電力モードへと移行する。
【0059】
低消費電力モードでは、タイヤ搭載機10と同様に、CPU24の制御により必要最低限の電力のみが車両のバッテリ等の電源から供給され、空気圧信号受信回路21はスリープ状態とされる。また、空気圧信号送信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔がタイミング制御回路53によって設定され、空気圧信号送信回路21により前回の空気圧信号の受信が行われたタイミングをスタートとして、タイマ回路23によって、タイミング制御回路53により設定された時間間隔がカウントされる。
【0060】
そして、タイマ回路23によるカウントが終了した段階で、CPU24の制御により、空気圧信号受信回路21が動作状態とされると共に、送信要求送信回路52から各タイヤ搭載機10に対して、空気圧信号の送信を要求する低周波の送信要求が送信される。そして、この送信要求に応じるかたちで各タイヤ搭載機10から送信された空気圧信号が空気圧信号受信回路21によって受信され、CPU24によって復調されてメモリ25に書き込まれる。
【0061】
また、CPU24は、空気圧信号受信回路21によって受信されてメモリ25に一時的に保持された空気圧信号を逐次読み出して、各タイヤの空気圧の状態を示す報知情報を作成する。そして、この報知情報を報知手段30及び情報保持手段40に出力する。これにより、報知手段30のモニタ表示等によってタイヤ空気圧の状態が車両の乗員に報知され、タイヤ空気圧に異常が生じている場合には、例えば警告ランプの点灯やブザー音の鳴動等によって、その旨の警告が行われる。また、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を示す報知情報が、情報保持手段40に時系列的に保存されることになる。この情報保持手段40に保持された報知情報は、車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の以上の原因究明に役立てることができる。
【0062】
なお、各タイヤ搭載機10から異常コードを付加した空気圧信号が送信され、これが空気圧信号受信回21によって受信されたときには、タイミング制御回路53が設定する時間間隔を短い時間間隔に切り替え、空気圧信号受信回路21をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期、及び送信要求送信回路52から各タイヤ搭載機10に送信要求を送信して各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期を、通常時よりも短くすることが望ましい。これにより、タイヤ空気圧に異常が生じた際には、通常時よりも短い周期で空気圧信号の送受信が行われて、そのときのタイヤ空気圧の状態を示す報知情報が、より詳細な情報として情報保持手段40に保持されることになる。したがって、後に車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の異常の原因を究明する際に、より細かな分析が可能となる。
【0063】
また、報知手段30によるモニタ表示や警告等の動作は、イグニッションキーからのIGN信号或いはACC信号がCPU24へと送られた段階で行うようにすることが望ましい。これにより、乗員が車両に乗り込む前に報知手段30がモニタ表示等を続けることで電力を無駄に消費するといった問題を有効に抑制しながら、乗員が車室内に乗り込んで車両の運転を開始しようとするときには、タイヤ空気圧の状態を乗員に確実に伝えることが可能となる。
【0064】
なお、車体搭載機20が車速センサ又は車輪速センサの情報を基に車両の走行及び駐車を判断するようにすれば、各タイヤ搭載機10に内蔵する加速度センサ16を削除した構成も可能である。
【0065】
ここで、本実施形態のタイヤ空気圧監視システムにおける動作概要について簡単に説明する。
【0066】
車両駐車時においては、各タイヤ搭載機10及び車体搭載機20の双方が低消費電力モードとされ、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と車体搭載機20の空気圧信号受信回路21とが共にスリープ状態とされる。これら空気圧信号送信回路11及び空気圧信号受信回路21がスリープ状態とされている間、これらの間での空気圧信号の送受信は行われない。このとき、車体搭載機20では、タイミング制御回路53により所定の時間間隔が設定され、タイマ回路23によって、タイミング制御回路53により設定された時間間隔がカウントされる。
【0067】
その後、タイマ回路23によるカウントが終了した段階で、車体搭載機20の空気圧信号受信回路21が動作状態とされると共に、送信要求送信回路52から各タイヤ搭載機10に対して低周波の送信要求が送信される。そして、各タイヤ搭載機10の送信要求受信回路51により車体搭載機20からの送信要求が受信されると、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11が動作状態とされ、これら各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と車体搭載機20の空気圧信号受信回路21とが共に動作状態とされている間に、これらの間で空気圧信号の送受信が行われる。
【0068】
空気圧信号の送受信が終了すると、車体搭載機20のタイマ回路23がリセットされて、各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と車体搭載機20の空気圧信号受信回路21とが共にスリープ状態へと移行し、再度、タイマ回路23によるカウントが開始される。そして、車体搭載機20のタイミング制御回路53により設定された時間間隔毎に、以上の処理が繰り返されて、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間での空気圧信号の送受信が定期的に行われる。
【0069】
各タイヤ搭載機10から車体搭載機20へと送信された空気圧信号は、車体搭載機20のメモリ25に一時的に保持される。その後、CPU24によりメモリ25に保持された空気圧信号が読み出されて、タイヤ空気圧の状態を示す報知情報が作成される。そして、作成された報知情報が報知手段30及び情報保持手段40に出力され、報知手段30がこの報知情報に基づいたモニタ表示等を行うことで、タイヤ空気圧の状態が車両の乗員に報知される。また、情報保持手段40には報知情報が時系列的に保存されることになる。
【0070】
以上説明したように、本実施形態のタイヤ空気圧監視システムにおいても、上述した第1の実施形態と同様に、車両駐車時に、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20とを所定の周期で同期させてスリープ状態から動作状態へと移行させ、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間で空気圧信号の送受信を定期的に行うようにしているので、消費電力を極力抑えながら、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を監視することができる。
【0071】
また、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を示す報知情報を情報保持手段40に時系列的に保存するようにしているので、情報保持手段40に保存された報知情報を後に参照して、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態変化を分析し、車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の異常の原因究明に役立てることができる。
【0072】
また、本実施形態のタイヤ空気圧監視システムでは、車体搭載機20の空気圧信号受信回路21が動作状態に移行するときに送信要求送信回路52から送信要求が送信され、各タイヤ搭載機10の送信要求受信回路51によってこの送信要求が受信されたときに空気圧信号送信回路11が動作状態に移行するようになっているので、これら各タイヤ搭載機10の空気圧信号送信回路11と車体搭載機20の空気圧信号受信回路21とが動作状態に移行するタイミングを容易に一致させることができ、これらの間での空気圧信号の送受信を確実に行うことができる。
【0073】
また、車体搭載機20からの送信要求に対してタイヤ搭載機10からの空気圧信号の応答がない場合には、当該タイヤ搭載機10に、例えば電池電圧の低下による送信不良といった何らかの障害が発生していると推定することができるので、システムチェックを行う上でも非常に有効である。
【0074】
なお、以上の例では、車載搭載機20のタイミング制御回路53により設定された所定の時間間隔をタイマ回路23がカウントする毎に、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間で空気圧信号の送受信が行われるようになっているが、以上のような制御に代えて、車体搭載機20に設けられた時計回路又は車両に搭載された時計からの信号を用いて、車両駐車時であることが推定される特定の時刻(例えば、午前5時と午後3時)に車体搭載機20からタイヤ搭載機10に送信要求を送信することで、各タイヤ搭載機10と車体搭載機20との間で空気圧信号の送受信が行われるようにしてもよい。この場合には、車両駐車時の消費電力を更に低減させることができる。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係るタイヤ空気圧監視システムによれば、車両の駐車時に、各タイヤ搭載機と車体搭載機とを所定の周期で同期させてスリープ状態から動作状態へと移行させ、各タイヤ搭載機と車体搭載機との間で空気圧信号の送受信を定期的に行うようにしているので、消費電力を極力抑えながら、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を監視することができる。
【0076】
また、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態を示す報知情報を情報保持手段に時系列的に保存するようにしているので、情報保持手段に保存された報知情報を後に参照して、車両駐車時におけるタイヤ空気圧の状態変化を分析し、車両駐車時に発生したタイヤ空気圧の異常の原因究明に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるタイヤ空気圧監視システムの基本構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明を適用したタイヤ空気圧監視システムの車両駐車時における動作概要を模式的に示す図である。
【図3】本発明を適用した第1の実施形態のタイヤ空気圧監視システムの具体的な構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した第2の実施形態のタイヤ空気圧監視システムの具体的な構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 タイヤ搭載機
11 空気圧信号送信回路
12 同期制御回路
13 タイマ回路
14 CPU(制御手段)
15 空気圧センサ
20 車体搭載機
21 空気圧信号受信回路
22 同期制御回路
23 タイマ回路
24 CPU(制御手段)
30 報知手段
40 情報保持手段
51 送信要求受信回路
52 送信要求送信回路
53 タイミング制御回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tire air pressure monitoring system that measures the tire air pressure of a vehicle and informs the passenger of the state.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a tire pressure monitoring system (TPMS: Tire Pressure Monitoring System) that measures the tire pressure of a vehicle and notifies the vehicle occupant of the state is known as a device that supports safe driving of the vehicle. In this type of tire air pressure monitoring system, it is desired to be able to reliably notify that in the event of an abnormality while saving power consumption, and various techniques have been proposed for that purpose (see, for example, Patent Document 1). ).
[0003]
The technique described in Patent Literature 1 sets a low power consumption mode in a steady state, performs a system check by transmitting and receiving signals at regular intervals, and sets a low power consumption mode when an abnormality occurs in tire air pressure. A signal indicating an abnormality in tire air pressure is transmitted and received, and a notification to that effect is sent to the vehicle occupant. As a result, while there is no abnormality in the tire air pressure, while suppressing power consumption as much as possible, when an abnormality occurs, the passenger can be notified quickly and reliably.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-9-175124
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technique described in Patent Document 1, when an abnormality in air pressure is detected on the tire side and a signal indicating the abnormality is transmitted, a receiving circuit for receiving the signal on the vehicle body side is in an operating state. It is extremely effective when the vehicle is running, where power is always supplied to the receiving circuit.For example, when the receiving circuit is off when the vehicle is parked, the tire side There is a problem that the signal from the vehicle is not received by the receiving circuit on the vehicle body side and the state of the tire pressure cannot be monitored.
[0006]
Also, the tire pressure signal transmission interval is shortened when the tire is moving, and the tire pressure signal transmission interval is lengthened or not transmitted when the tire movement is stopped. In some systems, the latest tire pressure condition cannot be monitored until the vehicle starts running.
[0007]
Tire pressure abnormalities that occur when a vehicle is parked are basically communicated to the vehicle body when an occupant gets on the vehicle so that it can be promptly notified to the occupant and encourage the occupant to take some action. For example, there is no problem in ensuring the safe driving of the vehicle, but in order to investigate the cause of the tire pressure abnormality that occurred when the vehicle was parked, the tire pressure status was monitored even when the vehicle was parked. Should be saved so that the information can be analyzed later.
[0008]
The present invention was devised in view of the conventional situation as described above, and while saving power consumption as much as possible, the state of tire pressure is monitored and stored even when the vehicle is parked. It is an object to provide a tire pressure monitoring system that can be used.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A tire air pressure monitoring system according to claim 1 of the present invention is mounted on each tire of a vehicle, measures a tire air pressure, and wirelessly transmits the measured value as an air pressure signal. The vehicle-mounted machine that receives the air pressure signal transmitted from each tire-mounted machine and outputs the notification information indicating the tire pressure state, and the tire pressure of the tire pressure based on the notification information output from the vehicle-mounted machine Informing means for informing the vehicle occupant of the state and information holding means for preserving informing information output from the vehicle-mounted machine in time series are provided. Then, when the vehicle is parked, each tire mounting machine and the vehicle body mounting machine are synchronized with each other at a predetermined cycle to shift from the sleep state to the operation state. It is characterized by transmitting and receiving air pressure signals to and from.
[0010]
Further, the tire pressure monitoring system according to claim 2 is the tire pressure monitoring system according to claim 1, wherein, when the vehicle is parked, the time during which the vehicle body-mounted machine is in the operating state is in the operating state. It is characterized by being longer than the time.
[0011]
Further, the tire pressure monitoring system according to claim 3 is the tire pressure monitoring system according to claim 1 or 2, wherein an abnormality is detected when tire pressure is detected when the vehicle is parked. Further, the number of times of transmission / reception of the air pressure signal performed between each tire mounting machine and the vehicle body mounting machine is increased as compared with the normal time.
[0012]
A tire pressure monitoring system according to a fourth aspect is the tire pressure monitoring system according to any one of the first to third aspects, wherein when a tire pressure abnormality is detected when the vehicle is parked, each tire mounting machine And the vehicle-mounted machine are each characterized in that the period of transition from the sleep state to the operating state is made shorter than normal.
[0013]
A tire pressure monitoring system according to claim 5 is the tire pressure monitoring system according to any one of claims 1 to 4, wherein the tire mounting machine transmits a pneumatic signal, and the tire mounting machine. A synchronization control circuit for setting a time interval of a cycle for shifting the vehicle from the sleep state to the operation state, a timer circuit for counting the time interval set by the synchronization control circuit, and a control means for controlling the operation of the tire mounting machine Synchronous control for setting an air pressure signal receiving circuit for receiving a pneumatic signal transmitted from a tire-mounted machine and a time interval of a cycle for causing the vehicle-mounted machine to transition from a sleep state to an operating state. Circuit, a timer circuit for counting a time interval set by the synchronous control circuit, and a control means for controlling the operation of the vehicle-mounted machine It is equipped with a. Then, both the synchronization control circuit of the tire mounting machine and the synchronization control circuit of the vehicle mounting machine set the same predetermined time interval, and the control means of the tire mounting machine sets the time interval set by the synchronization control circuit. When the progress is counted by the timer circuit, the pneumatic signal is transmitted from the pneumatic signal transmission means, and the control means of the vehicle-mounted machine is when the elapsed time interval set by the synchronous control circuit is counted by the timer circuit. The pneumatic signal receiving circuit is operated to receive the pneumatic signal transmitted from the tire mounting machine.
[0014]
A tire pressure monitoring system according to a sixth aspect is the tire pressure monitoring system according to any one of the first to fourth aspects, wherein the tire mounting machine transmits a pneumatic pressure signal and a pneumatic signal transmission circuit for transmitting the pneumatic pressure signal. An air pressure signal receiving circuit that includes a transmission request receiving circuit for receiving a transmission request for requesting and a control means for controlling the operation of the tire mounting machine, and the vehicle body mounting machine receives an air pressure signal transmitted from the tire mounting machine. A transmission request transmission circuit that transmits the transmission request to the tire-mounted machine, a timing control circuit that sets a time interval of a cycle for shifting the vehicle-mounted machine from the sleep state to the operating state, and the timing control circuit Is provided with a timer circuit that counts the time interval set by, and a control means for controlling the operation of the vehicle-mounted machine. Then, when the time interval set by the timing control circuit is counted by the timer circuit, the control unit of the vehicle-mounted machine sets the pneumatic signal reception circuit to the operating state and sends a transmission request from the transmission request transmission circuit. The control unit of the tire mounting machine transmits the air pressure signal from the air pressure signal transmitting means when a transmission request from the vehicle body mounting machine is received by the transmission request receiving circuit.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, prior to description of a specific embodiment of the present invention, an outline of a tire pressure monitoring system (TPMS: Tire Pressure Monitoring System) to which the present invention is applied will be briefly described with reference to FIG.
[0016]
As shown in FIG. 1, the tire pressure monitoring system includes a
[0017]
Each
[0018]
In the tire pressure monitoring system as described above, generally, the tire pressure is constantly measured by each
[0019]
By the way, the basic operation of the tire pressure monitoring system as described above is realized when power sufficient to wirelessly transmit and receive the air pressure signal is supplied to both the
[0020]
From the above viewpoint, in the tire pressure monitoring system, the low power consumption mode is set to limit the number of times of transmission / reception of the air pressure signal between each
[0021]
In this way, when the tire pressure monitoring system is operated in the low power consumption mode when the vehicle is stopped, the tire pressure abnormality caused when the vehicle is parked is basically the tires when the passenger gets on the vehicle. There is no problem in ensuring safe driving of the vehicle if it is transmitted from the mounting
[0022]
Therefore, in the present invention, when the vehicle is parked, as shown in FIG. 2, each
[0023]
Hereinafter, specific embodiments of a tire pressure monitoring system to which the present invention is applied will be described in detail with reference to the drawings.
[0024]
(First embodiment)
FIG. 3 is a block diagram illustrating a specific configuration example of the tire pressure monitoring system according to the first embodiment. In the tire pressure monitoring system of the present embodiment, an
[0025]
In the tire pressure monitoring system according to the present embodiment, the
[0026]
As a power source of the
[0027]
In the
[0028]
In the low power consumption mode, under the control of the
[0029]
The measured value of the tire air pressure measured by the
[0030]
At this time, if it is determined that the measured value of the tire pressure read from the memory 17 is an abnormal pressure, an air pressure signal with an abnormal code added to the measured value read from the memory 17 is transmitted. The When transmitting an air pressure signal with an abnormality code added in this way, it is necessary to reliably notify the vehicle body-mounted
[0031]
Further, when an abnormality in tire air pressure is detected when the vehicle is parked, it is desirable that air pressure signals be transmitted and received at a cycle shorter than normal so that the situation at that time can be analyzed in detail. From this point of view, when an abnormality in tire air pressure is detected, the time interval set by the synchronization control circuit 12 is switched to a short time interval and the air pressure
[0032]
The vehicle-mounted
[0033]
In addition, the
[0034]
A vehicle battery or the like is used as a power source for the vehicle-mounted
[0035]
In the vehicle-mounted
[0036]
In the low power consumption mode, similarly to the
[0037]
Then, when the count by the
[0038]
In addition, when the variation in precision has arisen in the
[0039]
Further, the
[0040]
When a pneumatic signal with an abnormality code is transmitted from each
[0041]
Further, it is desirable to perform operations such as monitor display and warning by the notification means 30 when the IGN signal or ACC signal from the ignition key is sent to the
[0042]
Here, the operation | movement outline | summary in the tire pressure monitoring system of this embodiment is demonstrated easily.
[0043]
When the vehicle is parked, both the
[0044]
Thereafter, at the stage where the counting by the
[0045]
The air pressure signal transmitted from each
[0046]
As described above, in the tire pressure monitoring system according to the present embodiment, when the vehicle is parked, the
[0047]
Further, since the notification information indicating the state of the tire pressure at the time of vehicle parking is stored in the information holding means 40 in time series, the vehicle parking is performed by referring to the notification information stored in the information holding means 40 later. It is possible to analyze the change in the state of the tire pressure at the time and to find out the cause of the abnormality in the tire pressure that occurred when the vehicle was parked.
[0048]
(Second Embodiment)
Next, a tire pressure monitoring system according to a second embodiment to which the present invention is applied will be described. FIG. 4 is a block diagram illustrating a specific configuration example of the tire pressure monitoring system according to the present embodiment. In FIG. 4, the same reference numerals are given to the same configurations as those in the first embodiment described above.
[0049]
In the tire air pressure monitoring system of the present embodiment, when the vehicle is parked, each
[0050]
In the tire pressure monitoring system of the present embodiment, the
[0051]
As in the first embodiment described above, a battery 18 built in the
[0052]
In the
[0053]
The measured value of the tire air pressure measured by the
[0054]
At this time, if it is determined that the measured value of the tire pressure read from the memory 17 is an abnormal pressure, an air pressure signal with an abnormal code added to the measured value read from the memory 17 is transmitted. The When transmitting an air pressure signal with an abnormality code added in this way, it is necessary to reliably notify the vehicle body-mounted
[0055]
The vehicle-mounted
[0056]
Further, the
[0057]
As in the first embodiment described above, a vehicle battery or the like is used as the power source of the vehicle body-mounted
[0058]
In the vehicle-mounted
[0059]
In the low power consumption mode, similarly to the
[0060]
When the count by the
[0061]
Further, the
[0062]
When a pneumatic signal with an abnormal code is transmitted from each
[0063]
Further, it is desirable to perform operations such as monitor display and warning by the notification means 30 when the IGN signal or ACC signal from the ignition key is sent to the
[0064]
In addition, if the vehicle-mounted
[0065]
Here, the operation | movement outline | summary in the tire pressure monitoring system of this embodiment is demonstrated easily.
[0066]
When the vehicle is parked, both the
[0067]
Thereafter, when the count by the
[0068]
When the transmission / reception of the air pressure signal is completed, the
[0069]
The air pressure signal transmitted from each
[0070]
As described above, also in the tire pressure monitoring system of the present embodiment, each
[0071]
Further, since the notification information indicating the state of the tire pressure at the time of vehicle parking is stored in the information holding means 40 in time series, the vehicle parking is performed by referring to the notification information stored in the information holding means 40 later. It is possible to analyze the change in the state of the tire pressure at the time and to find out the cause of the abnormality in the tire pressure that occurred when the vehicle was parked.
[0072]
Further, in the tire pressure monitoring system of the present embodiment, a transmission request is transmitted from the transmission
[0073]
Further, when there is no response of the air pressure signal from the
[0074]
In the above example, each time the
[0075]
【The invention's effect】
According to the tire pressure monitoring system of the present invention, when a vehicle is parked, each tire mounting machine and the vehicle body mounting machine are synchronized with each other at a predetermined cycle to shift from the sleep state to the operation state, Since the air pressure signal is periodically transmitted to and received from the mounted machine, it is possible to monitor the state of the tire air pressure when the vehicle is parked while suppressing power consumption as much as possible.
[0076]
Further, since the notification information indicating the tire pressure state at the time of vehicle parking is stored in the information holding means in time series, the notification information stored in the information holding means is referred to later, It is possible to analyze the change in the tire pressure state and use it to investigate the cause of the tire pressure abnormality that occurred when the vehicle was parked.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram showing a basic configuration of a tire pressure monitoring system to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram schematically showing an operation outline of the tire pressure monitoring system to which the present invention is applied when the vehicle is parked.
FIG. 3 is a block diagram showing a specific configuration example of the tire pressure monitoring system according to the first embodiment to which the present invention is applied.
FIG. 4 is a block diagram showing a specific configuration example of a tire pressure monitoring system according to a second embodiment to which the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
10 Tire mounting machine
11 Pneumatic signal transmission circuit
12 Synchronous control circuit
13 Timer circuit
14 CPU (control means)
15 Air pressure sensor
20 On-board machine
21 Pneumatic signal receiving circuit
22 Synchronous control circuit
23 Timer circuit
24 CPU (control means)
30 Notification means
40 Information holding means
51 Transmission request receiving circuit
52 Transmission request transmission circuit
53 Timing control circuit
Claims (6)
前記車両の車体側に搭載され、前記各タイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信して、タイヤ空気圧の状態を表す報知情報を出力する車体搭載機と、
前記車体搭載機から出力された報知情報に基づき、タイヤ空気圧の状態を前記車両の乗員に報知する報知手段と、
前記車体搭載機から出力された報知情報を時系列的に保存する情報保持手段とを備え、
前記車両の駐車時に、前記各タイヤ搭載機と前記車体搭載機とを所定の周期で同期させてスリープ状態から動作状態にそれぞれ移行させ、動作状態とされている間に前記各タイヤ搭載機と前記車体搭載機との間で前記空気圧信号の送受信を行うこと
を特徴とするタイヤ空気圧監視システム。A tire mounting machine that is mounted on each tire of a vehicle, measures tire air pressure, and wirelessly transmits the measured value as an air pressure signal;
A vehicle-mounted machine that is mounted on the vehicle body side of the vehicle, receives a pneumatic signal transmitted from each tire-mounted machine, and outputs notification information indicating the state of the tire pressure;
Informing means for informing the vehicle occupant of the state of tire air pressure based on the informing information output from the vehicle-mounted machine,
Comprising information holding means for storing the notification information output from the vehicle-mounted machine in time series,
When the vehicle is parked, the tire mounting machine and the vehicle body mounting machine are synchronized with each other at a predetermined period to shift from the sleep state to the operation state, respectively, and the tire mounting machine and the A tire air pressure monitoring system which transmits and receives the air pressure signal to and from a vehicle-mounted machine.
を特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。2. The tire pressure monitoring according to claim 1, wherein when the vehicle is parked, a time during which the vehicle body-mounted machine is in an operating state is longer than a time during which each of the tire-mounted machines is in an operating state. system.
を特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システム。When an abnormality in tire air pressure is detected when the vehicle is parked, the number of times of transmission / reception of the air pressure signal performed between each tire mounting machine and the vehicle body mounting machine during the operation state is 3. The tire pressure monitoring system according to claim 1, wherein the tire pressure monitoring system is increased from the time.
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤ空気圧監視システム。When an abnormality in tire air pressure is detected when the vehicle is parked, the cycle of shifting each tire-mounted machine and the vehicle-mounted machine from the sleep state to the operating state is made shorter than normal. The tire pressure monitoring system according to any one of claims 1 to 3.
前記車体搭載機は、前記タイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信する空気圧信号受信回路と、当該車体搭載機をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定する同期制御回路と、この同期制御回路により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路と、当該車体搭載機の動作を制御する制御手段とを備え、
前記タイヤ搭載機の同期制御回路と前記車体搭載機の同期制御回路とが共に予め定められた同一の時間間隔を設定し、
前記タイヤ搭載機の制御手段が、前記同期制御回路により設定された時間間隔の経過が前記タイマ回路によってカウントされたときに、前記空気圧信号送信手段から前記空気圧信号を送信させ、
前記車体搭載機の制御手段が、前記同期制御回路により設定された時間間隔の経過が前記タイマ回路によってカウントされたときに、前記空気圧信号受信回路を動作状態として前記タイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信させること
を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤ空気圧監視システム。The tire mounting machine is set by an air pressure signal transmitting circuit for transmitting the air pressure signal, a synchronization control circuit for setting a time interval of a cycle for shifting the tire mounting machine from a sleep state to an operation state, and the synchronization control circuit. A timer circuit that counts the time intervals that are made, and a control means that controls the operation of the tire-mounted machine,
The vehicle-mounted machine has a pneumatic signal receiving circuit that receives a pneumatic signal transmitted from the tire-mounted machine, and a synchronization control circuit that sets a time interval of a cycle for shifting the vehicle-mounted machine from the sleep state to the operating state; A timer circuit for counting a time interval set by the synchronization control circuit, and a control means for controlling the operation of the vehicle-mounted machine,
Both the synchronous control circuit of the tire-mounted machine and the synchronous control circuit of the vehicle-mounted machine set the same predetermined time interval,
When the time interval set by the synchronous control circuit is counted by the timer circuit, the control unit of the tire mounting machine causes the pneumatic signal to be transmitted from the pneumatic signal transmission unit,
The air pressure transmitted from the tire mounting machine by setting the air pressure signal receiving circuit as an operating state when the time interval set by the synchronous control circuit is counted by the timer circuit. 5. The tire pressure monitoring system according to claim 1, wherein a signal is received.
前記車体搭載機は、前記タイヤ搭載機から送信された空気圧信号を受信する空気圧信号受信回路と、前記タイヤ搭載機に対して前記送信要求を送信する送信要求送信回路と、当該車体搭載機をスリープ状態から動作状態へと移行させる周期の時間間隔を設定するタイミング制御回路と、このタイミング制御回路により設定された時間間隔をカウントするタイマ回路と、当該車体搭載機の動作を制御する制御手段とを備え、
前記車体搭載機の制御手段が、前記タイミング制御回路により設定された時間間隔の経過が前記タイマ回路によってカウントされたときに、前記空気圧信号受信回路を動作状態にすると共に、前記送信要求送信回路から前記送信要求を送信させ、
前記タイヤ搭載機の制御手段が、前記送信要求受信回路により前記車体搭載機からの送信要求が受信されたときに、前記空気圧信号送信手段から前記空気圧信号を送信させること
を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のタイヤ空気圧監視システム。The tire mounting machine includes an air pressure signal transmitting circuit for transmitting the air pressure signal, a transmission request receiving circuit for receiving a transmission request for requesting transmission of the air pressure signal, and a control means for controlling the operation of the tire mounting machine. Prepared,
The vehicle-mounted machine includes a pneumatic signal receiving circuit that receives a pneumatic signal transmitted from the tire-mounted machine, a transmission request transmission circuit that transmits the transmission request to the tire-mounted machine, and sleeps the vehicle-mounted machine. A timing control circuit for setting a time interval of a cycle for shifting from the state to the operation state, a timer circuit for counting the time interval set by the timing control circuit, and a control means for controlling the operation of the vehicle-mounted machine Prepared,
When the time interval set by the timing control circuit is counted by the timer circuit, the control unit of the vehicle-mounted machine sets the pneumatic signal reception circuit to an operating state, and from the transmission request transmission circuit Sending the transmission request;
2. The control device of the tire mounting machine causes the air pressure signal transmitting means to transmit the air pressure signal when a transmission request from the vehicle body mounting machine is received by the transmission request receiving circuit. The tire pressure monitoring system according to any one of claims 1 to 4.
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